JPH081053A - マスキング用シートへの粘着テープ貼着装置 - Google Patents

マスキング用シートへの粘着テープ貼着装置

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JPH081053A
JPH081053A JP6169929A JP16992994A JPH081053A JP H081053 A JPH081053 A JP H081053A JP 6169929 A JP6169929 A JP 6169929A JP 16992994 A JP16992994 A JP 16992994A JP H081053 A JPH081053 A JP H081053A
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JP
Japan
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sheet
holding
adhesive tape
base
shaft
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JP6169929A
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Shunichi Matsunaga
俊一 松永
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】必要とするサイズの保護シートに、必要に応じ
て粘着テープを貼着できるマスキング用シートへの粘着
テープ貼着装置を提供する。 【構成】本発明のマスキング用シートへの粘着テープ貼
着装置1は、基部2と、基部2に保持され、筒状シート
A1を巻き戻してシートAを所定の方向に送り出す送り
出し用のシート保持軸3と、シート保持軸3に所定の間
隔を隔てた平行位置で基部2に保持されシートAの巻き
取り方向に回転駆動する駆動軸4と、一端部50が基部
2、シート保持軸3、駆動軸4のいずれかに軸支され、
他端部51が揺動可能なアーム5と、アーム5の他端部
51よりシート保持軸3と平行に突出するとともに、所
定量が巻き取られた粘着テープBを巻き戻し方向に回転
可能に保持する保持部6とをもつ貼着部材7と、よりな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスキング用シートへ
の粘着テープ貼着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建築物、鉄道車両、自動
車、などの塗装対象領域への塗装時に、塗装対象領域外
へ塗料が付着することを防止する手段として、軽くて運
搬および取扱が容易なポリエチレンシートや、ビニール
シートなどの薄い材質の保護シートを被覆するいわゆる
マスキングが施される。このマスキングは、例えば、図
4および図5に示される保護シートAを塗装対象領域外
に被覆でき、かつ着脱自在に貼付可能とするため、予め
保護シートAの一端a3側に粘着テープBの幅L1方向
の一部を貼着し、筒状に巻回したマスキング用保護シー
トA2が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマスキ
ング用保護シートは、サイズ、量などが限られ、必ずし
も、適正なサイズ、量を入手できない。また、粘着テー
プの幅が狭く、粘着部分が少なく粘着力が低く剥がれ易
い。
【0004】本発明は、必要とするサイズの保護シート
に、必要に応じて粘着テープを貼着できるマスキング用
シートへの粘着テープ貼着装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、路面
あるいは床面若しくは載置台などに載置される基部と、
該基部に保持されるとともに、所定量のシートが巻き取
られた筒状シートを装着する装着部をもち、該装着部に
装着された該筒状シートを巻き戻して該シートを所定の
方向に送り出す送り出し用の保持軸と、該保持軸に所定
の間隔を隔てた平行位置で該基部に保持されるととも
に、該筒状シートより巻き戻された該シートを巻き取る
筒状巻き取部を装着する第2装着部をもち、該筒状巻き
取部を該シートの巻き取り方向に回転駆動する駆動軸
と、一端部が前記基部、前記保持軸、前記駆動軸のいず
れかに軸支され、他端部が揺動可能なアームと、該アー
ムの該他端部より該保持軸と平行に突出するとともに、
所定量が巻き取られた粘着テープを巻き戻し方向に回転
可能に保持する保持部とをもつ貼着部材と、よりなるマ
スキング用シートへの粘着テープ貼着装置にある。
【0006】請求項2の発明は、前記請求項1記載のマ
スキング用シートへの粘着テープ貼着装置において、基
部は箱状若しくは底板と該底板より直立する垂直板とよ
りなる。
【0007】請求項3の発明は、前記請求項1あるいは
請求項2記載のマスキング用シートへの粘着テープ貼着
装置において、基部に連結され水平方向に設置される長
尺状の補助基部と、該補助基部に着脱可能に保持される
係合部と、該係合部より直立する直立部と、該直立部の
上方に水平に設けられた筒状軸受け部と、該筒状軸受け
部に螺合する締め付けボルトとをもつ保持部材と、基部
に保持された保持軸と同軸上で、先端面が該保持軸の先
端面と所定の間隔を隔てて対向する位置に配置され、該
保持部材の該筒状軸受け部に軸方向に移動および位置固
定可能に保持されるとともに、先端部に回転可能に装着
された回転保持部をもつ第2保持軸と、よりなる。
【0008】前記基部は、剛性を備えた材質のものであ
ればよく、例えば剛性を備えた合成樹脂製のものや、金
属製のものや、その他、木製のものを用いることができ
る。
【0009】前記基部は、厚板状の底部と、底部の周辺
より直立する周壁部と、周壁部の上方開口部に着脱可能
に装着される蓋部とより形成された箱状のものや、底板
と底板に一体的に形成された垂直壁とよりなるものを用
いることができる。前記基部の周壁部には、前記送り出
し用のシート保持軸および前記駆動軸を軸受け部材を介
して装着しあるいは直接、装着できる。
【0010】また、基部には、例えば電動モータと、前
記箱状基部にベアリング、メタル軸受けなどを介して保
持された駆動軸に対し、前記電動モータの駆動力を伝達
するためのギアや、チェーンおよびスプロケットや、プ
ーリーおよびベルトなどの伝達部材を設置することがで
きる。電動モータはその回転出力軸の駆動力を、前記基
部に保持された駆動軸に前記伝達部材を介して間接的に
伝達することや、前記駆動軸に直接的に伝達する(いわ
ゆる直結する)ことことができる。
【0011】電動モータは、その回転出力軸の回転速度
を制御する例えば、市販のコントローラを併用し、コン
トローラを人為的に操作することによって目的とする駆
動軸の回転速度、すなわち、駆動軸の第2装着部に装着
された筒状巻き取部にシートを巻き取る速度を目的の値
に、種々設定することができる。
【0012】シート保持軸は、箱状基部に固定保持ある
いは回転可能に保持して用いられる。シート保持軸の装
着部は、シート保持軸の外径よりも大きな外径の外周部
分を備え、所定量のシートが巻き取られた筒状シートの
中空状の巻き取り芯部材の内周部に挿通され、筒状シー
トを巻き戻し方向に回転可能に保持する。これによっ
て、筒状シートのシートを、駆動軸の第2装着部に装着
された筒状巻き取部に巻き取るとき、速やかに送り出す
ことができる。
【0013】シート保持軸は、基部に回転可能あるいは
固定した状態で用いられる。すなわち、シート保持軸
は、基部に回転可能に保持されて用いられる場合、その
装着部はシート保持軸に対してその外周側に予め一体に
径大部として形成されたものや、あるいは中心部にシー
ト保持軸を挿通されるための貫通孔をもつものを別体に
形成した後、シート保持軸に対し、圧嵌め、接着、ボル
ト(ビス)による締め付け、などによって固定保持され
シート保持軸とともに回転可能とすることができる。
【0014】なお、装着部をボルト(ビス)による締め
付けによりシート保持軸に固定保持する場合には、シー
ト保持軸の軸方向に沿って装着部の固定位置を、使用さ
れる筒状シートの幅長さに応じて種々設定することが可
能である。装着部は、筒状シートの幅長さが短い場合お
よび長い場合に対応して、シート保持軸の軸方向に沿っ
てそれぞれ基部に近い位置に設けられた1つ、および前
記1つと所定の長さ離れた位置に設けられた他の1つと
の計2つを用いることができる。 の
【0015】またシート保持軸は、基部に固定保持され
て用いられる場合、その装着部は中心部にシート保持軸
を挿通するための貫通孔と、保持軸の外径よりもおおき
な径大部をもつものを別体に形成した後、前記貫通孔を
支軸となるシート保持軸に挿通して装着し回転可能に保
持される。
【0016】前記シート保持軸は、予めポリエチレン製
シートが筒状芯材に所定量、巻き取られた市販の筒状シ
ートを回転可能に片持ち保持したり、あるいは第2シー
ト保持軸とにより回転可能に両持ち保持することができ
る。例えば筒状シートの幅長さ(筒長さ)が約1500
mmに満たない場合には片持ち保持され、約1500m
mを超過した場合には両持ち保持される。
【0017】板状基部は、剛性を備えた長尺状のもの
で、一端側に箱状基部を固定保持するとともに、他端側
に前記箱状基部の第1シート保持軸と所定間隔を隔てた
位置に配置された第2シート保持軸装着用の保持部材
を、位置移動可能に固定保持するものである。長尺状の
補助基部は、剛性を備えたL字状、T字状、H字状、I
字状などのアングルや、C鋼、各種パイプなどで、締め
付けボルトを挿通する孔を複数個備えたもの、あるいは
複数個の締め付けボルトを一体的に形成したものや、複
数個の位置決め用突起を備えたものなどを用いることが
できる。また補助基部は、例えば、鉄、鋳鉄、アルミニ
ューウム、真鍮、銅などの金属製のものや、合成樹脂が
用いられる。
【0018】
【作用】本発明のマスキング用シートへの粘着テープ貼
着装置によれば、まず、基部に保持されたシート保持軸
の装着部に、所定量のシートが巻き取られた市販の筒状
シートを装着する。一方、貼着部材すなわち、一端部が
基部、シート保持軸、駆動軸のいずれかに軸支され、他
端部が揺動可能なアームの保持部に市販の粘着テープが
取り付けられる。なお、筒状シートの幅長さ(筒長さ)
が約1500mmを超過した場合には、この筒状シート
は、一端側が前記シート保持軸の装着部に装着され、他
端側が第2保持軸の回転保持部に装着される。
【0019】そして装着部に装着された筒状シートより
巻き戻したシートの先端を、駆動軸の第2装着部に装着
された筒状巻き取部に巻き取る。また、これと同時に、
筒状巻き取部に巻き取られたシートの端部に、粘着テー
プの幅のほぼ半部以下の領域部分を押し付け貼着し、か
つアームを粘着テープのシートへの貼着に適した位置に
揺動して位置決めする。そして駆動軸を回転駆動しつつ
連続して粘着テープをシートに貼着しつつ、シートを筒
状巻き取部に巻き付けていく。これによって所定の巻き
取り径の粘着テープが貼着されたシートが得られる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)本発明のマスキング用シートへの粘着テー
プ貼着装置(以下、貼着装置装置と称す)の実施例1
を、筒状シートを片面保持する場合に適用した図1〜図
6に基いて説明する。実施例の貼着装置1は、箱状基部
2と、箱状基部2に保持されたシート保持軸3と、駆動
軸4と、貼着部材5とよりなる(図1参照)。
【0021】箱状基部2は、所定の厚さでそれぞれ剛性
を備え2つの平行な短辺および長辺よりなる略長方形の
底部20と、底部20より直立し、上方開口部22を形
成する周壁部21と、前記上方開口部22に装着される
蓋部23とよりなる。箱状基部2は、その内部に、底部
20、周壁部21、蓋部23とにより形成された収容空
間24をもつ。箱状基部2は、その周壁部21に、シー
ト保持軸3および駆動軸4が互いに所定の間隔を保持し
水平方向に平行に配設している。
【0022】箱状基部2の収容空間24には、電動モー
タ23(図3参照)および電動モータ23の駆動力を駆
動軸4に伝達するための図略のチェーンおよびスプロケ
ットなどが収容されている。電動モータ23は、電源2
5に接続するスイッチ26および電動モータ23の回転
速度を、目的に応じて調整するためのコントローラ27
をもつ電気回路をもつ。スイッチ26およびコントロー
ラ27は、箱状基部2の外部で人為的に操作できるよう
に、箱状基部2の周壁部21に装着されている(図1参
照)。
【0023】シート保持軸3は、箱状基部2の周壁部2
1よりその軸方向P1に沿って100mm〜1800m
mの突出長さに設定されている。このシート保持軸3
は、周壁部21(図1では、所定の間隔を隔てて対向す
る2面の周壁部21の一方のみを示す)にベアリングな
どの軸受け3eを介して回転可能に保持される。シート
保持軸3には、周壁部21より突出している軸方向の2
箇所に、後で述べる市販の筒状シートA1を回転可能に
装着するための装着部としての回転保持部材3a、3b
が取り付けられている。この回転保持部材3a、3bに
は、後で述べる市販の筒状シートA1の芯部材a1の内
径部が挿通される。この筒状シートA1は、回転保持部
材3a、3bとともにシート保持軸3を支軸として回転
可能に保持される。
【0024】駆動軸4は、箱状基部2の周壁部21(図
1では、所定の間隔を隔てて対向する2面の周壁部21
の一方のみを示す)に前記シート保持軸3に所定の間隔
を隔てた平行位置でベアリングなどの軸受け4eを介し
て回動可能に保持される。駆動軸4は、箱状基部2の周
壁部21よりその軸方向P1に沿って100mm〜15
00mmの突出長さに設定されている。
【0025】駆動軸4には、周壁部21より突出してい
る軸方向Pの2箇所に、筒状シートA1より巻き戻され
たシートAを巻き取る筒状巻き取部a2(図3参照)を
装着する第2装着部4a、4bが取り付けられている。
第2装着部4a、4bには、筒状巻き取部a2の内径部
が挿通される。なお、前記2つの第2装着部4a、4b
を用いなくても、筒状巻き取部a2を保持することがで
きる場合には、粘着テープBが貼着されるシートAの一
端a3側の1つの第2装着部4aのみを用いてもよい。
また箱状基部2の内部に突出する駆動軸4(図3参照)
の一端40は、前記図略のスプロケットおよびチェーン
を介して電動モータ23からの駆動力を伝達可能に連結
されている。
【0026】貼着部材5は、揺動アーム5aと回転保持
部5bとよりなる。揺動アーム5aは、箱状基部2の周
壁部21に装着するためのボルト取り付け用の長孔50
0(図2参照)をもつ一端部50と、この一端部50よ
り所定の間隔を隔てた位置で垂直方向(シート保持軸3
と平行方向)に粘着テープBを装着する回転保持部5b
を取り付ける長孔510をもつ他端部51とよりなる。
【0027】一端部50は、長孔500および箱状基部
2の周壁部21の図略の取り付け孔に挿通されたボルト
501(図1参照)と、ボルト501に螺合する締め付
けナット502とにより前記周壁部21に装着され、前
記締め付けナット502の締め付け力より大きな付勢力
(図3の矢印Y参照)を他端部51に付与することによ
ってボルト501を支軸として他端部51を所定の角度
位置に揺動可能である。前記他端部51には、前記シー
ト保持軸3と平行に、前記箱状基部2の周壁部21より
所定の寸法で突出する位置に回転保持部5bが形成され
ている。
【0028】この回転保持部5bは、揺動アーム5aの
他端部51より垂直方向に延び、両端に雄ねじが形成さ
れた中心軸52と、中心軸52に回転可能に配置されリ
ング状の粘着テープBの内径部を挿通保持する回転部材
53と、回転部材53に保持された粘着テープBの一方
の側面b1位置側で中心軸52の一端側に螺合される締
め付けナット54と、中央部に前記中心軸52の一端側
が挿通される貫通孔550をもつとともに、前記一端側
に螺合される締め付けナット54によって回転部材53
の側面530に配置される抜け止め部材55と、中心軸
52の他端側に螺合される締め付けナット56と、より
なる。
【0029】回転保持部5bは、その中心軸52の他端
側を揺動アーム5aの他端部51の長孔510に挿通さ
れた後、他端側に締め付けナット56が螺合されること
によって締め付けられ、かつ揺動アーム5aに装着され
る。そして回転保持部5bには、中心軸52の一端側よ
り市販のリング状の粘着テープB、抜け止め部材55が
順に装着された後、前記一端側に締め付けナット54が
螺合される。このとき抜け止め部材55は、締め付けナ
ット54の締め付け力を調整することによって、粘着テ
ープBに対してその回転を抑制する付勢力を付与するこ
とができる。
【0030】前記のように構成された実施例1の粘着テ
ープ貼着装置1によれば、まず、箱状基部2に保持され
たシート保持軸3の回転保持部材3a、3b(図1参
照)に、所定量のシートA(図3参照)が巻き取られた
市販の筒状シートA1を装着する。一方、一端部50が
箱状基部2の周壁部21に軸支され、他端部51が揺動
可能なアーム5aの回転保持部5bに前記のように粘着
テープBが取り付けられる。次いで、シート保持軸3の
回転保持部材3a、3bに装着された筒状シートA1よ
り巻き戻したシートAの一端部の表面a3に、粘着テー
プBの先端bを、その幅L1の1/3〜1/2を押し付
け、貼着した状態で電動モータ23のスイッチ26をO
N操作する。すると、電動モータ23は、予めコントロ
ーラ27によって設定された回転速度で回転駆動し、こ
の駆動力は前記図略のスプロケットおよびチェーンを介
して駆動軸4に伝達される。
【0031】これによって筒状巻き取り芯部材a2がシ
ートAの巻き取り方向に回転し、シートAは、筒状巻き
取り芯部材a2に巻き取られるとともに、同時に粘着テ
ープBがシートAの一端部の表面a3に貼着されつつ巻
回されて、粘着テープBを貼着した巻き取りシートA2
が得られる。粘着テープBを貼着した巻き取りシートA
2の一部を展開した斜視図およびその拡大図を図4およ
び図5に示す(図5のB1はテープ基部を示し、B2
は、テープ基部に積層された粘着層を示す)。またシー
トAが2重に折り畳まれて使用され、かつ粘着テープB
を貼着した巻き取りシートA2の一部を展開した斜視図
を図6に示す(図6のA3は折り返し部、A4およびA
5は前記折り返し部A3を境にして折り曲げられた上面
部および下面部を示す)。このシートA2は、必要に応
じて使用に供される。
【0032】(実施例2)本発明のマスキング用シート
への粘着テープ貼着装置(以下、貼着装置と称す)の筒
状シートを両面保持する場合に適用した実施例2を図7
に基いて説明する。実施例2の場合には、前記実施例1
の貼着装置1の他、箱状基部2を固定保持する長尺状基
部6と、長尺状基部6に装着される保持部材7と、保持
部材7に装着される第2シート保持軸8と、よりなるこ
と以外は、実施例1の貼着装置1の構成、作用は同じで
ある。
【0033】長尺状基部6は、剛性を備えた断面L字形
の市販の鉄製アングルが用いられる。長尺状基部6は、
その一端60側に、箱状基部2の周壁部21に形成され
た複数個のボルト取り付け孔210、210と同位置に
形成されたボルト取り付け孔610、610をもつとと
もに、他端61側に、後で述べる保持部材7の係合部7
0に形成された複数個のボルト取り付け孔710、71
0と同位置に形成されたボルト取り付け孔611、61
1をもつ。
【0034】長尺状基部6の一端60側は、ボルト取り
付け孔610、610および箱状基部2のボルト取り付
け孔210、210に挿通されたボルト211と、ボル
ト211に螺合するナット212とにより箱状基部2の
周壁部21に着脱可能に装着される。
【0035】保持部材7は、長尺状基部6の他端61側
に着脱可能に保持される係合部70と、係合部70より
直立する直立部71と、直立部71の上方に水平に設け
られた筒状軸受け部72と、筒状軸受け部72に螺合す
る締め付けボルト73とをもつ。
【0036】第2シート保持軸8は、箱状基部2に保持
されたシート保持軸3と同軸上で、先端面80がシート
保持軸3の先端面30と所定の間隔を隔てて対向する位
置に配置され、保持部材7の筒状軸受け部72に軸方向
に移動および位置固定可能に保持されるとともに、先端
部81に回転可能に装着された回転保持部材8aをも
つ。
【0037】この実施例2では、貼着装置1は、必要に
応じて箱状基部2を長尺状基部6に固定保持される。例
えば、粘着テープBを貼着する対象となるマスキング用
シートAの筒状シートA1(図3参照)の幅長さLが1
500mm以上の場合に、筒状シートA1の芯部材a1
の一端a11側がシート保持軸3の回転保持部3a、3
bに回転可能に保持され、かつ芯部材a1の他端a12
側が第2シート保持軸8の回転保持部8aに保持され回
転可能で、いわゆる両端保持される。このため、筒状シ
ートA1が長尺状のものであっても、巻き戻し回転が安
定し、かつシートAへの粘着テープBの貼着作業を確実
に行うことができる。
【0038】また、筒状シートA1の幅長さLが150
0mm以上の場合であって、長さが種々異なるものに対
応して保持部材7の係合部70を、前記長尺状基部6の
他端61側への装着位置の調整がなされる。従って、実
施例2の場合には、筒状シートA1は、幅長さLが所定
以上のものを両端保持した状態で実施例1と同様、貼着
テープBを目的とするシートAの被貼着対象領域に、安
定した貼着巻き取り作業を円滑に成し得る。
【0039】
【発明の効果】本発明マスキング用シートへの粘着テー
プ貼着装置は、粘着テープを巻き戻し方向に回転可能に
保持する保持部と、揺動可能なアームとよりなる貼着部
材を備える構成であるため、マスキング用シートに対す
る粘着テープの位置をアームの揺動範囲で種々移動可能
であり、かつ筒状シートの径の大小や、巻戻し時の径の
変化などに対応して、貼着作業に適するように位置を素
早く調整できる。なお、アームの揺動は、揺動方向に人
為的操作により付勢力を付与することによってなし得
る。
【0040】すなわち、例えば塗装対象領域に塗装を施
す場合などに、塗装対象領域外に塗料が付着しないよう
に前記塗装対象領域外を覆い保護するために用いられる
マスキング用シートを、粘着テープの貼着対象とした場
合、従来、貼着作業がしにくく、多大な時間を要し、煩
わしい作業を所定の位置に自動的に巻き取りつつ粘着テ
ープの貼着作業を行うことができ、しかも迅速に終える
ことができる。例えば10〜600mm/秒の速さで貼
着作業を実施できる。また、粘着テープの貼着対象とし
てのマスキング用シートにおける巻き取り幅長さおよび
巻き取り径の種類に限定されず、粘着テープを速やかに
粘着することができる。従って、本発明の装置によれ
ば、種々の幅長さのマスキング用シートに対応して粘着
テープの貼着作業を自動化でき、かつ貼着作業に伴うコ
ストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスキング用シートへの粘着テープ貼
着装置の実施例1における全体を示す斜視図である。
【図2】図1の粘着テープ貼着装置における粘着テープ
の貼着部材を分解して示す斜視図である。
【図3】図1の粘着テープ貼着装置の使用時おける要部
の作動状態を示す斜視図である。
【図4】図1の粘着テープ貼着装置を使用することによ
り得られ、粘着テープが貼着されたマスキング用シート
を展開して示す斜視図である。
【図5】図4の一部を拡大して示す部分拡大斜視図であ
る。
【図6】幅長さ方向に対しその垂直方向に折り畳まれて
二重に重ねられた状態のシートに、粘着テープが貼着さ
れたマスキング用シートを展開して示す斜視図である。
【図7】本発明のマスキング用シートへの粘着テープ貼
着装置の実施例2における全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…貼着装置 2…箱状基部 3…シート保持軸 3a、3b…回転保持部材 4…駆動軸 5…貼着部材 5a…揺動ア
ーム 5b…回転保持部 6…長尺状基部 7…保持部材 8…第2シート保持軸 8a…回転保持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路面あるいは床面若しくは載置台などに載
    置される基部と、 該基部に保持されるとともに、所定量のシートが巻き取
    られた筒状シートを装着する装着部をもち、該装着部に
    装着された該筒状シートを巻き戻して該シートを所定の
    方向に送り出す送り出し用の保持軸と、 該保持軸に所定の間隔を隔てた平行位置で該基部に保持
    されるとともに、該筒状シートより巻き戻された該シー
    トを巻き取る筒状巻き取部を装着する第2装着部をも
    ち、該筒状巻き取部を該シートの巻き取り方向に回転駆
    動する駆動軸と、 一端部が前記基部、前記保持軸、前記駆動軸のいずれか
    に軸支され、他端部が揺動可能なアームと、該アームの
    該他端部より該保持軸と平行に突出するとともに、所定
    量が巻き取られた粘着テープを巻き戻し方向に回転可能
    に保持する保持部とをもつ貼着部材と、よりなるマスキ
    ング用シートへの粘着テープ貼着装置。
  2. 【請求項2】基部は箱状若しくは底板と該底板より直立
    する垂直板とよりなる前記請求項1記載のマスキング用
    シートへの粘着テープ貼着装置。
  3. 【請求項3】基部に連結され水平方向に設置される長尺
    状の補助基部と、 該補助基部に着脱可能に保持される係合部と、該係合部
    より直立する直立部と、該直立部の上方に水平に設けら
    れた筒状軸受け部と、該筒状軸受け部に螺合する締め付
    けボルトとをもつ保持部材と、 該箱状基部に保持された保持軸と同軸上で、先端面が該
    保持軸の先端面と所定の間隔を隔てて対向する位置に配
    置され、該保持部材の該筒状軸受け部に軸方向に移動お
    よび位置固定可能に保持されるとともに、先端部に回転
    可能に装着された回転保持部をもつ第2保持軸と、より
    なる前記請求項1記載のマスキング用シートへの粘着テ
    ープ貼着装置。
JP6169929A 1994-06-16 1994-06-16 マスキング用シートへの粘着テープ貼着装置 Pending JPH081053A (ja)

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