JPH0811354A - カラー定着装置、カラー定着用蛍光ランプおよびカラー定着用高圧放電ランプ - Google Patents

カラー定着装置、カラー定着用蛍光ランプおよびカラー定着用高圧放電ランプ

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JPH0811354A
JPH0811354A JP6150280A JP15028094A JPH0811354A JP H0811354 A JPH0811354 A JP H0811354A JP 6150280 A JP6150280 A JP 6150280A JP 15028094 A JP15028094 A JP 15028094A JP H0811354 A JPH0811354 A JP H0811354A
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JP
Japan
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light
color fixing
lamp
color
fixing device
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JP6150280A
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English (en)
Inventor
Kunio Yuasa
邦夫 湯浅
Toshihiko Ishigami
敏彦 石神
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化を図ったカラー定着装置を提供
する。 【構成】 最初に1層目のイエロー層3の所定部分を低
エネルギーで加熱して発色させる。カラー感熱紙1を移
動させ、小型高圧放電ランプ11を有する照明装置13およ
びカラー感熱紙1間に光学フィルタ15を位置させた状態
で、420nm以上460nm以下の光を照射し、この
光によりイエロー色素を定着する。カラー感熱紙1を移
動させ、2層目のマゼンダ層4の所定部分を中エネルギ
ーで加熱して発色させる。カラー感熱紙1を移動させ、
光学フィルタ15を照明装置13およびカラー感熱紙1間に
位置させた状態で、たとえば365nmの紫外線を照射
し、この光により瞬時にマゼンダ色素を定着させる。3
層目のシアン層5の所定部分を加熱し、この加熱部分を
発色させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー印刷の定着用紙
に紫外線や可視光を照射して色素を定着させるためのカ
ラー定着装置、カラー定着用蛍光ランプおよびカラー定
着用高圧放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビやビデオデッキなどに専用
のカラープリンタを接続し、テレビやビデオデッキの画
面に写されたシーンの画像を専用のカラープリンタによ
って定着用紙にカラー印刷するフルカラー印刷装置が開
発されている。
【0003】そして、この種のカラー印刷装置は、定着
用紙として特殊なカラー感熱紙を用い、このカラー感熱
紙が定着装置によって定着される。すなわち、カラー感
熱紙1は、図12に示すように、台紙2の表面に3原色
として知られるイエロー(黄)層3、マゼンダ(赤)層
4およびシアン(青)層5の色素源の発色部をそれぞれ
積層して塗布してあり、図11に示すプラテン6の外面
に巻かれて回転される。
【0004】そして、このプラテン6に対向してサーマ
ルヘッド7を設け、このサーマルヘッド7により、最初
に1層目のイエロー層3の所定部分を低エネルギーで加
熱し、この加熱部分を発色させる。また、プラテン6の
回転に伴い、カラー感熱紙1が回転するとき、カラー定
着用光源としての第1の蛍光ランプ8から420nm以
上460nm以下の光が照射され、この光によりイエロ
ー発色部分の薬剤が光反応することによりイエロー色素
の定着がなされる。
【0005】次に、サーマルヘッド7により、2層目の
マゼンダ層4の所定部分を中エネルギーで加熱し、この
加熱部分を発色させる。また、プラテン6の回転に伴
い、カラー感熱紙1が回転するとき、他のカラー定着用
光源としての第2の蛍光ランプ9から、410nm以下
の光、たとえば365nmの紫外線が照射され、この光
によりマゼンダ発色部分の薬剤が光反応してマゼンダの
色素を定着させる。
【0006】さらに、サーマルヘッド7により、3層目
のシアン層5の所定部分を加熱し、この加熱部分を発色
させる。なお、このシアン層5は光を照射しなくても定
着がなされる。
【0007】そして、このような定着方法により、3原
色のイエロー層3、マゼンダ層4およびシアン層5の色
素がそれぞれ発色し、これら発色部分が相互に混ざり合
って各種の色を現出し、カラープリンタがなされてい
る。
【0008】ところで、イエロー層3、マゼンダ層4お
よびシアン層5の定着には、可視光を照射する第1の蛍
光ランプ8および紫外線を照射する第2の蛍光ランプ9
が使用されている。
【0009】そして、イエロー層3の色素源を定着させ
る薬剤は、図13のAに示すように、420nm以上の
波長領域に感応波長域をもち、また、マゼンダの色素源
を定着させる薬剤は、図13のBで示すように、410
nm以下の波長域に感応波長域をもっている。このた
め、第1の蛍光ランプ8は420nm以上460nm以
下の可視光域に発光中心をもち、第2の蛍光ランプ9は
410nm以下の波長域に発光中心をもっている。
【0010】また、一般に蛍光ランプは、バルブ内に封
入した水銀から放出される紫外線をバルブの内面に形成
した蛍光体層により所望の波長域の光に変換することが
できるから、420nm以上460nm以下の可視光
や、410nm以下などの光を放出する光源として最適
である。しかも蛍光ランプは、細長い発光領域をもつの
で所定の面積の感熱紙を走査して露光させるのに有利で
あり、かつ、消費電力の割には発光量が多いので発光率
がよく、さらに発熱が少ないからカラー印刷装置のハウ
ジングに収容して用いても印刷装置の温度上昇を少なく
することができるなどの利点がある。
【0011】したがって、カラープリントの定着用の光
源としては、第1の蛍光ランプ8および第2の蛍光ラン
プ9を使用している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフルカラー印刷装置は、第1の蛍光ランプ8から4
20nm以上460nm以下の光が照射され、この光に
よりイエロー発色部分の薬剤が光反応することによりイ
エロー色素を定着し、第2の蛍光ランプ9から、410
nm以下の光、たとえば365nmの紫外線が照射さ
れ、この光によりマゼンダ発色部分の薬剤が光反応して
マゼンダの色素を定着するため、蛍光ランプが2本必要
になり、装置が大型化する問題を有している。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、装置の小型化を図ったカラー定着装置、カラー定着
用蛍光ランプおよびカラー定着用高圧放電ランプを提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のカラー定
着装置は、少なくとも異なる2つの波長領域に作用する
感光体を有する定着用紙を相対的に移動させる移動手段
と、前記感光体に作用する互いに異なる少なくとも2つ
の波長領域の光を放射するランプと、前記ランプのそれ
ぞれの波長領域の光をそれぞれ制光する制光手段とを具
備したものである。
【0015】請求項2記載のカラー定着装置は、請求項
1記載のカラー定着装置において、2つの波長域は、4
20nm以上460nm以下、および、410nm以下
であるものである。
【0016】請求項3記載のカラー定着装置は、請求項
1または2記載のカラー定着装置において、制光手段
は、ランプからの光をそれぞれの波長領域に分光透過す
る光学フィルタであるものである。
【0017】請求項4記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし3いずれか記載のカラー定着装置において、ラ
ンプからの光を入射する入光面、および、この入光面よ
り面積が小さい線状の出光面を有し、前記入光面を前記
ランプに対向配置した導光体を具備したものである。
【0018】請求項5記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし4いずれか記載のカラー定着装置において、ラ
ンプからの出力光を集光して線状に照射する光ファイバ
を具備したものである。
【0019】請求項6記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし5いずれか記載のカラー定着装置において、ラ
ンプは、少なくとも2つの互いに異なる波長領域の光を
放射する蛍光体層を有する蛍光ランプであるものであ
る。
【0020】請求項7記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし5いずれか記載のカラー定着装置において、ラ
ンプは、水銀(Hg)、インジウム(In)、ガリウム
(Ga)、ルビジウム(Rb)、クロム(Cr)、カル
シウム(Ca)、ゲルマニウム(Ge)、炭素(C)、
ストロンチウム(Sr)および希土類金属のうちの少な
くともいずれか1つで1つの波長領域を発光し、水銀
(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト
(Co)、トリウム(Th)、ガリウム(Ga)、イン
ジウム(In)、タリウム(Tl)、スカンジウム(S
c)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、カドミウム(C
d)、ジルコニウム(Zr)および希土類金属のうちの
少なくともいずれか1つで他の1つの波長領域を発光す
る高圧金属蒸気放電ランプであるものである。
【0021】請求項8記載のカラー定着用蛍光ランプ
は、透光性気密容器と、この透光性気密容器の内側に形
成され、420nm以上で460nm以下の波長領域に
ピークを有する光、および、410nm以下の波長領域
にピークを有する光を放射する蛍光体層とを有するもの
である。
【0022】請求項9記載のカラー定着用蛍光ランプ
は、請求項8記載のカラー定着用蛍光ランプにおいて、
蛍光体層は、420nm以上で460nm以下の波長領
域に発光ピークを有する蛍光体と、410nm以下の波
長領域に発光ピークを有する蛍光体とを有するものであ
る。
【0023】請求項10記載のカラー定着用高圧放電ラ
ンプは、透光性気密容器と、この透光性気密容器内部に
封入され、1つの波長領域で発光する水銀(Hg)、イ
ンジウム(In)、ガリウム(Ga)、ルビジウム(R
b)、クロム(Cr)、カルシウム(Ca)、ゲルマニ
ウム(Ge)、炭素(C)、ストロンチウム(Sr)お
よび希土類金属のうちの少なくともいずれか1つの第1
の発光物質と、前記透光性気密容器内部に封入され、前
記1つの波長領域とは異なる他の1つの波長領域で発光
する水銀(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コ
バルト(Co)、トリウム(Th)、ガリウム(G
a)、インジウム(In)、タリウム(Tl)、スカン
ジウム(Sc)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、カドミ
ウム(Cd)、ジルコニウム(Zr)および希土類金属
のうちの少なくともいずれか1つの第2の発光物質とを
具備したものである。
【0024】請求項11記載のカラー定着用蛍光ランプ
は、請求項9記載のカラー定着用蛍光ランプにおいて、
第1の発光物質は420nm以上で460nm以下の波
長領域に発光ピークを有し、第2の発光物質は410n
m以下の波長領域に発光ピークを有するものである。
【0025】
【作用】請求項1記載のカラー定着装置は、移動手段で
少なくとも異なる2つの波長領域に作用される感光体を
有する定着用紙を相対的に移動させ、ランプは感光体を
作用する互いに異なる少なくとも2つの波長領域の光を
照射し、制光手段でランプのそれぞれの波長領域の光を
それぞれ制光し、1つのランプで感光体の2つの波長領
域を作用できるため、ランプの本数を少なくすることが
できるので、装置の小型化を図れる。
【0026】請求項2記載のカラー定着装置は、請求項
1記載のカラー定着装置において、2つの波長域は、4
20nm以上460nm以下、および、410nm以下
であるため、1つのランプで感光体のマゼンダを定着す
るとともに、イエローを定着する。
【0027】請求項3記載のカラー定着装置は、請求項
1または2記載のカラー定着装置において、制光手段
は、ランプからの光をそれぞれの波長領域に分光透過す
る光学フィルタであるため、簡単な構成でランプからそ
れぞれの波長領域を抽出でき、マゼンダおよびイエロー
を確実に定着する。
【0028】請求項4記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし3いずれか記載のカラー定着装置において、導
光体でランプからの光を入光面から入射し、この入光面
より面積の小さい線状の出光面から出力するため、導光
板によりランプからの光を集光して線状の光源になる。
【0029】請求項5記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし4いずれか記載のカラー定着装置において、光
ファイバでランプからの出力光を集光して線状に照射す
るため、ランプからの光を集光して線状にできる。
【0030】請求項6記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし5いずれか記載のカラー定着装置において、ラ
ンプは、互いに異なる少なくとも2つの波長領域の光を
照射する蛍光体層を有する蛍光ランプであるため、簡単
な構成で2つの波長領域を照射する。
【0031】請求項7記載のカラー定着装置は、請求項
1ないし5いずれか記載のカラー定着装置において、ラ
ンプは、水銀(Hg)、インジウム(In)、ガリウム
(Ga)、ルビジウム(Rb)、クロム(Cr)、カル
シウム(Ca)、ゲルマニウム(Ge)、炭素(C)、
ストロンチウム(Sr)および希土類金属のうちの少な
くともいずれか1つで1つの波長領域を発光し、水銀
(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト
(Co)、トリウム(Th)、ガリウム(Ga)、イン
ジウム(In)、タリウム(Tl)、スカンジウム(S
c)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、カドミウム(C
d)、ジルコニウム(Zr)および希土類金属のうちの
少なくともいずれか1つで他の1つの波長領域を発光す
る高圧ナトリウムランプであるため、高出力化を図れる
ので、短い時間で感光体のイエローおよびマゼンダを定
着できる。
【0032】請求項8記載のカラー定着用蛍光ランプ
は、透光性気密容器の内側に、420nm以上で460
nm以下の波長領域にピークを有するとともに、410
nm以下の波長領域にピークを有する光を照射する蛍光
体層を有するため、イエローおよびマゼンダを確実に定
着できる。
【0033】請求項9記載のカラー定着用蛍光ランプ
は、請求項8記載のカラー定着用蛍光ランプにおいて、
蛍光体層は、420nm以上で460nm以下の波長領
域に発光ピークを有する蛍光体と、410nm以下の波
長領域に発光ピークを有する蛍光体とを有するため、簡
単に2つの領域の光を照射できる。
【0034】請求項10記載のカラー定着用高圧放電ラ
ンプは、透光性気密容器内部に、1つの波長領域で発光
する水銀(Hg)、インジウム(In)、ガリウム(G
a)、ルビジウム(Rb)、クロム(Cr)、カルシウ
ム(Ca)、ゲルマニウム(Ge)、炭素(C)、スト
ロンチウム(Sr)および希土類金属のうちの少なくと
もいずれか1つの第1の物質と、前記透光性気密容器内
部に封入され、1つの波長領域とは異なる他の1つの波
長領域で発光する水銀(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル
(Ni)、コバルト(Co)、トリウム(Th)、ガリ
ウム(Ga)、インジウム(In)、タリウム(T
l)、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、鉛(P
b)、カドミウム(Cd)、ジルコニウム(Zr)およ
び希土類金属のうちの少なくともいずれか1つの第2の
物質と封入したため、高出力化を図れるので、短い時間
で感光体のイエローおよびマゼンダを定着できる。
【0035】請求項11記載のカラー定着用蛍光ランプ
は、請求項9記載のカラー定着用蛍光ランプにおいて、
第1の発光物質は420nm以上で460nm以下の波
長領域に発光ピークを有し、第2の発光物質は410n
m以下の波長領域に発光ピークを有するため、感光体の
イエローおよびマゼンダを定着できる。
【0036】
【実施例】以下、本発明のカラー定着装置の一実施例を
フルカラー印刷装置を図面を参照して説明する。なお、
従来例で説明した部分に対応する部分については、同一
符号を付して説明する。
【0037】図1に示すように、たとえば約70Wの小
型高圧放電ランプ11の背面側に前方に照射光を照射する
楕円面の反射体12が設けられ、これら小型高圧放電ラン
プ11および反射体12にて照明装置13を構成し、この照明
装置13の投光方向には熱線カットフィルタ14が設けら
れ、この熱線カットフィルタ14の投光方向には投光方向
に対して交差する方向に移動可能な波長420nm以上
460nm以下の光を投光する制光手段としての光学フ
ィルタ15が配設され、この光学フィルタ15より投光方向
側で照明装置13の焦点距離の部分に、定着用紙としての
カラー感熱紙1が移動可能に配置される。さらに、カラ
ー感熱紙1に対向して図示しないサーマルヘッドが設け
られている。
【0038】なお、カラー感熱紙1は、図12に示すよ
うに、台紙2の表面に3原色として知られる感光体とし
てのイエロー(黄)層3、感光体としてのマゼンダ
(赤)層4および感光体としてのシアン(青)層5の色
素源の発色部をそれぞれ積層して塗布されて形成されて
いる。。
【0039】また、小型高圧放電ランプ11は、透光性気
密容器11a 内に発光部11b が配設されるとともに、可視
光線である420nm以上460nm以下の波長領域の
スペクトルを発光させるために、水銀(Hg)、インジ
ウム(In)、ガリウム(Ga)、ルビジウム(R
b)、クロム(Cr)、カルシウム(Ca)、ゲルマニ
ウム(Ge)、炭素(C)、ストロンチウム(Sr)お
よび希土類金属のうちの少なくともいずれか1つが、紫
外線である410nm以下の波長領域のスペクトルを発
光させるために、水銀(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル
(Ni)、コバルト(Co)、トリウム(Th)、ガリ
ウム(Ga)、インジウム(In)、タリウム(T
l)、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、鉛(P
b)、カドミウム(Cd)、ジルコニウム(Zr)およ
び希土類金属のうちの少なくともいずれか1つが封入さ
れる。なお、おもな発光波長を表1に示すとともに、一
例として水銀(Hg)の場合の分光特性を図2に、イン
ジウム(In)の場合の分光特性を図3に示す。
【0040】
【表1】 また、照明装置13、熱線カットフィルタ14および光学フ
ィルタ15を一体に水平方向に回動あるいは移動すること
によりカラー感熱紙1の水平方向を定着し、カラー感熱
紙1を上下方向に移動させることによりカラー感熱紙1
の垂直方向を定着する。
【0041】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0042】まず、サーマルヘッドにより、最初に1層
目のイエロー層3の所定部分を低エネルギーで加熱し、
この加熱部分を発色させる。そして、カラー感熱紙1を
移動させ、照明装置13およびカラー感熱紙1間に光学フ
ィルタ15を位置させた状態で、420nm以上460n
m以下の光を照射し、この光によりイエロー発色部分の
薬剤が光反応することによりイエロー色素を定着する。
【0043】次に、カラー感熱紙1を移動させ、再びサ
ーマルヘッドにより、2層目のマゼンダ層4の所定部分
を中エネルギーで加熱し、この加熱部分を発色させる。
そして、カラー感熱紙1を移動させ、光学フィルタ15を
照明装置13およびカラー感熱紙1間に位置させた状態
で、410nm以下の光、たとえば365nmの紫外線
を照射し、この光により瞬時にマゼンダ発色部分の薬剤
が光反応してマゼンダの色素を定着させる。
【0044】さらに、サーマルヘッドにより、3層目の
シアン層5の所定部分を加熱し、この加熱部分を発色さ
せる。なお、このシアン層5は光を照射しなくても定着
がなされる。
【0045】そして、このような定着方法により、3原
色のイエロー層3、マゼンダ層4およびシアン層5の色
素がそれぞれ発色し、これら発色部分が相互に混ざり合
って各種の色を現出し、カラープリンタがなされる。
【0046】なお、カラー感熱紙1の定着時間に合わせ
て、カラー感熱紙1の移動速度を変化させることによ
り、最適な定着時間を確保すればよい。
【0047】上述のように、70Wの小型高圧放電ラン
プ11を用いることにより、A6サイズのカラー感熱紙1
を用いた場合、従来の20Wの直管型の蛍光ランプに比
べ約1/3の時間で定着などを行なえる。
【0048】次に、他の実施例を図4を参照して説明す
る。
【0049】この図4に示す実施例は、図1に示す実施
例において、熱線カットフィルタ14および光学フィルタ
15の間に凸レンズ21を配設し、この凸レンズ21の焦点位
置に、光学ガイドとなる多数の光ファイバを束ねた導光
体22の基端側の円形断面22aを対向させ、線状であるシ
ート状の出力端面22b をカラー感熱紙1に対向させたも
のである。
【0050】そして、小型高圧放電ランプ11からの照射
光を凸レンズ21で集光し、この凸レンズ21で集光された
照射光を導光体22の円形断面22a で導光し、導光体22の
出力端面22b で線状光源として出射し、長手方向に対し
て交差する方向にカラー感熱紙1を相対的に移動して、
導光体22の端面に対向したカラー感熱紙1を定着させ
る。
【0051】このように、導光体22の先端をシート状に
することにより、線状光源となるこの導光体22の出力端
面22b の長手方向に対して交差する方向に、カラー感熱
紙1を相対的に移動するのみで、カラー感熱紙1の定着
などを均一の照射光で行なえる。
【0052】また、他の実施例を図5を参照して説明す
る。
【0053】この図5に示す実施例は、図1に示す実施
例において、照明装置13の焦点位置に対応して、照明装
置13からの光を順次断面方向に屈曲させ、断面方向から
出力するたとえばアクリル板などの導光板としての導光
板23を配設し、この導光板23の平面部分を入光面23a と
し、この入光面23a より面積の小さい端面部分を出光面
23b とし、入光面23a をカラー感熱紙1を対向させたも
のである。
【0054】そして、照明装置13の小型高圧放電ランプ
11からの照射光を導光板23の入光面23a に照射し、導光
板23にて直交方向に屈曲させ、導光板23の出光面23b か
ら照射し、導光板23の出光面23b の長手方向に対して交
差する方向にカラー感熱紙1を相対的に移動し、対向し
たカラー感熱紙1を定着させる。
【0055】このように、導光板23により照射光を導光
して端面から照射することにより線状光源が得られ、こ
の導光板23の出力端面の長手方向に対して交差する方向
にカラー感熱紙1を相対的に移動するのみで、カラー感
熱紙1の定着などを均一の照射光で行なえる。
【0056】さらに、他の実施例を図6を参照して説明
する。
【0057】この図6に示す実施例は、図1に示す実施
例において、照明装置13の焦点位置に対応して、他面
体、たとえば6角柱状の回転自在あるいは振動可能なミ
ラー24の長手方向を対向して配設し、このミラー24の反
射方向にカラー感熱紙1を対向して配設したものであ
る。
【0058】そして、照明装置13の小型高圧放電ランプ
11からの照射光を導光板23に照射し、ミラー24を中心軸
を中心に回動あるいは所定の振動を行ない、ミラー24の
長手方向に対して交差する方向にカラー感熱紙1を相対
的に移動し、対向したカラー感熱紙1を定着させる。
【0059】このように、ミラー24を回転させて照射光
を導光して端面から照射することにより、長手方向に対
して交差する方向にカラー感熱紙1を相対的に移動する
のみで、カラー感熱紙1の定着などを均一の照射光で行
なえる。
【0060】さらに、他の実施例を図7ないし図10を
参照して説明する。
【0061】図7に示すように、移動手段としてのプラ
テン30に対向してサーマルヘッド31および蛍光ランプ32
を配設し、プラテン30および蛍光ランプ32間に、制光手
段としての420nm以上460nm以下の光を透過す
る開閉可能な光学フィルタ33を設けたものである。
【0062】そして、蛍光ランプ32は、たとえば直管状
に形成されたもので、図8に示すように、透光性気密容
器としてのバルブ34を有し、このバルブ34の両端はフレ
アステム35,35により閉塞されており、これらフレアス
テム35,35にはそれぞれ熱陰極36,36が封装されてい
る。また、それぞれの熱陰極36,36は、フレアステム3
5,35に気密に貫通されたリード線37に接続されてい
る。なお、蛍光ランプ32は直管型に限らず、U字状のも
のを用いてもよい。
【0063】さらに、バルブ34の内面には、図9に示す
ように、バルブ34の所定角度たとえば270°〜300
°の範囲で光反射膜38が形成され、この光反射膜38の形
成されていないバルブ34の長手方向に沿った部分に透光
部となるアパーチャ39が形成されている。なお、このア
パーチャ39は、バルブ34の中心軸からの広がり角、すな
わち開口角θが60°〜90°の範囲に設定されてい
る。
【0064】また、この光反射膜38は、アルファアルミ
ナ=α−Al2 3 、またはαアルミナとチタニア(T
iO2 )を混合した金属酸化物で形成されている。そし
て、光反射膜38は好ましくはαアルミナの微粉末を積層
して構成されており、光反射膜38の膜厚は20μm以上
で100μm以下が望ましい。なお、αアルミナは、平
均粒径が0.2μm以上で10μm以下の粉末の状態で
溶剤に混ぜ、この溶液をバルブ34の内面に塗布して乾燥
することにより積層構造として形成されている。
【0065】そして、光反射膜38およびアパーチャ39の
内面には可視光線である420nm以上460nm以
下、たとえば425nmのスペクトルを発光する、たと
えば一般式(Sr,Ca)2 2 7 :Euで表される
ハロりん酸塩蛍光体などの蛍光物質で形成された第1の
蛍光体層40、および、紫外線である410nm以下、1
85nmや254nmのスペクトルを発光する、たとえ
ば一般式SrB4 7 :Euで表されるほう酸塩蛍光体
蛍光物質で形成された第2の蛍光体層41が積層形成され
ている。
【0066】さらに、バルブ34内には、所定量の水銀ま
たはアマルガムと、アルゴンなどの希ガスが封入されて
いる。
【0067】なお、SrB4 7 :Euの蛍光体、およ
び、(Sr,Ca),P2 7 :Euの蛍光体の2つを
用いた分光特性は図10に示すようになっている。
【0068】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0069】まず、サーマルヘッド31により、最初に1
層目のイエロー層3の所定部分を低エネルギーで加熱
し、この加熱部分を発色させる。また、プラテン30の回
転に伴い、カラー感熱紙1が回転するとき、光学フィル
タ33を蛍光ランプ32およびプラテン30間に位置させ、蛍
光ランプ32から420nm以上460nm以下を透過さ
せ、この光によりイエロー発色部分の薬剤が光反応する
ことによりイエロー色素の定着がなされる。
【0070】次に、サーマルヘッド31の回転により、2
層目のマゼンダ層4の所定部分を中エネルギーで加熱
し、この加熱部分を発色させる。また、プラテン30の回
転に伴い、カラー感熱紙1が回転するとき、光学フィル
タ33を蛍光ランプ32およびプラテン30から取り除き、蛍
光ランプ32から、410nm以下の光、たとえば185
nmや254nmの紫外線が照射され、この光によりマ
ゼンダ発色部分の薬剤が光反応してマゼンダの色素を定
着させる。
【0071】さらに、サーマルヘッド31により、3層目
のシアン層5の所定部分を加熱し、この加熱部分を発色
させる。なお、このシアン層5は光を照射しなくても定
着がなされる。
【0072】そして、このような定着方法により、3原
色のイエロー層3、マゼンダ層4およびシアン層5の色
素がそれぞれ発色し、これら発色部分が相互に混ざり合
って各種の色を現出し、カラープリンタがなされてい
る。
【0073】このように、アパーチャ39は、開口角θを
60°〜90°範囲にしたから、紫外線の照射量が良好
になる。すなわち、開口角θが60°未満であると、照
射幅が小さくなるから走査幅が狭くなり、定着性能が低
下する。開口角θが90°を越えると、照射範囲が広が
って感熱紙が単位面積当りに受ける紫外線強度が弱くな
る。
【0074】このように、アパーチャ39を設けて一方向
に光を照射させているため、従来に比べて単位面積当た
りの光量が増加するので、定着などの時間を短くするこ
とができる。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載のカラー定着装置によれ
ば、ランプは感光体を作用する互いに異なる2つの波長
領域の光を放射し、制光手段でランプのそれぞれの波長
領域の光をそれぞれ制光し、1つのランプで感光体の2
つの波長領域を作用できるため、ランプの本数を少なく
することができるので、装置の小型化を図ることができ
る。
【0076】請求項2記載のカラー定着装置によれば、
請求項1記載のカラー定着装置に加え、2つの波長領域
は、420nm以上460nm以下、および、410n
m以下に少なくとも発光ピークを有するため、1つのラ
ンプで感光体のマゼンダを定着するとともに、イエロー
を定着することができる。
【0077】請求項3記載のカラー定着装置によれば、
請求項1または2記載のカラー定着装置に加え、ランプ
からのそれぞれの波長領域に分光透過する光学フィルタ
であるため、簡単な構成でランプからそれぞれの波長領
域を抽出でき、マゼンダおよびイエローを確実に定着で
きる。
【0078】請求項4記載のカラー定着装置によれば、
請求項1ないし3いずれか記載のカラー定着装置に加
え、導光板でランプからの光を入光面から入射し、この
入光面より面積の小さい線状の出光面から出力するた
め、導光板によりランプからの光を集光して線状の光源
になり、相対移動する定着用紙を効率良く定着できる。
【0079】請求項5記載のカラー定着装置によれば、
請求項1ないし4いずれか記載のカラー定着装置に加
え、光ファイバでランプからの出力光を集光して線状に
照射するため、ランプからの光を集光して線状の光源に
なり、相対移動する定着用紙を効率良く定着できる。
【0080】請求項6記載のカラー定着装置によれば、
請求項1ないし5いずれか記載のカラー定着装置に加
え、少なくとも2つの互いに異なる波長領域の蛍光体層
を有する蛍光ランプであるため、簡単な構成で2つの波
長領域を照射できる。
【0081】請求項7記載のカラー定着装置によれば、
請求項1ないし5いずれか記載のカラー定着装置に加
え、ランプは、水銀(Hg)、インジウム(In)、ガ
リウム(Ga)、ルビジウム(Rb)、クロム(C
r)、カルシウム(Ca)、ゲルマニウム(Ge)、炭
素(C)、ストロンチウム(Sr)および希土類金属の
うちの少なくともいずれか1つで1つの波長領域を発光
し、水銀(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コ
バルト(Co)、トリウム(Th)、ガリウム(G
a)、インジウム(In)、タリウム(Tl)、スカン
ジウム(Sc)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、カドミ
ウム(Cd)、ジルコニウム(Zr)および希土類金属
のうちの少なくともいずれか1つで他の1つの波長領域
を発光する高圧金属蒸気放電ランプである高圧金属蒸気
放電ランプであるため、高出力化を図れるので、短い時
間で感光体のイエローおよびマゼンダを定着できる。
【0082】請求項8記載のカラー定着用蛍光ランプに
よれば、透光性気密容器の内側に420nm以上で46
0nm以下の波長領域にピークを有するとともに、41
0nm以下の波長領域にピークを有する光を照射する蛍
光体層を有するため、イエローおよびマゼンダを確実に
定着できる。
【0083】請求項9記載のカラー定着用蛍光ランプに
よれば、請求項8記載のカラー定着用蛍光ランプに加
え、蛍光体層は、420nm以上で460nm以下の波
長領域に発光ピークを有する蛍光体と、410nm以下
の波長領域に発光ピークを有する蛍光体とを有するた
め、簡単に2つの領域の光を照射できる。
【0084】請求項10記載のカラー定着用高圧放電ラ
ンプによれば、透光性気密容器内部に1つの波長領域で
発光する水銀(Hg)、インジウム(In)、ガリウム
(Ga)、ルビジウム(Rb)、クロム(Cr)、カル
シウム(Ca)、ゲルマニウム(Ge)、炭素(C)、
ストロンチウム(Sr)および希土類金属のうちの少な
くともいずれか1つの物質と、前記透光性気密容器内部
に封入され、前記1つの波長領域とは異なる他の1つの
波長領域で発光する水銀(Hg)、鉄(Fe)、ニッケ
ル(Ni)、コバルト(Co)、トリウム(Th)、ガ
リウム(Ga)、インジウム(In)、タリウム(T
l)、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、鉛(P
b)、カドミウム(Cd)、ジルコニウム(Zr)およ
び希土類金属のうちの少なくともいずれか1つの物質と
封入したため、高出力化を図れるので、短い時間で感光
体のイエローおよびマゼンダを定着できる。
【0085】請求項11記載のカラー定着用蛍光ランプ
によれば、請求項9記載のカラー定着用蛍光ランプに加
え、第1の発光物質は420nm以上で460nm以下
の波長領域に発光ピークを有し、第2の発光物質は41
0nm以下の波長領域に発光ピークを有するため、感光
体のイエローおよびマゼンダを定着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー定着装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】同上水銀(Hg)を用いた小型高圧放電ランプ
の分光特性を示すグラフである。
【図3】同上インジウム(In)を用いた小型高圧放電
ランプの分光特性を示すグラフである。
【図4】同上他の実施例のカラー定着装置を示す構成図
である。
【図5】同上また他の実施例のカラー定着装置を示す構
成図である。
【図6】同上さらに他の実施例のカラー定着装置を示す
構成図である。
【図7】同上またさらに他の実施例のカラー定着装置を
示す構成図である。
【図8】同上蛍光ランプを示す一部を切り欠いた側面図
である。
【図9】同上蛍光ランプの断面図である。
【図10】同上蛍光ランプの分光特性を示すグラフであ
る。
【図11】従来例のカラー印刷装置の構成図である。
【図12】カラー印刷の感熱紙の構造を説明する説明図
である。
【図13】イエロー色素とマゼンダ色素の光感応領域を
示す図である。
【符号の説明】
1 定着用紙としてのカラー感熱紙 3 感光体としてのイエロー層 4 感光体としてのマゼンダ層 5 感光体としてのシアン層 11 小型高圧放電ランプ 11a 透光性気密容器 15,33 制光手段としての光学フィルタ 22 光ファイバを束ねた導光体 23 導光体としての導光板 23a 入光面 23b 出光面 30 移動手段としてのプラテン 32 蛍光ランプ 40 第1の蛍光体層 41 第2の蛍光体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 1/23 102 C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも異なる2つの波長領域に作用
    する感光体を有する定着用紙を相対的に移動させる移動
    手段と、 前記感光体に作用する互いに異なる少なくとも2つの波
    長領域の光を放射するランプと、 前記ランプのそれぞれの波長領域の光をそれぞれ制光す
    る制光手段とを具備したことを特徴とするカラー定着装
    置。
  2. 【請求項2】 2つの波長域は、420nm以上460
    nm以下、および、410nm以下であることを特徴と
    する請求項1記載のカラー定着装置。
  3. 【請求項3】 制光手段は、ランプからの光をそれぞれ
    の波長領域に分光透過する光学フィルタであることを特
    徴とする請求項1または2記載のカラー定着装置。
  4. 【請求項4】 ランプからの光を入射する入光面、およ
    び、この入光面より面積が小さい線状の出光面を有し、
    前記入光面を前記ランプに対向配置した導光体を具備し
    たことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のカ
    ラー定着装置。
  5. 【請求項5】 ランプからの出力光を集光して線状に照
    射する光ファイバを具備したことを特徴とする請求項1
    ないし4いずれか記載のカラー定着装置。
  6. 【請求項6】 ランプは、少なくとも2つの互いに異な
    る波長領域の光を放射する蛍光体層を有する蛍光ランプ
    であることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載
    のカラー定着装置。
  7. 【請求項7】 ランプは、水銀(Hg)、インジウム
    (In)、ガリウム(Ga)、ルビジウム(Rb)、ク
    ロム(Cr)、カルシウム(Ca)、ゲルマニウム(G
    e)、炭素(C)、ストロンチウム(Sr)および希土
    類金属のうちの少なくともいずれか1つで1つの波長領
    域を発光し、水銀(Hg)、鉄(Fe)、ニッケル(N
    i)、コバルト(Co)、トリウム(Th)、ガリウム
    (Ga)、インジウム(In)、タリウム(Tl)、ス
    カンジウム(Sc)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、カ
    ドミウム(Cd)、ジルコニウム(Zr)および希土類
    金属のうちの少なくともいずれか1つで他の1つの波長
    領域を発光する高圧金属蒸気放電ランプであることを特
    徴とする請求項1ないし5いずれか記載のカラー定着装
    置。
  8. 【請求項8】 透光性気密容器と、 この透光性気密容器の内側に形成され、420nm以上
    で460nm以下の波長領域にピークを有する光、およ
    び、410nm以下の波長領域にピークを有する光を放
    射する蛍光体層とを有することを特徴とするカラー定着
    用蛍光ランプ。
  9. 【請求項9】 蛍光体層は、420nm以上で460n
    m以下の波長領域に発光ピークを有する蛍光体と、41
    0nm以下の波長領域に発光ピークを有する蛍光体とを
    有することを特徴とする請求項8記載のカラー定着用蛍
    光ランプ。
  10. 【請求項10】 透光性気密容器と、 この透光性気密容器内部に封入され、1つの波長領域で
    発光する水銀(Hg)、インジウム(In)、ガリウム
    (Ga)、ルビジウム(Rb)、クロム(Cr)、カル
    シウム(Ca)、ゲルマニウム(Ge)、炭素(C)、
    ストロンチウム(Sr)および希土類金属のうちの少な
    くともいずれか1つの第1の発光物質と、 前記透光性気密容器内部に封入され、前記1つの波長領
    域とは異なる他の1つの波長領域で発光する水銀(H
    g)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(C
    o)、トリウム(Th)、ガリウム(Ga)、インジウ
    ム(In)、タリウム(Tl)、スカンジウム(S
    c)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、カドミウム(C
    d)、ジルコニウム(Zr)および希土類金属のうちの
    少なくともいずれかわつの第2の発光物質とを具備した
    ことを特徴とするカラー定着用高圧放電ランプ。
  11. 【請求項11】 第1の発光物質は420nm以上で4
    60nm以下の波長領域に発光ピークを有し、 第2の発光物質は410nm以下の波長領域に発光ピー
    クを有することを特徴とする請求項9記載のカラー定着
    用蛍光ランプ。
JP6150280A 1994-06-30 1994-06-30 カラー定着装置、カラー定着用蛍光ランプおよびカラー定着用高圧放電ランプ Pending JPH0811354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518236A (ja) * 2004-01-15 2007-07-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 高圧水銀蒸気ランプ
CN103836421A (zh) * 2014-03-21 2014-06-04 成都天奥电子股份有限公司 适用于真空条件的铷原子频标光谱灯装置

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