JPH08113840A - マ−キング用糸 - Google Patents
マ−キング用糸Info
- Publication number
- JPH08113840A JPH08113840A JP27175994A JP27175994A JPH08113840A JP H08113840 A JPH08113840 A JP H08113840A JP 27175994 A JP27175994 A JP 27175994A JP 27175994 A JP27175994 A JP 27175994A JP H08113840 A JPH08113840 A JP H08113840A
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- JP
- Japan
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- marking
- yarn
- phosphor
- coating
- peripheral surface
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含
む被膜を設けて、これらの蛍光体を検知する検知手段で
自動的かつ確実に検知することができるマ−キング用糸
を得、このマ−キング用糸を織物原反のつなぎ用糸とし
て利用したり、織り込んだりして、織物原反のつなぎ目
や織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ確実
に検知することができるようにする。 【構成】 糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含
む被膜を被覆形成したマ−キング用糸
む被膜を設けて、これらの蛍光体を検知する検知手段で
自動的かつ確実に検知することができるマ−キング用糸
を得、このマ−キング用糸を織物原反のつなぎ用糸とし
て利用したり、織り込んだりして、織物原反のつなぎ目
や織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ確実
に検知することができるようにする。 【構成】 糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含
む被膜を被覆形成したマ−キング用糸
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマ−キング用糸に関
し、さらに詳しくは、織物原反のつなぎ目や織物などに
目立つことなく織り込んだりして使用し、その位置を確
実に検知できるようにしたマ−キング用糸に関する。
し、さらに詳しくは、織物原反のつなぎ目や織物などに
目立つことなく織り込んだりして使用し、その位置を確
実に検知できるようにしたマ−キング用糸に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、織物原反は一反の長さが2〜5
0m程度で、これら織物原反に染色工場などで染色加工
などを施すときは、数百m以上の長さのル−プ状につな
ぎ合わせて加工しており、加工後はつなぎ目を人間の目
で確認するか、つなぎ目の高さの変化を高さセンサ等で
とらえて元の一反毎の原反に戻している。
0m程度で、これら織物原反に染色工場などで染色加工
などを施すときは、数百m以上の長さのル−プ状につな
ぎ合わせて加工しており、加工後はつなぎ目を人間の目
で確認するか、つなぎ目の高さの変化を高さセンサ等で
とらえて元の一反毎の原反に戻している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、人の目では
つなぎ目の確認が不確実で、処理速度を上げることがで
きず、また、つなぎ目の高さの変化をとらえる場合は、
つなぎ目が搬送機械に引っ掛かって、織物の不均一な伸
びなどにつながるという問題があった。
つなぎ目の確認が不確実で、処理速度を上げることがで
きず、また、つなぎ目の高さの変化をとらえる場合は、
つなぎ目が搬送機械に引っ掛かって、織物の不均一な伸
びなどにつながるという問題があった。
【0004】この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行
った結果なされたもので、織物原反をつなぐための糸と
して利用したり、織物に織り込んだりして、つなぎ目や
織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ確実に
検知できるマ−キング用糸を提供しようとするものであ
る。
った結果なされたもので、織物原反をつなぐための糸と
して利用したり、織物に織り込んだりして、つなぎ目や
織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ確実に
検知できるマ−キング用糸を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のマ−キング用
糸は、糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含む被
膜を被覆形成しており、蛍光体としては赤外発光蛍光体
を使用している。
糸は、糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含む被
膜を被覆形成しており、蛍光体としては赤外発光蛍光体
を使用している。
【0006】
【作用】この発明のマ−キング用糸は、このように糸の
全周面に赤外発光蛍光体などの蛍光体を結合剤樹脂とと
もに含む被膜を設けているため、これらの蛍光体を検知
する検知手段で自動的かつ確実に検知することができ、
このマ−キング用糸を織物原反のつなぎ用糸として利用
したり、織り込んだりしておけば、織物原反のつなぎ目
や織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ確実
に検知することができ、無人化をも図ることができる。
全周面に赤外発光蛍光体などの蛍光体を結合剤樹脂とと
もに含む被膜を設けているため、これらの蛍光体を検知
する検知手段で自動的かつ確実に検知することができ、
このマ−キング用糸を織物原反のつなぎ用糸として利用
したり、織り込んだりしておけば、織物原反のつなぎ目
や織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ確実
に検知することができ、無人化をも図ることができる。
【0007】この発明において、マ−キング用糸は糸の
全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含む被膜を被覆形
成したものであることが好ましく、このようなマ−キン
グ用糸は、蛍光体を結合剤樹脂、溶剤およびその他の必
要成分とともに混合分散してマ−キング塗料を調製し、
このマ−キング塗料をそのまま糸に塗布、乾燥するなど
の方法でつくられる。
全周面に蛍光体を結合剤樹脂とともに含む被膜を被覆形
成したものであることが好ましく、このようなマ−キン
グ用糸は、蛍光体を結合剤樹脂、溶剤およびその他の必
要成分とともに混合分散してマ−キング塗料を調製し、
このマ−キング塗料をそのまま糸に塗布、乾燥するなど
の方法でつくられる。
【0008】このようにしてつくられるマ−キング用糸
は、全周面に耐久性が良好で容易に消されることのない
蛍光体を含み、蛍光体を検知する検知手段での検知が容
易で、その存在が自動的かつ確実に検知される。
は、全周面に耐久性が良好で容易に消されることのない
蛍光体を含み、蛍光体を検知する検知手段での検知が容
易で、その存在が自動的かつ確実に検知される。
【0009】しかして、このようなマ−キング用糸を織
物原反のつなぎ用糸として使用すれば、染色工場などで
染色加工などを施した後、そのつなぎ目を蛍光体を検知
する検知手段で自動的かつ確実に検知することができ、
数百m以上の長さのル−プ状につなぎ合わせた織物原反
を、確実に元の一反毎の織物原反に戻すことができて、
この操作を自動的に機械化すれば無人化を図ることもで
きる。
物原反のつなぎ用糸として使用すれば、染色工場などで
染色加工などを施した後、そのつなぎ目を蛍光体を検知
する検知手段で自動的かつ確実に検知することができ、
数百m以上の長さのル−プ状につなぎ合わせた織物原反
を、確実に元の一反毎の織物原反に戻すことができて、
この操作を自動的に機械化すれば無人化を図ることもで
きる。
【0010】また、織物の長さを正確に測定する必要が
ある場合など、このマ−キング用糸を縫い込んだり、織
り込んだりしておけば、その位置を蛍光体を検知する検
知手段で自動的かつ確実に検知することができ、染色む
らを取り除いたり、織りがらを合わせるため織物を切断
する場合など、その切断箇所を正確に位置決めすること
ができる。
ある場合など、このマ−キング用糸を縫い込んだり、織
り込んだりしておけば、その位置を蛍光体を検知する検
知手段で自動的かつ確実に検知することができ、染色む
らを取り除いたり、織りがらを合わせるため織物を切断
する場合など、その切断箇所を正確に位置決めすること
ができる。
【0011】このようなマ−キング用糸に使用する糸と
しては、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維からな
る糸、綿、毛、絹、麻、スフなどの天然繊維からなる糸
など、特に限定されることなくいずれの糸も使用され、
スパンヤ−ンであってもフィラメントヤ−ンであっても
よい。
しては、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維からな
る糸、綿、毛、絹、麻、スフなどの天然繊維からなる糸
など、特に限定されることなくいずれの糸も使用され、
スパンヤ−ンであってもフィラメントヤ−ンであっても
よい。
【0012】また、マ−キング用糸の全周面に被覆形成
された被膜に使用される蛍光体としては、赤外発光蛍光
体が好適に使用され、赤外発光蛍光体としては、たとえ
ば、モリブデン酸ネオジム塩などのモリブデン酸塩、タ
ングステン酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、アルミ酸化物等
の無機物などが好ましく使用される。
された被膜に使用される蛍光体としては、赤外発光蛍光
体が好適に使用され、赤外発光蛍光体としては、たとえ
ば、モリブデン酸ネオジム塩などのモリブデン酸塩、タ
ングステン酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、アルミ酸化物等
の無機物などが好ましく使用される。
【0013】特に、これらの蛍光体は肉眼では見えない
ため、これらの蛍光体を含む被膜を被覆形成したマ−キ
ング糸は、ステルスマ−キング用糸となり、織物原反の
つなぎ糸としたり、織り込んだりしても外見上見えない
ため、染色加工工程などにおいては、このマ−キング用
糸の存在が外見上わからず、染色工程での色合わせなど
が円滑に行える。
ため、これらの蛍光体を含む被膜を被覆形成したマ−キ
ング糸は、ステルスマ−キング用糸となり、織物原反の
つなぎ糸としたり、織り込んだりしても外見上見えない
ため、染色加工工程などにおいては、このマ−キング用
糸の存在が外見上わからず、染色工程での色合わせなど
が円滑に行える。
【0014】このような蛍光体の含有率は、被膜の全固
形成分に対して20重量%より少ないと蛍光体を良好に
検知することができず、90重量%より多いと蛍光体が
脱落しやすい欠点があるため、20〜90重量%の範囲
内にすることが好ましく、30〜80重量%の範囲内と
するのがより好ましい。
形成分に対して20重量%より少ないと蛍光体を良好に
検知することができず、90重量%より多いと蛍光体が
脱落しやすい欠点があるため、20〜90重量%の範囲
内にすることが好ましく、30〜80重量%の範囲内と
するのがより好ましい。
【0015】また、結合剤樹脂としては、ポリビニルア
ルコ−ル、メチルセルロ−ス、ヒドロキシメチルセルロ
−ス、カルボキシメチルセルロ−スなどの水溶性樹脂、
ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタ
ンなどの水溶性エマルジョン樹脂、天然ゴム系、合成ゴ
ム系、アクリル系、メタクリル系、ウレタン系の溶剤タ
イプの樹脂などが使用され、水溶性のポリビニルアルコ
−ルなどは水洗いで除去したい場合などに好ましく使用
され、溶剤タイプの樹脂やポリアクリル酸エステルおよ
びポリウレタンなどの水溶性エマルジョン樹脂などは、
ドライクリ−ニングや染色加工に耐えるものとして好適
に使用される。
ルコ−ル、メチルセルロ−ス、ヒドロキシメチルセルロ
−ス、カルボキシメチルセルロ−スなどの水溶性樹脂、
ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタ
ンなどの水溶性エマルジョン樹脂、天然ゴム系、合成ゴ
ム系、アクリル系、メタクリル系、ウレタン系の溶剤タ
イプの樹脂などが使用され、水溶性のポリビニルアルコ
−ルなどは水洗いで除去したい場合などに好ましく使用
され、溶剤タイプの樹脂やポリアクリル酸エステルおよ
びポリウレタンなどの水溶性エマルジョン樹脂などは、
ドライクリ−ニングや染色加工に耐えるものとして好適
に使用される。
【0016】なお、無機系蛍光体の場合、分散剤とし
て、β−ナフタレン酸塩ホルマリン縮合物などのアニオ
ン系活性剤や低分子量ポリカルボン酸塩などの高分子系
活性剤を、蛍光体に対して 0.2〜10重量%添加すると
分散性が改善される。また、さらに水中等での分散性を
高めるため、前記結合剤樹脂と同様のもので分子量が3
000〜30000のものを蛍光体に対して 0.5〜10
重量%添加すると、さらに分散性が改善される。
て、β−ナフタレン酸塩ホルマリン縮合物などのアニオ
ン系活性剤や低分子量ポリカルボン酸塩などの高分子系
活性剤を、蛍光体に対して 0.2〜10重量%添加すると
分散性が改善される。また、さらに水中等での分散性を
高めるため、前記結合剤樹脂と同様のもので分子量が3
000〜30000のものを蛍光体に対して 0.5〜10
重量%添加すると、さらに分散性が改善される。
【0017】このような蛍光体と結合剤樹脂とを含むマ
−キング塗料は、糸がスパンヤ−ンあるいはフィラメン
トヤ−ンである場合や、合成繊維からなる糸あるいは天
然繊維からなる糸の場合によっても異なり、糸の太さに
よっても異なるが、マ−キング用糸を織物に織り込んだ
り、ミシン糸として使用する際、柔軟性が必要なため、
この柔軟性を損なわない範囲内で被覆するのが好まし
い。
−キング塗料は、糸がスパンヤ−ンあるいはフィラメン
トヤ−ンである場合や、合成繊維からなる糸あるいは天
然繊維からなる糸の場合によっても異なり、糸の太さに
よっても異なるが、マ−キング用糸を織物に織り込んだ
り、ミシン糸として使用する際、柔軟性が必要なため、
この柔軟性を損なわない範囲内で被覆するのが好まし
い。
【0018】また、このマ−キング用糸は、ミシン糸と
して使用する場合、すべりを改良するため、マ−キング
塗料を塗布し、乾燥して蛍光体を結合剤樹脂とともに含
む被膜形成した後、シリコ−ン処理を施してもよい。
して使用する場合、すべりを改良するため、マ−キング
塗料を塗布し、乾燥して蛍光体を結合剤樹脂とともに含
む被膜形成した後、シリコ−ン処理を施してもよい。
【0019】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 NaNdMoO4 5 重量部 自己架橋型アクリル酸エステルエマルジョン(大日本インキ 5 〃 化学工業社製;GT−10(固形分37重量%) 25%アンモニア水 0.3 〃 アクリル系増粘剤(ロ−ドアンドハス社製;プライマ−ル 3 〃 ASE−60 分散剤(花王社製;デモ−ルEP) 0.5 〃 水 86.2 〃 この組成物をデスパ−で1時間混合分散してマ−キング
塗料を調製した。
塗料を調製した。
【0020】次いで、得られたマ−キング塗料を図1に
示すマ−キング処理装置の処理槽1内に供給し、ボビン
2に巻かれた太さ120番のポリエステル未加工糸3を
ガイドロ−ラ4を介して処理槽1内に配設された処理ロ
−ラ5の周面上を走行させ、糸3の周面にマ−キング塗
料を付着させた。
示すマ−キング処理装置の処理槽1内に供給し、ボビン
2に巻かれた太さ120番のポリエステル未加工糸3を
ガイドロ−ラ4を介して処理槽1内に配設された処理ロ
−ラ5の周面上を走行させ、糸3の周面にマ−キング塗
料を付着させた。
【0021】そして、マ−キング塗料を付着させたポリ
エステル糸3を一対の脱液ロ−ラ6,6間に走行させて
余分なマ−キング塗料を脱落させ、ドライヤ−7を通る
間に乾燥させた後、ガイドロ−ラ8を介し、さらにテン
ションアジャスタ9および10を介してワインダ11に
巻き取り、全周面に蛍光体を67重量%の含率で含む被
膜を被覆形成したマ−キング用糸をつくった。
エステル糸3を一対の脱液ロ−ラ6,6間に走行させて
余分なマ−キング塗料を脱落させ、ドライヤ−7を通る
間に乾燥させた後、ガイドロ−ラ8を介し、さらにテン
ションアジャスタ9および10を介してワインダ11に
巻き取り、全周面に蛍光体を67重量%の含率で含む被
膜を被覆形成したマ−キング用糸をつくった。
【0022】得られたマ−キング用糸を使用して、一反
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、赤外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、赤外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
【0023】実施例2 実施例1におけるマ−キング塗料の組成において、Na
NdMoO4 に代えてNdP2 O5 を同量使用した以外
は、実施例1と同様にしてマ−キング塗料を調製し、全
周面に蛍光体を67重量%の含率で含む被膜を被覆形成
したマ−キング用糸をつくった。
NdMoO4 に代えてNdP2 O5 を同量使用した以外
は、実施例1と同様にしてマ−キング塗料を調製し、全
周面に蛍光体を67重量%の含率で含む被膜を被覆形成
したマ−キング用糸をつくった。
【0024】得られたマ−キング用糸を使用して、一反
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、紫外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、紫外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
【0025】実施例3 NaNdMoO4 5 重量部 ヒドロキシメチルセルロ−ス(ダイセル化学工業社製; 4 〃 EP600) ワックス(ユシロ化学工業社製;ソルビルワックスT25) 2.5 〃 分散剤(花王社製;デモ−ルEP) 0.5 〃 水 88 〃 この組成物をデスパ−で1時間混合分散してマ−キング
塗料を調製した。
塗料を調製した。
【0026】このようにして得られたマ−キング塗料
を、実施例1で使用したマ−キング塗料に代えて使用し
た以外は、実施例1と同様にして全周面に蛍光体を41
重量%の含率で含む被膜を被覆形成したマ−キング用糸
をつくった。
を、実施例1で使用したマ−キング塗料に代えて使用し
た以外は、実施例1と同様にして全周面に蛍光体を41
重量%の含率で含む被膜を被覆形成したマ−キング用糸
をつくった。
【0027】得られたマ−キング用糸を使用して、一反
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、紫外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、紫外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
【0028】実施例4 NaNdMoO4 10 重量部 ポリビニルアルコ−ル(日本合成化学工業社製;ゴ−セノ−ル 4 〃 A−300) ポリビニルアルコ−ル(日本合成化学工業社製;ゴ−セノ−ル 3 〃 GH−17) コンスタ−チ(敷島産業社製) 4 〃 ワックス(ユシロ化学工業社製;ソルビルワックスT25) 2.5 〃 水 76.5 〃 この組成物をデスパ−で1時間混合分散してマ−キング
塗料を調製した。
塗料を調製した。
【0029】このようにして得られたマ−キング塗料
を、実施例1で使用したマ−キング塗料に代えて使用し
た以外は、実施例1と同様にして全周面に蛍光体を43
重量%の含率で含む被膜を被覆形成したマ−キング用糸
をつくった。
を、実施例1で使用したマ−キング塗料に代えて使用し
た以外は、実施例1と同様にして全周面に蛍光体を43
重量%の含率で含む被膜を被覆形成したマ−キング用糸
をつくった。
【0030】得られたマ−キング用糸を使用して、一反
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、紫外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
の長さが50mの織物原反を40反つないでル−プ状に
し、これを染色機に入れて染色加工を行った。染色加工
後、紫外発光検出装置で検知したところ各織物原反をつ
ないだマ−キング用糸が自動的かつ確実迅速に検知さ
れ、各原反を元の一反毎の原反に戻す作業を円滑に行う
ことができた。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のマ−キ
ング用糸にあっては、糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂
とともに含む被膜を設けているため、これらの蛍光体を
検知する検知手段で自動的かつ確実に検知することがで
き、このマ−キング用糸を織物原反のつなぎ用糸として
利用したり、織り込んだりしておけば、織物原反のつな
ぎ目や織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ
確実に検知することができ、無人化をも図ることができ
る。
ング用糸にあっては、糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂
とともに含む被膜を設けているため、これらの蛍光体を
検知する検知手段で自動的かつ確実に検知することがで
き、このマ−キング用糸を織物原反のつなぎ用糸として
利用したり、織り込んだりしておけば、織物原反のつな
ぎ目や織物上の所定の位置などを検知手段で自動的かつ
確実に検知することができ、無人化をも図ることができ
る。
【図1】この発明で使用するマ−キング処理装置の概略
説明図である。
説明図である。
1 処理槽 3 糸
Claims (2)
- 【請求項1】 糸の全周面に蛍光体を結合剤樹脂ととも
に含む被膜を被覆形成したことを特徴とするマ−キング
用糸 - 【請求項2】 蛍光体が赤外発光蛍光体である請求項1
記載のマ−キング用糸
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27175994A JPH08113840A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | マ−キング用糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27175994A JPH08113840A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | マ−キング用糸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113840A true JPH08113840A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17504449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27175994A Withdrawn JPH08113840A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | マ−キング用糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113840A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114855322A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-08-05 | 武汉纺织大学 | 一种耐超高温无捻缝纫线、制备装置及制备方法 |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP27175994A patent/JPH08113840A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114855322A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-08-05 | 武汉纺织大学 | 一种耐超高温无捻缝纫线、制备装置及制备方法 |
CN114855322B (zh) * | 2022-05-25 | 2023-01-24 | 武汉纺织大学 | 一种耐超高温无捻缝纫线、制备装置及制备方法 |
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