JPH08111506A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH08111506A JPH08111506A JP6245720A JP24572094A JPH08111506A JP H08111506 A JPH08111506 A JP H08111506A JP 6245720 A JP6245720 A JP 6245720A JP 24572094 A JP24572094 A JP 24572094A JP H08111506 A JPH08111506 A JP H08111506A
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- Japan
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- diffusion region
- logic circuit
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- semiconductor substrate
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 周辺回路領域6と内部論理回路領域5との間
に、第1の拡散領域1と第1のウェル領域22内に第2
の拡散領域2とを離間して平行にかつ内部論理回路領域
5を取り囲むように設け、さらにこれらの間には容量1
9を設け、周辺回路領域6に、周囲を第3の拡散領域3
で囲う第2のPチャネルMOSトランジスタ領域26
と、第2のウェル領域44内に周囲を第4の拡散領域4
で囲う第2のNチャネルMOSトランジスタ領域2とを
離間して設け、内部論理回路領域5に、基準電位に接続
する第1のPチャネルMOSトランジスタ領域24と、
制限回路7を介して電源電位に接続する第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域25とを設ける。 【効果】 CMOS半導体装置を構成する各回路の設置
状態に対して好適な構造を用いることにより、チップサ
イズを増大させることなく充分なラッチアップ防止機能
を発揮することが可能となる。
に、第1の拡散領域1と第1のウェル領域22内に第2
の拡散領域2とを離間して平行にかつ内部論理回路領域
5を取り囲むように設け、さらにこれらの間には容量1
9を設け、周辺回路領域6に、周囲を第3の拡散領域3
で囲う第2のPチャネルMOSトランジスタ領域26
と、第2のウェル領域44内に周囲を第4の拡散領域4
で囲う第2のNチャネルMOSトランジスタ領域2とを
離間して設け、内部論理回路領域5に、基準電位に接続
する第1のPチャネルMOSトランジスタ領域24と、
制限回路7を介して電源電位に接続する第1のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域25とを設ける。 【効果】 CMOS半導体装置を構成する各回路の設置
状態に対して好適な構造を用いることにより、チップサ
イズを増大させることなく充分なラッチアップ防止機能
を発揮することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、と
くにラッチアップを防止する対策を施す相補型電界効果
トランジスタ(以下CMOSと記載する)半導体装置に
関する。
くにラッチアップを防止する対策を施す相補型電界効果
トランジスタ(以下CMOSと記載する)半導体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】CMOS半導体装置においては、構造上
バイポーラトランジスタが寄生的に存在し、これらのバ
イポーラトランジスタでサイリスタ構造の回路を構成し
ている。
バイポーラトランジスタが寄生的に存在し、これらのバ
イポーラトランジスタでサイリスタ構造の回路を構成し
ている。
【0003】このため外部からの高い電圧やノイズ等の
何等かの原因でこのサイリスタ構造の回路がオンすると
過大な電源電流が流れる。一度この過大な電源電流が流
れるとサイリスタ構造の回路をオンさせる原因を取り除
いても流れ続ける。
何等かの原因でこのサイリスタ構造の回路がオンすると
過大な電源電流が流れる。一度この過大な電源電流が流
れるとサイリスタ構造の回路をオンさせる原因を取り除
いても流れ続ける。
【0004】また多くの寄生的に存在するバイポーラト
ランジスタをオンして流れるため、正常動作時の電源電
流に比べ、数10倍もの過大な電流値となり、金属配線
の溶断や接合破壊等を引き起こし、最終的にはCMOS
半導体装置が破損してしまう。この現象はラッチアップ
と呼ばれ、このラッチアップの防止対策は、CMOS半
導体装置にとって必須である。
ランジスタをオンして流れるため、正常動作時の電源電
流に比べ、数10倍もの過大な電流値となり、金属配線
の溶断や接合破壊等を引き起こし、最終的にはCMOS
半導体装置が破損してしまう。この現象はラッチアップ
と呼ばれ、このラッチアップの防止対策は、CMOS半
導体装置にとって必須である。
【0005】一般にラッチアップはCMOS半導体装置
の入出力端子や電源端子に外部から印加する高い電圧や
ノイズ等がトリガーとなって発生する場合が多い。
の入出力端子や電源端子に外部から印加する高い電圧や
ノイズ等がトリガーとなって発生する場合が多い。
【0006】次にラッチアップの発生機構を図を用いて
説明する。図11は従来例のCMOS半導体装置を模式
的に示す断面図であり、図12は図11に示すCMOS
半導体装置に寄生的に存在するバイポーラトランジスタ
によるサイリスタ構造を示す等価回路図である。
説明する。図11は従来例のCMOS半導体装置を模式
的に示す断面図であり、図12は図11に示すCMOS
半導体装置に寄生的に存在するバイポーラトランジスタ
によるサイリスタ構造を示す等価回路図である。
【0007】図11に示す断面図を用いて従来例のCM
OS半導体装置の構成を説明する。図11において、N
型の半導体基板100にPチャネルMOSトランジスタ
13を形成し、N型の半導体基板100に形成するP型
のウェル領域12にNチャネルMOSトランジスタ14
を形成し、CMOS回路を構成している。
OS半導体装置の構成を説明する。図11において、N
型の半導体基板100にPチャネルMOSトランジスタ
13を形成し、N型の半導体基板100に形成するP型
のウェル領域12にNチャネルMOSトランジスタ14
を形成し、CMOS回路を構成している。
【0008】これらのCMOS回路は同一基板上にP型
とN型との不純物拡散領域を形成するため、寄生的にバ
イポーラトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4が存在す
る。さらにN型の半導体基板100とP型のウェル領域
12とには各々寄生的に抵抗r1、r2が存在する。
とN型との不純物拡散領域を形成するため、寄生的にバ
イポーラトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4が存在す
る。さらにN型の半導体基板100とP型のウェル領域
12とには各々寄生的に抵抗r1、r2が存在する。
【0009】またバイポーラトランジスタQ1、Q2の
コレクタとバイポーラトランジスタQ3、Q4のベース
とがP型のウェル領域12となり、同様にバイポーラト
ランジスタQ1、Q2のベースとバイポーラトランジス
タQ3、Q4のコレクタとがN型の半導体基板100と
なり、サイリスタ構造の回路を構成している。
コレクタとバイポーラトランジスタQ3、Q4のベース
とがP型のウェル領域12となり、同様にバイポーラト
ランジスタQ1、Q2のベースとバイポーラトランジス
タQ3、Q4のコレクタとがN型の半導体基板100と
なり、サイリスタ構造の回路を構成している。
【0010】図11の断面図と図12のサイリスタ構造
の等価回路図とを用いてサイリスタの動作を以下に説明
する。まず、OUT端子に外部からの高い電圧やノイズ
等が印加する場合を説明する。
の等価回路図とを用いてサイリスタの動作を以下に説明
する。まず、OUT端子に外部からの高い電圧やノイズ
等が印加する場合を説明する。
【0011】図12に示すOUT端子に電源VDD以上
の電圧を印加すると、図11に示すPチャネルMOSト
ランジスタ13のドレインが順バイアスとなり、バイポ
ーラトランジスタQ2のエミッタとベースおよび抵抗r
2とを通して電流が流れ、抵抗r2の両端に電圧が発生
する。抵抗r2の両端に発生する電圧はバイポーラトラ
ンジスタQ3のベース電位となり、このベース電位が正
方向に電圧上昇し、バイポーラトランジスタQ3がオン
する。
の電圧を印加すると、図11に示すPチャネルMOSト
ランジスタ13のドレインが順バイアスとなり、バイポ
ーラトランジスタQ2のエミッタとベースおよび抵抗r
2とを通して電流が流れ、抵抗r2の両端に電圧が発生
する。抵抗r2の両端に発生する電圧はバイポーラトラ
ンジスタQ3のベース電位となり、このベース電位が正
方向に電圧上昇し、バイポーラトランジスタQ3がオン
する。
【0012】バイポーラトランジスタQ3に電流が流れ
ると、抵抗r1の両端に電圧が発生し、すなわちバイポ
ーラトランジスタQ1のベース電位が下降し、バイポー
ラトランジスタQ1がオンする。このためバイポーラト
ランジスタQ1のエミッタとベースおよび抵抗r2とを
通して電流が流れ、抵抗r2の両端に再び電圧が発生
し、バイポーラトランジスタQ3のオン状態を維持し、
OUT端子に印加する電圧を取り除いても電源VDDと
電源VSSとの間で過大な電流は流れ続ける。
ると、抵抗r1の両端に電圧が発生し、すなわちバイポ
ーラトランジスタQ1のベース電位が下降し、バイポー
ラトランジスタQ1がオンする。このためバイポーラト
ランジスタQ1のエミッタとベースおよび抵抗r2とを
通して電流が流れ、抵抗r2の両端に再び電圧が発生
し、バイポーラトランジスタQ3のオン状態を維持し、
OUT端子に印加する電圧を取り除いても電源VDDと
電源VSSとの間で過大な電流は流れ続ける。
【0013】またOUT端子に電源VSS以下の電圧を
印加すると、NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
インが順バイアスとなり、抵抗r1およびバイポーラト
ランジスタQ4のベースとエミッタとを通して電流が流
れ、抵抗r1の両端に電圧が発生し、バイポーラトラン
ジスタQ1がオンする。
印加すると、NチャネルMOSトランジスタ14のドレ
インが順バイアスとなり、抵抗r1およびバイポーラト
ランジスタQ4のベースとエミッタとを通して電流が流
れ、抵抗r1の両端に電圧が発生し、バイポーラトラン
ジスタQ1がオンする。
【0014】これによって、抵抗r2の両端に電圧が発
生し、バイポーラトランジスタQ3がオンする。このた
め抵抗r1の両端に再び電圧が発生し、バイポーラトラ
ンジスタQ1のオン状態を維持し、OUT端子に印加す
る電圧を取り除いても電源VDDと電源VSSとの間で
過大な電流は流れ続ける。
生し、バイポーラトランジスタQ3がオンする。このた
め抵抗r1の両端に再び電圧が発生し、バイポーラトラ
ンジスタQ1のオン状態を維持し、OUT端子に印加す
る電圧を取り除いても電源VDDと電源VSSとの間で
過大な電流は流れ続ける。
【0015】すなわちこの状態は、OUT端子に電源V
DD以上の電圧を印加する場合と同様に、バイポーラト
ランジスタQ3とバイポーラトランジスタQ1の各々の
コレクタ電流がベース電流を供給し合うことになり、電
源を切断するまで電流が流れ続ける。
DD以上の電圧を印加する場合と同様に、バイポーラト
ランジスタQ3とバイポーラトランジスタQ1の各々の
コレクタ電流がベース電流を供給し合うことになり、電
源を切断するまで電流が流れ続ける。
【0016】ラッチアップの発生機構は上記の例に限定
するものではなく、多くの要因が考えられる。次に電源
に外部からの高い電圧やノイズ等が印加する場合を説明
する。
するものではなく、多くの要因が考えられる。次に電源
に外部からの高い電圧やノイズ等が印加する場合を説明
する。
【0017】電源VDDに高い正の電圧やノイズ等を印
加すると、PチャネルMOSトランジスタ13のソース
とN型の半導体基板100とが順バイアスとなり、バイ
ポーラトランジスタQ1のエミッタとベースおよび抵抗
r2とを通して電流が流れ、抵抗r2の両端に電圧が発
生する。以下前述のOUT端子に電源VDD以上の電圧
を印加する場合の例と同様な過程を経てラッチアップが
発生する。
加すると、PチャネルMOSトランジスタ13のソース
とN型の半導体基板100とが順バイアスとなり、バイ
ポーラトランジスタQ1のエミッタとベースおよび抵抗
r2とを通して電流が流れ、抵抗r2の両端に電圧が発
生する。以下前述のOUT端子に電源VDD以上の電圧
を印加する場合の例と同様な過程を経てラッチアップが
発生する。
【0018】さらにまた、電源VSSに高い負の電圧や
ノイズ等を印加する場合も、NチャネルMOSトランジ
スタ14のソースとP型のウェル領域12とが順バイア
スとなり、抵抗r1およびバイポーラトランジスタQ3
のベースとエミッタとを通して電流が流れ、抵抗r1の
両端に電圧が発生する。以下前述のOUT端子に電源V
SS以下の電圧を印加する場合の例と同様な過程を経て
ラッチアップが発生する。
ノイズ等を印加する場合も、NチャネルMOSトランジ
スタ14のソースとP型のウェル領域12とが順バイア
スとなり、抵抗r1およびバイポーラトランジスタQ3
のベースとエミッタとを通して電流が流れ、抵抗r1の
両端に電圧が発生する。以下前述のOUT端子に電源V
SS以下の電圧を印加する場合の例と同様な過程を経て
ラッチアップが発生する。
【0019】いずれの場合においても、CMOS半導体
装置のN型の半導体基板100あるいはP型のウェル領
域12内に電流が流れ、内部の抵抗r1、r2の電圧降
下が一定限界値を越えるとラッチアップが発生する。
装置のN型の半導体基板100あるいはP型のウェル領
域12内に電流が流れ、内部の抵抗r1、r2の電圧降
下が一定限界値を越えるとラッチアップが発生する。
【0020】図12の等価回路図によれば、抵抗r1、
r2の両端の電圧がバイポーラトランジスタQ1、Q3
のベース・エミッタ間電圧VBEと等しくなる電圧値が
一定限界値となる。これはラッチアップ発生の条件のひ
とつである。
r2の両端の電圧がバイポーラトランジスタQ1、Q3
のベース・エミッタ間電圧VBEと等しくなる電圧値が
一定限界値となる。これはラッチアップ発生の条件のひ
とつである。
【0021】このラッチアップを防止するには多くの手
段が提案されている。例えば、サイリスタ構造の回路を
構成するバイポーラトランジスタ自身をオンしにくくし
てラッチアップを防止する手段がある。
段が提案されている。例えば、サイリスタ構造の回路を
構成するバイポーラトランジスタ自身をオンしにくくし
てラッチアップを防止する手段がある。
【0022】CMOS半導体装置内の各回路を構成す
る、PチャネルMOSトランジスタを設置する領域とN
チャネルMOSトランジスタを設置する領域とを離間す
る。これによって、図11および図12において寄生的
に存在するバイポーラトランジスタQ1、Q2のベース
領域の幅、すなわちPチャネルMOSトランジスタ13
のドレインとP型のウェル領域12との距離を増加し、
さらにバイポーラトランジスタQ3、Q4のコレクタの
抵抗成分を増加する場合と同等になり、CMOS半導体
装置がラッチアップに移行する過程において、バイポー
ラトランジスタをオンしにくくする。
る、PチャネルMOSトランジスタを設置する領域とN
チャネルMOSトランジスタを設置する領域とを離間す
る。これによって、図11および図12において寄生的
に存在するバイポーラトランジスタQ1、Q2のベース
領域の幅、すなわちPチャネルMOSトランジスタ13
のドレインとP型のウェル領域12との距離を増加し、
さらにバイポーラトランジスタQ3、Q4のコレクタの
抵抗成分を増加する場合と同等になり、CMOS半導体
装置がラッチアップに移行する過程において、バイポー
ラトランジスタをオンしにくくする。
【0023】この手段は、CMOS半導体装置の正規の
電気的接続状態にはなんら影響を与えることなく、寄生
的に存在するバイポーラトランジスタの動作のみに制限
を加えるものであるため、有効なラッチアップ防止対策
である。
電気的接続状態にはなんら影響を与えることなく、寄生
的に存在するバイポーラトランジスタの動作のみに制限
を加えるものであるため、有効なラッチアップ防止対策
である。
【0024】しかしながら、この手段は、実際にCMO
S半導体装置を設計する際に大きな問題がある。
S半導体装置を設計する際に大きな問題がある。
【0025】すなわち、CMOS半導体装置は多くの回
路から構成するので、これらの回路を構成する全てのP
チャネルMOSトランジスタを設置する領域とNチャネ
ルMOSトランジスタを設置する領域とを離間すること
は、CMOS半導体装置における回路領域を増大し、チ
ップサイズの増大を招く。加えて限られたチップサイズ
で必要な回路を設置するCMOS半導体装置の設計にお
いては、回路領域の増大はパターンレイアウト時に大き
な負荷となるという問題がある。
路から構成するので、これらの回路を構成する全てのP
チャネルMOSトランジスタを設置する領域とNチャネ
ルMOSトランジスタを設置する領域とを離間すること
は、CMOS半導体装置における回路領域を増大し、チ
ップサイズの増大を招く。加えて限られたチップサイズ
で必要な回路を設置するCMOS半導体装置の設計にお
いては、回路領域の増大はパターンレイアウト時に大き
な負荷となるという問題がある。
【0026】また、パッドはCMOS半導体装置の周辺
部分に設置し、外部の装置とCMOS半導体装置とを接
続する領域であり、このパッドから直接配線を介して接
続する周辺回路では、パッドに外部から高い電圧やノイ
ズ等が印加する場合、ほとんどが減衰しないまま直接的
に伝達されるという厳しい環境にある。
部分に設置し、外部の装置とCMOS半導体装置とを接
続する領域であり、このパッドから直接配線を介して接
続する周辺回路では、パッドに外部から高い電圧やノイ
ズ等が印加する場合、ほとんどが減衰しないまま直接的
に伝達されるという厳しい環境にある。
【0027】発明者の実験による一例では、CMOS半
導体装置のパッドから直接配線を介して接続する周辺回
路において、PチャネルMOSトランジスタを設置する
領域とNチャネルMOSトランジスタを設置する領域と
をパッドをはさみ対向するような構成の場合、パッドに
外部から高い電圧やノイズ等を印加すると、上記記載の
構成のCMOS半導体装置でもラッチアップが発生す
る。
導体装置のパッドから直接配線を介して接続する周辺回
路において、PチャネルMOSトランジスタを設置する
領域とNチャネルMOSトランジスタを設置する領域と
をパッドをはさみ対向するような構成の場合、パッドに
外部から高い電圧やノイズ等を印加すると、上記記載の
構成のCMOS半導体装置でもラッチアップが発生す
る。
【0028】この時のパッドの大きさは100μm角程
度であるので、CMOS半導体装置の周辺回路におい
て、パッドから直接配線を介して接続する構成では、充
分な保護効果を得ようとすると、PチャネルMOSトラ
ンジスタを設置する領域とNチャネルMOSトランジス
タを設置する領域との距離を相当離間しなければならな
い。
度であるので、CMOS半導体装置の周辺回路におい
て、パッドから直接配線を介して接続する構成では、充
分な保護効果を得ようとすると、PチャネルMOSトラ
ンジスタを設置する領域とNチャネルMOSトランジス
タを設置する領域との距離を相当離間しなければならな
い。
【0029】この離間する距離は、CMOS半導体装置
の回路構成や製造条件等によって変化するものである
が、一般的なCMOS半導体装置の場合、大幅にこの距
離が短縮されるものではない。
の回路構成や製造条件等によって変化するものである
が、一般的なCMOS半導体装置の場合、大幅にこの距
離が短縮されるものではない。
【0030】また、CMOS半導体装置の内部に設置す
る内部回路は、パッドから多くの配線や回路等を経由し
て接続するために、パッドに外部から高い電圧やノイズ
等が印加する場合でも、これらが直接的に内部回路に進
入することはない。よって、内部回路におけるPチャネ
ルMOSトランジスタを設置する領域とNチャネルMO
Sトランジスタを設置する領域とを離間する距離は、周
辺回路のパッドと配線とで接続する回路より少なく、数
μm〜数10μmで充分な効果がある。
る内部回路は、パッドから多くの配線や回路等を経由し
て接続するために、パッドに外部から高い電圧やノイズ
等が印加する場合でも、これらが直接的に内部回路に進
入することはない。よって、内部回路におけるPチャネ
ルMOSトランジスタを設置する領域とNチャネルMO
Sトランジスタを設置する領域とを離間する距離は、周
辺回路のパッドと配線とで接続する回路より少なく、数
μm〜数10μmで充分な効果がある。
【0031】したがって、上記記載の従来例の構成はC
MOS半導体装置のラッチアップ対策を施す回路が占有
する面積を鑑みて、外部から高い電圧やノイズ等が直接
的に進入する回路より、間接的に伝達する回路に適用す
る方が効果的である。
MOS半導体装置のラッチアップ対策を施す回路が占有
する面積を鑑みて、外部から高い電圧やノイズ等が直接
的に進入する回路より、間接的に伝達する回路に適用す
る方が効果的である。
【0032】一方、CMOS半導体装置の半導体基板あ
るいはウェル領域に注入するキャリアを吸収することで
ラッチアップを防止する手段がある。
るいはウェル領域に注入するキャリアを吸収することで
ラッチアップを防止する手段がある。
【0033】図11および図12において、N型の半導
体基板100あるいはP型のウェル領域12に注入する
キャリアは基板に流れる電流、いわゆる基板電流とな
り、抵抗r1、r2の両端に電圧を発生させる。この電
圧がバイポーラトランジスタQ1、Q3のベース・エミ
ッタ電圧VBEと等しくなるとラッチアップが発生する
ことから、基板電流を流さないことで抵抗r1、r2の
両端に発生する電圧をバイポーラトランジスタQ1、Q
3のベース・エミッタ電圧VBEより低くしようとする
ものである。
体基板100あるいはP型のウェル領域12に注入する
キャリアは基板に流れる電流、いわゆる基板電流とな
り、抵抗r1、r2の両端に電圧を発生させる。この電
圧がバイポーラトランジスタQ1、Q3のベース・エミ
ッタ電圧VBEと等しくなるとラッチアップが発生する
ことから、基板電流を流さないことで抵抗r1、r2の
両端に発生する電圧をバイポーラトランジスタQ1、Q
3のベース・エミッタ電圧VBEより低くしようとする
ものである。
【0034】すなわち、図11に示す模式的な断面図に
よれば、PチャネルMOSトランジスタ13を設置する
領域とNチャネルMOSトランジスタ14を設置する領
域との間に、電源VDDに接続する拡散領域、あるいは
電源VSSに接続する拡散領域、あるいはこれら両方の
拡散領域を設置する。
よれば、PチャネルMOSトランジスタ13を設置する
領域とNチャネルMOSトランジスタ14を設置する領
域との間に、電源VDDに接続する拡散領域、あるいは
電源VSSに接続する拡散領域、あるいはこれら両方の
拡散領域を設置する。
【0035】外部から進入する高い電圧やノイズ等によ
ってN型の半導体基板100あるいはP型のウェル領域
12に注入するキャリアが、相手の半導体基板あるいは
ウェルに到達する前に電源VDDあるいはVSSに接続
する拡散領域に吸収してしまうというものである。
ってN型の半導体基板100あるいはP型のウェル領域
12に注入するキャリアが、相手の半導体基板あるいは
ウェルに到達する前に電源VDDあるいはVSSに接続
する拡散領域に吸収してしまうというものである。
【0036】このため、この構成は外部から高い電圧や
ノイズ等が直接的に印加する周辺回路や間接的に伝達す
る内部回路を問わず効果的である。
ノイズ等が直接的に印加する周辺回路や間接的に伝達す
る内部回路を問わず効果的である。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ラッチアッ
プの発生箇所については、必ずしも外部からの高い電圧
やノイズ等が印加する素子あるいは回路領域と一致して
いるとは限らない。
プの発生箇所については、必ずしも外部からの高い電圧
やノイズ等が印加する素子あるいは回路領域と一致して
いるとは限らない。
【0038】外部からの高い電圧やノイズ等が印加する
ことがトリガーであることには変わりはないが、ラッチ
アップはCMOS半導体装置に寄生的に存在するバイポ
ーラトランジスタがラッチアップを起こすサイリスタ構
造の回路を構成する部分で、かつ前述のラッチアップ発
生の条件を満足する箇所で発生する。
ことがトリガーであることには変わりはないが、ラッチ
アップはCMOS半導体装置に寄生的に存在するバイポ
ーラトランジスタがラッチアップを起こすサイリスタ構
造の回路を構成する部分で、かつ前述のラッチアップ発
生の条件を満足する箇所で発生する。
【0039】これはCMOS半導体装置内の回路の設置
構造、すなわちパターンレイアウトに大きく依存する。
構造、すなわちパターンレイアウトに大きく依存する。
【0040】発明者の実験による一例では、CMOS半
導体装置の周辺回路内のPチャネルMOSトランジスタ
領域に寄生的に存在するバイポーラトランジスタと、内
部論理回路内のNチャネルMOSトランジスタ領域に寄
生的に存在するバイポーラトランジスタとでサイリスタ
構造の回路を構成し、ラッチアップが発生する場合があ
る。
導体装置の周辺回路内のPチャネルMOSトランジスタ
領域に寄生的に存在するバイポーラトランジスタと、内
部論理回路内のNチャネルMOSトランジスタ領域に寄
生的に存在するバイポーラトランジスタとでサイリスタ
構造の回路を構成し、ラッチアップが発生する場合があ
る。
【0041】これはPチャネルMOSトランジスタ領域
とNチャネルMOSトランジスタ領域との間で直接的な
回路接続がない場合であっても、高い電圧やノイズ等が
間接的に伝達し、ラッチアップ発生の条件を満足してし
まえば、回路領域どうしの接続状態に依存せずラッチア
ップが発生するという例である。
とNチャネルMOSトランジスタ領域との間で直接的な
回路接続がない場合であっても、高い電圧やノイズ等が
間接的に伝達し、ラッチアップ発生の条件を満足してし
まえば、回路領域どうしの接続状態に依存せずラッチア
ップが発生するという例である。
【0042】このような事情から、PチャネルMOSト
ランジスタとNチャネルMOSトランジスタとの間に電
源VDDに接続する拡散領域や電源VSSに接続する拡
散領域、あるいはこれら両方の拡散領域を設置する手段
のみではラッチアップの防止対策としては充分ではな
く、他の回路領域との間にもこれらの拡散領域を設置す
るなどの対策が必要である。
ランジスタとNチャネルMOSトランジスタとの間に電
源VDDに接続する拡散領域や電源VSSに接続する拡
散領域、あるいはこれら両方の拡散領域を設置する手段
のみではラッチアップの防止対策としては充分ではな
く、他の回路領域との間にもこれらの拡散領域を設置す
るなどの対策が必要である。
【0043】CMOS半導体装置に集積する全てのPチ
ャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジ
スタとの間、さらには他の回路領域との間全てにこの拡
散領域を設置することはCMOS半導体装置の面積増大
につながるという課題がある。これは、前述のCMOS
半導体装置内の各回路を構成する、PチャネルMOSト
ランジスタを設置する領域とNチャネルMOSトランジ
スタを設置する領域とを離間する方法と同様に、チップ
サイズを縮小してコストダウンを図る手段に逆行するの
で好ましくない。
ャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジ
スタとの間、さらには他の回路領域との間全てにこの拡
散領域を設置することはCMOS半導体装置の面積増大
につながるという課題がある。これは、前述のCMOS
半導体装置内の各回路を構成する、PチャネルMOSト
ランジスタを設置する領域とNチャネルMOSトランジ
スタを設置する領域とを離間する方法と同様に、チップ
サイズを縮小してコストダウンを図る手段に逆行するの
で好ましくない。
【0044】本発明の目的は、上記課題を解決して、チ
ップサイズを増大させることなくラッチアップを防止す
ることが可能なCMOS半導体装置を提供するものであ
る。
ップサイズを増大させることなくラッチアップを防止す
ることが可能なCMOS半導体装置を提供するものであ
る。
【0045】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡散
領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を取
り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの周
辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構成
する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2の
NチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準電
位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領域
と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第4
の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域と
同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散領
域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の拡
散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を取
り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネル
MOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、電源電
位に接続する電源電位配線は基準電位に接続する第1の
拡散領域を覆い容量を構成し、内部論理回路領域は少な
くとも一つの内部論理回路で構成し、その内部論理回路
に供給する電源電位は制限回路を介して接続することを
特徴とする。
に、本発明は、半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡散
領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を取
り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの周
辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構成
する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2の
NチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準電
位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領域
と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第4
の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域と
同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散領
域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の拡
散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を取
り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネル
MOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、電源電
位に接続する電源電位配線は基準電位に接続する第1の
拡散領域を覆い容量を構成し、内部論理回路領域は少な
くとも一つの内部論理回路で構成し、その内部論理回路
に供給する電源電位は制限回路を介して接続することを
特徴とする。
【0046】
【作用】基準電位に接続する第1の拡散領域と電源電位
に接続する第1のウェル領域とを設け、この第1のウェ
ル領域内に第2の拡散領域を設ける。この第1の拡散領
域と第1のウェル領域および第2の拡散領域とが離間し
かつ平行してCMOS半導体装置の内部論理回路領域を
取り囲むように内部論理回路領域と周辺回路領域との間
に設置する。
に接続する第1のウェル領域とを設け、この第1のウェ
ル領域内に第2の拡散領域を設ける。この第1の拡散領
域と第1のウェル領域および第2の拡散領域とが離間し
かつ平行してCMOS半導体装置の内部論理回路領域を
取り囲むように内部論理回路領域と周辺回路領域との間
に設置する。
【0047】このことによって、内部論理回路領域と周
辺回路領域とは第1の拡散領域と第1のウェル領域とで
隔てられる。
辺回路領域とは第1の拡散領域と第1のウェル領域とで
隔てられる。
【0048】さらに、電源電位に接続する配線と基準電
位に接続する配線との間に容量を接続する。
位に接続する配線との間に容量を接続する。
【0049】これらの配線に印加あるいは伝達する高い
電圧やノイズ等は、この基準電位と電源電位との間の容
量によって吸収され、ノイズ等が電源電位に接続する配
線を伝達して各回路に印加することを防止し、電源電位
が安定する。
電圧やノイズ等は、この基準電位と電源電位との間の容
量によって吸収され、ノイズ等が電源電位に接続する配
線を伝達して各回路に印加することを防止し、電源電位
が安定する。
【0050】周辺回路領域は、基準電位に接続する第3
の拡散領域と電源電位に接続する第2のウェル領域を設
け、この第2のウェル領域内に第4の拡散領域を設け、
この第3の拡散領域と第4の拡散領域とは互いに離間し
て設置する。
の拡散領域と電源電位に接続する第2のウェル領域を設
け、この第2のウェル領域内に第4の拡散領域を設け、
この第3の拡散領域と第4の拡散領域とは互いに離間し
て設置する。
【0051】さらに、周辺回路領域を構成するPチャネ
ルMOSトランジスタ領域およびNチャネルMOSトラ
ンジスタ領域は、各々この第3の拡散領域と第4の拡散
領域とで取り囲むように設置する。
ルMOSトランジスタ領域およびNチャネルMOSトラ
ンジスタ領域は、各々この第3の拡散領域と第4の拡散
領域とで取り囲むように設置する。
【0052】このことによって、CMOS半導体装置に
外部からの高い電圧やノイズ等が印加する場合でも、周
辺回路領域自身は第3の拡散領域と第4の拡散領域とを
設置することで半導体基板あるいはウェルに注入するキ
ャリアをこれら二つの拡散領域が吸収するようになって
おり、ラッチアップの発生条件を満たさず、ラッチアッ
プの発生を抑えることができる。
外部からの高い電圧やノイズ等が印加する場合でも、周
辺回路領域自身は第3の拡散領域と第4の拡散領域とを
設置することで半導体基板あるいはウェルに注入するキ
ャリアをこれら二つの拡散領域が吸収するようになって
おり、ラッチアップの発生条件を満たさず、ラッチアッ
プの発生を抑えることができる。
【0053】内部論理回路は、この内部論理回路と周辺
回路領域との間に設置する電源電位に接続する第1のウ
ェル領域内に設置する第2の拡散領域、あるいはこの第
2の拡散領域に接続する同一電位の配線から制限回路を
介して接続する。
回路領域との間に設置する電源電位に接続する第1のウ
ェル領域内に設置する第2の拡散領域、あるいはこの第
2の拡散領域に接続する同一電位の配線から制限回路を
介して接続する。
【0054】このため、ラッチアップの発生を抑制し、
かつ電源の配線に外部からの高い電圧やノイズ等が印加
あるいは伝達してもラッチアップの発生を抑制する。
かつ電源の配線に外部からの高い電圧やノイズ等が印加
あるいは伝達してもラッチアップの発生を抑制する。
【0055】
【実施例】以下、本発明による実施例を図面を基に説明
する。図1は本発明の実施例におけるCMOS半導体装
置を模式的に示す平面図である。
する。図1は本発明の実施例におけるCMOS半導体装
置を模式的に示す平面図である。
【0056】N型の半導体基板100に内部論理回路領
域5と少なくともひとつ以上の周辺回路領域6とを設置
し、この内部論理回路領域5と周辺回路領域6との間に
N型の半導体基板100と同一導電型のN型の第1の拡
散領域1とN型の半導体基板100とは反対導電型のP
型の第1のウェル領域22とを離間してかつ平行に設置
する。
域5と少なくともひとつ以上の周辺回路領域6とを設置
し、この内部論理回路領域5と周辺回路領域6との間に
N型の半導体基板100と同一導電型のN型の第1の拡
散領域1とN型の半導体基板100とは反対導電型のP
型の第1のウェル領域22とを離間してかつ平行に設置
する。
【0057】さらにP型の第1のウェル領域22内にP
型の第1のウェル領域22と同一導電型のP型の第2の
拡散領域2を設ける。N型の第1の拡散領域1とP型の
第1のウェル領域22とは内部論理回路領域5を取り囲
むように設置する。
型の第1のウェル領域22と同一導電型のP型の第2の
拡散領域2を設ける。N型の第1の拡散領域1とP型の
第1のウェル領域22とは内部論理回路領域5を取り囲
むように設置する。
【0058】また、P型の第2の拡散領域2はP型の第
1のウェル領域22の内側に設置していることから、N
型の第1の拡散領域1とP型の第2の拡散領域2とは、
N型の第1の拡散領域1とP型の第1のウェル領域22
との設置状態と同様に、離間してかつ平行して内部論理
回路領域5を取り囲む。
1のウェル領域22の内側に設置していることから、N
型の第1の拡散領域1とP型の第2の拡散領域2とは、
N型の第1の拡散領域1とP型の第1のウェル領域22
との設置状態と同様に、離間してかつ平行して内部論理
回路領域5を取り囲む。
【0059】N型の第1の拡散領域1は基準電位(図1
には図示せず)に接続し、またP型の第1のウェル領域
22は、このP型の第1のウェル領域22内に設置する
P型の第2の拡散領域2を介して電源電位(図1には図
示せず)に接続する。
には図示せず)に接続し、またP型の第1のウェル領域
22は、このP型の第1のウェル領域22内に設置する
P型の第2の拡散領域2を介して電源電位(図1には図
示せず)に接続する。
【0060】CMOS半導体装置の内部論理回路領域5
は少なくとも一つの内部論理回路15で構成し、この内
部論理回路15はPチャネルMOSトランジスタやNチ
ャネルMOSトランジスタ、あるいは抵抗やコンデンサ
といった素子で構成し、標準的なディジタル回路やアナ
ログ回路、あるいはディジタル回路とアナログ回路との
複合回路である。
は少なくとも一つの内部論理回路15で構成し、この内
部論理回路15はPチャネルMOSトランジスタやNチ
ャネルMOSトランジスタ、あるいは抵抗やコンデンサ
といった素子で構成し、標準的なディジタル回路やアナ
ログ回路、あるいはディジタル回路とアナログ回路との
複合回路である。
【0061】周辺回路領域6も同様に少なくとも一つ周
辺論理回路16とパッド(図1には図示せず)とで構成
し、周辺論理回路16はPチャネルMOSトランジスタ
やNチャネルMOSトランジスタ、あるいは抵抗やコン
デンサといった素子で構成し、ディジタル回路やアナロ
グ回路、あるいはディジタル回路とアナログ回路との複
合回路である。
辺論理回路16とパッド(図1には図示せず)とで構成
し、周辺論理回路16はPチャネルMOSトランジスタ
やNチャネルMOSトランジスタ、あるいは抵抗やコン
デンサといった素子で構成し、ディジタル回路やアナロ
グ回路、あるいはディジタル回路とアナログ回路との複
合回路である。
【0062】例えば、内部論理回路15は、論理動作を
行なう回路を設置し、周辺論理回路16は、外部の回路
とCMOS半導体装置とのインターフェース回路や駆動
回路、または定電圧回路や発振回路などを設置する。
行なう回路を設置し、周辺論理回路16は、外部の回路
とCMOS半導体装置とのインターフェース回路や駆動
回路、または定電圧回路や発振回路などを設置する。
【0063】図2は図1における点線で囲んだA部分を
拡大し摸式的に示す平面図である。N型の第1の拡散領
域1とP型の第1のウェル領域22とP型の第1のウェ
ル領域22内に形成するP型の第2の拡散領域2とは、
内部論理回路領域5を構成する少なくとも一つの内部論
理回路15と周辺回路領域6を構成する少なくとも一つ
の周辺論理回路16とを隔てるように設置する。
拡大し摸式的に示す平面図である。N型の第1の拡散領
域1とP型の第1のウェル領域22とP型の第1のウェ
ル領域22内に形成するP型の第2の拡散領域2とは、
内部論理回路領域5を構成する少なくとも一つの内部論
理回路15と周辺回路領域6を構成する少なくとも一つ
の周辺論理回路16とを隔てるように設置する。
【0064】内部論理回路15は第1のPチャネルMO
Sトランジスタ領域24と第1のNチャネルMOSトラ
ンジスタ領域25とで構成する。
Sトランジスタ領域24と第1のNチャネルMOSトラ
ンジスタ領域25とで構成する。
【0065】電源電位はP型の第1のウェル領域22内
に形成するP型の第2の拡散領域2から制限回路7を介
して第1のNチャネルMOSトランジスタ領域25に接
続する。
に形成するP型の第2の拡散領域2から制限回路7を介
して第1のNチャネルMOSトランジスタ領域25に接
続する。
【0066】周辺回路領域6は少なくとも一つの周辺論
理回路16とパッド88とで構成し、周辺論理回路16
は図1に示すN型の半導体基板100に設ける第2のP
チャネルMOSトランジスタ領域26とN型の半導体基
板100にP型の第2のウェル領域44を設け、このP
型の第2のウェル領域44内に第2のNチャネルMOS
トランジスタ領域27を設ける。
理回路16とパッド88とで構成し、周辺論理回路16
は図1に示すN型の半導体基板100に設ける第2のP
チャネルMOSトランジスタ領域26とN型の半導体基
板100にP型の第2のウェル領域44を設け、このP
型の第2のウェル領域44内に第2のNチャネルMOS
トランジスタ領域27を設ける。
【0067】さらに、第2のPチャネルMOSトランジ
スタ領域26と第2のNチャネルMOSトランジスタ領
域27とは離間して設置し、第2のPチャネルMOSト
ランジスタ領域26は周囲をN型の第3の拡散領域3で
囲い、第2のNチャネルMOSトランジスタ領域27は
周囲をP型の第4の拡散領域4で囲う。
スタ領域26と第2のNチャネルMOSトランジスタ領
域27とは離間して設置し、第2のPチャネルMOSト
ランジスタ領域26は周囲をN型の第3の拡散領域3で
囲い、第2のNチャネルMOSトランジスタ領域27は
周囲をP型の第4の拡散領域4で囲う。
【0068】次に内部論理回路領域5と周辺回路領域6
との間に設置するN型の第1の拡散領域1とP型の第1
のウェル領域22内に設けるP型の第2の拡散領域2と
の構成と動作を図3を用いて説明する。
との間に設置するN型の第1の拡散領域1とP型の第1
のウェル領域22内に設けるP型の第2の拡散領域2と
の構成と動作を図3を用いて説明する。
【0069】図3は、内部論理回路15を構成する第1
のPチャネルMOSトランジスタ領域24と周辺論理回
路16を構成する第2のNチャネルMOSトランジスタ
領域27との設置関係を模式的に示す断面図である。
のPチャネルMOSトランジスタ領域24と周辺論理回
路16を構成する第2のNチャネルMOSトランジスタ
領域27との設置関係を模式的に示す断面図である。
【0070】第1のPチャネルMOSトランジスタ領域
24を構成するPチャネルMOSトランジスタ50はゲ
ート51とソース52とドレイン53とバルク54とで
構成する。同様に第2のNチャネルMOSトランジスタ
領域27を構成するNチャネルMOSトランジスタ60
はゲート61とソース62とドレイン63とバルク64
とで構成する。
24を構成するPチャネルMOSトランジスタ50はゲ
ート51とソース52とドレイン53とバルク54とで
構成する。同様に第2のNチャネルMOSトランジスタ
領域27を構成するNチャネルMOSトランジスタ60
はゲート61とソース62とドレイン63とバルク64
とで構成する。
【0071】バルク54はN型の半導体基板100の電
位を設定するため設けるN型の半導体基板100と同一
導電型の拡散領域である。同様にバルク64はP型の第
2のウェル領域44の電位を設定するため設けるP型の
第2のウェル領域44と同一導電型の拡散領域である。
位を設定するため設けるN型の半導体基板100と同一
導電型の拡散領域である。同様にバルク64はP型の第
2のウェル領域44の電位を設定するため設けるP型の
第2のウェル領域44と同一導電型の拡散領域である。
【0072】PチャネルMOSトランジスタ50のソー
ス52とバルク54とはコンタクトホール(図3には図
示せず)を介して基準電位配線8に接続し、基準電位を
給電する。また、NチャネルMOSトランジスタ60の
ソース62とバルク64とはコンタクトホール(図3に
は図示せず)を介して第3の電源電位配線11に接続
し、電源電位を給電する。
ス52とバルク54とはコンタクトホール(図3には図
示せず)を介して基準電位配線8に接続し、基準電位を
給電する。また、NチャネルMOSトランジスタ60の
ソース62とバルク64とはコンタクトホール(図3に
は図示せず)を介して第3の電源電位配線11に接続
し、電源電位を給電する。
【0073】NチャネルMOSトランジスタ60のドレ
イン63は第2のNチャネルMOSトランジスタ領域2
7の配線65とコンタクトホール(図3には図示しな
い)を介して接続する。
イン63は第2のNチャネルMOSトランジスタ領域2
7の配線65とコンタクトホール(図3には図示しな
い)を介して接続する。
【0074】第1のPチャネルMOSトランジスタ領域
24と第2のNチャネルMOSトランジスタ領域27と
の間にはN型の第1の拡散領域1とP型の第1のウェル
領域22内に設けるP型の第2の拡散領域2とを設置す
る。
24と第2のNチャネルMOSトランジスタ領域27と
の間にはN型の第1の拡散領域1とP型の第1のウェル
領域22内に設けるP型の第2の拡散領域2とを設置す
る。
【0075】PチャネルMOSトランジスタ50とNチ
ャネルMOSトランジスタ60とのMOSトランジスタ
どおしは相互接続されていなくても、CMOS半導体装
置にはPNP型バイポーラトランジスタとNPN型バイ
ポーラトランジスタと抵抗とが寄生的に存在するのでラ
ッチアップが発生する場合がある。
ャネルMOSトランジスタ60とのMOSトランジスタ
どおしは相互接続されていなくても、CMOS半導体装
置にはPNP型バイポーラトランジスタとNPN型バイ
ポーラトランジスタと抵抗とが寄生的に存在するのでラ
ッチアップが発生する場合がある。
【0076】しかしながら、このようなN型の第1の拡
散領域1とP型の第1のウェル領域22内に設けるP型
の第2の拡散領域2とを設置する構成では、例えば第1
のPチャネルMOSトランジスタ領域24の基準電位配
線8に高い正の電圧やノイズ等が印加する場合、Pチャ
ネルMOSトランジスタ50のソース52からN型の半
導体基板100に電流が流れる。
散領域1とP型の第1のウェル領域22内に設けるP型
の第2の拡散領域2とを設置する構成では、例えば第1
のPチャネルMOSトランジスタ領域24の基準電位配
線8に高い正の電圧やノイズ等が印加する場合、Pチャ
ネルMOSトランジスタ50のソース52からN型の半
導体基板100に電流が流れる。
【0077】N型の半導体基板100に注入するキャリ
アはNチャネルMOSトランジスタ60のP型の第2の
ウェル領域44に到達することはなく、第1の電源電位
配線9に接続するP型の第1のウェル領域22内に設置
するP型の第2の拡散領域2に吸収される。P型の第1
のウェル領域22の深さは他の拡散領域、例えばPチャ
ネルMOSトランジスタ50のソース52やドレイン5
3より深いため効率よくキャリアを吸収する。
アはNチャネルMOSトランジスタ60のP型の第2の
ウェル領域44に到達することはなく、第1の電源電位
配線9に接続するP型の第1のウェル領域22内に設置
するP型の第2の拡散領域2に吸収される。P型の第1
のウェル領域22の深さは他の拡散領域、例えばPチャ
ネルMOSトランジスタ50のソース52やドレイン5
3より深いため効率よくキャリアを吸収する。
【0078】これによって、P型の第2のウェル領域4
4の電位が変動することはなく、従来例の図11および
図12に示す代表的な寄生バイポーラトランジスタによ
るサイリスタ構造の回路を形成しても、抵抗r2が極め
て小さい値になった場合と同等になりPNP型バイポー
ラトランジスタがオンしにくい状態になる。
4の電位が変動することはなく、従来例の図11および
図12に示す代表的な寄生バイポーラトランジスタによ
るサイリスタ構造の回路を形成しても、抵抗r2が極め
て小さい値になった場合と同等になりPNP型バイポー
ラトランジスタがオンしにくい状態になる。
【0079】また、例えば第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタ領域27の配線65に高い負の電圧やノイズ等
が印加し、NチャネルMOSトランジスタ60のドレイ
ン63に伝達された場合、P型の第2のウェル領域44
からドレイン63に電流が流れる。
ンジスタ領域27の配線65に高い負の電圧やノイズ等
が印加し、NチャネルMOSトランジスタ60のドレイ
ン63に伝達された場合、P型の第2のウェル領域44
からドレイン63に電流が流れる。
【0080】P型の第2のウェル領域44に注入するキ
ャリアはN型の半導体基板100中を移動しPチャネル
MOSトランジスタ50のバルク54に到達することは
なく、基準電位配線8に接続するN型の第1の拡散領域
1に吸収される。
ャリアはN型の半導体基板100中を移動しPチャネル
MOSトランジスタ50のバルク54に到達することは
なく、基準電位配線8に接続するN型の第1の拡散領域
1に吸収される。
【0081】これによって、N型の半導体基板100の
電位が変動することはなく、従来例の図11および図1
2に示す代表的な寄生バイポーラトランジスタによるサ
イリスタ構造の回路を形成しても、抵抗r1が極めて小
さい値になった場合と同等になりNPN型バイポーラト
ランジスタがオンしにくい状態になる。
電位が変動することはなく、従来例の図11および図1
2に示す代表的な寄生バイポーラトランジスタによるサ
イリスタ構造の回路を形成しても、抵抗r1が極めて小
さい値になった場合と同等になりNPN型バイポーラト
ランジスタがオンしにくい状態になる。
【0082】いずれの場合においても、従来例で説明し
たとおり、図12の等価回路図によれば、抵抗r1、r
2の両端の電圧がバイポーラトランジスタQ1、Q3の
ベース・エミッタ間電圧VBEと等しくなる電圧値が一
定限界値で、これがラッチアップ発生の条件のひとつで
あることから、図3に示すN型の半導体基板100やP
型の第2のウェル領域44の電位の変動を抑制し、抵抗
r1、r2に相当するN型の半導体基板100とP型の
第2のウェル領域44とに寄生的に存在する抵抗の両端
に発生する電圧を低減することは有効なラッチアップ防
止方法である。
たとおり、図12の等価回路図によれば、抵抗r1、r
2の両端の電圧がバイポーラトランジスタQ1、Q3の
ベース・エミッタ間電圧VBEと等しくなる電圧値が一
定限界値で、これがラッチアップ発生の条件のひとつで
あることから、図3に示すN型の半導体基板100やP
型の第2のウェル領域44の電位の変動を抑制し、抵抗
r1、r2に相当するN型の半導体基板100とP型の
第2のウェル領域44とに寄生的に存在する抵抗の両端
に発生する電圧を低減することは有効なラッチアップ防
止方法である。
【0083】したがって、内部論理回路領域5と周辺回
路領域6との間に設置するN型の第1の拡散領域1とP
型の第1のウェル領域22内にP型の第2の拡散領域2
とを設けることにより、内部論理回路領域5と周辺回路
領域6との回路どうしではラッチアップは発生しない。
路領域6との間に設置するN型の第1の拡散領域1とP
型の第1のウェル領域22内にP型の第2の拡散領域2
とを設けることにより、内部論理回路領域5と周辺回路
領域6との回路どうしではラッチアップは発生しない。
【0084】図4は図1および図2のCMOS半導体装
置の基準電位と電源電位とを給電するパッド部分を摸式
的に示す平面図である。パッド88はこのCMOS半導
体装置に基準電位または電源電位を給電するパッドの一
つである。
置の基準電位と電源電位とを給電するパッド部分を摸式
的に示す平面図である。パッド88はこのCMOS半導
体装置に基準電位または電源電位を給電するパッドの一
つである。
【0085】P型の第1のウェル領域22内に設置する
P型の第2の拡散領域2はコンタクトホール45と第1
の電源電位配線9とを介して、電源電位を印加するパッ
ド88に接続する。第1の電源電位配線9はN型の第1
の拡散領域1の上部を覆うように配置する。
P型の第2の拡散領域2はコンタクトホール45と第1
の電源電位配線9とを介して、電源電位を印加するパッ
ド88に接続する。第1の電源電位配線9はN型の第1
の拡散領域1の上部を覆うように配置する。
【0086】N型の第1の拡散領域1はコンタクトホー
ル45と基準電位配線8とを介して基準電位を印加する
パッド88に接続する。
ル45と基準電位配線8とを介して基準電位を印加する
パッド88に接続する。
【0087】この基準電位が接続するN型の第1の拡散
領域1を電源電位が接続する第1の電源電位配線9で覆
うことにより配線容量として容量19を構成する。この
ような構成によれば、別途コンデンサを設置しなくても
電源電位と基準電位との間に容量成分を得ることができ
る。
領域1を電源電位が接続する第1の電源電位配線9で覆
うことにより配線容量として容量19を構成する。この
ような構成によれば、別途コンデンサを設置しなくても
電源電位と基準電位との間に容量成分を得ることができ
る。
【0088】N型の第1の拡散領域1と第1の電源電位
配線9とが重なる部分の面積を増すほど、容量19の静
電容量は増加することが可能であり、すなわちこの重な
る部分の面積で容量19の静電容量の制御が可能であ
る。
配線9とが重なる部分の面積を増すほど、容量19の静
電容量は増加することが可能であり、すなわちこの重な
る部分の面積で容量19の静電容量の制御が可能であ
る。
【0089】次に容量19の動作を説明する。基準電位
を給電する配線系と電源電位を給電する配線系との間に
設置する容量19によって、外部からの高い電圧やノイ
ズ等が直接的にCMOS半導体装置の電源に印加する場
合や間接的に伝達する場合に対してそのノイズ等を吸収
し、電源電位の変動を防止することができる。
を給電する配線系と電源電位を給電する配線系との間に
設置する容量19によって、外部からの高い電圧やノイ
ズ等が直接的にCMOS半導体装置の電源に印加する場
合や間接的に伝達する場合に対してそのノイズ等を吸収
し、電源電位の変動を防止することができる。
【0090】すなわち、電源電位の配線や基準電位の配
線に伝達された鋭い波形のノイズ等は、これらの配線系
が自然に持っている抵抗成分とこの容量19との時定数
でラッチアップが発生しない程度にまで鈍らせることが
できる。
線に伝達された鋭い波形のノイズ等は、これらの配線系
が自然に持っている抵抗成分とこの容量19との時定数
でラッチアップが発生しない程度にまで鈍らせることが
できる。
【0091】図5は図2における周辺論理回路の一例を
模式的に示す平面図であり、PチャネルMOSトランジ
スタとNチャネルMOSトランジスタとで構成するイン
バータ回路の例である。
模式的に示す平面図であり、PチャネルMOSトランジ
スタとNチャネルMOSトランジスタとで構成するイン
バータ回路の例である。
【0092】図1に示すN型の半導体基板100にP型
の第2のウェル領域44を設け、PチャネルMOSトラ
ンジスタ260とNチャネルMOSトランジスタ270
とは離間して設置し、N型の第3の拡散領域3とP型の
第4の拡散領域4とで各々PチャネルMOSトランジス
タ260とNチャネルMOSトランジスタ270との周
囲を囲う。
の第2のウェル領域44を設け、PチャネルMOSトラ
ンジスタ260とNチャネルMOSトランジスタ270
とは離間して設置し、N型の第3の拡散領域3とP型の
第4の拡散領域4とで各々PチャネルMOSトランジス
タ260とNチャネルMOSトランジスタ270との周
囲を囲う。
【0093】PチャネルMOSトランジスタ260はゲ
ート31とソース32とドレイン33とで構成する。同
様にNチャネルMOSトランジスタ270はゲート41
とソース42とドレイン43とで構成する。
ート31とソース32とドレイン33とで構成する。同
様にNチャネルMOSトランジスタ270はゲート41
とソース42とドレイン43とで構成する。
【0094】PチャネルMOSトランジスタ260のゲ
ート31とNチャネルMOSトランジスタ270のゲー
ト41とはコンタクトホール45を介してゲート配線3
0に接続する。
ート31とNチャネルMOSトランジスタ270のゲー
ト41とはコンタクトホール45を介してゲート配線3
0に接続する。
【0095】同様にPチャネルMOSトランジスタ26
0のドレイン33とNチャネルMOSトランジスタ27
0のドレイン43とはコンタクトホール45を介してド
レイン配線40に接続する。
0のドレイン33とNチャネルMOSトランジスタ27
0のドレイン43とはコンタクトホール45を介してド
レイン配線40に接続する。
【0096】PチャネルMOSトランジスタ260のソ
ース32とN型の第3の拡散領域3とはコンタクトホー
ル45を介して基準電位配線8に接続し、基準電位を給
電する。また、NチャネルMOSトランジスタ270の
ソース42とP型の第4の拡散領域4とはコンタクトホ
ール45を介して第3の電源電位配線11に接続し、電
源電位を給電する。
ース32とN型の第3の拡散領域3とはコンタクトホー
ル45を介して基準電位配線8に接続し、基準電位を給
電する。また、NチャネルMOSトランジスタ270の
ソース42とP型の第4の拡散領域4とはコンタクトホ
ール45を介して第3の電源電位配線11に接続し、電
源電位を給電する。
【0097】図6は図5に示す周辺論理回路の切断線B
−B部の断面の様子を模式的に示す断面図である。図7
は図6に示す寄生トランジスタによるサイリスタ構造を
示す等価回路図である。図6と図7とを用いて寄生トラ
ンジスタのサイリスタ構成について説明する。
−B部の断面の様子を模式的に示す断面図である。図7
は図6に示す寄生トランジスタによるサイリスタ構造を
示す等価回路図である。図6と図7とを用いて寄生トラ
ンジスタのサイリスタ構成について説明する。
【0098】図6に示すように、PチャネルMOSトラ
ンジスタ260のドレイン33をエミッタ、N型の半導
体基板100をベース、P型の第2のウェル領域44を
コレクタとする第1のPNP型バイポーラトランジスタ
92が寄生的に存在する。
ンジスタ260のドレイン33をエミッタ、N型の半導
体基板100をベース、P型の第2のウェル領域44を
コレクタとする第1のPNP型バイポーラトランジスタ
92が寄生的に存在する。
【0099】同様にNチャネルMOSトランジスタ27
0のドレイン43をエミッタ、P型の第2のウェル領域
44をベース、N型の半導体基板100をコレクタとす
る第1のNPN型バイポーラトランジスタ94が寄生的
に存在する。
0のドレイン43をエミッタ、P型の第2のウェル領域
44をベース、N型の半導体基板100をコレクタとす
る第1のNPN型バイポーラトランジスタ94が寄生的
に存在する。
【0100】PチャネルMOSトランジスタ260のソ
ース32をエミッタ、N型の半導体基板100をベー
ス、P型の第2のウェル領域44をコレクタとする第2
のPNP型バイポーラトランジスタ91が寄生的に存在
する。
ース32をエミッタ、N型の半導体基板100をベー
ス、P型の第2のウェル領域44をコレクタとする第2
のPNP型バイポーラトランジスタ91が寄生的に存在
する。
【0101】同様にNチャネルMOSトランジスタ27
0のソース42をエミッタ、P型の第2のウェル領域4
4をベース、N型の半導体基板100をコレクタとする
第2のNPN型バイポーラトランジスタ93が寄生的に
存在する。
0のソース42をエミッタ、P型の第2のウェル領域4
4をベース、N型の半導体基板100をコレクタとする
第2のNPN型バイポーラトランジスタ93が寄生的に
存在する。
【0102】また抵抗71と81とはN型の第3の拡散
領域3とN型の半導体基板100との間に並列に寄生的
して存在し、抵抗72と82とはP型の第4の拡散領域
4とP型の第2のウェル領域44との間に並列に寄生的
して存在する。図6と図7とを用いて本発明の半導体装
置のサイリスタ構造の動作について説明する。
領域3とN型の半導体基板100との間に並列に寄生的
して存在し、抵抗72と82とはP型の第4の拡散領域
4とP型の第2のウェル領域44との間に並列に寄生的
して存在する。図6と図7とを用いて本発明の半導体装
置のサイリスタ構造の動作について説明する。
【0103】例えば、ドレイン配線40がパッド(図6
と図7とには図示せず)に接続し、パッドに外部からの
高い電圧やノイズ等が印加する場合、印加する高い電圧
やノイズ等は、ドレイン配線40を介して周辺論理回路
16を構成するPチャネルMOSトランジスタ260の
ドレイン33とNチャネルMOSトランジスタ270の
ドレイン43とに到達する。
と図7とには図示せず)に接続し、パッドに外部からの
高い電圧やノイズ等が印加する場合、印加する高い電圧
やノイズ等は、ドレイン配線40を介して周辺論理回路
16を構成するPチャネルMOSトランジスタ260の
ドレイン33とNチャネルMOSトランジスタ270の
ドレイン43とに到達する。
【0104】印加する高い電圧やノイズ等の極性によっ
て、PチャネルMOSトランジスタ260のドレイン3
3あるいはNチャネルMOSトランジスタ270のドレ
イン43のどちらかが順バイアスとなる。すなわち、第
1のPNP型バイポーラトランジスタ92か第1のNP
N型バイポーラトランジスタ94のどちらかがオンして
N型の半導体基板100あるいはP型の第2のウェル領
域44に電流を流す。
て、PチャネルMOSトランジスタ260のドレイン3
3あるいはNチャネルMOSトランジスタ270のドレ
イン43のどちらかが順バイアスとなる。すなわち、第
1のPNP型バイポーラトランジスタ92か第1のNP
N型バイポーラトランジスタ94のどちらかがオンして
N型の半導体基板100あるいはP型の第2のウェル領
域44に電流を流す。
【0105】通常ではここでN型の半導体基板100あ
るいはP型の第2のウェル領域44に流れる電流は抵抗
81あるいは抵抗82に到達し、これらの抵抗の両端に
電圧を発生させ、従来例のラッチアップの発生状態の説
明通りの電流伝達経路をたどり、第2のPNP型バイポ
ーラトランジスタ91と第2のNPN型バイポーラトラ
ンジスタ93とで構成するサイリスタ構造の回路に電流
を流し、ラッチアップ状態に移行する。
るいはP型の第2のウェル領域44に流れる電流は抵抗
81あるいは抵抗82に到達し、これらの抵抗の両端に
電圧を発生させ、従来例のラッチアップの発生状態の説
明通りの電流伝達経路をたどり、第2のPNP型バイポ
ーラトランジスタ91と第2のNPN型バイポーラトラ
ンジスタ93とで構成するサイリスタ構造の回路に電流
を流し、ラッチアップ状態に移行する。
【0106】しかしながら、図5および図6に示すPチ
ャネルMOSトランジスタ260とNチャネルMOSト
ランジスタ270とはそれぞれN型の第3の拡散領域3
とP型の第4の拡散領域4とで周囲を囲われているため
抵抗71と抵抗81とは並列抵抗となり、また抵抗72
と抵抗82とも並列抵抗となる。
ャネルMOSトランジスタ260とNチャネルMOSト
ランジスタ270とはそれぞれN型の第3の拡散領域3
とP型の第4の拡散領域4とで周囲を囲われているため
抵抗71と抵抗81とは並列抵抗となり、また抵抗72
と抵抗82とも並列抵抗となる。
【0107】したがって、N型の半導体基板100ある
いはP型の第2のウェル領域44に流れる電流によって
抵抗81あるいは抵抗82との両端に発生する電圧は第
2のPNP型バイポーラトランジスタ91または第2の
NPN型バイポーラトランジスタ93のベース・エミッ
タ間電圧VBEを超えることなくラッチアップを起こす
ことはない。
いはP型の第2のウェル領域44に流れる電流によって
抵抗81あるいは抵抗82との両端に発生する電圧は第
2のPNP型バイポーラトランジスタ91または第2の
NPN型バイポーラトランジスタ93のベース・エミッ
タ間電圧VBEを超えることなくラッチアップを起こす
ことはない。
【0108】すなわち、N型の半導体基板100あるい
はP型の第2のウェル領域44に流れる電流、つまり注
入するキャリアは、互いに対向するN型の半導体基板1
00あるいはP型の第2のウェル領域44に到達する前
に、基準電位に接続するN型の第3の拡散領域3と電源
電位に接続するP型の第4の拡散領域4とに吸収され
る。
はP型の第2のウェル領域44に流れる電流、つまり注
入するキャリアは、互いに対向するN型の半導体基板1
00あるいはP型の第2のウェル領域44に到達する前
に、基準電位に接続するN型の第3の拡散領域3と電源
電位に接続するP型の第4の拡散領域4とに吸収され
る。
【0109】さらにまた、PチャネルMOSトランジス
タ260のソース32かNチャネルMOSトランジスタ
270のソース42のどちらかに外部からの高い電圧や
ノイズ等が印加する場合も同様にラッチアップを発生す
ることはない。
タ260のソース32かNチャネルMOSトランジスタ
270のソース42のどちらかに外部からの高い電圧や
ノイズ等が印加する場合も同様にラッチアップを発生す
ることはない。
【0110】図8は本発明のCMOS半導体装置の内部
論理回路の一例を模式的に示す平面図である。第1のP
チャネルMOSトランジスタ領域24は図2の示すN型
の第1の拡散領域1の電位である基準電位に基準電位配
線8を介して接続し、第1のNチャネルMOSトランジ
スタ領域25は制限回路7を介して第2の電源電位配線
10に接続し、図2に示すP型の第1のウェル領域22
内に設置するP型の第2の拡散領域2の電位である電源
電位に接続する。
論理回路の一例を模式的に示す平面図である。第1のP
チャネルMOSトランジスタ領域24は図2の示すN型
の第1の拡散領域1の電位である基準電位に基準電位配
線8を介して接続し、第1のNチャネルMOSトランジ
スタ領域25は制限回路7を介して第2の電源電位配線
10に接続し、図2に示すP型の第1のウェル領域22
内に設置するP型の第2の拡散領域2の電位である電源
電位に接続する。
【0111】また図2に示す内部論理回路領域5は複数
の図8に示すような内部論理回路で構成している。内部
論理回路15はディジタル回路やアナログ回路、あるい
はこれらの複合回路により構成する。
の図8に示すような内部論理回路で構成している。内部
論理回路15はディジタル回路やアナログ回路、あるい
はこれらの複合回路により構成する。
【0112】図8に示す制限回路7は拡散抵抗やポリシ
リコン抵抗あるいはPチャネルMOSトランジスタやN
チャネルMOSトランジスタなどの素子で構成する。本
発明の実施例では制限回路7は拡散抵抗で構成する。
リコン抵抗あるいはPチャネルMOSトランジスタやN
チャネルMOSトランジスタなどの素子で構成する。本
発明の実施例では制限回路7は拡散抵抗で構成する。
【0113】制限回路7の抵抗値は、CMOS半導体装
置のパターンレイアウトを行う際にあらかじめ内部論理
回路の回路動作を吟味して電気特性に影響しない範囲を
選択して設ける。
置のパターンレイアウトを行う際にあらかじめ内部論理
回路の回路動作を吟味して電気特性に影響しない範囲を
選択して設ける。
【0114】次に内部論理回路領域5の動作を図8およ
び図9および図10を用いて説明する。図9は図8に示
す平面図の回路を示す回路図である。図10は図9に示
す回路に寄生的に存在するバイポーラトランジスタによ
るサイリスタ構造の回路である。
び図9および図10を用いて説明する。図9は図8に示
す平面図の回路を示す回路図である。図10は図9に示
す回路に寄生的に存在するバイポーラトランジスタによ
るサイリスタ構造の回路である。
【0115】図10に示すサイリスタ構造の回路は、図
8に示す第1のPチャネルMOSトランジスタ領域24
を構成する第2のPチャネルMOSトランジスタ240
のドレインをエミッタ、図1に示すN型の半導体基板1
00をベースとし、また図8に示す第2のNチャネルM
OSトランジスタ250を設ける第3のP型のウェル領
域55をコレクタとする第3のPNP型バイポーラトラ
ンジスタ192が寄生的に存在する。
8に示す第1のPチャネルMOSトランジスタ領域24
を構成する第2のPチャネルMOSトランジスタ240
のドレインをエミッタ、図1に示すN型の半導体基板1
00をベースとし、また図8に示す第2のNチャネルM
OSトランジスタ250を設ける第3のP型のウェル領
域55をコレクタとする第3のPNP型バイポーラトラ
ンジスタ192が寄生的に存在する。
【0116】また図10に示すサイリスタ構造の回路
は、図8に示す第2のNチャネルMOSトランジスタ2
50のドレインをエミッタ、第2のNチャネルMOSト
ランジスタ250を設ける第3のP型のウェル領域55
をベースとし、またN型の半導体基板100(図示せ
ず)をコレクタとする第3のNPN型バイポーラトラン
ジスタ194が寄生的に存在する。
は、図8に示す第2のNチャネルMOSトランジスタ2
50のドレインをエミッタ、第2のNチャネルMOSト
ランジスタ250を設ける第3のP型のウェル領域55
をベースとし、またN型の半導体基板100(図示せ
ず)をコレクタとする第3のNPN型バイポーラトラン
ジスタ194が寄生的に存在する。
【0117】第2のPチャネルMOSトランジスタ24
0のソースをエミッタ、図1に示すN型の半導体基板1
00をベースとし、また図8に示す第3のP型のウェル
領域55をコレクタとする第4のPNP型バイポーラト
ランジスタ191が寄生的に存在する。
0のソースをエミッタ、図1に示すN型の半導体基板1
00をベースとし、また図8に示す第3のP型のウェル
領域55をコレクタとする第4のPNP型バイポーラト
ランジスタ191が寄生的に存在する。
【0118】同様に第2のNチャネルMOSトランジス
タ250のソースをエミッタ、図8に示す第3のP型の
ウェル領域55をベースとし、またN型の半導体基板1
00(図示せず)をコレクタとする第4のNPN型バイ
ポーラトランジスタ193が寄生的に存在する。
タ250のソースをエミッタ、図8に示す第3のP型の
ウェル領域55をベースとし、またN型の半導体基板1
00(図示せず)をコレクタとする第4のNPN型バイ
ポーラトランジスタ193が寄生的に存在する。
【0119】また抵抗181は図1に示すN型の半導体
基板100に寄生的に存在し、同様に抵抗182は図8
に示す第3のP型のウェル領域55に寄生的に存在す
る。
基板100に寄生的に存在し、同様に抵抗182は図8
に示す第3のP型のウェル領域55に寄生的に存在す
る。
【0120】図9に示す第1のPチャネルMOSトラン
ジスタ領域24と第1のNチャネルMOSトランジスタ
領域25とに、基準電位配線8および第2の電源電位配
線10を介して電源を給電する。
ジスタ領域24と第1のNチャネルMOSトランジスタ
領域25とに、基準電位配線8および第2の電源電位配
線10を介して電源を給電する。
【0121】図2に示すN型の第1の拡散領域1やP型
の第1のウェル領域22内に設置するP型の第2の拡散
領域2、あるいは第1のPチャネルMOSトランジスタ
領域24と第1のNチャネルMOSトランジスタ領域2
5との出力端子35に外部から高い電圧やノイズ等が伝
達すると、前述のラッチアップ発生の過程をへてラッチ
アップが発生する。
の第1のウェル領域22内に設置するP型の第2の拡散
領域2、あるいは第1のPチャネルMOSトランジスタ
領域24と第1のNチャネルMOSトランジスタ領域2
5との出力端子35に外部から高い電圧やノイズ等が伝
達すると、前述のラッチアップ発生の過程をへてラッチ
アップが発生する。
【0122】ラッチアップが発生した場合、電源間には
図10に示すような寄生的に存在するバイポーラトラン
ジスタで構成するサイリスタ構造の回路を介して電流が
流れる。
図10に示すような寄生的に存在するバイポーラトラン
ジスタで構成するサイリスタ構造の回路を介して電流が
流れる。
【0123】通常ではここで図1に示すN型の半導体基
板あるいは図8に示す第3のP型のウェル領域55に流
れる電流は抵抗181あるいは抵抗182に到達し、こ
れらの抵抗の両端に電圧を発生させ、従来例のラッチア
ップの発生状態の説明通りの電流伝達経路をたどり、第
4のPNP型バイポーラトランジスタ191と第4のN
PN型バイポーラトランジスタ193とで構成するサイ
リスタ構造の回路に電流を流し、ラッチアップ状態に移
行する。
板あるいは図8に示す第3のP型のウェル領域55に流
れる電流は抵抗181あるいは抵抗182に到達し、こ
れらの抵抗の両端に電圧を発生させ、従来例のラッチア
ップの発生状態の説明通りの電流伝達経路をたどり、第
4のPNP型バイポーラトランジスタ191と第4のN
PN型バイポーラトランジスタ193とで構成するサイ
リスタ構造の回路に電流を流し、ラッチアップ状態に移
行する。
【0124】しかしながら、図10に示す制限回路7に
よって、制限回路7の抵抗の両端と抵抗182の両端に
電圧が発生し、すなわち制限回路7によって抵抗182
の両端の電圧は分圧され、この分圧された抵抗182の
両端の電圧は第4のNPN型バイポーラトランジスタ1
93のベース・エミッタ間電圧VBEを超えることなく
ラッチアップを発生することはない。
よって、制限回路7の抵抗の両端と抵抗182の両端に
電圧が発生し、すなわち制限回路7によって抵抗182
の両端の電圧は分圧され、この分圧された抵抗182の
両端の電圧は第4のNPN型バイポーラトランジスタ1
93のベース・エミッタ間電圧VBEを超えることなく
ラッチアップを発生することはない。
【0125】また、第2の電源電位配線10に外部から
高い電圧やノイズ等が伝達する場合も同様に制限回路7
によって抵抗182の両端の電圧は分圧されるために、
ラッチアップを発生することはない。
高い電圧やノイズ等が伝達する場合も同様に制限回路7
によって抵抗182の両端の電圧は分圧されるために、
ラッチアップを発生することはない。
【0126】図8に示す内部論理回路15がどのような
回路構成であっても、ラッチアップが発生するのに充分
な高い電圧やノイズ等が、基準電位配線8や第2の電源
電位配線10、あるいは出力端子35に伝達されようと
も、制限回路7の働きでラッチアップの発生を制限する
ことができる。
回路構成であっても、ラッチアップが発生するのに充分
な高い電圧やノイズ等が、基準電位配線8や第2の電源
電位配線10、あるいは出力端子35に伝達されようと
も、制限回路7の働きでラッチアップの発生を制限する
ことができる。
【0127】以上、本実施例の構成について述べてきた
が、本発明は、これらの構成に限定するものではない。
が、本発明は、これらの構成に限定するものではない。
【0128】本実施例では基準電位を給電する配線系と
電源電位を給電する配線系との間の容量19を設ける。
この容量19は、基準電位が接続するN型の第1の拡散
領域1を電源電位が接続する第1の電源電位配線9で覆
うことにより構成するが、電源電位が接続するP型の第
1のウェル領域22内のP型の第2の拡散領域2を基準
電位が接続する基準電位配線8で覆うことで容量19を
構成しても同様の効果が得られる。
電源電位を給電する配線系との間の容量19を設ける。
この容量19は、基準電位が接続するN型の第1の拡散
領域1を電源電位が接続する第1の電源電位配線9で覆
うことにより構成するが、電源電位が接続するP型の第
1のウェル領域22内のP型の第2の拡散領域2を基準
電位が接続する基準電位配線8で覆うことで容量19を
構成しても同様の効果が得られる。
【0129】また、基準電位が接続するN型の第1の拡
散領域1を電源電位が接続する第1の電源電位配線9で
覆うことにより構成する容量と、電源電位が接続するP
型の第1のウェル領域22内のP型の第2の拡散領域2
を基準電位が接続する基準電位配線8で覆うことにより
構成する容量とを接続し、容量19を構成してもかまわ
ない。
散領域1を電源電位が接続する第1の電源電位配線9で
覆うことにより構成する容量と、電源電位が接続するP
型の第1のウェル領域22内のP型の第2の拡散領域2
を基準電位が接続する基準電位配線8で覆うことにより
構成する容量とを接続し、容量19を構成してもかまわ
ない。
【0130】さらに、CMOS半導体装置内に別途にコ
ンデンサを設け、このコンデンサと容量19とを接続し
て用いてもかまわない。また、このコンデンサを容量1
9として用いてもかまわない。
ンデンサを設け、このコンデンサと容量19とを接続し
て用いてもかまわない。また、このコンデンサを容量1
9として用いてもかまわない。
【0131】本発明においては、この容量19の静電容
量を大きくすることで、電源電位と基準電位の変動をよ
り効果的に防止することができることは明らかである。
したがって、CMOS半導体装置の内部に多くの容量1
9を設けることは望ましい。
量を大きくすることで、電源電位と基準電位の変動をよ
り効果的に防止することができることは明らかである。
したがって、CMOS半導体装置の内部に多くの容量1
9を設けることは望ましい。
【0132】また、内部論理回路領域5に対するラッチ
アップ防止対策において、本実施例では制限回路7は拡
散抵抗で構成するが、抵抗の材質は拡散抵抗に限定した
ものではなくポリシリコン抵抗あるいはPチャネルMO
SトランジスタやNチャネルMOSトランジスタ等の素
子を用い、これらで回路を構成してもよい。さらに抵抗
のどちらか一方の端子または両端にコンデンサを付加し
てもよい。
アップ防止対策において、本実施例では制限回路7は拡
散抵抗で構成するが、抵抗の材質は拡散抵抗に限定した
ものではなくポリシリコン抵抗あるいはPチャネルMO
SトランジスタやNチャネルMOSトランジスタ等の素
子を用い、これらで回路を構成してもよい。さらに抵抗
のどちらか一方の端子または両端にコンデンサを付加し
てもよい。
【0133】さらに、本実施例では内部論理回路領域5
と周辺回路領域6との間に設置するN型の第1の拡散領
域1とP型の第1のウェル領域22とは、N型の半導体
基板100の周辺側、すなわち周辺回路領域6側にN型
の第1の拡散領域1を設置するようになっているが、こ
のN型の第1の拡散領域1とP型の第1のウェル領域2
2との位置関係はこれに限定するものではなく、CMO
S半導体装置を構成する各回路の配置によって、周辺回
路領域6側にP型の第1のウェル領域22を設置しても
かまわない。
と周辺回路領域6との間に設置するN型の第1の拡散領
域1とP型の第1のウェル領域22とは、N型の半導体
基板100の周辺側、すなわち周辺回路領域6側にN型
の第1の拡散領域1を設置するようになっているが、こ
のN型の第1の拡散領域1とP型の第1のウェル領域2
2との位置関係はこれに限定するものではなく、CMO
S半導体装置を構成する各回路の配置によって、周辺回
路領域6側にP型の第1のウェル領域22を設置しても
かまわない。
【0134】この場合、容量19の構成において、本実
施例では、P型の第1のウェル領域22内に設けるP型
の第2の拡散領域2に電源電位を給電する第1の電源電
位配線9がN型の第1の拡散領域1上の一部を覆うよう
に設置するが、N型の第1の拡散領域1とP型の第1の
ウェル領域22との設置関係の変更に伴い、N型の第1
の拡散領域1に基準電位を給電する配線がP型の第1の
ウェル領域22内に設けるP型の第2の拡散領域2の一
部を覆うように設置し容量を構成してもよいことは無論
である。
施例では、P型の第1のウェル領域22内に設けるP型
の第2の拡散領域2に電源電位を給電する第1の電源電
位配線9がN型の第1の拡散領域1上の一部を覆うよう
に設置するが、N型の第1の拡散領域1とP型の第1の
ウェル領域22との設置関係の変更に伴い、N型の第1
の拡散領域1に基準電位を給電する配線がP型の第1の
ウェル領域22内に設けるP型の第2の拡散領域2の一
部を覆うように設置し容量を構成してもよいことは無論
である。
【0135】さらにまた、内部論理回路領域5と周辺回
路領域6とが同一の電源電圧で動作する場合は、第1の
電源電位配線9と第2の電源電位配線10と第3の電源
電位配線11とを接続し、N型の第1の拡散領域1とN
型の第3の拡散領域3とを接続し、P型の第1のウェル
領域22とP型の第2のウェル領域44とを接続し、P
型の第2の拡散領域2とP型の第4の拡散領域4とを配
線や拡散領域やウェル領域などで接続しても本発明の目
的を達成できることは言うまでもない。
路領域6とが同一の電源電圧で動作する場合は、第1の
電源電位配線9と第2の電源電位配線10と第3の電源
電位配線11とを接続し、N型の第1の拡散領域1とN
型の第3の拡散領域3とを接続し、P型の第1のウェル
領域22とP型の第2のウェル領域44とを接続し、P
型の第2の拡散領域2とP型の第4の拡散領域4とを配
線や拡散領域やウェル領域などで接続しても本発明の目
的を達成できることは言うまでもない。
【0136】また本発明では半導体基板はN型の半導体
基板であるがP型の半導体基板を使用しても同じ結果に
なることは言うまでもない。
基板であるがP型の半導体基板を使用しても同じ結果に
なることは言うまでもない。
【0137】いずれの場合においても、本発明の主旨を
逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0138】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明はCMOS半導体装置における外部からの高い電
圧やノイズ等の進入および伝達の経路を考慮し、CMO
S半導体装置の構成を吟味し各々適した対策を行なうも
のである。
本発明はCMOS半導体装置における外部からの高い電
圧やノイズ等の進入および伝達の経路を考慮し、CMO
S半導体装置の構成を吟味し各々適した対策を行なうも
のである。
【0139】周辺回路領域と内部論理回路領域との間に
は、N型の第1の拡散領域を設け基準電位に接続し、P
型の第1のウェル領域内にP型の第2の拡散領域を設け
電源電位に接続し、これらN型の第1の拡散領域とP型
の第1のウェル領域とを離間して平行にかつ内部論理回
路領域を取り囲むように設置する。
は、N型の第1の拡散領域を設け基準電位に接続し、P
型の第1のウェル領域内にP型の第2の拡散領域を設け
電源電位に接続し、これらN型の第1の拡散領域とP型
の第1のウェル領域とを離間して平行にかつ内部論理回
路領域を取り囲むように設置する。
【0140】これにより、N型の半導体基板およびP型
の第1のウェル領域に注入するキャリアは各々N型の第
1の拡散領域とP型の第2の拡散領域とに吸収され、周
辺回路領域を構成する全ての半導体素子と内部論理回路
領域を構成する半導体素子との間で発生するラッチアッ
プを防止する。
の第1のウェル領域に注入するキャリアは各々N型の第
1の拡散領域とP型の第2の拡散領域とに吸収され、周
辺回路領域を構成する全ての半導体素子と内部論理回路
領域を構成する半導体素子との間で発生するラッチアッ
プを防止する。
【0141】さらに、N型の第1の拡散領域とP型の第
1のウェル領域内に設置するP型の第2の拡散領域との
間には、容量を設け内部論理回路領域と周辺回路領域と
の間に容量成分を設置することで、電源電位を供給する
配線を伝達するノイズ等をこの容量で吸収し、主として
基準電位や電源電位の電位変動が原因で発生するラッチ
アップを防止する。
1のウェル領域内に設置するP型の第2の拡散領域との
間には、容量を設け内部論理回路領域と周辺回路領域と
の間に容量成分を設置することで、電源電位を供給する
配線を伝達するノイズ等をこの容量で吸収し、主として
基準電位や電源電位の電位変動が原因で発生するラッチ
アップを防止する。
【0142】周辺回路領域には、この周辺回路領域を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域とN型
の半導体基板にP型の第2のウェル領域を設けこのP型
の第2のウェル領域内に設ける第2のNチャネルMOS
トランジスタ領域とを離間して設置し、第2のPチャネ
ルMOSトランジスタ領域は周囲をN型の第3の拡散領
域で囲い、第2のNチャネルMOSトランジスタ領域は
周囲をP型の第4の拡散領域で囲うように設置する。
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域とN型
の半導体基板にP型の第2のウェル領域を設けこのP型
の第2のウェル領域内に設ける第2のNチャネルMOS
トランジスタ領域とを離間して設置し、第2のPチャネ
ルMOSトランジスタ領域は周囲をN型の第3の拡散領
域で囲い、第2のNチャネルMOSトランジスタ領域は
周囲をP型の第4の拡散領域で囲うように設置する。
【0143】これにより、外部からパッドを介して直接
的にラッチアップ発生のトリガーとならしめる高い電圧
やノイズ等の印加する機会の多い周辺回路領域において
も、N型の半導体基板およびP型の第2のウェル領域に
注入するキャリアは各々N型の第3の拡散領域とP型の
第4の拡散領域とに吸収され、第2のPチャネルMOS
トランジスタ領域と第2のNチャネルMOSトランジス
タ領域との間でラッチアップが発生することはない。
的にラッチアップ発生のトリガーとならしめる高い電圧
やノイズ等の印加する機会の多い周辺回路領域において
も、N型の半導体基板およびP型の第2のウェル領域に
注入するキャリアは各々N型の第3の拡散領域とP型の
第4の拡散領域とに吸収され、第2のPチャネルMOS
トランジスタ領域と第2のNチャネルMOSトランジス
タ領域との間でラッチアップが発生することはない。
【0144】内部論理回路領域には、この内部論理回路
を構成する第1のPチャネルMOSトランジスタ領域は
N型の第1の拡散領域1の電位である基準電位に基準電
位配線を介して接続し、第1のNチャネルMOSトラン
ジスタ領域は制限回路を介して第3の電源電位配線に接
続し、P型の第1のウェル領域内に設置するP型の第2
の拡散領域の電位である電源電位に接続する。
を構成する第1のPチャネルMOSトランジスタ領域は
N型の第1の拡散領域1の電位である基準電位に基準電
位配線を介して接続し、第1のNチャネルMOSトラン
ジスタ領域は制限回路を介して第3の電源電位配線に接
続し、P型の第1のウェル領域内に設置するP型の第2
の拡散領域の電位である電源電位に接続する。
【0145】これにより、制限回路の抵抗によって第1
のNチャネルMOSトランジスタ領域内に寄生的に存在
する抵抗の両端に発生する電圧を分圧し、第4のNPN
型バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧を
低く保ち、ラッチアップの発生を抑制する。
のNチャネルMOSトランジスタ領域内に寄生的に存在
する抵抗の両端に発生する電圧を分圧し、第4のNPN
型バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧を
低く保ち、ラッチアップの発生を抑制する。
【0146】さらにまた、第1の拡散領域と第1のウェ
ル領域との設置構造や容量の接続、第3の拡散領域と第
4の拡散領域との設置構造や制限回路の設置構造を同時
に用いることで各々の効果はさらに強力になる。
ル領域との設置構造や容量の接続、第3の拡散領域と第
4の拡散領域との設置構造や制限回路の設置構造を同時
に用いることで各々の効果はさらに強力になる。
【0147】すなわち、ラッチアップによるCMOS半
導体装置の破壊を防止する方法として、CMOS半導体
装置を構成する各回路の設置状態に対して好適な構造を
用いることにより、チップサイズを増大させることなく
充分な機能を発揮することが可能で、高い信頼性、高い
ラッチアップ耐量を提供するものであり、その効果は非
常に大きい。
導体装置の破壊を防止する方法として、CMOS半導体
装置を構成する各回路の設置状態に対して好適な構造を
用いることにより、チップサイズを増大させることなく
充分な機能を発揮することが可能で、高い信頼性、高い
ラッチアップ耐量を提供するものであり、その効果は非
常に大きい。
【図1】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置を
模式的に示す平面図である。
模式的に示す平面図である。
【図2】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
一部を摸式的に示す平面図である。
一部を摸式的に示す平面図である。
【図3】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
一部を摸式的に示す断面図である。
一部を摸式的に示す断面図である。
【図4】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
一部を摸式的に示す平面図である。
一部を摸式的に示す平面図である。
【図5】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
周辺論理回路の一例を模式的に示す平面図である。
周辺論理回路の一例を模式的に示す平面図である。
【図6】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
周辺論理回路の一例を模式的に示す断面図である。
周辺論理回路の一例を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
周辺論理回路に寄生的に存在するバイポーラトランジス
タによるサイリスタ構造を示す等価回路図である。
周辺論理回路に寄生的に存在するバイポーラトランジス
タによるサイリスタ構造を示す等価回路図である。
【図8】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置の
内部論理回路の一例を模式的に示す平面図である。
内部論理回路の一例を模式的に示す平面図である。
【図9】本発明のCMOS半導体装置の内部論理回路の
一例を模式的に示す回路図である。
一例を模式的に示す回路図である。
【図10】本発明の実施例におけるCMOS半導体装置
の内部論理回路に寄生的に存在するバイポーラトランジ
スタによるサイリスタ構造を示す等価回路図である。
の内部論理回路に寄生的に存在するバイポーラトランジ
スタによるサイリスタ構造を示す等価回路図である。
【図11】従来のCMOS半導体装置を模式的に示す断
面図である。
面図である。
【図12】従来のCMOS半導体装置に寄生的に存在す
るバイポーラトランジスタによるサイリスタ構造を示す
等価回路図である。
るバイポーラトランジスタによるサイリスタ構造を示す
等価回路図である。
1 第1の拡散領域 2 第2の拡散領域 3 第3の拡散領域 4 第4の拡散領域 5 内部論理回路領域 6 周辺回路領域 7 制限回路 8 基準電位配線 9 第1の電源電位配線 10 第2の電源電位配線 11 第3の電源電位配線 15 内部論理回路 16 周辺論理回路 19 容量 22 第1のウェル領域 24 第1のPチャネルMOSトランジスタ領域 25 第1のNチャネルMOSトランジスタ領域 26 第2のPチャネルMOSトランジスタ領域 27 第2のNチャネルMOSトランジスタ領域 44 第2のウェル領域 88 パッド 100 半導体基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/82 21/8238 27/092 H01L 21/82 L 27/04 A 27/08 321 B
Claims (16)
- 【請求項1】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを備えることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域は少
なくとも一つの周辺論理回路とパッドとで構成し、その
周辺論理回路を構成する第2のPチャネルMOSトラン
ジスタ領域と第2のNチャネルMOSトランジスタ領域
との間には、基準電位に接続する半導体基板と同一導電
型の第3の拡散領域と、電源電位に接続する半導体基板
と反対導電型の第4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆
い第4の拡散領域と同一導電型の第2のウェル領域とを
備えることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを設け、電源電位に接続する電源電位配線
は基準電位に接続する第1の拡散領域を覆い容量を構成
することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを設け、基準電位に接続する基準電位配線
は電源電位に接続する第1のウェル領域内に設ける第2
の拡散領域を覆い容量を構成することを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項5】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを設け、電源電位に接続する電源電位配線
は基準電位に接続する第1の拡散領域を覆い構成する容
量と基準電位に接続する基準電位配線は電源電位に接続
する第1のウェル領域内に設ける第2の拡散領域を覆い
構成する容量とを設けることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、内部論理回路領域
は少なくとも一つの内部論理回路で構成し、その内部論
理回路に供給する電源電位は制限回路を介して接続する
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡散
領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を取
り囲むように構成することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域は少
なくとも一つの周辺論理回路とパッドとで構成し、その
周辺論理回路を構成する第2のPチャネルMOSトラン
ジスタ領域と第2のNチャネルMOSトランジスタ領域
との間には、基準電位に接続する半導体基板と同一導電
型の第3の拡散領域と、電源電位に接続する半導体基板
と反対導電型の第4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆
い第4の拡散領域と同一導電型の第2のウェル領域とを
備え、第3の拡散領域と第4の拡散領域とは離間して設
け、さらに第3の拡散領域は第2のPチャネルMOSト
ランジスタ領域を取り囲むように設け、第4の拡散領域
は第2のNチャネルMOSトランジスタ領域を取り囲む
ように設けることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項9】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺回
路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と内
部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導体
基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接続
する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第2
の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1の
ウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡散
領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を取
り囲むように構成し、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとで構成し、その周辺論理回路を
構成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第
2のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基
準電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散
領域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の
第4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領
域と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡
散領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3
の拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域
を取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャ
ネルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設けるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項10】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、電源
電位に接続する電源電位配線は基準電位に接続する第1
の拡散領域を覆い容量を構成することを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項11】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、基準
電位に接続する基準電位配線は電源電位に接続する第1
のウェル領域内に設ける第2の拡散領域を覆い容量を構
成することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項12】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、電源
電位に接続する電源電位配線は基準電位に接続する第1
の拡散領域を覆い構成する容量と基準電位に接続する基
準電位配線は電源電位に接続する第1のウェル領域内に
設ける第2の拡散領域を覆い構成する容量とを設けるこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項13】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、内部
論理回路領域は少なくとも一つの内部論理回路で構成
し、その内部論理回路に供給する電源電位は制限回路を
介して接続することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項14】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、電源
電位に接続する電源電位配線は基準電位に接続する第1
の拡散領域を覆い容量を構成し、内部論理回路領域は少
なくとも一つの内部論理回路で構成し、その内部論理回
路に供給する電源電位は制限回路を介して接続すること
を特徴とする半導体装置。 - 【請求項15】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、基準
電位に接続する基準電位配線は電源電位に接続する第1
のウェル領域内に接続する第2の拡散領域を覆い容量を
構成し、内部論理回路領域は少なくとも一つの内部論理
回路で構成し、その内部論理回路に供給する電源電位は
制限回路を介して接続することを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項16】 半導体基板上に少なくとも一つの周辺
回路領域と内部論理回路領域とを有し、周辺回路領域と
内部論理回路領域との間には、基準電位に接続する半導
体基板と同一導電型の第1の拡散領域と、電源電位に接
続する半導体基板と反対導電型の第2の拡散領域と、第
2の拡散領域を覆い第2の拡散領域と同一導電型の第1
のウェル領域とを備え、この第1の拡散領域と第2の拡
散領域とは離間して、かつ平行して内部論理回路領域を
取り囲むように設け、周辺回路領域は少なくとも一つの
周辺論理回路とパッドとを有し、その周辺論理回路を構
成する第2のPチャネルMOSトランジスタ領域と第2
のNチャネルMOSトランジスタ領域との間には、基準
電位に接続する半導体基板と同一導電型の第3の拡散領
域と、電源電位に接続する半導体基板と反対導電型の第
4の拡散領域と、第4の拡散領域を覆い第4の拡散領域
と同一導電型の第2のウェル領域とを備え、第3の拡散
領域と第4の拡散領域とは離間して設け、さらに第3の
拡散領域は第2のPチャネルMOSトランジスタ領域を
取り囲むように設け、第4の拡散領域は第2のNチャネ
ルMOSトランジスタ領域を取り囲むように設け、電源
電位に接続する電源電位配線は基準電位に接続する第1
の拡散領域を覆い構成する容量と基準電位に接続する基
準電位配線は電源電位に接続する第1のウェル領域内に
設ける第2の拡散領域を覆い構成する容量とを設け、内
部論理回路領域は少なくとも一つの内部論理回路で構成
し、その内部論理回路に供給する電源電位は制限回路を
介して接続することを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6245720A JPH08111506A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6245720A JPH08111506A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08111506A true JPH08111506A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17137805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6245720A Pending JPH08111506A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08111506A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7157794B2 (en) | 2002-04-03 | 2007-01-02 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor device that suppresses variations in high frequency characteristics of circuit elements |
US7210108B2 (en) | 2002-09-18 | 2007-04-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Structure of power supply path utilized in design of integrated circuit |
JP2016225541A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 株式会社東海理化電機製作所 | 半導体集積回路 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP6245720A patent/JPH08111506A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7157794B2 (en) | 2002-04-03 | 2007-01-02 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor device that suppresses variations in high frequency characteristics of circuit elements |
US7545036B2 (en) | 2002-04-03 | 2009-06-09 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Semiconductor device that suppresses variations in high frequency characteristics of circuit elements |
US7210108B2 (en) | 2002-09-18 | 2007-04-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Structure of power supply path utilized in design of integrated circuit |
JP2016225541A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 株式会社東海理化電機製作所 | 半導体集積回路 |
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