JPH0810737A - 産業廃棄物処分場 - Google Patents

産業廃棄物処分場

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JPH0810737A
JPH0810737A JP6147792A JP14779294A JPH0810737A JP H0810737 A JPH0810737 A JP H0810737A JP 6147792 A JP6147792 A JP 6147792A JP 14779294 A JP14779294 A JP 14779294A JP H0810737 A JPH0810737 A JP H0810737A
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industrial waste
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Yoji Kikuchi
洋司 菊地
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Nittoc Constructions Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地盤を掘削してもしくは自然の地形を利用し
て大きな凹地を得て、この凹地内に産業廃棄物を堆積す
る産業廃棄物処分場において、敷設する汚水浸出防止の
止水性のシートを破損しにくくして汚染防止の完全化を
図れるとともに、止水性のシート下の排水性も同時に確
保して雨水の対処も向上させることができる。 【構成】 地山2の面に砂質系の土層5を設け、この砂
質系の土層5上に止水性のシート3を敷設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物処分場に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】地盤を掘削してもしくは自然の地形を利
用して大きな凹地を得て、この凹地内に産業廃棄物を堆
積する産業廃棄物処分場では、図5に示すように凹地1
の底部や側部での地山2の面にゴムや塩化ビニル等の止
水性のシート3を敷設し、このシート3上に産業廃棄物
4を堆積するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図5に示す処分場
では、産業廃棄物4の重さ、堆積する際の重機の重さ、
また、地山2の面の凹凸や礫等により止水性のシート3
が破損し、この破損個所から汚水が地盤中に浸出するお
それがあった。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、汚水浸出防止の止水性のシートを破損しにくくして
汚染防止の完全化を図れるとともに、止水性のシート下
の排水性も同時に確保して雨水の対処も向上させること
ができる産業廃棄物処分場を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、地山面に砂質系の土層を設け、この土層上に
止水性のシートを敷設したこと、もしくは、地山面に砂
質系の土層を設け、この土層上に植物層を設け、さらに
その上に止水性のシートを敷設したこと、これに加え
て、地山面は吹付けモルタルやアスファルト類で舗装
し、その上に砂質系の土層を設けることを要旨とするも
のである。
【0006】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、地山面と止水
性のシート間に設ける砂質系の土層はそれ自体がクッシ
ョン性があり、止水性のシートに加えられようとする荷
重を吸収して止水性のシートが破損するのを防止する。
また、この砂質系の土層は透水性に優れるので場内の雨
水等は止水性のシート下に沿ってこの砂質系の土層を通
り、水処理枡等に導くことができる。さらにこの砂質系
の土層は保水性もあるので水処理枡等を急激に増水させ
るおそれもない。
【0007】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、砂質系の土層と止水性のシート間に植物層を
設けることでよりクッション性を高めることができる
し、この植物層もまた保水性を発揮する。また、シート
は廃棄物の堆積に伴って順次布設するが、布設するまで
の間、植物によって景観の保全を確保することができ
る。
【0008】請求項3記載の本発明によれば、地山面は
吹付けモルタルで舗装することで、地盤内への浸水を防
止し、砂質系の土層、もしくはこの砂質系の土層と植物
層との排水性能をより効果的なものとすることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について詳細に
説明する。図1は本発明の産業廃棄物処分場の1実施例
を示す縦断側面図で、図5に示す従来例と同じく地盤を
掘削してもしくは自然の地形を利用して大きな凹地1を
得て、この凹地1内に産業廃棄物4を堆積する場合であ
る。
【0010】産業廃棄物処分場では、図5に示すように
凹地1の底部や側部での地山2の面にゴムや塩化ビニル
等の止水性のシート3を敷設し、このシート3上に産業
廃棄物4を堆積するようにしている。
【0011】本発明は、地山2の面の上に砂質系の土層
5を設け、この砂質系の土層5の上にゴムや塩化ビニル
等の止水性のシート3を敷設するようにした。
【0012】この砂質系の土層5は地山2の面上に直接
設けてもよいが、地山2の面にモルタルを吹付け、この
吹付けモルタル6で舗装を施してから、その上に設ける
ようにしてもよい。
【0013】このようにすれば、砂質系の土層5は地山
2と比べてクッション性があり、止水性のシート3に加
えられようとする荷重をこの砂質系の土層5が吸収して
止水性のシート3が破損するのを防止できる。
【0014】さらに、この砂質系の土層5は透水性に優
れるので場内の雨水等は止水性のシート3下に沿ってこ
の砂質系の土層5を通り、図4に示すように水処理枡7
等に導くことができる。また、この砂質系の土層5は保
水性もあるので大量の雨水があっても水処理枡7等に徐
々に送り込むことができ、水処理枡7等を急激に増水さ
せるおそれもない。
【0015】図2は本発明の第2実施例を示すもので、
前記砂質系の土層5の上に植物層10を設け、止水性のシ
ート3はこの植物層10の上にを敷設するものとした。か
かる植物層10は葉類で構成するが、前記緑化工9と同じ
く砂質系の土層5の上に張芝等による緑化を施すことで
これを構成すれば止水性のシート3の敷設にも支障を生
じることはない。
【0016】このように止水性のシート3の直下に植物
層10を設ければ、砂質系の土層5のクッション性や保水
性にこの植物層10のクッション性や保水性が重畳され、
より効果的なものとすることができる。さらに、止水性
のシート3を敷設するまでの植物層10の存在は緑化を施
すことでの景観確保にもなる。
【0017】図3は第3実施例を示すもので、前記第2
実施例の場合にも地山2の面にモルタルを吹付け、この
吹付けモルタル6で舗装を施してからその上に砂質系の
土層5を形成するようにした。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明の産業廃棄物処
分場は、地盤を掘削してもしくは自然の地形を利用して
大きな凹地を得て、この凹地内に産業廃棄物を堆積する
産業廃棄物処分場において、敷設する汚水浸出防止の止
水性のシートを破損しにくくして汚染防止の完全化を図
れるとともに、止水性のシート下の排水性も同時に確保
して雨水の対処も向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の産業廃棄物処分場の第1実施例を示す
部分縦断側面図である。
【図2】本発明の産業廃棄物処分場の第2実施例を示す
要部の縦断側面図である。
【図3】本発明の産業廃棄物処分場の第3実施例を示す
要部の縦断側面図である。
【図4】本発明の産業廃棄物処分場の水処理枡への導入
を示す説明図である。
【図5】従来例の部分縦断側面図である。
【符号の説明】
1…凹地 2…地山 3…止水性のシート 4…産業廃棄物 5…砂質系の土層 6…吹付けモルタ
ル 7…水処理枡 10…植物層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地山面に砂質系の土層を設け、この土層
    上に止水性のシートを敷設したことを特徴とする産業廃
    棄物処分場。
  2. 【請求項2】 地山面に砂質系の土層を設け、この土層
    上に植物層を設け、さらにその上に止水性のシートを敷
    設したことを特徴とする産業廃棄物処分場。
  3. 【請求項3】 地山面は吹付けモルタルやアスファルト
    類で舗装し、その上に砂質系の土層を設ける請求項1な
    いし請求項2記載の産業廃棄物処分場。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127158A (ja) * 2011-12-17 2013-06-27 Nippon Steel & Sumitomo Metal 鉄鋼スラグを用いた土質改良施工方法
CN112900369A (zh) * 2021-01-15 2021-06-04 东北大学 一种尾矿库排渗加固结构

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JP2013127158A (ja) * 2011-12-17 2013-06-27 Nippon Steel & Sumitomo Metal 鉄鋼スラグを用いた土質改良施工方法
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