JPH081139A - 残余生コンクリートの処理方法と装置 - Google Patents

残余生コンクリートの処理方法と装置

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JPH081139A
JPH081139A JP6174688A JP17468894A JPH081139A JP H081139 A JPH081139 A JP H081139A JP 6174688 A JP6174688 A JP 6174688A JP 17468894 A JP17468894 A JP 17468894A JP H081139 A JPH081139 A JP H081139A
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JP
Japan
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concrete
sheet
ready
mixed concrete
shaped body
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Application number
JP6174688A
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English (en)
Inventor
Kazumitsu Kurahashi
和充 倉橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】生コン工場で生じる残余の生コンクリートを、
騒音や粉塵等を伴う粉砕機を用いることなく、省エネか
つ低コストに粒状化して処理する。 【構成】置台の上に棒状体を水平運動するように設け、
更にその上にコンベアー状シートを敷き立上がりを設け
て浅箱状にし、その上に多数の該運動方向に伸びる刀条
体を並列配置してから生コンを所定厚だけ充填し、半硬
化時において棒状体を水平運動させてそれを分割し、コ
ンベアー駆動により搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は生コン工場で生じる残
余生コンクリートを粒状にして処理する方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる生コン工場では大量の生コンク
リートを生産する一方、ニーズとの関連でしばしば残余
が生じる。この残余の生コンクリートは不法に廃棄して
固まらせることができないものであるから、通常、工場
内で固めたものをクラッシャーにかけて粉砕し、クラッ
シャーランと呼ばれる砂利石状のものに変えて土木材料
にするなどして処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように硬化した後
のコンクリート塊を砂利石状に砕くためには強大な装置
とエネルギーを必要とし、多大なコスト負担や騒音、振
動、粉塵等の問題点を抱えていた。本発明はかかる問題
点を解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】水平に広がった置台
(1)、望ましくは多数のローラーを並列設置してなる
置台(1)の上に往復水平運動しうる棒状体(2)を設
け、その上にベルトコンベアー状に駆動しうるシート
(3)を載置し、該シート(3)の所定間隔を隔てた上
方に多数の(棒状体(2)の)運動方向に伸びる刀条体
(4)を並列配置し、該シート(3)の周辺に一部取外
し可能な(例えば起倒自在な)立上がり(5)を浅箱状
になるように設けてこれを装置の基本構造とし、該浅箱
状の容器の中、すなわち該シート(3)上に生コンクリ
ート(6)を底面全体に広がるように流し込み、半硬化
時において棒状体(2)を水平移動させてその上方のコ
ンクリートが盛り上がると同時に該刀条体(4)がそれ
に食い込むようにしてそれを分割させ、しかる後、立上
がり(5)を一部外し(すなわち水平状に倒し)、コン
ベアーを駆動して、分割されたコンクリート(7)をコ
ンベアー外に搬出し運搬・処理するものである。
【0005】ここにおける「並列設置」のローラーやシ
ート(3)等は基本的に在来のベルトコンベアーと同様
の形態を呈することになり、立上がり(5)を設ける場
合はコンベアーの駆動方向の前後においては図面のよう
に前後端のローラー(1A)を上下に回動可能状にして
おき、浅箱状にするときは図1及び図2のようにそれを
上げ、分割されたコンクリート(7)を搬送するときは
図3のように水平状に下げてシート(3)にテンション
を与え、駆動させればよい。又、駆動方向の左右の立上
がり(5)のために例えば板状体(8)を回動可能な蝶
番等を介して取付けるものとする。
【0006】又、棒状体(2)は置台(1)に用いるロ
ーラーと略同様な形状でよいが、望ましくはいずれにも
リング状その他の突起を多数、その表面に設けるとよ
い。
【0007】この棒状体(2)を往復水平運動させるに
は、例えばその軸の両端に付けた車輪(9)を置台
(1)の両横に設けたレール上で回転させることにより
簡単にできる。従ってこれをモーターやセンサー、タイ
マー等と連動するようにセットすれば、自動化も可能で
ある。
【0008】なお、流し込む生コンクリート(6)の厚
みは、本発明においては刀状体(4)の働きが加わるこ
とにより20cm位が可能となる。その「半硬化」の状
態とは、生コンクリート(6)の水硬反応が進んで流動
性が失われ、しかも指触硬化状態に達していない程度を
指す。通常、半日以内でこの状態に達するが、その際、
棒状体(2)の水平運動はゆっくりと複数回行われるこ
とが望ましい。
【0009】なお「刀条体」の意味はある程度切断性を
有する凸条ないし線材のようなものの総称であって、そ
の形状は例えば図4にあるような先端が尖ったテーパを
有する刀又は楔状の断面が望ましいが、これ等を例えば
数cm毎に並列させて枠体(10)に取付け、しかるべ
き高さの位置に設置もしくは載置する。
【0010】
【作用】生コンクリート(6)を本装置のシート(3)
の敷かれた底面全体に広がるように充填し、半硬化の状
態でシート(3)の下の棒状体(2)を水平移動させる
と、図2のようになって、強制的に持ち上げられた半硬
化の生コンクリート(6)は流れ落ちることも形状を保
つこともできず、無数のクラックを生じて多数の分割さ
れたコンクリート(7)となる。但し充填した生コンク
リート(6)が例えば20cm厚程度にも及ぶと、棒状
体(2)の運動方向と直角の方向においては分割され難
いのであるが、その際に該棒状体(2)の上の盛り上が
ったコンクリートに刀条体(4)が食い込んで溝を作る
ので、結局、それは小石状に分割されたコンクリート
(7)となる。これを数回繰り返し、十分な分断状態に
達してから図3のように前後端のローラー(1A)を回
動させ水平状になるまで下げてシート(3)にテンショ
ンを与え、コンベアーを駆動させると、分割されたコン
クリート(7)は前方に移行して外部に搬出できること
になる。
【0011】
【実施例】直径6cm、長さ2mの金属製ローラーを1
0cm毎に並列設置して長さ5mのコンベアー状とし、
その両横にはガイドレール及び高さ30cmの立上がり
板を回動軸を介して取付け、前後端には長さ25cmの
回動腕(11)の先に直径15cmの駆動する前後端の
ローラー(1A)を設置し、該ローラーの上に直径6c
m、長さ2.2mの棒状体(2)を両横のガイドレール
に車輪(9)を乗せるようにして非接触かつ往復水平前
後運動しうるように設け、その上を丈夫で平滑表面を有
するプラスチックシート(3)でベルトコンベアー状に
取囲み、前後端のローラー(1A)と立上がり板を起こ
して浅箱状とする。その上に8cm幅の刀刃状板体を6
cm毎に並列配置して枠体(10)で固定した刀条体
(4)を設置した後、生コンクリート(6)を約20c
m厚程度流し込む。約12時間後、又はセンサーにより
該棒状体(2)を秒速10cmで3回往復運動させ、し
かる後、前後端のローラー(1A)と立上がり板を水平
に降ろしてシート(3)を駆動させ、上方の分断された
コンクリート(7)を前方に搬出する。
【0012】なお、かかる装置を何段も立体的に設置す
る場合は、下段のものほど後方にずらすなどして生コン
クリート(5)が注入しやすいよう工夫する。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、生コ
ン工場で大量に生じ処理が困難な残余コンクリートが大
規模な粉砕機等を要することなく流れ作業で粒状にする
ことが可能となり、その際、充填処理できるコンクリー
トも一度に厚くできて効率的であり、騒音や粉塵公害を
防止し、省エネや環境保全に大きく役立つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施状態を示す側断面図
【図2】本発明の別の実施状態を示す側断面図
【図3】本発明の更に別の実施状態を示す側断面図
【図4】「図2」の状態における要部の正断面図
【符号の説明】
1………置台 1A………前後端のローラー
2………棒状体 3………シート 4………刀条体 5………立
上がり 6………生コンクリート 7………分割されたコン
クリート 8………板状体 9………車輪 10………枠
体 11………回動腕
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B28B 5/02 B09B 3/00 301 E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に広がった置台の上に往復水平運動し
    うる棒状体を設け、その上にベルトコンベアー状に駆動
    しうるシートを載置し、該シートの所定間隔を隔てた上
    方に多数の該運動方向に伸びる刀条体を並列配置し、該
    シートの周辺に立上がりを設けて全体が浅箱状になるよ
    うにし、その中に生コンクリートを底面全体に広がるよ
    うに流し込み、半硬化時において該棒状体を水平移動さ
    せてその上方のコンクリートが盛り上がると同時に該刀
    条体がそれに食い込むことにより分割されたコンクリー
    トを運搬・処理することを特徴とする残余生コンクリー
    トの処理方法。
  2. 【請求項2】多数のローラーを並列設置してその上に往
    復水平運動しうる棒状体を設け、その上にベルトコンベ
    アー状に駆動しうるシートを載置し、該シートの所定間
    隔を隔てた上方に多数の該運動方向に伸びる刀条体を並
    列配置し、該シートの周辺に一部取外し可能な立上がり
    を浅箱状になるように設けたことを特徴とする残余生コ
    ンクリートの処理装置。
JP6174688A 1994-06-21 1994-06-21 残余生コンクリートの処理方法と装置 Pending JPH081139A (ja)

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