JPH07271523A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JPH07271523A
JPH07271523A JP5649094A JP5649094A JPH07271523A JP H07271523 A JPH07271523 A JP H07271523A JP 5649094 A JP5649094 A JP 5649094A JP 5649094 A JP5649094 A JP 5649094A JP H07271523 A JPH07271523 A JP H07271523A
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JP
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JP5649094A
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English (en)
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Kazuaki Kidokoro
和明 城所
Hiroshi Watanabe
浩 渡邉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アクセス確率の高いデータを複数の記憶媒体に
重複させて記憶することによりレスポンスを向上させる
情報記憶装置を提供する。 【構成】所定のデータを複数の記憶媒体に重複させて記
憶する情報記憶装置において、上記記憶媒体それぞれの
データの記憶状況を管理するブロック管理部11と、空
き領域が必要なときに解放可能な重複データ領域を選択
する解放領域選択部12と、データのアクセス確率を予
測するアクセス確率予測部13とを備え、新規データの
書き込み時及びアクセス確率が高いと予測されたデータ
の読み出し時に、装填中の他の記憶媒体それぞれについ
て空き領域の検索及び解放可能な重複データ領域の選択
を行い、これらの領域が存在して、かつ上記データがそ
の記憶媒体に記憶されていない場合に上記データの副書
き込みを行うオートチェンジャ制御部8を具備してなる
ことを特徴とする情報記憶装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクオー
トチェンジャ等の複数台のドライブ装置とライブラリオ
ートチェンジャとを備えた大容量の情報記憶装置に係
り、特にアクセス確率の高いデータを重複させて記憶す
ることによりレスポンスを向上させる機能を備えた情報
記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス内等で取り扱われるデー
タの量は増大しており、これらの大量のデータを管理す
るために、可搬型の記憶媒体を複数枚格納する格納セル
部と、複数の記憶媒体ドライブ部と、上記格納セル部と
ドライブ部間で記憶媒体を搬送するアクセッサ部とを備
えてなる集合ドライブ装置が計算機システムに取り入れ
られることが多くなった。
【0003】しかしながら、アクセッサ部による記憶媒
体の搬送及びドライブ装置への装填並びに取り外し処理
は、他の処理に比較して非常に時間のかかる処理であ
る。このため、特開平5−28615号記載の「集合光
ディスク装置制御方式」のように、記憶媒体の格納位置
を工夫して移動距離をできるだけ少なくするものなどが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】階層記憶を用いた集合
記憶装置においては、データをアクセスする際に該当デ
ータが存在しうる場所は以下の3通りである。 1)ハードディスクや半導体メモリ等の高速な上位階層
記憶内。
【0005】2)ドライブ装置に装填中の可搬型記憶媒
体内。 3)格納セルに格納された未装填状態の可搬型記憶媒体
内。 ここで、1)の場所にデータが存在する場合には、一番
高速にアクセスされることになる。
【0006】また、2)の場所にデータが存在する場合
には、一般的に可搬型の記憶媒体ドライブ装置の性能は
ハードディスクより劣るので、1)の場所にデータが存
在する場合に比べてアクセスに時間がかかることにな
る。
【0007】さらに、3)の場所にデータが存在する場
合には、まず記憶媒体ドライブ装置に装填中の記憶媒体
を取り外し、次いでアクセスするデータの記憶された記
憶媒体をドライブ装置に装填してからデータを読み書き
することになる。
【0008】これらの処理は、1)の場所にデータが存
在する場合と比べると、数百倍の処理時間を必要とす
る。この主な原因は、装填中の記憶媒体を記憶媒体ドラ
イブ装置から取り外す際に行うスピンダウン処理、及び
装填後のスピンアップ処理等によるものである。
【0009】これらのことから、アクセスされるデータ
が上位階層記憶内に存在するか、少なくとも該当記憶媒
体がドライブ装置に装填中であることが高速なアクセス
のための必須の条件といえる。
【0010】従来の集合記憶装置のデータ管理において
は、上述した2)及び3)の場所を区別せずに管理を行
っていた。すなわち、頻繁にアクセスされるデータは上
記階層記憶であるハードディスク等に格納するが、その
他のデータについては可搬型の記憶媒体上に格納するこ
ととし、そのデータがドライブ装置に装填された記憶媒
体上に存在するか否かといった管理は一切行わないもの
であった。
【0011】集合記憶装置は、所定数のドライブ装置で
装置内に納められた多数の可搬型記憶媒体にアクセスし
なければならないため、アクセスするデータがハードデ
ィスク内にも可搬型記憶媒体ドライブ装置に装填中の記
憶媒体上にも存在しない場合には、ドライブ装置と格納
セル間での記憶媒体の交換が発生する。
【0012】しかし、ドライブ装置に装填中の記憶媒体
上には、交換の必要が発生する前にアクセスされていた
データも含まれおり、このデータは記憶媒体をドライブ
装置から取り外した直後にアクセスされる可能性が高
い。従って、かなりの高い確率で再度記憶媒体の交換が
発生することとなる。
【0013】装填された記憶媒体の交換は上述したよう
に非常に時間のかかる処理であり、この処理が連続して
発生することが装置の性能を著しく低下させる原因とな
っていた。
【0014】本発明は上記実情に鑑みなされたものであ
り、アクセス確率の高いデータを複数の記憶媒体に重複
させて記憶することにより記憶媒体の交換をなるべく発
生させないようにし、これにより装置全体としてのレス
ポンスを向上させる情報記憶装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の記憶媒
体を格納する格納部から記憶媒体を選択し、所定数のデ
ータ処理装置に装填してデータのアクセスを行う情報記
憶装置において、新規データの書き込み時及びアクセス
確率の高いデータの読み出し時に、装填中の他の記憶媒
体それぞれについて上記データの書き込み可能な領域を
検索し、この書き込み可能な領域が存在して、かつ上記
データがその記憶媒体に記憶されていない場合に上記デ
ータの副書き込みを行う手段を具備し、アクセス確率の
高いデータを複数の記憶媒体に重複させて記憶すること
を特徴とする。
【0016】また、本発明は、複数の可搬型記憶媒体を
格納する格納部と、上記記憶媒体に記憶されたデータの
読み出し及び上記記憶媒体へのデータの書き込みを行う
所定数のデータ処理装置と、上記格納部から記憶媒体を
選択してデータ処理装置に装填する搬送部とを備えて所
定のデータを複数の記憶媒体に重複させて記憶する情報
記憶装置において、上記記憶媒体のデータの記憶状況を
管理するブロック管理部と、空き領域が必要なときに解
放すべき重複データ領域を選択する解放領域選択部と、
データのアクセス確率を予測するアクセス確率予測部
と、新規データの書き込み時及び上記アクセス確率予測
部によりアクセス確率が高いと予測されたデータの読み
出し時に、データ処理装置に装填中の他の記憶媒体それ
ぞれについて上記ブロック管理部による空き領域の検索
及び解放領域選択部による解放すべき重複データ領域の
選択を行い、これらの領域が存在して、かつ上記データ
がその記憶媒体に記憶されていない場合に上記データの
副書き込みを行う手段とを具備し、アクセス確率の高い
データのみを複数の記憶媒体に重複させて記憶すること
を特徴とする。
【0017】また、本発明は、副書き込み手段が予め設
定されたデータサイズを超過するデータを所定のフラグ
メントサイズに分割して書き込むことを特徴とする。ま
た、本発明は、データ処理装置に対して発行されたコマ
ンドを優先度に基づいて並べかえるコマンドキューを具
備し、通常処理を副書き込み処理に優先して行うことを
特徴とする。
【0018】また、本発明は、複数の記憶媒体を格納す
る格納部から記憶媒体を選択し、所定数のデータ処理装
置に装填してデータのアクセスを行う所定のデータを複
数の記憶媒体に重複させて記憶する情報記憶装置におい
て、上記重複データの読み出し時に、装填中の記憶媒体
についてはその稼働率、及び未装填の記憶媒体について
はその搬送距離を算出し、これらの算出結果に基づいて
最も短時間にアクセス可能な記憶媒体を選択することを
特徴とする。
【0019】また、本発明は、複数の可搬型記憶媒体を
格納する格納部と、上記記憶媒体に記憶されたデータの
読み出し及び上記記憶媒体へのデータの書き込みを行う
所定数のデータ処理装置と、上記格納部から記憶媒体を
選択してデータ処理装置に装填する搬送部とを備えて所
定のデータを複数の記憶媒体に重複させて記憶する情報
記憶装置において、上記記憶媒体のデータの記憶状況を
管理するブロック管理部と、上記データ処理装置の今後
の稼働率を予測する稼働率予測部と、上記格納部とデー
タ処理装置との間の距離を算出する手段と、上記重複デ
ータの読み出し時に、読み出し対象データがデータ処理
装置に装填中の記憶媒体に重複して記憶されているとき
に上記稼働率予測部により今後の稼働率が最も低いと予
測されるデータ処理装置に装填された記憶媒体を選択す
る手段及び上記読み出し対象データがデータ処理装置に
装填中の記憶媒体に記憶されておらず、かつ未装填の記
憶媒体に重複して記憶されているときに上記稼働率予測
部により今後の稼働率が最も低いと予測されるデータ処
理装置を選択し、このデータ処理装置に最も近い記憶媒
体を上記算出手段により選択し装填する手段とを具備
し、重複データを読み出す際に最も短時間にアクセス可
能な記憶媒体を選択することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の構成によれば、まず第1に、新規デー
タを書き込む際に、ブロック管理部がデータ処理装置に
装填中でこのデータが書き込まれる記憶媒体以外の記憶
媒体それぞれについて空き領域を検索する。
【0021】ブロック管理部による空き領域の検索で十
分な空き領域が検索されなかった場合には、引き続き解
放領域選択部が解放すべき領域を検索する。ここで、空
き領域又は解放領域が検索された場合に、この新規デー
タの副書き込みを行う。
【0022】また第2に、データを読み出す際に、アク
セス確率予測部がこの読み出したデータのアクセス確率
を予測する。そして、このアクセス確率予測部の予測結
果が高確率であったときに、データ処理装置に装填中で
このデータを読み出した記憶媒体以外の記憶媒体それぞ
れについてブロック管理部が空き領域を検索する。
【0023】ブロック管理部による空き領域の検索で十
分な空き領域が検索されなかった場合には、引き続き解
放領域選択部が解放すべき領域を検索する。ここで、空
き領域又は解放領域が検索され、かつこの読み出しデー
タがその記憶媒体に記憶されていない場合に、この読み
出しデータの副書き込みを行う。
【0024】この第1及び第2の処理によるデータの副
書き込み処理により、アクセス確率の高いデータのみを
複数の記憶媒体に重複させて記憶することとなり、記憶
媒体の交換回数を減少させることができる。
【0025】また、本発明の構成によれば、予め設定さ
れたデータサイズを超過するデータについて副書き込み
処理を行う場合に、そのデータを所定のフラグメントサ
イズに分割して処理する。
【0026】これにより、特定のデータ処理装置を副書
き込み処理で必要以上に占有することを防止する。ま
た、本発明の構成によれば、コマンドキューがデータ処
理装置に対して発行された通常処理用コマンドを副書き
込み処理用コマンドに優先して並べかえる。
【0027】これにより、コマンドの優先度管理が行わ
れ、副書き込み処理が通常処理を遅延させることを防止
する。また、本発明の構成によれば、重複データを読み
出す際に、ブロック管理部が重複データを記憶する記憶
媒体を検索する。
【0028】この読み出し対象データがデータ処理装置
に装填中の記憶媒体に重複して記憶されているときに
は、稼働率予測部により今後の稼働率が最も低いと予測
されるデータ処理装置に装填された記憶媒体を選択す
る。
【0029】また、読み出し対象データがデータ処理装
置に装填中の記憶媒体に記憶されておらず、かつ未装填
の記憶媒体に重複して記憶されているときには、稼働率
予測部により今後の稼働率が最も低いと予測されるデー
タ処理装置をまず選択する。
【0030】そして、複数の未装填記憶媒体の内から算
出手段によりこのデータ処理装置に最も近いと算出され
た記憶媒体を選択する。これにより、重複データを読み
出す際に、最も短時間にアクセス可能な記憶媒体を選択
することとなる。
【0031】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。まず、図1を参照して同実施例に係る集合光ディ
スク装置のシステム構成を説明する。
【0032】図1は同実施例に係る集合光ディスク装置
のシステム構成を説明するための概略構成図である。同
実施例に係る集合光ディスク装置の光ディスクは光磁気
ディスクであり、データの追記書き込みだけでなく、デ
ータの削除及び変更も可能である。
【0033】HDD1とメインメモリ2は、プログラム
及びデータを記憶するためのものである。また、HDD
2はデータをキャッッシングするためにも用いられる。
CPU3は、装置全体の動作を制御するものであり、H
DD1に記憶されているプログラムをメモリに読み出
し、この内容に従って制御を行う。
【0034】オートチェンジャ4は、複数の格納セル
5、複数の光ディスクドライブ装置6及びアクセッサ7
から構成される。格納セル5は、光ディスクを格納する
ためのものである。この最上部の格納セル5は、光ディ
スクの出し入れをするための窓であり、それ以外の格納
セル5各々に光ディスクを格納する。即ち、図1に示す
オートチェンジャ4では10枚の光ディスクを格納する
ことになる。
【0035】光ディスクドライブ装置6は、光ディスク
への書き込み及び読み出しを行うものであり、オートチ
ェンジャ制御部8により制御される。同実施例では4台
のドライブ装置を備えているものとする。
【0036】アクセッサ7は、格納セル5と光ディスク
ドライブ装置6間で光ディスクを搬送するものであり、
オートチェンジャ制御部8により制御される。通信制御
部9は、LAN等に接続され、LANを介して外部装置
から送信されてくるコマンドを受信し、処理結果を送信
するものである。
【0037】なお、これらの各部はシステムバスにより
接続されている。同実施例に係る本装置内のデータは、
全て1Kバイト単位のブロックで管理されている。1枚
の光ディスクの容量は256Mバイトで、全部で10枚
の光ディスクが管理されている。
【0038】即ち、装置全体では10枚の光ディスク分
の容量である2.5Gバイトのデータを管理することが
できることとなる。同実施例に係る本装置内では、管理
する2.5Gバイトの容量である論理ブロックに対して
論理ブロックナンバが付けられている。各論理ブロック
は、管理テーブルにより実際にデータが格納されている
光ディスクのナンバ、物理ブロックナンバ、及び最後に
アクセスされた時間が管理されている。
【0039】このアクセス時間は、論理ブロックが将来
アクセスされるかを予測するために使用される。また、
LANを介して送信されてくるコマンドは、ファイル上
の論理ブロックの読み出し要求、書き込み要求、又はフ
ァイルの削除要求である。
【0040】論理ブロックは、装置内で一連の物理ブロ
ックに変換され、物理ブロックに対して要求された処理
が行われる。読み出し要求の場合には、キャッシュHD
D上にデータをロードしてから外部端末にデータを返信
し、また、書き込み要求の場合には、キャッシュHDD
上に書き込むデータを転送してから返信する。キャッシ
ュHDDの容量は、装置全体容量の約5%にあたる12
5Mバイトである。
【0041】ここで、図2を参照してオートチェンジャ
制御部の構成について説明する。図2は同実施例に係る
オートチェンジャ制御部の構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【0042】オートチェンジャ制御部8は、図2に示す
ように、コマンド管理部10、ブロック管理部11、解
放ブロック選択部12、アクセス確率予測部13、ドラ
イブ制御部14、コマンド選択部15、ドライブ稼働率
予測部16、アクセッサ制御部17、交換媒体選択部1
8、コマンドログ19及びコマンドキュー20から構成
される。
【0043】なお、可搬型記憶媒体の記憶領域は、図3
に示すように一定単位のブロックに分けて管理されてお
り、各記憶媒体には装置内でユニークとなる番号が割り
当てられている。
【0044】図3は記憶媒体中の領域管理を示した図で
ある。コマンド管理部10は、装置外部から送信されて
くる装置内の情報へのアクセス要求を受信して、この要
求に対応するコマンドを各ドライブ装置6に割り振り、
かつ送信元に処理の終了を通知するものである。
【0045】ブロック管理部11は、各光ディスクの記
憶領域をブロックとして管理し、上記要求に対応してデ
ータのブロックへの登録、ブロックの解放、データの所
在の検索、及び空きブロックの検索を行う。
【0046】解放ブロック選択部12は、重複データを
記憶したブロックについて解放が必要となったとき、ど
のブロックを解放するかを選択するものである。アクセ
ス確率予測部13は、指定されたファイルが今後アクセ
スされる可能性が高いかどうかを予測する。
【0047】キャッシュ領域は、データの書き込み時に
は、外部から送られるデータを書き込みが終了するまで
保持し、データの読み出し時には外部からのデータ読み
出しが終わるまでそのデータを保持するものである。
【0048】ドライブ制御部14は、ドライブ装置それ
ぞれに対応して設けられ、コマンド管理部10からコマ
ンド選択部15を介してコマンドを受け取り、ドライブ
装置6を駆動制御して光ディスクとキャッシュ領域間で
のデータの転送を行う。
【0049】コマンド選択部15は、コマンドキュー2
0に格納されているコマンド群から、次に行うべき処理
のコマンドを選択してドライブ制御部14に渡すもので
ある。
【0050】なお、各ドライブ装置6には、それぞれに
コマンドを複数保管しておくことの出来るコマンドキュ
ー20が備えられている。ドライブ稼働率予測部16
は、各ドライブ装置6がどれだけ未処理の要求を持って
いるかを調べ、そのドライブ装置6の今後の稼働率を予
測するものである。
【0051】アクセッサ制御部17は、ドライブ制御部
14からコマンドを受け取り、格納部とドライブ装置と
の間で光ディスクの搬送制御を行うものである。交換媒
体選択部18は、格納セル5にある複数の光ディスクか
らどの光ディスクをドライブ装置6に装填するかを選択
する。
【0052】本装置が扱う処理は、複数ブロックの連続
として与えられるファイルの書き込み操作、読み出し操
作、及び削除操作である。ここで、図4を参照して本装
置がファイルの書き込み要求を受信した場合の処理を説
明する。
【0053】図4はファイルの書き込み要求を受信した
場合の処理を説明するための概念図である。コマンド管
理部10は、外部からファイルの書き込み要求を受け取
ると(図4の(1))、ブロック管理部11からデータ
を格納するのに必要なだけの空きブロックを持つ光ディ
スクの番号と空きブロックの番号とを受け取り、そのブ
ロックを確保する(図4の(2)、(3))。
【0054】このとき、十分な空き領域を持つ光ディス
クが複数存在する場合があるが、その場合には複数の光
ディスク上にブロックを確保する。ブロック管理部11
は、空きブロックの要求を受け取ると、まずドライブ装
置6に装填された光ディスク上に空き領域を見つけよう
とする。即ち、もし装填された光ディスク上に十分な空
き領域を持つものがあればそれを返し、装填中の光ディ
スクのどれにも十分な空き領域が残っていなければ、装
填中の光ディスクから解放できる領域を検索する。
【0055】この解放できる領域が複数ある場合には、
解放ブロック選択部12によって解放ブロックを選択
し、それを解放して空き領域を作って返す(図4の
(4)、(5))。
【0056】また、ブロックを解放しても要求を満たす
のに十分な空き領域が得られない場合には、ブロック管
理部11は、次にドライブ装置6からはずされて格納セ
ル5に納められた光ディスクから空き領域を見つけよう
とする。
【0057】もし、複数の光ディスクにファイルを書き
込むのに十分な空き領域が見つかった場合には、交換記
憶媒体選択部18によって光ディスクを一つ選びそれを
返す(図4の(6)、(7))。また、もし格納セル5
中にも十分な空き領域を持つ光ディスクが見つからない
場合には、装填中の光ディスクに対したのと同様に、解
放できる領域を検索する。即ち、交換記憶媒体選択部1
8と解放ブロック選択部12によりまず光ディスクを検
索してその光ディスク上の解放領域を選択し、それを解
放して空きブロックを得る(図4の(4)、(5)、
(6)、(7))。
【0058】本装置では、あるデータについては複数の
ブロックに重複させて記憶している場合がある。ファイ
ルのデータを保存するのには一ケ所にデータが保存され
ていれば十分であり、重複したブロックのデータは冗長
なものである。そのため、それらの重複ブロックが解放
する対象として検索される。
【0059】解放ブロック選択部12は、複数の重複ブ
ロックから解放するのに最も適当なブロックを選択する
ために、アクセス確率予測部13を用いる(図4の
(8)、(9))。
【0060】コマンド管理部10からドライブ制御部1
4のコマンドキュー20に送られる書き込みコマンド
は、正書き込みコマンドと副書き込みコマンドの2種類
が用意されている。
【0061】正書き込みコマンドは、確実にデータを保
存するために使用されるコマンドであり、副書き込みコ
マンドは、重複してデータを保存するために使用される
コマンドである。
【0062】重複したデータの書き込みは、上述のよう
に冗長な処理であり、通常の処理を優先すべきである。
このため、サイズの大きいデータについて副書き込みコ
マンドを発行する場合には、重複書き込み処理がドライ
ブ装置を占有する時間がなるべく小さくなるようにデー
タをフラグメントに分割し、フラグメントに対して副書
き込みコマンドを発行する。
【0063】ブロック管理部11により、装填中の光デ
ィスクの内の一つだけに空き領域が見つかった場合は、
コマンド管理部10は、その光ディスクを装填中のドラ
イブ装置6のコマンドキュー20に対して正書き込みコ
マンドを発行する(図4の(10))。
【0064】装填中の光ディスクの複数に空き領域があ
った場合は、コマンド管理部10は、まず、ドライブ稼
働予測部16により今後最も稼働率が低いと予測される
ドライブ装置6を選択する(図4の(11)、(1
2))。
【0065】ここで選択されたドライブ装置6は、最も
早くデータの書き込み処理に入れるであろうから、その
ドライブ装置6に対しては正書き込みデータを発行し、
その他のドライブ装置6には副書き込みコマンドを発行
する。
【0066】空き領域が格納セル5中の光ディスクにあ
る場合には、書き込み処理の前に光ディスクをドライブ
装置6に装填しなければならない。コマンド管理部10
は、光ディスクの装填処理がなるべく迅速に行われるよ
うに、かつ他の処理に与える影響がなるべく少なくなる
ように、ドライブ稼働予測部16により今後の稼働率が
低いと予測されるドライブ装置6を選び、そのドライブ
装置6に空き領域のある光ディスクを装填する。
【0067】装填先のドライブ装置6が決定すると、コ
マンド管理部10は、格納セル5中の光ディスクと現在
装填中の媒体を交換するために、ドライブ装置6のコマ
ンドキュー20に対して媒体交換コマンドを発行し、そ
れに続いて書き込みコマンドを発行する(図4の(1
0))。
【0068】この場合、書き込み先は一ケ所のみである
ので、この書き込みコマンドは正書き込みコマンドとな
る。コマンド管理部10は、ドライブ装置に対するコマ
ンドを発行し終わると、コマンドの終了を待たずに書き
込み要求に対する転送終了信号を返す(図4の(1
3)。
【0069】なお、どの場合についても、発行されたコ
マンドはコマンド管理部10のコマンドログ19に保存
される(図4の(14))。コマンド管理部10から送
られたコマンドは、対象のドライブ装置6がその処理を
開始するまでコマンドキュー20に保存される。コマン
ドの処理を行うのはドライブ装置を管理しているドライ
ブ制御部14である。
【0070】ドライブ制御部14は、コマンドキュー2
0にコマンドが複数あった場合、コマンド選択部15が
選択したコマンドを実行する(図4の(15))。選択
されたコマンドが媒体交換コマンドであった場合、ドラ
イブ制御部14は、アクセッサ制御部17に媒体の交換
要求を発行し、交換が終わるのを待って処理を再開する
(図4の(16)、(17))。
【0071】書き込みコマンドが選択されると、ドライ
ブ制御部14は、装填された光ディスクの指定されたブ
ロックにキャッシュ領域のデータを転送する(図4の
((18))。
【0072】ドライブ制御部14は、各コマンドの実行
が終了すると、終了信号をコマンド管理部10に送る
(図4の(19))。コマンド管理部10は、書き込み
処理の終了信号を受け取ると、コマンドログ19内のテ
ーブルを検索し、該当するコマンドログに終了マークを
つける。また、終了信号が正書き込みコマンドのもので
あった場合、ブロック管理部11に対して、確保してい
たブロックがデータの記録に割り当てられたことを通知
する。
【0073】一方、終了信号が副書き込みコマンドのも
のであった場合には、コマンド管理部10は、コマンド
ログから重複書き込みフラグメントに分割されているか
どうかを調べる。
【0074】もし、同じデータのフラグメントでまだ書
き込まれていないものを見つけると、ブロック管理部1
1への通知は行わない。フラグメント化された重複書き
込み処理の終了は、全てのフラグメントが処理を終えた
ことが確保されてはじめてブロック管理部11に通知さ
れる。
【0075】もし、受け取った終了信号が同じデータに
関する最後の書き込みコマンドの終了信号であれば、そ
のデータに関する全てのコマンドログが削除される。ブ
ロック管理部11は、書き込み処理の終了信号を受け取
ると、書き込み処理がデータの更新であった場合、更新
前のファイルが使用していたブロックを解放し、新しく
書き込まれたブロックをデータの所在地として記録す
る。ここで、同じデータに対する書き込み処理がすでに
終了していれば、新しく書き込まれたブロックはデータ
の所在地として重複して記録される。
【0076】次に、図5を参照して本装置がファイルの
読み出し要求を受信した場合の処理概略を説明する。図
5はファイルの読み出し要求を受信した場合の処理を説
明するための概念図である。
【0077】コマンド管理部10は、外部からファイル
の読み出し要求を受け取ると(図5の(1))、まずブ
ロック管理部11にファイルの所在地を問い合わせる
(図5の(2)、(3))。
【0078】そして、ブロック管理部11は、装填中の
光ディスクに当該データが存在するか否かを調べる。ブ
ロック管理部11は、当該データが装填中の複数の光デ
ィスク内にある場合、なるべく早くデータの読み出し処
理にかかれるように、ドライブ稼働率予測部16により
今後最も稼働率が低いと予測されるドライブ装置6を選
び(図5の(4)、(5))、その光ディスク中のデー
タの所在地を返す。
【0079】データが装填中の光ディスクに見つからな
かった場合は、格納セル5にある光ディスク中でのデー
タの所在地を調べる。もし、格納セル5内の複数の光デ
ィスクにデータがある場合には、まず、光ディスクの交
換処理がなるべく早く行われ、かつなるべく他の処理に
影響を及ぼさないように、ドライブ稼働率予測部16に
より今後最も稼働率が低いと予想されるドライブ装置6
を選ぶ。
【0080】ブロック管理部11は、ドライブ装置6が
決まると、アクセッサ7による光ディスクの交換処理が
なるべく早く済むように交換記憶媒体選択部18を用い
てそのドライブ装置6になるべく近い光ディスクを決定
する(図5の(6)、(7))。
【0081】データが装填中の光ディスクにあった場
合、コマンド管理部10は、選択されたドライブ装置6
のドライブ制御部14に読み出しコマンドを発行する
(図5の(8))。
【0082】媒体が格納セル5中にある場合、コマンド
管理部10は、ドライブ稼働率予測部16により今後、
最も稼働率が低いと予測されるドライブ装置6を選び
(図5の(4)、(5))、選ばれたドライブ装置6の
ドライブ制御部14に媒体交換コマンドを発行し、次い
で読み出しコマンドを発行する(図5の(8))。
【0083】ドライブ制御部14は、コマンド選択部1
5から読み出しコマンドを受け取ると、光ディスク中の
データをキャッシュ領域21に転送し(図5の
(9))、終了信号を発行する(図5の(10))。
【0084】コマンド管理部10は、読み出しコマンド
の終了信号を受け取ると、読み出し要求の終了信号を発
行する(図5の(11))。読み出し処理が終了する
と、コマンド管理部10は、読み出されたファイルが今
後アクセスされる確率をアクセス確率予測部13により
予測し、もし、今後のアクセス確率が高いと予測される
と上述した書き込み処理の手順を用いて読み出されたば
かりのデータを他の光ディスクに書き込む処理を行う。
【0085】この処理においては、書き込みの対象とな
る光ディスクはドライブに装填中のものだけである。も
し、装填中の光ディスクに空き領域や解放可能な領域が
無い場合や、すでに同じデータが記録されている場合に
は書き込みは行わない。また、この書き込み処理は全て
副書き込みコマンドで行われる。
【0086】次に、図6を参照して本装置がファイルの
削除要求を受信した場合の処理を説明する。図6はファ
イルの削除要求を受信した場合の処理を説明するための
概念図である。
【0087】コマンド管理部10は、外部からファイル
の削除コマンドを受け取ると(図6の(1))、ブロッ
ク管理部11にファイルの削除要求を出す(図6の
(2))。
【0088】ブロック管理部11は、該当ファイルの存
在するブロックを検索し、重複しているブロックを含め
た全てのブロックを解放して空きブロックとしてコマン
ド管理部10に渡す(図6の(3))。
【0089】コマンド管理部10は、コマンドログ19
内のテーブルを検索し、当該ファイルに関する処理がな
ければ渡されたブロックを解放する。コマンドログ19
内のテーブルにファイルに対する未処理の読み出しコマ
ンドがあると、コマンド管理部はそのコマンドの処理が
終了するまでブロックを確保しておく。
【0090】一方、コマンドログ19内にファイルに対
する書き込みコマンドがあった場合は、これらのコマン
ドはキャンセルされ、ドライブ制御部14のコマンドキ
ューから削除される。そして、そのブロックはこの時点
で解放される。
【0091】次に、図7乃至図10を参照してコマンド
選択部がコマンドキューから次に実行するコマンドを選
択する処理手順を説明する。コマンドキュー20に送ら
れてくるコマンドは、コマンドキュー20に到達した順
に格納される。送られるコマンドの種類は、大きく、正
書き込みコマンド、副書き込みコマンド、媒体交換コマ
ンド、及びその他のコマンドに分類される。
【0092】今、コマンドキュー20には数個のコマン
ドが格納されており、処理を待っているものとする(図
7)。この状態ではコマンドは「先入れ先出し」(FI
FO)方式で到達順に処理される。
【0093】ここで、このコマンドキュー20にファイ
ルDに対する副書き込みコマンドと、それに続いてファ
イルEに対する読み出しコマンドが到達した場合を考え
る。(図8の(a))。
【0094】コマンド選択部15は、コマンドキュー2
0に副書き込みコマンドを見つけると、コマンドキュー
20のそれ以降に格納されたコマンドを検索する。この
検索の結果、副書き込みコマンド以外のコマンドを見つ
けると副書き込みコマンドの前に移動する。(図8の
(b))。
【0095】この操作により、通常処理は、常に副書き
込みコマンドに優先して実行されることとなる。即ち、
副書き込みコマンドは、他の種類のコマンドが存在する
間は実行されずにコマンドキュー20にあることにな
る。
【0096】次に、図7のコマンドキュー20にファイ
ルBに対する正書き込みコマンドが到達した場合を考え
る(図9の(8a))。コマンドが到達した時点でコマ
ンドキュー20には同じファイルに対する正書き込みコ
マンドが未処理で残っているが、このコマンドがキュー
の先頭にたどり着いて処理されてもすぐ後に同じファイ
ルが更新されてしまうことになる。
【0097】また、二つの書き込みコマンドの間に今後
ファイルBの内容を読み出すコマンドが無いので、先に
キューに格納されていた書き込みコマンドはもはや意味
を持たない。
【0098】コマンド選択部15は、このような状態を
見つけると、先にコマンドキューに格納されていた書き
込みコマンドを削除し、確保されていた領域をブロック
管理部により解放する(図9の(b))。
【0099】このとき、ドライブ装置6のコマンド選択
部15は、他のドライブ装置6に割り当てられているコ
マンドキュー20の内容も検索し、書き込みコマンド以
前に発行されていた同じデータについての書き込みコマ
ンドを削除する。また、コマンド管理部10に対してコ
マンドのキャンセルを通知し、コマンドログを削除す
る。
【0100】コマンド管理部10は、キャンセルされた
書き込み処理がフラグメント化された副書き込みの場合
に、関連する他のフラグメントのログも削除して、確保
されていたブロックを解放する。また、コマンドキュー
20に未処理で残っている他のフラグメントの書き込み
処理があればこれをキャンセルする。
【0101】次に、コマンドキューに記憶媒体交換コマ
ンドが到達した場合を考える(図10)。図10に示さ
れるコマンドキュー20内のコマンドは、FIFO方式
で到着順に実行されるが、記憶媒体交換コマンドが実行
されるとドライブ装置に装填されている光ディスクが変
わるため、交換コマンド以降に交換前の光ディスク(番
号3の光ディスク)に対するコマンドを即座に実行する
ことは出来ない。このため、コマンド選択部15は、記
憶媒体交換コマンドを見つけるとブロック管理部11に
通知する。
【0102】ブロック管理部11は、記憶媒体交換の通
知を受け取ると、現在装填されている光ディスク(番号
3の光ディスク)を未装填状態として記憶して、新しく
装填されるはずの光ディスク(番号8の光ディスク)を
装填状態として記憶する。
【0103】次に、図11乃至図18を参照して本装置
にて使用する管理テーブル及びデータについて説明す
る。図11は本装置内の光ディスクを管理する光ディス
ク管理テーブルを示した図である。
【0104】このテーブルには、各光ディスクが装置内
で割り当てられたディスク番号22と、その光ディスク
の装置内での位置23が管理されている。同実施例では
光ディスクの枚数は10枚であり、光ディスクの番号は
1から10までが割り当てられている。また、装置内で
の光ディスクの存在場所は、格納セル5中か、光ディス
クドライブ装置内かで区別され、光ディスク装置内での
位置は格納セル5及びドライブ装置6に割り当てられた
番号で管理されている。
【0105】図12は光ディスク中の空きブロックを管
理するテーブルを示した図である。空きブロックリスト
は、光ディスク上の使用されていない物理ブロック番号
25を連ねたものであり、各光ディスク番号24毎にリ
ストで管理される。
【0106】空きの光ディスクが装填された状態におい
ては、光ディスク上の全てのブロック番号がこの空きブ
ロックリストに登録されている。そして、データの書き
込み用の空きブロックが必要となった場合には、このリ
ストの先頭から必要な数の空きブロックを取り出して使
用し、データの削除によって解放されたブロックは、こ
のリストの終端に付け加えられる。
【0107】図13は光ディスク中に記憶されたファイ
ルの使用しているブロックを管理する使用ブロック管理
テーブルを示した図である。使用ブロック管理テーブル
には、各ファイルについてファイル名26、ファイルサ
イズ27、最後にアクセスされた時間28、使用してい
る論理ブロックのリスト31、各論理ブロックに割り当
てられた光ディスク番号30、その上に記録された物理
ブロックのリスト32、及び物理ブロックへの書き込み
が終了しているか同かを示す終了フラグ29が管理され
ている。
【0108】使用中の一つの論理ブロックには、最低で
も一つの物理ブロックが対応している。また、複数の光
ディスクに重複して保管されているファイルについて
は、各論理ブロックに対応して複数の物理ブロック番号
が光ディスク番号順にリスト形式で保管されている。
【0109】重複ブロックは、空きブロックが必要とな
った場合に解放して空きブロックとして用いることがで
きる。そして、論理ブロックに割り当てられた最後のブ
ロックが解放されるのは、データに対する削除要求が処
理され、論理ブロックが削除されたときだけである。論
理ブロックが削除されると、その論理ブロックに割り当
てられた物理ブロックは全て解放される。
【0110】解放された物理ブロックのブロック番号
は、使用ブロックから削除され、当該光ディスクの空き
ブロックリストの終端に付け加えられる。図14はドラ
イブ制御部に送信されてくるコマンドのフォーマットを
示した図である。
【0111】コマンドは、装置内でユニークなコマンド
番号33、処理の内容34、及び処理の重み35からな
る。処理の重みは、ドライブの稼働を予測する時にコマ
ンドの処理にかかる時間として用いられる。また、通常
の読み出し/書き込み処理の重みには転送するデータの
サイズが用いられる。
【0112】記憶媒体の交換処理は、データの転送に比
べて非常に時間のかかる処理であるため、通常のデータ
サイズよりも数桁大きい値に割り付けられている。図1
5は各光ディスクドライブ装置に割り当てられるコマン
ドキューテーブルの内容を示した図である。
【0113】コマンドキュー20には、コマンド36
と、そのコマンドがコマンドキュー20におかれた時間
37とが格納されている。そして、コマンドキュー20
に格納されたコマンドの実行順は、コマンド選択部15
によって決定される。
【0114】図16は書き込み処理のために分割したデ
ータの書き込み要求処理状態を管理する書き込みコマン
ドログテーブルを示した図である。コマンドログテーブ
ルには、発行された正書き込みコマンドと副書き込みコ
マンドに関する情報とが保管されており、ファイル管理
テーブルで管理されるファイル名38、複数のフラグメ
ントに分割されたファイルを扱っている場合に用いられ
るフラグメントの通し番号39、コマンド内容のコピー
40、コマンドが実行されるドライブ番号41、コマン
ドの発行時間42、及びコマンドの実行が終了したかど
うかを示す終了フラグ43からなる。
【0115】図17は重複書き込みを行う時のファイル
のフラグメント化に用いるデータを示した図である。し
きい値データサイズ44はフラグメント化を行う最小の
ファイルサイズであり、フラグメントサイズ45はフラ
グメントの大きさを示す。アクセス間隔しきい値46
は、ファイルのアクセス確率を予測するのに用いられ、
最後にアクセスされた時間からこの間隔よりも短い時間
内にアクセスされたデータを高確率でアクセスされるデ
ータであると考える。
【0116】図18は各格納セル5及びドライブ装置6
間の距離を記録したデータを示す図である。次に、同実
施例の動作を説明する。
【0117】まず、図19を参照して同実施例の全体処
理手順を説明する。図19は同実施例の全体処理手順を
示すフローチャートである。まず、初期設定として、H
DDに記憶されている図11乃至図18に示した各管理
テーブル及びデータを読み出してメモリ上に格納し、光
ディスク管理テーブル内の設定に従って各光ディスクド
ライブ装置6に指定の光ディスクを装填する(図19の
ステップA1)。
【0118】その後、外部端末より送信されるコマンド
を通信制御部により受信する(図19のステップA
2)。このコマンドが「ファイル書き込み」の場合には
(図19のステップA3のY)、外部端末より受信した
ブロックデータを指定された論理ブロックへ書き込む処
理を行う(図19のステップA4)。
【0119】また、コマンドが「ファイル読み出し」の
場合には(図19のステップA5のY)、外部端末より
指定されたファイルを読み出す処理を行う(図19のス
テップA6)。
【0120】さらに、コマンドが「ファイルの削除」の
場合には(図19のステップA7のY)、ファイルの削
除処理を行う(図19のステップA7)。そして、コマ
ンドが「運用管理」の場合には、運用管理処理を行う
(図19のステップA10)。
【0121】また、コマンドが「終了」の場合には(図
19のステップA9のY)、メモリ内の各管理テーブル
のデータをHDD内に保存書き込みし、各光ディスクド
ライブ内に装填されている光ディスクを格納セル5に戻
して処理を終了する(図19のステップA11)。
【0122】次に、図20を参照して同実施例のファイ
ル書き込み処理手順を説明する。図20は同実施例のフ
ァイル書き込み処理手順を示すフローチャートである。
ファイル書き込みのコマンドを受け取ると、まず、空ブ
ロック確保処理(後述)を実行し、ファイル書き込み用
の空ブロックを確保する(図20のステップB1)。こ
こで、空ブロックの確保ができない場合は(図20のス
テップB2のN)、エラーとして処理を終了する(図2
0のステップB3)。
【0123】空ブロックが確保できた場合には(図20
のステップB2のY)、それが装填中の光ディスクであ
るか否かを判断する(図20のステップB4)。装填中
の光ディスクでない場合には(図20のステップB4の
N)、媒体交換コマンド及び正書き込みコマンドを発行
することにより書き込み処理を行う(図20のステップ
B5)。
【0124】また、装填中の光ディスクであった場合に
は(図20のステップB4のY)、引き続き複数の光デ
ィスクについて確保されたか否かを判断する(図20の
ステップB6)。
【0125】ここで、単一の光ディスクについてのみ確
保されていた場合には(図20のステップB6のN)、
正書き込みコマンドを発行することにより書き込み処理
を行う(図20のステップB7)。
【0126】一方、複数の光ディスクについて確保され
ていた場合には(図20のステップB6のY)、正書き
込みコマンド及び副書き込みコマンドを発行することに
より書き込み処理を行う(図20のステップB8)。
【0127】次に、図21を参照して同実施例のファイ
ル読み出し処理手順を説明する。図21は同実施例のフ
ァイル読み出し処理手順を示すフローチャートである。
ファイル読み出しのコマンドを受け取ると、まず、該当
ファイルの読み出し処理を行う(図21のステップC
1)。
【0128】次に、このファイルのアクセス確率が高い
か低いかを判断する(判断手順は後述)(図21のステ
ップC2)。この判断結果が低確率であった場合には処
理を終了し(図21のステップC2のN)、高確率であ
った場合には読み出したファイルを書き込み可能なブロ
ックを装填中の他の光ディスクそれぞれに確保しにいく
(図21のステップC3)。
【0129】ここで、装填中の光ディスクに書き込み可
能なブロックを確保できなかった場合には(図21のス
テップC3のN)、処理を終了し、書き込み可能なブロ
ックを確保できた場合には(図21のステップC4の
Y)、読み出したファイルが当該光ディスクに既に存在
していないかを判断する(図21のステップC5)。
【0130】ここで、既に読み出したファイルが当該光
ディスクに存在していた場合には処理を終了し(図21
のステップC5のY)、存在していなかった場合には
(図21のステップC5のN)、当該光ディスクが装着
されたドライブ装置6に対して読み出したファイルにつ
いての副書き込みコマンドを発行する(図21のステッ
プC6)。
【0131】次に図22を参照して空きブロックの確保
処理手順を説明する。図22は空きブロックの確保処理
を示すフローチャートである。空きブロックの要求を受
け取ると、まず、図11に示した光ディスク管理テーブ
ルを調べて装置内の位置がドライブ装置6に装填中であ
ることを示している光ディスクを検索し、図12に示し
た空きブロック管理テーブルにより要求された分の空き
ブロックを検索する(図22のステップD1)。
【0132】ここで、十分な空きブロックがあれば(図
22のステップD2のY)、該当する空きブロック管理
テーブルから選ばれたブロックを削除してそのブロック
列を返す(図22のステップD13)。
【0133】もし、十分な空きブロックがなければ(図
22のステップD2のN)、図13に示したファイル管
理テーブルから、ファイルに割り当てられた光ディスク
が複数存在するものを検索し、各光ディスクごとに重複
した物理ブロックを計数して書き込むデータのブロック
数より多く重複物理ブロックを持つ光ディスクを検索す
る(図22のステップD3)。
【0134】十分な重複ブロックを持つ光ディスクがド
ライブ装置上に複数見つかれば、そのすべてを選択す
る。選択された光ディスクごとに、見つかった重複ブロ
ックから解放ブロック選択処理(後述)により重複ブロ
ックを一つ選ぶ。そして、重複ブロック解放処理(後
述)によりその重複ブロックを解放して空きブロックを
確保する。
【0135】この解放ブロック選択処理及び重複ブロッ
ク解放処理は、一つのファイルに対する重複ブロックを
解放するものであるので、書き込みを行いたいデータに
十分な空きブロックができるまで繰り返される。複数の
光ディスクに重複ブロックが見つかっていた場合には各
光ディスクごとに同様の重複ブロックの解放を行う。
【0136】上述の処理で十分な空きブロックができる
と(図22のステップD4のY)、該当する空きブロッ
ク管理テーブルから選ばれたブロックを削除して(図2
2のステップD5)、そのブロック列を返す(図22の
ステップD13)。
【0137】もし、装填された光ディスク中に十分な空
きブロックも十分な重複ブロックもなければ(図22の
ステップD4のN)、図11から装置内での位置が格納
セル5であるものを選び、そのディスク番号に対応する
空きブロックリストを検索し、空きブロックリストの先
頭からデータの書き込みに必要な分のブロックを検索す
る(図22のステップD6)。
【0138】もし格納セル5内の複数の光ディスクに十
分な量の空きブロックがあれば(図22のステップD7
のY)、すべての光ディスクを候補とし、交換媒体選択
処理(後述)によりこれらの光ディスクから一枚を選択
する(図22のステップD8)。
【0139】光ディスクが選択されると、その光ディス
ク上の空きブロックを上述の処理と同様に確保してブロ
ック列を返す(図22のステップD13)。格納セル5
の光ディスクの空きブロックリストに十分な空きブロッ
クがなければ(図22のステップD7のN)、今度は図
13のファイル管理テーブルから格納セル5内にある重
複ブロックをもった光ディスクを検索する(図22のス
テップD9)。
【0140】複数の光ディスクが見つかった場合には
(図22のステップD10のY)、まず交換媒体選択処
理(後述)により光ディスクを一枚選ぶ。そして、その
光ディスクから解放ブロック選択処理(後述)により重
複ブロックを選択して重複ブロック解放処理(後述)に
より重複ブロックを解放し(図22のステップD1
1)、上述の処理と同様にブロック確保処理を行った後
ブロック列を返す(図22のステップD13)。
【0141】ここで、十分な重複ブロックが見つからな
かった場合は処理は失敗となり、エラーが返される(図
22のステップD12)。次に、図23を参照して同実
施例の重複ブロックの解放処理を説明する。
【0142】図23は同実施例の重複ブロックの解放処
理を示すフローチャートである。このフローへの入力は
ファイル名とそのファイルを記録している光ディスク番
号、そして光ディスクのブロック列である。
【0143】まず、図13に示したファイル管理テーブ
ルから指定されたファイルを検索し、このファイルが複
数の光ディスクに記録されていることを確かめる(図2
3のステップE1)。
【0144】もし、ファイルを記録したブロック列が一
つしかない場合には(図23のステップE1のN)、フ
ァイルデータを保護するためにブロックはこの処理では
解放不可能であるのでエラーを返す(図23のステップ
E2)。
【0145】次に、図16に示したコマンドログテーブ
ルのコマンドの内容と終了フラグとを調べ(図23のス
テップE3)、フローに入力されたブロックが書き込み
対象となっている場合はコマンドの送られたドライブ番
号に対応するドライブのコマンドキューから未処理のコ
マンドを削除する(図23のステップE4)。
【0146】そして、ブロックをファイル管理テーブル
から入力された光ディスクの項目を削除し(図23のス
テップE5)、その項目に使われていた物理ブロックを
空きブロックリストの終端に付け加える(図23のステ
ップE6)。
【0147】次に図24を参照して同実施例の解放ブロ
ックの選択処理を説明する。図24は同実施例の解放ブ
ロックの選択処理を示すフローチャートである。このフ
ローへの入力は、複数のファイル名と光ディスク番号と
光ディスク上のブロック列の組みである。
【0148】まず、図13に示したファイル管理テーブ
ルから、入力されたファイルを検索し、重複して記録さ
れた先の光ディスクの数が最も多いファイルを選択する
(図24のステップF1)。
【0149】ここで、複数のファイルが同じ数だけ重複
して記憶されていたら(図24のステップF2)、アク
セス確率予測処理(後述)により最もアクセスの確率が
低いと予測されるファイルを一つ選んで返す(図24の
ステップF3)。
【0150】次に、図25を参照して同実施例の交換す
る記憶媒体を選択する処理を説明する。図25は交換す
る記憶媒体を選択する処理を示すフローチャートであ
る。
【0151】まず、ドライブ装置の稼働率予測処理(後
述)により稼働率の最も低いと予測されるドライブ装置
を選択する(図25のステップG1)。ここで、複数の
光ディスク番号が選択された場合には(図25のステッ
プG2)、図18に示したドライブ装置と格納セルの距
離の表から、選択された光ディスクの内で上述の処理で
選ばれたドライブ装置と最も近い格納セルに納められた
ものを選択して上述の処理で選ばれたドライブ装置番号
と光ディスク番号とを返す(図25のステップG3)。
【0152】次に、図26を参照して同実施例のドライ
ブ装置の稼働率を予測する処理を説明する。図26はド
ライブ装置の稼働率を予測する処理を示すフローチャー
トである。
【0153】まず、各ドライブ装置ごとに割り当てられ
ているコマンドキューを調べ、キューに未処理で残って
いるコマンドの重みの総和を計算する(図26のステッ
プH1)。そして、最も重みの小さいドライブ装置を選
択してそれを返す(図26のステップH2)。
【0154】次に、図27を参照して同実施例のファイ
ルのフラグメント化処理を説明する。図27はファイル
のフラグメント化処理を示すフローチャートである。
【0155】このフローへの入力は、ファイルとファイ
ルデータを記録したブロック列である。まず、入力から
ファイルのサイズを調べ(図27のステップI1)、サ
イズが図17に示したしきい値より小さければ入力され
たファイルとブロック列をそのまま返す(図27のステ
ップI1のN)。
【0156】もし、入力されたファイルのサイズがしき
い値よりも大きい場合には(図27のステップI1の
Y)、ブロック列の先頭から図17のフラグメントサイ
ズ分を別のブロック列として取り除く。そして、この処
理を残りのデータサイズがフラグメントサイズよりも小
さくなるまで行い、ファイルと分割された結果の複数の
ブロック列を返す(図27のステップI2)。
【0157】次に、図28を参照して同実施例のファイ
ルのアクセス確率を予測する処理を説明する。図28は
ファイルのアクセス確率を予測する処理を示すフローチ
ャートである。
【0158】同実施例に係る本装置では、「最近アクセ
スされたデータは今後ともよくアクセスされる」と仮定
し、最終アクセス時間から時間の立っているものほど今
後のアクセスの可能性が低いと判断する。
【0159】このフローへの入力は、一つ以上のファイ
ル名と処理内容である。もし、処理内容が低確率ファイ
ルの選択であれば(図28のステップJ1のY)、ま
ず、図13のファイル管理テーブルから入力されたファ
イルの最終アクセス時間を調べ、現在時刻から最も前に
アクセスされたファイルを選んで返す(図28のステッ
プJ2)。
【0160】もし、処理内容が高確率ファイルの選択で
あれば(図28のステップJ3のY)、同様に図13の
ファイル管理テーブルから入力されたファイルの最終ア
クセス時間を調べ、最も最近アクセスされたファイルを
選んで返す(図28のステップJ4)。
【0161】入力されたファイルが一つだけである場合
には、そのファイルのアクセス確率が高いか低いかを判
断する。まず、上記の処理と同様にファイル管理テーブ
ルからファイルの最終アクセス時間を調べ、現在時刻と
の差を求める(図28のステップJ5)。
【0162】そして、この求められた差を図17に示し
たアクセス間隔しきい値と比べ、しきい値より小さい場
合には(図28のステップJ5のY)、アクセス確率が
高い低いという判断値を返す(図28のステップJ
6)。
【0163】一方、この差がしきい値より大きい場合に
は(図28のステップJ5のN)、アクセス確率が低い
という判断値を返す(図28のステップJ7)。このよ
うに、これらの上述した処理によれば、アクセス確率の
高いデータのみを複数の記憶媒体に重複させて記憶し、
かつこれらを最も効率よく読み出すことにより記憶媒体
の交換の発生を減少させ、全体としてレスポンスを向上
させることが可能となる。
【0164】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、新
規または更新で書き込まれたファイルやアクセスされる
確率の高いファイルを複数の記憶媒体上に重複して持つ
ことになり、データの記憶された媒体がドライブ装置か
らはずされた時にも重複データが媒体のうちどれかに残
る可能性が高まる。
【0165】これにより、時間のかかる処理である記憶
媒体の交換の回数を減らすことが可能となり、データ読
み出しにかかる平均時間を短縮することができる。ま
た、データの存在する複数のドライブ装置の内の稼働率
の低いものを選択してデータにアクセスすることから、
システムへのアクセス負荷が高い場合やサイズの大きい
データへのアクセスのためにドライブ装置が独占されて
いる場合にもアクセス要求へのレスポンスの低下を防ぐ
ことが可能となる。
【0166】さらに、コマンドキューを操作し、重複書
き込み処理に対して通常の処理を優先して行なうことに
より、重複書き込みによる負荷の増大がシステムのレス
ポンスに与える影響を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合光ディスク装置のシステム構
成を説明するための概略構成図。
【図2】同実施例に係るオートチェンジャ制御部の構成
を説明するためのブロック図。
【図3】記憶媒体中の領域管理を示す図。
【図4】同実施例に係るファイルの書き込み要求を受信
した場合の処理を説明するための概念図。
【図5】同実施例に係るファイルの読み出し要求を受信
した場合の処理を説明するための概念図。
【図6】同実施例に係るファイルの削除要求を受信した
場合の処理を説明するための概念図。
【図7】同実施例に係る各コマンドがコマンドキューに
格納された場合の処理を説明するための概念図。
【図8】同実施例に係る各コマンドがコマンドキューに
格納された場合の処理を説明するための概念図。
【図9】同実施例に係る各コマンドがコマンドキューに
格納された場合の処理を説明するための概念図。
【図10】同実施例に係る各コマンドがコマンドキュー
に格納された場合の処理を説明するための概念図。
【図11】同実施例に係る本装置内の光ディスクを管理
する光ディスク管理テーブルを示す図。
【図12】同実施例に係る光ディスク中の空きブロック
を管理するテーブルを示す図。
【図13】同実施例に係る光ディスク中に記憶されたフ
ァイルの使用しているブロックを管理する使用ブロック
管理テーブルを示す図。
【図14】同実施例に係るドライブ制御部に送信されて
くるコマンドのフォーマットを示す図。
【図15】同実施例に係る各光ディスクドライブ装置に
割り当てられるコマンドキューテーブルの内容を示す
図。
【図16】同実施例に係る書き込み処理のために分割し
たデータの書き込み要求処理状態を管理する書き込みコ
マンドログテーブルを示す図。
【図17】同実施例に係る重複書き込みを行う時のファ
イルのフラグメント化に用いるデータを示す図。
【図18】同実施例に係る各格納セル及びドライブ装置
間の距離を記録したデータを示す図。
【図19】同実施例の全体処理手順を示すフローチャー
ト。
【図20】同実施例のファイル書き込み処理手順を示す
フローチャート。
【図21】同実施例のファイル読み出し処理手順を示す
フローチャート。
【図22】空きブロックの確保処理を示すフローチャー
ト。
【図23】同実施例の重複ブロックの解放処理を示すフ
ローチャート。
【図24】同実施例の解放ブロックの選択処理を示すフ
ローチャート。
【図25】同実施例の交換する記憶媒体を選択する処理
を示すフローチャート。
【図26】同実施例のドライブ装置の稼働率を予測する
処理を示すフローチャート。
【図27】同実施例のファイルのフラグメント化処理を
示すフローチャート。
【図28】同実施例のファイルのアクセス確率を予測す
る処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…HDD、2…メインメモリ、3…CPU、4…オー
トチェジャ、5…格納セル、6…ドライブ装置、7…ア
クセッサ、8…オートチェンジャ制御部、9…通信制御
部、10…コマンド管理部、11…ブロック管理部、1
2…解放ブロック選択部、13…アクセス確率予測部、
14…ドライブ制御部、15…コマンド選択部、16…
ドライブ稼働率予測部、17…アクセッサ制御部、18
…交換媒体選択部、19…コマンドログ、20…コマン
ドキュー、21…キャッシュ領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/10 L 8224−5D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶媒体を格納する格納部から記
    憶媒体を選択し、所定数のデータ処理装置に装填してデ
    ータのアクセスを行う情報記憶装置において、新規デー
    タの書き込み時及びアクセス確率の高いデータの読み出
    し時に、装填中の他の記憶媒体それぞれについて上記デ
    ータの書き込み可能な領域を検索し、この書き込み可能
    な領域が存在して、かつ上記データがその記憶媒体に記
    憶されていない場合に上記データの副書き込みを行う手
    段を具備し、アクセス確率の高いデータを複数の記憶媒
    体に重複させて記憶することを特徴とする情報記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の可搬型記憶媒体を格納する格納部
    と、上記記憶媒体に記憶されたデータの読み出し及び上
    記記憶媒体へのデータの書き込みを行う所定数のデータ
    処理装置と、上記格納部から記憶媒体を選択してデータ
    処理装置に装填する搬送部とを備えて所定のデータを複
    数の記憶媒体に重複させて記憶する情報記憶装置におい
    て、上記記憶媒体のデータの記憶状況を管理するブロッ
    ク管理部と、空き領域が必要なときに解放すべき重複デ
    ータ領域を選択する解放領域選択部と、データのアクセ
    ス確率を予測するアクセス確率予測部と、新規データの
    書き込み時及び上記アクセス確率予測部によりアクセス
    確率が高いと予測されたデータの読み出し時に、データ
    処理装置に装填中の他の記憶媒体それぞれについて上記
    ブロック管理部による空き領域の検索及び解放領域選択
    部による解放すべき重複データ領域の選択を行い、これ
    らの領域が存在して、かつ上記データがその記憶媒体に
    記憶されていない場合に上記データの副書き込みを行う
    手段とを具備し、アクセス確率の高いデータのみを複数
    の記憶媒体に重複させて記憶することを特徴とする情報
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記副書き込み手段は、予め設定された
    データサイズを超過するデータを所定のフラグメントサ
    イズに分割して書き込むことを特徴とする請求項2記載
    の情報記憶装置。
  4. 【請求項4】 データ処理装置に対して発行されたコマ
    ンドを優先度に基づいて並べかえるコマンドキューを具
    備し、通常処理を上記副書き込み処理に優先して行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 複数の記憶媒体を格納する格納部から記
    憶媒体を選択し、所定数のデータ処理装置に装填してデ
    ータのアクセスを行う所定のデータを複数の記憶媒体に
    重複させて記憶する情報記憶装置において、上記重複デ
    ータの読み出し時に、装填中の記憶媒体についてはその
    稼働率、及び未装填の記憶媒体についてはその搬送距離
    を算出し、これらの算出結果に基づいて最も短時間にア
    クセス可能な記憶媒体を選択することを特徴とする情報
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 複数の可搬型記憶媒体を格納する格納部
    と、上記記憶媒体に記憶されたデータの読み出し及び上
    記記憶媒体へのデータの書き込みを行う所定数のデータ
    処理装置と、上記格納部から記憶媒体を選択してデータ
    処理装置に装填する搬送部とを備えて所定のデータを複
    数の記憶媒体に重複させて記憶する情報記憶装置におい
    て、上記記憶媒体のデータの記憶状況を管理するブロッ
    ク管理部と、上記データ処理装置の今後の稼働率を予測
    する稼働率予測部と、上記格納部とデータ処理装置との
    間の距離を算出する手段と、上記重複データの読み出し
    時に、読み出し対象データがデータ処理装置に装填中の
    記憶媒体に重複して記憶されているときに上記稼働率予
    測部により今後の稼働率が最も低いと予測されるデータ
    処理装置に装填された記憶媒体を選択する手段及び上記
    読み出し対象データがデータ処理装置に装填中の記憶媒
    体に記憶されておらず、かつ未装填の記憶媒体に重複し
    て記憶されているときに上記稼働率予測部により今後の
    稼働率が最も低いと予測されるデータ処理装置を選択
    し、このデータ処理装置に最も近い記憶媒体を上記算出
    手段により選択し装填する手段とを具備し、重複データ
    を読み出す際に最も短時間にアクセス可能な記憶媒体を
    選択することを特徴とする情報記憶装置。
JP5649094A 1994-03-28 1994-03-28 情報記憶装置 Pending JPH07271523A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190274A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 仮想テープ・サーバにおける論理ボリュームの再呼び出しを最適化するための装置、システム、および方法
US8327097B2 (en) 2008-02-26 2012-12-04 Kddi Corporation Data backing up for networked storage devices using de-duplication technique

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