JPH0810828Y2 - 自動平衡回路 - Google Patents

自動平衡回路

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JPH0810828Y2
JPH0810828Y2 JP5404389U JP5404389U JPH0810828Y2 JP H0810828 Y2 JPH0810828 Y2 JP H0810828Y2 JP 5404389 U JP5404389 U JP 5404389U JP 5404389 U JP5404389 U JP 5404389U JP H0810828 Y2 JPH0810828 Y2 JP H0810828Y2
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JP
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vehicle
detector
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signal
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利一郎 山下
浩行 首藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、料金収受機械の硬貨判別器などに用いられ
る自動平衡回路の改良に関する。
[従来の技術] 高周波励磁された検出コイルの磁界中を硬貨が通過す
る時に生じる、検出コイルのインピーダンス変化を測定
して硬貨の種別又は真偽を判別する方法がある。
従来の装置の1例を第4図および第5図に示し、また
その作用を第6図によって説明する。
第4図に於て11は検出コイル、12は基準コイルであ
る。13は平衡回路、14は発振器でブリッジ回路15を構成
している。ブリッジ回路15の出力端C−C′の出力は、
検出コイルに硬貨がない状態で、平衡回路13を調整し
て、零に調整される。この状態で検出コイル11の磁界中
を硬貨が通過すると硬貨の形状電気特性に基づいて、検
出コイル11のインピーダンス変化に比例した出力電圧を
C−C′端に生じる。このブリッジ出力は増巾器16で増
巾され、位相検波器17,17′に送られる。位相検波器17,
17′の検波基準電圧は前記発振器14の発振位相を基準と
して、位相器18により同相(0相)とπ/2相に分けられ
た基準電圧が供給されている。従って被検波電圧である
ブリッジ出力電圧(増巾器16の出力)は、0相側の位相
検波器17には前記インピーダンス変化の同相成分(実数
成分)がπ/2相側の位相検波器17′にはπ/2相成分(虚
数成分)に比例した電圧ExおよびEyが検出される。こ
のEx及びEyの出力電圧は前記発振器14の高周波成分が
含まれているので、低域濾波器19,19′で濾波されて、
検出コイル1の硬貨通過による瞬間的な変化電圧は、直
流成分として検出される。
以上が硬貨判別の検出原理であるが、実用的には、前
記検出コイル1を含むブリッジ回路15は、硬貨のない状
態で出力端C−C′の出力は零に調整されているが、温
度変化などによるドリフトによって誤差電圧を生じる。
このドリフトは、硬貨の通過による瞬間的変化に比し、
十分緩慢に変化するので、その特徴を利用して、瞬間的
変化電圧のみ検出して、緩慢な変化電圧は、フィードバ
ック回路を介して自動的にバランスをとり常に出力を零
に保つ自動平衡回路20,20′が付加されている。
その具体例を第5図に示す。図中21は差動増巾器、m
(m′)は差動増巾器1の一方の入力、n(n′)は出
力である。出力側から積分回路22を介して差動増巾器21
の他方の入力に接続され、出力電圧が零に戻す方向にフ
ィールドバックがかけられている。この積分回路の時定
数T=RiCiは前述の温度ドリフトの緩慢な速度変化にの
み追従する十分大きい時定数に調整されている。従って
ブリッジ出力にドリフトを生じても、自動平衡回路20,2
0′の入力m,m′まではドリフト電圧が残るが、出力端n,
n′は常に零に平衡が保たれる。
[考案が解決しようとする課題] ところが従来の自動平衡回路では、硬貨検出による瞬
間的変化にはフィールドバックがかからないように、時
定数Tは十分大きく設定されるが、温度ドリフトの応答
性を考慮すると限界もあり、硬貨検出中の瞬間的変化で
も僅かではあるがフィードバックがかかっており硬貨通
過後に、これが復帰するまで(平衡がとれて出力が零に
戻るまで)余分な時間を要する。従って硬貨が速い時間
間隔で連続して投入されると、この残り電圧が蓄積さ
れ、硬貨の検出電圧に順次誤差が加算され遂に誤判別を
生じる問題があった。
これについて、第6図で補促説明をする。
第6図(A)は硬貨の通過と前記自動平衡回路20(2
0′)の出力X(Y)応答性を示す概念図である。点線
は破損の通過(上側矩形波)に伴う自動平衡回路入力側
m(m′)の波形であり、実線が出力側n(n′)の応
答波形であり、積分回路2でフィードバックがかかった
分だけ遅れを生じている。次の硬貨との時間間隔が十分
大きい場合は、自動平衡回路出力はこの間に零に復帰し
ているから次の硬貨の出力も零から立上るため、同じ硬
貨の1番目の出力も2番目の出力も振巾は一定で誤判別
されることはない。
ところが、硬貨が連続して相互の時間間隔が接近して
くると第6図(B)のごとく1番目の出力が十分零に戻
らないうちに、第2、第3番目の硬貨が通過すると点線
のごとく制御遅れの誤差電圧が順次蓄積されて、本来の
硬貨出力に加算されることになる。これが設定レベルを
越えると誤判別となる。図は判り易いように同一硬貨の
出力一定の連続した場合を示した。
[課題を解決するための手段] 本考案は、有料道路の自動料金収受装置用硬貨判別器
の検出器出力ドリフト自動平衡回路において、負帰還回
路をもつ差動増巾器と、前記負帰還回路に挿入され、前
記差動増巾器の出力電圧レベルを外部制御信号に従って
記憶するアナログメモリと、車両の進入を検知する第1
の車両検出器Aと、車両の発進を検知する第2の車両検
出器Bと、前記第1の車両検出器Aの車両検知信号によ
りセットされると共に前記第2の車両検出器Bの車両検
知信号によりリセットされ、該セットされてからリセッ
トされるまでの間、前記アナログメモリの動作をロック
する車両メモリとを具備したことを特徴とする。
また、本考案は、有料道路の自動料金収受装置用硬貨
判別器の検出器出力ドリフト自動平衡回路において、負
帰還回路をもつ差動増巾器と、前記負帰還回路に挿入さ
れた積分器とアナログスイッチの直列回路と、車両の進
入を検知する第1の車両検出器Aと、車両の発進を検知
する第2の車両検出器Bと、前記第1の車両検出器Aの
車両検知信号によりセットされると共に前記第2の車両
検出器Bの車両検知信号によりリセットされ、該セット
されてからリセットされるまでの間、前記アナログスイ
ッチをオフし、その他の期間は前記アナログスイッチを
オン状態に保持する車両メモリとを具備したことを特徴
とする。
[作用] 本考案の自動平衡回路は上記のように構成されている
ので、料金支払い位置に車両が進入した時点で瞬間的に
平衡が解除され、車両の発進が完了するまでの通過時間
中自動平衡作用はロックされるので、この間に硬貨が連
続して投入されても従来の自動平衡回路のように信号電
圧の復帰遅れによる誤差電圧の蓄積が生じなくなる。
なお検出器のドリフトは、例えば気温変化のように長
時間サイクルで変化するので、車両の通過中のように短
時間ではほとんど変動しないものである。
又第2の回路でも車両の非通過時には高速で平衡をと
っておき車両の進入と同時にアナログスイッチをOFFに
するので時定数は極めて大きくなり自動平衡は事実上ロ
ックされる。車両の発進で解除されるので同様に硬貨の
連続投入による誤差電圧の蓄積が生じなくなる。
[実施例] 次に本考案の実施例を示す。
第1図は本考案の自動料金収受システムの構成を示
す。1は料金収受装置の中、硬貨判別器である。2は車
両検出器で車両進行方向より見て料金収受装置の前方に
配置し、車両の進入を検知し硬貨判別器にセット信号を
送出する。
3は同じく車両検出器で料金収受装置の後方に配置
し、車両の退出のための発進を検知し、硬貨判別器にリ
セット信号を送出する。
以下車両検知器は進入側をA退出側をBと区別する。
第2図は、硬貨判別器の中、本考案の自動平衡回路の
実施例の1つである。具体的には前記第4図硬貨判別器
の構成の中、20,20′の自動平衡回路の新規の回路例で
ある。
図中m(m′)は入力、n(n′)は出力である。4
は差動増巾器で入力側の一端は入力端子m(m′)が接
続され、出力側がn(n′)に接続される。5はアナロ
グメモリで、車両メモリ7(詳述は後述する)から与え
られる外部制御SAM信号により、差動増巾器4の出力n
(n′)であるアナログ電圧をサンプリングしてデジタ
ル化して記憶し、再びアナログ電圧に変換して出力す
る。アナログメモリ5は、次のSAM信号が与えられるま
で、記憶内容をそのまま保持する。このアナログメモリ
5の出力は、位相反転増巾器6を介して差動増巾器4の
入力側の他端に入力される。前記差動増巾器4及び位相
反転増巾器6は、増巾率が「1」に設定される。
車両メモリ7は、例えばアップダウンカウンターを用
いて構成したもので、前記車両検出器(A)2の車両進
入信号(セット信号)でカウントアップし、車両検出器
(B)3の車両発進信号(リセット信号)でカウントダ
ウンする。車両が2台続けて進入した場合、車両メモリ
7から出力されるSAM信号は、1台目のセット信号で立
上り、2台目のリセット信号で立下る。アナログメモリ
5は、SAM信号の立上りでデータを更新するので、上記
のように車両が2台続いて進入した場合、2台目の車両
が通過しているときも記憶データはロックされたままと
なっている。
上記のように構成された自動平衡回路において、差動
増巾器入力m(m′)に、第4図の検出コイル11を含む
ブリッジ回路15からドリフト電圧が入力された場合、車
両メモリ7からSAM信号が出力されると、アナログメモ
リ5は直ちに出力n(n′)の電圧レベルをサンプリン
グして記憶し、位相反転増巾器6を介して差動増巾器4
にフィードバックする。この場合、差動増巾器4及び位
相反転増巾器6の増巾率が共に「1」であるので、差動
増巾器4の入力は上記フィードバックにより平衡し、そ
の出力は零となる。そして、車両の通過中は、アナログ
メモリ5に記憶されたデータは、そのまま保持、即ち、
ロックされる。
進入車両の間隔が十分に開いている場合は、車両検出
器(A)2により車両の進入が検出される毎に車両メモ
リ7からSAM信号が出力されるが、車両が複数台例えば
2台連続して進入した場合は、上記したように車両検出
器(A)2から出力される1台目のセット信号(車両進
入信号)でSAM信号が立上り、車両検出器(B)3から
出力される2台目のリセット信号(車両発進信号)で立
下る。即ち、車両が複数台連続して進入した場合は、そ
れに応じてSAM信号の時間幅が広くなり、その間、アナ
ログメモリ5がロックされる。
上記のように構成されている自動平衡回路においては
車両の進入毎に、入力のドリフト電圧が自動平衡され、
以後車両の通過中は平衡はロックされているから硬貨を
連続に多数投入しても、従来例第6図(B)に示すよう
な自動平衡の復帰遅れによる誤差電圧の蓄積が生じるこ
とがなくなる。
第3図は本考案の自動平衡回路の他の実施例である。
差動増巾器4に対して積分回路8とアナログスイッチ9
が負帰還接続されている。
積分回路内の抵抗RiとコンベヤCiは積分時定数Tを
決めるものでT=Riiの関係であり、この場合Rii
は小さく設定する。
7は車両メモリで前の実施例と同様車両検出器AとB
で車両進入(セット)、発進(リセット)でアップダウ
ン制御される。この場合、車両メモリ7の出力信号は、
図2の実施例に示したSAM信号の反転出力である。従っ
て車両の通過中アナログスイッチはオフで、非通過中が
オンである。
上記の構成では車両の非通過時アナログスイッチはオ
ンであるからフィードバックの時定数Riiは小さく、
高速に平衡がとられ出力は零に保たれる。車両が進入す
るとアナログスイッチはオフとなり、アナログスイッチ
のオフ抵抗Roffが加わり時定数は(Ri+Roff)Ci
極めて大きくなり事実上フィードバックはかからず、出
力零バランスのまま、ロックされる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、実施例1,2とも
自動平衡回路のフィードバック作用は車両の進入と同時
にロックされるから、従来の自動平衡回路のように、検
出器のドリフト以外の信号電圧までフィードバックがか
かることがなく、硬貨を連続投入しても、自動平衡回路
の時定数に基づく復帰遅れの誤差電圧が蓄積されること
がなくなるから、信号電圧に誤差電圧に加算されること
なく、硬貨の正しい判別を行うことが出来るようにな
り、判別精度が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシステムの構成図、第2図は本考案の
第1実施例に係る自動平衡回路図、第3図は本考案の第
2実施例に係る自動平衡回路図、第4図は従来の硬貨判
別器の構成図、第5図は従来の硬貨判別器の自動平衡回
路図、第6図は第5図の作用を示す概念図である。 1……硬貨判別器、2,3……車両検出器、4……差動増
巾器、5……アナログメモリ、6……反転増巾器、7…
…車両メモリ、8……積分器、9……アナログスイッ
チ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有料道路の自動料金収受装置用硬貨判別器
    の検出器出力ドリフト自動平衡回路において、負帰還回
    路を持つ差動増巾器と、前記負帰還回路に挿入され、前
    記差動増巾器の出力電圧レベルを外部制御信号に従って
    記憶するアナログメモリと、車両の進入を検知する第1
    の車両検出器Aと、車両の発進を検知する第2の車両検
    出器Bと、前記第1の車両検出器Aの車両検知信号によ
    りセットされると共に前記第2の車両検出器Bの車両検
    知信号によりリセットされ、該セットされてからリセッ
    トされるまでの間、前記アナログメモリの動作をロック
    する車両メモリとを具備したことを特徴とする自動平衡
    回路。
  2. 【請求項2】有料道路の自動料金収受装置用硬貨判別器
    の検出器出力ドリフト自動平衡回路において、負帰還回
    路を持つ差動増巾器と、前記負帰還回路に挿入された積
    分器とアナログスイッチの直列回路と、車両の進入を検
    知する第1の車両検出器Aと、車両の発進を検知する第
    2の車両検出器Bと、前記第1の車両検出器Aの車両検
    知信号によりセットされると共に前記第2の車両検出器
    Bの車両検知信号によりリセットされ、該セットされて
    からリセットされるまでの間、前記アナログスイッチを
    オフし、その他の期間は前記アナログスイッチをオン状
    態に保持する車両メモリとを具備したことを特徴とする
    自動平衡回路。
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