JPH08111067A - アダプタ装置及びディジタル信号記録再生システム - Google Patents

アダプタ装置及びディジタル信号記録再生システム

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JPH08111067A
JPH08111067A JP24662594A JP24662594A JPH08111067A JP H08111067 A JPH08111067 A JP H08111067A JP 24662594 A JP24662594 A JP 24662594A JP 24662594 A JP24662594 A JP 24662594A JP H08111067 A JPH08111067 A JP H08111067A
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digital signal
digital
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signal recording
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JP24662594A
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English (en)
Inventor
Takashi Ietoku
隆史 家徳
Takuji Himeno
卓治 姫野
Kenichi Masuno
賢一 枡野
Tatsumi Noguchi
辰己 野口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 小型携帯用のディジタルテープレコーダ1と
アダプタ装置11との間を、ワンタッチの接続部2、1
2を用いて電気的に接続する。アダプタ装置11には、
外部機器との接続用の入出力端子13が設けられてお
り、外部機器からのディジタル信号をディジタルテープ
レコーダ1でディジタル録音する場合や、ディジタルテ
ープレコーダ1から再生されたディジタル信号を外部機
器にディジタル信号の形態で送る場合には、サンプリン
グレート変換回路16でクロック周波数を変換する。記
録時と再生時では、セレクタ14、17を切換制御する
ことで信号のフローを変え、1台のサンプリングレート
変換回路16を共用している。 【効果】 携帯時に不要な機能をアダプタ装置側に移す
ことでディジタルテープレコーダ1の小型軽量化を図る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型携帯用ディジタル
テープレコーダ等のディジタル信号記録再生装置を電気
的に接続するアダプタ装置、及びディジタル信号記録再
生装置とアダプタ装置とから成るディジタル信号記録再
生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号記録再生装置として小型
携帯用ディジタルテープレコーダ等の小型機器において
は、筐体面積や容積が制限されるため、内部に設けられ
る回路や機能も制限を受ける。しかしながら、使用者に
よっては、多くの機能を必要とすることもあり、機器本
体の内部回路を増加させることなく、機能を拡大するこ
とが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の携帯
用音響機器としてのディジタル信号記録再生装置を用い
てディジタル録音やディジタル再生を行う場合に、メデ
ィア固有のサンプリング周波数でしかディジタル録音や
再生が行えない、という問題がある。これを解決するた
めには、いわゆるサンプリングレート変換器やクロック
同期回路が必要とされるが、これを機器本体に設けるの
では、機器本体の回路構成増大や大型化につながり、好
ましくない。
【0004】ここで、サンプリングレート変換器を内蔵
する機器であっても、ディジタル再生出力のサンプリン
グレートは録音メディア固有のサンプリング周波数とな
るため、それと異なるサンプリングレートを持ちながら
サンプリングレート変換器を持たない外部機器へのディ
ジタル録音はできないことになる。また、ディジタル録
音可能な音響機器間でディジタルダビングを行う場合、
必ず録音機器側に位相ロックループ(PLL)等を用い
た同期回路を設け、再生機器とのクロック同期をとるこ
とが必要とされる。ここで、携帯用ディジタル音響機器
の場合に、ディジタルの利点を生かす意味で、ディジタ
ル入力信号を録音可能とすることが重要とされ、セール
スポイントともなるが、実際の使用形態においては携帯
時や屋外等でディジタル信号を入力して録音することは
極めてまれであり、ディジタル録音の大半は屋内で行わ
れるため、携帯用機器にディジタル録音機能を設けるこ
とは、携帯時に不必要な機能を持ち運んでいることにな
り、好ましくない。
【0005】この他、携帯用音響機器の問題点として
は、家庭用音響機器に接続する場合、使用するたびにい
くつものケーブルを接続する必要があり、接続作業が面
倒で手間がかかると共に、携帯用音響機器に設けられる
端子は、取付スペースの観点からミニプラグ等の小型の
ものが多く、ミニプラグ−ピンプラグ変換ケーブル等の
特殊ケーブルが必要となる。また、携帯用音響機器に設
けられる表示部や操作部にも制限があるため、全機能を
表示できるだけのスペースが無いか、表示が小さくなっ
て見にくく、ボリューム等も大型のものを設けることが
できないという問題点がある。特に、屋内で編集作業等
を伴う音楽テープ等を作成する際には、小型の表示部や
操作部だけでは操作性が悪いという欠点がある。さら
に、携帯用音響機器では、屋外で使用する場合に必要と
される機能はシンプルなもので十分な場合が多いので、
ソフトウェアやハードウェアも小規模でよいが、屋内で
使用する場合には多くの機能を要求されることもあるた
め、現実の携帯用音響機器は、これらの折衷案的な機能
を実現するソフトウェアやハードウェアを持たざるを得
ないことが多い。これは、携帯用機器としては機能が重
く、屋内使用機器としては機能が不十分、という結果を
招きやすいことにもなる。
【0006】このようなことから、小型携帯用ディジタ
ルテープレコーダ等の機器本体に対して電気的に接続し
て信号を入出力し、機能拡大や操作性向上を実現するた
めのアダプタ装置が用いられるようになっているが、種
々の条件を満足する最適のアダプタ装置は容易に得られ
ないのが現状であり、特に小型携帯用のディジタルテー
プレコーダに好適なアダプタ装置は提供されていない。
【0007】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、小型
携帯用のディジタルテープレコーダ等のディジタル信号
記録再生装置と電気的に接続することで、機能や用途を
拡大でき、携帯時には不要な機能をアダプタ装置側に持
たせて本体の負担を減らし、小型軽量化をさらに進める
ことができるようなアダプタ装置及び本体を装着した状
態のディジタル信号記録再生システムを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアダプタ装
置は、ディジタル信号記録再生装置を電気的に接続する
アダプタ装置において、外部ディジタル機器との間でデ
ィジタル信号を入出力するための信号入出力端子と、こ
の外部ディジタル機器の信号入出力端子と上記ディジタ
ル信号記録再生装置の接続部との間に挿入接続され入力
ディジタル信号のサンプリング周波数を変換して出力す
るサンプリングレート変換手段とを有し、記録時と再生
時とで信号経路を切り換えて上記サンプリングレート変
換手段を共用することにより上述した課題を解決する。
【0009】また、本発明に係るディジタル信号記録再
生装置は、ディジタル信号記録再生装置と、このディジ
タル信号記録再生装置を電気的に接続するアダプタ装置
とから成るディジタル信号記録再生システムにおいて、
上記アダプタ装置は、外部ディジタル機器との間でディ
ジタル信号を入出力するための信号入出力端子と、この
外部ディジタル機器の信号入出力端子と上記ディジタル
信号記録再生装置の接続部との間に挿入接続され入力デ
ィジタル信号のサンプリング周波数を変換して出力する
サンプリングレート変換手段とを有し、記録時と再生時
とで信号経路を切り換えて上記サンプリングレート変換
手段を共用することにより上述した課題を解決する。
【0010】ここで、ディジタル信号記録再生装置とは
別に制御用のマイクロコンピュータをアダプタ装置側に
設けることをが好ましい。また、上記アダプタ装置の上
記外部ディジタル機器用信号入出力端子として、ヘッド
フォン端子、ライン入出力端子、及び光入出力端子を用
い、各種情報を表示するための表示部と、調整操作のた
めの操作部とを設けて成ることが好ましい。さらに、上
記外部ディジタル機器からの出力信号のクロックと上記
ディジタル信号記録再生装置のクロックとの間の同期を
とる同期手段を設けて成ることが好ましい。この同期手
段は、上記サンプリングレート変換手段からの出力側ク
ロックと上記ディジタル信号記録再生装置のクロックと
の間の同期をとることが挙げられる。
【0011】また、上記アダプタ装置には、外部ディジ
タル機器の信号入出力端子と上記ディジタル信号記録再
生装置の接続部との間に挿入接続され入力ディジタル信
号のクロックと出力ディジタル信号のクロックとの間の
同期をとる同期手段を設けることが好ましい。
【0012】
【作用】ディジタル信号記録再生装置と外部機器との間
のサンプリングレート変換を、記録時と再生時とで信号
フローを切り換えることで、1台のサンプリングレート
変換手段で済ませ、構成の簡略化及びコストダウンを図
る。また、ディジタルダビング等のように、屋外使用時
には殆ど必要のない用途に関する機能、例えばサンプリ
ングレート変換やクロック同期合わせについては、本体
すなわちディジタル信号記録再生装置から外してアダプ
タ装置側に設けることにより、本体の負担を減らし、よ
り小型軽量化を図る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るアダ
プタ装置とディジタル信号記録再生装置とより成るディ
ジタル信号記録再生システムの一実施例の要部の概略的
な構成を示すブロック図であり、図2は概略的な外観を
示す平面図、図3は構成を模式的に示す説明図である。
【0014】図1に示す実施例においては、ディジタル
信号記録再生装置として回転ヘッドを用いた小型携帯用
ディジタルテープレコーダ1を使用しているが、他の種
々のディジタル信号記録装置を使用できることは勿論で
ある。この図1のディジタルテープレコーダ1は、アダ
プタ装置11との間で信号を入出力するための入出力端
子がまとめられて成る接続部2を有しており、この接続
部2には、少なくともディジタル信号入力端子2DI、デ
ィジタル信号出力端子2DO、及びワードクロック出力端
子2WCが設けられている。
【0015】これに対応してアダプタ装置11側の接続
部12には、少なくともディジタル信号出力端子1
DO、ディジタル信号入力端子12DI、及びワードクロ
ック入力端子12WCが設けられている。また、アダプタ
装置11は、外部音響機器との接続用に、少なくともデ
ィジタル信号出力端子13DO及びディジタル信号入力端
子13DIを有している。
【0016】アダプタ装置11のディジタル信号入力端
子12DI及び外部機器用ディジタル信号入力端子13DI
からのディジタル信号は、セレクタ14に送られてモー
ドに応じて切り換えられ、2つの出力信号のいずれかと
して取り出される。セレクタ14からの一方の出力信号
はクロック抽出回路15及びサンプリングレート変換回
路16を介してセレクタ17に送られており、他方の出
力信号はセレクタ17のもう1つの選択入力端子に送ら
れている。セレクタ17もモードに応じて切り換えら
れ、2つの出力信号のいずれかとして取り出される。セ
レクタ17からの一方の出力信号はディジタルテープレ
コーダ1へのディジタル信号出力端子12 DOに送られて
おり、他方の出力信号は外部機器用ディジタル信号出力
端子13DOに送られている。
【0017】ワードクロック入力端子12WCからのワー
ドクロック信号は、クロック出力回路18を介してサン
プリングレート変換回路16に送られている。また、サ
ンプリングレート変換回路16には、入力側のクロック
抽出回路15からのクロック信号も供給されている。こ
れらのセレクタ14、17やクロック出力回路18等
は、マイクロコンピュータ、いわゆるマイコンを用いた
制御部20により制御されている。この制御部20は、
例えば、アダプタ装置11に設けられた操作部21から
の操作入力信号が入力され、動作状態や各種情報等を表
示部22に送って表示させる。
【0018】次に図2は、ディジタル信号記録再生装置
としての小型携帯用ディジタルテープレコーダ1を装着
した状態のアダプタ装置11の外観の概略的な平面図を
示している。この装着状態にあっては、図3に示すよう
に、ディジタルテープレコーダ1とアダプタ装置11と
の間で信号を入出力するための入出力端子がまとめられ
て成るテープレコーダ側の接続部2とアダプタ側接続部
12とが電気的に接続されており、実際には各接続部
2、12を直接結合するように、ワンタッチで接続され
ている。すなわち、接続部2、12の一方が雄コネク
タ、他方が雌コネクタとなっており、これらを機械的に
結合するだけで、接続部2、12内の全ての端子の電気
的な接続が行われるようになっている。
【0019】ここで、携帯用のディジタル音響機器を屋
内で他の音響機器と接続して用いる場合を考慮すると、
用途にもよるが、最大で、電源入力端子、ヘッドフォン
出力端子、ライン入出力端子、及びディジタル入出力端
子、例えば光入出力端子、を接続することが必要とされ
る。これら全ての端子数の合計は8個となり、小型携帯
用機器の場合には、標準のコネクタを設けるスペースを
確保するだけでも困難である。そこで、ミニプラグ等の
省スペースのコネクタを用いたりしているが、この場合
には、ミニプラグ−ピンプラグ変換ケーブル等を用意す
る必要があり、面倒であり、不経済でもある。
【0020】そこで、本実施例においては、これらの全
接続端子を1つのコネクタあるいは接続部2、12に集
約し、一般的なコネクタに変換するアダプタ装置11を
用いている。これらの接続部2、12の接続機構は、ワ
ンタッチで機械的及び電気的な結合が行える。アダプタ
装置11自体は、据置型音響機器として、既存の音響機
器及び電源に接続しておくことにより、ケーブルの接続
作業が不要となる。携帯用小型テープレコーダ1を屋外
で使用するときは単体すなわち本体のみで使用し、屋内
で使用するときにアダプタ装置11に装着して使用す
る。これにより、1台の携帯用音響機器であるディジタ
ルテープレコーダ1を用いて、本来の携帯用としての使
用と、アダプタ装置11に装着して据置型としての使用
の両立が可能となる。
【0021】アダプタ装置11は、携帯のための小型化
の必要はないため、標準的な入出力端子を設けることが
できる。図3の例では、電源入力端子23a、ヘッドフ
ォン出力端子23b、ディジタル信号入出力用の光出力
端子23c及び光入力端子23d、ステレオ左右チャン
ネルのアナログ信号入出力用のライン出力端子23e及
びライン入力端子23fを、それぞれ設けている。
【0022】さらに、アダプタ装置11には、図2に示
すように、録音ボリュームつまみ21Vや、大型の液晶
表示部22Dが設けられている。これらは、携帯用のデ
ィジタルテープレコーダ1のスペース上の制約から本体
側に設けることは困難であるが、屋内使用時にはあった
方が便利なものである。次に、サンプリングレート変換
について説明する。
【0023】図1に示すように、アダプタ装置11内に
は、1系統のサンプリングレート変換回路16を設けて
いる。すなわち、ディジタル録音時とディジタル再生時
とで信号フローを切り換えることにより、1系統のサン
プリングレート変換回路16を用いて録音及び再生時の
サンプリングレート変換を可能にしている。ここで具体
例として、携帯用ディジタルテープレコーダ1のサンプ
リングレートが32kHz、外部機器のサンプリングレー
トが44.1kHzの場合について説明する。
【0024】まず、外部機器からのサンプリングレート
が44.1kHzのディジタル信号を録音する場合には、
図1の制御部20が各セレクタ14、17を切換選択す
ることにより、外部機器用ディジタル信号入力端子13
DIからの44.1kHzのディジタル信号をサンプリング
レート変換回路16に送り、32kHzのサンプリングレ
ートに変換してディジタル信号出力端子12DOより取り
出してディジタルテープレコーダ1に送っている。この
ときの信号フローを図4及び図5に示す。
【0025】図5は、より詳しい回路構成例を示してお
り、図1のセレクタ14、17は、デモジュレータ用セ
レクタ24a、光出力用セレクタ24b及びディジタル
テープレコーダ入力用セレクタ24cから成っている。
また、図1のサンプリングレート変換回路16は、オー
バーサンプリングフィルタ16a、サンプリングレート
コンバータ16b、デシメーションフィルタ16c、オ
ーディオミュート16d、及びディジタル送信回路16
eから成っている。図5中の太線が信号フローを示し、
光入力端子13DIからのディジタル入力信号がセレクタ
24aを介してサンプリングレート変換回路16に送ら
れ、セレクタ24cを介してディジタルテープレコーダ
1に送られているのが分かる。なお、光入力端子13DI
からのディジタル入力信号は、上記サンプリングレート
変換回路16に送られると共に、セレクタ24bを介し
て光出力端子13DOにも送られている。
【0026】次に、携帯用ディジタルテープレコーダ1
にて再生されたサンプリングレート32kHzのディジタ
ル信号を、サンプリングレートが44.1kHzの外部デ
ィジタル機器に供給する場合には、図1の制御部20が
各セレクタ14、17を切換選択して、図6及び図7に
示すように、ディジタル信号入力端子12DIからの32
kHzのディジタル信号をサンプリングレート変換回路1
6に送り、44.1kHzのサンプリングレートに変換
し、ディジタル信号出力端子13DOより取り出して外部
機器に送っている。
【0027】ここで、外部ディジタル機器がサンプリン
グレート32kHzの信号を入力可能な場合には、図8及
び図9に示すように、ディジタル信号入力端子12DI
らの32kHzのディジタル信号を、サンプリングレート
変換回路16を介さずにディジタル信号出力端子13DO
に送り、外部機器に送るようにしている。なお、図7、
図9の構成は上記図5と同様であるため、説明を省略し
ており、各動作モードに応じた信号フローを各図の太線
に示している。
【0028】このように、携帯用ディジタルテープレコ
ーダ1の本体側にはサンプリングレート変換回路を持た
ず、アダプタ装置11側に設けることにより本体側の構
成を簡略化し軽量化を図ると共に、録音時と再生時とで
信号フローを切り換えることにより、1つのサンプリン
グレート変換回路16で済ませてコストダウンを図って
いる。
【0029】次に、アダプタ内同期方式について説明す
る。すなわち、アダプタ装置11内に同期手段としての
位相ロックループ(PLL)回路を設け、上記サンプリ
ングレート変換された出力側のクロックと、本体すなわ
ちディジタルテープレコーダ1のクロックとの同期をと
っている。図10は、ディジタルテープレコーダ1本体
側でディジタル録音を行う場合の例を示している。この
図10において、外部ディジタル機器から端子13DI
供給されたサンプリングレートが44.1kHzのディジ
タルオーディオ信号は、上記図1のクロック抽出回路1
5を含むディジタル受信回路25を介して、サンプリン
グレート変換回路16に送られる。ディジタル受信回路
25では、外部機器からの例えばEIAJシリアルオー
ディオインターフェース規格の入力ディジタル信号が通
常の形式のディジタルオーディオ信号に復調されると共
に、そのクロック成分が抽出され、入力系動作クロック
としてサンプリングレート変換回路16の入力クロック
系に供給される。サンプリングレート変換回路16から
のサンプリングレートが32kHzに変換されたディジタ
ル信号は、ディジタル送信回路26を介してディジタル
テープレコーダ1に送られる。
【0030】ディジタルテープレコーダ1のワードクロ
ックは、上記端子2WC、12WCを介して、PLL回路1
8a及びクロック発生回路18bより成る上記クロック
出力回路18のPLL回路18aに送られ、このクロッ
ク出力回路18のクロック発生回路18bより上記ワー
ドクロックに同期したクロック、例えばワードクロック
の1024倍の周波数のクロックがサンプリングレート
変換回路16の出力クロック系に供給される。サンプリ
ングレート変換回路16は、入力系のサンプリングレー
トと出力系のサンプリングレートとを変換する機能を有
し、入力ディジタル信号をサンプリングレート変換し上
記出力クロックに同期したディジタル信号を出力してデ
ィジタル送信回路26に送る。
【0031】ディジタル送信回路26には、例えばEI
AJシリアルオーディオインターフェース用エンコーダ
が用いられており、この回路26で変調された信号がデ
ィジタルテープレコーダ1に送られる。この信号は、上
記サンプリングレート変換回路16によりディジタルテ
ープレコーダ1に同期させているので、ディジタル録音
が可能である。
【0032】次に、ディジタルテープレコーダ1で再生
されたディジタル信号をサンプリングレート変換して外
部ディジタル機器に送る場合の例を図11に示す。この
図11では、サンプリングレート変換回路16の入力側
に、ディジタルテープレコーダ1からの32kHzのディ
ジタル信号が供給されており、この信号のクロックは、
ディジタル受信回路25により抽出されて、サンプリン
グレート変換回路16の入力クロック系に送られる。サ
ンプリングレート変換回路16の出力側クロックは、上
記クロック出力回路18を構成する発振器18cからの
発振出力がクロック発生回路18bに送られることで得
られている。発振器18cは、出力側の外部ディジタル
機器で必要とされる所望のサンプリングレートに対応し
たクロック、例えばサンプリングレートの1024倍の
周波数のクロックを発生している。クロックの同期につ
いては、通常の場合、外部ディジタル機器側に同期合わ
せ機能が付属されているので、出力クロック周波数を合
わせておくだけで十分である。
【0033】次に、図12〜図16は、現実の具体的な
装置の外観を示すものであり、図12はアダプタ装置の
平面図、図13はアダプタ装置の正面図、図14はアダ
プタ装置の背面図、図15はアダプタ装置の液晶表示部
の全点灯状態を示す平面図、図16は本体である小型携
帯用ディジタルテープレコーダをアダプタ装置に装着し
て成るシステムの平面図である。
【0034】ここで、図12及び図16の平面図におい
て、アダプタ装置11の液晶表示部22Dの近傍には、
パワースイッチ、タイマ録音/再生スイッチ、エンドレ
ス再生スイッチ、方向モードスイッチ、ディジタル信号
出力周波数切換スイッチ、入力アナログ/ディジタル切
換スイッチ、録音レベルのマニュアル/オート切換スイ
ッチ等が設けられている。また、図13に示すアダプタ
装置11の正面には、ヘッドフォン接続端子23b、ヘ
ッドフォン音量調整ボリューム、録音レベル調整用ボリ
ューム21V等が設けられている。さらに、図14に示
すアダプタ装置の背面には、電源入力端子23a、ヘッ
ドフォン出力端子23b、ディジタル信号入出力用の光
出力端子23c及び光入力端子23d、ステレオ左右チ
ャンネルのアナログ信号入出力用のライン出力端子23
e及びライン入力端子23fがそれぞれ設けられてい
る。
【0035】図15に示すアダプタ装置側の液晶表示部
22は、図16に示す本体すなわちディジタルテープレ
コーダ1の液晶表示部よりも大きな表示面積を有してお
り、より多くの情報を高精度に表示することで、操作性
の向上を図っている。例えば、数字表示はより大きな字
形で表示し、またディジタル入力や録音プロテクト等の
付加情報を表示しており、さらにバーグラフ表示のレベ
ルメータは、マニュアル録音レベル調整時のより細かな
調整が行えるように、本体よりも高分解能の表示を実現
している。この他、カセットマークやPLAY/REC
等の表示を確認容易な表示とし、シンボルの見間違いに
よる録音の失敗を防ぐようにしている。
【0036】なお、本発明は上述の実施例のみに限定さ
れるものではなく、例えば、テープ状記録媒体は磁気テ
ープ以外にも光テープ等を使用でき、また、記録再生信
号もオーディオ信号の他にビデオ信号やコンピュータデ
ータ信号を用いることができる。記録ヘッドや再生ヘッ
ドとしては、回転ヘッドや固定ヘッドを用いることがで
きる。さらに、信号記録装置や再生装置の構成は図示の
例に限定されず、この他種々の構成をとり得ることは勿
論である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るアダプタ装置によれば、外部ディジタル機器と
の間でディジタル信号を入出力するための信号入出力端
子と、この外部ディジタル機器の信号入出力端子と本体
となるディジタル信号記録再生装置の接続部との間に挿
入接続され入力ディジタル信号のサンプリング周波数を
変換して出力するサンプリングレート変換手段とを有
し、記録時と再生時とで信号経路を切り換えて上記サン
プリングレート変換手段を共用しているため、記録時及
び再生時におけるディジタル信号記録再生装置と外部機
器との間のサンプリングレート変換を1台のサンプリン
グレート変換手段で済ませることができ、構成の簡略化
及びコストダウンを図ることができる。
【0038】また、本発明に係るディジタル信号記録再
生装置によれば、ディジタル信号記録再生装置と、この
ディジタル信号記録再生装置を電気的に接続するアダプ
タ装置とから成るディジタル信号記録再生システムにお
いて、上記アダプタ装置は、外部ディジタル機器と本体
となるディジタル信号記録再生装置との間のサンプリン
グ周波数を変換するサンプリングレート変換手段を有
し、記録時と再生時とで信号経路を切り換えて上記サン
プリングレート変換手段を共用しているため、アダプタ
装置の構成の簡略化が図れるのみならず、本体側の機能
をアダプタ側に移行することで本体の構成を簡略化で
き、本体のより小型化や軽量化を図ることができる。
【0039】ここで、上記アダプタ装置側には、本体と
なるディジタル信号記録再生装置とは別に制御用のマイ
クロコンピュータをアダプタ装置側に設け、また、上記
外部ディジタル機器用信号入出力端子としてヘッドフォ
ン端子、ライン入出力端子、及び光入出力端子を用い、
各種情報を表示するための表示部と、調整操作のための
操作部とを設け、さらに、上記外部ディジタル機器から
の出力信号のクロックと上記ディジタル信号記録再生装
置のクロックとの間の同期をとる同期手段を設けること
により、本体側を小型軽量で携帯に便利な構成としなが
ら、屋内使用時にはアダプタ装置に接続することで、機
能が拡張され、操作性も向上する。すなわち、ディジタ
ルダビング等のように、屋外使用時には殆ど必要のない
用途に関する機能、例えばサンプリングレート変換やク
ロック同期合わせについては、本体すなわちディジタル
信号記録再生装置から外してアダプタ装置側に設けるこ
とにより、本体の負担を減らし、より小型軽量化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアダプタ装置とディジタル信号記
録再生装置とより成るディジタル信号記録再生システム
の一実施例の要部の概略的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例の概略的な外観を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の実施例の接続部分及び外部接続端子の
構成を模式的に示す説明図である。
【図4】ディジタル録音時の信号フローを示す図であ
る。
【図5】ディジタル録音時の信号フローをより詳細に示
す図である。
【図6】ディジタル再生時の信号フローを示す図であ
る。
【図7】ディジタル再生時の信号フローをより詳細に示
す図である。
【図8】ディジタル再生時の他の具体例における信号フ
ローを示す図である。
【図9】ディジタル再生時の他の具体例における信号フ
ローをより詳細に示す図である。
【図10】ディジタル録音時のクロック同期を説明する
ためのブロック図である。
【図11】ディジタル再生時のクロック同期を説明する
ためのブロック図である。
【図12】本発明の一実施例のアダプタ装置の平面図で
ある。
【図13】本発明の一実施例のアダプタ装置の正面図で
ある。
【図14】本発明の一実施例のアダプタ装置の背面図で
ある。
【図15】本発明の一実施例のアダプタ装置に用いられ
る液晶表示部の具体例の全点灯状態を示す平面図であ
る。
【図16】本発明の一実施例のアダプタ装置に携帯用デ
ィジタルテープレコーダ本体を装着して成るディジタル
信号記録再生システムの平面図である。
【符号の説明】
1 携帯用ディジタルテープレコーダ 2、12 接続部 11 アダプタ装置 14、17 セレクタ 15 クロック抽出回路 16 サンプリングレート変換回路 18 クロック出力回路 20 制御部 21 操作部 22 表示部 23 入出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 辰己 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号記録再生装置を電気的に
    接続するアダプタ装置において、 外部ディジタル機器との間でディジタル信号を入出力す
    るための信号入出力端子と、 この外部ディジタル機器の信号入出力端子と上記ディジ
    タル信号記録再生装置の接続部との間に挿入接続され入
    力ディジタル信号のサンプリング周波数を変換して出力
    するサンプリングレート変換手段とを有し、 記録時と再生時とで信号経路を切り換えて上記サンプリ
    ングレート変換手段を共用することを特徴とするアダプ
    タ装置。
  2. 【請求項2】 上記ディジタル信号記録再生装置とは別
    に制御用のマイクロコンピュータを有することを特徴と
    する請求項1記載のアダプタ装置。
  3. 【請求項3】 上記外部ディジタル機器の信号入出力端
    子として、ヘッドフォン端子、ライン入出力端子、及び
    光入出力端子を用い、 各種情報を表示するための表示部と、調整操作のための
    操作部とを設けて成ることを特徴とする請求項1又は2
    記載のアダプタ装置。
  4. 【請求項4】 上記外部ディジタル機器からの出力信号
    のクロックと上記ディジタル信号記録再生装置のクロッ
    クとの間の同期をとる同期手段を設けて成ることを特徴
    とする請求項1又は2記載のアダプタ装置。
  5. 【請求項5】 上記同期手段は、上記サンプリングレー
    ト変換手段からの出力側クロックと上記ディジタル信号
    記録再生装置のクロックとの間の同期をとることを特徴
    とする請求項4記載のアダプタ装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル信号記録再生装置を電気的に
    接続するアダプタ装置において、 外部ディジタル機器との間でディジタル信号を入出力す
    るための信号入出力端子と、 この外部ディジタル機器の信号入出力端子と上記ディジ
    タル信号記録再生装置の接続部との間に挿入接続され入
    力ディジタル信号のクロックと出力ディジタル信号のク
    ロックとの間の同期をとる同期手段とを有して成ること
    を特徴とするアダプタ装置。
  7. 【請求項7】 ディジタル信号記録再生装置と、このデ
    ィジタル信号記録再生装置を電気的に接続するアダプタ
    装置とから成るディジタル信号記録再生システムにおい
    て、 上記アダプタ装置は、 外部ディジタル機器との間でディジタル信号を入出力す
    るための信号入出力端子と、 この外部ディジタル機器の信号入出力端子と上記ディジ
    タル信号記録再生装置の接続部との間に挿入接続され入
    力ディジタル信号のサンプリング周波数を変換して出力
    するサンプリングレート変換手段とを有し、 記録時と再生時とで信号経路を切り換えて上記サンプリ
    ングレート変換手段を共用することを特徴とするディジ
    タル信号記録再生システム。
  8. 【請求項8】 上記ディジタル信号記録再生装置は、上
    記アダプタ装置との間で信号を入出力するための端子が
    まとめられて成る接続部を有し、 上記アダプタ装置は、上記ディジタル信号記録再生装置
    との間で信号を入出力するための端子がまとめられて成
    る接続部を有し、 これらの接続部を接続することで上記ディジタル信号記
    録再生装置と上記アダプタ装置との間で信号を伝送する
    ことを特徴とする請求項7記載のディジタル信号記録再
    生システム。
  9. 【請求項9】 上記外部ディジタル機器からの出力信号
    のクロックと上記ディジタル信号記録再生装置のクロッ
    クとの間の同期をとる同期手段を上記アダプタ装置に設
    けて成ることを特徴とする請求項7又は8記載のディジ
    タル信号記録再生システム。
  10. 【請求項10】 上記同期手段は、上記サンプリングレ
    ート変換手段からの出力側クロックと上記ディジタル信
    号記録再生装置のクロックとの間の同期をとることを特
    徴とする請求項9記載のディジタル信号記録再生システ
    ム。
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