JPH0811506B2 - 定速走行制御装置 - Google Patents

定速走行制御装置

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JPH0811506B2
JPH0811506B2 JP15797392A JP15797392A JPH0811506B2 JP H0811506 B2 JPH0811506 B2 JP H0811506B2 JP 15797392 A JP15797392 A JP 15797392A JP 15797392 A JP15797392 A JP 15797392A JP H0811506 B2 JPH0811506 B2 JP H0811506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定速走行制御(クルーズ
コントロール)装置に関し、特にモータ駆動回路の出力
状態を常時モニタし、該モータへの出力系においての異
常の有無を検出しうるようにした定速走行制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来技術としての定速走行制御装
置の構成を例示するもので、1′は上記定速走行制御を
行うための負荷出力(モータおよび該モータの動きをエ
ンジンのスロットル弁に伝達する伝達部の途中に設けら
れたマグネットクラッチなどをそなえたアクチュエータ
への出力)を送出するマイクロコンピュータで、先ずイ
グニションスイッチIGがオンになると、バッテリ電源
Bから該イグニションスイッチIGおよび図示しない定
電圧回路を介して、該マイクロコンピュータ1′に電源
電圧(例えば5V電圧)が供給され、これにより該マイ
クロコンピュータが作動状態となる。
【0003】次いでメインスイッチCMSがオンになる
とマイコン異常検知回路2′内に設けられたフリップフ
ロップなどを介してリレー出力がオンとなり(すなわち
該フリップフロップがセットとなり)、これにより負荷
出力電源制御回路3′内のリレーがオンとなって、負荷
駆動回路4′に対する電源電圧(負荷出力電源電圧)が
オン(ハイレベル)とされる(すなわち例えば該負荷駆
動回路がトランジスタなどのスイッチング素子で構成さ
れている場合には、該スイッチング素子に対する電源電
圧がオンとされる)。
【0004】更に該メインスイッチCMSがオンとなる
ことにより、該マイコン異常検知回路2′内に設けられ
たバッファ(例えばインバータ)を介して該マイクロコ
ンピュータ1′へのCMSモニタ信号がオンとなり、こ
れに応じて該マイクロコンピュータ1′からのインジケ
ータ出力がオンとなり、上記マイコン異常検知回路2′
内のバッファ(例えばインバータ)を通った該インジケ
ータ出力が、更にインジケータ出力回路5′を通り、パ
ワーインジケータPiがオン(点灯状態)となる。
【0005】次いでセットスイッチ(セットSW)がオ
ンになると、定速走行制御状態が設定され、該マイクロ
コンピュータ1′からの負荷出力が上記負荷駆動回路
4′を介して(例えば該負荷駆動回路を構成するスイッ
チング素子のオン・オフを制御して)、負荷Lに供給さ
れる。すなわち該マイクロコンピュータ1′では、上記
セットスイッチが押されたときの車速をとり込み、その
瞬間の車速に対応する基準スロットル開度電圧を設定
し、アクチュエータ内のポテンショメータからフィード
バックされるスロットル開度電圧と上記設定電圧とを比
較してスロットル弁開度の最適値を決定し、これにより
該アクチュエータ内のモータなどの回転を制御して、上
記スロットル弁開度を調節するようにされる。なお該モ
ータの回転が該スロットル弁へ伝達されるのをオン・オ
フ制御するために、該アクチュエータの最終段(モータ
の回転をスロットル弁に伝達する部分)には、マグネッ
トクラッチが設けられている。
【0006】ここで上記図7に示される負荷Lは上記ア
クチュエータ内に設けられるモータあるいはマグネット
クラッチなどに対応しており、また上記負荷駆動回路
4′は、該マイクロコンピュータ1′から出力される負
荷出力に応じて作動する増速および減速コントロール回
路(上記モータをスロットル弁開側又は閉側に駆動する
モータ駆動回路)、および上記マグネットクラッチのオ
ン・オフを制御するマグネットクラッチ回路などに対応
する。そしてメインスイッチCMSのオン時に、負荷出
力電源制御回路3′内のリレーがオンとなって該負荷駆
動回路4′(すなわち上記モータ駆動回路およびマグネ
ットクラッチ回路など)の電源がオンとされるととも
に、パワーインジケータPiもオンとなる(点灯状態と
なる)ことは上述したとおりである。
【0007】そして上記したようにセットスイッチ(セ
ットSW)がオンとされる(該マイクロコンピュータ
1′にセット入力が入力される)ことにより、上述した
ような定速走行制御状態が設定されて上記負荷出力がオ
ンとなり、またキャンセルスイッチ(キャンセルSW)
がオンとされる(該マイクロコンピュータ1′にキャン
セル入力が入力される)ことにより、上記定速走行制御
状態が解消される(すなわち上記負荷出力がオフとされ
る)。
【0008】また上記マイコン異常検知回路2′には、
上記インジケータ出力のほかに上記負荷出力およびキャ
ンセル入力がとり込まれており(負荷出力モニタおよび
キャンセルモニタ参照)、これにより上記マイクロコン
ピュータ1′に、例えば暴走などによる異常が生じたと
きには、該キャンセルスイッチ・オンによるキャンセル
入力がオンとなっているにも拘らず該負荷出力がオフと
ならないことを検知することによって該マイクロコンピ
ュータ1′の異常が検知され、該異常検知時には、上記
マイコン異常検知回路2′内に設けられた上記フリップ
フロップをリセットすることなどにより、上記リレー出
力をオフとして、上記負荷出力電源制御回路3′内のリ
レーをオフとして、該負荷駆動回路4′(特に例えば上
記マグネットクラッチ回路)の電源がオフとされる。
【0009】またこのようなマイコン異常が検知される
と、該マイクロコンピュータ1′内のメモリに該マイコ
ン異常を示すダイアグコードが記憶され、これにより例
えばディーラにおいてその故障個所を見つけるために該
マイクロコンピュータのダイアグ要求端子をアース側と
ショートさせたとき、該マイコン異常を示すダイアグコ
ード出力が該メモリから該マイクロコンピュータのイン
ジケータ出力として出力され、このときにも該マイコン
異常が該パワーインジケータで点灯表示されるように構
成されている。
【0010】図8は、上記図7に示される従来技術とし
ての定速走行制御装置において、上記モータ駆動回路
4′の出力をモニタする部分の構成を特に例示するもの
で、該モータ駆動回路4′の出力側の状態が100%デ
ューティ検知回路7′を通して、メインCPU(上記マ
イクロコンピュータに相当するもので、例えば8ビット
のマイクロコンピュータであるとする)1′、およびサ
ブCPU(上記マイコン異常検知回路に相当するもの
で、例えば4ビットのフエールセーフ用のマイクロコン
ピュータであるとする)2′側でそれぞれモニタされる
(上記図8中の′参照)。
【0011】ここで上記100%デューティ検知回路
7′は、抵抗R1,R2およびコンデンサCからなる充
放電回路をそなえており(I1 ,I2 はインバータを示
す)、該コンデンサの充放電を利用して該モータ駆動回
路4′のオン出力が連続している時間(100%デュー
ティ)をモニタし、所定時間(例えば0.2秒)以上該
オン出力が連続した場合には、該検知回路7′の出力が
例えばロウレベルとされる。そしてこのようにして該検
知回路7′の出力がロウレベルとなったこと(すなわち
上記モータ駆動回路4′のオン出力が例えば0.2秒以
上連続したこと)が該メインCPU1′およびサブCP
U2′側で検知された場合には、該モータ駆動回路のオ
ン出力(したがって該モータへの出力系)に異常がある
ものとして、該サブCPU2′によって該リレー出力が
オフとされ、これによって上記負荷出力電源制御回路
3′内のリレー駆動回路31′を介して上記リレー(メ
インリレー32′)がオフとされるとともに、上記メイ
ンCPU1′によって上記負荷出力もオフとされ、更に
該メインCPU内のメモリに該オン出力の異常がダイア
グ記憶される。なお該メインCPU1′で該オン出力の
異常が検知された場合には、該メインCPU1′を介す
るルートによっても、上記サブCPU2′に該オン出力
の異常を示す信号が更に送出されるようにしてもよい
(上記図8中の′参照)。なお図8中、6′はバッテ
リ電源からの電圧を例えば5V電圧として上記メインC
PUおよびサブCPUに供給する定電圧回路である。
【0012】しかしながら、上記したような100%デ
ューティ検知回路を使用して該モータ駆動回路のオン出
力を上記各CPUでモニタするようにした場合には、経
年変化によって該検知回路7′内の上記コンデンサCに
容量抜けが生ずる(容量が小さくなる)と、該オン出力
が上記所定時間(例えば上記0.2秒)より短い時間し
か連続していないような正常出力の場合にも、該検知回
路の出力が上記ロウレベルとなってしまい、その結果か
かる正常な出力でも異常出力と誤検知する可能性があ
り、更に温度などの影響も受け易いという問題点があ
る。
【0013】またかかるモータ駆動回路4′からの上記
オン出力の周期(オン出力が立ち上る時点から次のオン
出力が立ち上る時点までの時間)は一定時間(例えば5
0ミリ秒)に設定されている(ただし、そのオンデュー
ティ値は可変とされる)が、該モータへの出力系の異常
などが原因で、かかるオン出力の周期が異常となる(す
なわち上記一定時間(例えば50ミリ秒)からずれてし
まう)おそれもある。しかし上記100%デューティ検
知回路では、上記したようなオン出力の連続時間の異常
は一応検知できても、かかる周期の異常までを検知する
ことはできないという問題点もある。
【0014】更に上記100%デューティ検知回路が正
しく動作するか否かの確認は、該定速走行制御装置の作
動直前に(イグニションスイッチのオン時に)、プライ
マリチェックによりなされている(図8において該検知
回路7′の入力側にメインCPUからプライマリチェッ
ク信号が入力され、該検知回路7′の出力側が該メイン
CPUとサブCPUでモニタされる)が、該検知回路
7′の異常および該サブCPU2′(上述したようにメ
インCPU1′の異常を検知する機能をも有するフエー
ルセーフ用のCPU)の異常を、該定速走行制御装置の
作動中もモニタすることはできないという問題点もあっ
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる技術的
背景のもとになされたもので、上記モータ駆動回路のオ
ン出力の連続時間の異常、周期の異常、更にはそのデュ
ーティ値の異常を正確かつ確実に検知しうるようにした
ものである。更にまた上記従来のデューティ検知回路の
機能を該サブCPU(上記フエールセーフ用のCPU)
に内蔵させるとともに、かかるサブCPU自体の異常を
も常時(該定速走行制御装置の作動中も)検知しうるよ
うにしたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明においては、図1あるいは図2に示される
ように、定速走行制御状態設定時に、そのときの車速に
対応するスロットル弁開度となるようにエンジンのスロ
ットル弁を回動させるためのモータの駆動を制御する負
荷出力を送出する定速走行制御手段(メインCPU1に
相当する)、および該負荷出力にもとづいて該モータを
駆動するモータ駆動回路4をそなえた定速走行制御装置
であって、該モータ駆動回路4のオン出力を該定速走行
制御手段(メインCPU1)でモニタし、該オン出力の
連続時間が所定時間以上となったとき、該オン出力の周
期が所定時間と一致しないとき、および該オン出力のデ
ューティ値が該定速走行制御手段(メインCPU1)か
ら出力されている負荷出力のデューティ値と一致しない
ときは、異常判定をする手段をそなえた定速走行制御装
置が提供される。
【0017】ここで上記図1に示されるように、該モー
タ駆動回路4のオン出力が一旦サブCPU2(すなわち
上記メインCPU1の異常を検知する機能をも有するフ
エールセーフ用のCPU)でモニタされ、該モニタにも
とづく該サブCPU2の出力が、該メインCPU1で更
にモニタされる(上記図1におけるのルートにより)
ように構成することができる。なお該メインCPU1で
該オン出力の異常が検知された場合には、該メインCP
U1を介するルートによっても(すなわち上記図1にお
けるのルートによって)、上記サブCPU2に該オン
出力の異常を示す信号が、該メインCPU側から更に送
出されるようにしてもよい。
【0018】また上記図2に示されるように該モータ駆
動回路4のオン出力が、バッファなどを通して直接、該
メインCPU1のみでモニタされるように構成すること
もできる。更にまた上記図1に示される構成のうち、上
記サブCPU2とメインCPU1相互間で上記オン出力
のモニタ信号を送受するルートおよびをなくし、該
モータ駆動回路4のオン出力が該サブCPU2のみでモ
ニタされるように構成することもでき、この場合には、
該オン出力の連続時間が所定時間以上となったとき、お
よび該オン出力の周期が所定時間と一致しないときに上
記異常判定がなされる。
【0019】なお上記図1および図2において、3は負
荷出力電源制御回路であって上記図8中の3′に対応し
ており、また6は定電圧回路で上記図8中の6′に対応
している。そして上記図1あるいは図2に示される構成
によって、上記メインCPU1で上記異常判定がなされ
たとき(上述したように該オン出力の連続時間の異常、
該オン出力の周期の異常、又は該オン出力のデューティ
値が該メインCPU1から出力される負荷出力のデュー
ティ値と一致していないような異常が検出されたとき)
には、上記アクチュエータとしてのモータへの出力系に
異常があるものとして、該メインCPU1によって上記
負荷出力がオフとされるとともに、該メインCPU内の
メモリに該オン出力の異常がダイアグ記憶される。一方
上記サブCPU2で上記異常判定がなされたとき(上述
したように該オン出力の連続時間の異常又は該オン出力
の周期の異常が検出されたとき)には、該サブCPU2
によって上記リレー出力がオフとされて、上記負荷出力
電源制御回路3内のリレー(メインリレー)32がオフ
とされる。
【0020】
【作用】上記構成によれば、該モータ駆動回路のオン出
力を上記メインCPUでモニタすることにより、該オン
出力の連続時間の異常を所定時間(例えば上記0.2
秒)を基準にして正確に検出することができるととも
に、更に該オン出力の周期の異常、および該オン出力に
おける上記したデューティ値の異常をも確実に検出する
ことができる。
【0021】また上記図1に示されるように、該モータ
駆動回路4の出力を上記サブCPU2で一旦モニタし、
更にその出力を上記のルートを通して該メインCPU
1でモニタすることによって、上記したようなモータ駆
動回路の出力の異常が検出しうるだけでなく、更に該サ
ブCPU2(上記メインCPU1の異常を検知する機能
をも有するフエールセーフ用のCPU)自体の異常を
も、該メインCPU1で常時(該定速走行制御装置の作
動中も)検出することが可能となる。
【0022】また該モータ駆動回路のオン出力を上記サ
ブCPU側でモニタした場合には、上述したように該オ
ン出力の連続時間の異常を正確に検出することができる
とともに、該オン出力の周期の異常をも確実に検出する
ことができる。
【0023】
【実施例】図3は、本発明を上記図1に示される実施例
のように構成した場合の各部の波形を例示するタイミン
グ図であって、図3(1)はメインCPU1から出力さ
れる負荷出力の波形を例示し、図3(2)はモータ駆動
回路4から出力されるモータ駆動回路出力の波形を例示
するもので、該図3(2)の波形は上記図3(1)の波
形と同期した波形であり、その周期(オン出力の立上り
時点から次のオン出力の立上り時点までの時間)は一定
(例えば50ミリ秒)とされ、そのオンデューティ値が
可変とされる。
【0024】そしてかかるモータ駆動回路4の出力が図
3(3)に示されるように上記サブCPU2で、ある時
間例えば1.5ミリ秒毎にモニタされ、これによって該
サブCPU2から図3(4)に示されるようなサブCP
U出力が出力される。そして該サブCPUの出力は上記
図1ののルートを通って、図3(5)に示されるよう
に上記メインCPU1で、ある時間例えば1ミリ秒毎に
モニタされる。
【0025】その結果、図4(A)の(1)および
(2)に示されるように、上記メインCPU1から出力
される負荷出力および上記モータ駆動回路4の出力が、
所定時間例えば0.2秒以上連続してハイレベルとなっ
ているような異常が検出された場合には、図4(A)の
(3)に示されるような時点で、該サブCPU2によっ
て上記メインリレー32がオフとされる。
【0026】また図4(B)の(1)および(2)に示
されるように、上記メインCPU1から出力される負荷
出力および上記モータ駆動回路4の出力の周期(オン出
力の立上り時点から次のオン出力の立上り時点までの時
間)が正常周期(例えば50ミリ秒)とは異なる異常周
期となったことが検出された場合にも、図4(B)の
(3)に示されるような時点で、該サブCPU2によっ
て上記メインリレー32がオフとされる。
【0027】なお上述したようなモータ駆動回路のオン
出力の連続時間および周期の異常は上記メインCPU1
でもモニタされており、これらの異常が該メインCPU
で検出されたときには、該メインCPU1によって上記
負荷出力がオフとされて定速走行制御禁止とされるとと
もに、該メインCPUのメモリに該オン出力の異常がダ
イアグ記憶される。なお該メインCPUでは上記図4
(A)および図4(B)に示されるような異常のほか
に、上記したデューティ値自体の異常(メインCPUか
ら出力された負荷出力のデューティ値と、該モニタされ
た該モータ駆動回路のオン出力のデューティ値とが一致
しないような異常)をも検出しうることは上述したとお
りである。
【0028】図5は、上記図1に示されるサブCPU2
でなされる上記モータ駆動回路出力のモニタをするため
の処理手順をフローチャートで例示するもので、ステッ
プ1で例えば1.5ミリ秒毎に該モータ駆動回路の出力
をモニタし、ステップ2で上記図4(A)に示されるよ
うに該出力が例えば0.2秒以上連続してハイレベルと
なっているか否かが判別され、またステップ3では上記
図4(B)に示されるように該出力の周期が異常となっ
ている(すなわち例えば50ミリ秒からずれている)か
否かが判別される。そして該ステップ2又は該ステップ
3で、該出力が連続して例えば0.2秒以上ハイレベル
となっていること、あるいは該出力の周期が異常となっ
ていることが検知された場合には、それぞれステップ4
又はステップ5で100%デューティ検知又は周期異常
検知処理がなされ、ステップ6で上記メインリレー32
がオフとされ、そのままラッチされる。
【0029】また図6は、上記図1に示されるメインC
PU1でなされる上記モータ駆動回路出力のモニタをす
るための処理手順をフローチャートで例示するもので、
ステップ11で該メインCPU1からデューティ値DU
TYがd%の負荷出力が出力されるものとする。次いで
ステップ12で例えば1ミリ秒毎に該モータ駆動回路4
の出力をモニタする(図1の実施例では、上記図3
(4)に示されるようなサブCPU出力をモニタす
る)。次のステップ13およびステップ14でなされる
判別は、上記図5のステップ2およびステップ3に対応
しており、更にステップ15で上記モータ駆動回路出力
のデューティ値DUTYが、上記メインCPUから出力
された負荷出力のデューティ値d%と一致しているか否
かが判別される。そして該ステップ13,14、又は1
5で、該モータ駆動回路出力が連続して例えば0.2秒
以上ハイレベルとなっていること、該出力の周期が異常
となっている(例えば50ミリ秒となっていない)こ
と、あるいは該出力のデューティ値が該メインCPUか
ら出力された負荷出力のデューティ値と一致していない
ことが検知された場合には、それぞれステップ16、ス
テップ17、又はステップ18で100%デューティ検
知、周期異常検知、又はDUTY異常検知処理がなさ
れ、ステップ19で該異常についてのダイアグ記憶がな
されるとともに、ステップ20で上記負荷出力がオフと
されて定速走行制御が禁止される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、定速走行制御装置にお
けるアクチュエータとしてのモータを駆動するためのモ
ータ駆動回路の出力異常(オン出力の連続時間の異常、
周期の異常、デューティ値自体の異常)を正確かつ確実
に検出することができる。更に該出力異常をサブCPU
(メインCPUの異常を検知する機能をもつフエールセ
ーフ用のCPU)を介して該メインCPUでモニタする
ことによって、上記出力異常と併せて該サブCPU自体
の異常をも、該メインCPUにおいて常時(該定速走行
制御装置の作動中にも)検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例としての定速走行制御装置の
構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例としての定速走行制御装置
の構成を示す図である。
【図3】図1に示される定速走行制御装置の各部の波形
を例示するタイミング図である。
【図4】図1に示される装置においてモータ出力系に異
常が生じた場合の異常パターン例を示す波形図である。
【図5】図1に示されるサブCPUでなされるモータ駆
動回路出力のモニタをするための処理手順をフローチャ
ートで例示する図である。
【図6】図1に示されるメインCPUでなされるモータ
駆動回路出力のモニタをするための処理手順をフローチ
ャートで例示する図である。
【図7】従来技術としての定速走行制御装置の構成を例
示する図である。
【図8】図7に示される従来装置において、モータ駆動
回路の出力をモニタする部分の構成を例示する図であ
る。
【符号の説明】
1,1′…メインCPU 2,2′…サブCPU(フエールセーフ用CPU) 3,3′…負荷出力電源制御回路 31,31′…リレー駆動回路 32,32′…メインリレー 4,4′…モータ駆動回路 5′…インジケータ出力回路 6,6′…定電圧回路 7′…100%デューティ検知回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定速走行制御状態設定時に、そのときの
    車速に対応するスロットル弁開度となるようにエンジン
    のスロットル弁を回動させるためのモータの駆動を制御
    する負荷出力を送出する定速走行制御手段、および該負
    荷出力にもとづいて該モータを駆動するモータ駆動回路
    をそなえた定速走行制御装置であって、 該モータ駆動回路のオン出力を該定速走行制御手段でモ
    ニタし、該オン出力の連続時間が所定時間以上となった
    とき、該オン出力の周期が所定時間と一致しないとき、
    および該オン出力のデューティ値が該定速走行制御手段
    から出力されている負荷出力のデューティ値と一致しな
    いときに、異常判定がなされる手段をそなえていること
    を特徴とする定速走行制御装置。
  2. 【請求項2】 該定速走行制御手段の異常を検知する異
    常検知手段を更にそなえ、該モータ駆動回路のオン出力
    が一旦、該異常検知手段でモニタされ、該モニタにもと
    づく該異常検知手段の出力が、該定速走行制御手段でモ
    ニタされることを特徴とする、請求項1に記載の定速走
    行制御装置。
  3. 【請求項3】 該モータ駆動回路のオン出力が直接、該
    定速走行制御手段でモニタされることを特徴とする、請
    求項1に記載の定速走行制御装置。
  4. 【請求項4】 定速走行制御状態設定時に、そのときの
    車速に対応するスロットル弁開度となるようにエンジン
    のスロットル弁を回動させるためのモータの駆動を制御
    する負荷出力を送出する定速走行制御手段、該負荷出力
    にもとづいて該モータを駆動するモータ駆動回路、およ
    び該定速走行制御手段の異常を検知する異常検知手段を
    そなえた定速走行制御装置であって、 該モータ駆動回路のオン出力を該異常検知手段でモニタ
    し、該オン出力の連続時間が所定時間以上となったと
    き、および該オン出力の周期が所定時間と一致しないと
    きに、異常判定がなされる手段をそなえていることを特
    徴とする定速走行制御装置。
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