JPH08112563A - 塗布装置及び塗布シート - Google Patents

塗布装置及び塗布シート

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JPH08112563A
JPH08112563A JP25246594A JP25246594A JPH08112563A JP H08112563 A JPH08112563 A JP H08112563A JP 25246594 A JP25246594 A JP 25246594A JP 25246594 A JP25246594 A JP 25246594A JP H08112563 A JPH08112563 A JP H08112563A
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JP
Japan
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coating
base material
discharge nozzle
width direction
discharge
Prior art date
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Application number
JP25246594A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamaguchi
口 弘 一 山
Kenichi Watanabe
邉 健 一 渡
Mitsuya Tanaka
中 光 也 田
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Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材の幅方向に平坦で均一な厚さで、しかも
長さ方向に沿ってもその全長に亘って均一な厚さに塗布
材を塗布できるようにする。 【構成】 吐出ノズル10,11を備え、一定の速度で
連続的に供給される基材2に向けて前記吐出ノズル1
0,11から塗布材6,7を吐出して該塗布材6,7を
基材2の片面に直線的に塗布するようにした塗布装置に
おいて、前記吐出ノズル10,11の先端部を前記基材
2の走行方向と直交する幅方向に長軸を有する偏平に形
成するとともに、容積形回転式ポンプ13,14の回転
に伴って塗布材6,7を吐出ノズル10,11から吐出
するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐出ノズルを備え、こ
の吐出ノズル先端から貼着剤や非貼着剤等の塗布材を吐
出して、一定の速度で連続して供給される基材の片面に
この塗布材を直線的に塗布するようにした塗布装置及び
この塗布装置によって製造された塗布シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記塗布装置としては、加圧タン
ク内に収納した塗布材に直接圧力を加え、ホースを通し
て塗布材を吐出ノズルに圧送するようにした加圧タンク
方式を採用したものや、圧縮空気駆動方式のプランジャ
ポンプ等で塗布材を吸い込み、ホースを通して塗布材を
吐出ノズルに圧送するようにした圧送ポンプ方式を採用
したものが広く知られている。
【0003】ここに、前記吐出ノズルは、一般にその横
断面が真円状のものが使用されている。そして、一定の
速度で連続して送られてくる基材に向けて、吐出ノズル
から塗布材を吐出させることにより、この基材の片面に
その長さ方向に沿って所定の幅で直線的に塗布材を塗布
するようにしている。
【0004】また、例えば電子部品のキャリヤ用カバー
テープにあっては、基材の片面の幅方向中央部分に非貼
着剤層を、この非貼着層の両側に貼着剤層(接着剤層)
を両層の厚さをほぼ等しくして設けるようにしたものが
提案されている(例えば、特開平6−40467号公報
等参照)。
【0005】このように、一つの基材に2種類の異なる
層を塗布材を塗り分けて平面的に形成する場合には、一
般に、一方(例えば、中央の非貼着剤層)を、例えば前
述のような塗布装置やフアンテンコートダイコーダ等に
よる塗工によって形成し、しかる後、他方(同じく、両
側の貼着剤層)を前記と同様な塗工によって、即ち、2
種類の装置を使用して形成することが一般に行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、横断面が真円状の吐出ノズルを使用して
塗布材を基材の片面に直線的に塗布すると、吐出ノズル
の中央での吐出量がその周辺よりも多くなって、中央が
盛り上がった横断面山形の(平坦でない)塗膜が形成さ
れて、この塗膜の膜厚がその幅方向に一定とならず、こ
のため、塗膜を例えば接着剤層として使用すると、接合
部がこの頂端部のみとなって、接着力が弱くなってしま
う。
【0007】しかも、圧縮空気駆動方式のプランジャポ
ンプ等によって塗布材を吐出ノズルに圧送すると、塗布
材の内部に含まれる溶剤との関係等により、この吐出圧
を常に一定に保持することがかなり困難で、このため、
例えば何百メートルから千メートル以上といった長さの
全長に亘って塗布材を塗布する場合に、塗膜の膜厚がそ
の長さ方向に沿って波打ってしまう。
【0008】このため、例えば前記カバーテープにあっ
ては、貼着剤層に十分な接着力を持たせるとともに、貼
着剤層と非貼着剤層とを幅方向に均一な厚み(平坦)
で、しかも両層の厚みが基材の長さ方向の全長に亘って
ほぼ等しくなるよう制御する必要があるが、これがかな
り困難であるのが現状であった。
【0009】例えば、コンマロールの先端に非貼着剤塗
布部分の形状に合わせたブレードを装着した塗布装置に
よって、ポリエステル樹脂からなる非貼着剤を幅5.3
mmに亘って4.0mmの間隔を開けつつ基材の片面に
塗布して乾燥させ、この非貼着剤を塗布した面の非貼着
剤が塗布されない間隙部に、直径1.6mmの真円の吐
出ノズルを使用して、濃度35%,粘度1000cps
のアクリル系貼着剤で厚さ20μmの貼着剤層を形成し
た後、この貼着剤層の幅方向中央を裁断機で裁断して、
両側に貼着剤層を有するテープを形成しキャリア用カバ
ーテープとした場合、5gの接着力しか得ることができ
ず、この値は、EIAJ規格値(10〜70g)から外
れて、安定した接着力を得ることができないことが確か
められている。
【0010】本発明は上記に鑑み、基材の幅方向に平坦
で均一な厚さで、しかも長さ方向に沿ってもその全長に
亘って均一な厚さに塗布材を塗布できるようにしたもの
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る塗布装置は、吐出ノズルを備え、一定
の速度で連続的に供給される基材に向けて前記吐出ノズ
ルから塗布材を吐出して該塗布材を基材の片面に直線的
に塗布するようにした塗布装置において、前記吐出ノズ
ルの先端部を前記基材の走行方向と直交する幅方向に長
軸を有する偏平に形成するとともに、容積形回転式ポン
プの回転に伴って塗布材を吐出ノズルから吐出するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0012】ここに、2種類以上の塗布材を塗布する塗
布装置であって、少なくとも1種類の塗布材を塗布する
吐出ノズルの先端部を前記基材の走行方向と直交する幅
方向に長軸を有する偏平に形成したり、複数の吐出ノズ
ルを有し、2種類以上の塗布材を塗布する塗布装置であ
って、これらの各吐出ノズルを基材の幅方向に沿って一
列または複数列に配置した状態で一体に保持したり、前
記容積形回転式ポンプとして、多連式歯車ポンプを使用
することもできる。
【0013】また、塗布シートは、前記のように構成し
た塗布装置によって、基材の少なくとも片面に塗布材を
塗布して構成したものである。
【0014】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、塗布材
を吐出ノズルから基材に向けて該基材の幅方向に拡げた
状態でより均一に吐出するとともに、歯車ポンプのよう
な容積形回転式ポンプによって、このポンプの吐出圧力
をより均一に保持しつつ連続的に塗布材を吐出ノズルに
送り出すことができ、これによって、塗膜の膜厚が基材
の幅方向及び長さ方向に変化してしまうことを防止して
塗膜の膜厚をより均一にすることができる。
【0015】しかも、例えば、貼着剤と非貼着剤とを交
互に塗布する場合に、少なくとも貼着剤を塗布する吐出
ノズルの先端部を基材の走行方向と直交する幅方向に長
軸を有する偏平に形成することにより、貼着剤層をより
平坦として、安定した接着力を有するようにすることが
できる。
【0016】また、複数の吐出ノズルを基材の幅方向に
沿って一列に配置した状態で一体に保持することによ
り、各吐出ノズル間の間隔を常に一定にして、例えば複
数種類の塗布材を一つの基材の片面に塗り分ける時の基
材の幅方向に沿った塗膜の寸法精度を向上させることが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図4は、第1の実施例を示すもので、こ
の実施例は、2種類の塗布材を一つの基材の片面に該基
材の幅方向に交互に塗り別けて、貼着剤層と非貼着剤層
とをほぼ均一な厚さで、基材の長さ方向に沿って直線的
に形成するのに使用して最適な例を示すものである。
【0018】即ち、図1乃至図3に示すように、アンワ
インダ1に巻き付けられたテープ状の基材2は、バック
アップロール3の回転に伴って一定の速度で連続的に搬
送され、ドライヤ4の内部を通過した後、リワインダ5
に巻き取られるのであるが、この搬送の途中で、基材2
の片面に複数条の貼着剤層6aとこの貼着剤層6aに挟
まれた非貼着剤層7aとが同時に形成されるようになっ
ている。
【0019】なお、同図に示す実施例は、基材2の背面
に剥離処理を施した基材を用いることにより、リワイン
ダ5で基材2を巻き取る際、この剥離処理を施した面が
表面側に位置して、貼着剤層6a及び非貼着剤層7aが
表面に露出するのを防止するとともに、基材2を容易に
剥がしつつ使用することができるようになっているが、
図2に2点鎖線で示すように、アンワインダ8に巻き付
けた剥離シート9を基材2の塗布面側に貼付けつつリワ
インダ5’に巻き取るようにすることもできる。
【0020】前記貼着剤層6aは、貼着剤からなる塗布
材6を第1の吐出ノズル10から吐出することによっ
て、また非貼着剤層7aは、非貼着剤からなる塗布材7
を第2の吐出ノズル11から吐出することによって形成
されるように構成されており、この両吐出ノズル10,
11は、基材2の幅方向に沿って交互に一列に配置され
その先端を基材2に向けた状態でホルダ12に一体に保
持されている。
【0021】ここに、前記塗布材(貼着剤)6は、第1
の多連式歯車ポンプ13で、塗布材(非貼着剤)7は、
第2の多連式歯車ポンプ14でそれぞれホース15を通
して汲み上げられ、他のホース16を通して前記各吐出
ノズル10,11に圧送されるようになっている。
【0022】前記各多連式歯車式ポンプ13,14は、
2個の吸入口17aを備えた吸入側歯車ポンプ17に、
2個の吐出口18aを備えた任意の数の吐出側歯車ポン
プ18を順次連結することによって構成されているとと
もに、各多連式歯車ポンプ13,14に対してそれぞれ
モータ20が接続され、これによって、各モータ20の
回転に伴って各多連式歯車ポンプ13,14を構成する
歯車ポンプ17,18が同時に回転するよう構成されて
いる。
【0023】この種の多連式歯車ポンプとしては、英国
スラック&パー(Slach & Parr)社製のメタリングポン
プ(Metering Pumps) が挙げられる。なお、図示しない
が、前記各モータ20には制御装置が接続され、この制
御装置によって、各モータ20、ひいては前記各多連式
歯車ポンプ13,14の回転速度を制御するよう構成さ
れている。
【0024】そして、前記各吸入側歯車ポンプ17の吸
入口17aと前記各塗布材6,7とが前記ホース15を
介して連通され、吐出側歯車ポンプ18の吐出口18a
に前記各ホース16の一端が、前記各吐出ノズル10,
11に該ホース16の他端がそれぞれ接続され、これに
よって、多連式歯車ポンプ13,14の回転に伴って、
吐出ノズル10,11の先端から塗布材6,7が基材2
に向けて吐出されるようになっている。
【0025】このように、塗布材6,7を多連式歯車ポ
ンプ13,14で汲み上げ、この各吐出口18aから各
吐出ノズル10,11に向けて個々に吐出することによ
り、この吐出圧を常時一定としたまま、塗布材6,7を
連続的に供給することができる。
【0026】なお、前記歯車ポンプの他に、例えばねじ
ポンプのような他の容積形回転式ポンプを使用しても良
い。また、タンクから吐出ノズルまでの供給路中におけ
る塗布材に発泡があると、歯車ポンプの供給圧を一定に
保つことができなかったり、吐出ノズルの近辺でこの発
泡が発生すると、塗布されない部分が発生してしまうこ
とがあり、これを回避するため、脱泡装置を設けること
ができる。
【0027】この脱泡装置としては、エアフィルタや超
音波振動により発泡の移動を制御し、エア抜き弁等によ
り外部に排出するものが挙げられる。また、脱泡装置の
配置位置としては、タンクから歯車ポンプとの間のホー
ス、及び/または歯車ポンプから吐出ノズルの間のホー
スが挙げられる。
【0028】前記各吐出ノズル10,11は、その先端
部が基材2の走行方向と直交する幅方向に長軸を有する
偏平に形成されているとともに、この幅方向に一列に配
置された状態でホルダ12に一体に保持されている。
【0029】即ち、図4に示すように、第1の吐出ノズ
ル10は、貼着剤層6aの幅に合わせて、その幅方向に
延びる長軸bが、例えば1.6mmに設定されていると
ともに、この長軸bと直交する短軸aは、その長さが、
例えば1mmの偏平(楕円形状)に形成されている。
【0030】一方、第2の吐出ノズル11は、非貼着剤
層7bの幅に合わせて、その幅方向に延びる長軸Bが、
例えば5.9mmに設定されているとともに、この長軸
Bと直交する短軸Aは、その長さが、例えば上記第1の
吐出ノズル10と同じ1mmの偏平(楕円形状)に形成
されている。
【0031】なお、前記吐出ノズル10,11の形状
は、このような偏平な楕円形状であっても良いし、横方
向の上辺と下辺が平行な長円形状であっても良い。これ
によって、各吐出ノズル10,11の先端から、塗布剤
6,7がその長軸b,Bに沿った方向により均一に拡が
った状態で基材2に向かって吐出されて、貼着剤層6a
及び非貼着剤層7aの幅方向に沿った厚さが、より均一
(平坦)となるようになっている。
【0032】しかも、この2種類の吐出ノズル10,1
1をホルダ12で一体に保持することにより、この両者
10,11の位置関係を常に一定にして、貼着剤層6a
と非貼着剤層7aの幅精度を向上させることができる。
【0033】ここに、前記基材2として、片面に剥離処
理を施した厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート
を、第1の塗布材(貼着剤)6として、濃度35%、粘
度1000cpsのアクリル系貼着剤を、第2の塗布材
(非貼着剤)7として、濃度40%、粘度1500cp
sのポリエステル樹脂をそれぞれ使用して、基材2の片
面に厚さ20μmの貼着剤層6aと非貼着剤層7aとを
形成した後、この貼着剤層6aの幅方向の中央を裁断機
で裁断して、非貼着剤層7aを挟んでその両側に貼着層
6aを有するテープを形成し、キャリア用カバーテープ
とした場合、20gの接着力を得ることができ、この値
は、EIAJ規格(10〜70g)内に入って、安定し
た接着力が得られることが確かめられている。
【0034】図5乃至図7は、前記と同様な構成の吐出
ノズル10,11が微細なピッチで並ぶ時に使用して最
適な例を示すものである。即ち、各吐出ノズル10,1
1間のピッチが細かくなると、吐出ノズル10,11同
士が互いに干渉し合うことなく、直線状に配置した状態
で一体に保持することが困難となる。
【0035】そこで、この例は、共に四角柱状の上部ボ
ディ30と下部ボディ31とからホルダ32を構成する
とともに、このホルダ32の内部に下記のように流通路
を形成し、この流通路の出口端に前記吐出ノズル10,
11を設けたものである。
【0036】即ち、前記上部ボディ30にあっては、こ
の上部に、前記ホース16との継手部33が形成され、
この継手部33から下面に向かって垂直に延びる第1の
流通路34が設けられているとともに、上部ボディ30
の前後部にも前記ホース16との継手部35が互いに違
いに設けられ、この継手部35から水平に延び下方に直
角に屈曲する第2の流通路36が形成されている。
【0037】一方、下部ボディ31にあっては、この上
方に前記上部ボディ30を結合してホルダ32を構成し
た時、上下に延びて前記第1の流通路34と連通する第
1の流通路37と、前記第2の流通路36と連通する第
2の流通路38とが並列的に設けられている。
【0038】そして、下部ボディ31の下部に前記第1
の流通路37に連通する第1の吐出ノズル10が、同じ
く第2の流通路38に連通する第2の吐出ノズル11が
それぞれ設けられている。
【0039】これによって、上部ボディ30の下面と下
部ボディ31の上面とを互いに当接させ、図示しないボ
ルトを介して両者30,31を結合して、内部に流通路
を有するホルダ32を構成するようになっている。
【0040】このように構成することにより、微細ピッ
チの吐出ノズル10,11をコンパクトに収めることが
できる。なお、上記実施例は、吐出ノズル10,11を
一列に配置して一体に保持した例を示しているが、2列
或いはそれ以上の複数列に配置した状態で一体に保持す
ることもでき、このことは、以下の実施例においても同
様である。
【0041】図8は、第2の実施例を示すもので、この
実施例は、例えば長軸が1.0mm、短軸が0.6mm
の楕円形状のノズル41を2つ並列に並べて貼着剤から
なる塗布材を塗布する第1の吐出ノズル10aを、例え
ば直径が0.8mmの真円形状のノズル42を3つ並列
に並べて非貼着剤からなる塗布材を塗布する第2の吐出
ノズル11aをそれぞれ構成し、これらの各吐出ノズル
10a,11aをホルダ12aで一体に保持したもので
ある。
【0042】この実施例では、各貼着剤層は2列に、各
2列の互いに隣接する貼着剤層で挟まれた領域に非貼着
剤層が3列にそれぞれ線状に平行に並び、しかも線状の
各非貼着剤層は、横断面が中央が突出した山形となって
しまうが、例えば上記キャリア用カバーテープのよう
に、この非貼着剤層の役割が安定した巻取りを行うため
のものである場合など、主に貼着剤層の厚みをより均一
にして、安定した接着力を有するようにすれば足りる場
合等に使用して最適である。
【0043】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
歯車ポンプのような容積形回転式ポンプを介して、吐出
圧をより均一に保持しつつ連続的に塗布材を吐出ノズル
に送り出すとともに、塗布材を吐出ノズルから基材に向
けて該基材の幅方向に拡げた状態でより均一に吐出する
ことができ、これによって、塗膜の膜厚が基材の幅方向
及び長さ方向に変化してしまうことを防止して塗膜の膜
厚をより均一にすることができる。
【0044】しかも、複数の吐出ノズルを基材の幅方向
に沿って一列に配置した状態で一体に保持することによ
り、各吐出ノズル間の間隔を常に一定にして、例えば複
数種類の塗布材を一つの基材の片面に塗り分ける時の基
材の幅方向に沿った塗膜の寸法精度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部概要図。
【図2】同じく、全体概要図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】吐出ノズルを拡大して示す正面図。
【図5】吐出ノズルの具体的な配置例を示す平面図。
【図6】同じく、正面図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】他の実施例を示す図4相当図。
【符号の説明】
2 基材 6 塗布材(貼着剤) 7 塗布材(非貼着剤) 10,11,10a,11a 吐出ノズル 12,32 ホルダ 13,14 多連式歯車ポンプ 17,18 歯車ポンプ 30 上部ボディ 31 下部ボディ 34,36,37,38 流通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出ノズルを備え、一定の速度で連続的に
    供給される基材に向けて前記吐出ノズルから塗布材を吐
    出して該塗布材を基材の片面に直線的に塗布するように
    した塗布装置において、前記吐出ノズルの先端部を前記
    基材の走行方向と直交する幅方向に長軸を有する偏平に
    形成するとともに、容積形回転式ポンプの回転に伴って
    塗布材を吐出ノズルから吐出するようにしたことを特徴
    とする塗布装置。
  2. 【請求項2】2種類以上の塗布材を塗布する塗布装置で
    あって、少なくとも1種類の塗布材を塗布する吐出ノズ
    ルの先端部を前記基材の走行方向と直交する幅方向に長
    軸を有する偏平に形成したことを特徴とする請求項1記
    載の塗布装置。
  3. 【請求項3】複数の吐出ノズルを有し、2種類以上の塗
    布材を塗布する塗布装置であって、これらの各吐出ノズ
    ルを基材の幅方向に沿って一列または複数列に配置した
    状態で一体に保持したことを特徴とする請求項1記載の
    塗布装置。
  4. 【請求項4】前記容積形回転式ポンプとして、多連式歯
    車ポンプを使用したことを特徴とする請求項1または2
    記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載の塗布装置によって、
    基材の少なくとも片面に塗布材を塗布した塗布シート。
JP25246594A 1993-12-22 1994-10-18 塗布装置及び塗布シート Pending JPH08112563A (ja)

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