JPH08106998A - デチューン棒装置 - Google Patents

デチューン棒装置

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Publication number
JPH08106998A
JPH08106998A JP24001294A JP24001294A JPH08106998A JP H08106998 A JPH08106998 A JP H08106998A JP 24001294 A JP24001294 A JP 24001294A JP 24001294 A JP24001294 A JP 24001294A JP H08106998 A JPH08106998 A JP H08106998A
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JP
Japan
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detune
rod
bar
winding cylinder
position detector
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Application number
JP24001294A
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English (en)
Inventor
Katsuhisa Nagao
克久 長尾
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デチューン棒の出入動作異常を検出すること
ができるデチューン棒装置を得る。 【構成】 デチューン棒(6)が終端位置に移動したとき
に動作するデチューン棒位置検出器(14),(15)と、デチ
ューン棒(6)の出入行程の上記終端位置対応位置に駆動
機(8)の巻胴(11)が回動したときに動作する巻胴位置検
出器(18)と、デチューン棒位置検出器(14),(15)及び巻
胴位置検出器(18)の一方のみが動作したときに作動する
異常検出装置とを設ける。 【効果】 デチューン棒の出入動作異常を異常検出装置
により検出する。これにより所要の異常時管制制御を行
うことにより二次的事故の発生を未然に防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子線直線加速器の
加速管サイドキャビティー内に出入動作するデチューン
棒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のデチューン棒装置を示す
断面図である。図において、(1)は加速管サイドキャビ
ティー、(2)は加速管サイドキャビティー(1)の一端に締
結されて連通した円筒状のハウジング、(3)はハウジン
グ(2)内に摺動可能に設けられた摺動体、(4)は加速管サ
イドキャビティー(1)とハウジング(2)の接続部に設けら
れてこの接続部による真空リークを防ぐ真空ガスケット
である。
【0003】(5)は一端がハウジング(2)の加速管サイド
キャビティー(1)側の内端面に装着され、他端は摺動体
(3)の内端面に装着されて、加速管サイドキャビティー
(1)内を真空に保つベローズである。(6)は加速管のエネ
ルギー調整用のデチューン棒で、一端が摺動体(3)の内
端面に締結され、他端は加速管サイドキャビティー(1)
寄りに突出して配置されている。(7)は一端がハウジン
グ(2)に締結されて突出した取付板である。
【0004】(8)は取付板(7)に装着された駆動機で、駆
動電動機(9)、駆動電動機(9)により付勢される減速機構
(10)及び摺動体(3)に対向して配置された巻胴(11)によ
って構成されている。(12)は巻胴(11)に巻掛けられて一
端が摺動体(3)、すなわちデチューン棒(6)に連結された
ワイヤーからなる引き出し条体である。
【0005】従来のデチューン棒装置は上記のように構
成され、デチューン棒(6)は摺動体(3)を介してハウジン
グ(2)内に移動可能に配置されて加速管内の真空圧によ
る吸引力により押し込み方向に付勢されている。そし
て、駆動機(8)が付勢されると駆動電動機(9)及び減速機
構(10)の動作によって巻胴(11)が回動し、引き出し条体
(12)が巻き取られてデチューン棒(6)が押し込み方向の
付勢力に抗して引き出し方向へ移動する。
【0006】また、駆動機(8)が引き出し条体(12)を巻
き戻す方向に付勢されるとデチューン棒(6)は押し込み
方向の付勢力によって押し込み方向に移動する。そし
て、デチューン棒(6)が加速管サイドキャビティー(1)側
の接触部(図示しない)と接触することにより押し込み
方向の移動が阻止されて停止する。なお、デチューン棒
(6)の停止後も巻胴(11)が回転し続けると引き出し条体
(12)に弛みが生じ、この状態ではデチューン棒(6)の接
触圧力はベローズ(4)部の真空部断面積に比例した値と
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
チューン棒装置においては、加速管内の真空力が消失し
て大気圧となったときや、引き出し条体が破断したとき
にはデチューン棒の出入動作が阻害される。しかし、こ
の出入動作異常が検出できないという問題点があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、デチューン棒の出入動作異常を
検出することができるデチューン棒装置を得ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデチュー
ン棒装置においては、電子線を加速する電子線直線加速
器の加速管の中で加速エネルギーを調整するために加速
管サイドキャビティー内に出入可能に設けられ、加速管
内の真空圧による吸引力により押し込み方向に付勢され
るデチューン棒と、このデチューン棒に対向して配置さ
れた巻胴を回動する駆動機と、巻胴に巻掛られて一端が
デチューン棒に連結された引き出し条体と、デチューン
棒の出入行程の終端対応位置に設けられてデチューン棒
が終端位置に移動したときに動作するデチューン棒位置
検出器と、デチューン棒の出入行程の上記終端対応位置
における巻胴の所定回動位置に対向して配置されて巻胴
が上記所定回動位置に回動したときに動作する巻胴位置
検出器と、デチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器
の一方が動作したときに作動する異常検出装置とが設け
られる。
【0010】また、次の発明に係るデチューン棒装置に
おいては、駆動機を電子線直線加速器の筺体の外側に装
着し、デチューン棒に対向して配置された巻胴を回動す
るようにしたものである。
【0011】また、次の発明に係るデチューン棒装置に
おいては、駆動機を加速管サイドキャビティーに支持さ
れてフレーム状に構成されたハウジングに装着し、デチ
ューン棒に対向して配置された巻胴を回動するようにし
たものである。
【0012】また、次の発明に係るデチューン棒装置に
おいては、加速管サイドキャビティーに支持されてフレ
ーム状に構成されたハウジングを設け、駆動機を電子線
直線加速器の筺体の外側に装着し、デチューン棒に対向
して配置された巻胴を回動するようにしたものである。
【0013】また、次の発明に係るデチューン棒装置に
おいては、駆動機を加速管サイドキャビティーに支持さ
れて支持腕状に構成されたハウジングに装着し、デチュ
ーン棒に対向して配置された巻胴を回動するようにした
ものである。
【0014】また、次の発明に係るデチューン棒装置に
おいては、加速管サイドキャビティーに支持されて支持
腕状に構成されたハウジングを設け、駆動機を電子線直
線加速器の筺体の外側に装着し、デチューン棒に対向し
て配置された巻胴を回動するようにしたものである。
【0015】
【作用】この発明に係るデチューン棒装置では、加速管
内の真空力が消失して大気圧となったり、引き出し条体
が破断したりしてデチューン棒の所定出入動作が不能と
なった場合に、駆動機が動作したときにデチューン棒位
置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが動作して異常
検出装置が作動する。
【0016】また、次の発明に係るデチューン棒装置で
は、電子線直線加速器の筺体の外側に装着された駆動機
が動作したときにデチューン棒位置検出器及び巻胴位置
検出器の一方のみが動作して異常検出装置が作動する。
【0017】また、次の発明に係るデチューン棒装置で
は、加速管サイドキャビティーに支持されてフレーム状
に構成されたハウジングに装着された駆動機が動作した
ときにデチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一
方のみが動作して異常検出装置が作動する。
【0018】また、次の発明に係るデチューン棒装置で
は、加速管サイドキャビティーに支持されてフレーム状
に構成されたハウジングが設けられ、電子線直線加速器
の筺体の外側に装着された駆動機が動作したときにデチ
ューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが動
作して異常検出装置が作動する。
【0019】また、次の発明に係るデチューン棒装置で
は、加速管サイドキャビティーに支持されて支持腕状に
構成されたハウジングに装着された駆動機が動作したと
きにデチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方
のみが動作して異常検出装置が作動する。
【0020】また、次の発明に係るデチューン棒装置で
は、加速管サイドキャビティーに支持されて支持腕状に
構成されたハウジングが設けられ、電子線直線加速器の
筺体の外側に装着された駆動機が動作したときにデチュ
ーン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが動作
して異常検出装置が作動する。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1及び図2は、この発明の一実施例を示す
図で、図1はデチューン棒装置を示す断面図、図2は図
1の矢印A部分の正面図である。図において、(1)は加
速管サイドキャビティー、(2)は加速管サイドキャビテ
ィー(1)の一端に締結されて連通した円筒状のハウジン
グ、(3)はハウジング(2)内に摺動可能に設けられた摺動
体、(4)は加速管サイドキャビティー(1)とハウジング
(2)の接続部に設けられてこの接続部による真空リーク
を防ぐ真空ガスケットである。
【0022】(5)は一端がハウジング(2)の加速管サイド
キャビティー(1)側の内端面に装着され、他端は摺動体
(3)の内端面に装着されて、加速管サイドキャビティー
(1)内を真空に保つベローズである。(6)は加速管のエネ
ルギー調整用のデチューン棒で、一端が摺動体(3)の内
端面に締結され、他端は加速管サイドキャビティー(1)
寄りに突出して配置されている。(7)は一端がハウジン
グ(2)に締結されて突出した取付板である。
【0023】(8)は取付板(7)に装着された駆動機で、駆
動電動機(9)、駆動電動機(9)により付勢される減速機構
(10)及び摺動体(3)に対向して配置された巻胴(11)によ
って構成されている。(12)は巻胴(11)に巻掛けられて一
端が摺動体(3)、すなわちデチューン棒(6)に連結された
ワイヤーからなる引き出し条体である。(13)は一端がハ
ウジング(2)に締結されてハウジング(2)の外面にベロー
ズ(5)の長手に沿って配置された取付腕である。
【0024】(14)は取付腕(13)に装着されたリミットス
イッチからなり、デチューン棒(6)が押し出し側の終端
位置に配置されたときの摺動体(3)によって押圧されて
動作する入側デチューン棒位置検出器、(15)は取付腕(1
3)に装着されたリミットスイッチからなり、デチューン
棒(6)が引き出し側の終端位置に配置されたときの摺動
体(3)によって押圧されて動作する出側デチューン棒位
置検出器である。
【0025】(16)は巻胴(11)に装着されて巻胴(11)と共
に回動する円形のカムで、外周の一箇所に凸部(17)が形
成されている。(18)は取付板(7)に設けられたリミット
スイッチからなり、デチューン棒(6)が押し出し側の終
端位置に配置されたときのカム(16)凸部(17)によって押
圧されて動作する入側巻胴位置検出器である。
【0026】(19)は取付板(7)に装着されたリミットス
イッチからなり、デチューン棒(6)が引き出し側の終端
位置に配置されたときのカム(16)凸部(17)によって押圧
されて動作する出側巻胴位置検出器である。(20)は一側
が取付板(7)に締結されて他側によりカム(16)の一側を
覆うように突出して配置された阻止板である。
【0027】(21)はカム(16)にねじ込まれたボルトから
なりカム(16)が回動して凸部(17)により入側巻胴位置検
出器(18)が押圧された状態において、頭部が阻止板(20)
に当たって巻胴(11)の回動を所定位置で阻止する入側阻
止片である。
【0028】(22)はカム(16)にねじ込まれたボルトから
なりカム(16)が回動して凸部(17)により出側巻胴位置検
出器(19)が押圧された状態において、頭部が阻止板(20)
に当たって巻胴(11)の回動を所定位置で阻止する出側阻
止片である。(23)は入側デチューン棒位置検出器(14)、
出側デチューン棒位置検出器(15)、入側巻胴位置検出器
(18)及び出側巻胴位置検出器(19)が接続された異常検出
装置である。
【0029】上記のように構成されたデチューン棒装置
では、デチューン棒(6)は摺動体(3)を介してハウジング
(2)内に移動可能に配置されて加速管内の真空圧による
吸引力により押し込み方向に付勢されている。そして、
駆動機(8)が付勢されると駆動電動機(9)及び減速機構(1
0)の動作によって巻胴(11)が回動し、引き出し条体(12)
が巻き取られてデチューン棒(6)が押し込み方向の付勢
力に抗して引き出し方向へ移動する。
【0030】そして、巻胴(11)の回動によってデチュー
ン棒(6)が所定の引き出し位置に移動すると、出側デチ
ューン棒位置検出器(15)が摺動体(3)に押圧されて動作
する。また巻胴(11)の回動によってカム(16)凸部(17)に
より出側巻胴位置検出器(19)が押圧されて動作する。こ
のような出側巻胴位置検出器(19)及び出側デチューン棒
位置検出器(15)の動作が異常検出装置(23)に入力される
ことにより、デチューン棒(6)の引き出し方向の所定終
端位置移動が検出される。
【0031】なお、巻胴(11)の回動によって出側巻胴位
置検出器(19)が動作した状態で出側阻止片(22)が阻止板
(20)に対向して、巻胴(11)の所定位置を超えた回動動作
が阻止される。また、駆動機(8)が引き出し条体(12)を
巻き戻す方向に付勢された場合には、デチューン棒(6)
は押し込み方向の付勢力によって押し込み方向に移動す
る。そして、デチューン棒(6)が所定の押し込み位置に
移動すると、入側デチューン棒位置検出器(14)が摺動体
(3)に押圧されて動作する。
【0032】そして、巻胴(11)の回動によってカム(16)
凸部(17)により入側巻胴位置検出器(18)が押圧されて動
作する。このような入側巻胴位置検出器(18)及び入側デ
チューン棒位置検出器(14)の動作が異常検出装置(23)に
入力されることにより、デチューン棒(6)の押し込み方
向の所定終端位置移動が検出される。なお、巻胴(11)の
回動によって入側巻胴位置検出器(18)が動作した状態で
入側阻止片(21)が阻止板(20)に対向して、巻胴(11)の所
定位置を超えた回動動作が阻止される。
【0033】しかし、引き出し条体(12)破断の故障が発
生するとデチューン棒(6)は加速管内の真空力によって
押し込み方向に移動し、入側デチューン棒位置検出器(1
4)が摺動体(3)に押圧されて動作した状態となり、出側
デチューン棒位置検出器(15)は不動作となる。このよう
な状況で駆動機(8)が付勢された場合に、駆動電動機(9)
及び減速機構(10)の動作によって巻胴(11)が回動して引
き出し条体(12)を巻き取る動作をするが、デチューン棒
(6)は押し込み位置に停止したままとなる。一方、この
巻胴(11)の回動によりカム(16)凸部(17)により出側巻胴
位置検出器(19)が押圧されて動作する。
【0034】このような出側巻胴位置検出器(19)の動作
及び出側デチューン棒位置検出器(15)の不動作が異常検
出装置(23)に入力されることにより、異常検出装置(23)
が動作して引き出し条体(12)破断の異常発生が検出され
る。そして、この異常発生検出を介して所要の異常時管
制制御が行われ、二次的事故の発生が未然に防止され
る。
【0035】また、加速管内の真空力が消失して大気圧
となる故障が発生すると、デチューン棒(6)の加速管内
の真空力による押し込み方向付勢力が消失する。このよ
うな状況で駆動機(8)が引き出し条体(12)を巻き戻す方
向に付勢された場合に、駆動電動機(9)及び減速機構(1
0)の動作によって巻胴(11)が回動して引き出し条体(12)
を巻き戻す動作をするが、デチューン棒(6)は押し込み
方向へ移動しない。このため、入側デチューン棒位置検
出器(14)は不動作となる。
【0036】一方、この巻胴(11)の回動によりカム(16)
凸部(17)により入側巻胴位置検出器(18)が押圧されて動
作する。このような入側巻胴位置検出器(19)の動作及び
入側デチューン棒位置検出器(14)の不動作が異常検出装
置(23)に入力されることにより、異常検出装置(23)が動
作して加速管内の真空力が消失して大気圧となる異常発
生が検出される。そして、この異常発生検出を介して所
要の異常時管制制御が行われ、二次的事故の発生が未然
に防止される。
【0037】以上説明したように要するに、デチューン
棒(6)の移動行程の終端対応位置に設けられてデチュー
ン棒(6)が終端位置に移動したときに動作するデチュー
ン棒位置検出器と、デチューン棒(6)の出入行程の上記
終端対応位置に対応する巻胴(11)の所定回動位置に対向
して配置されて巻胴(11)が上記所定回動位置に回動した
ときに動作する巻胴位置検出器とが設けられる。
【0038】そして、駆動機(8)が付勢されたときにデ
チューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが
動作したときに異常検出装置(23)が動作して異常発生が
検出される。これによって所要の異常時管制制御が行わ
れ、二次的事故の発生が未然に防止される。
【0039】実施例2.図3は、この発明の他の実施例
を示すデチューン棒装置を示す断面図であり、図3の他
は前述の図1及び図2の実施例と同様に構成されてい
る。図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、(7)は一側が機器の筺体(24)に締結されて突出した
取付板である。
【0040】上記のように構成されたデチューン棒装置
においても、デチューン棒(6)の移動行程の終端対応位
置に設けられてデチューン棒(6)が終端位置に移動した
ときに動作するデチューン棒位置検出器と、デチューン
棒(6)の出入行程の上記終端対応位置における巻胴(11)
の所定回動位置に対向して配置されて巻胴(11)が上記所
定回動位置に回動したときに動作する巻胴位置検出器と
が設けられる。
【0041】したがって、詳細な説明を省略するが図3
の実施例においても、駆動機(8)が付勢されたときにデ
チューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが
動作したときに異常検出装置(23)が動作して異常発生が
検出される。これによって、所要の異常時管制制御が行
われ、二次的事故の発生を未然に防止することができ
る。
【0042】また、図3の実施例において、ハウジング
(2)及び摺動体(3)によるデチューン棒(6)の移動機構と
駆動機(8)等による駆動機構が分離して設けられるの
で、機器の筺体(24)の幅が狭い場合に、駆動機構を筺体
(24)の外部に取付けることにより容易に対応することが
できる。
【0043】実施例3.図4も、この発明の他の実施例
を示すデチューン棒装置を示す断面図であり、図4の他
は前述の図1及び図2の実施例と同様に構成されてい
る。図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、(2)はフレーム状に構成されたハウジングで、加速
管サイドキャビティー(1)に締結された端板(25)、端板
(25)から互いに離れて平行に設けられた案内軸(26)及び
案内軸(26)の反加速管サイドキャビティー(1)側に装着
された連結体(27)によって構成されている。
【0044】(3)は両端部がそれぞれリニアブッシュ(2
8)を介して案内軸(26)に摺動可能に係合された摺動体で
ある。上記のように構成されたデチューン棒装置におい
ても、デチューン棒(6)の移動行程の終端対応位置に設
けられてデチューン棒(6)が終端位置に移動したときに
動作するデチューン棒位置検出器と、デチューン棒(6)
の出入行程の上記終端対応位置における巻胴(11)の所定
回動位置に対向して配置されて巻胴(11)が上記所定回動
位置に回動したときに動作する巻胴位置検出器とが設け
られる。
【0045】したがって、詳細な説明を省略するが図4
の実施例においても、駆動機(8)が付勢されたときにデ
チューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが
動作したときに異常検出装置(23)が動作して異常発生が
検出される。これによって、所要の異常時管制制御が行
われ、二次的事故の発生を未然に防止することができ
る。また、図4の実施例において、ハウジング(2)がフ
レーム状に構成されているので、機器の構成、設置スペ
ース等の状況に容易に対応することができる。
【0046】実施例4.図5も、この発明の他の実施例
を示すデチューン棒装置を示す断面図であり、図5の他
は前述の図1及び図2の実施例と同様に構成されてい
る。図において、図1及び図2、図3並びに図4と同符
号は相当部分を示す。
【0047】上記のように構成されたデチューン棒装置
においても、デチューン棒(6)の移動行程の終端対応位
置に設けられてデチューン棒(6)が終端位置に移動した
ときに動作するデチューン棒位置検出器と、デチューン
棒(6)の出入行程の上記終端対応位置における巻胴(11)
の所定回動位置に対向して配置されて巻胴(11)が上記所
定回動位置に回動したときに動作する巻胴位置検出器と
が設けられる。
【0048】したがって、詳細な説明を省略するが図5
の実施例においても、駆動機(8)が付勢されたときにデ
チューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが
動作したときに異常検出装置(23)が動作して異常発生が
検出される。これによって、所要の異常時管制制御が行
われ、二次的事故の発生を未然に防止することができ
る。
【0049】また、図5の実施例において、ハウジング
(2)及び摺動体(3)によるデチューン棒(6)の移動機構と
駆動機(8)等による駆動機構が分離して設けられ、また
ハウジング(2)がフレーム状に構成されているので、機
器の構成、設置スペース等の状況に一層容易に対応する
ことができる。
【0050】実施例5.図6も、この発明の他の実施例
を示すデチューン棒装置を示す断面図であり、図6の他
は前述の図1及び図2の実施例と同様に構成されてい
る。図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示
し、(2)は支持腕状に構成されたハウジングであり、一
端が加速管サイドキャビティー(1)に締結されて突出し
他端側に取付板(7)が締結され、また突出部の長手内側
部には案内レール(29)が設けられている。(3)は一側に
設けられて案内レール(29)に摺動可能に係合した案内具
(30)によって、案内レール(29)に案内されて移動する摺
動体である。
【0051】上記のように構成されたデチューン棒装置
においても、デチューン棒(6)の移動行程の終端対応位
置に設けられてデチューン棒(6)が終端位置に移動した
ときに動作するデチューン棒位置検出器と、デチューン
棒(6)の出入行程の上記終端対応位置における巻胴(11)
の所定回動位置に対向して配置されて巻胴(11)が上記所
定回動位置に回動したときに動作する巻胴位置検出器と
が設けられる。
【0052】したがって、詳細な説明を省略するが図6
の実施例においても、駆動機(8)が付勢されたときにデ
チューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが
動作したときに異常検出装置(23)が動作して異常発生が
検出される。これによって、所要の異常時管制制御が行
われ、二次的事故の発生を未然に防止することができ
る。また、図6の実施例において、ハウジング(2)が支
持腕状に構成されているので、機器の構成、設置スペー
ス等の状況に容易に対応することができる。
【0053】実施例6.図7も、この発明の他の実施例
を示すデチューン棒装置を示す断面図であり、図7の他
は前述の図1及び図2の実施例と同様に構成されてい
る。図において、図1及び図2、図3並びに図6と同符
号は相当部分を示す。
【0054】上記のように構成されたデチューン棒装置
においても、デチューン棒(6)の移動行程の終端対応位
置に設けられてデチューン棒(6)が終端位置に移動した
ときに動作するデチューン棒位置検出器と、デチューン
棒(6)の出入行程の上記終端対応位置における巻胴(11)
の所定回動位置に対向して配置されて巻胴(11)が上記所
定回動位置に回動したときに動作する巻胴位置検出器と
が設けられる。
【0055】したがって、詳細な説明を省略するが図7
の実施例においても、駆動機(8)が付勢されたときにデ
チューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが
動作したときに異常検出装置(23)が動作して異常発生が
検出される。これによって、所要の異常時管制制御が行
われ、二次的事故の発生を未然に防止することができ
る。
【0056】また、図7の実施例において、ハウジング
(2)及び摺動体(3)によるデチューン棒(6)の移動機構と
駆動機(8)等による駆動機構が分離して設けられ、また
ハウジング(2)が支持腕状に構成されているので、機器
の構成、設置スペース等の状況に容易に対応することが
できる。
【0057】なお、前述の実施例における引き出し条体
(12)をチェインからなるものとし、また巻胴(11)をチェ
インに対応したスプロケットホイールからなるものとし
ても、また、引き出し条体(12)をタイミングベルトから
なるものとし、また巻胴(11)をタイミングベルトに対応
したプーリからなるものとしても、前述のそれぞれの実
施例に対応した効果を奏することができる。
【0058】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、デチュ
ーン棒装置を、加速管内の真空力が消失して大気圧とな
ったり、引き出し条体が破断したりしてデチューン棒の
所定出入動作が不能となった場合に、駆動機が動作した
ときにデチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一
方のみが動作して異常検出装置が作動するようにしたも
のである。これにより、異常発生が検出されて所要の異
常時管制制御が行われ、二次的事故の発生を未然に防止
可能にする効果がある。
【0059】また、この発明は以上説明したように、デ
チューン棒装置を、加速管内の真空力が消失して大気圧
となったり、引き出し条体が破断したりしてデチューン
棒の所定出入動作が不能となった場合に、電子線直線加
速器の筺体の外側に装着された駆動機が動作したときに
デチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみ
が動作して異常検出装置が作動するようにしたものであ
る。これにより、異常発生が検出されて所要の異常時管
制制御が行われ、二次的事故の発生を未然に防止可能に
する効果がある。また、駆動機が電子線直線加速器の筺
体の外側に装着されるので、筺体幅が狭い場合の対応を
容易化する効果がある。
【0060】また、この発明は以上説明したように、デ
チューン棒装置を、加速管内の真空力が消失して大気圧
となったり、引き出し条体が破断したりしてデチューン
棒の所定出入動作が不能となった場合に、加速管サイド
キャビティーに支持されてフレーム状に構成されハウジ
ングに装着された駆動機が動作したときにデチューン棒
位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが動作して異
常検出装置が作動するようにしたものである。これによ
って、異常発生が検出されて所要の異常時管制制御が行
われ、二次的事故の発生を未然に防止可能にする効果が
ある。また、駆動機がフレーム状に構成されたハウジン
グに装着されるので、機器の構成、設置スペース等の状
況に対する対応を容易化する効果がある。
【0061】また、この発明は以上説明したように、デ
チューン棒装置を、加速管内の真空力が消失して大気圧
となったり、引き出し条体が破断したりしてデチューン
棒の所定出入動作が不能となった場合に、電子線直線加
速器の筺体の外側に装着された駆動機が動作したときに
デチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみ
が動作して異常検出装置が作動するようにしたものであ
る。これにより、異常発生が検出されて所要の異常時管
制制御が行われ、二次的事故の発生を未然に防止可能に
する効果がある。また、加速管サイドキャビティーに支
持されてフレーム状に構成されたハウジングが設けら
れ、また駆動機が電子線直線加速器の筺体の外側に装着
されるので、機器の構成、設置スペース等の状況に対す
る対応を容易化する効果がある。
【0062】また、この発明は以上説明したように、デ
チューン棒装置を、加速管内の真空力が消失して大気圧
となったり、引き出し条体が破断したりしてデチューン
棒の所定出入動作が不能となった場合に、加速管サイド
キャビティーに支持されて支持腕状に構成されたハウジ
ングに装着された駆動機が動作したときにデチューン棒
位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみが動作して異
常検出装置が作動するようにしたものである。これによ
り、異常発生が検出されて所要の異常時管制制御が行わ
れ、二次的事故の発生を未然に防止可能にする効果があ
る。また、駆動機が支持腕状に構成されたハウジングに
装着されるので、機器の構成、設置スペース等の状況に
対する対応を容易化する効果がある。
【0063】また、この発明は以上説明したように、デ
チューン棒装置を、加速管内の真空力が消失して大気圧
となったり、引き出し条体が破断したりしてデチューン
棒の所定出入動作が不能となった場合に、電子線直線加
速器の筺体の外側に装着された駆動機が動作したときに
デチューン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方のみ
が動作して異常検出装置が作動するようにしたものであ
る。これにより、異常発生が検出されて所要の異常時管
制制御が行われ、二次的事故の発生を未然に防止可能に
する効果がある。また、加速管サイドキャビティーに支
持されて支持腕状に構成されたハウジングが設けられ、
また駆動機が電子線直線加速器の筺体の外側に装着され
るので、機器の構成、設置スペース等の状況に対する対
応を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すデチューン棒装置の
断面図。
【図2】図2は図1の矢印A部分の正面図。
【図3】この発明の実施例2を示すデチューン棒装置の
断面図。
【図4】この発明の実施例3を示すデチューン棒装置の
断面図。
【図5】この発明の実施例4を示すデチューン棒装置の
断面図。
【図6】この発明の実施例5を示すデチューン棒装置の
断面図。
【図7】この発明の実施例6を示すデチューン棒装置の
断面図。
【図8】従来のデチューン棒装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 加速管サイドキャビティー、2 ハウジング、6
デチューン棒、8 駆動機、11 巻胴、12 引き出
し条体、14 入側デチューン棒位置検出器(デチュー
ン棒位置検出器)、15 出側デチューン棒位置検出器
(デチューン棒位置検出器)、18 入側巻胴位置検出
器(巻胴位置検出器)、19 出側巻胴位置検出器(巻
胴位置検出器)、23 異常検出装置、24 筺体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線を加速する電子線直線加速器の加
    速管の中で加速エネルギーを調整するために加速管サイ
    ドキャビティー内に出入可能に設けられ、上記加速管内
    の真空圧による吸引力により押し込み方向に付勢される
    デチューン棒と、このデチューン棒に対向して配置され
    た巻胴を回動する駆動機と、上記巻胴に巻掛られて一端
    が上記デチューン棒に連結された引き出し条体と、上記
    デチューン棒の出入行程の終端対応位置に設けられて上
    記デチューン棒が上記終端位置に移動したときに動作す
    るデチューン棒位置検出器と、上記デチューン棒の出入
    行程の上記終端対応位置における上記巻胴の所定回動位
    置に対向して配置されて上記巻胴が上記所定回動位置に
    回動したときに動作する巻胴位置検出器と、上記デチュ
    ーン棒位置検出器及び巻胴位置検出器の一方が動作した
    ときに作動する異常検出装置とを備えたデチューン棒装
    置。
  2. 【請求項2】 駆動機を電子線直線加速器の筺体の外側
    に装着し、デチューン棒に対向して配置された巻胴を回
    動するようにしたことを特徴とする請求項1記載のデチ
    ューン棒装置。
  3. 【請求項3】 駆動機を加速管サイドキャビティーに支
    持されてフレーム状に構成されたハウジングに装着し、
    デチューン棒に対向して配置された巻胴を回動するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のデチューン棒装
    置。
  4. 【請求項4】 加速管サイドキャビティーに支持されて
    フレーム状に構成されたハウジングを設け、駆動機を電
    子線直線加速器の筺体の外側に装着し、デチューン棒に
    対向して配置された巻胴を回動するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のデチューン棒装置。
  5. 【請求項5】 駆動機を加速管サイドキャビティーに支
    持されて支持腕状に構成されたハウジングに装着し、デ
    チューン棒に対向して配置された巻胴を回動するように
    したことを特徴とする請求項1記載のデチューン棒装
    置。
  6. 【請求項6】 加速管サイドキャビティーに支持されて
    支持腕状に構成されたハウジングを設け、駆動機を電子
    線直線加速器の筺体の外側に装着し、デチューン棒に対
    向して配置された巻胴を回動するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のデチューン棒装置。
JP24001294A 1994-10-04 1994-10-04 デチューン棒装置 Pending JPH08106998A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111824716A (zh) * 2019-04-17 2020-10-27 G.P.服务公司 用于检测和发信号通知辊子输送机中辊子的断裂的装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111824716A (zh) * 2019-04-17 2020-10-27 G.P.服务公司 用于检测和发信号通知辊子输送机中辊子的断裂的装置
CN111824716B (zh) * 2019-04-17 2024-04-05 G.P.服务公司 用于检测和发信号通知辊子输送机中辊子的断裂的装置

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