JPH08110025A - 傾動式加熱装置 - Google Patents

傾動式加熱装置

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JPH08110025A
JPH08110025A JP27029994A JP27029994A JPH08110025A JP H08110025 A JPH08110025 A JP H08110025A JP 27029994 A JP27029994 A JP 27029994A JP 27029994 A JP27029994 A JP 27029994A JP H08110025 A JPH08110025 A JP H08110025A
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JP
Japan
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movable base
heating
heating container
tilting
heating vessel
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Pending
Application number
JP27029994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Tanaka
重弘 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAKA GIKEN KK
Original Assignee
TANAKA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アスファルト片や産業廃棄物等をその場で溶
解、加熱する傾動式加熱装置の提供。 【構成】 上部が開口し底部が閉塞した加熱容器11
と、その外周壁面に沿って少なくとも1部を囲繞するよ
うにして回転自在に支承するガイド部材12と、加熱容
器11の底部に外方に向けて突設された回転軸13と、
回転軸13を介して加熱容器11を回転させる駆動モー
タ14と、ガイド部材ならびに駆動モータ14を載置す
る可動基台15と、可動基台15の一端を枢着支持する
固定基台16と、一端が可動基台15もしくは可動基台
に固定された装置の一部に枢着され、他端が固定基台1
6に枢着され、可動基台15を上下方向に傾動させる流
体圧シリンダ18等の傾動手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、傾動式加熱装置、特
に作業現場で舗装路面等から剥したアスファルト片ある
いは、産業廃棄物その他の被加熱物をその場で溶解、加
熱することができると共に、トラック等の車輛に載置す
ることのできる傾動式加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】舗装路面の地下埋設物を補修する作業現
場では、掘り返した小規模の掘削路面で、剥したアスフ
ァルト片をその場で加熱して再生し、直接に補修するた
めに、車載可能な小型のアスファルト再生装置が提案さ
れている。しかし、加熱時に燃焼室を旋回し、またアス
ファルト片の投入、排出時に傾動する必要があり、従来
は、実公平4−55054号のように燃焼室周壁に環状
に設けられた環状歯車と、該環状歯車に直交して噛合す
ると共に駆動する駆動歯車と、これと対向し環状歯車に
直交して噛合する従動歯車と、従動歯車の軸部と一体に
連結した枢動軸を回転させる操作部とを設けており、構
造が複雑となると共に、傾動がスムーズに行えない欠点
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は上記事情
に鑑みて創案されたもので、その主たる課題は、燃焼室
の旋回と傾動をスムーズに行うことができ、またアスフ
ァルト片の投入、排出操作が容易で作業性の良好な車載
可能な小型の傾動式加熱装置を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
めに、この発明は、加熱容器を回転自在に支持する基台
自体を傾動可能とするという手段を採用した。すなわ
ち、本発明は、上部が開口し底部が閉塞したほぼ円筒体
からなる加熱容器と、該加熱容器をその外周壁面に沿っ
て少なくとも1部を囲繞するようにして回転自在に支承
するガイド部材と、該加熱容器の底部に外方に向けて突
設された回転軸と、該回転軸を介して該加熱容器を回転
させる駆動モータと、該ガイド部材ならびに駆動モータ
を載置する可動基台と、該可動基台の一端を枢着支持す
る固定基台と、可動基台もしくは可動基台に固定された
装置の一部と固定基台との間に介設されて該可動基台を
上下方向に傾動させる傾動手段とを具備してなる、とい
う技術的手段を講じている。また、傾動手段は、一端が
該可動基台もしくは可動基台に固定された装置の一部に
枢着され、他端が該固定基台に枢着された流体圧シリン
ダを用いることができる。更に、加熱容器の開口縁に着
脱可能に取付けられると共に、加熱容器内へ向かって携
帯用のバーナーや導波管を保持する保持具を設けて、バ
ーナーや導波管により加熱容器内の内容物を加熱するこ
とができる。
【0005】
【作用】傾動手段により、可動基台が回動し、これに固
定された加熱容器は従来のようにほぼ同じ位置にて単に
上下方向に傾斜されるだけでなく、加熱容器自体の位置
が全体的に前方に移動したり、あるいは下方に移動し、
これによりアスファルト片などの被処理物質の投入、排
出操作を容易にすることができる。
【0006】
【実施例】以下に、この発明の傾動式加熱装置をアスフ
ァルト再生装置に適用した場合の好適実施例について図
面を参照して説明する。このアスファルト再生装置は、
図1ないし図3に示すように、上部が開口した有底の加
熱容器11と、この該加熱容器11を外周を囲繞するよ
うにして自転自在に保持するための環状枠体12と、加
熱容器11の底部に突設された回転軸13と、回転軸1
3を介して加熱容器11を回転させる駆動モータ14
と、環状枠体12ならびに駆動モータ14を載置する可
動基台15と、この可動基台15の一端をピン17を介
して枢着支持する固定基台16と、一端がこの可動基台
15上に固定された装置の一部に枢着され、他端が固定
基台16に枢着され、可動基台15をピン17を軸とし
て上下方向に傾動させる油圧シリンダー(傾動手段)1
8とから主として構成されている。
【0007】さらに詳述すると、加熱容器11は従来の
ものと同様の形状、すなわち中間胴部11aが若干膨ら
んだほぼ有底円筒状の容器からなり、その中間胴部11
aの外周壁面に沿って環状溝11bが形成されている。
他方、環状枠体12の内側には、複数のガイドローラ1
8が所定間隔をおいてこの環状溝11bに嵌合するよう
にして回転自在に設けられ、これら複数のガイドローラ
18により、加熱容器11が安定した状態で自転するよ
うに保持されている。
【0008】加熱容器11の底部に外側に向けて突設さ
れた回転軸13は駆動モータ14の駆動軸と例えば無端
ベルト(図示しない)を介して連結され、これにより加
熱容器11を回転軸13を軸として回転させるようにな
っている。可動基台15は、上述のようにピン17を軸
として上下方向に傾動可能となっているが、この可動基
台15の上下への傾動は油圧シリンダー17の伸縮ロッ
ド17aの伸縮作用によって行われる。
【0009】この油圧シリンダー17は、図示しない油
圧ポンプと接続されており、操作パネル19に設けられ
たスイッチの操作により伸縮するようになっている。
【0010】次に、このような構成からなる傾動式加熱
装置の動作について説明する。まず、アスファルト片を
投入する際には、図2に示すように油圧シリンダー17
の伸縮ロッド17aを縮ませて可動基台15の自由端部
を固定基台16より所定角度下方に降下させ、加熱容器
11の開口部を上向きにする。なお、この場合、加熱容
器11の降下位置を規制するストッパーを適当箇所に設
けるようにしてもよい。
【0011】その状態でアスファルト片を加熱容器11
内に投入し、ついで図1に示すように油圧シリンダー1
7の伸縮ロッド17aを適当に延ばして加熱容器11を
横向きに戻し、バーナーの火炎や導波管のマイクロ波な
どの適当な加熱手段を用い、これを加熱容器11内に向
けて加熱容器11内のアスファルト片を加熱する。この
際に、駆動モータ14を駆動して加熱容器11を複数の
ガイドローラ18により案内させながら回転させる。
【0012】これにより、加熱が偏ることなく均等に行
なわれ、効率よくアスファルト片を加熱することができ
る。アスファルト片の加熱混合処理の終了後、図3に示
すように油圧シリンダー17の伸縮ロッド17aを最長
位置まで伸張すると、可動基台15の自由端が上昇し、
これにより加熱容器11が手前に移動しながら下向きに
傾動し、これにより溶融アスファルトを加熱容器11か
ら排出させることができる。
【0013】なお、このアスファルト再生装置は、加熱
容器11を箱形のケーシング内に収納して、作業者等が
直接に加熱容器11と接触することがないようにして安
全性を高めるようにすることもできる。その場合、ケー
シングの扉等に保持具を設け、バーナーや導波管(マイ
クロ波による加熱)等を保持させるようにすることがで
きる。
【0014】ここで、保持具21は、加熱容器11の開
口縁に着脱可能な取付片22aを設けたフレーム22
と、該フレーム22の中途位置に設けられて先端が加熱
容器内へ向かうバーナー保持筒部23とからなっている
ので、取付片22aを加熱容器に係止し、またはネジな
どで固着してフレーム22を加熱容器11に取り付ける
ことができる(図1参照)。
【0015】これにより、フレーム22の固定により中
央に配された携帯用のバーナー24の先端を保持筒部2
3に挿入して保持し、加熱容器11内を加熱することが
できる。バーナーに代えて、マイクロ波による導波管を
設けてもよく、保持具21は、蓋状となって加熱容器1
1の開口を覆うようにしてもよい。また、加熱容器11
への上記保持具21の着脱構成は特に限定されない。
【0016】また、上記実施例では傾動手段として油圧
シリンダーを例示したが、その他の流体圧シリンダや、
歯車列、伸縮リンク機構等を用いることもできる。さら
に、上記実施例では、加熱容器11のガイド部材とし
て、環状枠体12の内側に複数のガイドローラ18を所
定間隔で配置させたものについて説明したが、この枠体
12は必ずしも中間胴部11aの外周を完全に囲むよう
にして形成させる必要はなく、可動基台15近傍にのみ
設け、中間胴部11aの一部のみを囲繞するものであっ
てもよく、さらに、この種の枠体を全く設けずに、少な
くとも一対のガイドローラ18のみを設け、これにより
中間胴部11aの案内および支持を行うようにしてもよ
い。その他、この発明で傾動式加熱装置の用途は上述の
アスファルト再生に限定されるものではなく、被加熱物
として産業廃棄物その他の物質を用いることもできる。
また、加熱容器はローラを駆動させて、該ローラとの摩
擦で旋回させる構造としてもよい。その他この発明の要
旨を変更しない範囲で種々設計変更しうることは勿論で
ある。
【0017】
【発明の効果】以上、この発明によれば、傾動手段によ
り加熱容器が載置された可動基台を回動させ、これによ
り加熱容器は従来のようにほぼ同じ位置にて単に上下方
向に傾斜されるだけでなく、加熱容器自体の位置が全体
的に前方に移動したり、あるいは下方に移動するので、
アスファルト片などの被処理物質の投入、排出操作が容
易となる。その他、加熱容器が載置された可動基台自体
を回動させる構造のため、構造的に簡単であり、装置の
小型化が可能となりトラック等の車輛に載置することが
でき、また、そのため故障が少なく信頼性に優れコスト
ダウンを図ることができるなど実用上、顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の傾動式加熱装置の一例として示すア
スファルト再生装置の好適実施例を示す側面図。
【図2】図1に示すアスファルト再生装置の動作を示す
側面図。
【図3】図1に示すアスファルト再生装置の動作を示す
側面図。
【符号の説明】 11 加熱容器 11a 中間胴部 11b 環状溝 12 環状枠体 13 回転軸 14 駆動モータ 15 可動基台 16 固定基台 17 ピン 17a 伸縮ロッド 18 油圧シリンダー 19 操作パネル 21 保持具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口し底部が閉塞したほぼ円筒体
    からなる加熱容器と、 該加熱容器をその外周壁面に沿って少なくとも1部を囲
    繞するようにして回転自在に支承するガイド部材と、 該加熱容器の底部に外方に向けて突設された回転軸と、 該回転軸を介して該加熱容器を回転させる駆動モータ
    と、 該ガイド部材ならびに駆動モータを載置する可動基台
    と、 該可動基台の一端を枢着支持する固定基台と、 可動基台もしくは可動基台に固定された装置の一部と、
    固定基台との間に介設されて可動基台を上下方向に傾動
    させる傾動手段とを具備してなることを特徴とする傾動
    式加熱装置。
  2. 【請求項2】 加熱容器の開口縁に着脱可能に取り付け
    られると共に、加熱容器内へ向かって携帯用のバーナー
    や導波管を保持する保持具を備えてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の傾動式加熱装置。
  3. 【請求項3】 傾動手段が、一端が該可動基台もしくは
    可動基台に固定された装置の一部に枢着され、他端が該
    固定基台に枢着された流体圧シリンダからなっているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の傾動式加熱装置。
JP27029994A 1994-10-07 1994-10-07 傾動式加熱装置 Pending JPH08110025A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199620A (ja) * 1998-10-12 2000-07-18 Nkk Corp 廃棄物焼却・熱処理炉
WO2005028754A1 (ja) * 2003-09-17 2005-03-31 Astencook Corporation 傾動式加熱装置および被加熱物の現場加熱処理システム
KR100779791B1 (ko) * 2006-03-16 2007-11-27 가부시키가이샤 아스텐콕쿠 경동식 가열장치 및 피가열물의 현장가열 처리시스템
JP2012154086A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Seiwa Renewal Works Co Ltd アスファルト混合物加熱運搬車およびクッキングユニット
JP2016002536A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 日本アイリッヒ株式会社 原料攪拌装置
WO2016032550A1 (en) * 2013-08-26 2016-03-03 Baumrind Vernon E Portable asphalt recycler

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