JP2007322851A - 投射表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】投射装置に光源に広く用いられている水銀ランプは、赤色、緑色、青色を混色して白色を得ている。この中で赤色のエネルギー値が一番低いので、高い輝度を得るためには赤色のエネルギー量で決まる。そのため、青色、緑色のエネルギーは時分割処理を行って無駄な光として除去されている。従って、高輝度の投射映像を得るためには、高出力のランプが必要となり、ランプの寿命が短い。本発明は、高出力ランプを必要とせず、光源から放出された紫外線を効率良く赤色平行光に変換し、光源及び周辺機器の寿命向上をはかる投射装置を提供する。
【解決手段】光源からの光を平行光にするリフレクターに、400〜600nmと650nm〜800nmを反射するバンドパスフィルターと紫外線を吸収し赤色蛍光を発する光波長変換素子と、赤色光を反射するコールドミラーを形成する。
【選択図】図1
【解決手段】光源からの光を平行光にするリフレクターに、400〜600nmと650nm〜800nmを反射するバンドパスフィルターと紫外線を吸収し赤色蛍光を発する光波長変換素子と、赤色光を反射するコールドミラーを形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源と時分割又は空間分割する光変調素子とスクリーンを持つ投射表示装置に係り、特に大画面で高輝度な映像の表示を行うプロジェクター装置に好適に利用できるものである。
従来の投射表示装置を図10に示す。図10において、101は点光源あるいは概略点光源であり、102は光源からの光を反射し平行光に変換するためのリフレクター、103は液晶やデジタル・マイクロ・ミラーからなる映像信号を102から出射された光を映像に変換するための光変調素子、104は103からの映像をスクリーン105に投射するための投射光学系である。この投射表示装置の光源101は、水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ等が用いられる。
光源101に用いられる水銀ランプは、水銀の254nm、296nm、302nm、312nm、365nm、405nm、436nm、546nmのスペクトルを用い、これらとランプ内部に封入した希土類の遷移光から白色光を作り出している。一般に画像表示に用いられる光は400−800nmである。ところが、光源101からは画像表示に不用な400nm以下の波長の光(紫外線)も放射されるため、投射表示装置内の有機物を経時劣化させ、また機器内部の温度を上昇させる。
このため、リフレクター102は、図11に示すような反射特性を持つコールドミラーとして作られており、400nmより短波長の紫外線を反射させずに通過させ、光路外に導き熱に変換している。普通、水銀ランプでは、400nm以下の紫外線のエネルギーは全放射エネルギーの40〜50%である。従って、従来例では、約半分の光エネルギーがコ−ルドミラー102の背面から熱エネルギーとして無駄に放出されていた。
RGB方式を例にとると、光変調素子103は、リフレクター102からの白色光を点線で示す青色(中心波長450nm)、1点鎖線で示す緑色(中心波長540nm)、実線で示す赤色(中心波長600nm)の3色に分け、液晶やデジタル・マイクロ・ミラーによって画像情報を空間変調及び時間変調させる。そして凸突レンズと凹レンズが組み合わされた投射光学系104で、光束が拡大され、スクリーン105に画像が投影される。
上記のプロジェクター装置で投射されたスクリーン上の映像輝度は明るいことが求められるため、その光源の色温度は、8000K以上が要求される。また、赤色、緑色及び青色の輝度は各々異なるため、一般に、光源からの光を時分割処理して不用な光や紫外線は除き、所望のRGBの輝度が出せる光源が必要になる。このため、ランプの出力を大きくする必要が生じランプコストの高額化や、無駄な光エネルギーが増加するため、ランプや装置内部の部品寿命を低下する課題があった。
この課題を解決するため、図10に示すような、紫外線や赤外線を白色可視光に変える波長変換素子106を光路中に設ける構成を示した技術がある。(例えば、特許文献1参照)この波長変換素子はガラスに希土類を混入したものから成っている。
特開2001−264880号公報
しかしながら、前記従来の構成では、2点鎖線で示す入射した紫外線が波長変換素子106で可視光に変換される過程で全周方向に放射されるため、平行光として光変調素子103に入射される成分は極わずかであり、利用できる光量が少ない。さらに光路上に波長変換素子106を配置するため、波長変換素子106を透過する光は散乱により実効輝度が低下し、可視光エネルギーの増加が得られない。
さらに水銀ランプでは、上記赤、緑、青の三原色のうち赤色のエネルギーが最も小さく、混色した白色で高い輝度を得るためには赤色のエネルギー量できまるので、他の青色、緑色のエネルギーは時分割処理を行って除去する必要がある。このため高輝度の投射映像を得るためには、高出力のランプが必要となり、ランプの寿命が短く、およそ1000時間程度でランプ交換を行わねばならない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高出力ランプを必要とせず、光源から放出された紫外線を効率良く赤色平行光に変換し、光源及び周辺機器の寿命向上をはかることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の投射表示装置は、画像投射用の光源と、前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、前記構造体の前記光源側の表面に紫外光と赤色光のみ透過するバンドパスフィルターが形成され、前記構造体の他方の面に前記紫外線領域の光を前記赤色波長領域に変換する光波長変換膜が形成され、前記光波長変更膜の表面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有することを特徴とする。
さらに本発明の投射表示装置は、画像投射用の光源と、前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、前記構造体の前記光源側の表面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有し、前記コールドミラーの表面に400nm以下の紫外線領域の光を赤色波長領域に変換する光波長変換膜を有し、前記光波長変換膜の表面に紫外光と赤色光のみ透過するバンドパスフィルターが形成されたことを特徴とする。
さらに本発明の投射表示装置は、画像投射用の光源と、前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、前記構造体の前記光源側の表面に400nm以下の紫外線領域の光を前記赤色波長領域に変換する光波長変換膜が形成され、前記構造体の他方の面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有することを特徴とする。
さらに本発明の投射表示装置は、画像投射用の光源と、前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、前記構造体は400nm以下の紫外線領域の光を前記赤色波長領域に変換する光波長変換機能を持ち、前記構造体の前記光源と反対の面の表面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有することを特徴とする。
本発明の投射表示装置によれば、光源から放射された光エネルギーのうち、これまで使用されていなかった紫外線光成分を赤色平行光に変換して表示に利用するため、エネルギーの利用効率を向上させることができ、これにより投写型表示装置にて表示される表示画像の輝度を向上させること同時に、装置温度を低下させ光源の長寿命化が可能となる。
以下に、本発明の投射表示装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における投射表示装置の構成図を示す。本発明の投射表示装置は光源1、砲弾型ガラス基材10の内側にバンドパスフィルター11及び砲弾型ガラス基材10の外側に光波長変換層12とコールドミラー13から構成されるリフレクター2、デジタル・マイクロ・ミラーからなる光変調素子3、投射光学系4、スクリーン5からなる。
光源1は高い輝度を要求されるため、高圧水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ等の高エネルギーの紫外線光を長波長の光に変換するランプが用いられる。また光源アーク長は、リフレクター2で平行光を得るため、できるだけ短い点光源に近いことが望ましく、光源アーク長としては1.5mmより小さいことが望ましい。さらにより平行光にするためレンズアレイからなるインテグレータレンズやロッドインテグレータ等を光路中に設けても良い。光源としてよく利用される高圧紫外線ランプの発光スペクトルを図2に示す。画像表示に使われるのは400〜800nmの可視光領域であるが、400nmより低波長側に312nm、365nmの紫外線の大きなピークが存在している。
リフレクター2は、砲弾型ガラス基材10の光源側にバンドパスフィルター11、ガラス基材10の外側に紫外線を赤色に変換する波長変換膜12と、その波長変換膜12の表面に変換されなかった不用な紫外線を透過するためのコールドミラー13からなる。本発明のリフレクター2は、この様な構成をしているので、光源からの光を平行光に戻すのみでなく紫外線エネルギーを効率よく赤色に変換する事が出来る。
砲弾型ガラス基材10は、厚み0.5−5mmの半球又は放物2次曲線形状を持つ透明ガラスから成る。ガラス基材の組成は特別なものでは無く、普通にリフレクターを作成できる材料で有れば良い。バンドパスフィルター11の反射率特性を図3に示す。すなわち、本発明のバンドパスフィルター11は、400nm以下の紫外光と600−650nmの赤色光を透過し、400−600nmの光と650−800nmの光を反射する。この反射特性を実現するには、400−600nmの反射膜層と650−800nmの反射膜層から成る光学多層膜を砲弾型ガラス基材10の光源側に形成すれば良い。本発明で実施した光学多層膜は、ガラス基材10の表面に屈折率2.31の10〜100nm厚の酸化ニオブ膜と屈折率1.48の10〜100nm厚の酸化シリコン膜を交互に20から60層積層し、各々の界面の反射特性を合成することにより得られる。積層する層が20層未満では、リップルが生じ立ち上がり特性が劣化するため、所望の光学特性が得られず、積層する層が61層を越えると膜応力が増大して基板のソリが生じ、図3の様な反射率特性が得られない。なお、酸化ニオブの代わりに酸化チタンを用いても実現できるが、酸化チタンは青色領域に吸収を持つため酸化ニオブの方がより好ましい。このような反射膜は、従来のAlミラーや銀ミラーでは、バンドパスフィルター特性が得られないため、作製できない。また、バンドパスフィルター11を、砲弾型ガラス基材10の内側に設けることで光波長変換膜12の粗さの影響を受けることなく平滑な表面を得て高い反射率を得る事ができる。
光波長変換膜12は、Si酸化窒化物SiN4-xOxに少なくともユーロピウムEu又はサマリウムSmの少なくとも一種を0.5〜10%望ましくは1−5%の混合比率の膜12でスパッタ法、蒸着法又は塗布法で、砲弾型ガラス基材10の外側に形成する。混合比率が、0.5%未満では十分な光量が得られず、10%以上では光散乱が生じて所望の特性が得られない。
Si酸化窒化物は、Si酸化物SiO2またはSi窒化物SiNxでも良いが、アルミナAl2O3、炭酸カルシウムCaCO3を混入したα−SiAlON、すなわち
α(Ca1-3/2xREx)m/2Si12-m-nOnN16-n が最も望ましい。
ここでREはユーロピウムEu又はサマリウムSmの少なくとも一方を用いる。
mは0.5以上3以下、m=2n、xは0.01以上0.05以下が、変換効率が良く、材料形成の上で望ましい。mが0.5未満あるいは3を越えると、光変換効率が下がるため良好な光波長変換素子が出来ない。また、m=2nの関係が満たされなければ、良好な結晶成長が出来ない。さらに、xが0.01未満あるいは0.05を越えると、潮解性がが生じ実用的なSi酸化窒化物が出来ない。Caサイトの一部をEu又はサマリウムSmに置き換えることで、紫外線エネルギーを高い変換効率で600〜650nmの赤色光に変換する特性が得られる。
α(Ca1-3/2xREx)m/2Si12-m-nOnN16-n が最も望ましい。
ここでREはユーロピウムEu又はサマリウムSmの少なくとも一方を用いる。
mは0.5以上3以下、m=2n、xは0.01以上0.05以下が、変換効率が良く、材料形成の上で望ましい。mが0.5未満あるいは3を越えると、光変換効率が下がるため良好な光波長変換素子が出来ない。また、m=2nの関係が満たされなければ、良好な結晶成長が出来ない。さらに、xが0.01未満あるいは0.05を越えると、潮解性がが生じ実用的なSi酸化窒化物が出来ない。Caサイトの一部をEu又はサマリウムSmに置き換えることで、紫外線エネルギーを高い変換効率で600〜650nmの赤色光に変換する特性が得られる。
α−SiAlONはSi3N4、AlN、CaCO3、ユーロピウムEu又はサマリウムSmの酸化物または炭酸化物の粉体を混合して高温窒素雰囲気中で焼成するか、Si,Al、CaCO3、EuまたはSmを酸素窒素雰囲気中でスパッタあるいは蒸着して得られる。このような構成を持つ光波長変換膜12により、300〜400nmの光はSi酸化窒化物に吸収され、600〜650nmの蛍光を発光する。この蛍光は、コールドミラー13により反射され、バンドパスフィルター11を通過して再びフレクター内部に入り平行光となり、光変調装置3に入射する。
この紫外光を赤色光に変換する変換効率は、塗布法で作成したSiAlON膜で約10%となり、従来10%程度であった赤色のエネルギーを18%まで増加することができる。
コールドミラー13の光学特性を図4示す。図4に示すように少なくとも600〜650nmの光を反射し、400nm以下の紫外線、800nm以上の赤外線は透過する特性を持つ。このような光学特性を持つコールドミラーを作成するには、10〜100nm厚の酸化ニオブ膜と10〜100nmn厚の酸化シリコン膜とを交互に約20層積層すれば良い。このような光学特性を持つ反射膜は、誘電体多層膜ミラー、Alミラーあるいは銀ミラーでも作製できるが、Alミラーや銀ミラーは赤外線も反射するため、誘電体多層膜ミラーで作製することが望ましい。
このように構成された砲弾型リフレクター2から出射される光の分光特性を図5の上図に黒実線で示す。また、バンドパスフィルター11及び波長変換膜12を待たないコールドミラー13のみからなる従来の分光特性を、図5の下図で点線で示す。図5より明らかなように、本発明により、従来10%程度であった赤色のエネルギーが18%に増加する効果がある。また、この増加により赤色の鮮明度を上げることが出来る。
光変調装置3は例えばカラーホイル6とデジタル・マイクロ・ミラー7からなり、カラーホイル6を用いて点線で示す400〜500nmの青色、一点鎖線で示す500〜590nmの緑色、実線で示す590〜800nmの赤色に時分割され、画像を光上に変調するデジタル・マイクロ・ミラー7で必要な画素数に空間変調され、必要な画素の必要な光量のみ投射光学系4へ入射され、投射光学系4で拡大されスクリーン5に投影される。
本発明のこ砲弾型リフレクターを用いることにより、従来のランプを用いても輝度を180%向上することができる。また紫外線の戻り光が減ることや、無駄に捨てられる光が減少するため、機器の温度上昇を低減でき、これらの結果により、ランプ寿命を従来比2倍に延ばすことが出来る。なお、本実施例1の光学変調装置3をデジタル・マイクロ・ミラー装置方式の例で述べたが、ダイクロミラーで420〜500nmの青色、510〜570nmの緑色、595〜800nmの赤色に空間分割し液晶フィルタで画像変調する液晶方式にも適用できる。
図6は、本発明の実施例2の投射表示装置の構成図を示す。図6において、実施例1の構成と異なる所は、リフレクター64を構成するガラス基材60の光源側の表面に、コールドミラー63、光波長変換層62、バンドパスフィルター11を順次設けた点である。
コールドミラー63、波長変換層62、及びバンドパスフィルター61の光特性は、実施例1と同様で、同様の材料を利用する。
本実施例の目的は、製造コストの低減である。砲弾型ガラス基材60の内側に順次、コールドミラー63、波長変換膜62、バンドパスフィルター61の成膜を行え、リフレクターの外側に成膜する必要が無いので成膜が容易に行える。従って、安価なリフレクター64の製造が容易に出来る。
図7は、本発明の実施例3の投射表示装置の構成図を示す。図7において、実施例1の構成と異なる所は、リフレクター74がバンドパスフィルターを持たず、光波長変換素子72を砲弾型ガラス基材10の光源側の表面に、コールドミラー73を砲弾型ガラス基材70の外側の表面に形成したことである。
コールドミラー73の反射率特性は、図8に示す様に400〜800nmの帯域の光を反射し、400nm以下の紫外線、800nm以上の赤外線を透過させる光学多層膜からなる。光波長変換素子72は、実施例1と同様の材料を用いる。
この構成にすることにより、バンドパスフィルターを用いることなくリフレクター74を構成でき、より安価な投射表示装置を作成することが可能になる。
図9は、本発明の実施例4の投射表示装置の構成図を示す。図9において、実施例1の構成と異なる所は、リフレクター94の砲弾型ガラス基材90が、ユーロピウムEu又はサマリウムSmを1〜5%混入したガラス基材からなり、リフレクター94の外側表面にコールドミラー93を設けた点にある。コールドミラー83は、実施例3と同様に図8に示す反射特性を持つ光学多層膜からなる。
光源から放射された光のうち400〜800nmの光はコールドミラーで反射され、300〜500nmの紫外線及び青色光の一部は、砲弾型基材90で600〜650nmの赤色光に変換されコールドミラー93で反射される。この構成にすることにより、リフレクター94の外側表面にコールドミラーを設けるだけで、赤色の輝度が向上する。
本発明にかかる光波長変換素子を用いた投射表示装置は、光源から発生した紫外線を赤色光の平行光にする機能を有し、投射表示装置の輝度向上、ランプの寿命向上有用である。
1、101 光源
2、64、74、94、102 砲弾型のリフレクタミラー2
3、103 光変調素子
4、104 投射光学系
5、105 スクリーン
6 カラーホイル
7 デジタル・マイクロ・ミラー素子
10、60、70 ガラス基板
11、61 バンドパスフィルター
12、62、72 光波長変換素子
13、63、73、93 コールドミラー
16 赤色光
17 緑色光
18 青色光
19 紫外線
90 光波長変換機能を持つガラス基板
106 波長変換素子
2、64、74、94、102 砲弾型のリフレクタミラー2
3、103 光変調素子
4、104 投射光学系
5、105 スクリーン
6 カラーホイル
7 デジタル・マイクロ・ミラー素子
10、60、70 ガラス基板
11、61 バンドパスフィルター
12、62、72 光波長変換素子
13、63、73、93 コールドミラー
16 赤色光
17 緑色光
18 青色光
19 紫外線
90 光波長変換機能を持つガラス基板
106 波長変換素子
Claims (9)
- 画像投射用の光源と、
前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、
前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、
前記構造体の前記光源側の表面に紫外光と赤色光のみ透過するバンドパスフィルターが形成され、
前記構造体の他方の面に前記紫外線領域の光を前記赤色波長領域に変換する光波長変換膜が形成され、
前記光波長変更膜の表面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有する投射表示装置。 - 画像投射用の光源と、
前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、
前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、
前記構造体の前記光源側の表面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有し、
前記コールドミラーの表面に400nm以下の紫外線領域の光を赤色波長領域に変換する光波長変換膜を有し、
前記光波長変換膜の表面に紫外光と赤色光のみ透過するバンドパスフィルターが形成された投射表示装置。 - 画像投射用の光源と、
前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、
前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、
前記構造体の前記光源側の表面に400nm以下の紫外線領域の光を前記赤色波長領域に変換する光波長変換膜が形成され、
前記構造体の他方の面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有する投射表示装置。 - 画像投射用の光源と、
前記光源を内部に配置して前記光源から放射された光束を平行光に変換するためのリフレクターと、
前記リフレクターは、前記光源を覆うような形状を持つガラス基材からなる構造体と、
前記構造体は400nm以下の紫外線領域の光を前記赤色波長領域に変換する光波長変換機能を持ち、
前記構造体の前記光源と反対の面の表面に赤色波長領域の光を反射するコールドミラーを有する投射表示装置。 - 前記光源が水銀ランプである請求項1から4に記載の投射表示装置。
- 前記波長変換膜が、Si酸化窒化物に中にユーロピウムEuまたはサマリウムSmの少なくとも一種を1〜5%含むことを特徴とする請求項1から3に記載の投射表示装置。
- 前記波長変換膜は、
α(Ca1-3/2xREx)m/2Si12-m-nOnN16-n である請求項6に記載の投射表示装置。
ここで、REはユーロピウムEuまたはサマリウムSmであり、
0.01< x <0.05
0.5 < m <3
である。 - 前記バンドパスフィルターは、400nm以下の紫外光と600から650nmの赤色光を透過し、400〜600nmと650〜800nmの波長の光を反射する光学特性を持つ請求項1および2に記載の投射表示装置。
- 前記構造体は、ユーロピウムEu又はサマリウムSmを1〜5%混入したガラス基材からなる請求項4に記載の投射表示装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101419661B1 (ko) * | 2010-08-04 | 2014-07-15 | 우시오덴키 가부시키가이샤 | 광원 장치 |
CN104769497A (zh) * | 2012-11-07 | 2015-07-08 | 松下知识产权经营株式会社 | 光源以及图像投影装置 |
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