JPH08114941A - 熱定着方法 - Google Patents

熱定着方法

Info

Publication number
JPH08114941A
JPH08114941A JP6250698A JP25069894A JPH08114941A JP H08114941 A JPH08114941 A JP H08114941A JP 6250698 A JP6250698 A JP 6250698A JP 25069894 A JP25069894 A JP 25069894A JP H08114941 A JPH08114941 A JP H08114941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
molecular weight
low molecular
fixing
silicone oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6250698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamazaki
弘 山崎
Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Akizo Shirase
明三 白勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6250698A priority Critical patent/JPH08114941A/ja
Publication of JPH08114941A publication Critical patent/JPH08114941A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 定着率とオフセット性のバランスのとれた画
像欠陥のない良好な画像が得られる熱定着方法の提供。 【構成】 表面にシリコンオイルの塗膜を形成した回動
する定着ローラと、該定着ローラに圧接する圧着ローラ
との間をトナー像を担持した記録材を通過させ、該トナ
ー像を記録材上に定着させる熱定着方法において、上記
シリコンオイルが、下記一般式〔I〕で示される構造単
位を有する含フッ素系シリコンオイルであり、且つ上記
トナーが結着樹脂、着色剤及び低分子量ポリオレフィン
を含有し、且つ、トナー表面に存在する低分子量ポリオ
レフィンが20〜60個数%であるトナーであることを特徴
とする熱定着方法。 【化1】 〔式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化水素基又はア
リール基、Rfは炭素原子数2〜10のフルオロアルキ
ル基、nは1〜4の整数を表す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱定着方法に関し、特に
定着率とオフセット性とのバランスのとれた熱定着方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法においては、記録材上
に担持されたトナー像の熱効率が良く、高速定着に適す
る等の理由から熱ローラ定着方法が賞用されてきた。こ
の熱ローラ定着方法は、加熱源を内蔵した定着ローラと
圧着ローラとの間をトナー像を担持した記録紙を通過さ
せ、トナーを記録紙へ熱溶融定着させる方法である。
【0003】この熱ローラ定着方法は、上記長所を有す
る反面、記録紙上のトナーが定着ローラに転写し、回転
後に記録紙の他の箇所に付着し、それが定着され、得ら
れた記録紙の画像を汚す、所謂オフセット現象が発生す
るという短所を有している。
【0004】熱ローラ定着方法のオフセット現象発生防
止のため、従来定着ローラ表面にジメチルシリコンオイ
ルを供給する技術が提案されている。
【0005】この方法は、オフセット現象の防止には有
効ではあるが、反面シリコンオイル供給のための装置を
必要とし、又発煙の問題を有していた。一方で、トナー
自身に耐オフセット性を付与する提案も多数なされてお
り、例えばトナーに使用する結着樹脂においては特開昭
50-134652号に記載の如く分子量分布の広い樹脂を使用
する技術、特開昭49-65231号に記載の如く、低分子量ポ
リプロピレンの如き離型剤をトナーに添加する技術等の
提案がされている。
【0006】上記提案されている技術は、確かにオフセ
ット現象の防止には優れた効果を発揮しているが、定着
性が十分に発揮できない等の問題を有し、このため定着
率とオフセット性のバランスが悪く画像欠陥が発生し大
きな問題であることが分かった。
【0007】又、従来のシリコンオイルは、摩擦帯電性
としては正帯電性であり、定着ローラ表面は正帯電しや
すい。このため負帯電性のトナーを使用した場合は、記
録紙が定着ローラに巻き付く現象が発生しやすく、従来
のシリコンオイルを定着ローラに使用した場合は、トナ
ーの使用に制約があった。
【0008】一方近年定着ローラの代わりに固定された
加熱体を使用して移動するフィルム材を介して圧着ロー
ラに圧接し、その間をトナー像を担持した記録紙を通過
させ、熱定着する技術が例えば特開平5-119530号に提案
されている。この定着方法は、熱効率の良い定着方法で
あるが、上述した熱ローラ定着方法と同様の諸問題を提
起している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
鑑み、定着率とオフセット性のバランスのとれた画像欠
陥のない良好な画像が得られる熱定着方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記した問題点
は、以下の構成により達成される 1.表面にシリコンオイルの塗膜を形成した回動する定
着ローラと、該定着ローラに圧接する圧着ローラとの間
をトナー像を担持した記録材を通過させ、該トナー像を
記録材上に定着させる熱定着方法において、上記シリコ
ンオイルが、下記一般式〔I〕で示される構造単位を有
する含フッ素系シリコンオイルであり、且つ上記トナー
が結着樹脂、着色剤及び低分子量ポリオレフィンを含有
し、且つ、トナー表面に存在する低分子量ポリオレフィ
ンが20〜60個数%であるトナーであることを特徴とする
熱定着方法。
【0011】
【化2】
【0012】〔式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化
水素基又はアリール基、Rfは炭素原子数2〜10のフル
オロアルキル基、nは1〜4の整数を表す。〕 2.上記低分子量ポリオレフィンが低分子量ポリプロピ
レンであることを特徴とする前記1記載の熱定着方法。
【0013】3.固定配置された加熱体と、該加熱体に
対向して圧接、回動する加圧部材との間を移動するフィ
ルム材を配置し、トナー像を担持した記録材を該フィル
ム材と該加圧部材との間を通過させ、該トナー像を記録
材上に密着させる熱定着方法において、上記フィルム材
の加圧部材側表面に、前記一般式〔I〕で示される構造
単位を有する含フッ素系シリコンオイル塗膜を形成させ
ると共に、上記トナーが結着樹脂、着色剤及び低分子量
ポリオレフィンを含有し、且つ該トナー表面に存在する
低分子量ポリオレフィンが20〜60個数%であるトナーで
あることを特徴とする熱定着方法。
【0014】4.上記低分子量ポリオレフィンが低分子
量ポリプロピレンであることを特徴とする前記3記載の
熱定着方法。
【0015】以下本発明の熱定着方法を詳述する。
【0016】本発明の含フッ素系シリコンオイルは、前
記一般式〔I〕で示される構造単位を有するシリコンオ
イルである。
【0017】一般式〔I〕において、Xはメチル基等の
炭素原子数1〜4のアルキル基等の飽和炭化水素基又は
フェニル基等のアリール基を表し、Rfは炭素原子数2
〜10、好ましくは2〜8のフルオロアルキル基である。
【0018】さらにRfの好ましい態様としてはZ−(C
F2)m−(Zは水素原子又はフッ素原子、mは前述のフル
オロアルキル基の如く2〜10、好ましくは2〜8の整数
である。)で表される基であり、nは1〜4の整数を表
す。
【0019】本発明の含フッ素系シリコンオイルは、上
述した構造単位を有することが必須であるが、上記構造
単位に加えて、例えばジメチルシリコン、フェニルメチ
ルシリコン又はジフェニルシリコン等の構造単位との共
重合体であってもよい。
【0020】本発明の含フッ素系シリコンオイルは、使
用時に適度な粘度を有する液状で、ある程度の分子量を
有するオイルであることが必要であるが、本発明の目的
の達成割合、定着ローラへのオイル被膜形成性等を考慮
して、その分子量は粘度に換えて表すと、25℃における
粘度が20〜1000センチポイズ(CS)、特に、100〜500CS
であるものが好ましく使用される。この粘度は動的粘度
を示し、ASTM D445-46T又はJIS Z8803に準拠し、ウッベ
ローデ粘度計により測定される。
【0021】又、この粘度は、本発明の含フッ素系シリ
コンオイル製造時に重合度と調整しながら制御すること
ができる。
【0022】本発明の含フッ素系シリコンオイルが共重
合体である場合、本発明の諸目的達成度から、本発明の
一般式〔I〕で示した構造単位が20モル%以上含まれる
のが好ましく、20モル%未満の場合、本発明の目的の達
成度合いが低すぎ、且つ他の構造単位のものの性質に基
づく効果の方が顕著に出やすくなり、本発明の目的が達
成できない場合がある。
【0023】本発明の含フッ素系シリコンオイルの製造
方法は、通常のシリコンオイルの製造方法と同様にジア
ルキル置換ジクロロシランを珪素と塩化アルキルとの反
応で調整し、これを用いて加水分解することでシロキサ
ンとなし、ついで環状オリゴマーあるいは線状オリゴマ
ーを形成した後にこれらを重合することで合成される。
本発明の含フッ素系シリコンオイルは側鎖にフッ素化ア
ルキル基を有しているものであるが、この場合には塩化
アルキルの代わりに末端にクロロ基を有するフッ素系化
合物、例えば下記一般式〔II〕で示す構造を有する化合
物を用いることで容易に製造される。
【0024】一般式〔II〕 Z(CF2)m(CH2)nCl ここで、Z,m及びnは前述の通りである。
【0025】一般式〔II〕で示される化合物の代表的具
体例を以下に挙げる。
【0026】(A)CF3CF2CH2Cl (B)CF3CF2CF2CH2Cl (C)CF3CF2CF2(CH2)2Cl (D)CF3CF2CF2CF2(CH2)2Cl (E)CF3CF2CF2CF2CF2CH2Cl (F)CF3CF2CF2CF2CF2(CH2)3Cl (G)CF3CF2CF2CF2CF2CF2CH2Cl (H)CF3CF2CF2CF2CF2CF2CF2CH2Cl (I)HCF2CF2CH2Cl (J)HCF2CF2CF2CH2Cl (K)HCF2CF2CF2(CH2)2Cl (L)HCF2CF2CF2CF2CH2Cl (M)HCF2CF2CF2CF2(CH2)2Cl (N)HCF2CF2CF2CF2(CH2)4Cl (O)HCF2CF2CF2CF2CF2(CH2)3Cl (P)HCF2CF2CF2CF2CF2CF2CH2Cl なお、本発明において、フッ素化アルキル基以外のアル
キル基を導入する塩化アルキルとしては塩化メチル、塩
化エチル、塩化プロピル、塩化ブチルを挙げることがで
きる。
【0027】本発明に於いて、このフッ素化アルキル置
換されたシリコンオイルを用いてフッ素系樹脂で被覆さ
れた定着ローラに対する均一付着等の効果を発揮するた
めには、このフッ素原子数が大きな役割を奏しているも
のと推定される。この場合、フッ素化アルキルの炭素数
は2〜10であり、珪素原子に直接結合する部分はメチレ
ン鎖であることが好ましい。さらに、好適な範囲は2〜
8である。このフッ素化アルキル炭素数が過多となると
熱が加わった場合の流動特性に問題を生じる。また、フ
ッ素化アルキルを有しない場合にはフッ素系樹脂を被覆
した熱ロール表面に対する濡れ性の向上が無く、均一な
オイル膜の形成ができない。
【0028】含フッ素系シリコンオイルの代表的具体例
の構造を下記に示す。
【0029】
【化3】
【0030】
【化4】
【0031】なお、ここで、a及びbは1以上の整数を
示し、好ましくは10〜2000、より好ましくは100〜1000
の整数である。
【0032】本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、
着色剤、離型剤からなり、その他必要に応じて使用され
るその他の添加剤とを含有してなるものであり、通常は
負帯電性である。
【0033】トナーを構成する結着樹脂としては特に限
定されず、従来公知の種々の樹脂を用いることができ
る。例えばスチレン樹脂、スチレン-アクリル酸エステ
ル系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂の如きスチレン
系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。トナーを
構成する着色剤としては特に限定されず、従来公知の種
々の材料が使用される。例えばカーボンブラック、ニグ
ロシン染料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライド、
フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサレー
ト、ローズベンガル等が挙げられる。その他の添加剤と
しては例えばサリチル酸誘導体、アゾ系金属錯体等の荷
電制御剤等が挙げられる。また、磁性トナーを得る場合
には着色粒子に添加剤として磁性体粒子が含有される。
磁性体粒子としては、平均一次粒子径が0.1〜2.0μmの
フェライト-マグネタイト等の粒子が用いられる。磁性
体粒子の添加量は着色粒子中の20〜70重量%である。
【0034】また、流動性付与の観点から、無機微粒子
を添加しても良い。無機微粒子としてはシリカ、チタニ
ア、アルミナ等の無機酸化物粒子が好ましく、更にこれ
ら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリ
ング剤等によって疎水化処理されていることが好まし
い。
【0035】トナーはキャリアと混合され二成分現像剤
として使用されるか、あるいは磁性トナーである場合は
該磁性トナーのみにより一成分現像剤として使用され
る。二成分現像剤を構成するキャリアとしては鉄、フェ
ライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリ
ア、磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被
覆キャリアのいずれを使用しても良い。このキャリアの
平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが好ましい。
【0036】離型剤としては低分子量ポリオレフィンが
使用される。低分子量ポリオレフィンとしては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等が挙げられ、
単独重合体の他、異なるオレフィンとの共重合体も含
み、好ましくは低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプ
ロピレン、低分子量エチレン-プロピレン共重合体、特
に低分子量ポリプロピレンが挙げられる。
【0037】これら低分子量ポリオレフィンの分子量
は、低分子量の領域に含まれる分子量ならばどの値のも
のも使用可能であるが、好ましくは数平均分子量(Mn)
で800〜10,000、特に好ましくは1,000〜9,000であり、
重量平均分子量(Mw)では好ましくは3,000〜50,000、
特に好ましくは4,000〜40,000である。更に分子量分布
はMw/Mn比で2〜30が好ましい。
【0038】本発明に於ける平均分子量は、高温GPC
(ゲルパーミネーションクロマトグラフィー)を用いて
測定された平均分子量を示す。具体的には、溶媒として
0.1%のアイオノールを添加したo-ジクロロベンゼンを
使用し、135℃の温度条件で流出させ示差屈折率検出器
により検出し、分子量を普遍校正法によるポリプロピレ
ン絶対分子量換算で求めた平均分子量(数平均分子量及
び重量平均分子量)である。
【0039】本発明のポリオレフィンの製造方法は特に
限定されないが、一般的には通常の方法で合成されたポ
リオレフィンを溶融状態で熱分解を行い調整する方法が
挙げられる。分子量の調整は、前述のGPCに於いて好
ましい範囲の平均分子量や分布を有する様に、分取し調
整する方法がある。
【0040】本発明の低分子量ポリオレフィンは、トナ
ー中に任意の割合で含有させられるが、本発明の目的を
効果的に達成させるためには、トナー中に1〜5重量%
で含有させるのが良い。
【0041】本発明の負帯電性トナーは、キャリア等と
摩擦帯電により負に帯電するもので、帯電量としては−
10〜−50μC/gのものが好適なものである。
【0042】本発明のトナーは、任意の粒径のものが使
用されるが、通常は体積平均粒径で1〜30μm、好まし
くは5〜15μmのものが使用される。
【0043】一成分現像剤の場合には鉄粉キャリアとの
混合で負に帯電するものを示す。
【0044】摩擦帯電量自体の調整方法は特に限定され
るものではないが、例えばトナー中に前述荷電制御剤を
添加する方法や、外添剤として負帯電性のものを用いる
方法、あるいはキャリアとして負帯電性付与の強いもの
を用いる方式等がある。
【0045】表面に存在する離型剤量の測定方法は、特
開平2-87157号及び「The Sixth International Congres
s on Advance in Non-Impact Printing Technologies
P.1321990」に記載されているESCAによる表面分析
の手法からトナー表面に存在する離型剤量を個数で算出
する方法を用いた。即ち、ESCAにより構成材料及び
トナーの表面に存在する元素個数%を測定する。次い
で、トナー表面に存在する元素個数比率を用いて構成材
料の元素個数比率からこれら構成材料の個数比率を連立
方程式を用いて求める方法である。
【0046】ESCAの装置としては特に限定されない
が、例えばESCA LAB 210、ESCA LAB200R(VG社製)、
ESCA-1000(島津製作所製)、PHI560(フィリップス社
製)等があげられる。
【0047】具体的には、ESCAを用いてまずトナー
表面に存在する元素の個数%を測定する。さらに、使用
している原材料のESCAも同様に測定を行う。例えば
原材料としてA,B,Cの3種を用い、下記表面に存在
する個数%の測定結果を得たとする。ここで、C1sは、
炭素元素の1s軌道に起因するピーク面積であり、O1s
は酸素元素の1s軌道に起因するピーク面積であり、N
1sは窒素元素の1s軌道に起因するピーク面積を示す。
【0048】 試料 C1s O1s N1s トナー l m n 原材料A A1 A2 A3 原材料B B1 B2 B3 原材料C C1 C2 C3 上記結果から、原材料Aの表面個数%をx、原材料Bの
表面個数%をy、原材料Cの表面個数%をzとすると、
下記連立方程式によりこれらを算出することができる。
【0049】l=xA1+yB1+zC1 m=xA2+yB2+zC2 n=xA3+yB3+zC3 ここでは上記方法に従って算出された方法を個数%とし
て定義する。
【0050】本発明においては、上記から算出される離
型剤量(低分子量ポリオレフィン)が20〜60個数%、本
発明のトナー表面に存在することが好ましい。こうする
ことにより定着率とオフセット性のバランスがとれ、画
像欠陥のない良好な画像が得られる熱定着方法を得るこ
とができる。勿論定着ローラは本発明の一般式〔I〕で
表される含フッ素シリコンオイルが塗膜されている。
【0051】表面に存在する離型剤の量を調整する方法
としては特に限定されるものではないが、例えば機械式
粉砕に於いて気流の温度を調整する方法や粉砕、分級し
た後に離型剤を添加し表面に固着させる等が挙げられ
る。特に好適な方法は、粉砕時に於ける気流の温度を調
整する方法である。この方法は粉砕時に於ける気流温度
を高くすることにより樹脂、顔料、離型剤からなる着色
粒子表面に離型剤を多く存在させることができる。この
理由は、離型剤自体は軟化点においてシャープに溶解す
るため、粉砕時において温度を高くすることにより粉砕
点に於いて発生する熱が高くなり表面に離型剤自体が軟
化しやすくなり、着色粒子表面に離型剤の薄い層が発生
し、結果としてトナー表面に於ける離型剤の量を多くす
ることができる。一方、粉砕時に於いて熱を下げること
によって粉砕点に於ける温度を低下することができ、表
面に離型剤の層の形成が少なくなる。このため、トナー
表面に於ける離型剤量を少なくすることが可能となる。
これによって定着ローラの耐久性が向上すると考えられ
る。
【0052】本発明の熱定着方法は、熱ローラ定着方法
と加熱を移動するフィルム材を通じて行う方法である。
【0053】以下本発明に好適に適用される熱定着方法
について説明する。
【0054】本発明の熱ローラ定着方法を図1に従って
説明すると、表面2に例えばテトラフルオロエチレンや
ポリテトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル共重合体類等を被覆した鉄やアルミニウム
等で構成される金属シリンダ3内部に加熱源4を有する
上ローラ1とシリコンゴム等で形成された下ローラ5と
から形成されているものである。詳しくは、加熱源4と
して線状のヒーターを有し、上ローラ1の表面温度を約
110〜220℃程度に加熱させるものである。この上ローラ
1と下ローラ5との間を本発明のトナー画像7を担持し
た記録材6を通過させ、トナー画像7を記録材上に熱溶
融固着させる。従来の熱ローラ定着方法では、溶融した
トナーの一部が上ローラ1に融着し、一回転後、この上
ローラ1に融着したトナーが記録材の別の部分に固着さ
れるオフセット現象が発生し、甚だしき場合は、上ロー
ラ1に融着したトナーは、記録材から離れず記録材と共
に上ローラ1に巻き付く、所謂巻き付き現象が発生する
と共に定着ローラ表面が汚れるという問題を提起してい
た。定着部に於いては上ローラ1と下ローラ5間に圧力
を加え、下ローラ5を変形させ、いわゆるニップを形成
する。ニップ幅としては1〜10mm、好ましくは1.5〜7m
mである。定着線速度は40〜400mm/secが好ましい。ニ
ップ幅が狭い場合には熱を均一にトナーに付与すること
ができなくなり、定着のムラを発生し易くなる。一方で
ニップ幅が広い場合にはトナーの溶融が促進され、オフ
セット現象が発生しやすくなる。
【0055】本発明の熱ローラ定着方法においては、上
ローラ1の表面2上には本発明の含フッ素系シリコンオ
イル塗膜が形成されており、この塗膜と本発明のトナー
との相互作用によって、本発明の諸目的は効率的に達成
される。この本発明の含フッ素系シリコンオイル塗膜の
上ローラ1の表面2での形成は、一例として以下の通り
に行われる。
【0056】即ち、上ローラ1の長手方向の表面2に
は、含浸ローラ8が圧接され、矢印方向に回転してい
る。この含浸ローラ8には、あらかじめ本発明の含フッ
素系シリコンオイルを含浸させておき、定着に際して、
上ローラ1の回転に従って極少量ずつ含浸ローラ8から
上ローラ1の表面に含フッ素系シリコンオイルが供給さ
れて、結果として上ローラ1の表面2上には、本発明の
含フッ素系シリコンオイル塗膜が形成されることにな
る。
【0057】又、後者の定着方法は、図2に従って説明
すると装置に固定支持された低熱容量ライン状加熱体15
は、厚さ0.2〜5.0mm、好ましくは0.5〜3.5mm、幅10〜15
mm、長手方向の長さ240〜400mmのアルミナ基板17に抵抗
材料を1.0〜2.5mmに塗布したもので両端より通電される
ものである。通電はDC100Vの周期25msecのパルス波形
で温度センサ16により制御された温度を、エネルギー放
出量に応じたパルス幅に変化させて与える。低熱容量ラ
イン状加熱体15において温度センサ16で検出された温度
T1の場合、抵抗材料に対向するフィルム材14の表面温
度T2は温度T1よりも低い温度となる。ここで温度T
1は110〜220℃が好ましく、T2の温度はT1の温度と
比較して0.5〜10℃低いことが好ましい。また、フィル
ム材14がトナー定着表面より剥離する部分におけるフィ
ルム材表面温度T3はT2とほぼ同等である。この様に
エネルギー制御、温度制御された加熱体に当接してフィ
ルム材は記録材と同じ方向に移動する。このフィルム材
14としては、厚みにして10〜35μmの耐熱フィルム、例
えば、ポリエステル、ポリパーフルオロアルキルビニル
エーテル、ポリイミド、ポリエーテルイミドに少なくと
もテフロン等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型材層
を5〜15μm被覆させたフィルムであり、好ましくはエ
ンドレスフィルム材である。一般的には総厚10〜100μ
m、フィルム材14の駆動はフィルム材駆動ローラ11とフ
ィルム材従動ローラ12による駆動とテンションによりシ
ワ、ヨレがなく搬送される。加圧ローラ13はシリコンゴ
ム等の離型性の高いゴム弾性層を有し、総圧2〜30kgで
フィルム材14を介して低熱容量ライン状加熱体15と加圧
し、矢印方向に圧接回転し、このフィルム材14と加圧ロ
ーラ13との間をトナー像を担持した記録材を通過させる
ことによって、低熱容量ライン状加熱体15を通過させ
て、トナー像を記録材に溶融固着させる。
【0058】図2において、図1に示した場合と同様に
含浸ローラ8がフィルム材14の長手方向に渡って、それ
を介してフィルム材従動ローラ12に圧接し、矢印方向に
回転している。図2において、フィルム材14の移動に従
って極少量ずつ含浸ローラ8からフィルム材14の表面に
含フッ素系シリコンオイルが供給されて、その結果フィ
ルム材14の加圧ローラ13側表面上には本発明の含フッ素
系シリコンオイル塗膜が形成される。
【0059】後者の定着方法の他の例を図3を用いて説
明する。この図3の例は、図2の例が、フィルム材がエ
ンドレスであったのに対し、有端なフィルム材の例であ
る。
【0060】即ち、図2の様にシート送り出し軸21及び
巻き取り軸22に有端フィルム材24を巻き付け、定着毎に
少しずつフィルム材24を矢印方向へ移動させる。この場
合は巻き取り軸22で駆動する。13,15,16,17は図2の
それらと同じである。
【0061】巻き取り軸22で駆動により送り出し軸21に
巻き取られていた有端フィルム材24は定着毎に少しずつ
駆り出され、この有端フィルム材24と加圧ローラ13との
間をトナー像を担持した記録材を通過させ、低熱容量ラ
イン状加熱体15を通過させることによってトナー像を記
録材に溶融固着させる。
【0062】図3において、本発明の含フッ素系シリコ
ンオイルを含浸させた含浸ローラ(図示せず)を、シー
ト送り出し軸21へ有端フィルム材24を介して圧接させ、
有端フィルム材の加圧ローラ側表面に本発明の含フッ素
系シリコンオイル塗膜が形成される。
【0063】図示した例においては含浸ローラを使用し
た含フッ素系シリコンオイル塗膜形成方法を開示した
が、その他に含フッ素系シリコンオイルを含浸させたパ
ッド、ウェッブ等を使用してもよい。
【0064】
【実施例】以下、本発明の具体的実施態様を示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0065】1.低分子量ポリオレフィン作製例 通常の合成方法により製造されたポリプロピレン(P
P)を用いて、熱溶融させた状態で熱分解を行い、必要
に応じて高温GPCで分取を行い、下記に示すポリプロ
ピレンの試料PP−1〜PP−10を得た。
【0066】なお、重量平均分子量(Mw)及び数平均
分子量(Mn)は、GPC−150C(WATERS社
製)を用い、カラムとしてSHODEX HT-806を使用、溶媒
として0.1%のアイオノールを添加したo-ジクロロベン
ゼン、温度=135℃、流速=1ml/minの条件で測定され
たものである。
【0067】 番号 Mw Mn Mw/Mn PP−1 3500 1200 2.9 PP−2 7200 3100 2.3 PP−3 12000 4300 2.8 PP−4 15000 5300 2.8 PP−5 28000 5100 5.5 PP−6 33000 7400 4.5 PP−7 39000 4400 9.8 PP−8 39000 3400 11.5 PP−9 38000 2900 13.1 PP−10 39000 1600 24.4 (トナー製造例)ポリエステル樹脂(PEs)100部及
びカーボンブラックを5部、さらに、上記ポリプロピレ
ンを加えて熔融、混練を行った。さらに、機械式粉砕器
を用い、導入する気流の温度を調整することにより表面
に存在する離型剤量を調整し、体積平均粒径が8.3μmの
着色粒子を得た。ついで、このものに疎水性シリカを0.
8%添加し、本発明のトナーを得た。一方、スチレン-ア
クリル樹脂(St-AC)100部、カーボンブラック5部、ア
ゾ系金属錯体からなる荷電制御剤1部に上記ポリプロピ
レンを添加し、上記方法に従い、着色粒子を得た。下記
にこれらトナーの一覧を示す。また、着色剤表面に存在
する離型剤量はESCAを用いて測定を行った。下記に
その条件を示す。
【0068】 ・装置 :ESCA−1000(島津製作所製) ・測定条件:X線 =Mgアノード型(1253.6eV使用) 加速 =10kV 30mA 分解能=31.5eV 計算方法は、前述したように、測定された元素の個数比
率と使用した材料のESCA測定による元素個数比率と
から連立方程式をたて、これを解くことによって得る方
法である。
【0069】また、着色粒子中に存在する離型剤の量
は、示差熱熱量分析装置(DSC)を用いて測定した。
測定はDSC−7(パーキンエルマー社製)を用い、検
量線を用いて着色粒子中に存在している離型剤の量を定
量した。
【0070】上記着色粒子自体の表面に存在する離型剤
量及び内部に存在する離型剤量を測定した結果を下記に
示す。
【0071】 着色粒子 樹脂 PP種 PP量 PP表面存在量 PP存在量 着色粒子1 PEs PP1 3部 28個数% 2.1wt% 着色粒子2 PEs PP2 4部 32個数% 3.2wt% 着色粒子3 PEs PP3 3部 35個数% 2.4wt% 着色粒子4 PEs PP4 5部 56個数% 4.3wt% 着色粒子5 PEs PP5 3部 34個数% 2.5wt% 着色粒子6 PEs PP6 3部 36個数% 2.2wt% 着色粒子7 PEs PP7 4部 45個数% 3.7wt% 着色粒子8 PEs PP8 3部 48個数% 2.6wt% 着色粒子9 PEs PP9 3部 49個数% 2.6wt% 着色粒子10 PEs PP10 5部 49個数% 4.1wt% 着色粒子11 St-Ac PP1 3部 23個数% 2.1wt% 着色粒子12 St-Ac PP2 4部 33個数% 3.1wt% 着色粒子13 St-Ac PP3 3部 34個数% 2.7wt% 着色粒子14 St-Ac PP4 5部 48個数% 4.6wt% 着色粒子15 St-Ac PP5 3部 40個数% 2.5wt% 着色粒子16 St-Ac PP6 3部 42個数% 2.4wt% 着色粒子17 St-Ac PP7 4部 56個数% 3.1wt% 着色粒子18 St-Ac PP8 3部 45個数% 2.4wt% 着色粒子19 St-Ac PP9 3部 40個数% 2.5wt% 着色粒子20 St-Ac PP10 3部 43個数% 2.4wt% 比較用着色粒子1 PEs PP1 3部 17個数% 2.5wt% 比較用着色粒子2 PEs PP1 3部 64個数% 2.4wt% 比較用着色粒子3 St-Ac PP1 3部 18個数% 2.2wt% 比較用着色粒子4 St-Ac PP1 3部 67個数% 2.7wt% また、これらトナーに対してスチレン-アクリル樹脂を
被覆した体積平均粒径が62μmのフェライトキャリアを
混合し、トナー濃度が7重量%である現像剤を調整し
た。下記に帯電量を測定した結果を示す。帯電量は、ブ
ローオフ法による測定であり、低温低湿環境(10℃/20
%RH)にて測定されたものである。
【0072】 トナー 着色粒子 帯電量(μC/g) トナー1 着色粒子1 −21.0 トナー2 着色粒子2 −19.8 トナー3 着色粒子3 −21.1 トナー4 着色粒子4 −22.0 トナー5 着色粒子5 −21.6 トナー6 着色粒子6 −21.8 トナー7 着色粒子7 −21.7 トナー8 着色粒子8 −22.0 トナー9 着色粒子9 −21.8 トナー10 着色粒子10 −21.7 トナー11 着色粒子11 −22.0 トナー12 着色粒子12 −21.7 トナー13 着色粒子13 −21.6 トナー14 着色粒子14 −21.8 トナー15 着色粒子15 −21.6 トナー16 着色粒子16 −22.0 トナー17 着色粒子17 −21.9 トナー18 着色粒子18 −22.2 トナー19 着色粒子19 −21.9 トナー20 着色粒子20 −21.5 比較用トナー1 比較用着色粒子1 −20.9 比較用トナー2 比較用着色粒子2 −21.9 比較用トナー3 比較用着色粒子3 −19.0 比較用トナー4 比較用着色粒子4 −22.0 *評価機としてコニカ製複写機3035を改造した図1に示
したものと概要が同じ定着器を使用した。下記に定着条
件に関する改造内容を示す。
【0073】熱ローラ定着方法として、表面2をテトラ
フルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル共重合体で被覆した直径30mmφの加熱源4を中央部に
内蔵した円柱状の鉄を上ローラ1として有し、表面が同
様にテトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルエ
ーテル共重合体で被覆したシリコンゴムで構成された直
径30mmφの下ローラ5を有している。線圧は0.8kg/cm
に設定され、ニップの幅は4.3mmとした。この定着器を
使用して、印字の線速度を250mm/secに設定した。な
お、定着器のクリーニング機構としては本発明の含フッ
素系シリコンオイルを含浸した含浸ローラ8を装着して
使用した。前記含フッ素系シリコンオイルは例示化合物
(3),(7),(8),(9)を用い、それぞれを用
いた熱ローラ定着装置をR−1,R−2,R−3,R−
4とする。
【0074】また、定着器は、上ローラ1の表面温度を
可変(110〜230℃)できるものを用いた。
【0075】フィルム状定着条件については以下の通り
である。
【0076】定着装置を図2に示すエンドレスシート定
着器(フィルム状定着装置)を用い、定着の条件を下記
に設定した。
【0077】 定着条件:加熱体15の温度T1=110〜230℃ フィルム材14の移動速度=250mm/sec 加熱体15・加圧ローラ13間層圧=15kg 加圧ローラ13・フィルム材14間ニップ=3mm フィルム材14:表面に導電性物質を分散したポリテトラ
フルオロエチレンを被覆した厚みが15μmのポリイミド
フィルム材 なお、定着器のクリーニング機構としては本発明の含フ
ッ素系シリコンオイルを含浸した含浸ローラ8を装着し
て使用した。前記含フッ素系シリコンオイルとしては例
示化合物(3),(7),(8),(9)を用い、それ
ぞれを用いたフィルム状定着装置をF−1,F−2,F
−3,F−4とする。
【0078】一方、比較用として、ジメチルポリシロキ
サンからなるシリコンオイル(ジメチルシリコンオイ
ル)を前述の含浸ローラ8に含浸したものと、特開昭52
-124338号に記載されている側鎖のフッ素化アルキルが
単なるトリフルオロメチルである含フッ素系シリコンオ
イル(FS-1265:ダウコーニング社製)を含浸ローラ8
に含浸したものを使用した。ジメチルシリコンオイル使
用熱ローラ定着装置をR−比1、フィルム状定着装置を
F−比1とし、本発明外の含フッ素系シリコンオイル
(Rf=−(CF3))を用いたものをそれぞれR−比2,F
−比2とする。
【0079】(評価) 定着率評価 定着率は上記現像剤を用いてベタ黒画像を現像しその後
転写した紙を10℃/10%RHの環境下で、定着温度を5
℃単位で120℃〜200℃まで定着温度を変化させた上記定
着装置を用いて定着し、測定を行った。測定は定着され
た画像を折り曲げ、その後に摩擦堅牢度試験器を用いて
布で摩擦を10回繰り返し、その前後の反射濃度をRD-918
にて測定し、その差から下記式に従って定着率を測定し
た。なお、初期画像濃度は紙の濃度を0とした相対反射
濃度で1.40に調整して測定を実施した。
【0080】定着率=(擦り後の濃度)/〔擦り前の濃
度(1.40)〕×100 (%) 定着率が70%以上であると実用上問題無いレベルである
ことから、この定着率になる温度で評価を実施した。
【0081】また、この定着率が70%以上となる温度に
於けるオフセット性を評価した。評価は、5mm角で構成
された0.2mmの線で作成された5cmの幅の格子画像を先
端部に有する画像を用いて未定着の状態で紙へ転写し
た。このものを用いてオフセット性の評価を実施した。
すなわち、前述の温度に於いて定着を行い、先端に印字
されている格子状の画像の一部が非画像部へオフセット
し、画像欠陥が発生するか否かを目視で判定した。以下
にこれらの評価結果を示す。
【0082】なお、下記には70%の定着率を示す温度と
その時に於けるオフセットの発生状態を併記した。
【0083】 ○:オフセット発生無し △:軽微な汚れが画像に発生 ×:激しい汚れが発生 (熱ロール定着) トナー R−1 R−2 R−3 R−4 R−比1 R−比2 トナー1 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー2 155○ 155○ 155○ 155○ 170△ 165△ トナー3 150○ 150○ 150○ 150○ 165△ 160△ トナー4 160○ 160○ 160○ 160○ 170△ 165△ トナー5 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー6 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー7 155○ 155○ 155○ 155○ 170△ 165△ トナー8 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー9 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー10 155○ 155○ 155○ 155○ 170△ 165△ トナー11 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー12 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー13 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー14 155○ 155○ 155○ 155○ 170△ 165△ トナー15 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー16 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー17 150○ 150○ 150○ 150○ 165△ 160△ トナー18 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー19 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー20 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ 比較用トナー1 145× 145× 145× 145× 155× 150× 比較用トナー2 170○ 170○ 170○ 170○ 175△ 170△ 比較用トナー3 145× 145× 145× 145× 160× 155× 比較用トナー4 170○ 170○ 170○ 170○ 175△ 175△ (フィルム定着) トナー F−1 F−2 F−3 F−4 F−比1 F−比2 トナー1 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ トナー2 150○ 150○ 150○ 150○ 165△ 160△ トナー3 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 160△ トナー4 155○ 155○ 155○ 155○ 170△ 165△ トナー5 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 155△ トナー6 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 155△ トナー7 150○ 150○ 150○ 150○ 160△ 155△ トナー8 140○ 140○ 140○ 140○ 150△ 150△ トナー9 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ トナー10 150○ 150○ 150○ 150○ 165△ 160△ トナー11 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ トナー12 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 155△ トナー13 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ トナー14 150○ 150○ 150○ 150○ 165△ 160△ トナー15 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ トナー16 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ トナー17 145○ 145○ 145○ 145○ 160△ 155△ トナー18 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 155△ トナー19 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 155△ トナー20 140○ 140○ 140○ 140○ 155△ 150△ 比較用トナー1 140× 140× 140× 140× 155× 150× 比較用トナー2 165○ 165○ 165○ 165○ 175△ 170△ 比較用トナー3 140× 140× 140× 140× 160× 155× 比較用トナー4 165○ 165○ 165○ 165○ 175△ 175△ 上記の結果から明らかなように本発明が比較用に比して
優れていることが分かる。
【0084】
【発明の効果】本発明による熱定着方法は、定着率とオ
フセット性のバランスがとれ画像欠陥のない優れた画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す熱ローラ定着方法の概略構
成例を示す図である。
【図2】本発明の他の一例であるフィルム材を介して加
熱体と記録材とを接触させる熱定着方法の概略構成例を
示す図である。
【図3】図2に示した変形例を示す概略構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 上ローラ 4 加熱源 5 下ローラ 6 記録材 8 含浸ローラ 11 フィルム材駆動ローラ 12 フィルム材従動ローラ 14 フィルム材 15 低熱容量ライン状加熱体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にシリコンオイルの塗膜を形成した
    回動する定着ローラと、該定着ローラに圧接する圧着ロ
    ーラとの間をトナー像を担持した記録材を通過させ、該
    トナー像を記録材上に定着させる熱定着方法において、 上記シリコンオイルが、下記一般式〔I〕で示される構
    造単位を有する含フッ素系シリコンオイルであり、且つ
    上記トナーが結着樹脂、着色剤及び低分子量ポリオレフ
    ィンを含有し、且つ、トナー表面に存在する低分子量ポ
    リオレフィンが20〜60個数%であるトナーであることを
    特徴とする熱定着方法。 【化1】 〔式中、Xは炭素原子数1〜4の飽和炭化水素基又はア
    リール基、Rfは炭素原子数2〜10のフルオロアルキル
    基、nは1〜4の整数を表す。〕
  2. 【請求項2】 上記低分子量ポリオレフィンが低分子量
    ポリプロピレンであることを特徴とする請求項1記載の
    熱定着方法。
  3. 【請求項3】 固定配置された加熱体と、該加熱体に対
    向して圧接、回動する加圧部材との間を移動するフィル
    ム材を配置し、トナー像を担持した記録材を該フィルム
    材と該加圧部材との間を通過させ、該トナー像を記録材
    上に密着させる熱定着方法において、上記フィルム材の
    加圧部材側表面に、前記一般式〔I〕で示される構造単
    位を有する含フッ素系シリコンオイル塗膜を形成させる
    と共に、上記トナーが結着樹脂、着色剤及び低分子量ポ
    リオレフィンを含有し、且つ該トナー表面に存在する低
    分子量ポリオレフィンが20〜60個数%であるトナーであ
    ることを特徴とする熱定着方法。
  4. 【請求項4】 上記低分子量ポリオレフィンが低分子量
    ポリプロピレンであることを特徴とする請求項3記載の
    熱定着方法。
JP6250698A 1994-10-17 1994-10-17 熱定着方法 Pending JPH08114941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6250698A JPH08114941A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 熱定着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6250698A JPH08114941A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 熱定着方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08114941A true JPH08114941A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17211718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6250698A Pending JPH08114941A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 熱定着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08114941A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3496168B2 (ja) 熱定着方法
US5102741A (en) Organic polymer material having antistatic property, elastic revolution body and fixing device using the same
US4150181A (en) Fixing method using polysiloxane-fluorocarbon blends as release agents
TW477800B (en) Method for making silicone copolymers
JPH08248671A (ja) トナー及びこのトナーの定着方法
JPH08114941A (ja) 熱定着方法
JPH0131188B2 (ja)
JP3692577B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、現像剤及び熱定着方法
JPH09160409A (ja) 画像形成方法及び装置
JPH08110724A (ja) 熱定着方法
US4078948A (en) Fixing method
JP3577675B2 (ja) 熱定着方法
JPH0968825A (ja) 電子写真用の現像剤
JP3862098B2 (ja) 画像熱定着方法
JP3870447B2 (ja) 静電荷像現像用トナー及びトナー画像定着方法
JP3450941B2 (ja) 定着方法
JP3506522B2 (ja) 加熱定着方法およびオイル塗布装置
JPH08179649A (ja) 熱定着方法
JP3481727B2 (ja) 定着方法
JPH08248799A (ja) 熱定着方法
JP3567386B2 (ja) 熱定着方法
JPH08114940A (ja) 熱定着方法
JPH08101598A (ja) 熱定着方法
JPH10260601A (ja) 熱定着方法
JPH0934285A (ja) 熱定着方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350