JPH0810836B2 - 無線送信装置 - Google Patents
無線送信装置Info
- Publication number
- JPH0810836B2 JPH0810836B2 JP5076293A JP7629393A JPH0810836B2 JP H0810836 B2 JPH0810836 B2 JP H0810836B2 JP 5076293 A JP5076293 A JP 5076293A JP 7629393 A JP7629393 A JP 7629393A JP H0810836 B2 JPH0810836 B2 JP H0810836B2
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- JP
- Japan
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- transmission
- human body
- power
- radiation pattern
- antenna
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯通信装置
に利用し、アンテナの放射パターン内に物体が存在する
際の反射波を検出してアンテナからの送信電力の放射を
低減し、又は停止させる無線送信装置に関する。
に利用し、アンテナの放射パターン内に物体が存在する
際の反射波を検出してアンテナからの送信電力の放射を
低減し、又は停止させる無線送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の無線通信システムでは、回路素子
の高周波特性の向上及びPSK,FSK信号処理の進展
に伴い、多量の情報伝送が可能なマイクロ波帯通信が多
用されている。殊に、マイクロ波帯の無線通信装置に
は、小型のパラボラ型ビームアンテナが利用できる。す
なわち、開口面が広いとともに、ビーム特性における半
値角が小さいため、所望の方向に対する効率の良い送受
信が可能である。
の高周波特性の向上及びPSK,FSK信号処理の進展
に伴い、多量の情報伝送が可能なマイクロ波帯通信が多
用されている。殊に、マイクロ波帯の無線通信装置に
は、小型のパラボラ型ビームアンテナが利用できる。す
なわち、開口面が広いとともに、ビーム特性における半
値角が小さいため、所望の方向に対する効率の良い送受
信が可能である。
【0003】このため、衛星通信回線を使用して、現場
からのリアルタイムでの映像伝送を行う通信装置などの
ように、装置の小型化及び可搬性の進展に伴って、マイ
クロ波帯通信装置が多様な場所で用いられている。この
ようなマイクロ波帯の移動体通信及び衛星回線通信で
は、その通信を行う場所でパラボラ型ビームアンテナを
対通信地点方向に設置し、又は通信衛星方向に仰角を設
定して設置している。ところで、近時のマイクロ波帯通
信では、その送信電波の波長が短いことから、この電波
が人体に放射されると、人体に悪影響を及ぼすとの指摘
がある。
からのリアルタイムでの映像伝送を行う通信装置などの
ように、装置の小型化及び可搬性の進展に伴って、マイ
クロ波帯通信装置が多様な場所で用いられている。この
ようなマイクロ波帯の移動体通信及び衛星回線通信で
は、その通信を行う場所でパラボラ型ビームアンテナを
対通信地点方向に設置し、又は通信衛星方向に仰角を設
定して設置している。ところで、近時のマイクロ波帯通
信では、その送信電波の波長が短いことから、この電波
が人体に放射されると、人体に悪影響を及ぼすとの指摘
がある。
【0004】従来のマイクロ波帯通信は、主として固定
通信に用いられており、ビームアンテナもタワーやビル
の屋上などのように高所に設置されていた。したがっ
て、人体に悪影響を及ぼすことがなかった。しかしなが
ら、装置の小型化及び可搬性の進展に伴って、マイクロ
波帯の信装置が多様な場所で用いられるため、個人使用
のように無線知識に乏しい運用者などがビームアンテナ
の前面で作業する機会も増えることになり、人体への電
波放射による悪影響の多発が危惧されている。
通信に用いられており、ビームアンテナもタワーやビル
の屋上などのように高所に設置されていた。したがっ
て、人体に悪影響を及ぼすことがなかった。しかしなが
ら、装置の小型化及び可搬性の進展に伴って、マイクロ
波帯の信装置が多様な場所で用いられるため、個人使用
のように無線知識に乏しい運用者などがビームアンテナ
の前面で作業する機会も増えることになり、人体への電
波放射による悪影響の多発が危惧されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来例では、放射電波を鋭いビームに形成するパラボラ型
のビームアンテナによって電波を一方向に集中してお
り、その放射電力が増大する。このため、ビームアンテ
ナの前面での人体への大電力の電波放射が行われ、この
人体での悪影響が生じる恐れがある。なお、このような
人体への悪影響を考慮したマイクロ波帯送信装置の提案
は、現状においては見当たらない。
来例では、放射電波を鋭いビームに形成するパラボラ型
のビームアンテナによって電波を一方向に集中してお
り、その放射電力が増大する。このため、ビームアンテ
ナの前面での人体への大電力の電波放射が行われ、この
人体での悪影響が生じる恐れがある。なお、このような
人体への悪影響を考慮したマイクロ波帯送信装置の提案
は、現状においては見当たらない。
【0006】本発明は、上述した事情にかんがみてなさ
れたものであり、アンテナからの放射電力の反射波を検
出し、その反射波レベルが一定値を超えた場合に電波放
射電力を低減又は停止でき、電波放射による人体への悪
影響を阻止して、人体の保護が効果的に可能になる無線
送信装置の提供を目的とする。
れたものであり、アンテナからの放射電力の反射波を検
出し、その反射波レベルが一定値を超えた場合に電波放
射電力を低減又は停止でき、電波放射による人体への悪
影響を阻止して、人体の保護が効果的に可能になる無線
送信装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線送信装置は、無線電力出力手段と、上
記無線電力出力手段からの送信電力を放射するアンテナ
と、上記アンテナの放射パターン内における人体からの
反射波を検出した検出信号を出力する放射パターン内人
体検出手段と、上記放射パターン内人体検出手段からの
検出信号によって、無線電力出力手段への供給電力を所
定電力に低減し、又は停止させる電力制御手段と、上記
放射パターン内人体検出手段から検出信号が出力された
場合に、視覚的及び/又は聴覚的に警告を発する警告表
示手段と、上記警告表示手段で警告を発した後、人間が
アンテナの放射パターンから去るに必要な時間だけ経過
した後に無線電力出力手段への供給電力の低減又は停止
を解除する制御解除手段と、を備える構成としてある。
に、本発明の無線送信装置は、無線電力出力手段と、上
記無線電力出力手段からの送信電力を放射するアンテナ
と、上記アンテナの放射パターン内における人体からの
反射波を検出した検出信号を出力する放射パターン内人
体検出手段と、上記放射パターン内人体検出手段からの
検出信号によって、無線電力出力手段への供給電力を所
定電力に低減し、又は停止させる電力制御手段と、上記
放射パターン内人体検出手段から検出信号が出力された
場合に、視覚的及び/又は聴覚的に警告を発する警告表
示手段と、上記警告表示手段で警告を発した後、人間が
アンテナの放射パターンから去るに必要な時間だけ経過
した後に無線電力出力手段への供給電力の低減又は停止
を解除する制御解除手段と、を備える構成としてある。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】上記構成からなる、本発明の無線送信装置は、
アンテナ、例えばパラボラ型ビームアンテナでの形成ビ
ームである放射パターン内の物体、すなわち、人体から
の反射波を検出して、アンテナからの送信電力の放射を
所定値に低減し、又は停止させている。同時に視覚的及
び/又は聴覚的に警告を発している。これによって、電
波放射による人体への悪影響が阻止されて、人体の保護
が効果的に行われる。
アンテナ、例えばパラボラ型ビームアンテナでの形成ビ
ームである放射パターン内の物体、すなわち、人体から
の反射波を検出して、アンテナからの送信電力の放射を
所定値に低減し、又は停止させている。同時に視覚的及
び/又は聴覚的に警告を発している。これによって、電
波放射による人体への悪影響が阻止されて、人体の保護
が効果的に行われる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の無線送信装置の実施例につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の無線送
信装置の実施例における構成を示すブロック図である。
図1において、この装置は、マイクロ波帯用のパラボラ
型ビームアンテナ2と、このパラボラ型ビームアンテナ
2の放射領域(放射パターン)内に存在する人Mを検出
した際に、その検出信号Saを出力する検出部4(放射
パターン内物体検出手段)とを有している。
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の無線送
信装置の実施例における構成を示すブロック図である。
図1において、この装置は、マイクロ波帯用のパラボラ
型ビームアンテナ2と、このパラボラ型ビームアンテナ
2の放射領域(放射パターン)内に存在する人Mを検出
した際に、その検出信号Saを出力する検出部4(放射
パターン内物体検出手段)とを有している。
【0012】さらに、この装置には、パラボラ型ビーム
アンテナ2に送信電力を、検出部4を通じて送出するマ
イクロ波帯用の無線送信部6(無線電力出力手段)と、
検出部4からの検出信号Saによって、無線送信部6へ
外部電源からの通電を停止するための送信電力制御部8
とが設けられている。パラボラ型ビームアンテナ2は、
周知の放射素子と反射器とで構成されており、検出部4
は、一端に無線送信部6からの送信電力が供給され、他
端にパラボラ型ビームアンテナ2が接続されるサーキュ
レータ10と、このサーキュレータ10の反射波検出端
子に接続されて、検出信号Saを出力する検波器11
(直流電圧生成手段)とが設けられている。
アンテナ2に送信電力を、検出部4を通じて送出するマ
イクロ波帯用の無線送信部6(無線電力出力手段)と、
検出部4からの検出信号Saによって、無線送信部6へ
外部電源からの通電を停止するための送信電力制御部8
とが設けられている。パラボラ型ビームアンテナ2は、
周知の放射素子と反射器とで構成されており、検出部4
は、一端に無線送信部6からの送信電力が供給され、他
端にパラボラ型ビームアンテナ2が接続されるサーキュ
レータ10と、このサーキュレータ10の反射波検出端
子に接続されて、検出信号Saを出力する検波器11
(直流電圧生成手段)とが設けられている。
【0013】無線送信部6は、サーキュレータ10を通
じてパラボラ型ビームアンテナ2に送信電力を送出する
送信電力出力部12と、外部からの送信データが供給さ
れて、送信電力出力部12に変調信号を出力する変調器
13とを有している。送信電力制御部8は、検波器11
からの検出信号Saの電圧値と、基準電圧VD(しきい
値)とを比較して、検出信号Saの電圧値が高い場合
に、ハイ(H)レベル信号を出力し、また検出信号Sa
の電圧値が基準電圧VDより低い場合に、ロー(L)レ
ベル信号を出力する比較器14(比較手段)と、この比
較器14からのハイ(H)レベル信号を、以降で説明す
る制御信号Sbに生成して出力するコントロール回路1
5(制御解除手段)とが設けられている。
じてパラボラ型ビームアンテナ2に送信電力を送出する
送信電力出力部12と、外部からの送信データが供給さ
れて、送信電力出力部12に変調信号を出力する変調器
13とを有している。送信電力制御部8は、検波器11
からの検出信号Saの電圧値と、基準電圧VD(しきい
値)とを比較して、検出信号Saの電圧値が高い場合
に、ハイ(H)レベル信号を出力し、また検出信号Sa
の電圧値が基準電圧VDより低い場合に、ロー(L)レ
ベル信号を出力する比較器14(比較手段)と、この比
較器14からのハイ(H)レベル信号を、以降で説明す
る制御信号Sbに生成して出力するコントロール回路1
5(制御解除手段)とが設けられている。
【0014】さらに、コントロール回路15からの制御
信号Sbによって、外部の電源から無線送信部6に供給
される電力を低減又は停止させるスイッチ回路16(電
波放射低減停止手段及び電力制御手段)と、コントロー
ル回路15からの制御信号Sbによって、パラボラ型ビ
ームアンテナ2の放射領域内に、人Mが存在しているこ
とをブザー、又はライトの点滅で報知して警告する表示
部17(警告表示手段)とが設けられている。
信号Sbによって、外部の電源から無線送信部6に供給
される電力を低減又は停止させるスイッチ回路16(電
波放射低減停止手段及び電力制御手段)と、コントロー
ル回路15からの制御信号Sbによって、パラボラ型ビ
ームアンテナ2の放射領域内に、人Mが存在しているこ
とをブザー、又はライトの点滅で報知して警告する表示
部17(警告表示手段)とが設けられている。
【0015】次に、この構成の無線送信装置の動作につ
いて説明する。図2は、この動作における各部の処理信
号の波形図である。図1及び図2において、送信時に
は、無線送信部6の変調器13に送信データが入力され
る。変調器13で変調信号を生成して、送信電力出力部
12に供給し、ここからマイクロ波帯の変調送信電力、
例えば数ワット(W)を送出する。送信電力出力部12
からの変調送信電力は、サーキュレータ10を通じてパ
ラボラ型ビームアンテナ2に入力され、このパラボラ型
ビームアンテナ2からビーム送信電波Waとして放射さ
れる。
いて説明する。図2は、この動作における各部の処理信
号の波形図である。図1及び図2において、送信時に
は、無線送信部6の変調器13に送信データが入力され
る。変調器13で変調信号を生成して、送信電力出力部
12に供給し、ここからマイクロ波帯の変調送信電力、
例えば数ワット(W)を送出する。送信電力出力部12
からの変調送信電力は、サーキュレータ10を通じてパ
ラボラ型ビームアンテナ2に入力され、このパラボラ型
ビームアンテナ2からビーム送信電波Waとして放射さ
れる。
【0016】この場合、パラボラ型ビームアンテナ2の
放射パターン内、すなわち、ビーム送信電波Waの放射
範囲内に人Mが存在すると、ビーム送信電波Waが人M
で反射して反射波Wfが発生する。この反射波Wfは、
例えばビーム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在し
ない場合、すなわち、パラボラ型ビームアンテナ2での
反射のみとなり、慣用的にはビーム送信電波Waの送信
電力の略1/100(−20dB)である。そしてビー
ム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合は、
反射波Wfが大きな反射電力となる。
放射パターン内、すなわち、ビーム送信電波Waの放射
範囲内に人Mが存在すると、ビーム送信電波Waが人M
で反射して反射波Wfが発生する。この反射波Wfは、
例えばビーム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在し
ない場合、すなわち、パラボラ型ビームアンテナ2での
反射のみとなり、慣用的にはビーム送信電波Waの送信
電力の略1/100(−20dB)である。そしてビー
ム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合は、
反射波Wfが大きな反射電力となる。
【0017】この大電力の反射波Wfは、パラボラ型ビ
ームアンテナを通じ、サーキュレータ10の反射波検出
端子に導出されて検波器11で検波される。この検波し
た図2中(a)に示す検出信号Saが送信電力制御部8
内の比較器14の一方の入力端に入力される。比較器1
4の他方の入力端には、図2中(b)に示すように検出
信号Saの電圧値と比較するための基準電圧VDが設定
されており、この基準電圧VDより検出信号Saの電圧
値が高い場合に比較器14からハイ(H)レベル信号を
出力する。
ームアンテナを通じ、サーキュレータ10の反射波検出
端子に導出されて検波器11で検波される。この検波し
た図2中(a)に示す検出信号Saが送信電力制御部8
内の比較器14の一方の入力端に入力される。比較器1
4の他方の入力端には、図2中(b)に示すように検出
信号Saの電圧値と比較するための基準電圧VDが設定
されており、この基準電圧VDより検出信号Saの電圧
値が高い場合に比較器14からハイ(H)レベル信号を
出力する。
【0018】パラボラ型ビームアンテナ2からのビーム
送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在しない場合に
は、比較器14からロー(L)レベル信号が出力され
る。このロー(L)レベル信号がコントロール回路15
に入力される場合は、コントロール回路15が、パラボ
ラ型ビームアンテナ2からのビーム送信電波Waの放射
範囲内に人Mが存在しないと判断して、以降の送信電力
出力部12における送出電力の低減又は停止の処理は行
わない。
送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在しない場合に
は、比較器14からロー(L)レベル信号が出力され
る。このロー(L)レベル信号がコントロール回路15
に入力される場合は、コントロール回路15が、パラボ
ラ型ビームアンテナ2からのビーム送信電波Waの放射
範囲内に人Mが存在しないと判断して、以降の送信電力
出力部12における送出電力の低減又は停止の処理は行
わない。
【0019】比較器14からのハイ(H)レベル信号が
コントロール回路15に入力されると、コントロール回
路15は、パラボラ型ビームアンテナ2からのビーム送
信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合と判断し
て、図2中(c)に示す制御信号Sbをスイッチ回路1
6に出力する。この場合、スイッチ回路16は、オン
(ON)状態であり、外部の電源からの電力を無線送信
部6に供給している。そして、制御信号Sbによってス
イッチ回路16がオフ(OFF)となり、図2中(d)
に示すように無線送信部6への外部の電源からの電力の
供給を停止する。この停止によって、図2中(e)に示
すようにパラボラ型ビームアンテナ2からビーム送信電
波Waの放射が停止する。
コントロール回路15に入力されると、コントロール回
路15は、パラボラ型ビームアンテナ2からのビーム送
信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合と判断し
て、図2中(c)に示す制御信号Sbをスイッチ回路1
6に出力する。この場合、スイッチ回路16は、オン
(ON)状態であり、外部の電源からの電力を無線送信
部6に供給している。そして、制御信号Sbによってス
イッチ回路16がオフ(OFF)となり、図2中(d)
に示すように無線送信部6への外部の電源からの電力の
供給を停止する。この停止によって、図2中(e)に示
すようにパラボラ型ビームアンテナ2からビーム送信電
波Waの放射が停止する。
【0020】この場合、コントロール回路15が、パラ
ボラ型ビームアンテナ2からのビーム送信電波Waの放
射範囲内に人Mが存在する場合と判断した場合に出力す
る制御信号Sbは、表示部17にも供給される。表示器
17では、図2中(f)に示すようにパラボラ型ビーム
アンテナ2の放射領域内の人Mに対してブザー、又はラ
イトの点滅を一定時間オン(ON)に制御し、報知して
警告する。なお、ブザー、又はライトの点滅のオン(O
N)は、ビーム送信電波Waの放射が停止するまで継続
するようにしても良い。
ボラ型ビームアンテナ2からのビーム送信電波Waの放
射範囲内に人Mが存在する場合と判断した場合に出力す
る制御信号Sbは、表示部17にも供給される。表示器
17では、図2中(f)に示すようにパラボラ型ビーム
アンテナ2の放射領域内の人Mに対してブザー、又はラ
イトの点滅を一定時間オン(ON)に制御し、報知して
警告する。なお、ブザー、又はライトの点滅のオン(O
N)は、ビーム送信電波Waの放射が停止するまで継続
するようにしても良い。
【0021】この無線送信部6への外部の電源からの電
力の供給を停止して、パラボラ型ビームアンテナ2から
ビーム送信電波Waの放射が停止した後に、ビーム送信
電波Waの放射範囲内に人Mが存在しなくなると、比較
器14からロー(L)レベル信号が出力され、スイッチ
回路16がオン(ON)に復帰して、外部の電源からの
電力が無線送信部6に供給されて、ビーム送信電波Wa
の放射が、再度、開始される。
力の供給を停止して、パラボラ型ビームアンテナ2から
ビーム送信電波Waの放射が停止した後に、ビーム送信
電波Waの放射範囲内に人Mが存在しなくなると、比較
器14からロー(L)レベル信号が出力され、スイッチ
回路16がオン(ON)に復帰して、外部の電源からの
電力が無線送信部6に供給されて、ビーム送信電波Wa
の放射が、再度、開始される。
【0022】なお、この実施例のようにビーム送信電波
Waの放射範囲内における人Mの有無を判断して、無線
送信部6に供給する外部の電源からの電力のオン・オフ
(ON・OFF)を行わず、表示器17でパラボラ型ビ
ームアンテナ2の放射領域内の人Mに対してブザー、又
はライトの点滅で報知して警告した後の一定時間(人間
が放射パターン内から去るのに+分な時間)後に、無線
送信部6に供給する外部の電源からの電力の通電を行う
ようにスイッチ回路16をオン(ON)に制御するよう
にしても良い。この場合、長時間の送信データの伝送中
断を避け必要最小限の伝送中断とすることが出来る。
Waの放射範囲内における人Mの有無を判断して、無線
送信部6に供給する外部の電源からの電力のオン・オフ
(ON・OFF)を行わず、表示器17でパラボラ型ビ
ームアンテナ2の放射領域内の人Mに対してブザー、又
はライトの点滅で報知して警告した後の一定時間(人間
が放射パターン内から去るのに+分な時間)後に、無線
送信部6に供給する外部の電源からの電力の通電を行う
ようにスイッチ回路16をオン(ON)に制御するよう
にしても良い。この場合、長時間の送信データの伝送中
断を避け必要最小限の伝送中断とすることが出来る。
【0023】また、無線送信部6に供給する外部の電源
からの電力のオン・オフ(ON・OFF)に代えて、ビ
ーム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合
に、外部の電源からの電力を停止せずに、その電圧をス
イッチ回路16と、他の回路とを追加して低減するよう
にしても良い。この場合、ビーム送信電波Waは、人M
に悪影響を与えない放射電力に低減する必要がある。こ
のビーム送信電波Waの低減によって、受信側でのS/
N比が悪化するももの送信データの伝送を継続できる利
点がある。
からの電力のオン・オフ(ON・OFF)に代えて、ビ
ーム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合
に、外部の電源からの電力を停止せずに、その電圧をス
イッチ回路16と、他の回路とを追加して低減するよう
にしても良い。この場合、ビーム送信電波Waは、人M
に悪影響を与えない放射電力に低減する必要がある。こ
のビーム送信電波Waの低減によって、受信側でのS/
N比が悪化するももの送信データの伝送を継続できる利
点がある。
【0024】さらに、この実施例では、検出部4にサー
キュレータ10と、検波器11を用いて構成したが、こ
れに限らず、例えばマイクロ波帯の低い周波数帯域で
は、慣用的なストリップラインなどで構成する定在波検
出器を用いても良い。この場合、進行波に対する反射波
の定在波比(V.SWR)における所定値、すなわち、
ビーム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合
の定在波比(V.SWR)値を基準電圧と比較し、定在
波比値が基準電圧を越える場合にコントロール回路15
が制御信号Sbの出力を行うように構成すれば良い。
キュレータ10と、検波器11を用いて構成したが、こ
れに限らず、例えばマイクロ波帯の低い周波数帯域で
は、慣用的なストリップラインなどで構成する定在波検
出器を用いても良い。この場合、進行波に対する反射波
の定在波比(V.SWR)における所定値、すなわち、
ビーム送信電波Waの放射範囲内に人Mが存在する場合
の定在波比(V.SWR)値を基準電圧と比較し、定在
波比値が基準電圧を越える場合にコントロール回路15
が制御信号Sbの出力を行うように構成すれば良い。
【0025】また、この検出部4の他の例として、放射
したマイクロ波の反射によるドップラ信号を検出しても
良い。この場合、ドップラ信号の検出によってコントロ
ール回路15が制御信号Sbの出力を行うように構成す
れば良い。
したマイクロ波の反射によるドップラ信号を検出しても
良い。この場合、ドップラ信号の検出によってコントロ
ール回路15が制御信号Sbの出力を行うように構成す
れば良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線送信
装置は、パラボラ型ビームアンテナなどの放射パターン
内における物体である人体からの反射波を検出して、ア
ンテナからの送信電力の放射を所定値に低減し、又は停
止させ、同時に視覚的及び/又は聴覚的に警告を発して
いるため、電波放射による人体への悪影響を阻止でき、
人体の保護が効果的に可能になるという効果を有する。
装置は、パラボラ型ビームアンテナなどの放射パターン
内における物体である人体からの反射波を検出して、ア
ンテナからの送信電力の放射を所定値に低減し、又は停
止させ、同時に視覚的及び/又は聴覚的に警告を発して
いるため、電波放射による人体への悪影響を阻止でき、
人体の保護が効果的に可能になるという効果を有する。
【図1】本発明の無線送信装置の実施例における構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】実施例の動作における各部の処理信号の波形図
である。
である。
2 パラボラ型ビームアンテナ 4 検出部 6 無線送信部 8 送信電力制御部 10 サーキュレータ 11 検波器 12 送信電力出力部 14 比較器 15 コントロール回路 16 スイッチ回路 17 表示部 Wa ビーム送信電波 Wf 反射波
Claims (1)
- 【請求項1】 無線電力出力手段と、 上記無線電力出力手段からの送信電力を放射するアンテ
ナと、 上記アンテナの放射パターン内における人体からの反射
波を検出した検出信号を出力する放射パターン内人体検
出手段と、 上記放射パターン内人体検出手段からの検出信号によっ
て、無線電力出力手段への供給電力を所定電力に低減
し、又は停止させる電力制御手段と、 上記放射パターン内人体検出手段から検出信号が出力さ
れた場合に、視覚的及び/又は聴覚的に警告を発する警
告表示手段と、 上記警告表示手段で警告を発した後、人間がアンテナの
放射パターンから去るに必要な時間だけ経過した後に無
線電力出力手段への供給電力の低減又は停止を解除する
制御解除手段と、 を備えることを特徴とする無線送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076293A JPH0810836B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 無線送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5076293A JPH0810836B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 無線送信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268538A JPH06268538A (ja) | 1994-09-22 |
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