JPH08110839A - 集合型データ処理装置 - Google Patents

集合型データ処理装置

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JPH08110839A
JPH08110839A JP6246538A JP24653894A JPH08110839A JP H08110839 A JPH08110839 A JP H08110839A JP 6246538 A JP6246538 A JP 6246538A JP 24653894 A JP24653894 A JP 24653894A JP H08110839 A JPH08110839 A JP H08110839A
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志郎 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、データへのアクセス特性を利用
して、高速でかつデータの格納順序を乱さないコンパク
ション処理を実現できる。 【構成】 この発明は、高頻度用の光ディスク24上に
空き領域がなくなった際に、高頻度用の光ディスク24
内に記憶されている頻度の低いデータを光ディスク24
の1枚分、低頻度用の光ディスク24に書き込み、上記
第1高頻度用の光ディスクから削除し、この削除後、高
頻度用の光ディスク24内に記憶されているデータを上
記頻度の順に詰めて高頻度用の光ディスク24内に書き
込み、高頻度用の光ディスク24の1つを空領域とする
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の可搬型情報記
憶媒体としての光ディスクからなる大容量記録装置であ
る集合型データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス内で管理するデータ量が
増大しており、これらの大量のデータを管理するため
に、大容量である可搬型情報記憶媒体としての可搬型光
ディスク(書き換え可能な光磁気ディスクや、CD−R
OMなど)を複数枚格納する格納セル部と、複数の光デ
ィスクドライブと、光ディスクドライブと格納セル間で
光ディスクを移動させるアクセッサ部(オートチェンジ
ャー)とからなる集合光ディスク装置(集合型データ処
理装置)を用いたものが多く提案されている。
【0003】しかしながら、アクセッサ部による光ディ
スクの移動および光ディスクドライブへの装填・取り外
し処理は、他の処理に比較して非常に時間のかかる処理
であるため、「集合光ディスク装置制御方式」(特開平
5−28615号公報)のように光ディスクの格納位置
を工夫して、移動距離をできるだけ少なくするものなど
が提案されている。
【0004】また、光ディスクドライブのアクセスはハ
ードディスクと比べて遅いため、アクセスを高速化する
ために以下のような階層記憶制御を用いた装置も実用化
されている。
【0005】これは装置内に記憶されているデータには
良く(頻繁に)アクセスされる高頻度データ(またはフ
ァイル)と、あまりアクセスされない低頻度データとが
ある性質を利用するもので、1992年5月発行の日経
バイトのP211〜P213に見られるように、ファイ
ルへの最終アクセス時間とファイルサイズから高頻度フ
ァイルと低頻度ファイルを区別し、高頻度ファイルを半
導体メモリやハードディスクなどの高速記憶デバイスに
格納し、低頻度ファイルを光ディスク上に格納するもの
である。こうすることで全てを半導体メモリやハードデ
ィスクだけで構成するよりも遥かに安価で、しかもほぼ
同じ性能をもつ装置を構成することが可能となる。
【0006】集合光ディスク装置では、図2に示すよう
な階層記憶モデルを用いて処理の高速化を図っている。
【0007】このモデルでは、キャッシュメモリ4、キ
ャッシュHDD5、光ディスクドライブ22a〜22d
の光ディスク24、…、オートチェンジャー内の格納セ
ル上の光ディスク24、…の4階層の記憶デバイスから
構成され、よくアクセスされるデータほど上位の高速記
憶デバイスに記憶されている。
【0008】さらにこのモデルでは複数の光ディスク2
4、…を高頻度用と低頻度用の2個のグループに分割
し、よくアクセスされる高頻度データを高頻度用の光デ
ィスク24に配置し、その他の低頻度データを低頻度用
の光ディスク24に配置し、さらに複数の高頻度用の光
ディスク24内でもよくアクセスされる高頻度データを
特定の高頻度用の光ディスク24に集中して配置してい
る。光ディスク番号が若い(図の左側)光ディスク24
ほどより頻度の高いデータが格納されている。このよう
にデータの頻度に応じて光ディスク24への格納順序を
維持することで、光ディスク24の交換回数が削減さ
れ、性能向上が可能となる。また、光ディスク24への
アクセスは遅く、特に光磁気ディスクへの書き込み処理
は、消去、書き込み、確認の3ステップ必要で、読み出
しの3倍も時間がかかるため、光ディスク24への書き
込みは常にクリア済みの連続したブロックに書き込むよ
うにしている。
【0009】データの読み出し時には、キャッシュメモ
リ4、キャッシュHDD5そして光ディスク24の順に
探索する。キャッシュメモリ4内に存在すればキャッシ
ュメモリ4内からデータを読み出す。キャッシュメモリ
4内に存在しない場合は、キャッシュHDD5または光
ディスク24からデータを読み出すためのキャッシュメ
モリ4にブロックを確保する。その後、キャッシュHD
D5を探索し、存在すればキャッシュHDD5から、存
在しなければ光ディスク24からデータを読み出し、確
保したキャッシュメモリ4上のブロックに書き込み後、
キャッシュメモリ4からデータを読み出す。下位記憶デ
バイスから上位記憶デバイスにデータを転送することを
ステージインと呼ぶ。
【0010】キャッシュメモリ4の確保時、キャッシュ
メモリ4が満杯(通常は常に満杯状態)の場合は、キャ
ッシュメモリ4の中から特性(Victim)となるデ
ータを選択する。通常はデータへのアクセス時刻が最も
古いデータを追い出す選択するLRUアルゴリズム(L
east Reacently Used Algor
ithm)が用いられる。
【0011】LRUアルゴリズムは「最近アクセスされ
たデータは今後もよくアクセスされる」という仮説に基
づき、キャッシュメモリ4の満杯時に最も過去にアクセ
スされた(LRU)ものを追い出すものである。Procee
dings of the 1993 ACM SIGMOD vol.22,no.2のP297
〜306の「The LRU-K Page Replacement AlgorithmFo
r Database Disk Buffering」などで説明されている。
また、この文献では過去1回のアクセス時刻だけでなく
2回以上のアクセス時刻を用いたアルゴリズムを紹介さ
れている。
【0012】キャッシュメモリ4内のVictimが選
択されたデータの内容が変更されていて光ディスク24
上のデータと異なる(Dirty)場合は、キャッシュ
HDD5にブロックを確保し、そこに書き込む。またV
ictim選択されたデータが非常によくアクセスされ
ているが高頻度用の光ディスク24内にまだ配置されて
いない場合もキャッシュHDD5に書き込む処理を行
う。上位記憶デバイスから下位記憶デバイスにデータを
転送することをステージアウトと呼ぶ。Victim選
択されたデータが前述の条件を満たさない場合は、その
データを単に削除し、そのキャッシュメモリ4のブロッ
クを新規読み出し用に確保する。キャッシュHDD5内
にはダーティなデータまたは、高頻度でまだ高頻度用の
光ディスク24に未配置なデータのみが記憶されてい
る。
【0013】キャッシュHDD5の確保時、キャッシュ
HDD5が満杯(通常は常に満杯状態)の場合は、LR
UによりVictimデータを選択し、そのデータを高
頻度用の光ディスク24のクリア済みの連続したブロッ
クに書き込み、元の光ディスク24上のブロックを管理
上削除しておく。
【0014】データ書き込み時は、キャッシュメモリ4
内にデータ格納用のブロックを確保し、そこに書き込み
用データを格納する。
【0015】図3、図4は、光ディスク24上のブロッ
クが処理とともにどのように変化するかを示した図であ
る。光ディスク24上は、データとして使用されている
「使用」ブロックと、ステージアウト処理により管理上
削除された「削除」ブロックと、データとして使用され
ておらずクリアされている「空」ブロックから構成され
る。
【0016】図3の(ステージイン)は、まだ1度もア
クセスされていない初期状態を示している。4枚の高頻
度用の光ディスク24(Noが1から4)と6枚の低頻
度用の光ディスク24(Noが5から10)からなり、
Noが2から10の光ディスク24が使用ブロックとし
て割り当てられ、Noが1の光ディスク24は空ブロッ
クとして割り当てられていることを示している。さらに
Noが2と5の光ディスク24内のデータに対する読み
出し要求により、キャッシュメモリ4にステージインさ
れた状態を示している。
【0017】図4の(ステージアウト)は、キャッシュ
メモリ4の確保処理、キャッシュHDD5の確保処理に
より先ほどステージインされたデータがVictimと
して選択され、光ディスク24上にステージアウトされ
た状態を示している。書き込みNoが1の高頻度用の光
ディスク24の「空」ブロックに行われ、そこは「空」
から「使用」ブロックに設定され、光ディスク24上の
元のデータブロックは「使用」から「削除」ブロックと
設定される。
【0018】このように新たに高頻度となったデータを
高頻度用の光ディスク24に配置することで、データへ
のアクセスパターンが変動しても、高速な応答を返すこ
とが可能となる。
【0019】データの読み出し、書き込み処理が繰り返
されると、高頻度用の光ディスク24上の「空」ブロッ
クはダーティまたは新たに高頻度となったデータが書き
込まれて、消費され、その分他の光ディスク24上に
「削除」ブロックができることになる。そこで複数の光
ディスク24上に発生した「削除」ブロックを詰めて、
連続した「空」ブロックを作成するコンパクション処理
が必要となる。
【0020】図5〜図8は従来のコンパクション処理を
示したものである。ここでは、全ての光ディスクに削除
ブロックが均等に光ディスクの10%づつ発生したと仮
定し、10枚の削除ブロックを詰めることで1枚の空ブ
ロックのみの光ディスクを作成することとする。
【0021】よくアクセスされる高頻度データほど光デ
ィスクNoの若い光ディスク内に格納されている。コン
パクション処理によってこの格納順序が乱されると、デ
ータアクセス時の光ディスク交換回数が増加し、性能が
劣化してしまう。
【0022】図5、図6はこの格納順序を最優先に考慮
したコンパクション処理である。まず、光ディスク(N
o=10)の削除ブロックに、光ディスク(No=9)
の使用ブロックのデータを転送する。そして光ディスク
(No=9)の削除ブロックに光ディスク(No=8)
の使用ブロックのデータを転送する。
【0023】この処理を光ディスクを1枚づつ変えなが
ら行い、光ディスク(No=2)の削除ブロックに光デ
ィスク(No=1)の全使用ブロックのデータを転送
し、最後に光ディスク(No=1)内の全ブロックをク
リアして処理を終了する。このように低頻度データを順
番に低頻度な光ディスクにシフトすることで、データの
格納順序を保つことが可能であるが、データの転送量が
非常に多く、コンパクション処理に時間がかかるという
問題があった。
【0024】図5、図6の例では、光ディスク(No=
9)から光ディスク(No=10)への転送:光ディス
クの10%、光ディスク(No=8)から光ディスク
(No=9)への転送:光ディスクの20%、…、光デ
ィスク(No=1)から光ディスク(No=2)への転
送:光ディスクの90%の合計で光ディスクの450%
(4.5枚)分のデータ転送量が必要となる。
【0025】図7、図8に示したコンパクション処理は
データ転送量が最小になることを最優先に考慮したコン
パクション処理である。まず、光ディスク(No=1)
内の使用ブロックを、他の光ディスクの削除ブロックに
転送し、最後に光ディスク(No=1)内の全ブロック
をクリアして処理を終了する。図7、図8の例では、光
ディスクの90%(0.9枚)分のデータ転送量とな
り、図5、図6の5分の1となり、コンパクション処理
を高速化することができるが、高頻度用の光ディスク内
のデータを他の光ディスクに分散させてしまうため、デ
ータの格納順序が乱れ、データアクセス時の光ディスク
の交換回数が増加し、性能が劣化してしまうという欠点
があった。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな欠点を解決するために、データへのアクセス特性を
利用して、高速でかつデータの格納順序を乱さないコン
パクション処理を実現するものである。
【0027】このようにすることで、低頻度データをど
の低頻度用の可搬型情報記憶媒体に格納しても性能に影
響しないことから、コンパクション処理をデータ転送量
が最小となることを優先する低頻度用の可搬型情報記憶
媒体に対する処理と、データ格納順序を維持することを
優先する高頻度用の可搬型情報記憶媒体に対する処理と
の2段階に分けることで、従来に比べデータ転送量が少
なく、そしてデータ格納順序が乱れないコンパクション
処理が可能となり、装置の性能を格段に向上させること
が可能となる。
【0028】また、装置内の可搬型情報記憶媒体ドライ
ブが高頻度用の可搬型情報記憶媒体枚数以上ある場合に
は、高頻度用の可搬型情報記憶媒体が全て可搬型情報記
憶媒体に装填される確率が高いため、高頻度データをど
の高頻度用の可搬型情報記憶媒体に格納してもかまわな
いことになる。そこで高頻度用の可搬型情報記憶媒体に
対するコンパクション処理もデータ転送量を優先する処
理を行うことが可能となり、更にデータ転送量を小さく
することが可能となる。
【0029】また、データの頻度の分散を調べ、分散が
大きくてアクセスの偏りが大きい場合にはデータの格納
順序を保存することによる性能向上寄与度が大きく、逆
に分散が小さくてアクセスの偏りが小さい場合には寄与
度が小さくなる。そこで、高頻度用の可搬型情報記憶媒
体内のデータ頻度の分散により、データ転送量を優先す
る処理とデータ格納順序を優先する処理を切り替えるこ
とで、性能を下げずにコンパクション処理の高速化が可
能となる。
【0030】また、大容量記憶装置ではデータを信頼性
高く管理すること、例えばバッテリを設けることで、電
源遮断時のデータ消失に備える機能などが求められてい
る。しかしバッテリにもパワーを供給可能な時間が限ら
れており、一定時間の間に半導体メモリなどの揮発性記
憶デバイスに格納されたデータをハードディスクなどの
不揮発性記憶デバイスに転送することが必要となる。そ
こで、電源遮断時などの緊急時には処理が高速であるデ
ータ転送量を優先した処理を行い、非緊急時はデータ格
納順序を優先する処理を行うことで、非常に信頼性の高
い装置を提供することが可能となる。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明の集合型データ
処理装置は、複数枚の可搬型情報記憶媒体を用い、これ
らの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる高頻度デ
ータ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあま
りアクセスされない低頻度データ格納用の複数枚の第2
の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上記第1の
可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが格納され
ており、データが低頻度状態から高頻度状態に変化した
時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1の可搬型
情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度データ格納
用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理上削除す
るものにおいて、上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空
き領域がなくなった際に、上記第1の可搬型情報記憶媒
体に記憶されているデータの中で頻度の低いデータを可
搬型情報記憶媒体の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶
媒体に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体から削
除し、この削除後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に
記憶されているデータを上記頻度の順に詰めて上記第1
の可搬型情報記憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型
情報記憶媒体の1つを空領域とする処理を行う処理手段
から構成されている。
【0032】この発明の集合型データ処理装置は、複数
枚の可搬型情報記憶媒体を用い、これらの可搬型情報記
憶媒体をよくアクセスされる高頻度データ格納用の複数
枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあまりアクセスされな
い低頻度データ格納用の複数枚の第2の可搬型情報記憶
媒体に分けて管理し、かつ上記第1の可搬型情報記憶媒
体に頻度に合わせてデータが格納されており、データが
低頻度状態から高頻度状態に変化した時に、そのデータ
を高頻度データ格納用の第1の可搬型情報記憶媒体上の
空領域に書き込み、低頻度データ格納用の第2の可搬型
情報記憶媒体上の領域を管理上削除するものにおいて、
上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
処理手段から構成されている。
【0033】この発明の集合型データ処理装置は、複数
枚の可搬型情報記憶媒体を用い、これらの可搬型情報記
憶媒体をよくアクセスされる高頻度データ格納用の複数
枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあまりアクセスされな
い低頻度データ格納用の複数枚の第2の可搬型情報記憶
媒体に分けて管理し、かつ上記第1の可搬型情報記憶媒
体に頻度に合わせてデータが格納されており、データが
低頻度状態から高頻度状態に変化した時に、そのデータ
を高頻度データ格納用の第1の可搬型情報記憶媒体上の
空領域に書き込み、低頻度データ格納用の第2の可搬型
情報記憶媒体上の領域を管理上削除するものにおいて、
上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
第1の処理手段、上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空
き領域がなくなった際に、上記第1の可搬型情報記憶媒
体に記憶されているデータの中で頻度の低いデータを可
搬型情報記憶媒体の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶
媒体に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体から削
除し、この削除後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に
記憶されているデータを上記頻度の順に詰めて上記第1
の可搬型情報記憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型
情報記憶媒体の1つを空領域とする処理を行う第2の処
理手段、上記第1、第2の記憶媒体の中の1つが装填さ
れ、その装填されている第1、第2の記憶媒体に対して
データの読み書きがなされる複数の駆動手段、上記第1
の可搬型情報記憶媒体の枚数が上記駆動手段の数より多
いか否かを判断する判断手段、およびこの判断手段によ
り、上記第1の可搬型情報記憶媒体の枚数が上記駆動手
段の数より多い場合、上記第2の処理手段を用いて処理
を実行し、上記第1の可搬型情報記憶媒体の枚数が上記
駆動手段の数より少ない場合、上記第1の処理手段を用
いて処理を実行する実行手段から構成されている。
【0034】この発明の集合型データ処理装置は、複数
枚の可搬型情報記憶媒体を用い、これらの可搬型情報記
憶媒体をよくアクセスされる高頻度データ格納用の複数
枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあまりアクセスされな
い低頻度データ格納用の複数枚の第2の可搬型情報記憶
媒体に分けて管理し、かつ上記第1の可搬型情報記憶媒
体に頻度に合わせてデータが格納されており、データが
低頻度状態から高頻度状態に変化した時に、そのデータ
を高頻度データ格納用の第1の可搬型情報記憶媒体上の
空領域に書き込み、低頻度データ格納用の第2の可搬型
情報記憶媒体上の領域を管理上削除するものにおいて、
上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
第1の処理手段、上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空
き領域がなくなった際に、上記第1の可搬型情報記憶媒
体に記憶されているデータの中で頻度の低いデータを可
搬型情報記憶媒体の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶
媒体に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体から削
除し、この削除後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に
記憶されているデータを上記頻度の順に詰めて上記第1
の可搬型情報記憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型
情報記憶媒体の1つを空領域とする処理を行う第2の処
理手段、データ頻度の分散が大きいか否かを判断する判
断手段、およびこの判断手段により、データ頻度の分散
が大きい場合、上記第1の処理手段を用いて処理を実行
し、データ頻度の分散が小さい場合、上記第2の処理手
段を用いて処理を実行する実行手段から構成されてい
る。
【0035】この発明の集合型データ処理装置は、複数
枚の可搬型情報記憶媒体を用い、これらの可搬型情報記
憶媒体をよくアクセスされる高頻度データ格納用の複数
枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあまりアクセスされな
い低頻度データ格納用の複数枚の第2の可搬型情報記憶
媒体に分けて管理し、かつ上記第1の可搬型情報記憶媒
体に頻度に合わせてデータが格納されており、データが
低頻度状態から高頻度状態に変化した時に、そのデータ
を高頻度データ格納用の第1の可搬型情報記憶媒体上の
空領域に書き込み、低頻度データ格納用の第2の可搬型
情報記憶媒体上の領域を管理上削除するものにおいて、
上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
第1の処理手段、上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空
き領域がなくなった際に、上記第1の可搬型情報記憶媒
体に記憶されているデータの中で頻度の低いデータを可
搬型情報記憶媒体の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶
媒体に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体から削
除し、この削除後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に
記憶されているデータを上記頻度の順に詰めて上記第1
の可搬型情報記憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型
情報記憶媒体の1つを空領域とする処理を行う第2の処
理手段、駆動時間に制限があるか否かを判断する判断手
段、およびこの判断手段により、駆動時間に制限がある
場合、上記第1の処理手段を用いて処理を実行し、駆動
時間に制限がない場合、上記第2の処理手段を用いて処
理を実行する実行手段から構成されている。
【0036】
【作用】この発明は、複数枚の可搬型情報記憶媒体を用
い、これらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる
高頻度データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒
体とあまりアクセスされない低頻度データ格納用の複数
枚の第2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上
記第1の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが
格納されており、データが低頻度状態から高頻度状態に
変化した時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1
の可搬型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度デ
ータ格納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理
上削除するものにおいて、上記第1の可搬型情報記憶媒
体上に空き領域がなくなった際に、上記第1の可搬型情
報記憶媒体に記憶されているデータの中で頻度の低いデ
ータを可搬型情報記憶媒体の1枚分、上記第2の可搬型
情報記憶媒体に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒
体から削除し、この削除後、上記第1の可搬型情報記憶
媒体内に記憶されているデータを上記頻度の順に詰めて
上記第1の可搬型情報記憶媒体内に書き込み、上記第1
の可搬型情報記憶媒体の1つを空領域とするようにした
ものである。
【0037】この発明は、複数枚の可搬型情報記憶媒体
を用い、これらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスさ
れる高頻度データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記
憶媒体とあまりアクセスされない低頻度データ格納用の
複数枚の第2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、か
つ上記第1の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデー
タが格納されており、データが低頻度状態から高頻度状
態に変化した時に、そのデータを高頻度データ格納用の
第1の可搬型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻
度データ格納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を
管理上削除するものにおいて、上記第1の可搬型情報記
憶媒体上に空き領域がなくなった際に、上記第1の可搬
型情報記憶媒体に記憶されているデータの中で頻度の低
いデータを可搬型情報記憶媒体の1枚分、上記第2の可
搬型情報記憶媒体に書き込み、上記第1の可搬型情報記
憶媒体から削除し、この削除後、上記第1の頻度の第1
の可搬型情報記憶媒体内に記憶されているデータを上記
第2の頻度以降の第1の可搬型情報記憶媒体内にそれぞ
れ書き込み、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒
体を空領域とするようにしたものである。
【0038】この発明は、複数枚の可搬型情報記憶媒体
を用い、これらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスさ
れる高頻度データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記
憶媒体とあまりアクセスされない低頻度データ格納用の
複数枚の第2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、か
つ上記第1の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデー
タが格納されており、データが低頻度状態から高頻度状
態に変化した時に、そのデータを高頻度データ格納用の
第1の可搬型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻
度データ格納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を
管理上削除するものにおいて、選択的に、上記第1の処
理手段あるいは上記第2の処理手段を用いて処理を実行
するようにしたものである。
【0039】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0040】図1はこの発明の集合型データ処理装置と
しての集合光ディスク装置のシステム構成図である。
【0041】この集合光ディスク装置は、CPU1、メ
インメモリ2、HDD3、キャッシュメモリ4、キャッ
シュHDD5、オートチェンジャー制御部6、光ディス
クドライブ制御部7、オートチェンジャー8、および通
信制御部9によって構成されている。
【0042】HDD3、メインメモリ2はプログラムお
よびデータを記憶するためのものである。また、後述す
る管理テーブル12も記憶されるようになっている。
【0043】CPU1は全体の動作を制御するものであ
り、HDD3内に記憶されているプログラムをメインメ
モリ2に読み出し、この内容に従って各部を制御する。
【0044】オートチェンジャー8は、複数の格納セル
21a〜21kと複数の光ディスクドライブ22a〜2
2dとアクセッサ23とから構成され、オートチェンジ
ャー制御部6により制御される。
【0045】格納セル21a(21b〜21k)は可搬
型情報記憶媒体としての光ディスク24を格納するため
のものである。格納セル21a〜21kは番号0から1
0まであり、番号0の格納セル21aは光ディスクドラ
イブ22a〜22dと光ディスク24を出し入れするた
めの窓であり、番号1から番号10の10個の格納セル
21b〜21kに光ディスク24を格納することができ
る。
【0046】光ディスクドライブ22a、…22dは、
光ディスク24へのデータの書き込みと読み出しを行う
ものである。光ディスクドライブ制御部7により4台の
光ディスクドライブ22a、…22dが制御される。
【0047】アクセッサ23は、格納セル21a、…と
光ディスクドライブ22a、…22d間で光ディスク2
4を移動させるものである。
【0048】キャッシュメモリ4は不揮発性の半導体メ
モリで構成され、階層記憶の最上位の記憶デバイスであ
る。
【0049】キャッシュHDD5は、光ディスクドライ
ブ22a、…から読み出されたデータなどを記憶してお
くHDDであり、階層記憶の中位の記憶デバイスであ
る。
【0050】また、キャッシュメモリ4、キャッシュH
DD5は、LRU(Least Reacently
Used)方式などで管理されている。
【0051】LRUアルゴリズムは「最近アクセスされ
たデータは今後もよくアクセスされる」という仮説に基
づき、キャッシュ満杯時に最も過去にアクセスされた
(LRU)ものを追い出すものである。
【0052】通信制御部9はLAN10に接続してお
り、LAN10を通して外部装置から送られてくるコマ
ンドを受信し、処理結果を送信するものである。
【0053】これらの各部はシステムバス11により接
続されている。
【0054】なお、光ディスク24は光磁気ディスクで
あり、データの追記書き込みだけでなく、データの削除
や変更も可能である。
【0055】この装置内のデータは全てのブロック単位
(1Kバイト(Kは1024))で管理されている。1
枚の光ディスク24のブロック数は1Mバイト(Mは1
024K)で、1Gバイト(Gは1024M)の容量で
ある。全部で10枚の光ディスク24が管理されてい
る。その内9枚がデータ記憶用に使用され、残りの1枚
分は空きブロック用として確保されている。装置全体で
は9枚の光ディスク24分の容量である9GバイトMの
データを管理することができる。キャッシュメモリ4の
ブロック数は1Kであり、容量は1Mバイト(光ディス
ク分の約1%に相当)である。キャッシュHDD5のブ
ロック数は1Mであり、容量は1Gバイト(光ディスク
分の約11%に相当)である。
【0056】装置内では、管理する9M個のブロック
(9Gバイトの容量)に対して、論理的な論理ブロック
No(1から9M)が付けられており、各論理ブロック
は管理テーブル12により、実際にデータが格納されて
いる光ディスク24のNoと物理ブロックNoとアクセ
ス履歴が管理されている。物理ブロックと光ディスク2
4上の実際のブロック番号を指すものである。
【0057】アクセス履歴は論理ブロックに対する過去
2回のアクセス時刻であり、キャッシュメモリ4または
キャッシュHDD5から追い出す論理ブロック選択時
と、論理ブロックの頻度予測時に使用される。LAN1
0を通して送られてくるコマンドは論理ブロックに対す
る読み出しと書き込み要求である。読み出し処理時はキ
ャッシュメモリ4上にデータをロードしてから外部装置
にデータを返信し、書き込み時はキャッシュメモリ4上
に書き込むデータをロードしてから返信する。
【0058】図2はこの装置の処理概略を示したもので
ある。
【0059】すなわち、CPU1の処理としてデータの
頻度を予測する高頻度判定部1aを設け、光ディスク2
4、…を高頻度データを記憶する高頻度グループと、低
頻度データを記憶する低頻度グループに分け、高頻度デ
ータを高頻度用の光ディスク24、…に集める処理を行
うことで、光ディスク24、…の交換回数の削減を実現
するものである。
【0060】また、データをキャッシュメモリ4からキ
ャッシュHDD5へステージアウト時に、そのデータが
(ダーティあるいは(高頻度かつ(高頻度用の光ディス
ク24内に配置されていない)))の場合のみキャッシ
ュHDD5に書き込み、そうでない場合は書き込みを行
わず、単にそのデータを捨てる。この場合、データに変
更がある場合をダーティとし、データに変更がない場合
クリーンとしている。
【0061】そして、キャッシュHDD5から光ディス
ク24へのステージアウト時は、常に高頻度用の光ディ
スク24の空き領域に書き込み、元の光ディスク24上
の領域に削除マークをつけて空き領域とする処理を行
う。
【0062】さらに、高頻度用の光ディスク24の空き
領域が少なくなった場合は、光ディスク24の削除マー
クの付いた空き領域を詰めて、全領域が空き領域である
光ディスク24を作成し、その光ディスク24を高頻度
用の光ディスク24にするコンパクション処理を行う。
【0063】こうすることで、キャッシュHDD5内に
はダーティなデータ、または新たに高頻度データとな
り、まだ高頻度用の光ディスク24へ未配置なデータの
みが記憶されることになる。既に高頻度用の光ディスク
24内に配置済みのデータはキャッシュHDD5内には
書き込まれずに、アクセスされた際には、高い確率で装
填されている高頻度用の光ディスク24から読み出され
ることになる。そのため、キャッシュHDD5の容量と
光ディスクドライブ数分の光ディスク容量を加えた容量
分の高頻度データを光ディスク24の交換なしにアクセ
スすることが可能となり、さらなる光ディスク24の交
換回数の削減が可能となる。
【0064】次に、コンパクション処理について説明す
る。
【0065】すなわち、低頻度データが格納された低頻
度用の光ディスク24はほとんどアクセスされないた
め、これらの低頻度データの内、相対的によくアクセス
されるものをある低頻度用の光ディスク24に集中させ
て格納順序を保存しても、ほとんど性能向上に貢献しな
いと考えられる。つまり、低頻度データは、どの低頻度
用の光ディスク24に格納されてもかまわないことにな
る。
【0066】この考え方を基本としたコンパクション処
理Aを図9〜図11を用いて説明する。
【0067】まず、複数枚の高頻度用の光ディスク24
内のデータの中から相対的に低頻度なものを選択し、こ
れらの選択されたデータを複数枚の低頻度用の光ディス
ク24の削除ブロックに転送し、複数枚の高頻度用の光
ディスク24内に光ディスク1枚分の削除ブロックを作
成する。そのために高頻度用の光ディスク24の現在の
全削除ブロックの数を求め、あとどの程度削除ブロック
を作成すればよいかを求める。
【0068】そして、高頻度用の光ディスク24の使用
ブロックの中から相対的に低頻度なデータを選択し、こ
れらのデータを低頻度用の光ディスク24の削除ブロッ
クに転送する。この際、低頻度用の光ディスク24内の
格納順序を考慮する必要がないため、データ転送量を抑
えることができる。
【0069】図9〜図11(コンパクション中)は高頻
度用の光ディスク24内に光ディスク1枚分の削除ブロ
ックを作成された状態を示したものである。そして、高
頻度用の光ディスク24内の削除ブロックを、図5、図
6に示した従来のデータの格納順序優先コンパクション
処理と同様に、データをより光ディスクNoの若い光デ
ィスク24へ転送してシフトし、光ディスク24(No
=1)内を全部削除ブロックとし、ブロックデータをク
リア後、空ブロックとする。
【0070】この場合のデータ転送量は、前半の処理に
光ディスク24の60%分と、後半の処理に150%分
の合計210%(2.1枚)分となり、高頻度用の光デ
ィスク24内のデータ格納順序を保ち、かつ少ないデー
タ転送量でコンパクション処理が可能となる。
【0071】装置内の光ディスクドライブが高頻度用の
光ディスク24の枚数以上ある場合には、高頻度用の光
ディスク24が全て光ディスクドライブ22a、…に装
填される確率が高いため、高頻度データをどの高頻度用
の光ディスク24に格納してもかまわないことになる。
【0072】そこで、図12〜図14で示すコンパクシ
ョン処理Bの後半の処理では、図7、図8の従来のデー
タ転送量優先コンパクション処理と同様に光ディスク2
4(No=1)内の使用ブロックを、他の高頻度用の光
ディスク24の削除ブロックに転送する処理を行って
も、性能劣化とならないことになる。
【0073】この場合のデータ転送量は、前半の処理は
図9〜図11と同様に光ディスクの60%分で、後半の
処理は光ディスクの75%分で、合計135%(1.3
5枚)分となり、さらにコンパクション処理の高速化が
可能となる。光ディスクドライブ数が少ない場合は、全
ての高頻度用の光ディスク24が装填できないため、図
9〜図11に示したコンパクション処理Aを行う必要が
ある。つまり、装置内の光ディスクドライブの数と高頻
度用の光ディスクの枚数の大小関係から、コンパクショ
ン処理AとBを切り替えることで、性能を下げずにコン
パクション処理の高速化が可能となる。
【0074】データの頻度の分散を調べることで、デー
タへのアクセスの偏り具合を知ることができる。分散が
大きい場合は偏りが大きく、分散が小さい場合は偏りが
小さいことが判る。偏りが大きい場合にはデータの格納
順序を保存することによる性能向上の寄与度が大きく、
逆に偏りが小さい場合には寄与度が小さくなる。そこ
で、データ頻度の分散により、コンパクション処理Aと
Bを切り替えることで、性能を下げずにコンパクション
処理の高速化が可能となる。
【0075】大容量記憶装置ではデータを信頼性高く管
理すること、例えばバッテリを設けることで、電源遮断
時のデータ消失に備える機能などが求められている。し
かしバッテリにもパワーを供給可能な時間が限られてお
り、一定時間の間に半導体メモリなどの揮発性記憶デバ
イスに格納されたデータをハードディスクなどの不揮発
性記憶デバイスに転送することが必要となる。そこで、
電源遮断時などの緊急時には処理が高速であるコンパク
ション処理Bを行い、非緊急時はデータ格納順序を保存
するコンパクション処理Aを行うことで、非常に信頼性
の高い装置を提供することが可能となる。
【0076】図15から図22にこの装置で使用する管
理テーブル12つまり管理テーブル31、〜38の初期
時のものを示すものである。初期時には、この装置にデ
ータは書き込まれておらず全てのデータは0であるとす
る。
【0077】図15はこの装置全体のシステム構成を示
すシステム管理テーブル31である。
【0078】「光ディスク枚数」は、この装置で管理す
る光ディスク枚数であり、ここでは10枚であり、それ
ぞれ光ディスクNoが1から10まで割り当てられてい
る。
【0079】「光ディスク当たりの物理ブロック数」
は、光ディスク1枚内の物理ブロック数であり、ここで
は1Mであり、それぞれ物理ブロックNoが1から1M
まで割り当てられている。1ブロックは1Kバイトであ
るので、光ディスク1枚の容量は1Gバイトとなる。
【0080】「空き光ディスク枚数」は、空の光ディス
ク24の枚数であり、ここでは1枚である。これはデー
タを光ディスク24上にステージアウト書き込み時に発
生する削除ブロック用である。
【0081】「光ディスク枚数」から「空き光ディスク
枚数」を引いた枚数が、論理ブロックを管理する論理光
ディスク枚数となり、ここでは10−1の9枚となり、
論理ブロック数は9M個(9Gバイト)となる。
【0082】「キャッシュHDDブロック数」は、キャ
ッシュHDD5内のブロック数であり、ここでは1Mで
あり、それぞれキャッシュHDDブロックNoが1から
1Mまで割り当てられている。容量は1Gバイトであ
り、この装置の全体管理容量(9Gバイト)の約11%
に相当する。
【0083】「キャッシュメモリブロック数」は、キャ
ッシュメモリ4内のブロック数であり、ここでは1Kで
あり、それぞれキャッシュメモリブロックNoが1から
1Kまで割り当てられている。容量は1Mバイトであ
り、この装置の全体管理容量(9Gバイト)の約1%に
相当する。
【0084】「光ディスクドライブ数」は、オートチェ
ンジャー8に内蔵されている光ディスクドライブ装置2
2a、…の総数であり、ここでは4台であり、それぞれ
光ディスクドライブNoが1から4まで割り当てられて
いる。
【0085】「高頻度枚数」は、高頻度と予測された論
理ブロックを格納する高頻度用の光ディスク24の枚数
であり、ここでは4枚である。残りの6枚は低頻度用の
光ディスク24となる。
【0086】高頻度枚数には、実際によくアクセスされ
る論理ブロックの数分の光ディスク枚数をアクセスパタ
ーンの変動に応じて設定する必要がある。
【0087】高頻度枚数が、実際に良くアクセスされる
論理ブロック数に対して小さい場合は、装填される確率
の高い光ディスク24に配置済みである論理ブロックデ
ータでもキャッシュHDD5および別の光ディスク24
へのステージアウト処理が発生し、ローテーション処理
が増加し、性能が低下する。逆に高頻度枚数が大きすぎ
る場合は、良くアクセスされる論理ブロックであり、ま
だ装填される確率の高い光ディスク24への配置がされ
ていなくても、ステージアウト処理されず、つまりデー
タの光ディスク24間での最適配置が行われず、論理ブ
ロックにアクセスすることに光ディスク24の交換処理
が発生し、性能が低下する。
【0088】そこで、論理ブロックのアクセス履歴を調
べ、一定期間内にアクセスされた論理ブロックの数を求
め、この数から高頻度枚数を更新する処理を設けた。
【0089】図16は9M個の全論理ブロックを管理す
る論理ブロック管理テーブル32である。「光ディスク
No」と「物理ブロックNo」は論理ブロックのデータ
が実際に格納されている光ディスク24とその中の物理
ブロックNoである。「アクセス時刻1」と「アクセス
時刻2」はそれぞれ最近アクセスされた時刻とその前に
この論理ブロックが外部装置よりアクセスされた時刻で
ある。
【0090】Noが1である論理ブロックデータはNo
が1である光ディスク24上の、Noが1である物理ブ
ロック上に格納されており、まだ1回もアクセスがない
ためアクセス時刻1と2はともに「−∞」である。
【0091】図17は10枚の光ディスク24内の物理
ブロックを管理する物理ブロック管理テーブル33であ
り、Noが1である光ディスク24の、Noが1である
物理ブロックから順番に管理されている。「物理フラ
グ」は対応する物理ブロックが論理ブロックとして割り
当てられて使用されているか(使用)か、未割り当てで
ブロックがクリア済み(空)か、未割り当てでブロック
が未クリア(削除)かを示す。初期状態では光ディスク
Noが2から10の光ディスク24内の全物理ブロック
は使用されており、光ディスクNoが1の光ディスク2
4内の全物理ブロックは空きに設定されている。
【0092】図18はキャッシュメモリ4内に格納され
ている1K個のキャッシュメモリブロックを管理するキ
ャッシュメモリブロック管理テーブル34である。「ブ
ロックフラグ」はそのキャッシュメモリブロックが未使
用で空き(空)か、論理ブロックが割り当てられていて
データに変更なし(クリーン)か、データに変更あり
(ダーティ)かどうかを示す。クリーンかダーティの場
合は、割り当てられている論理ブロックの番号が「論理
ブロックNo」に格納される。
【0093】ここでは全てのキャッシュメモリブロック
が空きである。
【0094】図19はキャッシュHDD5内に格納され
ている1M個のキャッシュHDDブロックを管理するキ
ャッシュHDDブロック管理テーブル35である。「ブ
ロックフラグ」はそのキャッシュHDDブロックが未使
用で空き(空)か、論理ブロックが割り当てられていて
データに変更なし(クリーン)か、データに変更あり
(ダーティ)かどうかを示す。クリーンかダーティの場
合は、割り当てられている論理ブロックの番号が「論理
ブロックNo」に格納される。
【0095】ここでは全てのキャッシュHDDブロック
が空きである。
【0096】図20はこの装置内の全ての10枚の光デ
ィスク24、…を管理する光ディスク管理テーブル36
である。「格納セルNo」はオートチェンジャー8内の
格納セル21a、…の番号であり、光ディスク24が光
ディスクドライブ22a、…から外され時、この番号で
示される格納セル21a、…に格納される。
【0097】図21は4台の光ディスクドライブ22
a、…を管理する光ディスクドライブ管理テーブル37
である。「光ディスクNo」は各光ディスクドライブ2
2a、…に装填されている光ディスク24のNoであ
る。
【0098】図22は各処理時に使用する作業用の作業
テーブル38である。この作業テーブル38には、論理
ブロックNo、光ディスクNo、アクセス間隔が対応し
て記憶されている。
【0099】図23から図41にこの装置の制御部の処
理手順を表すフローチャートを示す。
【0100】図23はこの装置に全体処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0101】まず、HDD3に記憶されている各管理テ
ーブル31、…を読み出し、メインメモリ2上に格納
し、HDD3上に格納されているキャッシュメモリ4の
データを読み出し、キャッシュメモリ4上に格納する。
【0102】そして、光ディスクドライブ管理テーブル
37内に設定に従って、各光ディスクドライブ22a、
…に指定の光ディスク24を装填する。
【0103】その後、外部装置より送信されるコマンド
を通信制御部9により受信し、各コマンドに従った処理
を行う。
【0104】コマンドが「論理ブロック読み出し」の場
合には、外部装置より指定された論理ブロックデータを
読み出して外部装置に送信する「論理ブロック読み出し
処理」(図24)を行う。
【0105】コマンドが「論理ブロック書き込み」の場
合には、外部装置より受信したブロックデータを指定さ
れた論理ブロックへ書き込む「論理ブロック書き込み処
理」(図25)を行う。
【0106】コマンドが「高頻度枚数更新」の場合に
は、論理ブロックのアクセス履歴から最適な高頻度用の
光ディスク枚数を計算して高頻度枚数を更新する「高頻
度枚数更新処理」(図35)を行う。
【0107】コマンドが「他の運用管理」の場合には
「他の運用管理処理」を行う。
【0108】コマンドが「終了」の場合には、メインメ
モリ2内の各管理テーブル31、…のデータとキャッシ
ュメモリ4内のデータをHDD3内に書き込み、各光デ
ィスクドライブ22a、…内に装填されている光ディス
ク24を格納セル21a、…に戻し、処理を終了する。
【0109】図24に指定される論理ブロック(LB
N:論理ブロックNo)をキャッシュメモリ4上に読み
出し、読み出しを要求した外部装置へブロックデータを
転送する「論理ブロック読み出し処理(LBN)」のフ
ローチャートを示す。
【0110】まず、論理ブロック(LBN:論理ブロッ
クNo)のアクセス履歴を更新する「アクセス履歴更新
処理」(図26)を行う。
【0111】そして、キャッシュメモリ管理ブロックテ
ーブル34をサーチして指定された論理ブロックがキャ
ッシュメモリ4内に存在するかどうかを調べる。存在す
る場合は、キャッシュメモリ4内の論理ブロックデータ
を通信制御部9により外部装置に送信し、リターンす
る。
【0112】キャッシュメモリ4内に指定された論理ブ
ロックが存在しない場合は、キャッシュメモリ4から空
きブロックを確保する「キャッシュメモリブロック確保
処理」(図27、図28)を行い、キャッシュメモリブ
ロック(CBN)を得る。
【0113】次に、キャッシュHDDブロック管理テー
ブル35をサーチして指定された論理ブロックがキャッ
シュHDD5内に存在するかどうかを調べる。存在する
場合は、キャッシュHDD5内のキャッシュHDDブロ
ック(HBN)からデータを読み出し、キャッシュメモ
リブロック(CBN)に格納する。キャッシュHDD5
内に存在しない場合は、光ディスク24より論理ブロッ
ク(LBN)を読み出し、キャッシュメモリブロック
(CBN)に格納する「光ディスク読み出し処理」(図
33)を行う。
【0114】その後、キャッシュメモリブロック管理テ
ーブル34内のキャッシュメモリブロック(CBN)に
相当する「ブロックフラグ」に「クリーン」を、「論理
ブロックNo」に「LBN」を設定し、キャッシュメモ
リ4内の論理ブロックデータを通信制御部9により外部
装置に送信し、リターンする。
【0115】図25は指定された論理ブロックへデータ
を書き込む「論理ブロック書き込み処理(LBN)」の
フローチャートである。
【0116】まず、論理ブロック(LBN:論理ブロッ
クNo)のアクセス履歴を更新する「アクセス履歴更新
処理」(図26)を行う。
【0117】そして、指定された論理ブロックがキャッ
シュメモリ4内に存在するかどうかを調べる。存在する
場合はそのキャッシュブロック(CBN)にデータを書
き込み、存在しない場合は「キャッシュメモリブロック
確保処理」(図27、図28)を行い、確保したキャッ
シュメモリブロック(CBN)に、通信制御部9内に受
信されている書き込み用データを書き込む。
【0118】その後、キャッシュメモリブロック管理テ
ーブル34内のキャッシュメモリブロック(CBN)に
対応する「ブロックフラグ」に「ダーティ」を設定し、
「論理ブロックNo」に「LBN」を設定し、リターン
する。
【0119】図26は指定された論理ブロックのアクセ
ス履歴を更新する「アクセス履歴更新処理(LBN)」
のフローチャートを示したものである。
【0120】まず、現時刻から論理ブロック管理テーブ
ル32の論理ブロック(LBN)に対応するアクセス時
刻1を引き、変数(変数1;所定の時間間隔)に格納す
る。変数1がバースト間隔以下の場合は、このアクセス
は集中的に行われものと見なし、履歴の更新は行わな
い。バースト間隔より大きい場合は、論理ブロック(L
BN)アクセス時刻2にアクセス時刻1の値をセット
し、アクセス時刻1には現時刻を設定し、リターンす
る。この装置ではバースト間隔を60秒を設定してい
る。つまり60秒以内に何回アクセスしても、1回のア
クセスと見なすようにしている。
【0121】図27、図28はキャッシュメモリ4から
ブロックフラグが「空」であるキャッシュメモリブロッ
クを1個確保する「キャッシュメモリブロック確保処
理」を示すフローチャートである。
【0122】まず、キャッシュメモリ4内にブロックフ
ラグが「空」であるキャッシュメモリブロックがあるか
どうか調べる。ある場合はそのキャッシュメモリブロッ
クNo(CBN)をリターンする。
【0123】「空」であるキャッシュメモリブロックが
存在しない場合は、キャッシュメモリ4内のキャッシュ
メモリブロックの中からアクセスの最も少ないものを選
択する「Victim選択処理(キャッシュメモリ)」
(図29)を行い、追い出すキャッシュメモリブロック
No(CBN)を得る。そして、キャッシュメモリブロ
ック(CBN)内に格納されている論理ブロックNo
(LBN)を求める。
【0124】次に、キャッシュメモリブロック(CB
N)のブロックフラグを調べ、「ダーティ」と設定され
ている場合は、キャッシュHDD5にステージアウトす
る。キャッシュHDD5にステージアウトする際、キャ
ッシュHDD5内にキャッシュブロック(CBN)内に
格納されている論理ブロック(LBN)と同じものが格
納されているキャッシュHDDブロック(HBN)があ
るかどうかを調べ、もし存在する場合は、キャッシュH
DDブロック(HBN)にデータを書き込む。存在しな
い場合は、新たにキャッシュHDDブロックを確保する
ために「キャッシュHDDブロック確保処理」(図3
1)を行い、ここで確保されたキャッシュHDDブロッ
ク(HBN)にデータを書き込む。キャッシュHDD5
へ書き込み後、キャッシュHDDブロック管理テーブル
35のキャッシュHDDブロック(HBN)に対応する
ブロックフラグにキャッシュメモリブロック(CBN)
のブロックフラグを設定し、論理ブロックNoにはキャ
ッシュメモリブロック(CBN)に格納されている論理
ブロックNo(LBN)を設定する。そして、キャッシ
ュメモリブロック管理テーブル34のキャッシュメモリ
ブロック(CBN)に対応するブロックフラグに「空」
を設定し、リターンする。
【0125】キャッシュメモリブロック(CBN)のブ
ロックフラグが「クリーン」の場合は、キャッシュHD
D5内にキャッシュメモリブロック(CBN)と同じ論
理ブロック(LBN)が格納されているか調べる。同じ
ものが存在すれば、キャッシュメモリブロック(CB
N)のブロックフラグを「空」に設定し、リターンす
る。同じ論理ブロック(LBN)が存在しない場合は、
キャッシュHDD5内に空きブロックがあるかどうかを
調べ、存在する場合は、キャッシュメモリブロック(C
BN)のブロックフラグが「ダーティ」の時と同じよう
に、キャッシュメモリブロック(CBN)をキャッシュ
HDD5の空きブロックに書き込む処理を行い、CBN
のブロックフラグを「空」に設定してリターンする。キ
ャッシュHDD5内に空きブロックがない場合は、論理
ブロック(LBN)が高頻度かどうかを判定する「高頻
度判定処理」(図30)を行い、高頻度と判定された場
合は、さらにその論理ブロック(LBN)に対応する物
理ブロックが格納されている光ディスク24のNo(O
DN)を調べ、その値が「高頻度枚数」より小さい場合
はその論理ブロックが高頻度であるのにもかかわらず、
まだ高頻度用の光ディスク24に配置されていないた
め、キャッシュメモリブロック(CBN)をキャッシュ
HDD5に書き込む処理を行い、キャッシュメモリブロ
ック(CBN)のブロックフラグを「空」に設定し、リ
ターンする。低頻度と判定された場合、または論理ブロ
ック(LBN)の物理ブロックが高頻度用の光ディスク
24上に配置済みの場合は、単にキャッシュメモリブロ
ック(CBN)のブロックフラグを「空」に設定し、リ
ターンする。
【0126】図29は指定された場所(キャッシュメモ
リ4またはキャッシュHDD5)に格納されているブロ
ックの中から最もアクセスの少ないもの(Victi
m)を選択する「Victim選択処理(wher
e)」を示すフローチャートである。
【0127】まず、Victim選択の基本的な考え方
を説明する。論理ブロック(LBN)のアクセス時刻1
とアクセス時刻2、そして現時刻から、 I1<=現時刻−アクセス時刻1 I2<=アクセス時刻1−アクセス時刻2 判定アクセス間隔<=max(I1,I2) のようにして、論理ブロックのアクセス間隔を求める。
アクセス間隔の値の小さい論理ブロックはよくアクセス
されていることを示し、逆にアクセス間隔の値の大きい
論理ブロックはあまりアクセスされていないことを示す
と考えられる。そこで、キャッシュメモリ4またはキャ
ッシュHDD5から追い出すブロックを選択する処理で
は、このアクセス間隔の最も大きいもの、つまり、あま
りアクセスされていないものを選択する。
【0128】「Victim選択処理(where)」
は、最初に、指定されるVictim選択場所(whe
re)を判断し、キャッシュメモリ4が指定されている
場合は以下の処理を行う。
【0129】キャッシュメモリブロック管理テーブル3
4を参照して、ブロックフラグが「空」でない全ての行
を選択し、選択された行の論理ブロックNo、アクセス
時刻1とアクセス時刻2と現時刻から求めるアクセス間
隔を作業テーブル38の先頭行から設定する。そして、
作業テーブル38内からアクセス間隔が最大である行を
選択し、その行の論理ブロックNoで示される論理ブロ
ックが格納されているキャッシュメモリブロックNo
(CBN)を求め、CBNをリターンする。
【0130】Victim選択場所がキャッシュHDD
5の場合は、キャッシュHDDブロック管理テーブル3
5を参照して、ブロックフラグが「空」でない全ての行
を選択し、選択された行の論理ブロックNo、アクセス
時刻1とアクセス時刻2と現時刻から求めるアクセス間
隔を作業テーブル38の先頭から設定する。そして、作
業テーブル38内からアクセス間隔が最大である行を選
択し、その行の論理ブロックNoで示される論理ブロッ
クが格納されているキャッシュHDDブロックNo(H
BN)を求め、HBNをリターンする。
【0131】図30は指定された論理ブロックが高頻度
であるかどうかを判定する「高頻度判定処理(LB
N)」を示すフローチャートである。
【0132】まず、論理ブロック管理テーブル32を参
照して判定する論理ブロック(LBN)のアクセス時刻
1とアクセス時刻2と現時刻からアクセス間隔を求め
る。
【0133】そして、高頻度用の光ディスク24内に格
納されている全部の論理ブロックのアクセス間隔の値の
最大値と、判定する論理ブロックのアクセス間隔を比較
し、判定する論理ブロックのアクセス間隔の方が小さい
場合は、判定する論理ブロックを高頻度と判定し、大き
い場合は低頻度と判定する。
【0134】図31はキャッシュHDD5からブロック
フラグが「空」であるキャッシュHDDブロックを1個
確保する「キャッシュHDDブロック確保処理」を示す
フローチャートである。
【0135】まず、キャッシュHDD5内にブロックフ
ラグが「空」であるキャッシュHDDブロックがあるか
どうかを調べ、ある場合はそのキャッシュHDDブロッ
クNo(HBN)をリターンする。
【0136】「空」であるキャッシュHDDブロックが
ない場合は、キャッシュHDD5内のキャッシュHDD
ブロックの中からアクセスの最も少ないものを選択する
「Victim選択処理(キャッシュHDD)」(図2
9)を行い、追い出すキャッシュHDDブロックNo
(HBN)を得る。そして、キャッシュHDDブロック
(HBN)内に格納されている論理ブロックNo(LB
N)を求める。
【0137】次に、選択された論理ブロック(LBN)
の物理ブロックが格納されている光ディスク24(OD
N)と物理ブロック(PBN)を求め、物理ブロック管
理テーブル内の対応する物理フラグに「空」を設定す
る。その後、光ディスク24から空きブロックを確保す
る「光ディスクブロック確保処理」(図32)を行い、
その光ディスク24(ODN2)と物理ブロック(PB
N2)を得る。そして、キャッシュHDD5からキャッ
シュHDDブロック(HBN)データを読み出し、作業
メモリに格納し、作業メモリ内のデータを確保した光デ
ィスクブロック(ODN2、PBN2)に書き込む「光
ディスク書き込み処理(作業メモリ、ODN2、OBN
2)」(図34)を行う。次に、物理ブロック管理テー
ブル33内の新たに書き込んだ物理ブロック(PBN
2)対応する物理フラグに「使用」を設定し、論理ブロ
ック管理テーブル32内の論理ブロック(LBN)に対
応する光ディスクNoにODN2を、物理ブロックNo
にPBN2を設定する。最後に、キャッシュHDDブロ
ック管理テーブル35内のキャッシュHDDブロック
(HBN)に対応するブロックフラグに「空」を設定
し、リターンする。
【0138】図32は光ディスク24上から物理フラグ
が「空」である物理ブロックを確保する「光ディスクブ
ロック確保処理」を示すフローチャートである。
【0139】物理ブロック管理テーブル33を参照し
て、光ディスクNoが1である高頻度用の光ディスク2
4内に物理フラグが「空」である物理ブロックがあるか
どうかを調べ、「空」である物理ブロックがある場合は
その光ディスクNo(ODN=1)と物理ブロックNo
(PBN)をリターンする。
【0140】「空」である物理ブロックがない場合は、
光ディスク24上の削除ブロックを詰めて空ブロックを
作成する「コンパクション処理」(図36)を行い、光
ディスクNo(ODN=1)と物理ブロックNo(PB
N=1)をリターンする。
【0141】図33は指定された論理ブロック(LB
N)に対応する光ディスク24上の物理ブロックからデ
ータを読み出し、指定されたキャッシュメモリ4上のキ
ャッシュメモリブロック(CBN)に格納する「光ディ
スク読み出し処理(LBN、CBN)」を示すフローチ
ャートである。
【0142】論理ブロック管理テーブル32を探索し
て、論理ブロック(LBN)が格納されている光ディス
ク24(ODN)と物理ブロック(PBN)を求める。
そして、その光ディスク24(ODN)が光ディスクド
ライブ22a、…に装填されているかを調べ、装填され
ている場合はその光ディスクドライブ(DVN)22
a、…内の光ディスク24(ODN)の物理ブロック
(PBN)からデータを読み出し、キャッシュメモリブ
ロック(CBN)に格納し、リターンする。
【0143】装填されていない場合は、装填されている
光ディスク24の中から光ディスクNoが最大である光
ディスク24(ODN2)を選択し、この選択された光
ディスク24を装填されている光ディスクドライブ(D
VN)22a、…から取り出し、格納セル21a、…に
戻す。そして、光ディスク24(ODN)を格納セル2
1a、…から取り出して、光ディスクドライブ(DV
N)22a、…に装填し、光ディスクドライブ管理テー
ブル37内の光ディスクドライブ(DVN)22a、…
に相当する光ディスクNoにODNを設定する。最後に
光ディスクドライブ(DVN)22a、…内の光ディス
ク24(ODN)の物理ブロック(PBN)からデータ
を読み出し、キャッシュメモリブロック(CBN)に格
納し、リターンする。
【0144】図34は作業メモリ内に格納されているブ
ロックデータを指定された光ディスク24(ODN:光
ディスクNo)の物理ブロック(PBN:物理ブロック
No)へ書き込む「光ディスク書き込み処理(作業メモ
リ、ODN、PBN)」を示すフローチャートである。
【0145】光ディスク24(ODN)が光ディスクド
ライブ内に装填されているかどうかを調べ、装填されて
いる場合は、その光ディスクドライブ(DVN)22
a、…内の光ディスク24(ODN)の物理ブロック
(PBN)へ、作業メモリ内のブロックデータを書き込
み、リターンする。
【0146】装填されていない場合は、装填されている
光ディスク24の中から光ディスクNoが最大である光
ディスク24(ODN2)を選択し、この選択された光
ディスク24を装填されている光ディスクドライブ(D
VN)22a、…から取り出し、格納セルに戻す。そし
て光ディスク24(ODN)を格納セルから取り出し
て、光ディスクドライブ(DVN)22a、…に装填
し、光ディスクドライブ管理テーブル37内の光ディス
クドライブ(DVN)22a、…に相当する光ディスク
Noの光ディスク24(ODN)を設定する。最後に光
ディスクドライブ(DVN)22a、…内の光ディスク
24(ODN)の物理ブロック(PBN)へ、作業メモ
リ内のブロックデータを書き込み、リターンする。
【0147】図35は「高頻度枚数更新処理(変数
2)」を示すフローチャートである。
【0148】論理ブロック管理テーブル32を探索し、
アクセス時刻2が過去(変数2)の期間以内である論理
ブロックの数(N)を求める。次にNを光ディスク当た
りの物理ブロック数で割った値と、光ディスクドライブ
数の大きい値を高頻度枚数に設定し、リターンする。
【0149】図36は図9〜図11に示した「コンパク
ション処理」を示すフローチャートである。
【0150】最初の状態では、図9の(コンパクション
前)のようにデータ書き込み用の光ディスクNoが1で
ある高頻度用の光ディスク24の空ブロックが無くな
り、10枚の各光ディスク24に削除ブロックが発生し
ている。これらの削除ブロックを全部で集めると光ディ
スク1枚分となる。
【0151】まず、高頻度用の光ディスク24の中から
相対的に頻度の低いブロックデータを低頻度用の光ディ
スク24の全部の削除ブロックに転送し、低頻度用の光
ディスク24の削除ブロックを埋める「低頻度コンパク
ション処理」(図37)を行う、図10の(コンパクシ
ョン中)はこの「低頻度コンパクション処理」後の状態
を示したものである。
【0152】そして、複数枚の高頻度用の光ディスク2
4内の削除ブロックを詰めて、1枚の全ブロックが削除
ブロックである光ディスク24を作成するデータの頻度
による格納順序を考慮した「高頻度コンパクション処理
1」(図38)を行う。
【0153】最後に、全ブロックが削除ブロックとなっ
た光ディスクNoが1の光ディスク24の全ブロックを
クリアし、空ブロックとし、リターンする。
【0154】図37は、「低頻度コンパクション処理」
のフローチャートである。
【0155】まず、全部の高頻度用の光ディスク24の
全削除ブロック数を求め、光ディスク1枚分のブロック
数(1M)から引き、変数の「MOVCNT」に設定す
る。これは高頻度用の光ディスク24から低頻度用の光
ディスク24に転送するブロック数である。
【0156】次に、論理ブロック管理テーブル32を参
照し、高頻度用の光ディスク24(光ディスクNoが1
から4)に物理ブロックが格納されている全ての論理ブ
ロックを選択し、選択された論理ブロックの論理ブロッ
クNo、光ディスクNo、アクセス時刻1とアクセス時
刻2と間時刻から計算するアクセス間隔を、作業テーブ
ル38の1行目から各行に設定する。
【0157】そして、この作業テーブル38の各行をア
クセス間隔の大きい順にソート(並べ替え)する。さら
に、作業テーブル38の上からMOVCNT行のみに関
して、今度は光ディスクNoの小さい順にソートする。
この段階で、作業テーブル38には、高頻度用の光ディ
スク24から低頻度用の光ディスク24に転送する、
「MOVCNT」個の相対的に頻度の低い論理ブロック
が、物理ブロックが格納されている光ディスク24のN
oの小さい順に設定されたことになる。
【0158】次に、作業テーブル38に設定された1行
目から「MOVCNT」個の論理ブロックに関して以下
の処理を行う。
【0159】まず、その論理ブロック(LBN)に対応
する物理ブロックが格納された光ディスク24からブロ
ックデータを読み出す、作業メモリに格納する。そし
て、読み出した物理ブロックに対応する物理ブロック管
理テーブル33内の物理フラグを「削除」に設定する。
【0160】次に、物理ブロック管理テーブル32を参
照し、光ディスクNoが高頻度枚数より大きい値(4よ
り大)で、かつ、物理フラグが削除である物理ブロック
を選択し(光ディスクNo:DSTODN、物理ブロッ
クNo:DSTPBN)、そこに作業メモリ内のブロッ
クデータを書き込む。そして、書き込みを行った物理ブ
ロックに対応する物理ブロック管理テーブル33内の物
理フラグに使用を設定し、論理ブロック(LBN)に対
応する論理ブロック管理テーブル32内の光ディスクN
oにDSTODNを、物理ブロックNoにDSTPBN
を設定する。
【0161】上記処理を、作業テーブル38内に設定さ
れたMOVCNT個の論理ブロックに対して行い、リタ
ーンする。
【0162】図38は、データの頻度による格納順序を
考慮した「高頻度コンパクション処理1」のフローチャ
ートである。
【0163】光ディスクNo(kで表す)を高頻度枚数
と同じ値から、1づつ小さくし、2までの高頻度用の光
ディスク24に対して以下の処理を行う。高頻度枚数が
4の場合は、光ディスクNoが4、3、2の高頻度用の
光ディスク24に対して処理されることになる。変数k
を光ディスクNoとする。
【0164】まず、光ディスク24(No=k)内の全
部の削除ブロックの数を求め、変数MOVCNTに設定
する。
【0165】そして、論理ブロック管理テーブル32を
参照して、光ディスクNoがkより小さい高頻度用の光
ディスク24内に物理ブロックが格納されている全ての
論理ブロックを選択し、選択された論理ブロックの論理
ブロックNo、対応する物理ブロックが格納されている
光ディスクNo、アクセス時刻1とアクセス時刻2と現
時刻から計算するアクセス間隔を、作業テーブル38の
1行目から順に設定する。
【0166】次に、作業テーブル38内の各行を、アク
セス間隔の大きい順にソートする。更に、1行目からM
OVCNT行に対してのみ、光ディスクNoの大きい順
にソートする。この段階で、作業テーブル38内には、
高頻度用の光ディスク24内の相対的に頻度の低い論理
ブロックがMOVCNT個、対応する物理ブロックの格
納先である光ディスク24のNoの大きい順に格納され
たことになる。
【0167】そして、作業テーブル38に設定されたM
OVCNT個の論理ブロックに関して、光ディスクNo
がkの高頻度用の光ディスク24の転送する処理を行
う。
【0168】以上の処理を、光ディスクNoが2の光デ
ィスク24に対して行い、リターンする。
【0169】このようにコンパクション処理を2段階で
行うことで、データ格納順序を乱さずに、従来に比べて
データ転送量を減少させることが可能になる。
【0170】図39は、他のコンパクション処理2を示
したフローチャートである。
【0171】この処理では、前半の高頻度用の光ディス
ク24内の相対的に低頻度なブロックデータを低頻度用
の光ディスク24の削除ブロックに転送する「低頻度コ
ンパクション処理」までは、図36に示したコンパクシ
ョン処理と同じであるが、以降が異なる。
【0172】まず、装置内の光ディスクドライブ数と、
高頻度用の光ディスク24の枚数(高頻度枚数)とを比
較する。光ディスクドライブ数の方が少ない場合は、図
36の場合と同じデータの核の順序を優先した「高頻度
コンパクション処理1」(図38)を行い、光ディスク
ドライブ数が高頻度枚数以上の場合は、データ転送量を
優先する「高頻度コンパクション処理2」(図40)を
行う。
【0173】光ディスクドライブ数が高頻度枚数以上の
場合は、ほとんど全ての高頻度用の光ディスク24を装
置内のどれかを光ディスクドライブ22a、…に装填さ
れた状態に保てるため、高頻度ブロックデータをどの高
頻度用の光ディスク24に格納しても、性能に影響がな
いことになる。また、ブロックデータへのアクセスが複
数の光ディスクドライブ22a、…に分散されるため、
高速応答が可能になるという効果もある。
【0174】逆に、光ディスクドライブ22a、…の数
が高頻度枚数より小さい場合は、一部の高頻度用の光デ
ィスク24しか光ディスクドライブ22a、…に装填し
ておけないため、複数の高頻度用の光ディスク24内の
格納されるブロックデータの中でよりよくアクセスされ
る高頻度ブロックデータを、より光ディスクNoの小さ
い高頻度用の光ディスク24に集めておくことが必要に
なる。そこで、図39に示した「コンパクション処理
2」では、光ディスクドライブ数が高頻度枚数より小さ
い場合は、データ格納順序を優先する「高頻度コンパク
ション処理1」(図38)を行っている。
【0175】図40は、データ転送量を優先する「高頻
度コンパクション処理2」のフローチャートを示したも
のである。この処理は図13の(コンパクション中)で
示す状態から、光ディスクNoが1の高頻度用の光ディ
スク24の全使用ブロックを、他の高頻度用の光ディス
ク24の削除ブロックへ転送するものである。
【0176】光ディスクNo(変数kで表す)が2から
高頻度枚数と同じ値までの高頻度用の光ディスク24に
対して以下の処理を行う。
【0177】最初に、光ディスクNoがkである高頻度
用の光ディスク24の全削除ブロック数を求め、変数M
OVCNTに設定する。
【0178】次に、論理ブロック管理テーブル32を参
照して、光ディスクNoが1である高頻度用の光ディス
ク24に物理ブロックが格納されている論理ブロック
を、MOVCNT個選択し、作業テーブル38の1行目
から選択された論理ブロックのNoを設定する。
【0179】そして、作業テーブル38に設定された全
ての論理ブロックに対応する物理ブロックを、光ディス
クNoが1の高頻度用の光ディスク24から、光ディス
クNoがkである高頻度用の光ディスク24の削除ブロ
ックに転送し、物理ブロック管理テーブル33を更新す
る。
【0180】以上の処理を光ディスクNoが高頻度枚数
と同じ値になるまで行い、リターンする。
【0181】このように光ディスクドライブ数が高頻度
枚数以上の場合には、高頻度用の光ディスク24内での
データ格納順序を無視したデータ転送量の更に少ないコ
ンパクション処理が可能となり、更に高速化が可能とな
る。
【0182】図41は、更に別のコンパクション処理3
のフローチャートを示したものである。
【0183】まず、「低頻度コンパクション処理」(図
37)を行い、複数の高頻度用の光ディスク24に光デ
ィスク1枚分の削除ブロックを作成した後、高頻度用の
光ディスク24内に物理ブロックが格納されている全論
理ブロックのアクセス間隔の分散を求め、分散が大きい
場合はデータ格納順序を優先した「高頻度コンパクショ
ン処理1」(図38)を行い、小さい場合はデータ転送
量を優先した「高頻度コンパクション処理2」(図4
0)を行うものである。
【0184】図42は、更に別のコンパクション処理4
のフローチャートを示したものである。
【0185】まず、「低頻度コンパクション処理」(図
37)を行い、高頻度用の光ディスク24に光ディスク
1枚分の削除領域を作成した後、装置の現在の状態が緊
急でない場合はデータ格納順序を優先した「高頻度コン
パクション処理1」(図38)を行い、緊急である場合
はデータ転送量を優先した「高頻度コンパクション処理
2」(図40)を行うものである。
【0186】上記したように、データへのアクセス特性
を利用して、高速でかつデータの格納順序を乱さないコ
ンパクション処理を実現するものである。
【0187】このようにすることで、低頻度データをど
の低頻度用の光ディスクに格納しても性能に影響しない
ことから、コンパクション処理をデータ転送量が最小と
なることを優先する低頻度用の光ディスクに対する処理
と、データ格納順序を維持することを優先する高頻度用
の光ディスクに対する処理との2段階に分けることで、
従来に比べデータ転送量が少なく、そしてデータ格納順
序が乱れないコンパクション処理が可能となり、装置の
性能を格段に向上させることが可能となる。
【0188】また、装置内の光ディスクドライブが高頻
度用の光ディスク枚数以上ある場合には、高頻度用の光
ディスクが全て光ディスクに装填される確率が高いた
め、高頻度データをどの高頻度用の光ディスクに格納し
てもかまわないことになる。そこで高頻度用の光ディス
クに対するコンパクション処理もデータ転送量を優先す
る処理を行うことが可能となり、更にデータ転送量を小
さくすることが可能となる。
【0189】また、データの頻度の分散を調べ、分散が
大きくてアクセスの偏りが大きい場合にはデータの格納
順序を保存することによる性能向上寄与度が大きく、逆
に分散が小さくてアクセスの偏りが小さい場合には寄与
度が小さくなる。そこで、高頻度用の光ディスク内のデ
ータ頻度の分散により、データ転送量を優先する処理と
データ格納順序を優先する処理を切り替えることで、性
能を下げずにコンパクション処理の高速化が可能とな
る。
【0190】また、大容量記憶装置ではデータを信頼性
高く管理すること、例えばバッテリを設けることで、電
源遮断時のデータ消失に備える機能などが求められてい
る。しかしバッテリにもパワーを供給可能な時間が限ら
れており、一定時間の間に半導体メモリなどの揮発性記
憶デバイスに格納されたデータをハードディスクなどの
不揮発性記憶デバイスに転送することが必要となる。そ
こで、電源遮断時などの緊急時には処理が高速であるデ
ータ転送量を優先した処理を行い、非緊急時はデータ格
納順序を優先する処理を行うことで、非常に信頼性の高
い装置を提供することが可能となる。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように、データへのアクセ
ス特性を利用して、高速でかつデータの格納順序を乱さ
ないコンパクション処理を実現するものである。
【0192】このようにすることで、低頻度データをど
の低頻度用の可搬型情報記憶媒体に格納しても性能に影
響しないことから、コンパクション処理をデータ転送量
が最小となることを優先する低頻度用の可搬型情報記憶
媒体に対する処理と、データ格納順序を維持することを
優先する高頻度用の可搬型情報記憶媒体に対する処理と
の2段階に分けることで、従来に比べデータ転送量が少
なく、そしてデータ格納順序が乱れないコンパクション
処理が可能となり、装置の性能を格段に向上させること
が可能となる。
【0193】また、装置内の可搬型情報記憶媒体ドライ
ブが高頻度用の可搬型情報記憶媒体枚数以上ある場合に
は、高頻度用の可搬型情報記憶媒体が全て可搬型情報記
憶媒体に装填される確率が高いため、高頻度データをど
の高頻度用の可搬型情報記憶媒体に格納してもかまわな
いことになる。そこで高頻度用の可搬型情報記憶媒体に
対するコンパクション処理もデータ転送量を優先する処
理を行うことが可能となり、更にデータ転送量を小さく
することが可能となる。
【0194】また、データの頻度の分散を調べ、分散が
大きくてアクセスの偏りが大きい場合にはデータの格納
順序を保存することによる性能向上寄与度が大きく、逆
に分散が小さくてアクセスの偏りが小さい場合には寄与
度が小さくなる。そこで、高頻度用の可搬型情報記憶媒
体内のデータ頻度の分散により、データ転送量を優先す
る処理とデータ格納順序を優先する処理を切り替えるこ
とで、性能を下げずにコンパクション処理の高速化が可
能となる。
【0195】また、大容量記憶装置ではデータを信頼性
高く管理すること、例えばバッテリを設けることで、電
源遮断時のデータ消失に備える機能などが求められてい
る。しかしバッテリにもパワーを供給可能な時間が限ら
れており、一定時間の間に半導体メモリなどの揮発性記
憶デバイスに格納されたデータをハードディスクなどの
不揮発性記憶デバイスに転送することが必要となる。そ
こで、電源遮断時などの緊急時には処理が高速であるデ
ータ転送量を優先した処理を行い、非緊急時はデータ格
納順序を優先する処理を行うことで、非常に信頼性の高
い装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における集合光ディスク装
置の全体の構成を示すブロック図。
【図2】この発明の集合光ディスク装置における階層記
憶モデルを示す図。
【図3】ステージイン処理の概略を示す図。
【図4】ステージアウト処理の概略を示す図。
【図5】従来のデータ格納順序優先コンパクション処理
の概略を示す図。
【図6】従来のデータ格納順序優先コンパクション処理
の概略を示す図。
【図7】従来のデータ転送量優先コンパクション処理の
概略を示す図。
【図8】従来のデータ転送量優先コンパクション処理の
概略を示す図。
【図9】この発明のデータ格納順序優先コンパクション
処理の概略を示す図。
【図10】この発明のデータ格納順序優先コンパクショ
ン処理の概略を示す図。
【図11】この発明のデータ格納順序優先コンパクショ
ン処理の概略を示す図。
【図12】この発明のデータ転送量優先コンパクション
処理の概略を示す図。
【図13】この発明のデータ転送量優先コンパクション
処理の概略を示す図。
【図14】この発明のデータ転送量優先コンパクション
処理の概略を示す図。
【図15】システム管理テーブルの記憶例を示す図。
【図16】論理ブロック管理テーブルの記憶例を示す
図。
【図17】物理ブロック管理テーブルの記憶例を示す
図。
【図18】キャッシュメモリブロック管理テーブルの記
憶例を示す図。
【図19】キャッシュHDDブロック管理テーブルの記
憶例を示す図。
【図20】光ディスク管理テーブルの記憶例を示す図。
【図21】光ディスクドライブ管理テーブルの記憶例を
示す図。
【図22】作業テーブルの構成例を示す図。
【図23】光ディスク装置の処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図24】論理ブロック読み出し処理を説明するための
フローチャート。
【図25】論理ブロック書き込み処理を説明するための
フローチャート。
【図26】アクセス履歴更新処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図27】キャッシュメモリブロック確保処理を説明す
るためのフローチャート。
【図28】キャッシュメモリブロック確保処理を説明す
るためのフローチャート。
【図29】Victim選択処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図30】高頻度判定処理を説明するためのフローチャ
ート。
【図31】キャッシュHDDブロック確保処理を説明す
るためのフローチャート。
【図32】光ディスクブロック確保処理を説明するため
のフローチャート。
【図33】光ディスク読み出し処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図34】光ディスク書き込み処理を説明するためのフ
ローチャート。
【図35】高頻度枚数更新処理を説明するためのフロー
チャート。
【図36】コンパクション処理を説明するためのフロー
チャート。
【図37】低頻度コンパクション処理を説明するための
フローチャート。
【図38】データ格納順序優先の高頻度コンパクション
処理を説明するためのフローチャート。
【図39】コンパクション処理を説明するためのフロー
チャート。
【図40】データ転送量優先の高頻度コンパクション処
理を説明するためのフローチャート。
【図41】コンパクション処理を説明するためのフロー
チャート。
【図42】コンパクション処理を説明するためのフロー
チャート。
【符号の説明】 1…CPU 2…メインメモリ 3…HDD 4…キャッシュメモリ 5…キャッシュHDD 6…オートチェンジャー制御部 7…光ディスクドライブ制御部 8…オートチェンジャー 9…通信制御部 10…LAN 12…管理テーブル 21a〜21k…格納セル 22a〜22d…光ディスクドライブ 24、〜…光ディスク(可搬型情報記憶媒体) 31…システム管理テーブル 32…論理ブロック管理テーブル 33…物理ブロック管理テーブル 34…キャッシュメモリブロック管理テーブル 35…キャッシュHDDブロック管理テーブル 36…光ディスク管理テーブル 37…光ディスクドライブ管理テーブル 38…作業テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の可搬型情報記憶媒体を用い、こ
    れらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる高頻度
    データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあ
    まりアクセスされない低頻度データ格納用の複数枚の第
    2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上記第1
    の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが格納さ
    れており、データが低頻度状態から高頻度状態に変化し
    た時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1の可搬
    型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度データ格
    納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理上削除
    する集合型データ処理装置において、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に記憶されている
    データを上記頻度の順に詰めて上記第1の可搬型情報記
    憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体の
    1つを空領域とする処理を行う処理手段を具備したこと
    を特徴とする集合型データ処理装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の可搬型情報記憶媒体を用い、こ
    れらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる高頻度
    データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあ
    まりアクセスされない低頻度データ格納用の複数枚の第
    2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上記第1
    の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが格納さ
    れており、データが低頻度状態から高頻度状態に変化し
    た時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1の可搬
    型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度データ格
    納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理上削除
    する集合型データ処理装置において、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
    憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
    型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
    の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
    処理手段を具備したことを特徴とする集合型データ処理
    装置。
  3. 【請求項3】 複数枚の可搬型情報記憶媒体を用い、こ
    れらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる高頻度
    データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあ
    まりアクセスされない低頻度データ格納用の複数枚の第
    2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上記第1
    の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが格納さ
    れており、データが低頻度状態から高頻度状態に変化し
    た時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1の可搬
    型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度データ格
    納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理上削除
    する集合型データ処理装置において、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
    憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
    型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
    の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
    第1の処理手段と、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に記憶されている
    データを上記頻度の順に詰めて上記第1の可搬型情報記
    憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体の
    1つを空領域とする処理を行う第2の処理手段と、 上記第1、第2の記憶媒体の中の1つが装填され、その
    装填されている第1、第2の記憶媒体に対してデータの
    読み書きがなされる複数の駆動手段と、 上記第1の可搬型情報記憶媒体の枚数が上記駆動手段の
    数より多いか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により、上記第1の可搬型情報記憶媒体の
    枚数が上記駆動手段の数より多い場合、上記第2の処理
    手段を用いて処理を実行し、上記第1の可搬型情報記憶
    媒体の枚数が上記駆動手段の数より少ない場合、上記第
    1の処理手段を用いて処理を実行する実行手段と、 を具備したことを特徴とする集合型データ処理装置。
  4. 【請求項4】 複数枚の可搬型情報記憶媒体を用い、こ
    れらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる高頻度
    データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあ
    まりアクセスされない低頻度データ格納用の複数枚の第
    2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上記第1
    の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが格納さ
    れており、データが低頻度状態から高頻度状態に変化し
    た時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1の可搬
    型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度データ格
    納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理上削除
    する集合型データ処理装置において、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
    憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
    型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
    の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
    第1の処理手段と、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に記憶されている
    データを上記頻度の順に詰めて上記第1の可搬型情報記
    憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体の
    1つを空領域とする処理を行う第2の処理手段と、 データ頻度の分散が大きいか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段により、データ頻度の分散が大きい場合、
    上記第1の処理手段を用いて処理を実行し、データ頻度
    の分散が小さい場合、上記第2の処理手段を用いて処理
    を実行する実行手段と、 を具備したことを特徴とする集合型データ処理装置。
  5. 【請求項5】 複数枚の可搬型情報記憶媒体を用い、こ
    れらの可搬型情報記憶媒体をよくアクセスされる高頻度
    データ格納用の複数枚の第1の可搬型情報記憶媒体とあ
    まりアクセスされない低頻度データ格納用の複数枚の第
    2の可搬型情報記憶媒体に分けて管理し、かつ上記第1
    の可搬型情報記憶媒体に頻度に合わせてデータが格納さ
    れており、データが低頻度状態から高頻度状態に変化し
    た時に、そのデータを高頻度データ格納用の第1の可搬
    型情報記憶媒体上の空領域に書き込み、低頻度データ格
    納用の第2の可搬型情報記憶媒体上の領域を管理上削除
    する集合型データ処理装置において、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の頻度の第1の可搬型情報記憶媒体内に記
    憶されているデータを上記第2の頻度以降の第1の可搬
    型情報記憶媒体内にそれぞれ書き込み、上記第1の頻度
    の第1の可搬型情報記憶媒体を空領域とする処理を行う
    第1の処理手段と、 上記第1の可搬型情報記憶媒体上に空き領域がなくなっ
    た際に、上記第1の可搬型情報記憶媒体に記憶されてい
    るデータの中で頻度の低いデータを可搬型情報記憶媒体
    の1枚分、上記第2の可搬型情報記憶媒体に書き込み、
    上記第1の可搬型情報記憶媒体から削除し、この削除
    後、上記第1の可搬型情報記憶媒体内に記憶されている
    データを上記頻度の順に詰めて上記第1の可搬型情報記
    憶媒体内に書き込み、上記第1の可搬型情報記憶媒体の
    1つを空領域とする処理を行う第2の処理手段と、 駆動時間に制限があるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により、駆動時間に制限がある場合、上記
    第1の処理手段を用いて処理を実行し、駆動時間に制限
    がない場合、上記第2の処理手段を用いて処理を実行す
    る実行手段と、 を具備したことを特徴とする集合型データ処理装置。
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