JPH08105642A - 空調換気扇 - Google Patents

空調換気扇

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JPH08105642A
JPH08105642A JP6239072A JP23907294A JPH08105642A JP H08105642 A JPH08105642 A JP H08105642A JP 6239072 A JP6239072 A JP 6239072A JP 23907294 A JP23907294 A JP 23907294A JP H08105642 A JPH08105642 A JP H08105642A
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dew condensation
air
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blower
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Shinya Yamashita
真也 山下
Hironobu Nakamura
裕信 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結露を解消する快適度の高い換気環境を、電
力を無駄使いせずに形成することができる空調換気扇を
得る。 【構成】 給排気流間で熱交換を行なわせる同時給排気
式の空調換気扇であって、給気通路6の入口側に第1の
温度検知手段19を、排気通路7の入口側に第2の温度
検知手段20と結露検知手段21とをそれぞれ設け、制
御回路18に各出力を取り入れ制御手段により送風機の
モータ17を結露検知出力のあるときについて次のよう
に制御する。第1と第2の温度検知手段19,20の出
力がいずれも各々に対して設定された値以上のときは各
送風機を高回転で駆動させ、第1と第2の温度検知手段
19,20の出力の少なくとも一方が各々に対して設定
された値に満たないときは各送風機を低回転で駆動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は排気する室内の空気と
給気する室外の空気との間で熱交換させる同時給排気式
の空調換気扇に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の空調換気扇は従来において
は、例えば実公昭64ー4027号公報に示されている
ように、給排気流間で熱交換を行なわせる熱交換器と給
気流と排気流を形成する給気用と排気用の各送風機を備
えた基本構成を採用している。即ち、室外の空気を吸い
込む給気用の送風機を設けた給気通路と、室内の空気を
排気する排気用の送風機を設けた排気通路とが本体ケー
シング内に構成され、給気通路の一部が本体ケーシング
に内蔵された熱交換器の一方の作動流体通路で構成さ
れ、排気通路の一部が本体ケーシングに内蔵された熱交
換器の他方の作動流体通路で構成されている。
【0003】こうした構成の空調換気扇は新鮮な室外の
空気を熱交換器を通して室内へ供給し、同時に汚濁した
室内の空気を熱交換器を通して室外へ排気することがで
きる。即ち、排気流と給気流との間で熱交換が連続的に
行なわれ、室内の温度や湿度といった状態量の変動の少
ない吸排気による換気を行なうことができ、高気密化が
進む住宅の換気に適し、広く普及している。その中に
は、快適な換気環境を形成すべく自動運転するものもあ
る。
【0004】例えば、特開平4ー198641号公報や
特開平5ー340577号公報には空調換気扇の自動運
転に関する技術が開示されている。これらは基本的には
室内の結露を結露センサなどで検知して、結露が検知さ
れると制御回路により送風機を運転させる構成で、前者
では、結露センサの信号に基づいて運転時間を変更でき
る工夫がなされている。後者は図7に示すように、室内
側の温度を検知する室内温度検知手段101と室内側の
湿度を検知する湿度検知手段102と、室外側の温度を
検知する室外温度検知手段103とを備えている。
【0005】空調換気装置104は、湿度検知手段10
2の信号出力があると運転開始手段105により運転が
開始される。運転が開始されると、室内温度検知手段1
01の信号と湿度検知手段102の信号とにより室内絶
対湿度が算出され、また、室内温度検知手段101の信
号と室外温度検知手段103の信号とにより壁面の温度
が予測され、この壁面の温度と室内絶対湿度とにより結
露判断手段106で結露状態の判断がなされ、これによ
り給排気量が調整されるようになっている。この他にも
浴室用のものなどには人検知手段を設け、人の在不在も
運転制御の条件にしているものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
調換気扇においては、結露を自動的に解消することはで
きるが、換気により肌寒さや蒸し暑さなどを伴うことが
あり、快適度の高い換気環境を形成し難いばかりでな
く、電力を無駄使いし勝ちであるといった問題点があっ
た。また、空調換気扇の室内側の化粧パネルなどに結露
が生じてもこれを防止できず、水滴となって室内や壁面
が汚れてしまうようなこともあった。
【0007】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その課題とするところは、快適
度の高い換気環境を、電力を無駄使いせずに形成するこ
とができる空調換気扇を得ることであり、換気扇自体の
結露による不具合を解消できる空調換気扇を得ることで
あり、そうした空調換気扇の組立性や保守性を向上させ
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、給排気流間で熱交換を行なわせる
熱交換器と給気流と排気流を形成する給気用と排気用の
各送風機を備えた基本構成をもつ空調換気扇であって、
その熱交換器より上流側の給気通路に当該部の周囲温度
を検知し、制御手段に出力する第1の温度検知手段を設
け、熱交換器より上流側の排気通路に当該部の周囲温度
を検知し、制御手段に出力する第2の温度検知手段と当
該部の結露状態を検知し、制御手段に出力する結露検知
手段をそれぞれ設け、その制御手段を、結露検知手段の
結露検知出力がない時は各送風機を停止状態にし、結露
検知手段の結露検知出力があり、第1と第2の温度検知
手段の出力がいずれも各々に対して設定された設定値以
上のときは各送風機を高回転で駆動させ、結露検知手段
の結露検知出力があり、第1と第2の温度検知手段の出
力の少なくとも一方が各々に対して設定された設定値に
満たないときは各送風機を低回転で駆動させ、かつ結露
検知手段が結露を検知していた経過時間の長短に応じた
残置運転を結露が解消した後に行なって各送風機の運転
を停止させる構成とする手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、給排気流間で熱交換を行なわせる熱交換器と給気流
と排気流を形成する給気用と排気用の各送風機を備え、
室内側には化粧パネルを有する基本構成をもつ空調換気
扇であって、その熱交換器より上流側の給気通路に当該
部の周囲温度を検知し、制御手段に出力する第1の温度
検知手段を設け、熱交換器より上流側の排気通路に当該
部の周囲温度を検知し、制御手段に出力する第2の温度
検知手段と当該部の結露状態を検知し、制御手段に出力
する結露検知手段をそれぞれ設け、化粧パネルの内側に
は制御手段により制御されるヒータを設け、その制御手
段を、結露検知手段の結露検知出力がない時は各送風機
を停止状態にし、結露検知手段の結露検知出力があり、
第1と第2の温度検知手段の出力の差の大小により上記
ヒータへの通電を制御するとともに、第1と第2の温度
検知手段の出力がいずれも各々に対して設定された設定
値以上のときは各送風機を高回転で駆動させ、結露検知
手段の結露検知出力があり、第1と第2の温度検知手段
の出力の少なくとも一方が各々に対して設定された設定
値に満たないときは各送風機を低回転で駆動させ、かつ
結露検知手段が結露を検知していた経過時間の長短に応
じた残置運転を結露が解消した後に行なって各送風機の
運転を停止させる構成とする手段を採用する。
【0010】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2にかかる手段における制御手
段を、その一部がそれぞれ給気通路と排気通路とに臨む
着脱可能のケースに収納し、このケースの給気通路に臨
む部分に第1の温度検知手段を、排気通路に臨む部分に
第2の温度検知手段と結露検知手段をそれぞれ取り付け
る手段を採用する。
【0011】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、結露検
知手段から結露検知出力がない時は各送風機は停止状態
にある。結露検知手段に結露検知出力があり、しかも第
1と第2の温度検知手段の出力がいずれも各々に対して
設定された設定値以上のときには、室外の空気と室内の
空気とを迅速に入れ換えても、室内の温度状態は不快感
を感じさせるほど大きく変動しないので各送風機を高回
転にして速やかな結露の解消が図られる。結露検知手段
に結露検知出力があっても、第1と第2の温度検知手段
の出力の少なくとも一方が各々に対して設定された設定
値に満たないときは、室外の空気と室内の空気とを入れ
換えると、室内の温度状態が不快感を伴うほどに変動し
勝ちになるので、各送風機を低回転にして急激な室内の
温度状態の変化を回避しながら穏やかな結露の解消が図
られる。このようにして結露が解消されれば、結露検知
手段が結露を検知していた経過時間の長短に応じた残置
運転が行なわれて各送風機の運転が停止される。
【0012】請求項2にかかる前記手段においては、結
露検知手段から結露検知出力がない時は各送風機は停止
状態にある。結露検知手段に結露検知出力があり、第1
と第2の温度検知手段の出力の差が大きいときには、ヒ
ータが通電されヒータの熱による化粧パネルの結露の解
消が行なわれるとともに、第1と第2の温度検知手段の
出力がいずれも各々に対して設定された設定値以上であ
れば、室外の空気と室内の空気とを迅速に入れ換えて
も、室内の温度状態は不快感を感じさせるほど大きく変
動しないので各送風機を高回転にして送風による速やか
な結露の解消も図られる。結露検知手段に結露検知出力
があっても、第1と第2の温度検知手段の出力の少なく
とも一方が各々に対して設定された設定値に満たず、第
1と第2の温度検知手段の出力の差も小さいときには、
結露の解消にヒータの熱を使う程でもないことから、ヒ
ータには通電されず、各送風機を低回転にして急激な室
内の温度状態の変化を回避しながら穏やかな結露の解消
が図られる。このようにして結露が解消されれば、結露
検知手段が結露を検知していた経過時間の長短に応じた
残置運転が行なわれて各送風機の運転が停止される。
【0013】請求項3にかかる前記手段においては、請
求項1又は請求項2に関する作用とともに、ケースの着
脱操作のみで制御手段も各検知手段も一括して本体ケー
シングに組付け或いは本体ケーシングから取外すことが
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。 実施例1.図1は本発明の一実施例を示す空調換気扇の
構成を示す断面図であり、図2は制御動作を示すフロー
チャートである。
【0015】この空調換気扇は図1に示すように、天井
裏の空間に取り付ける本体と天井面Cに添って本体の下
面に装着される化粧パネル1からなる。本体は下面の開
放した箱型の本体ケーシング2内に換気機能部品を組込
んだ構成である。即ち、室外の空気を吸い込む給気送風
機3と室内の空気を排気する排気送風機4とが本体ケー
シング2に組み込まれ、給気送風機3の吐出し側には一
部を熱交換器5の一方の作動流体通路で構成した給気通
路6が設けられ、排気送風機4の吸込み側には一部を熱
交換器5のもう一方の作動流体通路で構成した排気通路
7が設けられている。
【0016】給気通路6の出口端は化粧パネル1の給気
吹出口8で室内に通じ、排気通路7の入口端は化粧パネ
ル1の給気吹出口8に並んで形成された排気吸込口9に
通じている。熱交換器5の排気流を通す作動流体通路は
排気流の流れ方向に向かって下り勾配となるように形成
され、その下傾端の下方にはドレン皿10が熱交換器5
の保持部11を兼ねて取り付けられている。給気送風機
3の吸込み側と排気送風機4の吐出し側は共にダクト接
続可能の給気接続口12と排気接続口13としてそれぞ
れ本体ケーシング2の背面側に横並びに構成されてい
る。
【0017】ドレン皿10は一側端の両端に筒状の排水
管接続口14と軸部15とが同一軸線上に突設され、こ
の排水管接続口14により本体ケーシング2に垂直方向
への回動を可能に軸支されている。ただし通常は、排水
管接続口14側が下傾端となる若干の勾配を持つ状態に
ストッパ等により保持されている。排水管接続口14に
は排水管が接続され所定の排水場所に連絡される。また
給気接続口12と排気接続口13とにもダクトが接続さ
れそれぞれ室外へ連絡される。
【0018】なお、図1におけるイ矢印は給気流の流れ
を、ロ矢印は排気流の流れをそれぞれ示している。ま
た、給気通路6と排気通路7とは全経路にわたり独立状
態に仕切部材16等で区分され、給気送風機3と排気送
風機4とは回転数可変の共通のモータ17により駆動さ
れる。
【0019】本体ケーシング2の給気送風機3と排気送
風機4とが並ぶ一側がわ内部には制御手段としての制御
回路18が組込まれている。この制御回路18には熱交
換器5より上流側となる給気接続口12近くの給気通路
6に、当該部の周囲温度を検知する第1の温度検知手段
19と、熱交換器5より上流側となる排気吸込口9近く
の排気通路7に、当該部の周囲温度を検知する第2の温
度検知手段20と、これに並んで当該部の結露状態を検
知する結露検知手段21とが接続されている。
【0020】第1の温度検知手段19は例えば温度変化
に応じて抵抗値が変化する素子などで構成され、検知し
た温度情報を信号として制御回路18に出力する。第2
の温度検知手段20も例えば温度変化に応じて抵抗値が
変化する素子などで構成され、検知した温度情報を信号
として制御回路18に出力する。結露検知手段21は例
えば湿度変化に応じて抵抗値が変化する素子などで構成
され、検知した湿度情報を信号として制御回路18に出
力する。
【0021】制御回路18は、図2に示すような制御に
ついてのアルゴリズムをもつモータ17の自動運転制御
回路として構成されている。この図2に基づいてこの実
施例の空調換気扇の動作を以下において説明する。即
ち、電源の投入とともに制御動作がスタートとし、ま
ず、ステップ1において結露検知手段21の結露検知出
力が有るか無いかが判定される。無ければステップ8に
進みモータ17は停止状態に置かれ、空調換気扇は停止
したままである。結露検知手段21の結露検知出力が有
ると、ステップ2に進む。ステップ2では、第1の温度
検知手段19の出力が設定された設定値K1以上かどう
かが判定される。設定値K1以上であればステップ3へ
進み、満たなければステップ5へ進む。ステップ3では
第2の温度検知手段20の出力が設定された設定値K2
以上かどうかが判定される。また、ステップ5ではモー
タ17を低速で駆動させ給気送風機3と排気送風機4と
を低回転で駆動させる。
【0022】第1の温度検知手段19についてのK1は
例えば15℃程度であり、第2の温度検知手段20につ
いてのK2は第1の温度検知手段19よりも高い例えば
20℃程度に設定される。ステップ3でK2以上であれ
ばステップ4へ進み、ステップ4ではモータ17を高速
で駆動させ給気送風機3と排気送風機4とを高回転で駆
動させる。ステップ3でK2に満たないときは、ステッ
プ5に進み、モータ17を低速で駆動させ給気送風機3
と排気送風機4とを低回転で駆動させる。ステップ4と
ステップ5の後はいずれもステップ6へ進み、ステップ
6において結露が消えたかどうかが判定される。消えて
いなければステップ2に戻り上記動作を繰り返す。結露
が消えていれば、ステップ7において結露検知手段21
が結露を検知していた経過時間の長短に応じてタイマに
よる残置運転を行ない、ステップ8においてモータ17
を停止して運転を終える。以降はステップ1からの動作
が繰り返される。
【0023】即ち、結露検知手段21に結露検知出力が
あり、しかも第1と第2の温度検知手段19,20の出
力がいずれも各々に対して設定された設定値K1,K2
以上のときには、室外の空気と室内の空気とを迅速に入
れ換えても、室内の温度状態は不快感を感じさせるほど
大きく変動しないので給気送風機3と排気送風機4とを
高回転にして速やかな結露の解消が図られる。結露検知
手段21に結露検知出力があっても、第1と第2の温度
検知手段19,20の出力の少なくとも一方が各々に対
して設定された設定値K1,K2に満たないときは、室
外の空気と室内の空気とを入れ換えると、室内の温度状
態が不快感を伴うほどに変動し勝ちになる状況下にある
場合が多いことから、給気送風機3と排気送風機4とを
低回転にして急激な室内の温度状態の変化を回避しなが
ら穏やかな結露の解消が図られる。このようにして結露
が解消されれば、結露検知手段21が結露を検知してい
た経過時間の長短に応じた残置運転が行なわれるので、
運転と停止が短時間に繰り返されるような不都合はな
い。従って、換気により肌寒さや蒸し暑さなどを伴うこ
とが少ない、快適度の高い換気環境を形成でき、状況に
即した結露解消に関する換気運転が行なわれるので電力
の無駄使いも少なくなる。
【0024】実施例2.図3は本発明の実施例2にかか
る制御動作を示すフローチャートである。この実施例2
も、空調換気扇自体の構成は実施例1で示したものと同
じである。従って、実施例1にかかる図1を援用して説
明することにする。この実施例2はモータ17の回転を
無段階に制御するように制御回路18を構成したもので
ある。
【0025】制御回路18の制御についてのアルゴリズ
ムを示す図3に基づいてこの実施例2の空調換気扇につ
いて説明する。即ち、電源の投入とともに制御動作がス
タートとし、まず、ステップ1において結露検知手段2
1の結露検知出力が有るか無いかが判定される。無けれ
ばステップ6に進みモータ17は停止状態に置かれ、空
調換気扇は停止したままである。結露検知手段21の結
露検知出力が有ると、ステップ2に進む。ステップ2で
は、第2の温度検知手段20の出力値に定数aを乗じた
値と、第1の温度検知手段19の出力値に定数bを乗じ
た値と、定数cとを加算してN値を算出し、ステップ3
に進む。ステップ3ではステップ2で算出されたN値に
基づきモータ17をN回転で駆動させ、ステップ4に進
む。ステップ4では結露が消えたかどうかが判定され、
消えていなければステップ2に戻り上記動作を繰り返
す。結露が消えていれば、ステップ5において結露検知
手段21が結露を検知していた経過時間の長短に応じて
タイマによる残置運転を行ない、ステップ6においてモ
ータ17を停止して運転を終える。以降はステップ1か
らの動作が繰り返される。
【0026】この実施例2の空調換気扇は、実施例1の
ものよりモータ17の回転数の制御が無段階で緻密にな
り、より状況に適した結露の解消に関する給排気換気
を、快適性を一層損なうことなく行なうことができる
が、基本的な換気動作は実施例1のものと同じである。
【0027】実施例3.図4は本発明の実施例3にかか
る空調換気扇の構成を示す断面図であり、図5はその制
御動作を示すフローチャートである。この実施例3も、
化粧パネル1を除く空調換気扇自体の構成は実施例1で
示したものと同じである。従って、実施例1のものと同
じ部分については同一の符号を用いそれらの説明は省略
する。この実施例3は、化粧パネル1の内側の結露を状
況によっては熱も使ってより速やかに解消しようとする
ものである。
【0028】即ち、化粧パネル1の内側には電気ヒータ
22が設けられ、制御回路18によってその通電を制御
するように構成されている。これ以外の基本的な構成は
実施例1のものと同じである。この実施例3の制御回路
18は図5に示すような制御動作を行なう。即ち、電源
の投入とともに制御動作がスタートとし、まず、図5に
おけるステップ1において結露検知手段21の結露検知
出力が有るか無いかが判定される。無ければステップ1
1に進みモータ17は停止状態に置かれ、空調換気扇は
停止したままである。結露検知手段21の結露検知出力
が有ると、ステップ2に進み、ステップ2において第2
の温度検知手段20の出力値と第1の温度検知手段19
の出力値の差の絶対値が設定値以上かどうかが判定され
る。要するにステップ2では内外の温度差が結露し易さ
の度合いとして掌握される。結露し易さの度合いが所定
以上であれば、ステップ3に進み、満たさなければステ
ップ4に進む。ステップ3では電気ヒータ22への通電
が行なわれ、ステップ4へ進む。ステップ4では、第1
の温度検知手段19の出力が設定された設定値K1以上
かどうかが判定される。設定値K1以上であればステッ
プ5へ進み、満たなければステップ7へ進む。ステップ
5では第2の温度検知手段20の出力が設定された設定
値K2以上かどうかが判定される。また、ステップ7で
はモータ17を低速で駆動させ給気送風機3と排気送風
機4とを低回転で駆動させる。
【0029】第1の温度検知手段19についてのK1は
例えば15℃程度であり、第2の温度検知手段20につ
いてのK2は第1の温度検知手段19よりも高い例えば
20℃程度に設定される。ステップ5でK2以上であれ
ばステップ6へ進み、ステップ6ではモータ17を高速
で駆動させ給気送風機3と排気送風機4とを高回転で駆
動させる。ステップ5でK2に満たないときは、ステッ
プ7に進み、モータ17を低速で駆動させ給気送風機3
と排気送風機4とを低回転で駆動させる。ステップ6と
ステップ7の後はいずれもステップ8へ進み、ステップ
8において結露が消えたかどうかが判定される。消えて
いなければステップ2に戻り上記動作を繰り返す。結露
が消えていれば、ステップ9おいて電気ヒータ22への
通電を停止し、ステップ10において結露検知手段21
が結露を検知していた経過時間の長短に応じてタイマに
よる残置運転を行ない、ステップ11においてモータ1
7を停止して運転を終える。以降はステップ1からの動
作が繰り返される。
【0030】この実施例3のものの特徴は、第2と第1
の温度検知手段20,19の出力の差が大きいときに
は、電気ヒータ22も通電されその熱と送風とによる化
粧パネル1の結露の解消が速やかに行なわれることであ
り、これにより結露が水滴となって床などに滴下するよ
うな不都合はなくなる。これ以外の機能は実施例1のも
のと同じであるのでその説明は省略する。
【0031】実施例4.図6は本発明の実施例4にかか
る空調換気扇の構成を示す断面図である。この実施例4
は、実施例1,2,3のものの制御回路18と各検知手
段の本体ケーシング2に対する構成に関するもので、こ
の点を除く構成は実施例1,2,3で示したものと同じ
である。従って、実施例1,2,3のものと同じ部分に
ついては同一の符号を用いそれらの説明は省略する。
【0032】この実施例4の空調換気扇はその制御回路
18を、一部がそれぞれ給気通路6の給気接続口12の
近傍と排気通路7の排気吸込口9の近傍に臨むケース2
3に収納されている。ケース23自体は化粧パネル1を
外した状態で本体ケーシング2の内部一側側にねじなど
の操作で着脱することができる。ケース23の給気通路
6の給気接続口12の近傍に臨む部分24には第1の温
度検知手段19が取り付けられ、排気通路7の排気吸込
口9の近傍に臨む部分25には第2の温度検知手段20
と結露検知手段21とが取り付けられている。これらの
各検知手段と制御回路18とはケース23とともに一括
して取り扱うことができる。これ以外の構成は実施例
1,2,3のものと同じであるのでその説明は省略す
る。この空調換気扇では制御にかかる部分の組み立て
や、保守点検がケース23の扱いにより一括して実施で
きるので簡単になる。これ以外の機能は実施例1,2,
3のものと同じである。
【0033】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、請求項1の発明によれば換気により肌寒さや蒸し
暑さなどを伴うことが少なく、快適度の高い換気環境を
形成しながら、状況に即した結露解消に関する換気運転
が行なわれ、電力の無駄使いも少ない空調換気扇が得ら
れる。
【0034】請求項2の発明によれば、肌寒さや蒸し暑
さなどを伴うことが少なく、快適度の高い換気環境を形
成しながら、状況に即しヒータの熱も使った結露解消に
関する換気運転を行なう空調換気扇が得られる。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に関する効果とともに、ケースの着脱操作のみで
制御手段も各検知手段も一括して本体ケーシングに組付
け或いは本体ケーシングから取外すことができ、組立性
や保守性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の空調換気扇を示す縦断面
図である。
【図2】この発明の実施例1の制御回路の動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】この発明の実施例2の制御回路の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】この発明の実施例3の空調換気扇を示す縦断面
図である。
【図5】この発明の実施例3の制御回路の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】この発明の実施例4の空調換気扇の断面図であ
る。
【図7】従来の空調換気扇の自動運転にかかる構成図で
ある。
【符号の説明】
1 化粧パネル 2 本体ケーシング 3 給気送風機 4 排気送風機 5 熱交換器 6 給気通路 7 排気通路 9 排気吸込口 12 給気接続口 17 モータ 18 制御回路 19 第1の温度検知手段 20 第2の温度検知手段 21 結露検知手段 22 電気ヒータ 23 ケース 24 部分 25 部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外の空気を吸い込む給気用の送風機を
    設けた給気通路と、室内の空気を排気する排気用の送風
    機を設けた排気通路とを本体ケーシング内に構成し、上
    記給気通路の一部を上記本体ケーシングに内蔵させた熱
    交換器の一方の作動流体通路で構成し、上記排気通路の
    一部を上記本体ケーシングに内蔵させた上記熱交換器の
    他方の作動流体通路で構成した空調換気扇であって、そ
    の熱交換器より上流側の上記給気通路には当該部の周囲
    温度を検知し、制御手段に出力する第1の温度検知手段
    を設け、上記熱交換器より上流側の上記排気通路には当
    該部の周囲温度を検知し、上記制御手段に出力する第2
    の温度検知手段と当該部の結露状態を検知し、上記制御
    手段に出力する結露検知手段をそれぞれ設け、上記制御
    手段は、上記結露検知手段の結露検知出力がない時は上
    記各送風機を停止状態にし、上記結露検知手段の結露検
    知出力があり、上記第1と第2の温度検知手段の出力が
    いずれも各々に対して設定された設定値以上のときは上
    記各送風機を高回転で駆動させ、上記結露検知手段の結
    露検知出力があり、上記第1と第2の温度検知手段の出
    力の少なくとも一方が各々に対して設定された上記設定
    値に満たないときは上記各送風機を低回転で駆動させ、
    かつ上記結露検知手段が結露を検知していた経過時間の
    長短に応じた残置運転を結露が解消した後に行なって各
    送風機の運転を停止する構成であることを特徴とする空
    調換気扇。
  2. 【請求項2】 室外の空気を吸い込む給気用の送風機を
    設けた給気通路と、室内の空気を排気する排気用の送風
    機を設けた排気通路とを本体ケーシング内に構成し、上
    記給気通路の一部を上記本体ケーシングに内蔵させた熱
    交換器の一方の作動流体通路で構成し、上記排気通路の
    一部を上記本体ケーシングに内蔵させた上記熱交換器の
    他方の作動流体通路で構成するとともに、上記本体ケー
    シングの室内側には化粧パネルを装着し、この化粧パネ
    ルを経て室内の空気の吸い込みと室外の空気の吹き出し
    を行なう空調換気扇であって、その熱交換器より上流側
    の上記給気通路には当該部の周囲温度を検知し、制御手
    段に出力する第1の温度検知手段を設け、上記熱交換器
    より上流側の上記排気通路には当該部の周囲温度を検知
    し、上記制御手段に出力する第2の温度検知手段と当該
    部の結露状態を検知し、上記制御手段に出力する結露検
    知手段をそれぞれ設け、上記化粧パネルの内側には上記
    制御手段により制御されるヒータを設け、上記制御手段
    は、上記結露検知手段の結露検知出力がない時は上記各
    送風機を停止状態にし、上記結露検知手段の結露検知出
    力があるときには、上記第1と第2の温度検知手段の出
    力の差の大小により上記ヒータへの通電を制御するとと
    もに、上記第1と第2の温度検知手段の出力がいずれも
    各々に対して設定された設定値以上のときは上記各送風
    機を高回転で駆動させ、上記結露検知手段の結露検知出
    力があり、上記第1と第2の温度検知手段の出力の少な
    くとも一方が各々に対して設定された上記設定値に満た
    ないときは上記各送風機を低回転で駆動させ、かつ上記
    結露検知手段が結露を検知していた経過時間の長短に応
    じた残置運転を結露が解消した後に行なって各送風機の
    運転を停止する構成であることを特徴とする空調換気
    扇。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の空調換気
    扇であって、制御手段をその一部がそれぞれ給気通路と
    排気通路とに臨む着脱可能のケースに収納するととも
    に、このケースの給気通路に臨む部分に第1の温度検知
    手段を、排気通路に臨む部分に第2の温度検知手段と結
    露検知手段をそれぞれ取り付けたことを特徴とする空調
    換気扇。
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