JPH08110336A - 金属試料取出装置 - Google Patents

金属試料取出装置

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Publication number
JPH08110336A
JPH08110336A JP6245536A JP24553694A JPH08110336A JP H08110336 A JPH08110336 A JP H08110336A JP 6245536 A JP6245536 A JP 6245536A JP 24553694 A JP24553694 A JP 24553694A JP H08110336 A JPH08110336 A JP H08110336A
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JP
Japan
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sample
sample container
sampler
clamp mechanism
metal
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Withdrawn
Application number
JP6245536A
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English (en)
Inventor
Masanobu Sakitani
正信 崎谷
Yasushi Katagiri
康 片桐
Akio Shimomura
昭夫 下村
Iwao Okochi
巌 大河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Oxygen Industries Ltd
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Osaka Oxygen Industries Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Oxygen Industries Ltd, NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical Osaka Oxygen Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破断可能な本体部と、該本体部の中に収容さ
れた試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器とを備
えたサンプラーから、採取されて凝固した試料を取り出
すための金属試料取出装置を高度に自動化する。 【構成】 金属試料取出装置10は、サンプラーの本体
部91から試料容器94を取り出すための試料容器取出
部12と、本体部から取り出された試料容器から凝固し
た試料98を取り出して回収するための試料分離回収部
14とを備える。試料容器取出部は3つのクランプ機構
22、24、26を備え、それらクランプ機構によって
サンプラーの本体部に破断力を作用させて本体部を破断
させ、試料容器を取り出す。試料分離回収部は、試料容
器取出部から受け取った試料容器を支持する支持機構3
0と、その試料容器に衝撃力を作用させて凝固試料を分
離させる分離機構32と、試料容器から分離した凝固試
料を回収する回収機構34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料用に溶融金属を採
取したサンプラーから、採取されて凝固した金属試料を
取り出すための金属試料取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より溶融金属の成分を分析する分析
用試料を採取するために例えば図10に示すようなサン
プラー90が使用されている。図10のサンプラー90
は全体が細長い筒状であり、ランスと呼ばれる長い棒の
一端に装着して使用される。ランスは、多くの場合、そ
のランスを昇降動させる自動式ランス昇降装置等適宜の
手段によって略々上下方向に延在する姿勢に保持されて
おり、そのランスの下端にサンプラー90が図10に示
した姿勢で装着される。ランスを昇降動させて溶融金属
の中にサンプラーを浸漬して引揚げることにより、サン
プラーの先端部分(図中下端部分)の中に画成されてい
る試料採取空間95に、試料用の溶融金属が汲み取られ
る。
【0003】図10のサンプラー90の本体部91は、
ランスの下端に装着できるようにした中空円筒形状の第
1の紙管92と、この紙管92の下端に接続した同じく
中空円筒形状のやや大径の第2の紙管93とで構成され
ている。第2の紙管93の中には、上方が開放したカッ
プ形状の試料容器94が収容されており、この試料容器
94によって前述の試料採取空間95が画成されてい
る。第2の紙管93の下端は耐火物(耐火セメント等)
96で閉塞されている。第2の紙管93の側面には試料
採取空間95に連通した湯口97が形成されており、試
料採取時にサンプラー90を溶融金属に浸漬すると、こ
の湯口97を介して試料採取空間95へ溶融金属が流れ
込み、流れ込んだ溶融金属は、試料容器94に熱を奪わ
れて凝固する。
【0004】サンプラー90を溶融金属から引揚げたな
ら、先ずランスからサンプラー90を取り外し、続いて
そのサンプラー90から凝固した試料を取り出す。サン
プラー90から凝固試料を取り出すためには、先ず、湯
口97のところでサンプラー90を折り曲げるようにし
て、サンプラー90の本体部91に折曲力を加え、それ
によって、本体部91をこの湯口97のところで破断さ
せて、本体部91の中から試料容器94を取り出す。こ
うして取り出した、中に凝固試料98を収容した試料容
器94を図11に示した。続いて、その取り出した試料
容器94にハンマ等で衝撃を与えて、その試料容器94
から凝固試料98を取り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】溶融金属の試料採取
は、主として、金属の精練工程中の成分分析に必要な試
料を供する目的で行なわれる。金属の精練工程では、温
度制御のタイミング並びに様々な原料や添加剤等の投入
のタイミングが非常に重要であるため、試料採取はいわ
ば時間との戦いでもある。従って、凝固試料の取出しは
迅速に行なう必要があり、場合によっては、赤熱状態ま
たはそれに近い高温の凝固試料をサンプラーから取り出
さねばならないこともあり、作業能率を犠牲にしなけれ
ば作業の安全を確保できないこともしばしばであった。
更には、サンプラーからの凝固試料の取出し作業を行な
う現場は金属溶融炉に近く、溶融金属の輻射熱を受けて
雰囲気温度が高いために、作業環境が過酷であるという
ことからも、サンプラーからの凝固試料の取出し作業を
高度に自動化することが強く望まれていた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、その主目的は、破断可能な本体部と、該本体部の中
に収容された試料用の溶融金属を汲み取るための試料容
器とを備えたサンプラーから、採取されて凝固した試料
を取り出すための、高度に自動化した金属試料取出装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、破断可能な本体部と、該本体部の中に収
容された試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器と
を備えたサンプラーから、採取されて凝固した試料を取
り出すための金属試料取出装置を提供する。この金属試
料取出装置は、前記サンプラーの前記本体部から前記試
料容器を取り出すための試料容器取出部と、前記本体部
から取り出された前記試料容器から凝固した試料を取り
出すための試料分離回収部とを備えている。
【0008】前記試料容器取出部は、前記サンプラーを
把持するための少なくとも2つのクランプ機構と、それ
らクランプ機構を相対的に移動させるための移動機構と
を備えており、それらクランプ機構によって前記サンプ
ラーを把持した後にそれらクランプ機構を相対的に移動
させることによって、前記サンプラーの前記本体部を破
断させて該本体部の中から前記試料容器を落下させるこ
とができるように構成してある。
【0009】前記試料分離回収部は、前記試料容器取出
部から受け取った前記試料容器を該試料容器の開口部を
下向きにして支持する支持機構と、前記支持機構に支持
された前記試料容器に衝撃力を作用させて、該試料容器
から凝固試料を分離させる分離機構と、前記試料容器か
ら分離した凝固試料を回収する回収機構とを備えてい
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。本発明に係る金属試料取出装置は、破断可
能な本体部と、該本体部の中に収容された試料用の溶融
金属を汲み取るための試料容器とを備えたサンプラーか
ら、採取されて凝固した試料を取り出すための装置であ
る。この種のサンプラーは広く一般的に使用されてお
り、先に説明した図10のサンプラー90もそのうちの
1つである。既述の如く、図10のサンプラー90の本
体部91は、ランス100の下端に装着できるようにし
た中空円筒形状の第1の紙管92と、この紙管92の下
端に接続した同じく中空円筒形状のやや大径の第2の紙
管93とで構成されている。第2の紙管93の中には、
試料採取空間95を画成している上方が開放したカップ
形状の試料容器94が収容されている。第2の紙管93
の下端は、耐火物(耐火セメント等)96で閉塞されて
いる。第2の紙管93の側面には試料採取空間95に連
通した湯口97が形成されており、試料採取時にサンプ
ラー90を溶融金属に浸漬すると、湯口97を介して試
料採取空間95へ溶融金属が流れ込み、流れ込んだ溶融
金属は試料容器94に熱を奪われて凝固する。
【0011】勿論、本発明の装置によって取り扱えるサ
ンプラーは図10に示したサンプラー90だけに限られ
るものではなく、破断可能な本体部と該本体部の中に収
容された試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器と
を備えたサンプラーであればいかなる種類のサンプラー
でも、そのサンプラーに適合するように本発明の装置を
構成することができる。
【0012】図1は本発明の実施例に係る金属試料取出
装置10の正面図、図2はその側面図、図3は後述する
下クランプ機構を第2ポジションへ移動させた状態を示
す側面図である。金属試料取出装置10は、サンプラー
の本体部から試料容器を取り出すための試料容器取出部
12と、サンプラーの本体部から取り出された試料容器
から凝固した試料を取り出すための試料分離回収部14
とで構成され、又それら試料容器取出部12と試料分離
回収部14は金属試料取出装置10のフレーム16上に
設けられている。
【0013】試料容器取出部12は、上クランプ機構2
2、中クランプ機構24、及び下クランプ機構26を備
えている。これらクランプ機構は、サンプラー90を把
持するのに適した形状の開閉可能な可動クランプ爪を有
し、該クランプ爪の開閉動作は流体圧シリンダで駆動さ
れる。上クランプ機構22と中クランプ機構24とはフ
レーム16に固定してあり、一方、下クランプ機構26
は、フレーム16に対して水平方向に移動可能に、しか
も上下反転可能に、フレーム16に取り付けてある。
【0014】上クランプ機構22を図4に平面図で示し
た。上クランプ機構22は、クランプ機構ベース部材6
0と、このクランプ機構ベース部材60に枢着した開閉
可能な一対の可動クランプ爪62と、それら可動クラン
プ爪62を開位置(想像線)と閉位置(実線)との間で
駆動する流体圧シリンダ64とで構成されている。中ク
ランプ機構24も、可動クランプ爪の形状がやや異なる
ことを除いて、これと同様の構成である。
【0015】下クランプ機構26は、図5及び図6に詳
細に示したように、水平方向に移動する台車18上に上
下反転可能に取り付けてある。台車18は流体圧シリン
ダ19(図1)に駆動されて、フレーム16の基部に固
設した水平レール20上を図2に示した前方位置と図3
に示した後方位置との間で往復移動する。下クランプ機
構26は、ブラケット部66aとステム部66bとを有
するクランプ機構ベース部材66と、ブラケット部66
aに枢着した開閉可能な一対の可動クランプ爪68と、
それら可動クランプ爪68を開位置(想像線)と閉位置
(実線)との間で駆動する流体圧シリンダ70とで構成
されている。クランプ機構ベース部材66のステム部6
6bは一対の軸受72によって回転可能に支持されてお
り、このステム部66bにはスプロケット74を取付け
てある。台車18上に固設した回転駆動用モータ76が
チェーン78を介してこのスプロケット74を回転させ
ることによって、下クランプ機構26を180°回転さ
せて上下を反転させることができるようにしている。
【0016】図2に示したように台車18が前方位置に
あるときには、下クランプ機構26は第1ポジションに
あり、図3に示したように台車18が後方位置にあると
きには、下クランプ機構26は第2ポジションにある。
図2から分かるように、下クランプ機構26が第1ポジ
ションにあるときには、各クランプ機構22、24、2
6の把持中心が略々垂直方向に延在する1本の直線上に
位置し、それらクランプ機構によって垂直姿勢にあるサ
ンプラー90の本体部91の3箇所を把持することがで
きる。このようにサンプラー90を把持した後に下クラ
ンプ機構26を第2ポジションへ移動させると、図3に
示したように、サンプラー90の本体部91が破断して
2つの破断片91a、91bになり、下クランプ機構2
6が把持している下側の破断片91bの中に試料容器9
4が残る。
【0017】続いて下クランプ機構26の上下を反転さ
せるが、その際に反転の途中で試料容器94が破断片9
1bから抜け落ちて落下するのを防止するために、下ク
ランプ機構26には、試料容器94の落下を選択的に防
止する落下防止機構を備えている。この落下防止機構
は、下クランプ機構26のブラケット部66aに枢着し
た落下防止板80と、この落下防止板80を、図5に示
した落下防止位置と図6に示した落下許容位置との間で
揺動させる駆動アクチュエータ82とで構成されてい
る。落下防止板80は通常は落下許容位置にあり、サン
プラー90の本体部91を破断させて図3に示す状態に
なったならば、落下防止位置へ移動させる。続いて、下
クランプ機構26の上下を反転して図5に示す状態にし
た後に落下防止板80を落下許容位置へ復帰させると、
試料容器94が破断片91bから抜け落ちて、後述する
試料分離回収部14の分離室36の中へ落下する。
【0018】次に図7を参照して、前述の試料分離回収
部14について説明する。試料分離回収部14は、試料
容器取出部12から受け取った試料容器を、その試料容
器の開口部を下向きにして支持する支持機構と、支持機
構に支持された試料容器94に衝撃力を作用させてその
試料容器から凝固試料を分離させる分離機構32と、試
料容器から分離した凝固試料を回収する回収機構34と
を備える。
【0019】より詳しくは、図7に示すように、試料分
離回収部14は、フレーム16に固設した頑丈な分離室
36を備えており、この分離室36は、試料容器94の
外径よりやや大きい内径を有し略々垂直方向に延在する
円筒形状の内部空間36aを画成している。また更に試
料分離回収部14は、フレーム16に固設した逆Y字形
の分岐管から成るシュート38を備えている。シュート
38は、その上端に開口38aを備え、途中で分岐して
下端には2つの開口38b、38cを備える。上端の開
口38aは分離室36の下端の開口と向かい合ってお
り、そのためシュート38の内部と分離室36の内部空
間36aとは実質的に連続しているが、ただし、シュー
ト38の上端と分離室36の下端との間には図示の如く
小さな隙間Sを空けてある。
【0020】支持機構は、上述の分離室36と、分離室
36の底部を選択的に開閉する開閉機構39(図8)
と、試料容器94を分離室36の内部空間36aの側壁
面との間に挟持する試料容器クランプ機構40(図9)
とで構成される。開閉機構39は、図7及び図8に示し
たように、支軸41aを中心として水平に揺動可能な閉
塞板41と、この閉塞板41を、上述の隙間Sに入り込
んだ閉塞位置(図8の実線)と隙間Sから外に抜け出た
開放位置(図8の想像線)との間で揺動させる流体圧シ
リンダ42とで構成される。閉塞板41は通常は閉塞位
置にあり、開口部を下向きにして落下してくる試料容器
94は、分離室36の上端に設けた案内じょうご37に
よって分離室36の内部空間36aへ案内されて、閉塞
板41の上に落ち着く。続いて、試料容器クランプ機構
40がその試料容器94を固定して、後述のハンマ部材
45がその試料容器94に衝撃を与え、その後に、閉塞
板41は開放位置へ揺動される。これについては後述す
る。
【0021】試料容器クランプ機構40は、図7及び図
9に示したように、分離室36の側方に設けた流体圧シ
リンダ43と、この流体圧シリンダの作動ロッド43a
に固設したクランプ部材44とで構成される。クランプ
部材44は、分離室36の側壁部に形成した開口36b
を介して内部空間36aの中へ出没できるようにしてあ
る。クランプ部材44は通常は内部空間36aから引っ
込んだ位置にある。そして、分離室36の中へ落下して
きた試料容器94が閉塞板41の上に落ち着いたなら
ば、流体圧シリンダ43を作動させてクランプ部材44
を内部空間36aの中へ突き出し、それによって、この
クランプ部材44と分離室36の内部空間36aの側壁
面との間に試料容器94を挟持して固定する。既述の如
く、また、図7に示すように、こうして支持された試料
容器94はその開口部が下向きになっている。
【0022】支持機構に支持された試料容器94に衝撃
力を作用させてその試料容器から凝固試料を分離させる
前述の分離機構32は、図7及び図9に示したように、
支軸45aを中心として水平方向に揺動可能で支軸45
aから離隔した位置に垂直ピン45bを立設したハンマ
部材45と、ハンマ部材45を打撃方向(図9における
右方)へ揺動させるように常時付勢しているスプリング
46と、ハンマ部材45の垂直ピン45bと係脱可能な
係合突起を有するカム部材47を固設した回転カム軸4
8と、カム軸48を図9の矢印Aの方向へ回転させるた
めの駆動機構49(図7)とで構成される。分離室36
の側壁部には、前述の開口36bと反対側の位置に開口
36cを形成してあり、ハンマ部材45は、その先端の
打撃部45cがこの開口36cを介して分離室36の内
部空間36aの中へ出没できるようにしてある。カム部
材47は通常は、その係合突起が図9に示したようにハ
ンマ部材45の垂直ピン45bと係合するような角度位
置にされており、そのためハンマ部材45は通常は、そ
の打撃部45cが内部空間36aへ突出せずに引っ込ん
でいる。そして、支持機構のクランプ部材44が試料容
器94を内部空間36aの側壁面との間に挟持して支持
したならば、カム軸48を回転させてハンマ部材45を
図9の左方へ揺動させる(実線)。ハンマ部材45が所
定の位置まで揺動したならば、カム部材47の係合突起
とハンマ部材45の垂直ピン45bとの係合が外れ、ハ
ンマ部材45はスプリング48の付勢力によって急速に
右方へ揺動し(想像線)、打撃部45cが試料容器94
を打撃する。これによって試料容器94に衝撃力が作用
し、試料容器94から凝固試料98が分離する。通常は
1回の打撃で試料容器から凝固試料を分離することがで
きるが、念のためカム軸48を数回に亙って回転させ
て、その回転の数だけ衝撃を与えるようにしても良い。
最終的にはカム軸48を、カム部材47が図9に示した
回転位置にくるようにして停止させ、ハンマ部材45の
打撃部45cを内部空間36aから引っ込めておく。
【0023】試料容器から分離した凝固試料を回収する
回収機構34は、前述の逆Y字形の分岐管から成るシュ
ート38で構成される。既述の如くシュート38は、そ
の上端に開口38aを備え、途中で分岐して下端には2
つの開口38b、38cを備えている。分岐部分には、
図7に示すように、上端の開口38aを下端の2つの開
口38bと38cとのいずれか一方へ選択的に連通させ
るための切換機構であるダンパー部材50を備えてい
る。上端の開口38aは、分離室36から落下してくる
試料容器ないし凝固試料を受け入れるための受入部とし
て機能し、ダンパー部材50を不図示のアクチュエータ
で適宜切換操作することによって、下端の2つの開口3
8b、38cを、夫々、試料容器94と凝固試料98と
を排出するための排出部として機能させることができる
ようにしている。
【0024】尚、試料容器94及び凝固試料98は分離
室36の内部空間36aへ搬入された時点ではかなりの
高温である場合もあるため、この金属試料取出装置10
は、試料容器及び凝固試料を冷却するための冷却用エア
ーを分離室36の中に流す冷却機構(不図示)を備えて
いる。更に図1に示すように、この金属試料取出装置1
0の正面には、上クランプ機構22、中クランプ機構2
4、及び第1ポジションにある下クランプ機構26の夫
々の把持中心の真下の位置に、破断させたサンプラーの
本体部91の破断片91a、91bを回収するための回
収シュート51を備えている。
【0025】次に、以上に説明した本発明の実施例に係
る金属試料取出装置の動作について説明する。金属試料
取出装置は、試料用に溶融金属を採取したサンプラーか
ら凝固した金属試料を取り出す作業を自動化した装置で
あるため、自動式ランス昇降装置と組み合わせて使用す
れば、金属溶融炉の周囲の過酷な環境での作業を無人化
し得るという大きな利点が得られる。それゆえ、以下の
動作説明では、自動式ランス昇降装置と組み合わせた場
合について説明して行く。自動式ランス昇降装置につい
ては、様々な種類のものが公知となっているため、ここ
では自動式ランス昇降装置の具体的な構造の説明は省略
する。ただし、多くの自動式ランス昇降装置では、略々
垂直な姿勢に支持したランスを降下及び上昇させて、そ
のランスの下端に装着したサンプラーを溶融金属に浸漬
し引揚げることによって、そのサンプラーに試料を汲み
取るようにしており、また、ランスを上昇させた後に
は、そのランスを水平方向へ、サンプラー受渡し位置ま
で移動させるようにしているため、ここでも、そのよう
な自動式ランス昇降装置を使用している場合について説
明をして行く。
【0026】図2は、不図示の自動式ランス昇降装置に
よってサンプラー90に溶融金属試料を汲み取った後
に、そのサンプラー90を、サンプラー受渡し位置まで
移動させた状態を示している。台車18が前方位置にあ
るため、下クランプ機構26は第1ポジションにある。
このとき、上クランプ機構22、中クランプ機構24、
及び下クランプ機構26の夫々の把持中心は垂直方向に
一致している。
【0027】次に、3つのクランプ機構22、24、2
6を閉にして、サンプラー90を把持させる。続いて自
動式ランス昇降装置がランス100を上昇させると、サ
ンプラー90は把持されたままランス100から分離さ
れる。次に、図3に示すように台車18を後方位置へ移
動させ、それによって下クランプ機構26を第2ポジシ
ョンへ移動させる。このとき、サンプラー90の上側
は、上クランプ機構22及び中クランプ機構24によっ
て把持されているため、下クランプ機構26の移動によ
ってサンプラー90の本体部91に破断力が作用し、そ
のため本体部91は、上クランプ機構22及び中クラン
プ機構24に把持された上側破断片91aと、下クラン
プ機構26に把持された下側破断片91bとに破断され
る。次に、上クランプ機構22及び中クランプ機構24
を開にして、上側破断片91aを回収シュート51に落
下させて回収する。下側破断片91bの中には凝固試料
98を収容した試料容器94が残っている。
【0028】次に、下クランプ機構26のブラケット部
66aに備えた落下防止板80を落下防止位置へ揺動さ
せて、下側破断片91bの上部を覆わせる。次に、下ク
ランプ機構26を180°回転させて上下を反転させ、
図5に示した状態にする。このとき、その反転が完了す
る前に、試料容器94が下側破断片91bから落下しよ
うとすることがあるが、その落下は落下防止板80によ
って防止される。下クランプ機構26が完全に反転した
ならば、落下防止板80を落下許容位置へ揺動させる。
すると、試料容器94は、試料容器94が破断片91b
から抜け落ち、案内じょうご37によって分離室36の
内部空間36aへ案内されて、閉塞位置にある閉塞板4
1の上に落ち着く。続いて、必要とあらば前述の冷却機
構を作動させて分離室36の中に冷却用エアーを流し、
試料容器94及び凝固試料98を冷却する。
【0029】次に、試料容器クランプ機構40を作動さ
せて、試料容器94を分離室36の内部空間36aの側
壁面との間に挟持させて固定する。次に、分離機構32
を作動させて、ハンマ部材45で試料容器94に所定回
数の衝撃を与えて、試料容器94と凝固試料98とを分
離させる。所定回数の衝撃を与えた後に閉塞板41を開
放位置へ移動させると、凝固試料98のみがシュート3
8の中へ落下する。このときダンパー部材50は、シュ
ート38の上端の開口38aを下端の2つの開口38
b、38cのうちの、開口38bに連通させているた
め、凝固試料98はこの開口38bから排出されて回収
される。次に、ダンパー部材50を切換えて上端の開口
38aを下端の他方の開口38cに連通させた上で、試
料容器クランプ機構40を作動させて、試料容器94を
落下させる。試料容器は開口38cから排出されて凝固
試料98とは別個の場所へ回収される。
【0030】次に、下クランプ機構26を再び反転させ
て図5の倒立姿勢から図3の正立姿勢へ戻し、更に、台
車18を前進させて図2の前方位置へ戻し、これによっ
て下クランプ機構26を第1ポジションへ復帰させる。
次に、下クランプ機構26を開にして、それまで把持し
ていたサンプラーの本体部91の下側破断片91bを回
収シュート51へ落下させて回収する。次に、各作動部
を全て初期状態の位置に復帰させて、動作サイクルを完
了する。
【0031】尚、回収した凝固試料98は、ベルトコン
ベアー等の搬送手段を備えておき、所定の場所へ搬送す
るようにしても良い。また、本実施例の金属試料取出装
置はその制御方法を変更するだけで、試料容器94と凝
固試料98を同じ場所へ回収することも、更には、それ
らを分離せず一体のままで回収することもできる。
【0032】下クランプ機構26の第1ポジションから
第2ポジションへの移動は、本実施例では直線移動であ
るが、この移動を揺動ないし回転運動にすることも可能
である。下クランプ機構26を第1ポジションから第2
ポジションへ移動させることの主たる目的は、下クラン
プ機構26を上クランプ機構22及び中クランプ機構2
4に対して相対的に移動させてサンプラーの本体部91
を破断することにあるため、実施例とは逆に下クランプ
機構26の方をフレーム16に固定し、上クランプ機構
22及び中クランプ機構24の方をフレーム16に対し
て移動させるようにしても良い。クランプ機構の数も3
つに限られず、2つにしたり、4つ以上にすることも考
えられる。
【0033】上記実施例では、クランプ機構の相対的な
移動によってサンプラーの本体部を破断したが、本発明
は上記実施例に限定されず、例えば、切断機構を加設し
て、握持したサンプラーの本体部を該切断機構で切断し
た後、下クランプ機構を第1ポジションから第2ポジシ
ョンへ移動させてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
破断又は切断可能な本体部と、該本体部の中に収容され
た試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器とを備え
たサンプラーから、採取されて凝固した試料を取り出す
ための金属試料取出装置を高度に自動化して、その試料
取出しの作業を無人化することができるため、作業能率
を大幅に向上させることができると共に、労働環境を衛
生上良好に保つための出費を不要化することができると
いう、優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る金属試料取出装置の正面
図である。
【図2】図1の金属試料取出装置の側面図である。
【図3】下クランプ機構を第2ポジションへ移動後反転
させた状態を示す図1の金属試料取出装置の側面図であ
る。
【図4】図1の金属試料取出装置の上クランプ機構の平
面図である。
【図5】図1の金属試料取出装置の下クランプ機構と台
車の側面図である。
【図6】図1の金属試料取出装置の下クランプ機構と台
車の平面図である。
【図7】図1の金属試料取出装置の試料分離回収部の側
面図である。
【図8】図7の8−8線から視た、試料分離回収部の平
面図である。
【図9】図7の9−9線から視た、試料分離回収部の平
面図である。
【図10】図1の金属試料取出装置が取り扱う具体的な
サンプラーの一例を示した断面図である。
【図11】図10のサンプラーの試料容器とその中の凝
固試料とを示した図である。
【符号の説明】
10 金属試料取出装置 12 試料容器取出部 14 試料分離回収部 16 フレーム 18 台車 22 上クランプ機構 24 中クランプ機構 26 下クランプ機構 30 支持機構 32 分離機構 34 回収機構 36 分離室 90 サンプラー 91 サンプラーの本体部 94 試料容器 98 凝固試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 康 千葉県市川市鬼高3−28−23 大阪酸素工 業株式会社市川工場内 (72)発明者 下村 昭夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 大河内 巌 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破断可能な本体部と、該本体部の中に収
    容された試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器と
    を備えたサンプラーから、採取されて凝固した試料を取
    り出すための金属試料取出装置において、 前記サンプラーの前記本体部から前記試料容器を取り出
    すための試料容器取出部と、前記本体部から取り出され
    た前記試料容器から凝固した試料を取り出して回収する
    ための試料分離回収部とを備え、 前記試料容器取出部は、前記サンプラーを把持するため
    の少なくとも2つのクランプ機構と、それらクランプ機
    構を相対的に移動させるための移動機構とを備えてお
    り、それらクランプ機構によって前記サンプラーを把持
    した後にそれらクランプ機構を相対的に移動させること
    によって、前記サンプラーの前記本体部を破断させて該
    本体部の中から前記試料容器を落下させることができる
    ように構成してあり、 前記試料分離回収部は、前記試料容器取出部から受け取
    った前記試料容器を該試料容器の開口部を下向きにして
    支持する支持機構と、前記支持機構に支持された前記試
    料容器に衝撃力を作用させて該試料容器から凝固試料を
    分離させる分離機構と、前記試料容器から分離した凝固
    試料を回収する回収機構とを備える、ことを特徴とする
    金属試料取出装置。
  2. 【請求項2】 破断可能な本体部と、該本体部の中に収
    容された試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器と
    を備えたサンプラーから、採取されて凝固した試料を取
    り出すための金属試料取出装置において、 前記サンプラーの前記本体部から前記試料容器を取り出
    すための試料容器取出部と、前記本体部から取り出され
    た前記試料容器から凝固した試料を取り出して回収する
    ための試料分離回収部とを備え、 前記試料容器取出部は、前記サンプラーを把持するため
    の、上クランプ機構、中クランプ機構、及び下クランプ
    機構を含んでおり、前記下クランプ機構は該下クランプ
    機構を第1ポジションと第2ポジションとの間で移動さ
    せるための移動機構を備えており、前記下クランプ機構
    が前記第1ポジションにあるときには、前記上クランプ
    機構、前記中クランプ機構、及び前記下クランプ機構の
    把持中心が略々垂直方向に延在する1本の直線上に位置
    して、それらクランプ機構によって前記サンプラーを把
    持できるようにしてあり、更に、前記上クランプ機構、
    前記中クランプ機構、及び前記下クランプ機構によって
    前記サンプラーを把持した後に前記下クランプ機構を前
    記第1ポジションから前記第2ポジションへ移動させる
    ことにより、前記サンプラーの前記本体部に破断力を作
    用させて該本体部を破断できるようにしてあり、該本体
    部の破断片のうち前記下クランプ機構が把持している破
    断片の中に前記試料容器が残るようにしてあり、更に、
    前記下クランプ機構は該下クランプ機構の上下を反転さ
    せるための反転機構を備えており、前記破断片を把持し
    ている前記下クランプ機構の上下を反転させることによ
    って、該破断片の中の前記試料容器を落下させることが
    できるように構成してあり、 前記試料分離回収部は、前記試料容器取出部から受け取
    った前記試料容器を該試料容器の開口部を下向きにして
    支持する支持機構と、前記支持機構に支持された前記試
    料容器に衝撃力を作用させて該試料容器から凝固試料を
    分離させる分離機構と、前記試料容器から分離した凝固
    試料を回収する回収機構とを備える、ことを特徴とする
    金属試料取出装置。
  3. 【請求項3】 前記下クランプ機構が、上下反転時に、
    把持している破断片の中から前記試料容器が落下するの
    を選択的に防止する落下防止機構を備えていることを特
    徴とする請求項2記載の金属試料取出装置。
  4. 【請求項4】 前記試料容器取出部がフレームを含んで
    おり、前記上クランプ機構及び前記中クランプ機構は前
    記フレームに固定してあり、前記下クランプ機構は前記
    フレームに対して移動可能な台車に取付けてあることを
    特徴とする請求項2記載の金属試料取出装置。
  5. 【請求項5】 前記回収機構は、分離した前記試料容器
    と前記凝固試料とを別々に回収するように構成してある
    ことを特徴とする請求項2記載の金属試料取出装置。
  6. 【請求項6】 前記支持機構は、前記試料容器の外径よ
    りやや大きい内径を有し略々垂直方向に延在する円筒形
    状の内部空間を画成している分離室と、前記分離室の底
    部を選択的に開閉する開閉機構と、前記試料容器を前記
    分離室の前記内部空間の側壁面との間に挟持する試料容
    器クランプ機構とを含んでいることを特徴とする請求項
    2記載の金属試料取出装置。
  7. 【請求項7】 前記分離機構は、前記試料容器クランプ
    機構と前記分離室の前記内部空間の前記側壁面との間に
    挟持された前記試料容器に対して、前記分離室の側壁に
    形成された開口を介して打撃を与えるハンマ機構を含ん
    でいることを特徴とする請求項6記載の金属試料取出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記分離室の中に前記試料容器及び前記
    凝固試料を冷却するための冷却用エアーを流す冷却機構
    を備えたことを特徴とする請求項6記載の金属試料取出
    装置。
  9. 【請求項9】 前記回収機構は、前記分離室の下方に設
    けた仕分機構を含んでおり、該仕分機構は、前記分離室
    から落下してくる前記試料容器ないし前記凝固試料を受
    け入れるための受入部と、前記試料容器を排出するため
    の第1排出部と、前記凝固試料を排出するための第2排
    出部と、前記受入部を前記第1排出部と前記第2排出部
    とのいずれか一方へ選択的に連通させるための切換機構
    とを含んでいることを特徴とする請求項6記載の金属試
    料取出装置。
  10. 【請求項10】 切断可能な本体部と、該本体部の中に
    収容された試料用の溶融金属を汲み取るための試料容器
    とを備えたサンプラーから、採取されて凝固した試料を
    取り出すための金属試料取出装置において、 前記サンプラーの前記本体部から前記試料容器を取り出
    すための試料容器取出部と、前記本体部から取り出され
    た前記試料容器から凝固した試料を取り出して回収する
    ための試料分離回収部とを備え、 前記試料容器取出部は、前記サンプラーを把持するクラ
    ンプ機構と、該クランプ機構で握持した前記サンプラー
    を切断する切断機構とを備えると共に、該切断機構によ
    って切断された前記本体部の中から前記試料容器を落下
    させることができるように構成してあり、 前記試料分離回収部は、前記試料容器取出部から受け取
    った前記試料容器を該試料容器の開口部を下向きにして
    支持する支持機構と、前記支持機構に支持された前記試
    料容器に衝撃力を作用させて該試料容器から凝固試料を
    分離させる分離機構と、前記試料容器から分離した凝固
    試料を回収する回収機構とを備える、ことを特徴とする
    金属試料取出装置。
  11. 【請求項11】 前記回収機構は、分離した前記試料容
    器と前記凝固試料とを別々に回収するように構成してあ
    ることを特徴とする請求項10記載の金属試料取出装
    置。
  12. 【請求項12】 前記支持機構は、前記試料容器の外径
    よりやや大きい内径を有し略々垂直方向に延在する円筒
    形状の内部空間を画成している分離室と、前記分離室の
    底部を選択的に開閉する開閉機構と、前記試料容器を前
    記分離室の前記内部空間の側壁面との間に挟持する試料
    容器クランプ機構とを含んでいることを特徴とする請求
    項11記載の金属試料取出装置。
  13. 【請求項13】 前記分離機構は、前記試料容器クラン
    プ機構と前記分離室の前記内部空間の前記側壁面との間
    に挟持された前記試料容器に対して、前記分離室の側壁
    に形成された開口を介して打撃を与えるハンマ機構を含
    んでいることを特徴とする請求項12記載の金属試料取
    出装置。
  14. 【請求項14】 前記回収機構は、前記分離室の下方に
    設けた仕分機構を含んでおり、該仕分機構は、前記分離
    室から落下してくる前記試料容器ないし前記凝固試料を
    受け入れるための受入部と、前記試料容器を排出するた
    めの第1排出部と、前記凝固試料を排出するための第2
    排出部と、前記受入部を前記第1排出部と前記第2排出
    部とのいずれか一方へ選択的に連通させるための切換機
    構とを含んでいることを特徴とする請求項13記載の金
    属試料取出装置。
JP6245536A 1994-10-11 1994-10-11 金属試料取出装置 Withdrawn JPH08110336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402002B1 (ko) * 1999-08-19 2003-10-17 주식회사 포스코 고로 대탕도의 용선시료 채취장치
KR20190075523A (ko) * 2017-12-21 2019-07-01 주식회사 포스코 금속의 함유성분 분석장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402002B1 (ko) * 1999-08-19 2003-10-17 주식회사 포스코 고로 대탕도의 용선시료 채취장치
KR20190075523A (ko) * 2017-12-21 2019-07-01 주식회사 포스코 금속의 함유성분 분석장치

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