JPH08112867A - 擬竹材の製法 - Google Patents

擬竹材の製法

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JPH08112867A
JPH08112867A JP6275942A JP27594294A JPH08112867A JP H08112867 A JPH08112867 A JP H08112867A JP 6275942 A JP6275942 A JP 6275942A JP 27594294 A JP27594294 A JP 27594294A JP H08112867 A JPH08112867 A JP H08112867A
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JP
Japan
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bamboo
annular body
tubular body
joints
diameter
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JP6275942A
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English (en)
Inventor
Yoji Shigematsu
洋司 重松
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MITO KAKO KK
Original Assignee
MITO KAKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、押出し成型機に供給される天然竹
の地色に着色された熱可塑性合成樹脂によって、直接管
状体を成形し、該管状体の硬化前に引張力を加えること
によって、節部間を伸延・縮径させ、節部の高い雄竹感
に優れた擬竹材を提供することを目的としたものであ
る。 【構成】 通常の押出し成型機のノズル口から管状に押
出される地色用着色樹脂を、ノズル口外に臨んで設けら
れた冷却装置のチャック部で把掴して冷却すると同時
に、瞬時その進行を停止させることで、外面に隆起した
1乃至2山の節部を形成する一方、管状体の進行速度よ
り少し速い速度で引取り装置部を作動させることで、未
硬化の節部間を伸延・縮径させることを特徴としたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農園芸用の支柱や竹
垣などに利用される擬竹材の連続的製法に関し、特に芯
材を使用せずに薄肉・軽量であって、しかも外観が天然
の雄竹に酷似した形態になるように成形できることを特
徴としたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に雄竹は、雌竹に比べて節部が高
く、該節部と節部との間が細くくびれた外観を呈するの
が特徴とされている。従来から知られている擬竹材又は
その製造方法としては、例えば同一出願人の発明・考案
に係る特開昭55−150327号公報をはじめ特開平
5−69468号又は特開平5−96647号に見られ
るように、押出し成型機によって連続的に製造するに際
し、節部を形成する必要上、合成樹脂又は金属製の管棒
材を芯材とし(前者)、若しくは紙質を芯材にするか、
節部にのみ芯材を挿入するもの(後2者)などがあり、
その表面に青又は黄色の地色用着色樹脂を被着させ、更
により天然竹に近い風合いを醸成させる手段として二連
式押出し成型機を使用して節部の形成後、該節部にのみ
暗色の模様用合成樹脂を被着して後続の節部に向かっ
て、その色合いを徐々に希釈させるという方法が採られ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
る擬竹材の製法において、特に剛性の高い芯材を使用す
るものは、丸竹又は割竹状の何れにしても節部と節部と
の間、即ち茎部が同じ太さに仕上がる他、製品自体が芯
材と被覆樹脂の二層構造となるため、その肉厚が肥大し
てそれだけ重量も加算されることとなり、生垣などのよ
うに擬竹材自体に差程の強度が要求されないものについ
ては、運搬、施工並びに原価の面で問題が見られたし、
又、紙質を芯材とする方法や節部分のみに芯材を挿入す
るものなどはいづれも、その工程が複雑化する上、製品
の歩留りの面でなお改善すべき多くの課題が見受けられ
たものである。
【0004】この発明は、上述した従来の擬竹材のよう
に芯材を使用することなく、押出し成型機に供給される
天然竹の地色に着色された熱可塑性合成樹脂によって、
直接管状体を成形し、該管状体の硬化前に引張力を加え
ることによって、節部間を伸延・縮径させ、節部の高い
雄竹感に優れた擬竹材を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は通常の押出し成型機のノズル口から管状に
押出される地色用着色樹脂を、ノズル口外に臨んで設け
られた冷却装置部で把掴して冷却すると同時に、瞬時そ
の進行を停止させることで、外面に隆起した1乃至2山
の節部を形成するという手段を講じた。
【0006】又、節部間を縮径させる手段として、上記
冷却装置のチャック部に把掴されてその進行が瞬間的に
停止される管状体に対して連続的に作動する前方の引取
り装置で引張るか、若しくは上記引取り装置部の速度を
押出し成型機から押出される管状体の進行速度よりも少
し速くするという方法を採用した。
【0007】この他、冷却装置におけるチャック部の長
さを前後の節部間の長さに相応させ、且つ該チャック部
の内周面を緩やかな凸弧状とすることによって押出され
る一定長の管状体の節部間を圧迫・狭縮するという手段
も用いた。
【0008】
【作用】叙上の製法に係る本発明の擬竹材は、ダイス口
から押出される柔軟な管状体を冷却装置部で把掴して、
この部分の冷却・硬化を図ると同時に管状体の進行を瞬
間的に停止させることによって、節部を隆成させるよう
にしたものであるから、芯材を使用することなく、擬竹
材が連続的に得られるという格別優れた作用を奏する。
【0009】又、押出し成型機のノズル口から押出さ
れ、硬化前の管状体の節部間を、その押出し速度よりも
速い速度で引張ることによって、節部間が適当量伸延さ
れて縮径し、天然竹の茎部に酷似した形態の擬竹材が得
られるという作用も有する。
【0010】更に、チャック部の長さを節部間隔に見合
った長さとし、且つその内周を凸弧面とした冷却装置部
を使用したものは、押出された管状体を該冷却装置部に
よって把掴して瞬時その進行を停止することで、節部を
形成する間に把掴部分を強制的に圧迫・縮径させて茎部
を同時成形し得るという作用を奏する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る擬竹材の製法を1〜2の
実施例を示す図面に従って更に詳述すると、図1は単一
シリンダー型の押出し成型機を示したもので、図におい
て1は熱可塑性合成樹脂の押出し成型機本体、2は該成
型機のシリンダーであって、その先端はチャンバー1a
に臨んで開口する一方、チャンバー1aの前方にダイス
口1bを、又その後方に先端1dが一定の間隙を保って
上記ダイス口1bを貫通するノズル1cを内装したもの
である。この場合のノズル1cはその先端がダイス口1
bよりも外方にあることが好ましく、又その先端は極く
緩やかなテーパーを付すると後述する管状体3の形成に
更に好都合である。
【0012】この他必要に応じて上記ノズル1cの先端
部分を冷却する目的で、ノズル内部に循環水孔1eを貫
設することも亦自由である。
【0013】更に3は、押出し成型機1のダイス口1b
から押出される管状体、4は進行中に水冷又は空冷によ
り或る程度硬化した管状体3の先方側に設けられたロー
ラ型の引取り装置部、又5は冷却装置部であって、ダイ
ス口1bの外側に臨んで設けられ、その内周面が拡縮可
能なチャック構造とされていて、ダイス口から押出され
る管状体3を把掴・冷却可能としたものである。
【0014】而して、上記管状体3は予め生竹又は枯竹
の地色に着色された、例えば塩化ビニルのような熱可塑
性合成樹脂から構成されるものであり、上記冷却装置部
5のチャック部5aによって該管状体3のダイス口1b
通過時に把掴して間歇的に停止させることにより、一定
の間隔で地色用着色樹脂(P)を隆成させた節部3aを
形成するようにしたものである。
【0015】又、上記冷却装置部5における冷却手段は
水冷、空冷又はその両方を併用することも自由である
が、できれば冷却効率の高い水冷式のものが好ましく、
例えばチャック部5aの内周面にフェルト又はスポンジ
(S)に水又は水性塗料を泌み込ませるか、ゴムを内張
した金属筒に極小の孔(H)を貫設するもの等が良好で
ある。更に内周面が拡縮可能なチャック部5aの構造は
管状体3を把掴して瞬間的に進行を停止可能にしたもの
であれば、特にその構造を限定するものではないが、上
記冷却装置部5の冷媒供給部5bに、黒又は暗色の水性
樹脂塗料を供給して上記節部近傍の冷却と着色を一気に
行うようにすると一層効果的である。
【0016】(第1実施例)次に上述した押出し成型機
を使用して、擬竹材を製造する本発明の一つの実施例を
図1について述べると、上記押出し成型機のチャンバー
1aから青竹又は松竹色に着色溶融樹脂(P)をそのダ
イス口1bから一定速度で押出して適宜な肉厚を有する
管状体3を形成する。
【0017】この場合、ダイス口1bから送り出された
管状体3は冷却装置部5のチャック部5aで把掴・冷却
されるが、この把掴によって管状体の進行を一定時間間
隔で瞬間的に停止させることにより、該管状体上に樹脂
を盛り付けて節部3aを隆成させるのである。
【0018】このようにして得られた節付管状体3をそ
の送り出し速度よりも少し速い速度で作動する引取り装
置部4を介して引張ることによって、未硬化状態の前後
の節部間のみが伸長して縮径するから、節部間中央部分
の径が細くなり、目的とする雄竹の形状が得られるので
ある。
【0019】(第2実施例)図3は、本発明方法の他の
実施例であって、上記管状体3をダイス口1bから一定
速度で送り出す間に、冷却装置部5のチャック部5aが
管状体を把掴・停止せしめて、節部3aを形成するとい
う基本的方法は前の実施例と同様であるが、第1実施例
における冷却装置のチャック部5aを節部間の長さに相
応させて長く構成し、且つ、その内周面を緩やかな凸弧
状に形成することによって、この部分の直径を中央部に
向かって漸縮せしめ、雄竹様の茎部とするという方法を
採用したものである。この場合、引取り装置部によって
引張りをかける必要はない。
【0020】尚、上記各実施例において、管状体3の外
周が冷却装置部によって強制的に半径方向に圧縮される
ことにより、表面の軸方向に谷状の凹筋3bが発生する
が、これがより一層天然竹の茎部に近似した形状・風合
いを醸成して有効である(図2参照)。
【0021】以上二つの実施例は、いづれも単一シリン
ダー型の押出し成型機によるものを示したが、この場合
は、上記冷却装置部5の冷媒供給部5bに水性の暗色塗
料を供給しておいて成型直後の節部3aに瞬時的に付色
し、それを管状体と接するチャック部のフェルト又はス
ポンジ(S)で摺り伸ばすことにより、次の節部に向か
って暗色が稀薄にするようにすれば天然竹に近い擬竹材
を造成し得るし、また押出し成型機のシリンダーが二連
で着色溶融樹脂と暗色塗料を各別に被着させ得る場合に
は、上記冷却装置部5は冷却機能のみでよいことはいう
までもない。
【0022】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明方法によって得
られる擬竹材は、芯材を全く使用せずに硬化前の管状体
に適度な引張力を付与することによって、各節部間が縮
径して天然竹と酷似した外観・風合いを備えた製品が連
続して能率よく得られる上、擬竹材自体が肉薄・軽量に
成型可能であるなど、従来のこの種擬竹材の製造技術で
は得られなかった格別に顕著な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に使用する装置の要部を切欠して示
す正面図
【図2】A−A線断面図
【図3】本発明方法の他の実施例に使用する装置の要部
を示す一部切欠正面図
【符号の説明】
1 押出し成型機本体 2 成型機のシリンダー 3 管状体 4 引取り装置部 5 冷却装置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 23:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常の押出し成型機のノズル口から管状に
    押出される地色用着色樹脂を、ノズル口外に臨んで設け
    られた冷却装置のチャック部で把掴して冷却すると同時
    に、瞬時その進行を停止させることで、外面に隆起した
    1乃至2山の節部を形成する一方、管状体の進行速度よ
    り少し速い速度で引取り装置部を作動させて未硬化部分
    を伸延・縮径することを特徴とした擬竹材の製法。
  2. 【請求項2】冷却装置のチャック部の長さを前後の節部
    間の長さに相応させ、且つ該チャック部の内周面を緩や
    かな凸弧状として管状体を把掴・冷却して瞬時その進行
    を停止させることで、外面に隆起した1乃至2山の節部
    を形成すると同時に、節部間を縮径することを特徴とし
    た請求項1記載の擬竹材の製法。
JP6275942A 1994-10-14 1994-10-14 擬竹材の製法 Pending JPH08112867A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109049613A (zh) * 2018-10-08 2018-12-21 端源医疗科技无锡有限公司 一种突变挤出变径牵引机及其加工工艺

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JPS4843459A (ja) * 1971-10-02 1973-06-23
JPH05278092A (ja) * 1992-04-03 1993-10-26 Mito Kako:Kk 擬竹材の製造方法

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