JPH08107610A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPH08107610A JPH08107610A JP6240442A JP24044294A JPH08107610A JP H08107610 A JPH08107610 A JP H08107610A JP 6240442 A JP6240442 A JP 6240442A JP 24044294 A JP24044294 A JP 24044294A JP H08107610 A JPH08107610 A JP H08107610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- conductor
- gas
- lid
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機器の組み合わせによる外力及び絶縁ガスの
影響を軽減することにより、装置の機械的破損を防ぎ、
機械的性能を確保することができるガス絶縁開閉装置を
提供する。 【構成】 タンク1の内面にボス10が取り付けられて
おり、導体12は、シールド7、絶縁筒8、及びササエ
9を介して、このボス10に支持固定されている。この
ため、ブッシング3の接続する時に発生する外力は、タ
ンク1の軸方向で直線的に支持されると共に、ササエ9
は、タンク1に封入されている高圧力の絶縁ガスによっ
てタンクの軸方向(矢印G方向)に変形することがな
い。
影響を軽減することにより、装置の機械的破損を防ぎ、
機械的性能を確保することができるガス絶縁開閉装置を
提供する。 【構成】 タンク1の内面にボス10が取り付けられて
おり、導体12は、シールド7、絶縁筒8、及びササエ
9を介して、このボス10に支持固定されている。この
ため、ブッシング3の接続する時に発生する外力は、タ
ンク1の軸方向で直線的に支持されると共に、ササエ9
は、タンク1に封入されている高圧力の絶縁ガスによっ
てタンクの軸方向(矢印G方向)に変形することがな
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型化したガス絶縁開
閉装置に係り、特に、内部の絶縁性能を高める為に高圧
力の絶縁ガスを封入したガス絶縁開閉装置に関する。
閉装置に係り、特に、内部の絶縁性能を高める為に高圧
力の絶縁ガスを封入したガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、絶縁性能の優れたSF6ガス
を主絶縁媒体としたガス絶縁開閉装置が汎用されてお
り、経済性や保守性が優れているとの理由により、近
年、変電所及び発電所の開閉装置の主流を占めるように
なっている。また、現在は、この様なガス絶縁開閉装置
は、300kvもしくは550kvのように高電圧化す
ることにより機器サイズが大型化している。
を主絶縁媒体としたガス絶縁開閉装置が汎用されてお
り、経済性や保守性が優れているとの理由により、近
年、変電所及び発電所の開閉装置の主流を占めるように
なっている。また、現在は、この様なガス絶縁開閉装置
は、300kvもしくは550kvのように高電圧化す
ることにより機器サイズが大型化している。
【0003】図8は、従来のガス絶縁開閉装置の内部構
成例を示す図である。図8に示すガス絶縁開閉装置は、
送電線路から変電所へ、または変電所から送電線路へ電
気回路を接続する場合に適用される機器である。このガ
ス絶縁開閉装置は、タンク1に収納された送電線路用の
接地開閉器34と、タンク1にブッシングフランジ2を
介して接続されたブッシング3とから組み立てられてい
る。
成例を示す図である。図8に示すガス絶縁開閉装置は、
送電線路から変電所へ、または変電所から送電線路へ電
気回路を接続する場合に適用される機器である。このガ
ス絶縁開閉装置は、タンク1に収納された送電線路用の
接地開閉器34と、タンク1にブッシングフランジ2を
介して接続されたブッシング3とから組み立てられてい
る。
【0004】図8(a)に示すように、絶縁ガスが封入
されたタンク1内には導体32が収納されており、この
導体32は、シールド33を介して、タンク1に固定さ
れた絶縁スペーサ16により支持されている。また、導
体32には固定接触部6が設けられており、この固定接
触部6には可動接触子5が連結されている。更に、導体
32には、導体32に対して垂直に導体13が取付けら
れており、導体13の先端には、上記ブッシング3を接
続するための接続子14が取付けられている。
されたタンク1内には導体32が収納されており、この
導体32は、シールド33を介して、タンク1に固定さ
れた絶縁スペーサ16により支持されている。また、導
体32には固定接触部6が設けられており、この固定接
触部6には可動接触子5が連結されている。更に、導体
32には、導体32に対して垂直に導体13が取付けら
れており、導体13の先端には、上記ブッシング3を接
続するための接続子14が取付けられている。
【0005】また、同図(b)に示すように、タンク1
の側面には、上記可動接触子5を駆動する開閉機構4が
設置されている。この開閉機構4は、開閉機構ケース4
1の内部に、図示しない操作装置により回転力が与えら
れる主軸42が設けられることにより構成されている。
この主軸42には、リンク・レバー機構43が配設され
ており、リンク・レバー機構43は、接続部44を介し
て可動接触子5に連結されている。
の側面には、上記可動接触子5を駆動する開閉機構4が
設置されている。この開閉機構4は、開閉機構ケース4
1の内部に、図示しない操作装置により回転力が与えら
れる主軸42が設けられることにより構成されている。
この主軸42には、リンク・レバー機構43が配設され
ており、リンク・レバー機構43は、接続部44を介し
て可動接触子5に連結されている。
【0006】一方、ブッシング3には、ブッシング導体
15が固定接続されている。そして、ブッシング3と接
地開閉器34とを組み立てる際、ブッシング導体15が
前記接続子14に挿入されることにより、通電回路を構
成するようになっている。
15が固定接続されている。そして、ブッシング3と接
地開閉器34とを組み立てる際、ブッシング導体15が
前記接続子14に挿入されることにより、通電回路を構
成するようになっている。
【0007】このような構成により、図示しない操作装
置から主軸42を介してリンク・レバー機構43に加え
られた操作力は、可動接触子5を駆動する。それによ
り、主接点の開閉動作が行われる。
置から主軸42を介してリンク・レバー機構43に加え
られた操作力は、可動接触子5を駆動する。それによ
り、主接点の開閉動作が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のよう
に、ブッシング3と接地開閉器34とを組立てる時に
は、ブッシング導体15が接続子14に挿入されるので
あるが、大形のガス絶縁開閉装置に於いては、ブッシン
グも大型化・重量化する為、挿入時に接続子14及び導
体13を介して導体32に大きな荷重が掛かることにな
る。このときの問題として、以下の点が挙げられる。 (1)導体32が固定されている絶縁スペーサ16に、
大きな曲げ力が作用する。このため、絶縁スペーサ16
に対する機械的ストレスが大きくなり、装置自体の機械
強度上の信頼性が低下する。そして、装置の運転中の状
態で絶縁スペーサ16が破損した場合は、機械的ダメー
ジを受けるばかりでなく、電気的にも大事故を引き起こ
す恐れがあり、社会へ与える影響も重大である。 (2)上記のように絶縁スペーサ16が破損に至らない
場合に於いても、ブッシング3と接地開閉器34との接
続部分に於いて、大きな力が接続子14及び導体13を
介して導体32に加わる場合がある。これにより、導体
32における絶縁スペーサ16への取付部が変位し、導
体32に設けられた固定接触部6も正規の取付位置から
ずれてしまう。一般に、接地開閉器34は、送電線路の
停止中に送電線路に流れる、他の健全回線より受ける誘
導電流を開閉するという機能を果たすために、可動接触
子を高速度で動作させる。従って、ブッシングの接続に
より、固定接触部が正規の取付位置よりずれることによ
り、接地開閉器の動作異常、さらには機械的破損へ至る
可能性がある。
に、ブッシング3と接地開閉器34とを組立てる時に
は、ブッシング導体15が接続子14に挿入されるので
あるが、大形のガス絶縁開閉装置に於いては、ブッシン
グも大型化・重量化する為、挿入時に接続子14及び導
体13を介して導体32に大きな荷重が掛かることにな
る。このときの問題として、以下の点が挙げられる。 (1)導体32が固定されている絶縁スペーサ16に、
大きな曲げ力が作用する。このため、絶縁スペーサ16
に対する機械的ストレスが大きくなり、装置自体の機械
強度上の信頼性が低下する。そして、装置の運転中の状
態で絶縁スペーサ16が破損した場合は、機械的ダメー
ジを受けるばかりでなく、電気的にも大事故を引き起こ
す恐れがあり、社会へ与える影響も重大である。 (2)上記のように絶縁スペーサ16が破損に至らない
場合に於いても、ブッシング3と接地開閉器34との接
続部分に於いて、大きな力が接続子14及び導体13を
介して導体32に加わる場合がある。これにより、導体
32における絶縁スペーサ16への取付部が変位し、導
体32に設けられた固定接触部6も正規の取付位置から
ずれてしまう。一般に、接地開閉器34は、送電線路の
停止中に送電線路に流れる、他の健全回線より受ける誘
導電流を開閉するという機能を果たすために、可動接触
子を高速度で動作させる。従って、ブッシングの接続に
より、固定接触部が正規の取付位置よりずれることによ
り、接地開閉器の動作異常、さらには機械的破損へ至る
可能性がある。
【0009】上記の問題点を克服する為に、図9に示す
ような接地開閉器が考えられる。すなわち、固定接触部
6を導体12に設け、この導体12を、シールド7、絶
縁筒8、及びササエ29を介して、タンク1のフタ11
に固定する。この時、導体12は、ブッシング3の接続
方向と同一軸上に設置される。このような構造では、ブ
ッシング3を接続した時の荷重はその接続方向と同一軸
上で支持される為、その軸に対して垂直方向に位置する
絶縁スペーサ16へは荷重が作用しない。また、導体1
2をシールド7、絶縁筒8、及びササエ29で支持して
いるため、ブッシングを接続した時に導体12が変形し
ない。このため、接地開閉器34の固定接触部6は、ブ
ッシング3の接続による影響を受けなくなる。
ような接地開閉器が考えられる。すなわち、固定接触部
6を導体12に設け、この導体12を、シールド7、絶
縁筒8、及びササエ29を介して、タンク1のフタ11
に固定する。この時、導体12は、ブッシング3の接続
方向と同一軸上に設置される。このような構造では、ブ
ッシング3を接続した時の荷重はその接続方向と同一軸
上で支持される為、その軸に対して垂直方向に位置する
絶縁スペーサ16へは荷重が作用しない。また、導体1
2をシールド7、絶縁筒8、及びササエ29で支持して
いるため、ブッシングを接続した時に導体12が変形し
ない。このため、接地開閉器34の固定接触部6は、ブ
ッシング3の接続による影響を受けなくなる。
【0010】ところで、ガス絶縁開閉装置には、その絶
縁性能を上げる為に高圧力の絶縁ガスが封入されてい
る。そのため、上記のように導体12がタンク1の同軸
中心上に設置されて、フタ11に固定されていることに
より、封入された高圧力の絶縁ガスによってフタ11が
外側、すなわち図9における矢印G方向に凸上に変形す
る場合がある。従って、この変形により、導体12、ひ
いては接地開閉器34の固定接触部にずれが発生してし
まう。この現象は、機器サイズが大きいほど、また、封
入ガス圧力が高いほど著しく発生するため、将来、ガス
絶縁開閉装置を大型化し内部の絶縁ガスを高圧力化する
に際し、重大な問題となる。
縁性能を上げる為に高圧力の絶縁ガスが封入されてい
る。そのため、上記のように導体12がタンク1の同軸
中心上に設置されて、フタ11に固定されていることに
より、封入された高圧力の絶縁ガスによってフタ11が
外側、すなわち図9における矢印G方向に凸上に変形す
る場合がある。従って、この変形により、導体12、ひ
いては接地開閉器34の固定接触部にずれが発生してし
まう。この現象は、機器サイズが大きいほど、また、封
入ガス圧力が高いほど著しく発生するため、将来、ガス
絶縁開閉装置を大型化し内部の絶縁ガスを高圧力化する
に際し、重大な問題となる。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その第1の目的は、ブッシング等の機器を接
続する際に発生する荷重と、タンク内に封入された絶縁
ガスによる影響とを軽減することにより、装置の機械的
破損を防止することができるガス絶縁開閉装置を提供す
ることにある。
のであり、その第1の目的は、ブッシング等の機器を接
続する際に発生する荷重と、タンク内に封入された絶縁
ガスによる影響とを軽減することにより、装置の機械的
破損を防止することができるガス絶縁開閉装置を提供す
ることにある。
【0012】また、第2の目的は、タンク内に封入され
た絶縁ガスによる蓋の変位を軽減することができるガス
絶縁開閉装置を提供することにある。また、第3の目的
は、固定接触部のずれを許容値以下に抑えて、機械的性
能を確保することができるガス絶縁開閉装置を提供する
ことにある。更に、第4の目的は、タンクの蓋を変形し
にくい構造とすることにより、固定接触部のずれを抑え
ることができるガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。
た絶縁ガスによる蓋の変位を軽減することができるガス
絶縁開閉装置を提供することにある。また、第3の目的
は、固定接触部のずれを許容値以下に抑えて、機械的性
能を確保することができるガス絶縁開閉装置を提供する
ことにある。更に、第4の目的は、タンクの蓋を変形し
にくい構造とすることにより、固定接触部のずれを抑え
ることができるガス絶縁開閉装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
内部に高圧力の絶縁ガスが封入されたタンク内に、接点
の開閉操作を行う可動接触子と、この可動接触子に対向
する固定接触部が設けられ、前記タンクに絶縁部材によ
って絶縁支持される導体とを収納するガス絶縁開閉装置
において、前記導体は、一端に、前記タンクの軸方向に
対して垂直な支持板を含む支持部材が設けられ、前記支
持板は、前記タンクの内面に設けられたボスによって固
定されることにより、前記導体を前記タンクの軸方向に
支持することを特徴としている。
内部に高圧力の絶縁ガスが封入されたタンク内に、接点
の開閉操作を行う可動接触子と、この可動接触子に対向
する固定接触部が設けられ、前記タンクに絶縁部材によ
って絶縁支持される導体とを収納するガス絶縁開閉装置
において、前記導体は、一端に、前記タンクの軸方向に
対して垂直な支持板を含む支持部材が設けられ、前記支
持板は、前記タンクの内面に設けられたボスによって固
定されることにより、前記導体を前記タンクの軸方向に
支持することを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、内部に高圧力の絶
縁ガスが封入されたタンク内に、接点の開閉操作を行う
可動接触子と、この可動接触子に対向する固定接触部が
設けられ、前記タンクに絶縁部材によって絶縁支持され
る導体とを収納するガス絶縁開閉装置において、前記導
体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直な支持
板を含む支持部材が設けられ、前記支持板は、前記タン
クの端部を塞ぐ蓋に隙間を有して配置され、脚部を介し
て前記蓋によって支持固定されることにより、前記導体
を前記タンクの軸方向に支持し、前記脚部は、前記蓋に
おいて、前記タンクの軸方向の中心部から前記タンクの
外周部までの距離の30%以上、その中心部から離れた
位置に固定されることを特徴としている。
縁ガスが封入されたタンク内に、接点の開閉操作を行う
可動接触子と、この可動接触子に対向する固定接触部が
設けられ、前記タンクに絶縁部材によって絶縁支持され
る導体とを収納するガス絶縁開閉装置において、前記導
体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直な支持
板を含む支持部材が設けられ、前記支持板は、前記タン
クの端部を塞ぐ蓋に隙間を有して配置され、脚部を介し
て前記蓋によって支持固定されることにより、前記導体
を前記タンクの軸方向に支持し、前記脚部は、前記蓋に
おいて、前記タンクの軸方向の中心部から前記タンクの
外周部までの距離の30%以上、その中心部から離れた
位置に固定されることを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、内部に高圧力の絶
縁ガスが封入されたタンク内に、接点の開閉操作を行う
可動接触子と、この可動接触子に対向する固定接触部が
設けられ、前記タンクに絶縁部材によって絶縁支持され
る導体とを収納するガス絶縁開閉装置において、前記導
体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直な支持
板を含む支持部材が設けられ、前記支持板は、前記タン
クの端部を塞ぐ蓋に支持固定されることにより、前記導
体を前記タンクの軸方向に支持し、前記蓋は、前記タン
クの外部から、前記絶縁ガスによる変形を抑制するため
の補強部材により補強されることを特徴としている。
縁ガスが封入されたタンク内に、接点の開閉操作を行う
可動接触子と、この可動接触子に対向する固定接触部が
設けられ、前記タンクに絶縁部材によって絶縁支持され
る導体とを収納するガス絶縁開閉装置において、前記導
体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直な支持
板を含む支持部材が設けられ、前記支持板は、前記タン
クの端部を塞ぐ蓋に支持固定されることにより、前記導
体を前記タンクの軸方向に支持し、前記蓋は、前記タン
クの外部から、前記絶縁ガスによる変形を抑制するため
の補強部材により補強されることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、内部に高圧力の絶
縁ガスが封入されたタンク内に、接点の開閉操作を行う
可動接触子と、この可動接触子に対向する固定接触部が
設けられ、前記タンクに絶縁部材によって絶縁支持され
る導体とを収納するガス絶縁開閉装置において、前記導
体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直な支持
板を含む支持部材が設けられ、前記タンクの端部には、
この端部を塞ぐようにフランジが設けられ、このフラン
ジは前記支持板が挿入されるに十分な大きさの穴を有
し、前記穴を前記タンクの外側から塞ぐように蓋が固着
され、この蓋の内側に前記支持板が固定されることによ
り、前記導体が前記タンクの軸方向に支持されることを
特徴としている。
縁ガスが封入されたタンク内に、接点の開閉操作を行う
可動接触子と、この可動接触子に対向する固定接触部が
設けられ、前記タンクに絶縁部材によって絶縁支持され
る導体とを収納するガス絶縁開閉装置において、前記導
体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直な支持
板を含む支持部材が設けられ、前記タンクの端部には、
この端部を塞ぐようにフランジが設けられ、このフラン
ジは前記支持板が挿入されるに十分な大きさの穴を有
し、前記穴を前記タンクの外側から塞ぐように蓋が固着
され、この蓋の内側に前記支持板が固定されることによ
り、前記導体が前記タンクの軸方向に支持されることを
特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、固定接触部を設
けた導体を、タンク内面に設けられたボスにより支持固
定するようにしたので、ブッシング等の機器を接続する
際に発生する外力が、タンクと同軸方向に支持されるよ
うになる。そのため、導体を絶縁支持する絶縁部材に対
するストレスが軽減される。また、タンク内に封入され
た絶縁ガスによる固定接触部の変形を防ぐことができ
る。そのため、初期の組立状態を維持し、装置の性能を
確保することができる。
けた導体を、タンク内面に設けられたボスにより支持固
定するようにしたので、ブッシング等の機器を接続する
際に発生する外力が、タンクと同軸方向に支持されるよ
うになる。そのため、導体を絶縁支持する絶縁部材に対
するストレスが軽減される。また、タンク内に封入され
た絶縁ガスによる固定接触部の変形を防ぐことができ
る。そのため、初期の組立状態を維持し、装置の性能を
確保することができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、支持板を蓋
と密着させず、蓋の中心部からタンクの外周部までの距
離の30%以上離れた位置に脚部を固定し、その脚部に
より支持板を支持するようにしたので、封入された高圧
力の絶縁ガスによって変形する蓋の変位を少なくするこ
とができる。この場合、脚部を蓋の中心部に取付けた場
合に比べ、蓋の変位を約半分以下に低減させることがで
きる。このため、固定接触部のずれを許容値以下に抑
え、装置の機械的性能を確保することが可能となる。
と密着させず、蓋の中心部からタンクの外周部までの距
離の30%以上離れた位置に脚部を固定し、その脚部に
より支持板を支持するようにしたので、封入された高圧
力の絶縁ガスによって変形する蓋の変位を少なくするこ
とができる。この場合、脚部を蓋の中心部に取付けた場
合に比べ、蓋の変位を約半分以下に低減させることがで
きる。このため、固定接触部のずれを許容値以下に抑
え、装置の機械的性能を確保することが可能となる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、蓋をタンク
の外側から補強部材により補強することにより、封入さ
れた高圧力の絶縁ガスによる蓋の変形を減少させ、固定
接触部のずれを許容値以下に抑えて、装置の機械的性能
を確保することができる。
の外側から補強部材により補強することにより、封入さ
れた高圧力の絶縁ガスによる蓋の変形を減少させ、固定
接触部のずれを許容値以下に抑えて、装置の機械的性能
を確保することができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、タンクの端
部に設けたフランジの外側にフランジの穴を塞ぐように
蓋を設けて、この蓋に支持板を固定するようにしたの
で、蓋とフランジとの2重構造とすることにより、内部
に封入された高圧力の絶縁ガスによる変形を減少させ、
固定接触部のずれを許容値以下に抑えて、機械的性能を
確保することができる。
部に設けたフランジの外側にフランジの穴を塞ぐように
蓋を設けて、この蓋に支持板を固定するようにしたの
で、蓋とフランジとの2重構造とすることにより、内部
に封入された高圧力の絶縁ガスによる変形を減少させ、
固定接触部のずれを許容値以下に抑えて、機械的性能を
確保することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明によるガス絶縁開閉装置の実施
例について図面を参照して具体的に説明する。 (1)第1実施例 図1は、本発明の第1実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。同図において、図8及び図9に
対応する部分には同じ符号を付し、その説明を省略す
る。図1に示す接地開閉器34の固定接触部6は、図9
と同様、導体12に設けられている。また、本実施例に
おいては、タンク1の内面にボス10が取り付けられて
おり、導体12は、シールド7、絶縁筒8、及びササエ
9を介して、このボス10に支持固定されている。この
ような構成によれば、ブッシング3の接続する時に発生
する外力は、タンク1の軸方向で直線的に支持され、軸
方向に対し垂直な方向に設けられている絶縁スペーサ1
6には何等作用しない。また、ササエ9は、タンク1の
内面に取付けられたボス10に固定されている為、タン
ク1に封入されている高圧力の絶縁ガスによってタンク
の軸方向(矢印G方向)に変形することがない。これに
より、接地開閉器34の機能は組立調整時の精度を維持
することができ、ガス絶縁開閉装置としての信頼性も十
分確保することができる。 (2)第2実施例 図2は、本発明の第2実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。図2においては、タンク1の下
端のフタ11上に、ササエ19が設置されている。この
ササエ19は、同図に示すように、中央部がフタ11と
接しないように隙20をあけて配置されており、その脚
部19aが、フタ11の中心部より外周寄りに固定され
ている。そして、接地開閉器34の固定接触部6は、シ
ールド7、絶縁筒8、及びこのササエ19を介してフタ
11に支持固定される。
例について図面を参照して具体的に説明する。 (1)第1実施例 図1は、本発明の第1実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。同図において、図8及び図9に
対応する部分には同じ符号を付し、その説明を省略す
る。図1に示す接地開閉器34の固定接触部6は、図9
と同様、導体12に設けられている。また、本実施例に
おいては、タンク1の内面にボス10が取り付けられて
おり、導体12は、シールド7、絶縁筒8、及びササエ
9を介して、このボス10に支持固定されている。この
ような構成によれば、ブッシング3の接続する時に発生
する外力は、タンク1の軸方向で直線的に支持され、軸
方向に対し垂直な方向に設けられている絶縁スペーサ1
6には何等作用しない。また、ササエ9は、タンク1の
内面に取付けられたボス10に固定されている為、タン
ク1に封入されている高圧力の絶縁ガスによってタンク
の軸方向(矢印G方向)に変形することがない。これに
より、接地開閉器34の機能は組立調整時の精度を維持
することができ、ガス絶縁開閉装置としての信頼性も十
分確保することができる。 (2)第2実施例 図2は、本発明の第2実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。図2においては、タンク1の下
端のフタ11上に、ササエ19が設置されている。この
ササエ19は、同図に示すように、中央部がフタ11と
接しないように隙20をあけて配置されており、その脚
部19aが、フタ11の中心部より外周寄りに固定され
ている。そして、接地開閉器34の固定接触部6は、シ
ールド7、絶縁筒8、及びこのササエ19を介してフタ
11に支持固定される。
【0022】この場合におけるササエ19の有効な接続
位置について、図3及び図4によって説明する。図3
は、タンク1の下端に取付られたフタ11が、内部に封
入された高圧の絶縁ガスによって、外側に凸状に変形し
ている状態を示す。このフタ11の変位の割合を、図4
によって説明する。同図に示すように、フタ11におけ
る変位量が最大の地点は、タンク1の軸上中心部Cであ
り、この中心部Cの変位量は最大変位δ1である。ここ
で、フタ11を構成する円板の外側の地点Aから任意の
距離xだけ内側の地点Bでの変位δ2は、概して下記の
式で表される。
位置について、図3及び図4によって説明する。図3
は、タンク1の下端に取付られたフタ11が、内部に封
入された高圧の絶縁ガスによって、外側に凸状に変形し
ている状態を示す。このフタ11の変位の割合を、図4
によって説明する。同図に示すように、フタ11におけ
る変位量が最大の地点は、タンク1の軸上中心部Cであ
り、この中心部Cの変位量は最大変位δ1である。ここ
で、フタ11を構成する円板の外側の地点Aから任意の
距離xだけ内側の地点Bでの変位δ2は、概して下記の
式で表される。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、 δ2:地点Aからxだけ内側
の地点Bでの変位 x :地点Aから内側への任意の距離(中心でx=1/
2D) P :封入ガス圧力 D :タンクの直径(内径) E :フタの横弾性係数 t :フタの板厚 α :荷重・固定条件により決まる常数 上記の式から、地点Aからxだけ内側の地点Bでの変位
δ2は、xの2乗に比例することが判る。通常、ガス絶
縁開閉装置のタンク1及びフタ11は、圧力容器として
設計される為、強度上は十分な板厚で設計されている。
ここで、強度上は問題とならないが、封入されたガスの
圧力で、大型機器の場合でも変位量2〜3mm程度以下
の変形が発生する。しかしながら、通常、固定接触部が
2mm以上変位すると、開閉装置の動作に影響を与える
ことが多く問題となる。従って、この変位量を約1/2
以下に低減させれば、実用上問題とならなくなる。ここ
で、変位量が、タンク1の中央部Cにおける最大変位量
δ1の1/2以下になる地点Dの距離xは、タンク1の
半径をRとすると x2 <1/2・R2 より x<0.71・R となる。従って、中心部Cからタンク1の半径Rの30
%以上離れた地点Eでササエ19の脚部19aを固定す
れば、ササエ19の変位量を、ササエ19を中央部Cに
固定した場合の半分以下に低減できることになる。な
お、板厚tを増加させても同じ効果が有るが、これは通
常容易に考えられることであるため、ここでは省略す
る。
の地点Bでの変位 x :地点Aから内側への任意の距離(中心でx=1/
2D) P :封入ガス圧力 D :タンクの直径(内径) E :フタの横弾性係数 t :フタの板厚 α :荷重・固定条件により決まる常数 上記の式から、地点Aからxだけ内側の地点Bでの変位
δ2は、xの2乗に比例することが判る。通常、ガス絶
縁開閉装置のタンク1及びフタ11は、圧力容器として
設計される為、強度上は十分な板厚で設計されている。
ここで、強度上は問題とならないが、封入されたガスの
圧力で、大型機器の場合でも変位量2〜3mm程度以下
の変形が発生する。しかしながら、通常、固定接触部が
2mm以上変位すると、開閉装置の動作に影響を与える
ことが多く問題となる。従って、この変位量を約1/2
以下に低減させれば、実用上問題とならなくなる。ここ
で、変位量が、タンク1の中央部Cにおける最大変位量
δ1の1/2以下になる地点Dの距離xは、タンク1の
半径をRとすると x2 <1/2・R2 より x<0.71・R となる。従って、中心部Cからタンク1の半径Rの30
%以上離れた地点Eでササエ19の脚部19aを固定す
れば、ササエ19の変位量を、ササエ19を中央部Cに
固定した場合の半分以下に低減できることになる。な
お、板厚tを増加させても同じ効果が有るが、これは通
常容易に考えられることであるため、ここでは省略す
る。
【0025】図5に、本実施例の変形例を示す。同図に
おいて、ササエ26とフタ11を固定するために、断面
積の小さいボス27を使用することにより、極力フタ1
1の変形を受けにくくしている。このような構成とする
ことにより、ササエ26の構造をより簡素化することが
可能となる。この場合、ボス27の設置位置は、上記サ
サエ19の脚部19aの固定位置と同様に設定する。 (3)第3実施例の構成 図6は、本発明の第3実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。図6においては、固定接触部6
を設けた導体12は、上記第1及び第2実施例と同様に
絶縁筒8及びササエ29を介してフタ11に支持固定さ
れるが、フタ11には外側に補強リブ28が設けられて
いる。この補強リブ28は、例えば同図(b)に示すよ
うに格子状の支持部材28aにより取り付けられてい
る。この補強リブ28により、内部の高圧力の絶縁ガス
によって発生するフタ11の矢印G方向の変形は抑制さ
れる。その結果、固定接触部6のずれも機能に影響を及
ぼさない範囲に低減することが可能である。この場合、
フタ11の補強リブ28の形状及び設置位置(例えばタ
ンク1の内側)については、特に限定するものではな
い。また、フタ11に特別な補強リブ28を設ける代わ
りに、ササエ29を大径化して補強リブと同じ機能を持
たせるようにしても良い。 (4)第4実施例の構成 図7は、本発明の第4実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。図7において、タンク1の下端
にはフランジ31が設けられており、このフランジ31
は、導体12、シールド7、絶縁筒8、及びササエ29
からなる内部導体を組立てるのに必要なだけの穴35が
設けられた形状となっている。すなわち、この穴35
は、同図に示すようにササエ29が挿入されるのに十分
な広さとなっている。また、この穴35より大であるフ
タ30は、穴35を塞ぐようにタンク1の外側から取り
付けられている。そして、ササエ29は、穴35の内部
に配置され、フタ30の内側に支持固定されるようにな
っている。本構造によると、フランジ31をある程度厚
くして絶縁ガスによる変形に強くすると共に、フタ30
をタンク1の外側からフランジ31に重複して組立てる
ことによって、内圧に対する変形に対して強い構造とす
ることができる。
おいて、ササエ26とフタ11を固定するために、断面
積の小さいボス27を使用することにより、極力フタ1
1の変形を受けにくくしている。このような構成とする
ことにより、ササエ26の構造をより簡素化することが
可能となる。この場合、ボス27の設置位置は、上記サ
サエ19の脚部19aの固定位置と同様に設定する。 (3)第3実施例の構成 図6は、本発明の第3実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。図6においては、固定接触部6
を設けた導体12は、上記第1及び第2実施例と同様に
絶縁筒8及びササエ29を介してフタ11に支持固定さ
れるが、フタ11には外側に補強リブ28が設けられて
いる。この補強リブ28は、例えば同図(b)に示すよ
うに格子状の支持部材28aにより取り付けられてい
る。この補強リブ28により、内部の高圧力の絶縁ガス
によって発生するフタ11の矢印G方向の変形は抑制さ
れる。その結果、固定接触部6のずれも機能に影響を及
ぼさない範囲に低減することが可能である。この場合、
フタ11の補強リブ28の形状及び設置位置(例えばタ
ンク1の内側)については、特に限定するものではな
い。また、フタ11に特別な補強リブ28を設ける代わ
りに、ササエ29を大径化して補強リブと同じ機能を持
たせるようにしても良い。 (4)第4実施例の構成 図7は、本発明の第4実施例によるガス絶縁開閉装置を
示す概略構成図である。図7において、タンク1の下端
にはフランジ31が設けられており、このフランジ31
は、導体12、シールド7、絶縁筒8、及びササエ29
からなる内部導体を組立てるのに必要なだけの穴35が
設けられた形状となっている。すなわち、この穴35
は、同図に示すようにササエ29が挿入されるのに十分
な広さとなっている。また、この穴35より大であるフ
タ30は、穴35を塞ぐようにタンク1の外側から取り
付けられている。そして、ササエ29は、穴35の内部
に配置され、フタ30の内側に支持固定されるようにな
っている。本構造によると、フランジ31をある程度厚
くして絶縁ガスによる変形に強くすると共に、フタ30
をタンク1の外側からフランジ31に重複して組立てる
ことによって、内圧に対する変形に対して強い構造とす
ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ブッシ
ング等の機器を組み合わせる際の荷重により、絶縁部材
の変位、及び固定接触部のずれ等が発生するのを防ぐこ
とができる。また、タンク内の高圧力の絶縁ガスの影響
により蓋等が変形することによって発生する固定接触部
のずれを、防止することができる。このように、機器の
組み合わせによる外力、及び絶縁ガスの影響を軽減する
ことにより、装置の機械的破損を防ぎ、機械的性能を確
保することができる。
ング等の機器を組み合わせる際の荷重により、絶縁部材
の変位、及び固定接触部のずれ等が発生するのを防ぐこ
とができる。また、タンク内の高圧力の絶縁ガスの影響
により蓋等が変形することによって発生する固定接触部
のずれを、防止することができる。このように、機器の
組み合わせによる外力、及び絶縁ガスの影響を軽減する
ことにより、装置の機械的破損を防ぎ、機械的性能を確
保することができる。
【図1】本発明の第1実施例によるガス絶縁開閉装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図2】本発明の第2実施例によるガス絶縁開閉装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図3】フタ11の変位状態を説明する図。
【図4】図3に示すフタ11の変位の割合を材料力学的
に説明する図。
に説明する図。
【図5】同実施例の変形例を示す概略構成図。
【図6】本発明における第3実施例によるガス絶縁開閉
装置の概略構成図。
装置の概略構成図。
【図7】本発明における第4実施例によるガス絶縁開閉
装置の概略構成図。
装置の概略構成図。
【図8】従来のガス絶縁開閉装置の概略構成図。
【図9】従来のガス絶縁開閉装置の概略構成図。
1…タンク 3…ブッシング 4…開閉機構 6…固定接触部 7,33…シールド 8…絶縁筒 9,19,26,29…ササエ 10,27…ボス 11,30…フタ 12,13,32…導体 14…接続子 15…ブッシング導体 16…絶縁スペーサ 20…隙 28…補強リブ 31…フランジ 34…接地開閉器
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に高圧力の絶縁ガスが封入されたタ
ンク内に、接点の開閉操作を行う可動接触子と、この可
動接触子に対向する固定接触部が設けられ、前記タンク
に絶縁部材によって絶縁支持される導体とを収納するガ
ス絶縁開閉装置において、 前記導体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直
な支持板を含む支持部材が設けられ、 前記支持板は、前記タンクの内面に設けられたボスによ
って固定されることにより、前記導体を前記タンクの軸
方向に支持することを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項2】 内部に高圧力の絶縁ガスが封入されたタ
ンク内に、接点の開閉操作を行う可動接触子と、この可
動接触子に対向する固定接触部が設けられ、前記タンク
に絶縁部材によって絶縁支持される導体とを収納するガ
ス絶縁開閉装置において、 前記導体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直
な支持板を含む支持部材が設けられ、 前記支持板は、前記タンクの端部を塞ぐ蓋に隙間を有し
て配置され、脚部を介して前記蓋によって支持固定され
ることにより、前記導体を前記タンクの軸方向に支持
し、 前記脚部は、前記蓋において、前記タンクの軸方向の中
心部から前記タンクの外周部までの距離の30%以上、
その中心部から離れた位置に固定されることを特徴とす
るガス絶縁開閉装置。 - 【請求項3】 内部に高圧力の絶縁ガスが封入されたタ
ンク内に、接点の開閉操作を行う可動接触子と、この可
動接触子に対向する固定接触部が設けられ、前記タンク
に絶縁部材によって絶縁支持される導体とを収納するガ
ス絶縁開閉装置において、 前記導体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直
な支持板を含む支持部材が設けられ、 前記支持板は、前記タンクの端部を塞ぐ蓋に支持固定さ
れることにより、前記導体を前記タンクの軸方向に支持
し、 前記蓋は、前記タンクの外部から、前記絶縁ガスによる
変形を抑制するための補強部材により補強されることを
特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項4】 内部に高圧力の絶縁ガスが封入されたタ
ンク内に、接点の開閉操作を行う可動接触子と、この可
動接触子に対向する固定接触部が設けられ、前記タンク
に絶縁部材によって絶縁支持される導体とを収納するガ
ス絶縁開閉装置において、 前記導体は、一端に、前記タンクの軸方向に対して垂直
な支持板を含む支持部材が設けられ、 前記タンクの端部には、この端部を塞ぐようにフランジ
が設けられ、このフランジは前記支持板が挿入されるに
十分な大きさの穴を有し、 前記穴を前記タンクの外側から塞ぐように蓋が固着さ
れ、この蓋の内側に前記支持板が固定されることによ
り、前記導体が前記タンクの軸方向に支持されることを
特徴するガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6240442A JPH08107610A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6240442A JPH08107610A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107610A true JPH08107610A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17059562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6240442A Pending JPH08107610A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08107610A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150122718A (ko) * | 2013-02-25 | 2015-11-02 | 알스톰 테크놀러지 리미티드 | 금속 케이싱 하의 가스 절연 변전 설비(gis)의 자켓을 추출하는 방법 |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP6240442A patent/JPH08107610A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150122718A (ko) * | 2013-02-25 | 2015-11-02 | 알스톰 테크놀러지 리미티드 | 금속 케이싱 하의 가스 절연 변전 설비(gis)의 자켓을 추출하는 방법 |
JP2016511624A (ja) * | 2013-02-25 | 2016-04-14 | アルストム テクノロジー リミテッドALSTOM Technology Ltd | 金属ケーシング下のガス絶縁変電所(gis)のジャケットを抜き取る方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2442339B1 (en) | Contact assembly for vacuum interrupter | |
EP0012522B1 (en) | Electrical switchgear | |
JP4764139B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置と油入変圧器の接続構造 | |
JPH08107610A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
EP0011972B2 (en) | Electrical switchgear | |
JP2948154B2 (ja) | 絶縁開閉装置 | |
US4404423A (en) | Three-phase gas insulated bus | |
EP4412011A1 (en) | Tank type circuit-breaker | |
US5638254A (en) | Gas insulated switch gear device | |
WO2011125332A1 (ja) | ガス絶縁母線 | |
JP4470228B2 (ja) | 真空スイッチ | |
JP2804040B2 (ja) | 電気的接続導体 | |
KR101018342B1 (ko) | 진공 스위치 기어 | |
JP2007274823A (ja) | ガス絶縁母線 | |
JP3051886B2 (ja) | 導体接続構造 | |
JP7311361B2 (ja) | 遮断器 | |
EP1091377A2 (en) | Vacuum exhaust element of vacuum switch | |
JP7422947B2 (ja) | 操作器 | |
JP3170854B2 (ja) | 抵抗付きタンク形ガス遮断器 | |
JP3339751B2 (ja) | 抵抗付き断路器 | |
JP3369319B2 (ja) | 抵抗付き断路器 | |
JP2560370Y2 (ja) | 真空インタラプタと開閉装置 | |
KR910000073B1 (ko) | 가스절연개폐장치용 접지개폐기 | |
JP3237225B2 (ja) | タンク形ガス遮断器 | |
JP4358681B2 (ja) | 真空スイッチギヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |