JPH08107664A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH08107664A
JPH08107664A JP6242974A JP24297494A JPH08107664A JP H08107664 A JPH08107664 A JP H08107664A JP 6242974 A JP6242974 A JP 6242974A JP 24297494 A JP24297494 A JP 24297494A JP H08107664 A JPH08107664 A JP H08107664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
permanent magnet
stepping motor
ferromagnetic
magnetic circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6242974A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yamaguchi
昌樹 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6242974A priority Critical patent/JPH08107664A/ja
Publication of JPH08107664A publication Critical patent/JPH08107664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気回路の干渉により発生する漏れ磁束をな
くし、安定したトルクが得られるステッピングモータを
提供すること。 【構成】 円筒状の永久磁石54と、その永久磁石54
の軸方向に配置されたステータ5、7と、その各ステー
タ5、7毎に軸方向に間隔をおいて配置された強磁性体
部材51、52とで磁気回路を構成し、前記間隔によっ
て他の磁気回路と分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石の磁気特性を
向上するようにしたステッピングモータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のステッピングモータ1は、図3に
示されるように、コイルボビン2にコイル3を巻回し、
更に、磁極部材4を被着している第一のステータ5と、
コイルボビン6にコイル7を巻回し、更に、磁極部材8
を被着している第二のステータ9とが互いに電気角90
゜の位相差でハウジング10内に固定されている。
【0003】また、前記ハウジング10に対して軸受1
1及び12を介して回転軸13が回転自在に支持されて
おり、その回転軸13には、本体内部にロータ部22が
固定されている。そのロータ部22は、前記回転軸13
に対し、樹脂等の非磁性体により形成されたスペーサ1
4を介して永久磁石としてのロータマグネット15が固
定されている。
【0004】このようにして、第一のステータ5と、第
二のステータ9の内周側にロータマグネット15を回転
自在に支持することにより、そのロータマグネット15
の周側面の円周方向に沿って順次交互に着磁されている
N極及びS極が対向するようになっている。
【0005】従って、それぞれ電気角90゜だけ位相差
を有して取り付けられている第一のステータ5及び第二
のステータ9にそれぞれ駆動パルスを所定のタイミング
で入力することにより、前記駆動パルス分に対応したス
テップ数だけロータマグネット15を回転させることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種のステッピング
モータ1においては、図4の磁気等価回路に示されるよ
うに、第一のステータ5の構成要素の一部である磁極部
材4と、第一のステータ5とロータマグネット15との
隙間であるエアギャップ21と、ロータマグネット15
と、スペーサ14と、ハウジング10とで構成される第
一の磁気回路28と、第二のステータ9の構成要素の一
部である磁極部材8と、第二のステータ9とロータマグ
ネット15との隙間であるエアギャップ21と、ロータ
マグネット15と、スペーサ14と、ハウジング10と
で構成される第二の磁気回路38とを有している。これ
ら第一の磁気回路28と第二の磁気回路38は、ハウジ
ング10とスペーサ14との2箇所で磁気的に結合して
いるため、磁気回路相互で影響し合い、漏れ磁束が大き
くなるという問題があった。また、漏れ磁束が大きくな
ることによって、必要なトルクを得ることができず、更
に、トルクにばらつきが生じるという問題があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、磁気回路の干渉により発生する
漏れ磁束をなくし、安定したトルクが得られるステッピ
ングモータを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のステッピングモータは、円筒形状の永久磁石
と、その永久磁石の軸方向に複数配置されたステータを
有するものであり、前記永久磁石の内側に、前記各ステ
ータに対応させてそれぞれ強磁性体部材を設け、その各
強磁性体部材を前記各ステータ毎に軸方向に間隔をおい
て配置している。
【0009】また、前記各々の強磁性体部材の間に、非
磁性体部材を介在させてもよい。
【0010】更に、前記強磁性体部材は、円筒状、また
は円筒の一部を軸方向に切欠した形状に構成してもよ
い。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のステッピングモー
タは、円筒形状の永久磁石と、その永久磁石の軸方向に
配置されたステータと、その各ステータ毎に軸方向に間
隔をおいて配置された強磁性体部材とで磁気回路を構成
し、その間隔によって他の磁気回路と分離することがで
きる。
【0012】また、その間隔に非磁性体部材を介在させ
て、磁気回路を分離させてもよい。更に、前記強磁性体
部材を円筒状、または円筒の一部を軸方向に切欠した形
状にすることによって、軽量化され応答性を高めること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のステッピングモータを具体化
した一実施例を図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本実施例のロータ部の構成を段階
的に示した図である。図2は、本実施例の磁気回路を示
す図である。
【0015】本実施例では、図3に示されている従来の
ステッピングモータにおけるロータ部22以外は、従来
のステッピングモータ1を用いているため、ステッピン
グモータ1の詳しい説明は、省略する。
【0016】本実施例のロータ部は、まず始めに図1の
(a)に示されるように、回転軸13の周囲にスペーサ
50が固着されている。そのスペーサ50は、非磁性体
部材である樹脂等の材料により略円柱状に形成された円
柱部50aと、その中央部周囲に帯状に形成された凸部
50bとで構成されている。
【0017】次に、図1(b)に示されるように、各ステ
ータに対応する強磁性体部材51、52が前記凸部50
bを挟んで嵌合固定される。その強磁性体部材51、5
2は、鉄等の材料により円筒状に形成されている。ま
た、その強磁性体部材51、52は、ロータ部22をス
テッピングモータに設置したときに、各ステータに対応
するように構成されている。このようにして、前記スペ
ーサ50と、前記強磁性体部材51、52とにより、一
つの円柱を形成するようになる。
【0018】次に、図1(c)に示されるように、前記
スペーサ50と、前記強磁性体部材51、52との外側
に、円筒状の永久磁石素材53が嵌合されている。その
永久磁石素材53は、図示しない着磁器により図1
(d)に示されるように円周を等分割して、N極とS極
が交互になるように着磁される。このようにして、ロー
タ部22が形成される。
【0019】次に、本実施例のロータ部22を設置した
ステッピングモータの作用について、図2を用いて説明
する。
【0020】本実施例の磁気等価回路は、第一のステー
タ5の構成要素の一部である磁極部材4と、エアギャッ
プ21と、ロータマグネット15と、強磁性体部材51
と、ハウジング10とで構成される第一の磁気回路30
と、第二のステータ9の構成要素の一部である磁極部材
8と、エアギャップ21と、ロータマグネット15と、
強磁性体部材52と、ハウジング10とで構成される第
二の磁気回路40とで構成される。従って、従来では、
スペーサ14を介して第一の磁気回路28と第二の磁気
回路38は、接続されていたが、本実施例では、スペー
サ50に設けられた凸部50aが強磁性体部材51と5
2を分離しているため、第一の磁気回路30と第二の磁
気回路40は、磁気的に分離される。
【0021】以上詳述したことから明らかなように本実
施例のステッピングモータによれば、円筒形状の永久磁
石と、その永久磁石の軸方向に配置されたステータと、
その各ステータ毎に軸方向に間隔をおいて配置された強
磁性体部材とで磁気回路を構成し、前記間隔によって他
の磁気回路と分離するため、その磁気回路から磁束が漏
るれことがなくなり安定したトルクを得ることができ
る。
【0022】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなくその要旨を逸脱しない範囲において、
種々の変更を加えることができる。
【0023】例えば、本実施例の非磁性体部材としての
スペーサ50は、円柱部の50aと、凸部50bとが一
体的に形成されているが、凸部50bのみで構成しても
よい。この場合、強磁性体部材51、52は、円筒状に
形成されたものではなく、円柱状に形成されたものを使
用する。
【0024】また、強磁性体部材は、円筒状に限らず、
円筒の一部を軸方向に切欠した形状に構成してもよい。
このように構成することにより、前記スペーサ50の円
柱部50aの外径が製造誤差等によって前記強磁性体部
材51、52の内径より大きいときに、円筒状では挿入
することができないが、円筒の一部を軸方向に切欠した
形状の場合は、前記強磁性体部材51、52の内径を広
げることが可能であるため、容易に挿入することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように本
発明のステッピングモータによれば、円筒形状の永久磁
石と、その永久磁石の軸方向に配置されたステータと、
その各ステータ毎に軸方向に間隔をおいて配置された強
磁性体部材とで磁気回路を構成し、前記間隔によって他
の磁気回路と分離するため、その磁気回路から磁束が漏
るれことがなくなり安定したトルクを得ることができ
る。
【0026】また、前記間隔に非磁性体部材を介在させ
て、磁気回路を分離させるため、容易にかつ安価に安定
したトルクを得ることができる。
【0027】更に、前記強磁性体部材を円筒状、または
円筒の一部を軸方向に切欠した形状にすることによっ
て、簡単に製造でき、しかも回転軸周辺が軽量化され慣
性が小さくなり、応答性を高めることができる等の効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のロータ部の構成を段階的に示した図
であり、(a)は、回転軸にスペーサを取り付けた図で
あり、(b)は、スペーサに強磁性体部材を取り付けた
図であり、(c)は、スペーサに永久磁石素材を嵌合し
た図であり、(d)は、永久磁石素材に着磁した図であ
る。
【図2】本実施例のステッピングモータの磁気回路構成
図である。
【図3】従来のステッピングモータの構造を示す断面図
である。
【図4】従来のステッピングモータの磁気回路構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 コイルボビン 3 コイル 4 磁極部材 5 第一のステータ 6 コイルボビン 7 コイル 8 磁極部材 9 第一のステータ 10 ハウジング 13 回転軸 50 スペーサ 50a 円柱部 50b 凸部 51 強磁性体部材 52 強磁性体部材 53 永久磁石素材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の永久磁石と、その永久磁石の
    軸方向に複数配置されたステータを有するステッピング
    モータにおいて、 前記永久磁石の内側に、前記各ステータに対応させてそ
    れぞれ強磁性体部材を設け、その各強磁性体部材を前記
    各ステータ毎に軸方向に間隔をおいて配置したことを特
    徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 前記各々の強磁性体部材の間に、非磁性
    体部材を介在させたことを特徴とする請求項1に記載の
    ステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 前記強磁性体部材は、円筒状、または円
    筒の一部を軸方向に切欠した形状に構成したことを特徴
    とする請求項1に記載のステッピングモータ。
JP6242974A 1994-10-06 1994-10-06 ステッピングモータ Pending JPH08107664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6242974A JPH08107664A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6242974A JPH08107664A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 ステッピングモータ

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JPH08107664A true JPH08107664A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17097012

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6242974A Pending JPH08107664A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 ステッピングモータ

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