JPH08108703A - 自転車用タイヤとリムの組立体 - Google Patents

自転車用タイヤとリムの組立体

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JPH08108703A
JPH08108703A JP6270232A JP27023294A JPH08108703A JP H08108703 A JPH08108703 A JP H08108703A JP 6270232 A JP6270232 A JP 6270232A JP 27023294 A JP27023294 A JP 27023294A JP H08108703 A JPH08108703 A JP H08108703A
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隆昭 越智
Takayuki Tagawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チューブを用いないで空気を圧縮充填可能
で、軽量で転がり抵抗、コーナーリングフォース等のコ
ーナーリング性能も良好な自転車用タイヤとリムの組立
体を提供する。 【構成】 リム11内にリム溝12全周を覆う帯状のシ
ールフラップ13を配置してタイヤTを組み込んでなる
自転車用タイヤとリムの組立体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自転車に用いられるタイ
ヤとリムとの組立体に関するものであり、詳しくはチュ
ーブを用いないで空気を充填することのできるタイヤと
リムの組立体に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車用のタイヤとリムの組立体
はタイヤとリムとチューブからなり、チューブに気密圧
縮封入されている空気によってリムに嵌め込まれたタイ
ヤを支えていた。自転車においてもロードレースやMT
Bレースなどの競技が行われそれにつれていかに速く走
れるかということを追求されており、自転車のフレーム
の軽量化や変速機の改良が行われてきた。ホイールも含
むタイヤも速く走る上では重要な構成要素であり、でき
るだけ走行抵抗が少なくかつコーナーリング時のよじれ
が起こりにくいタイヤが開発されている。タイヤ、ホイ
ールの軽量化もなされており、軽い素材で作ったホイー
ルや、タイヤに使うゴムの量を少なくしたオープンサイ
ドタイプのタイヤやチューブも従来のものと比べると薄
く、軽量化されている。
【0003】現在、一般的なビード支持部を有する自転
車用のW/O(ロードレース用)またはH/E(MTB
レース用)のタイヤは、ゴムや合成樹脂からなるチュー
ブをリムとタイヤのあいだに装着するとともにチューブ
内部に空気を圧縮充填することにより、その空気圧の作
用でビード部をリムフランジに押しつけてタイヤとリム
を嵌合固着した構造のものが広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなチューブ
によるエア張りタイヤにおいては、チューブが破損して
しまうパンクという問題は避けられない。具体的には次
のような原因によって多くのパンクが起こっている。
【0005】まず、タイヤtにチューブcを装着させて
リムに組み付けるとき、図8に示すようにタイヤtのビ
ード部bとリムrとのあいだにチューブcを噛みこみや
すく、その状態のままでチューブcに空気を入れ走行す
るとチューブcが破れてしまうという原因である。これ
を避けるためにはタイヤtの組込みの際にチューブcを
噛んでしまわないよう十分注意して行う必要があること
がある。
【0006】次に、走行中に路面の段差部分に乗り上げ
るときのショックで図9の如く瞬間的にタイヤtが完全
に潰れてしまいリムrと路面のあいだにタイヤを介して
チューブcが挟まれたような状態になってパンクしてし
まうという問題もある。これらはどうしてもチューブを
装着した構造にしていることから発生する問題である。
【0007】また、パンクの問題以外にもW/O(ロー
ドレース用)やH/E(MTBレース用)などのスポー
ツ仕様タイヤの分野では走行性能(走行抵抗、コーナー
リングフォース、ハンドリング、レスポンス)及び乗り
心地の向上を求める傾向にあり、これらの点においても
チューブを装着したタイヤは不利であった。そこで本発
明はチューブを用いなくてもタイヤとリムとのあいだに
空気を封じ込める事ができ、ローリングレジスタンス
(転がり抵抗)やコーナーリングフォース(コーナーリ
ング時の安定性)であらわされるコーナーリング性能の
良好なタイヤとリムとの組立体の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、自転車用のリムに自転車用のタイ
ヤを嵌め込んだ自転車用タイヤとリムの組立体におい
て、前記リムはタイヤのビード部を嵌め込む溝を有して
おり該溝内にリム全周に渡って溝を覆う帯状のシールフ
ラップを介在してタイヤのビード部を前記溝内に嵌め込
んでなることを特徴とする。
【0009】また、リムの溝内でビード支持部に位置す
るシールフラップの両縁部は中央部に比べて膨らみを有
していることが気密性の点で有利である。
【0010】
【作用】本発明ではリム内部にシールフラップを装着
し、タイヤとリムとのあいだに介在するようにしている
ので、空気を圧入する(例えば2.0〜8.0kgf/
cm2 程度の圧力をかける)ことによってビード支持部
がシールフラップに押しつけられて強固に気密性を保ち
空気を封入することができるので、チューブの装着の必
要がなくなり、パンクの発生を防止することができると
ともに走行性能を阻害する要因を取り除くことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係わる自転車用タイヤとリム
の組立体1の具体的実施例を図面を用いて説明する。図
1はこの発明を実施した自転車用タイヤとリムの組立体
1の斜視図であり、図2は図1におけるA−A断面方向
から見た空気を入れる前の自転車用タイヤとリムの組立
体1の要部断面図であり、図3は同様に空気を入れた後
の自転車用タイヤとリムの組立体1の要部断面図であ
る。
【0012】本発明自転車用のタイヤとリムとの組立体
1において、タイヤTは通常のものなら何でもよく特に
限定されるものではないが、空気透過性が小さいもので
あることが必要とされ、例えば次のようなタイヤが用い
られる。タイヤTはオープンサイドタイプのタイヤであ
り、ビード部2及びサイドウォール部3、トレッド部4
からなっている。
【0013】ビード部2の中のビードワイヤ2aは通常
のワイヤもしくは芳香族ポリアミド繊維、ガラス繊維、
カーボン繊維などの有機、無機の繊維構成ロープよりな
り、ゴム層6を被覆したスダレ層7からなるカーカス5
によって前記ビードワイヤ2aがつつまれている。そし
て、タイヤのサイドウォール部3はカーカス5が2層構
造になっており、タイヤの接地部分であるトレッド部4
においては前記カーカス5が3層重ねられている。ま
た、タイヤの接地部分の表面にはトレッドゴム8が一体
積層されている。そして、タイヤのカーカス5を形成す
るスダレ層7はポリアミド糸やポリエステル糸、アラミ
ド糸、綿糸等が用いられている。そして、タイヤ内面は
インナーシール材9で覆われている。
【0014】このインナーシール材9は、必ずしも必要
なものではないがシール性を保つために設けておくこと
が好ましく、インナーシール材9の例として具体的に挙
げられるのは、タイヤの成形時に やハロゲン化ブチル
等からなるシート状シール材をタイヤ内面に貼り、加硫
して一体化するものや成形・加硫後のタイヤの内面にグ
リセリン、短繊維、ラテックス等を混合してなるシール
液をスプレーなどの手段により膜状に塗布するものが挙
げられる。タイヤTとして上記の様なオープンサイドタ
イプのタイヤに限らず、タイヤのサイドウォール部にゴ
ム層が被覆されたタイヤでも使用できる。しかし、走行
性能を上げるという本発明の目的に沿う方向で考える
と、オープンサイドタイプのタイヤを使用するのが好適
である。
【0015】トレッドゴム8として使用されるのは天然
ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、
ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(BR)、クロロ
プレンゴム(CR)等の単体またはブレンド物等が挙げ
られる。また、リム11も従来から使用されているもの
と変わることはなく、アルミニウム、ステンレスなどの
金属や合成樹脂体からなり、図示はしないがホイールの
一部であり、中心にベアリングを有するハブからスポー
クやキャストが延びてリム11を支えている。
【0016】そして、リム11にはタイヤ2を嵌め込む
溝12を有しており、その溝12はビード支持部12a
となる段状部を有する逆凸字形状の溝となっている。そ
してその溝12内にはシールフラップ13が装着されて
おり、シールフラップ13はリム11の全周に渡って溝
12を覆う帯状体であって、断面は溝12の逆凸字形状
に沿うようにシールフラップ13も装着している。そし
て溝12のビード支持部12aにかかっているシールフ
ラップ13の両縁部13aには脹らみを有している。
【0017】このシールフラップ13は、タイヤTのビ
ード部2とリム11とのあいだのシールをするものであ
り、硬度はリム11とビード部2に沿いやすくなり密着
性がでて気密性が高くなるので柔らかいほどよく、高く
ても65°(JIS A)が限界である。硬度が65°
(JIS A)を越えるとリム11の形状やタイヤTの
ビード部2に沿いにくくなり密着性が出せなくなるので
好ましくない。非常に柔らかい材料をシールフラップ1
3に用いるとリム内にスポーク固定孔がある場合そのス
ポーク固定孔にシールフラップが入り込んでしまい、シ
ールフラップの破れが生じ空気漏れにつながることがあ
るので固定孔にコルクなどの適度な硬度を有するものを
詰めておいたり、硬度が80〜90°(JIS A)程
度の例えばウレタン製のリムテープ14をリム溝内の周
上に配置してシールフラップ13が固定孔に入り込まな
いようにすることが好ましい。また、シールフラップ1
3とリムテープ14を接着材などで接着しておくとリム
テープ14とシールフラップ13とのあいだにバルブB
から入れた空気が逃げてしまうことがない。
【0018】また、タイヤの空気を抜いたときや、自転
車の走行中にタイヤが衝撃を受けたときなどビード部2
が通常の位置から移動することがあり、その時にビード
部2からの圧力を受けて薄膜状に変形していたシールフ
ラップ13が元の形状に復元することができなければ、
ビード部2とシールフラップ13の間に隙間ができ空気
の漏れが発生するので、シールフラップ13自体の復元
性が良いこと即ち圧縮永久歪みが小さいことが求められ
るとともに、摩耗してしまうこともビード部2とシール
フラップ13とのあいだに隙間を生じさせることになる
ので耐摩耗性に優れることも求められる。
【0019】これらの圧縮永久歪み、耐摩耗性に劣るも
のであるとシールフラップとしての実用性には乏しい。
ある一つの材料で見ると硬度が下がれば下がるほど圧縮
永久歪みと耐摩耗性は悪くなり硬度はそれとの兼ね合い
で決定することになるので、硬度が下がっても圧縮永久
歪みと耐摩耗性が比較的悪くなりにくい材料を選択する
ことが重要である。シールフラップ13に使われる材料
として具体的に挙げられるのはEVA、SEBS(スチ
レン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合
体)、SBS(スチレン・エチレン・スチレンブロック
共重合体)等のオレフィン系エラストマー、TPE(サ
ーモプラスチックエラストマー)、軟質のPVC(ポリ
塩化ビニル)、シリコンゴム、ポリウレタン、スチレン
系/オレフィン系共重合体からなるゲル、ニトリルゴ
ム、エチレン・プロピレンゴム、ハロゲン化ブチル等が
ある。
【0020】そしてこの中でもスチレン系/オレフィン
系共重合体からなるゲル、例えばSEBS(スチレン・
エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体)にオ
イルを添加したSEBS系ゲルが硬度3〜30°JIS
A程度と柔軟でありながら高い弾性と強度を有し、反
発復元性(低圧縮永久歪)、耐摩耗性、耐引裂性、耐薬
品性の面でも優れていることから好適である。また比重
が小さいこともタイヤの重量軽減の面で有利な点であ
る。
【0021】以上のような自転車用タイヤとリムの組立
体は空気を入れて内圧を上げることによって図2に示し
た状態からビード部2がシールフラップ13を介してリ
ム11に押しつけられて、図3のような状態になる。シ
ールフラップ13の形状に係わる他の例としては、図4
のような両縁部13aにガスポケットGを設けて膨らみ
をもたせるものがある。このような構造にするとシール
フラップ13の素材のへたりに関係なく膨らみを有する
形状を維持することができる。
【0022】また、以上の説明ではリム11の溝12の
形状が段状のビード支持部12aがあるW/O(ロード
レース用)のタイヤの場合を取り上げているが、そのよ
うな段状のビード支持部12aがないH/E(MTBレ
ース用)のリムの場合を次に説明する。図5、図6はH
/E(MTBレース用)のリム11にタイヤTを組んだ
組立体の図2、図3に相当する要部断面図である。
【0023】シールフラップ13の形状を両縁部13a
においてより大きな膨らみを取ることが好ましい。この
タイプのリム11の場合タイヤTを嵌め込んで空気を入
れた場合、空気圧によってビード部2がリム11の溝底
から浮いた状態となっており、路面の段差に乗り上げた
ときなどのショックにより図7のようにビード部2が沈
み込もうとし、その時にリム11とビード部2のあいだ
に隙間ができやすくなることがあるが、シールフラップ
13の両縁部13aを脹らみをより大きくすることによ
って空気漏れを防ぐことができる。また、両縁部13a
の脹らみにテーパ部16を設けておくとタイヤTをリム
11に組付ける際、ビード部2がシールフラップ13に
接触してシールフラップ13のめくれを生じにくくな
る。そしてシールフラップ13とリム11とのあいだに
はスポークの孔にシールフラップ13が入らないように
シールフラップ13よりも硬度の高いリムテープ14を
配置することが好ましい。
【0024】リム11にビード支持部12aを有するW
/O(ロードレース用)のタイヤの場合は両縁部13a
に脹らみを有しない平坦なシールフラップを用いても気
密性は十分に確保することができる。このタイヤTの組
み立て方は次の通りである。まず、リム11の溝12内
にシールフラップ13を装着し、次にタイヤを嵌め込
む。更に、リムの空気孔から空気をポンプで入れるとタ
イヤTのビード部が空気圧によって所定の位置にセット
される。
【0025】次に、本発明の自転車用のタイヤとリムの
組立体について、従来のチューブを装着したタイプのも
のとの比較を行った。 (実施例1) ・タイヤ:26×1.95 HILLTOP5100H
/E(MTB用オープンサイドタイヤ)(三ツ星ベルト
社製) ・リム:RM17 H/E(アラヤ社製) ・ウレタンリムテープ: ウレタン 硬度 90°JI
S A ・シールフラップ:SEBS系ゲル 硬度 3°JIS
【0026】これらの4部品を用いて、バルブを付けた
リムの溝にバルブの孔を塞がないようその部分には孔を
開けたシールフラップを接着材で貼着しタイヤをリムに
嵌め込んで内圧3kgf/cm2 になるよう空気を入れ
た。 (実施例2) ・タイヤ:26×1.95 HILLTOP 5100
H/E(MTB用オープンサイドタイヤ)(三ツ星ベル
ト社製)で内面にシール材を施したもの ・リム:RM17 H/E(アラヤ社製) ・ウレタンリムテープ: ウレタン 硬度 90°JI
S A ・シールフラップ:SEBS系ゲル 硬度 3°JIS
【0027】これらの4部品を用いて、バルブをウレタ
ンリムテープに接着してウレタンリムテープをバルブの
部分に孔を開けたシールフラップに接着し、タイヤをリ
ムに嵌め込んで内圧3kgf/cm2 になるよう空気を
入れた。尚、タイヤ内に施したシール材はハロゲン化ブ
チルで厚みが0.3mmである。 (比較例) ・タイヤ:26×1.95 HILLTOP 5100
H/E(MTB用オープンサイドタイヤ)(三ツ星ベル
ト社製) ・リム:RM17 H/E(アラヤ社製) ・チューブ:26×1.75−1.95ブチルチューブ
(三ツ星ベルト社製) ・リムテープ:ウレタン 硬度 90°JIS A
【0028】これらの3部品を用いてタイヤをリムに嵌
め込んで内圧3kgf/cm2 になるよう空気を入れ
た。
【0029】そしてこの3者を使って、次の11項目の
評価を行った。 (1)タイヤのリムへの装着のしやすさ (2)空気入れ初期の空気漏れ (3)静的空気圧保持率(8hr、24hr) (4)落下式衝撃テスト (5)転がり抵抗 (6)コーナーリングフォース (7)振動(30km/h) (8)ドラム走行耐久性(ショックバー付 7500k
m) (9)実車走行耐久性(OFF/ON ROAD 10
00km OFF:ON=6:4 オンロードとオフロ
ードの比率が6:4) (10)繰り返し使用性(空気の出し入れを繰り返し、
問題が起こらないか) (11)タイヤの重量を比較 尚、(4)の落下式衝撃テストは図11に示すような装
置を用いて錘Mを高さHからタイヤTに落下させその時
の衝撃エネルギーを測定することによってリム打ちパン
クしやすいかどうかを判定した。
【0030】
【表1】
【0031】表1より比較例のチューブ式のタイヤと比
べて実施例は空気圧保持率の点では劣っているもの空気
入れ初期の空気漏れ性、ドラム走行耐久性、実車走行耐
久性、繰り返し使用性の点では同等であり、タイヤのリ
ムへの装着のしやすさ、落下式衝撃試験、転がり抵抗、
コーナーリングフォース、振動性能、重量の点では実施
例は勝っている。これは、本発明のタイヤがチューブの
ない構成としたことによりリムへの装着は工数が減るこ
とのほかチューブ噛みの心配がないので容易になるこ
と、衝撃を受けてもリム打ちによるチューブパンクする
ことがないこと、クッション性にも優れていること、チ
ューブの分を軽量化することができることから転がり抵
抗、コーナーリングフォースの面でも有利であるところ
からきている。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によると従来の一
般自転車用タイヤ及びリムにシールフラップを用いるだ
けで、チューブを装着することなく空気を封入すること
ができるようなるのでこれまでチューブを装着していた
ために発生していたタイヤ嵌め込み時のチューブ噛みパ
ンクや、自転車の走行中段差に乗り上げたときなどのリ
ム打ちパンクの発生を防止することができ、かつチュー
ブを無くしたことによる軽量化と走行性能の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のW/O(ロードレース用)の自転車用
タイヤとリムの組立体の要部斜視図である。
【図2】図1におけるA−A断面方向から見た空気を入
れる前の自転車用タイヤとリムの組立体の要部断面図で
ある。
【図3】図1におけるA−A断面方向から見た空気を入
れた後の自転車用タイヤとリムの組立体の要部断面図で
ある。
【図4】シールフラップの別の実施例を示すリムとシー
ルフラップの断面図である。
【図5】本発明のH/E(MTBレース用)の自転車用
タイヤとリムの組立体の図2に相当する要部断面図であ
る。
【図6】本発明のH/E(MTBレース用)の自転車用
タイヤとリムの組立体の図3に相当する要部断面図であ
る。
【図7】本発明のH/E(MTBレース用)の自転車用
タイヤとリムの組立体が衝撃を受けたときの様子を示す
要部断面図である。
【図8】従来のチューブ式タイヤがチューブ噛みしてい
る様子を示す要部断面図である。
【図9】従来のチューブ式タイヤが衝撃を受けたときの
様子を示す要部断面図である。
【図10】落下式衝撃テスト装置の正面図である。
【符号の説明】
1 自転車用タイヤとリムの組立体 2 ビード部 2a ビードワイヤ 3 サイドウォール部 4 トレッド部 5 カーカス 6 ゴム層 7 スダレ層 8 トレッドゴム 9 インナーシール材 11 リム 12 溝 12a ビード支持部 13 シールフラップ 13a 両縁部 14 リムテープ 15 テーパ部 T タイヤ B バルブ M 錘

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車用のリムに自転車用のタイヤを嵌
    め込んだ自転車用タイヤとリムの組立体において、前記
    リムはタイヤのビード部を嵌め込む溝を有しており該溝
    内にリム全周に渡って溝を覆う帯状のシールフラップを
    介在してタイヤのビード部を前記溝内に嵌め込んでなる
    ことを特徴とする自転車用のタイヤとリムの組立体。
  2. 【請求項2】 リムの溝内でビード支持部に位置するシ
    ールフラップの両縁部は中央部に比べて膨らみを有して
    いる請求項1記載の自転車用タイヤとリムの組立体。
JP6270232A 1994-10-06 1994-10-06 自転車用タイヤとリムの組立体 Expired - Lifetime JP2866589B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7055569B2 (en) * 2002-01-22 2006-06-06 Stanley Koziatek Tubeless tire compound and a system and method for retrofitting non-tubeless tires

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