JPH0811000Y2 - 超音波送受波器 - Google Patents

超音波送受波器

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JPH0811000Y2
JPH0811000Y2 JP1990026076U JP2607690U JPH0811000Y2 JP H0811000 Y2 JPH0811000 Y2 JP H0811000Y2 JP 1990026076 U JP1990026076 U JP 1990026076U JP 2607690 U JP2607690 U JP 2607690U JP H0811000 Y2 JPH0811000 Y2 JP H0811000Y2
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JP
Japan
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ultrasonic
ultrasonic transducer
lead wires
lead wire
resin
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Application number
JP1990026076U
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JPH03117996U (ja
Inventor
建治 岳野
武彦 西村
英司 村上
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は、ドップラーソナーや潮流計等に用いられ
る超音波送受波器に関する。
(b)従来の技術 ドップラーソナーや潮流計は、一定の俯角で超音波パ
ルスの送受波を行い、送信周波数に対する受信周波数の
ドップラーシフトから船と反射物体との相対速度を求め
ることによって、船の対地速度や移動方向の測定、所定
深度における潮流の流速および流向の測定を行う。
このような超音波パルスのドップラー効果を利用する
機器において、超音波ビームを反射体に対し斜め方向に
向けるものの場合、ドップラー効果は媒体の音波伝播速
度に関係するため、音波伝播速度が一定でなければ、そ
の補正が必要となる。
一般に、ドップラーシフトΔfは次式で表される。
Δf=(2foV cosθ)/C (V<<C) ここで、fo:送信周波数 V:超音波送受波器と反射物体との水平方向の相対速度 θ:超音波ビーム送受波方向の水平面に対する俯角 C:超音波伝播速度(音速) 但し、超音波送受波器と反射物体間の相対速度による
超音波送受波信号のドップラーシフトは、途中の媒質の
状態にかかわらず、超音波の送受波時の音速によって定
まる(スネルの法則による。)。
そこで従来より、水面温度を計測して、Cの補正を行
っている。
(c)考案が解決しようとする課題 ところが、実際に必要とされる超音波伝播速度は超音
波振動子表面での伝播速度であり、上述のように水温の
測定によって超音波伝播速度Cを補正する方法では超音
波振動子の周囲にあるモールド樹脂中の超音波伝播速度
についての補正が行われない。また、超音波振動子の発
熱による超音波伝播速度の補正も行われない。したがっ
て、超音波送受波器と反射物体間の相対速度を正確に求
めることができなかった。
なお、超音波送受波器から反射物体までの音線経路に
おける伝播速度の分布が分かれば、超音波送受波器と反
射物体との相対速度を正しく求めることができるが、そ
の場合には水温だけでなく塩分濃度および水圧等につい
ても測定しなければならない。
この考案の目的は、超音波振動子の周囲をモールドす
るモールド樹脂中の超音波伝播速度を測定できるように
し、ドップラー効果によって正確な相対速度を測定でき
るようにした超音波送受波器を提供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この考案は、超音波振動子と、この超音波振動子の両
面に接続された第1,第2のリード線と、第1のリード線
と超音波振動子との接続点に接続され該第1のリード線
と熱電対を構成する第3のリード線とを有し、前記超音
波振動子を樹脂モールドするとともに、前記3本のリー
ド線を該樹脂モールドから引き出したことを特徴とす
る。
(e)作用 この考案の超音波送受波器では、超音波振動子に対し
て駆動信号を印加する第1,第2のリード線を接続し、さ
らに、第1のリード線と超音波振動子の接続点に第3の
リード線を接続している。第3のリード線は第1とリー
ド線と熱電対を構成する。このため、第1,第3のリード
線は、互いに熱電能が反対でその差が大きいものが用い
られる。これにより、超音波振動子の表面温度を直接測
定することができるうえ、超音波振動子に掛かる付加重
量を最小限に止めることができる。さらに、樹脂モール
ドから取り出されるリード線の数を超音波振動子の駆動
用,温度の検出用のものを合わせて3本で済ませること
ができる。なお、モールド樹脂の温度に対する超音波伝
播速度の関係は予め分かっているため、超音波振動子が
発熱する場合であっても、超音波振動子に対する超音波
送受波直前の超音波伝播速度を求めることができる。
(f)実施例 この考案の実施例に係る超音波送受波器の断面構造を
第1図、その内部に設けられる超音波振動子の外観を第
2図にそれぞれ示す。
第1図において1は円盤状の圧電基板の両主面に銀電
極等の電極膜を形成した圧電振動子、2は発泡性金属
板、3は上下面が不平行な円柱状金属体、4は超音波送
受波器全体を支持する金属板である。超音波振動子1と
発泡性金属板2間は絶縁シート(不図示)を介して接着
し、発泡性金属板2と金属体3間も接着して積層体を構
成している。この積層体に対しウレタン樹脂等の樹脂モ
ールド(5)を施して超音波送受波器を構成している。
上記超音波振動子1は、第2図に示すように3本のリ
ード線を接続している。ここで、リード線L1とL2として
は、超音波振動子1の一方の電極に対し一点で半田付け
等により接続することによって熱電対を構成する金属材
料を用いている。またリード線L3は超音波振動子1の他
方の電極に対し半田付け等により接続している。したが
って端子T3とT1間またはT3とT2間に駆動電圧を印加する
ことによって超音波振動子が振動し、端子T1とT2間の起
電圧によって超音波振動子1表面の温度を測定すること
ができる。なお、上記各リード線は超音波振動子の振動
の節に接続して、リード線および半田の質量が振動モー
ドに影響を受えないようにする。
超音波振動子から引き出された3本のリード線は第1
図に示すように、発泡性金属板2と金属体3との間(金
属体3側にリード線敷設用溝を形成しておく。)を通し
て金属体3および金属板4の貫通孔から外部へ引き出し
ている。
このようにこの考案では、リード線を熱電対の片側と
して兼用することにより、温度センサに使用するリード
線の線数を必要最小限にすることができる。また、超音
波振動子に対する付加質量が小さくて済み、超音波振動
子本来の特性に悪影響を与えない。更に、超音波振動子
に対する温度センサの取り付け作業も簡単となる、とい
う効果がある。
(g)考案の効果 この考案によれば、超音波振動子をモールドするモー
ルド樹脂中の温度を測定することができ、これにより超
音波の送受波を行う直前での超音波伝播速度が正確に分
かり、超音波送受波器と反射物体間の媒質の状態に関わ
らず反射物体との相対速度を正しく求めることができ
る。さらに、超音波振動子を駆動するリード線を利用し
た熱電対を温度センサとして用いているため、超音波振
動子に対する付加重量が少ないうえ樹脂モールドから取
り出すリード線が3本で済む利点がある。また、温度セ
ンサが超音波振動子に接触しているため、超音波振動子
の発熱によりモールド樹脂中に温度勾配が生じても、そ
の影響を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る超音波送受波器の断面
図、第2図は同超音波送受波器に用いられる超音波振動
子に対するリード線の接続状態を示す図である。 1……超音波振動子、2……発泡性金属板、3……金属
体、4……金属板、5……モールド樹脂、6……温度セ
ンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子と、この超音波振動子の両面
    に接続された第1,第2のリード線と、第1のリード線と
    超音波振動子との接続点に接続され該第1のリード線と
    熱電対を構成する第3のリード線とを有し、前記超音波
    振動子を樹脂モールドするとともに、前記3本のリード
    線を該樹脂モールドから引き出したことを特徴とする超
    音波送受波器。
JP1990026076U 1990-03-14 1990-03-14 超音波送受波器 Expired - Lifetime JPH0811000Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03117996U JPH03117996U (ja) 1991-12-05
JPH0811000Y2 true JPH0811000Y2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=31528988

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4555938A (en) 1984-06-01 1985-12-03 Airmar Technology Corporation Marine instrument

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4555938A (en) 1984-06-01 1985-12-03 Airmar Technology Corporation Marine instrument

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JPH03117996U (ja) 1991-12-05

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