JPH08114538A - 吸光度計 - Google Patents

吸光度計

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JPH08114538A
JPH08114538A JP27598794A JP27598794A JPH08114538A JP H08114538 A JPH08114538 A JP H08114538A JP 27598794 A JP27598794 A JP 27598794A JP 27598794 A JP27598794 A JP 27598794A JP H08114538 A JPH08114538 A JP H08114538A
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JP
Japan
Prior art keywords
measurement
measurement cycle
unit
measured value
control unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP27598794A
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English (en)
Inventor
Tatsuhide Tsutsui
龍秀 筒井
Hiyousuke Yonezawa
俵介 米澤
Susumu Yamauchi
進 山内
Ryosuke Fukushima
良助 福嶋
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08114538A publication Critical patent/JPH08114538A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定値のレベルに応じて測定周期を切り換え
られるようにすることにより、必要以上の測定を行わな
い合理的な測定を行うことにより、ランニングコストの
低減を図ることができる吸光度計を提供すること。 【構成】 分析部Xが測定周期設定部Yからの測定開始
信号aに基づいて測定を開始するように構成された吸光
度計において、前記測定周期設定部Yを、複数の測定周
期設定器41と、分析部Xからの測定値bが入力され、
測定値bのレベル判定を行う複数のしきい値設定器42
と、これら両設定器41,42の入力を受けて測定周期
を切り換える測定周期設定器選択制御ユニット43と、
この測定周期設定器選択制御ユニット43からの指令に
基づいて測定開始信号を分析部Xに出力するタイマー制
御ユニット44とから構成し、前記測定値aの大きさに
応じて測定周期を変更するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、測定周期設定部から
の測定開始信号に基づいて測定を開始するように構成さ
れた吸光度計に関する。
【0002】
【従来の技術】吸光度計の一つとして、例えばボイラー
水の一部を被検液として自動的にサンプリングし、発色
試薬を用いて被検液中のシリカ濃度を自動的に測定する
シリカ計がある。このようなシリカ計においては、前記
サンプリングや測定を始終行うのではなく、タイマーに
よってシーケンス制御を行うことにより、一定の間隔で
サンプリングや測定が行われる。そして、この場合、測
定周期としては、単一の測定周期に設定されるのが一般
的であった。
【0003】ところで、一般的に、自動測定を行う場
合、測定値を頻繁に監視しなければならない場合と、測
定値が比較的安定しており、間隔をおいて測定してもよ
い場合とがある。また、試薬の投入などランニングコス
ト低減のため、測定周期を変更して装置の運転を行う必
要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の吸光度計においては、測定周期を変更する必要が生
じた場合、その都度、手動により測定周期の設定を変更
するようにしており、非常に煩わしいとともに、夜間な
どにおいても人手を要するといった不都合があった。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、測定値のレベルに応じて測定周期を切り換え
られるようにすることにより、必要以上の測定を行わな
い合理的な測定を行うことにより、ランニングコストの
低減を図ることができる吸光度計を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、分析部が測定周期設定部からの測定開
始信号に基づいて測定を開始するように構成された吸光
度計において、前記測定周期設定部を、複数の測定周期
設定器と、分析部からの測定値が入力され、測定値のレ
ベル判定を行う複数のしきい値設定器と、これら両設定
器の入力を受けて測定周期を切り換える測定周期設定器
選択制御ユニットと、この測定周期設定器選択制御ユニ
ットからの指令に基づいて測定開始信号を分析部に出力
するタイマー制御ユニットとから構成し、前記測定値の
大きさに応じて測定周期を変更するようにしている。
【0007】
【作用】例えば、表1(後述する)に示すように、分析
部からの測定値がしきい値設定器1で設定したしきい値
(100)を超えているときは、測定周期設定器1で設
定した周期(5分)で測定を行い、前記測定値がしき
い値設定器1で設定したしきい値(100)以下になる
と、測定周期設定器2で設定した周期(10分)で測
定を行うようにする。このようにすることにより、合理
的に測定が行え、試薬の投入量の低減などランニングコ
ストを低減できる。
【0008】
【実施例】図1〜図3は、この発明の一実施例を示し、
図1は、この発明の吸光度計の一例としてのシリカ計の
構成を概略的に示すもので、このシリカ計は、分析部X
とこれを制御する測定周期設定部Yとからなる。
【0009】そして、前記分析部Xは、例えば、図2の
ように構成されている。すなわち、図2において、11
は被検液12を収容するための測定セルで、第1セルブ
ロック13と第2セルブロック14とから構成されてい
る。第1セルブロック13は、例えば、ポリプロピレン
樹脂やフッ素樹脂などのように撥水性を有する樹脂ブロ
ックからなり、切削加工されて、その内部には、被検液
12を収容するための適宜深さを有するセル空間15が
形成されている。
【0010】そして、第1セルブロック13の相対向す
る側壁13A,13Bには、段部を有する開口16,1
7がそれぞれ形成され、各開口16,17には、窓押さ
え18,19によって光透過性のセル窓20,21が嵌
め込まれている。そして、一方のセル窓20の外方に
は、集光レンズ22を介して光源23が設けられ、他方
のセル窓21の外方には、干渉フィルタ24を介して光
検出器25が設けられている。なお、26,27はシー
ル部材である。
【0011】28は測定セル11内に収容された被検液
12を攪拌するための攪拌機で、測定セル11の底部外
側に設けられたモータ29によって回転駆動されるマグ
ネット30と、セル空間15の下方に設けられ、マグネ
ット30の回転によって回転する攪拌用回転子31とか
らなる。32はマグネット30を収容するために測定セ
ル11の底部外側に形成される凹部である。33は被検
液12を測定セル11内に導入したり、これを測定セル
11外に導出するための導入・導出用配管で、測定セル
11の底部に形成された開口34に接続され、開閉弁と
しての電磁弁35を備えている。
【0012】そして、第2セルブロック14は、適宜の
樹脂よりなり、試薬注入ノズル36A,36B,36C
やオーバーフロー排出管37を挿通させるようにして、
セル空間15を覆っている。
【0013】このように構成された分析部においては、
測定周期設定部B(その構成は後述する)からの測定開
始信号a(図1参照)に基づいて測定動作に入る。すな
わち、導入・導出用配管33を介して被検液12を測定
セル11内に導入し、オーバーフローさせることによっ
て計量を行った後、攪拌機28によって被検液12を攪
拌しながら、試薬注入ノズル36A,36B,36Cに
よって、反応試薬A(モリブデン酸アンモニウム)、反
応試薬B(酒石酸)、反応試薬C(1−アミノ2−ナフ
トール4−スルホン酸)をこの順に被検液12に加え
る。これによって、シリカイオン特有のモリブデン酸ブ
ルーを発色する。そして、光源23から発せられた光は
被検液12を透過して検出器25に至る。これによっ
て、波長815nm(ナノメータ)における吸光度が求
められ、予め作成した検量線から被検液12中のシリカ
濃度を測定し、測定値b(図1参照)を出力する。
【0014】また、前記測定周期設定部Yは、例えば、
次のように構成されている。すなわち、複数の測定周期
設定器41と、分析部Xからの測定値bが入力され、測
定値bのレベル判定を行う複数のしきい値設定器42
と、これら両設定器41,42の入力を受けて測定周期
を切り換える測定周期設定器選択制御ユニット43と、
この測定周期設定器選択制御ユニット43からの指令に
基づいて測定開始信号aを分析部Xに出力するタイマー
制御ユニット44とから構成されている。ここで、前記
測定周期設定器41がN個設けられるとき、複数のしき
い値設定器42は、前記Nより一つ少ないところの(N
−1)個設けられる。
【0015】前記複数の測定周期設定器41によって設
定される周期と、複数のしきい値設定器42によって設
定されるしきい値との関係の一例を、下記表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】なお、上記測定周期設定部Yは、例えば、
コンピュータのプログラムやシーケンス制御回路で校正
される。
【0018】次に、上記構成のシリカ計の動作につい
て、図3をも参照しながら説明する。ボイラー水のシリ
カ濃度は、図3(A)に示すように、その測定初期にお
いては比較的高いので、その時期においては、測定周期
設定部Yが、測定周期を測定周期設定器41によって、
例えば、前記表1における周期(5分)に設定する。
この設定周期は、測定周期設定器選択制御ユニット43
からタイマー制御ユニット44に送られ、このタイマー
制御ユニット44から所定の測定開始信号aが分析部X
に向けて出力されることにより、分析部Xが前述したよ
うな手順でボイラー水のシリカ濃度を測定し、測定値b
が得られる。
【0019】前記測定値bは、図示してない表示部など
に表示されるとともに、測定周期設定部Yに入力され
る。この測定値bは、その出力ごとに、複数のしきい値
設定器42にそれぞれ入力され、各しきい値と比較され
る。そして、測定値bが表1に示すしきい値を超えて
いるときは、測定周期は前記周期(5分)のままであ
るが、図3(A)に示すように、時間の経過とともに、
シリカ濃度が低下して、前記測定値bが前記しきい値1
00以下になった場合、より具体的には、50<測定値
b≦100となった場合、測定周期は表1における周期
(10分)に設定され、この新たに設定された周期
(10分)に対応してタイマー制御ユニット44から所
定の測定開始信号aが分析部Xに向けて出力される。
【0020】つまり、上述した例では、当初、測定周期
設定部Yからは5分間隔で測定開始信号aが分析部Xに
対して出力され、これに基づいて、分析部Xは測定を行
っていた。しかし、時間の経過ととともにシリカ濃度が
定常方向に変化して、測定値bが低下し、かつ、その変
動幅が小さくなってくると、それほど頻繁に濃度測定を
行う必要がなく、したがって、測定開始間隔を徐々に大
きくすることができ、所謂間欠測定を行っても差し支え
なくなる。
【0021】このように、定常状態またはそれに近い状
態においては、頻繁に濃度測定を行う必要がないので、
サンプリングのためのポンプや電磁弁などの稼働時間並
びに回数を減らすことができるとともに、使用する試薬
の量を節約することができるので、ランニングコストを
低減できる。
【0022】上述の実施例においては、測定周期を自動
的に変更することだけを述べたが、測定セル11の洗浄
周期や校正周期も同様に変更できることは言うまでもな
い。
【0023】なお、この発明は、上述のシリカ計に限ら
れるものではなく、他の吸光度計にも広く適用すること
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の吸光度
計においては、測定値のレベルに応じて測定周期が切り
換えられ、必要以上の測定を行わなくても済み、合理的
に測定が行われる。したがって、サンプリングのための
ポンプや電磁弁などの稼働時間並びに回数を減らすこと
ができるとともに、使用する試薬の量を節約することが
できるので、ランニングコストが低減される。
【0025】また、前記測定周期の切換えを人手を介す
ることなく行なえるので、夜間など無人運転が可能にな
り、この点においてもランニングコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吸光度計の一例を概略的に示す図で
ある。
【図2】前記吸光度計の分析部の構成の一例を示す図で
ある。
【図3】この発明の動作説明図である。
【符号の説明】
41…測定周期設定器、42…しきい値設定器、43…
測定周期設定器選択制御ユニット、44…タイマー制御
ユニット、X…分析部、Y…測定周期設定部、a…測定
開始信号、b…測定値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福嶋 良助 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析部が測定周期設定部からの測定開始
    信号に基づいて測定を開始するように構成された吸光度
    計において、前記測定周期設定部を、複数の測定周期設
    定器と、分析部からの測定値が入力され、測定値のレベ
    ル判定を行う複数のしきい値設定器と、これら両設定器
    の入力を受けて測定周期を切り換える測定周期設定器選
    択制御ユニットと、この測定周期設定器選択制御ユニッ
    トからの指令に基づいて測定開始信号を分析部に出力す
    るタイマー制御ユニットとから構成し、前記測定値の大
    きさに応じて測定周期を変更するようにしたことを特徴
    とする吸光度計。
JP27598794A 1994-10-15 1994-10-15 吸光度計 Pending JPH08114538A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286552A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Nikkiso Co Ltd 反応装置及び吸光度分析装置
WO2011033875A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 テルモ株式会社 血糖計
US8317168B2 (en) 2006-04-05 2012-11-27 Nikkiso Co., Ltd. Mixer, mixing device and unit for measuring medical component

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