JPH08108242A - 鍛造ピストン成形用金型 - Google Patents
鍛造ピストン成形用金型Info
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- JPH08108242A JPH08108242A JP24527694A JP24527694A JPH08108242A JP H08108242 A JPH08108242 A JP H08108242A JP 24527694 A JP24527694 A JP 24527694A JP 24527694 A JP24527694 A JP 24527694A JP H08108242 A JPH08108242 A JP H08108242A
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- Japan
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- piston
- die
- stripper
- load
- forging
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F2200/00—Manufacturing
- F02F2200/04—Forging of engine parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アルミニウム合金をピストン素材として使用
しながら、押し出し比の大きいピストンのスカート部を
鍛造により形成し、かつ、該スカート部の端部全周に形
成されるばりが全周に渡って均一に形成できるエンジン
用鍛造ピストンの成形金型を提供すること。 【構成】 雄金型4と雌金型2、3とを備えた鍛造ピス
トン成形用金型であって、前記雌金型2の上部に位置
し、前記雄金型4の外周に上下摺動自在に嵌挿するとと
もに、合金素材の成形時の流動を抑制する負荷ストリッ
パ12を設け、前記負荷ストリッパ12は円筒状とし、
前記負荷ストリッパ12の上部には、補助加圧装置1
1、11を配置し、前記雄金型4と前記雌金型2に加熱
部材を内臓させたもの。 【効果】 ピストンのスカート部の周囲全体の万便なく
前記合金素材の流動を生じさせると共に、該スカート部
端部の周囲全体に均一なばりを形成して、クラック等が
発生せず、成形漏れのない、押し出し比の大きい、薄い
スカート部を有するピストンの鍛造成形品Pを製造する
ことができる。
しながら、押し出し比の大きいピストンのスカート部を
鍛造により形成し、かつ、該スカート部の端部全周に形
成されるばりが全周に渡って均一に形成できるエンジン
用鍛造ピストンの成形金型を提供すること。 【構成】 雄金型4と雌金型2、3とを備えた鍛造ピス
トン成形用金型であって、前記雌金型2の上部に位置
し、前記雄金型4の外周に上下摺動自在に嵌挿するとと
もに、合金素材の成形時の流動を抑制する負荷ストリッ
パ12を設け、前記負荷ストリッパ12は円筒状とし、
前記負荷ストリッパ12の上部には、補助加圧装置1
1、11を配置し、前記雄金型4と前記雌金型2に加熱
部材を内臓させたもの。 【効果】 ピストンのスカート部の周囲全体の万便なく
前記合金素材の流動を生じさせると共に、該スカート部
端部の周囲全体に均一なばりを形成して、クラック等が
発生せず、成形漏れのない、押し出し比の大きい、薄い
スカート部を有するピストンの鍛造成形品Pを製造する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン用鍛造ピスト
ンの成形用金型、特に、アルミニウム合金を素材とする
エンジン用鍛造ピストンの成形用金型の型構造に関す
る。
ンの成形用金型、特に、アルミニウム合金を素材とする
エンジン用鍛造ピストンの成形用金型の型構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジンは、一般に、小型、高
回転、軽量及び低コスト等を要求することから、ピスト
ンをアルミニウム合金とすることが行われている。エン
ジン用ピストンは高温強度、耐摩耗性、小熱膨張率等が
要求されることから、珪素を多く含んだAl−Si系ア
ルミニウム合金が多く使用される傾向があり、該合金を
鋳造で製造した場合には、金属組織として粗いものとな
り、珪素の晶出物もおおきくなり、加工性も低下するこ
とから、鋳造方法に比べて組織が微細化するとともに強
度も増し、かじりも発生し難くなる押し出し鋳造方法に
よって、ピストンを製造することが試行されてきてい
る。
回転、軽量及び低コスト等を要求することから、ピスト
ンをアルミニウム合金とすることが行われている。エン
ジン用ピストンは高温強度、耐摩耗性、小熱膨張率等が
要求されることから、珪素を多く含んだAl−Si系ア
ルミニウム合金が多く使用される傾向があり、該合金を
鋳造で製造した場合には、金属組織として粗いものとな
り、珪素の晶出物もおおきくなり、加工性も低下するこ
とから、鋳造方法に比べて組織が微細化するとともに強
度も増し、かじりも発生し難くなる押し出し鋳造方法に
よって、ピストンを製造することが試行されてきてい
る。
【0003】前記試行されているピストンの押し出し鋳
造は、アルミニウムのインゴット等の金属素材を連続鋳
造をして合金の鋳造素材を製造する。その合金の鋳造素
材を一つのピストンを鍛造するに要する大きさに切断し
た後、加熱して雌金型(ダイ)に入れ、雄金型(マンド
レル)で押圧して、該鋳造素材(合金素材)を熱間鍛造
で押し出し成形するものである。その後、押し出し成形
した鍛造成形品を熱処理して、機械加工・表面の処理を
して、ピストンを完成する行程で行われる。
造は、アルミニウムのインゴット等の金属素材を連続鋳
造をして合金の鋳造素材を製造する。その合金の鋳造素
材を一つのピストンを鍛造するに要する大きさに切断し
た後、加熱して雌金型(ダイ)に入れ、雄金型(マンド
レル)で押圧して、該鋳造素材(合金素材)を熱間鍛造
で押し出し成形するものである。その後、押し出し成形
した鍛造成形品を熱処理して、機械加工・表面の処理を
して、ピストンを完成する行程で行われる。
【0004】そして、前記エンジン用ピストンは、その
スカート部における円周方向の肉厚が相異することによ
って、鍛造成形時の合金素材の部分的な流動相異に基づ
く成形むら、及び、クラック等の発生を防ぐために、鍛
造成形のための種々の配慮が成されている。例えば、特
開平2−255241号公報には、ピストンのスカート
部のピンボス部と該ピンボス部と直交するスラスト・反
スラスト部との合金素材の流動抵抗の相異に基づいて生
じるクラックの発生を防止するために、スラスト・反ス
ラスト方向のスカート部の削り代を予め増加させて鍛造
することによって、鍛造時のピンボス部とスラスト・反
スラスト部との断面積の差を少なくしてピストン周方向
の流動抵抗を均一にしたものが提案されている。
スカート部における円周方向の肉厚が相異することによ
って、鍛造成形時の合金素材の部分的な流動相異に基づ
く成形むら、及び、クラック等の発生を防ぐために、鍛
造成形のための種々の配慮が成されている。例えば、特
開平2−255241号公報には、ピストンのスカート
部のピンボス部と該ピンボス部と直交するスラスト・反
スラスト部との合金素材の流動抵抗の相異に基づいて生
じるクラックの発生を防止するために、スラスト・反ス
ラスト方向のスカート部の削り代を予め増加させて鍛造
することによって、鍛造時のピンボス部とスラスト・反
スラスト部との断面積の差を少なくしてピストン周方向
の流動抵抗を均一にしたものが提案されている。
【0005】また、前記の如く、ピストンのスカート部
の部分的な流動抵抗の相異に基づく成形むらを防止する
ために、合金素材をピストンの鍛造に必要な量よりも大
きい素材として置き、鍛造終期に、該ピストンのスカー
ト部の端部から余分な合金素材が、該スカート部の端部
外周方向に流出し、ばりを構成するようにして、金型と
合金素材のスカート部との間に空隙等が生じないよう
に、かつ、ピストンのスカート部の不均一な鍛造をなく
すようにした手段も提案されている。
の部分的な流動抵抗の相異に基づく成形むらを防止する
ために、合金素材をピストンの鍛造に必要な量よりも大
きい素材として置き、鍛造終期に、該ピストンのスカー
ト部の端部から余分な合金素材が、該スカート部の端部
外周方向に流出し、ばりを構成するようにして、金型と
合金素材のスカート部との間に空隙等が生じないよう
に、かつ、ピストンのスカート部の不均一な鍛造をなく
すようにした手段も提案されている。
【0006】更に、この種の鍛造装置においては、従来
から雌金型(ダイ)の上部で、かつ、雄金型(マンドレ
ル)の外周にストリッパを設けたものも存在している。
これは鍛造後のピストン等の鍛造成形品を金型から外す
等のために使用されるものであり、鍛造用プレス装置の
上部装置、あるいは下部装置にボルト等を介して固定し
た固定ストリッパ、あるいは、ばね等を介して動く可動
ストリッパ等がある。
から雌金型(ダイ)の上部で、かつ、雄金型(マンドレ
ル)の外周にストリッパを設けたものも存在している。
これは鍛造後のピストン等の鍛造成形品を金型から外す
等のために使用されるものであり、鍛造用プレス装置の
上部装置、あるいは下部装置にボルト等を介して固定し
た固定ストリッパ、あるいは、ばね等を介して動く可動
ストリッパ等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のアルミニウ
ム合金を使用したピストンの熱間押し出し鍛造で提案さ
れているスラスト・反スラスト方向のスカート部の削り
代を予め増加させて鍛造する手段は、スカート部を厚く
して鍛造するものであるから、押し出し比が十分に取れ
ず、塑性変形が少なくなることによって、鍛造によりピ
ストンを製造しても薄肉スカート部の強度向上があまり
期待できないばかりか、ピストンのスカート部の肉厚を
予め多くしているものであるから、鍛造後の機械加工を
多く行う必要があり、かつ、合金素材も多く必要と云う
問題点がある。
ム合金を使用したピストンの熱間押し出し鍛造で提案さ
れているスラスト・反スラスト方向のスカート部の削り
代を予め増加させて鍛造する手段は、スカート部を厚く
して鍛造するものであるから、押し出し比が十分に取れ
ず、塑性変形が少なくなることによって、鍛造によりピ
ストンを製造しても薄肉スカート部の強度向上があまり
期待できないばかりか、ピストンのスカート部の肉厚を
予め多くしているものであるから、鍛造後の機械加工を
多く行う必要があり、かつ、合金素材も多く必要と云う
問題点がある。
【0008】一方、前記合金素材をピストンの鍛造に必
要な量よりも大きい素材として置き、鍛造時に、該ピス
トンのスカート部の端部から余分な素材が、該スカート
部の端部外周方向に流動流出させる手段は、前記ピスト
ンのスカート部が周方向に肉厚の相異があることによ
り、肉厚の厚い部分が早く、該スカート部の端部外周方
向に流動し、肉厚の薄い部分が遅く流動流出することと
なる。この結果、該スカート部の端部外周方向に流動す
る合金素材にむらができるので、スカート部の端部周囲
全体からばりを出し、金型と合金素材のスカート部との
間に空隙等が生じないようにするためには、相当量のば
りを形成しなければならないと共に、ばり自身周方向で
不均一となると言う問題点がある。
要な量よりも大きい素材として置き、鍛造時に、該ピス
トンのスカート部の端部から余分な素材が、該スカート
部の端部外周方向に流動流出させる手段は、前記ピスト
ンのスカート部が周方向に肉厚の相異があることによ
り、肉厚の厚い部分が早く、該スカート部の端部外周方
向に流動し、肉厚の薄い部分が遅く流動流出することと
なる。この結果、該スカート部の端部外周方向に流動す
る合金素材にむらができるので、スカート部の端部周囲
全体からばりを出し、金型と合金素材のスカート部との
間に空隙等が生じないようにするためには、相当量のば
りを形成しなければならないと共に、ばり自身周方向で
不均一となると言う問題点がある。
【0009】また、連続鋳造によって合金素材を製造
し、合金素材を一つのピストンを鍛造するに要する大き
さに切断すると、どうしても切断誤差が生じてしまうも
のであるから、その誤差があってもスカート部の端部全
周にばりを形成するためには、それだけ予め大きな合金
素材として置かなければならなかった。本発明は、この
ような従来の熱間押し出し鍛造の問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、アルミニウム合金をピスト
ン素材として使用しながら、押し出し比の大きいピスト
ンのスカート部を鍛造により形成し、かつ、該スカート
部の端部全周に形成されるばりが全周に渡って均一に形
成できるエンジン用鍛造ピストンの成形金型を提供する
ことである。
し、合金素材を一つのピストンを鍛造するに要する大き
さに切断すると、どうしても切断誤差が生じてしまうも
のであるから、その誤差があってもスカート部の端部全
周にばりを形成するためには、それだけ予め大きな合金
素材として置かなければならなかった。本発明は、この
ような従来の熱間押し出し鍛造の問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、アルミニウム合金をピスト
ン素材として使用しながら、押し出し比の大きいピスト
ンのスカート部を鍛造により形成し、かつ、該スカート
部の端部全周に形成されるばりが全周に渡って均一に形
成できるエンジン用鍛造ピストンの成形金型を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係わる鍛造ピストン成形用金型は、雌金型の上
部に雄金型を配置し、前記雌金型の上部に位置し、前記
雄金型の外周に上下摺動自在に嵌挿すると共に、合金素
材の成形時の流動を抑制する負荷ストリッパを設け、該
負荷ストリッパは円筒状で、上面にストリッパピンを備
えることを特徴とし、かつ、前記負荷ストリッパの上部
に補助加圧装置を配置するとともに、前記雌金型と前記
雄金型とに加熱部材を内臓したことを特徴とする。
本発明に係わる鍛造ピストン成形用金型は、雌金型の上
部に雄金型を配置し、前記雌金型の上部に位置し、前記
雄金型の外周に上下摺動自在に嵌挿すると共に、合金素
材の成形時の流動を抑制する負荷ストリッパを設け、該
負荷ストリッパは円筒状で、上面にストリッパピンを備
えることを特徴とし、かつ、前記負荷ストリッパの上部
に補助加圧装置を配置するとともに、前記雌金型と前記
雄金型とに加熱部材を内臓したことを特徴とする。
【0011】
【作 用】前記の如く構成された本発明に係わる鍛造ピ
ストン成形用金型は、雌金型と雄金型を加熱部材で加熱
制御しつつ、下部に位置する雌金型内に、ピストン用の
合金素材を電気炉等で加熱して投入し、前記雄金型のラ
ム部で前記合金素材を加圧して鍛造するものである。鍛
造終期においては、前記雌金型と前記雄金型との接触外
周縁部との間から流動し、かつ、漏れ出す前記合金素材
の流動部分を前記負荷ストリッパで受け、該負荷ストリ
ッパの自重等の負荷を前記合金素材の流動部分にかけ
る。この負荷により合金素材の流動部分がばりとなって
雌金型の上面に沿って円周の放射方向に流出されるのが
抑制される。
ストン成形用金型は、雌金型と雄金型を加熱部材で加熱
制御しつつ、下部に位置する雌金型内に、ピストン用の
合金素材を電気炉等で加熱して投入し、前記雄金型のラ
ム部で前記合金素材を加圧して鍛造するものである。鍛
造終期においては、前記雌金型と前記雄金型との接触外
周縁部との間から流動し、かつ、漏れ出す前記合金素材
の流動部分を前記負荷ストリッパで受け、該負荷ストリ
ッパの自重等の負荷を前記合金素材の流動部分にかけ
る。この負荷により合金素材の流動部分がばりとなって
雌金型の上面に沿って円周の放射方向に流出されるのが
抑制される。
【0012】ピストンのスカート部は、周方向に肉厚の
相異があり、肉厚の厚い部分から先に合金素材の流動部
分が上方に流動する傾向があるが、前記負荷ストリッパ
の負荷によって、前記肉厚の厚い部分からの流動が抑制
され、前記ピストンのスカート部の肉厚の薄い部分の上
方への流動を待つ形となる。前記肉厚の薄い部分の鍛造
も進み、該肉厚の薄い部分からも合金素材の流動部分が
上方に流動し、前記サイド金型2の上面の放射方向に流
動流出しようとする状態となると、前記ピストンのスカ
ート部の端部全周に合金素材の放射方向の流動部分が形
成されることとなるので、その全周の流動部分の圧力に
よって、前記負荷ストリッパがその自重等に抗して浮き
上がる状態となる。前記ピストンのスカート部の端部全
周に形成された前記合金素材の流動部分は雌金型の上面
に沿って円周の放射方向に流出され、前記ピストンのス
カート部の端部全周に渡って、均一なばりが形成され
る。
相異があり、肉厚の厚い部分から先に合金素材の流動部
分が上方に流動する傾向があるが、前記負荷ストリッパ
の負荷によって、前記肉厚の厚い部分からの流動が抑制
され、前記ピストンのスカート部の肉厚の薄い部分の上
方への流動を待つ形となる。前記肉厚の薄い部分の鍛造
も進み、該肉厚の薄い部分からも合金素材の流動部分が
上方に流動し、前記サイド金型2の上面の放射方向に流
動流出しようとする状態となると、前記ピストンのスカ
ート部の端部全周に合金素材の放射方向の流動部分が形
成されることとなるので、その全周の流動部分の圧力に
よって、前記負荷ストリッパがその自重等に抗して浮き
上がる状態となる。前記ピストンのスカート部の端部全
周に形成された前記合金素材の流動部分は雌金型の上面
に沿って円周の放射方向に流出され、前記ピストンのス
カート部の端部全周に渡って、均一なばりが形成され
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の鍛造ピストン成形用金型の一
実施例について説明する。図1は、本発明の鍛造ピスト
ン成形用金型を装置したプレス装置の要部の断面図であ
り、図示例は鍛造(押圧)によりピストン鍛造成形品P
が成形された状態を示している。 プレス装置1の下部
には台盤10が配備され、該台盤10の上面部には、雌
金型保持部材9が配置されるとともに、上部には周辺部
に複数の油圧シリンダ11、11を保持し、中央に金型
を固定した加圧移動部材である雄金型保持部材8が配置
されている。
実施例について説明する。図1は、本発明の鍛造ピスト
ン成形用金型を装置したプレス装置の要部の断面図であ
り、図示例は鍛造(押圧)によりピストン鍛造成形品P
が成形された状態を示している。 プレス装置1の下部
には台盤10が配備され、該台盤10の上面部には、雌
金型保持部材9が配置されるとともに、上部には周辺部
に複数の油圧シリンダ11、11を保持し、中央に金型
を固定した加圧移動部材である雄金型保持部材8が配置
されている。
【0014】恒温鍛造用の金型は、雌金型としてのサイ
ド金型2と下金型3及び雄金型4を備えている。サイド
金型2と雄金型4の内部には、金型を恒温に加熱するた
めの加熱部材であるヒータ5、6がそれぞれ内臓されて
いる。前記サイド金型2は周囲を雌金型保持部材9によ
り保持され、中央部には鍛造ピストンの外径に等しく、
下金型3が配置される成形孔21が穿設されている。
ド金型2と下金型3及び雄金型4を備えている。サイド
金型2と雄金型4の内部には、金型を恒温に加熱するた
めの加熱部材であるヒータ5、6がそれぞれ内臓されて
いる。前記サイド金型2は周囲を雌金型保持部材9によ
り保持され、中央部には鍛造ピストンの外径に等しく、
下金型3が配置される成形孔21が穿設されている。
【0015】前記下金型3は円柱状をしており、鍛造深
さを決定するべく所定の高さを有するとともに、鍛造後
のピストン鍛造成形品Pを金型2から取り出すためにサ
イド金型2の前記成形孔21内を上方に移動できるよう
に作動杆7に固定されている。前記雄金型4は、鍛造成
形品Pの内部構造に合致する形状を備えたラム部41を
下部先端に備え、かつ、前記ラム部41に続いて鍛造成
形品Pの外径にほぼ等しい外径を有する円柱状本体42
とを備えており、上端が前記雄金型保持部材8に固定さ
れている。
さを決定するべく所定の高さを有するとともに、鍛造後
のピストン鍛造成形品Pを金型2から取り出すためにサ
イド金型2の前記成形孔21内を上方に移動できるよう
に作動杆7に固定されている。前記雄金型4は、鍛造成
形品Pの内部構造に合致する形状を備えたラム部41を
下部先端に備え、かつ、前記ラム部41に続いて鍛造成
形品Pの外径にほぼ等しい外径を有する円柱状本体42
とを備えており、上端が前記雄金型保持部材8に固定さ
れている。
【0016】前記雄金型4の円柱状本体42の外周に
は、負荷ストリッパ12が配備されている。該負荷スト
リッパ12は、円筒状をしており、前記雄金型4の円柱
状本体42とは遊びがないように摺動自在に嵌挿されて
いるとともに、該負荷ストリッパ12の円筒内径は前記
サイド金型2の成形孔21とほぼ等しい寸法とされてい
る。また、前記負荷ストリッパ12の上面には複数のス
トリッパピン13、13が負荷ストリッパ12の下面か
ら挿入されたボルト14によりねじ止め固定されてい
る。
は、負荷ストリッパ12が配備されている。該負荷スト
リッパ12は、円筒状をしており、前記雄金型4の円柱
状本体42とは遊びがないように摺動自在に嵌挿されて
いるとともに、該負荷ストリッパ12の円筒内径は前記
サイド金型2の成形孔21とほぼ等しい寸法とされてい
る。また、前記負荷ストリッパ12の上面には複数のス
トリッパピン13、13が負荷ストリッパ12の下面か
ら挿入されたボルト14によりねじ止め固定されてい
る。
【0017】前記複数のストリッパピン13の該当上部
の前記雄金型保持部材8には、補助加圧装置を構成する
複数の油圧シリンダ11、11が配備されている。前記
負荷ストリッパ12は、前述の如く、前記雄金型4の前
記円柱状本体42の外周に摺動自在に嵌挿されており、
かつ、鍛造時は自重によりサイド金型2上に小間隙を有
して位置しているものであるが、前記雄金型保持部材8
が上昇して雄金型のラム部先端がサイド金型2の上面よ
り上方に移動したところで、該負荷ストリッパ12のス
トリッパピン13の上端のフランジ部13aが前記雄金
型保持部材8の係止部(図示なし)に係止して前記負荷
ストリッパ12を前記雄金型保持部材8と一緒に上昇さ
せる構成となっている。
の前記雄金型保持部材8には、補助加圧装置を構成する
複数の油圧シリンダ11、11が配備されている。前記
負荷ストリッパ12は、前述の如く、前記雄金型4の前
記円柱状本体42の外周に摺動自在に嵌挿されており、
かつ、鍛造時は自重によりサイド金型2上に小間隙を有
して位置しているものであるが、前記雄金型保持部材8
が上昇して雄金型のラム部先端がサイド金型2の上面よ
り上方に移動したところで、該負荷ストリッパ12のス
トリッパピン13の上端のフランジ部13aが前記雄金
型保持部材8の係止部(図示なし)に係止して前記負荷
ストリッパ12を前記雄金型保持部材8と一緒に上昇さ
せる構成となっている。
【0018】図4は、本発明の鍛造ピストン成形用金型
を用いて鍛造した鍛造成形後のピストン鍛造成形品Pの
一実施例の断面(中心線を境に左右で90°断面が異な
る)を示したものである。前記ピストン鍛造成形品Pに
おいて、斜線部分はピストン完成品を作るために、後に
機械切削加工により削除する部分である。該ピストン鍛
造成形品Pは、大まかにはピストンヘッド50、スカー
ト部51、ピストンボス部52、混合気吸入部53及び
ばり54から成っている。
を用いて鍛造した鍛造成形後のピストン鍛造成形品Pの
一実施例の断面(中心線を境に左右で90°断面が異な
る)を示したものである。前記ピストン鍛造成形品Pに
おいて、斜線部分はピストン完成品を作るために、後に
機械切削加工により削除する部分である。該ピストン鍛
造成形品Pは、大まかにはピストンヘッド50、スカー
ト部51、ピストンボス部52、混合気吸入部53及び
ばり54から成っている。
【0019】ピストン完成品においては、混合気吸入部
53には肉部はないが、前記ピストン鍛造成形品Pのス
カート部51の端部全周にばり54を均一に形成して鍛
造の押し出し比を大きくするために、鍛造時には肉厚の
薄い部分として構成して置き、機械加工により、ばり5
4と一緒に削除するものである。それでは、本発明の鍛
造ピストン成形用金型を用い鍛造をその行程に従って説
明する。
53には肉部はないが、前記ピストン鍛造成形品Pのス
カート部51の端部全周にばり54を均一に形成して鍛
造の押し出し比を大きくするために、鍛造時には肉厚の
薄い部分として構成して置き、機械加工により、ばり5
4と一緒に削除するものである。それでは、本発明の鍛
造ピストン成形用金型を用い鍛造をその行程に従って説
明する。
【0020】図5に示されているように、アルミニウム
のインゴット等の金属材料を連続鋳造して製造した合金
素材は、一つのピストンを鍛造するに要する大きさに切
断され後、電気炉40に入れられ、鍛造に適した温度、
例えば、450〜520℃に加熱される。加熱された合
金素材Pは、シューター41等を介して雌金型であるサ
イド金型2と下金型3内に投入される。
のインゴット等の金属材料を連続鋳造して製造した合金
素材は、一つのピストンを鍛造するに要する大きさに切
断され後、電気炉40に入れられ、鍛造に適した温度、
例えば、450〜520℃に加熱される。加熱された合
金素材Pは、シューター41等を介して雌金型であるサ
イド金型2と下金型3内に投入される。
【0021】前記雌金型2、3に投入された合金素材P
は、上方から下降して来る前記雄金型4により押し出し
鍛造されるものであるが、前記雄金型4と一緒に負荷ス
トリッパ12も下降して、前記雄金型4のラム部41が
前記合金素材Pに接触する以前に前記負荷ストリッパ1
2が前記サイド金型2の上面に僅かな間隙を置いて前記
負荷ストリッパ12自身の自重により着座する。
は、上方から下降して来る前記雄金型4により押し出し
鍛造されるものであるが、前記雄金型4と一緒に負荷ス
トリッパ12も下降して、前記雄金型4のラム部41が
前記合金素材Pに接触する以前に前記負荷ストリッパ1
2が前記サイド金型2の上面に僅かな間隙を置いて前記
負荷ストリッパ12自身の自重により着座する。
【0022】前記状態で、前記雄金型4のラム部41を
更に下降して加圧押し出し鍛造成形を始め、下降を続行
すると、まず、ピストンのスカート部51の肉厚の厚い
部分の合金素材Pが両金型2、4の間隙に沿って流動上
昇し、前記負荷ストリッパ12の内端面に接触するとと
もに、前記サイド金型2の上面の僅かな間隙から漏れ出
し、前記サイド金型2の上面の放射方向に流動しようと
する。しかし、前記負荷ストリッパ12は自重により下
方に負荷されているので、前記合金素材Pの流動部分を
前記負荷ストリッパで受けることとなる。このことは前
記負荷ストリッパの自重(負荷)を前記合金素材の流動
部分にかけることとなり、この負荷により合金素材の流
動部分がばりとなって雌金型(サイド金型2)の上面に
沿って円周の放射方向に流出されるのが抑制される。
更に下降して加圧押し出し鍛造成形を始め、下降を続行
すると、まず、ピストンのスカート部51の肉厚の厚い
部分の合金素材Pが両金型2、4の間隙に沿って流動上
昇し、前記負荷ストリッパ12の内端面に接触するとと
もに、前記サイド金型2の上面の僅かな間隙から漏れ出
し、前記サイド金型2の上面の放射方向に流動しようと
する。しかし、前記負荷ストリッパ12は自重により下
方に負荷されているので、前記合金素材Pの流動部分を
前記負荷ストリッパで受けることとなる。このことは前
記負荷ストリッパの自重(負荷)を前記合金素材の流動
部分にかけることとなり、この負荷により合金素材の流
動部分がばりとなって雌金型(サイド金型2)の上面に
沿って円周の放射方向に流出されるのが抑制される。
【0023】更に、前記雄金型4の前記ラム部41が下
降して、前記肉厚の薄い部分の鍛造も進んで該肉厚の薄
い部分からも合金素材の流動部分が前記サイド金型2の
上面の放射方向に流動しようとする状態となると、前記
ピストンのスカート部51の端部全周に合金素材の流動
部分が到達し、前記負荷ストリッパ12に圧力をかける
こととなる。この圧力によって、前記負荷ストリッパが
その自重等に抗して浮き上がる状態となり、前記ピスト
ンのスカート部51の端部全周から前記合金素材の流動
部分が雌金型の上面に沿って円周の放射方向に流出さ
れ、前記ピストンのスカート部の端部全周に渡って、均
一なばり54が形成される。
降して、前記肉厚の薄い部分の鍛造も進んで該肉厚の薄
い部分からも合金素材の流動部分が前記サイド金型2の
上面の放射方向に流動しようとする状態となると、前記
ピストンのスカート部51の端部全周に合金素材の流動
部分が到達し、前記負荷ストリッパ12に圧力をかける
こととなる。この圧力によって、前記負荷ストリッパが
その自重等に抗して浮き上がる状態となり、前記ピスト
ンのスカート部51の端部全周から前記合金素材の流動
部分が雌金型の上面に沿って円周の放射方向に流出さ
れ、前記ピストンのスカート部の端部全周に渡って、均
一なばり54が形成される。
【0024】前記雄金型4のラム部41が、ピストンヘ
ッド50の厚さが所定の厚さになる位置まで下降する
と、その位置で合金素材Pの成形が完了することにな
る。成形が完了すると、前記雄金型41を上昇させるこ
ととなるが、前記ピストンの鍛造成形品Pが雄金型4の
ラム部41と離れずに一体となって上昇する傾向がある
ので、該雄金型41が上昇する時に、補助油圧シリンダ
11、11を作動させ、該補助油圧シリンダ11、11
のピストン13a、13aを下降して、該負荷ストリッ
パ12のストリッパピン13の上端のフランジ部13a
に接当し、前記負荷ストリッパ12を下方に押圧する。
この押圧によって、前記ピストンのスカート部51の端
部全周に形成されたばり54が前記負荷ストリッパ12
とサイド金型2の上面との間に係止される状態になる。
ッド50の厚さが所定の厚さになる位置まで下降する
と、その位置で合金素材Pの成形が完了することにな
る。成形が完了すると、前記雄金型41を上昇させるこ
ととなるが、前記ピストンの鍛造成形品Pが雄金型4の
ラム部41と離れずに一体となって上昇する傾向がある
ので、該雄金型41が上昇する時に、補助油圧シリンダ
11、11を作動させ、該補助油圧シリンダ11、11
のピストン13a、13aを下降して、該負荷ストリッ
パ12のストリッパピン13の上端のフランジ部13a
に接当し、前記負荷ストリッパ12を下方に押圧する。
この押圧によって、前記ピストンのスカート部51の端
部全周に形成されたばり54が前記負荷ストリッパ12
とサイド金型2の上面との間に係止される状態になる。
【0025】この状態において、前記雄金型41を上昇
させると、前記ピストンの鍛造成形品Pが雌金型である
サイド金型2と下金型3に残り、前記雄金型41のみが
上昇することとなって、前記鍛造成形品Pが雄金型4の
ラム部41から離れる(図2参照)。図2に示す状態か
ら、前記補助油圧シリンダ11、11を作動させ、該補
助油圧シリンダ11、11のピストン13a、13aを
上昇させるとともに、該負荷ストリッパ12を含む雄金
型保持部材8の全体を上昇させた後、適宜手段により、
前記作動杆7を作動させ、前記下金型3を上昇させるこ
とによって、前記ピストンの鍛造成形品Pを前記サイド
金型2の上部に取り出し(図3参照)、鍛造成形品Pの
全鍛造行程が終了する。
させると、前記ピストンの鍛造成形品Pが雌金型である
サイド金型2と下金型3に残り、前記雄金型41のみが
上昇することとなって、前記鍛造成形品Pが雄金型4の
ラム部41から離れる(図2参照)。図2に示す状態か
ら、前記補助油圧シリンダ11、11を作動させ、該補
助油圧シリンダ11、11のピストン13a、13aを
上昇させるとともに、該負荷ストリッパ12を含む雄金
型保持部材8の全体を上昇させた後、適宜手段により、
前記作動杆7を作動させ、前記下金型3を上昇させるこ
とによって、前記ピストンの鍛造成形品Pを前記サイド
金型2の上部に取り出し(図3参照)、鍛造成形品Pの
全鍛造行程が終了する。
【0026】以上、本発明の鍛造ピストン成形用金型の
一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された
本発明を逸脱することなく、種々の変更を行うことがで
きる。例えば、前記補助油圧シリンダ11、11は、金
型4から鍛造成形品Pを分離するときに作動するもので
あると説明したが、該補助油圧シリンダ11、11は、
前記負荷ストリッパ12との間にスプリング等を介在さ
せて、鍛造成形時に、該負荷ストリッパ12を押圧する
べく作動させて、前記負荷ストリッパ12の負荷量を付
加補正する装置としても機能することができる。
一実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された
本発明を逸脱することなく、種々の変更を行うことがで
きる。例えば、前記補助油圧シリンダ11、11は、金
型4から鍛造成形品Pを分離するときに作動するもので
あると説明したが、該補助油圧シリンダ11、11は、
前記負荷ストリッパ12との間にスプリング等を介在さ
せて、鍛造成形時に、該負荷ストリッパ12を押圧する
べく作動させて、前記負荷ストリッパ12の負荷量を付
加補正する装置としても機能することができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は、成形時の合金素材の流動を抑制する負荷ストリッ
パ12を設けたことにより、ピストンのスカート部の周
方向で肉厚の相異があっても、該スカート部の周囲全体
の万便なく前記合金素材の流動を生じさせると共に、該
スカート部端部の周囲全体に均一なばりを形成して、ク
ラック等が発生せず、成形むら、もしくは、成形漏れが
ないと共に、押し出し比の大きい、薄いスカート部を有
するピストンの鍛造成形品Pを製造することができる。
明は、成形時の合金素材の流動を抑制する負荷ストリッ
パ12を設けたことにより、ピストンのスカート部の周
方向で肉厚の相異があっても、該スカート部の周囲全体
の万便なく前記合金素材の流動を生じさせると共に、該
スカート部端部の周囲全体に均一なばりを形成して、ク
ラック等が発生せず、成形むら、もしくは、成形漏れが
ないと共に、押し出し比の大きい、薄いスカート部を有
するピストンの鍛造成形品Pを製造することができる。
【0028】また、前記負荷ストリッパ12は摺動自在
で、自重によって雌金型(サイド金型2)上に載置され
ているだけであるから、負荷のために他の部材を何等必
要としないとともに、成形時の合金素材の流動部に絶え
ず同じ負荷を生じさせることができ、結果として、該ス
カート部端部の周囲全体に均一なばりを形成できる。更
に、該スカート部端部には、周囲全体に均一なばりが形
成されるものであることから、一つのピストンを鍛造す
るに要する合金素材は、切断誤差も含めて必要最小量の
大きさとすることができる。
で、自重によって雌金型(サイド金型2)上に載置され
ているだけであるから、負荷のために他の部材を何等必
要としないとともに、成形時の合金素材の流動部に絶え
ず同じ負荷を生じさせることができ、結果として、該ス
カート部端部の周囲全体に均一なばりを形成できる。更
に、該スカート部端部には、周囲全体に均一なばりが形
成されるものであることから、一つのピストンを鍛造す
るに要する合金素材は、切断誤差も含めて必要最小量の
大きさとすることができる。
【図1】本発明の一実施例の鍛造ピストン成形用金型
(雄金型の最下位置)の断面図。
(雄金型の最下位置)の断面図。
【図2】本発明の一実施例の鍛造ピストン成形用金型
(雄金型が上昇位置で、補助加圧装置の下方作動位置)
の断面図。
(雄金型が上昇位置で、補助加圧装置の下方作動位置)
の断面図。
【図3】本発明の一実施例の鍛造ピストン成形用金型
(雄金型が上昇位置で、下金型の上昇位置)の断面図。
(雄金型が上昇位置で、下金型の上昇位置)の断面図。
【図4】本発明の一実施例の鍛造ピストン成形用金型で
鍛造した鍛造成形品の断面図。
鍛造した鍛造成形品の断面図。
【図5】本発明の一実施例の鍛造ピストン成形用金型に
電気炉から合金素材を移送・投入する状態図。
電気炉から合金素材を移送・投入する状態図。
P…鍛造成形品(合金素材) 1…鍛造金型 2…サイド金型 3…下金型 4…雄金型 5…ヒータ 6…ヒータ 11、11…補助油圧シリンダ 12…負荷ストリッパ 13…ストリッパピン 41…ラム部
Claims (4)
- 【請求項1】 雄金型と雌金型とを備えた鍛造ピストン
成形用金型において、前記雌金型の上部に位置し、前記
雄金型の外周に上下摺動自在に嵌挿するとともに、合金
素材の成形時の流動を抑制する負荷ストリッパを設けた
ことを特徴とする鍛造ピストン成形用金型。 - 【請求項2】 前記負荷ストリッパは、円筒状で、上面
にストリッパピンを備えていることを特徴とする請求項
1記載の鍛造ピストン成形用金型。 - 【請求項3】 前記負荷ストリッパの上部には、補助加
圧装置が配置されていることを特徴とする請求項1又は
2記載の鍛造ピストン成形用金型。 - 【請求項4】 前記雄金型と前記雌金型とは、加熱部材
を内臓していることを特徴とする請求項1〜3記載の鍛
造ピストン成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24527694A JPH08108242A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 鍛造ピストン成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24527694A JPH08108242A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 鍛造ピストン成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08108242A true JPH08108242A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17131275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24527694A Pending JPH08108242A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 鍛造ピストン成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08108242A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103909195A (zh) * | 2013-01-07 | 2014-07-09 | 苏州昆仑重型装备制造有限公司 | 自动冷却锻造模具 |
CN111822539A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-10-27 | 北京机电研究所有限公司 | 一种强力短程脱模结构 |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP24527694A patent/JPH08108242A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103909195A (zh) * | 2013-01-07 | 2014-07-09 | 苏州昆仑重型装备制造有限公司 | 自动冷却锻造模具 |
CN111822539A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-10-27 | 北京机电研究所有限公司 | 一种强力短程脱模结构 |
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