JPH08105009A - 合成樹脂製人工芝 - Google Patents

合成樹脂製人工芝

Info

Publication number
JPH08105009A
JPH08105009A JP24433694A JP24433694A JPH08105009A JP H08105009 A JPH08105009 A JP H08105009A JP 24433694 A JP24433694 A JP 24433694A JP 24433694 A JP24433694 A JP 24433694A JP H08105009 A JPH08105009 A JP H08105009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leaf
portions
shaped
synthetic resin
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24433694A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Tanaka
伸弘 田中
Tomoko Uematsu
朋子 植松
Kouki Deguchi
好希 出口
Yoshizo Yamazaki
義三 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP24433694A priority Critical patent/JPH08105009A/ja
Publication of JPH08105009A publication Critical patent/JPH08105009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電防止効果を持続でき、砂等の充填材の流
出を低減できる合成樹脂製人工芝を提供する。 【構成】 複数本の合成樹脂製帯状基体部1、1、・・
が平行に間隔を隔てて配列され、これらの基体部1、
1、・・の間には複数個の合成樹脂製葉状部2、2、・
・が、基体部1、1、・・の長手方向に間隔を隔てて配
設され、葉状部2、2、・・は隣り合う基体部1、1、
・・と一体的に形成されている合成樹脂製人工芝におい
て、基体部1、1、・・上に葉状部2、2、・・の高さ
よりも低い凸部1a、1a、・・が突設され、基体部
1、1、・・中に導電性繊維3が混入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製人工芝に関
し、詳細には、複数本の合成樹脂製帯状基体部が平行に
間隔を隔てて配列され、これらの基体部の間には複数の
合成樹脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔を隔てて
配設され、葉状部は隣り合う基体部と一体的に形成され
ている合成樹脂製人工芝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭51−46777号公報に
記載されているように、複数本の合成樹脂製帯状基体部
が平行に間隔を隔てて配列され、これらの基体部の間に
は複数の合成樹脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔
を隔てて配設され、葉状部は隣り合う基体部と一体的に
形成されている合成樹脂製人工芝が知られている。この
ような合成樹脂製人工芝は、一般住宅、ホテル、デパー
ト等のベランダや屋上等の敷物等に使用され、近時はテ
ニス、野球、ゲートボールその他の競技場や練習場にも
敷設される。
【0003】又、ゴルフ場等の歩径路に使用される場合
には、より天然芝らしい歩行感やスパイクシューズによ
る葉状部の耐折損性を向上させるために、人工芝に砂等
の充填材を充填した所謂砂入り人工芝が普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂製人工芝は合成樹脂が電気絶縁性を有するために、帯
電し易く、特に乾燥している冬季には、合成樹脂製人工
芝上で運動、或いは、歩行することにより人体に摩擦帯
電圧が蓄積して、金属製ノブや手摺等の導電体に触れる
と、放電のために激しい電撃ショックを受け不快感を感
じる。
【0005】又、砂入り人工芝においては、施工後、降
雨等によって経時と共に砂等の充填材が流出してしまう
という欠点があり、充填材が流出すれば、歩行感の低
下、葉状部の損傷、或いは、流出した砂等の充填材が排
水溝に詰まる等の不都合が生じる。
【0006】本発明は、このような従来の合成樹脂製人
工芝における問題点に着目して鋭意研究の結果なされた
ものであり、その目的とするところは、従来の合成樹脂
製人工芝における問題点を解決し、帯電防止効果を持続
でき、砂等の充填材の流出を低減できる合成樹脂製人工
芝を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明合成樹脂製人工芝は、複数本
の合成樹脂製帯状基体部が平行に間隔を隔てて配列さ
れ、これらの基体部の間には複数個の合成樹脂製葉状部
が、基体部の長手方向に間隔を隔てて配設され、葉状部
は隣り合う基体部と一体的に形成されている合成樹脂製
人工芝において、基体部上に葉状部の高さよりも低い凸
部が突設され、基体部中に導電性繊維が混入されている
ことを特徴とするものである。
【0008】又、請求項2記載の本発明合成樹脂製人工
芝は、複数本の合成樹脂製帯状基体部が平行に間隔を隔
てて配列され、これらの基体部の間には複数個の合成樹
脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔を隔てて配設さ
れ、葉状部は隣り合う基体部と一体的に形成されている
人工芝において、葉状部が千鳥状に配設されていること
を特徴とするものである。
【0009】又、請求項3記載の本発明合成樹脂製人工
芝は、複数本の合成樹脂製帯状基体部が平行に間隔を隔
てて配列され、これらの基体部の間には複数個の合成樹
脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔を隔てて配設さ
れ、葉状部は隣り合う基体部と一体的に形成されている
合成樹脂製人工芝において、複数個の葉状部は基体部の
長手方向とはほぼ直角な方向には一直線上に配設され、
複数個の凸部が基体部上に基体部の長手方向に間隔を隔
てて突設され、各凸部の中心位置が基体部の長手方向に
配設された葉状部間隔間のほぼ中心に対応する位置に設
けられ、各凸部の基体部の長手方向に沿う長さは葉状部
間隔間の長さよりも小さく各凸部の高さは葉状部の高さ
よりも低いものであることを特徴とするものである。
【0010】請求項1〜3記載の本発明において、基体
部及び葉状部を構成する合成樹脂としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリス
チレン、ポリアミド、塩化ビニリデン樹脂等が使用でき
る。これらの合成樹脂は、単独で使用してもよく、2種
以上を併用してもよい。又、基体部用合成樹脂と葉状部
用合成樹脂とは、同種の合成樹脂を使用するのが好まし
いが、相互に相溶性があれば異種同士の合成樹脂を組合
わせてもよい。
【0011】又、請求項1記載の発明において、基体部
に混入する導電性繊維としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、叙上の合成樹脂に、ステンレス、
銅、真鍮、アルミニウム等の耐蝕性の優れた金属粉末や
カーボン等の短繊維又は粉末、又はチタン酸カリウムウ
ィスカー等の微細繊維を混合したものが使用できる。
【0012】以下、請求項1記載の本発明の人工芝を図
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明合成樹脂
製人工芝の一例を示す斜視図、図2は図1に示す本発明
合成樹脂製人工芝の一部を拡大して示す断面図である。
【0013】図1、2において、1、1、・・は帯状基
体部であり、各帯状基体部1、1、・・は平行に一定間
隔を隔てて配列されている。1aは基体部1の上面のほ
ぼ中央に沿って連続的に突設されたリブ状凸部であり、
凸部1aを有する基体部1には導電性繊維3が混入され
ている。
【0014】2、2、・・は葉状部であって、その多数
個が一定間隔を隔てて隣り合う基体部1、1間に配設さ
れ、各葉状部2、2、・・の根元2aは、基体部1と一
体的に形成されている。
【0015】図1に示すように、全列の基体部1、1、
・・に凸部1aが設けられ、その内部に導電性繊維3が
混入されるのが、帯電防止効果上望ましいが、実用上必
要な帯電防止効果が得られるならば、全列の基体部1、
1、・・に凸部1aが設けられる必要はなく、任意の列
の基体部1、1、・・に凸部1aが設けられるとよい。
この場合、凸部1aが設けられる基体部1、1、・・の
間隔は、30cm以内が好ましく、10cm以内が特に
好ましい。この間隔が30cmを越えると、本発明人工
芝上で歩行もしくは走行する際に、1回の歩行もしくは
走行の際の靴底に、少なくとも1列の基体部1が存在し
ない確率が大きくなるため、良好な帯電防止効果が得ら
れない恐れがある。
【0016】又、図1に示すように、凸部1aは基体部
1上にリブ状のものが連続的に設けられるのが、帯電防
止効果上最も望ましいが、実用上必要な帯電防止効果が
得られるならば、凸部1aは連続的に設けられる必要は
なく、任意長さを有する凸部1aを任意の間隔を隔てて
配設してもよい。この際、凸部1a間の間隔は、30c
m以内が好ましく、10cm以内が特に好ましい。この
間隔が30cmを越えると本発明人工芝上で歩行もしく
は走行する際に、1回の歩行もしくは走行の際の靴底
に、凸部1aが存在しない確率が大きくなるため、良好
な帯電防止効果が得られない恐れがある。
【0017】凸部1aの高さは葉状部2の高さより低い
ものであれば、帯電防止効果が得られる限り任意でよい
が、葉状部の高さの少なくとも1/4以上が好ましい。
凸部1aの高さが葉状部2の高さの1/4未満であれ
ば、本発明人工芝上で歩行もしくは走行する際に、靴底
と凸部上端との間隔が過大となり、靴底と凸部とが接触
する確率が少なくなり、導電性繊維のコロナ放電による
電荷の中和も起こり難くなるため帯電防止効果が低下す
る恐れがある。
【0018】尚、凸部1aの高さが葉状部2の高さ以上
となると、凸部1aの上端が葉状部2と同一平面上、或
いは、葉状部2から上方に突出して見えるので外観上好
ましくない上、このような人工芝上を歩行もしくは走行
する際に、凸部上を踏む結果違和感を感じる等、歩行感
が著しく悪化する。
【0019】凸部1aの形状は、図示の実施例のように
角形とする代わりに、例えば、図3に示すように、断面
半円形でもよく、図4に示すように、鍵孔形でもよい。
図3に示すように、凸部1aの形状を断面半円形とすれ
ば、凸部の頂点部及び根元部への応力集中を緩和でき
る。又、図4に示すように、凸部1aの形状を断面鍵孔
形とすれば、凸部の表面積が大きくなり、帯電防止効果
が一層向上する。
【0020】図1、2に示す本発明人工芝の製造につい
ては、例えば、特公昭51−46777号公報、特開平
6−26005号公報に記載されている装置を使用して
製造することができる。即ち、図5は図1、2に示す本
発明人工芝の製造装置の一例の要部を示す一部切欠断面
図、図6は図5のVI−VI線における断面図、図7は
図5のVII−VII線における断面図、図8は図5に
示す製造装置の押出ヘッド上の仕切り部材を示す一部切
欠断面図である。
【0021】図1、2に示す本発明人工芝の製造装置に
おいては、図5〜8に示すように、成形ドラム10の外
周面10aに、その周方向に沿って多数本の基体部成形
溝11、11、・・(図6)が幅方向(図5では紙面に
対して垂直方向)に等間隔に形成され、隣り合う基体部
成形溝11、11間には、その根元部が成形溝11に連
通された葉状部成形用キャビティ12、12、・・が、
一定の間隔で多数設けられ、全体として、マトリックス
状を呈するように配置されている。
【0022】基体部成形溝11、11、・・の任意の列
には凸部成形溝11aが設けられている。各葉状部成形
用キャビティ12は、貫通孔12aと、ここに嵌めこま
れた挿入部材12bによって根元を含む葉状部2の成形
面が形成れる。キャビティ12同士の間には仕切り用凸
部13が設けられている。成形ドラム10の外周面10
aが、押出ヘッド20aで塞がれたとき、葉状部成形用
空間が形成されるようになっている。
【0023】押出ヘッド20の前面20a側には、成形
ドラム10の各基体部成形溝11、11、・・に夫々嵌
めこまれる仕切り部材23、23、・・と、基体部成形
ノズル21と、葉状部成形用ノズル22とが設けられて
いる。仕切り部材23の形状は図6にも示している。基
体部成形溝11への基体部成形ノズル21の先端は、仕
切り部材23に対応した位置に配置されており、又、葉
状部成形用キャビティ12への葉状部成形用ノズル22
の先端は、各仕切り部材23、23、・・の間に配置さ
れている。
【0024】叙上の製造装置が作動する態様について説
明すると、先ず成形ドラム10の幅方向一列に配置され
た各葉状部成形用キャビティ12内に、同じく押出ヘッ
ド20の幅方向一列に配置された葉状部成形用ノズル2
2から葉状部成形用合成樹脂が夫々押し出され、この押
出が終了すると、成形ドラム10の回転に従って、次列
の各キャビティ12内に同様に押し出され、以下順次押
し出される。
【0025】このようにして、合成樹脂が注入された各
葉状部成形用キャビティ12が順次一定ピッチで成形ド
ラム10の回転に従って回転方向に送られ、次いで、成
形ドラム10の基体部成形溝11、11、・・へ幅方向
一列に配置された基体部成形ノズル21から基体部成形
用合成樹脂が押し出され、成形ドラム10の回転に従っ
て、基体部1が連続的に成形される。このとき、合成樹
脂が注入された基体部1と基体部1との間にある前段階
で既に注入されている葉状部の合成樹脂が基体部1の合
成樹脂に溶着接合して一体化される。これらの成形過程
の連続により図1、2に示す人工芝Aを得ることができ
る。
【0026】次に、請求項2記載の本発明の人工芝を図
を参照しながら詳細に説明する。図9は本発明合成樹脂
製人工芝の一例を示す斜視図、図10は図9に示す本発
明合成樹脂製人工芝の一部を拡大して示す平面図であ
る。
【0027】図9、10において、1、1、・・は帯状
基体部であり、各帯状基体部1、1、・・は平行に一定
間隔を隔てて配列されている。2、2、・・は葉状部で
あって、その多数個が一定間隔を隔てて隣り合う基体部
1、1間に千鳥状に配設され、各葉状部2、2、・・の
根元2aは、基体部1と一体的に形成されている。葉状
部2、2間の間隔は砂流出防止効果を考慮すると、葉状
部2の根元2aの外径の2倍の寸法よりも小さいことが
好ましい。この葉状部2の間隔が葉状部2の根元2aの
外径の2倍の寸法よりも大きいと葉状部2と基体部1を
隔てて隣り合う葉状部2との長手方向に間隙を生じるこ
とになり、砂流出防止効果が低減する。
【0028】又、葉状部2は砂流出防止効果を考慮する
と、後述の製造装置による成形後に葉状部2に加圧ロー
ルや加圧プレス等により葉状部2を折曲させて葉状部2
をランダムに分散させることが好ましい。
【0029】次に、図9、10に示す本発明人工芝の製
造装置について説明する。図9、10に示す本発明人工
芝の製造装置は図1、2に示す本発明人工芝の製造装置
と殆ど同様であるが、図9、10に示す本発明人工芝の
製造装置においては、図11に示すように、成形ドラム
10の外周面10aには、その周方向に沿って多数個の
基体部成形溝11、11、・・が幅方向(図11では紙
面に対して直角方向)に等間隔に形成され、隣り合う基
体部成形溝11、11間には、その根元部が成形溝に連
通された葉状部成形用キャビティ12、12が成形ドラ
ム10の周方向に沿って一定ピッチで配設され、葉状部
成形用キャビティ12が成形ドラム10の周方向に沿っ
て千鳥状に配置されている。
【0030】又、本発明人工芝内に充填するものとして
は、特に限定されるものではないが、例えば、耐久性、
外観、コスト等を考慮すると砂もしくは砂利等が使用で
きる。又、砂等の充填材の充填量も任意でよいが、葉状
部の先端突出部が平均2mm以下であると葉状部の殆ど
の部分が埋没するために芝としての外観が異様なものと
なるため好ましくない。
【0031】次に、請求項3記載の本発明の人工芝を図
を参照しながら詳細に説明する。図12は本発明合成樹
脂製人工芝の更に他の一例を示す斜視図、図13は図1
2に示す本発明合成樹脂製人工芝の一部を拡大して示す
断面図、図14は図12に示す本発明合成樹脂製人工芝
の一部を拡大して示す平面図である。
【0032】図12〜14において、1、1、・・は帯
状基体部であり、各帯状基体部1、1、・・は平行に一
定間隔を隔てて配列されている。1aは基体部1上に、
基体部1の長手方向に間隔を隔てて突設された凸部であ
る。2、2、・・は葉状部であって、その多数個が一定
間隔を隔てて隣り合う基体部1、1間に配設され、各葉
状部2、2、・・の根元2aは、基体部1と一体的に形
成され、複数個の葉状部2、2、・・は基体部の長手方
向とはほぼ直角な方向には一直線上に配設されている。
【0033】複数個の凸部1a、1a、・・基体部1、
1、・・上に基体部1、1、・・の長手方向に間隔を隔
てて突設され、各凸部1a、1a、・・の中心位置が基
体部1、1、・・の長手方向に配設された葉状部2、
2、・・間隔間のほぼ中心に対応する位置に設けられ、
各凸部1a、1a、・・の基体部1、1、・・の長手方
向に沿う長さは葉状部2、2、・・間隔間の長さよりも
小さく、各凸部1a、1a、・・の高さは葉状部2、
2、・・の高さよりも低い。
【0034】各凸部1a、1a、・・の高さは葉状部
2、2、・・の高さよりも低ければ任意でよいが、充填
材の充填量を考慮して、充填材の高さと同じ高さにする
のが好ましい。各凸部1a、1a、・・の高さが葉状部
2、2、・・の高さよりも高くなると、人工芝上で歩行
もしくは走行する際に、凸部上を踏んだ際に違和感を感
じる等、歩行感、走行感が悪化する。又、各凸部1a、
1a、・・の高さが充填材の高さよりも低い場合には、
凸部1a高さよりも上方に充填された充填材を凸部で保
持できないため、充填材の流出防止効果が低下するため
好ましくない。
【0035】凸部1aの基体部1、1、・・の長手方向
に沿う長さは葉状部2、2、・・間隔間の長さよりも小
さければよいが、葉状部2、2、・・間隔間の長さの1
/2以上であるのが好ましい。凸部1aの基体部1、
1、・・の長手方向に沿う長さが葉状部2、2、・・間
隔間の長さよりも大きいと凸部1aを葉状部2、2、・
・間隔間に配置した際に、凸部同士が連結して終い、幅
方向への排水性が低下する。
【0036】又、凸部1aの基体部1、1、・・の長手
方向に沿う長さが葉状部2、2、・・間隔間の長さの1
/2未満であると葉状部2と凸部1aとの長手方向の間
隙が過大となるため、砂等の充填材の流出防止効果が低
下するので、好ましくない。
【0037】又、凸部1aの幅方向の長さは任意でよい
が、基体部1の幅の1/2以上の長さで基体部1の幅よ
り小さい方が好ましい。凸部1aの幅方向の長さが基体
部1の幅よりも大きければ凸部1aが所謂アンダーカッ
ト状となり、成形時の離型が困難となるため好ましくな
い。又、凸部1aの幅方向の長さが基体部1の幅の1/
2未満であると葉状部2と凸部1aとの幅方向の間隙が
大きくなり、砂等の充填材の流出防止効果が低下するの
で、好ましくない。
【0038】凸部1aの断面形状は図12〜13に示す
例においては、四角柱状であるが、任意でよく、例え
ば、図15に示すように、凸部1a先端への応力集中を
軽減するために、先端を半円状にしたり、図16に示す
ように、凸部1aと基体部1との接合部における応力集
中を軽減するために、接合部1bを所謂円弧状としても
よい。
【0039】又、葉状部2は砂流出防止効果を考慮する
と、次に述べる装置による成形後に葉状部2を加圧ロー
ルや加圧プレス等を使用して、葉状部2を折曲させて葉
状部2をランダムに分散させるのが好ましい。
【0040】又、本発明人工芝内に充填するものとして
は、特に限定されるものではないが、例えば、耐久性、
外観、コスト等を考慮すると砂もしくは砂利等が使用で
きる。又、砂等の充填材の充填量も任意でよいが、葉状
部の先端突出部が平均2mm以下であると葉状部の殆ど
の部分が埋没するために芝としての外観が異様なものと
なるため好ましくない。
【0041】次に、図12〜14に示す本発明人工芝の
製造装置について説明する。図12〜14に示す本発明
人工芝の製造装置は図1、2に示す本発明人工芝の製造
装置と殆ど同様であるが、図12〜14に示す本発明人
工芝の製造装置においては、図17に示すように、成形
ドラム10の外周面10aには、その周方向に沿って多
数個の基体部成形溝11、11、・・が幅方向(図17
では紙面に対して直角方向)に等間隔に形成され、隣り
合う基体部成形溝11、11間には、その根元部が成形
溝に連通された葉状部成形用キャビティ12、12が成
形ドラム10の周方向に沿って一定ピッチで配設され、
全体としてマトリックス状に配置されている。
【0042】
【作用】請求項1記載の本発明合成樹脂製人工芝におい
ては、基体部上に葉状部の高さよりも低い突条が突設さ
れ、基体部中に導電性繊維が混入されているので、本発
明合成樹脂製人工芝上を歩行、或いは運動することによ
り靴底が葉状部を倒しながら突条に触れることにより導
電性繊維によるアース効果、或いはコロナ放電による電
荷の中和により帯電防止される。
【0043】又、請求項2記載の本発明合成樹脂製人工
芝においては、葉状部が千鳥状に配設されているので、
葉状部間に砂等の充填材を充填した場合には葉状部自身
が所謂流出防止堰の役目を果たし、葉状部間に充填され
ている砂等の充填材の流出を低減できる。
【0044】又、請求項3記載の本発明合成樹脂製人工
芝においては、複数個の葉状部は基体部の長手方向とは
ほぼ直角な方向には一直線上に配設され、複数個の凸部
が基体部上に基体部の長手方向に間隔を隔てて突設さ
れ、各凸部の中心位置が基体部の長手方向に配設された
葉状部間隔間のほぼ中心に対応する位置に設けられ、各
凸部の基体部の長手方向に沿う長さは葉状部間隔間の長
さよりも小さく各凸部の高さは葉状部の高さよりも低い
ので、葉状部間に砂等の充填材を充填した場合には葉状
部及び凸部自身が所謂流出防止堰の役目を果たし、葉状
部間に充填されている砂等の充填材の流出を低減でき
る。
【0045】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 〔実施例1:請求項1記載の発明の実施例〕図1、2に
示すように、平行な帯状基体部1、1、・・に凸部1a
が設けられ、各基体部1、1の間に間隔を隔てて葉状部
2、2、・・が設けられている。葉状部2を形成する合
成樹脂として、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製
グレード:「NUC−8335」)100重量部に加工
安定剤としてヒンダードフェノール系酸化防止剤(チバ
ガイギー社製グレード:「IRGANOX1010」)
を0.2重量部、耐光安定剤としてヒンダードアミン系
紫外線安定剤(チバガイギー社製グレード:「CIMA
SSORB944」)を0.5重量部を夫々ブレンドし
た配合合成樹脂を原材料とし、基体部1を構成する合成
樹脂として、上記配合合成樹脂100重量部に、導電性
繊維としてPAN系炭素繊維(新旭化成カーボンファイ
バー社製グレード:「A−3000」)20重量部をド
ライブレンドしてなる配合合成樹脂を原材料とし、叙上
の図5〜8に示す装置を使用して連続成形し、長尺の人
工芝Aを得た。このような人工芝Aの全ての基体部1に
は突条1aを有し、叙上の導電性を有する原材料で構成
されている。
【0046】人工芝Aの幅は100cm、基体部1の幅
は4mm、高さは3mm、凸部1aの幅は2mm、高さ
は3mmである。葉状部2の下端から上端部までの高さ
は20mm、根元2aの厚さ1mm、上端部の厚さ0.
3mmであって、直径7mmの円筒状根元2aの上に8
本づつの葉が房状に設けられている。
【0047】〔実施例2:請求項1記載の発明の実施
例〕叙上の実施例1と同一構成の人工芝を屋外歩行路
(通行人数:約1万人/年、下地面:アスファルト)上
にウレタンエポキシ系接着剤(東洋ポリマー社製グレー
ド:「ルビロン101」)を使用して全面接着を行い、
2年間使用した後、剥離し中性洗剤(ライオン社製グレ
ード:「ママレモン」)により汚れを洗浄した後、水道
水で充分濯ぎを行い、23℃、20%RH雰囲気下にお
いて充分乾燥を行って人工芝を得た。
【0048】〔比較例1〕実施例1において、基体部成
形用合成樹脂として、低密度ポリエチレン(日本ユニカ
ー社製グレード:「NUC−8335」)100重量部
に加工安定剤として、ヒンダードフェノール系酸化防止
剤(チバガイギー社製グレード:「IRGANOX10
10」)を0.2重量部、耐光安定剤としてヒンダード
アミン系紫外線安定剤(チバガイギー社製グレード:
「CHIMASSORB944」)を0.5重量部を夫
々ドライブレンドした配合合成樹脂を原材料したこと以
外は実施例1と同様にして人工芝を得た。
【0049】〔評価〕上記の実施例1、2及び比較例1
で得られた人工芝のサンプルについて、人体帯電圧の測
定を行った結果を表1に示す。尚、人体帯電圧の測定に
は、JISL1023−1992に定めるストロール法
を使用した。測定条件は次のとおりである。 環境:温度23℃、湿度20%RH 履物:人工皮革製靴(アキレス社製グレード:「クラリ
ーノ」) 歩行方法:8の字法
【0050】
【表1】
【0051】表1に示すように、実施例1、2において
は、比較例の帯電圧の約1/3に減少した。
【0052】〔実施例3:請求項2記載の発明の実施
例〕本実施例の人工芝においては、図9、10に示す構
造を備えており、基体部1及び葉状部2を構成する合成
樹脂として、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製グ
レード:「NUC−8335」)100重量部に加工安
定剤として、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(チバ
ガイギー社製グレード:「IRGANOX1010」)
0.2重量部、耐光安定剤としてヒンダードアミン系紫
外線安定剤(チバガイギー社製グレード:「CHIMA
SORB944」)を0.5重量部を夫々ドライブレン
ドした配合合成樹脂を原材料とし、図11に示す製造装
置を使用して連続成形し、長尺の人工芝Bを得た。
【0053】人工芝Bの幅は100cm、基体部1の厚
さは3mm、幅は4mm、葉状部2、2の間隔は10m
m、葉状部2の高さは20mm、根元2aの厚さは1m
m、先端の厚さは0.3mm、根元2aは直径7mmの
円筒状であり、その上に葉状のものが8本づつ房状に設
けられている。このような本発明人工芝Bを30cm×
30cmにカットしたサンプルを、70℃雰囲気下で1
時間加熱した後、ハンドプレス機によりプレス温度25
℃、プレス上型と下型とのクリアランスが8mmk 条
件で10秒間プレスを行い、全体厚さが22mmの葉状
体2がランダムに折曲した天然芝状の人工芝を得た。
【0054】〔比較例2〕実施例3において、基体部1
上に葉状部2がピッチ幅10mmでマトリックス状に直
立させた構造としたこと以外は実施例3と同様にして人
工芝を得た。
【0055】〔実施例3と比較例2との比較評価〕上記
の実施例3及び比較例2で得られた人工芝のサンプルに
ついて、砂流出性の評価を行った。上記のサンプル中
に、充分乾燥した所謂珪砂3号(三久海運社製「F−3
号」)を均一に充填したものに、4°の傾斜を与え、サ
ンプル中心より30cm上方からシャワー(積水化学工
業社製「ARCP−0909」)により50cm3 /秒
の流量で1時間放水した後、人工芝サンプル外に流出し
た砂を採集し、充分乾燥した後、重量を測定した。その
結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】表3に示すように、実施例3の人工芝は比
較例2の人工芝に比較して砂流出量は約1/5に低減し
た。
【0058】〔実施例4:請求項3記載の発明の実施
例〕本実施例の人工芝においては、図12〜14に示す
構造を備えており、基体部1及び葉状部2を構成する合
成樹脂として、低密度ポリエチレン(日本ユニカー社製
グレード:「NUC−8335」)100重量部に加工
安定剤として、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(チ
バガイギー社製グレード:「IRGANOX101
0」)0.2重量部、耐光安定剤としてヒンダードアミ
ン系紫外線安定剤(チバガイギー社製グレード:「CH
IMASORB944」)を0.5重量部を夫々ドライ
ブレンドした配合合成樹脂を原材料とし、図17に示す
製造装置を使用して連続成形し、長尺の人工芝Cを得
た。
【0059】人工芝Bの幅は100cm、基体部1の厚
さは3mm、幅は4mm、四角柱状の凸部1aの高さは
10mm、幅は3mm、長さは3mm、凸部1aの間隔
は10mm、葉状部2、2の間隔は10mm、葉状部2
の高さは24mm、根元2aの厚さは1mm、先端の厚
さは0.3mm、根元2aは直径7mmの円筒状であ
り、その上に葉状のものが8本づつ房状に設けられてい
る。このような本発明人工芝Cを30cm×30cmに
カットしたサンプルを、70℃雰囲気下で1時間加熱し
た後、ハンドプレス機によりプレス温度25℃、プレス
上型と下型とのクリアランスが8mmk 条件で10秒
間プレスを行い、全体厚さが22mmの葉状体2がラン
ダムに折曲した天然芝状の人工芝を得た。
【0060】〔比較例3〕実施例4において、基体部1
に凸部1aが存在しない構造としたこと以外は実施例4
と同様にして人工芝を得た。
【0061】〔実施例4と比較例3との比較評価〕実施
例4及び比較例3の人工芝のサンプルについて、砂流出
性の評価を行った。上記のサンプル中に、充分乾燥した
所謂珪砂3号(三久海運社製「F−3号」)を均一に充
填したものに、4°の傾斜を与え、サンプル中心より3
0cm上方からシャワー(積水化学工業社製「ARCP
−0909」)により50cm3 /秒の流量で1時間放
水した後、人工芝サンプル外に流出した砂を採集し、充
分乾燥した後、重量を測定した。その結果を表3に示
す。
【0062】
【表3】
【0063】実施例4の人工芝においては、比較例3の
人工芝よりも砂流出量が約1/14に低減した。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の本発明合成樹脂製人工芝
においては、基体部上に葉状部の高さよりも低い突条が
突設され、基体部中に導電性繊維が混入されているの
で、本発明合成樹脂製人工芝上を歩行、或いは運動する
ことにより靴底が葉状部を倒しながら突条に触れること
により導電性繊維によるアース効果、或いはコロナ放電
による電荷の中和により帯電防止される。
【0065】又、請求項2記載の本発明合成樹脂製人工
芝においては、葉状部が千鳥状に配設されているので、
葉状部間に砂等の充填材を充填した場合には葉状部自身
が所謂流出防止堰の役目を果たし、葉状部間に充填され
ている砂等の充填材の流出を低減できる。
【0066】又、請求項3記載の本発明合成樹脂製人工
芝においては、複数個の葉状部は基体部の長手方向とは
ほぼ直角な方向には一直線上に配設され、複数個の凸部
が基体部上に基体部の長手方向に間隔を隔てて突設さ
れ、各凸部の中心位置が基体部の長手方向に配設された
葉状部間隔間のほぼ中心に対応する位置に設けられ、各
凸部の基体部の長手方向に沿う長さは葉状部間隔間の長
さよりも小さく各凸部の高さは葉状部の高さよりも低い
ので、葉状部間に砂等の充填材を充填した場合には葉状
部及び凸部自身が所謂流出防止堰の役目を果たし、葉状
部間に充填されている砂等の充填材の流出を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明人工芝の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示す本発明人工芝の拡大断面図。
【図3】凸部の他の例を示す拡大断面図。
【図4】凸部の更に他の例を示す拡大断面図。
【図5】図1に示す本発明人工芝の製造装置の一例の要
部を示す一部切欠断面図。
【図6】図5のVI−VI線における断面図。
【図7】図5のVII−VII線における断面図。
【図8】図1に示す本発明人工芝の製造装置の押出ヘッ
ドの仕切り部材を示す一部切欠斜視図。
【図9】本発明人工芝の他の一例を示す斜視図。
【図10】図9に示す本発明人工芝を拡大して示す平面
図。
【図11】図9に示す本発明人工芝の製造装置の一例の
要部を示す断面図。
【図12】本発明人工芝の更に他の一例を示す斜視図。
【図13】図12に示す本発明人工芝を拡大して示す断
面図。
【図14】図12に示す本発明人工芝を拡大して示す平
面図。
【図15】凸部の他の例を示す拡大断面図。
【図16】凸部の更に他の例を示す拡大断面図。
【図17】図12に示す本発明人工芝の製造装置の一例
の要部を示す断面図。
【符号の説明】
A、B、C 本発明人工芝 1 基体部 1a 凸部 1b 接合部 2 葉状部 2a 根元 3 導電性繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 義三 京都市南区上鳥羽上調子町2−2 積水化 学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の合成樹脂製帯状基体部が平行に
    間隔を隔てて配列され、これらの基体部の間には複数個
    の合成樹脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔を隔て
    て配設され、葉状部は隣り合う基体部と一体的に形成さ
    れている合成樹脂製人工芝において、基体部上に葉状部
    の高さよりも低い凸部が突設され、基体部中に導電性繊
    維が混入されていることを特徴とする合成樹脂製人工
    芝。
  2. 【請求項2】 複数本の合成樹脂製帯状基体部が平行に
    間隔を隔てて配列され、これらの基体部の間には複数個
    の合成樹脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔を隔て
    て配設され、葉状部は隣り合う基体部と一体的に形成さ
    れている人工芝において、葉状部が千鳥状に配設されて
    いることを特徴とする合成樹脂製人工芝。
  3. 【請求項3】 複数本の合成樹脂製帯状基体部が平行に
    間隔を隔てて配列され、これらの基体部の間には複数個
    の合成樹脂製葉状部が、基体部の長手方向に間隔を隔て
    て配設され、葉状部は隣り合う基体部と一体的に形成さ
    れている合成樹脂製人工芝において、複数個の葉状部は
    基体部の長手方向とはほぼ直角な方向には一直線上に配
    設され、複数個の凸部が基体部上に基体部の長手方向に
    間隔を隔てて突設され、各凸部の中心位置が基体部の長
    手方向に配設された葉状部間隔間のほぼ中心に対応する
    位置に設けられ、各凸部の基体部の長手方向に沿う長さ
    は葉状部間隔間の長さよりも小さく各凸部の高さは葉状
    部の高さよりも低いものであることを特徴とする合成樹
    脂製人工芝。
JP24433694A 1994-10-07 1994-10-07 合成樹脂製人工芝 Pending JPH08105009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24433694A JPH08105009A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 合成樹脂製人工芝

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24433694A JPH08105009A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 合成樹脂製人工芝

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08105009A true JPH08105009A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17117198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24433694A Pending JPH08105009A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 合成樹脂製人工芝

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08105009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102535308A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 江苏共创人造草坪有限公司 一种抗静电人造草坪及其制备方法
NL2011281C2 (nl) * 2013-08-08 2015-02-10 Bluefinger Holding B V Kunstgrasmat, systeem voor het opwekken van elektrische energie uit warmte, en gebouw omvattende een dergelijk systeem.

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102535308A (zh) * 2011-12-27 2012-07-04 江苏共创人造草坪有限公司 一种抗静电人造草坪及其制备方法
CN102535308B (zh) * 2011-12-27 2014-08-20 江苏共创人造草坪有限公司 一种抗静电人造草坪及其制备方法
NL2011281C2 (nl) * 2013-08-08 2015-02-10 Bluefinger Holding B V Kunstgrasmat, systeem voor het opwekken van elektrische energie uit warmte, en gebouw omvattende een dergelijk systeem.
EP2835469A1 (en) * 2013-08-08 2015-02-11 Bluefinger Holding B.V. System for generating electrical energy from heat in an artificial turf

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4337283A (en) Synthetic turf playing surface with resilient top-dressing
US7386948B2 (en) Flexible hinged cleat
US6663937B2 (en) Universal mat with removable strips
US3988840A (en) Sole construction
US5170526A (en) Dust control mat with improved cleat
US20050042032A1 (en) Method of constructing a multi-layered athletic field
US5860228A (en) All purpose nubbed cleat for shoes and other non-slip applications
DE2737765C2 (ja)
JPH08105009A (ja) 合成樹脂製人工芝
US4497854A (en) Artificial cross-country ski surface with pair of bent over ski tracks
US20210108376A1 (en) Artificial turf field apparatus and methods
JPH11346801A (ja) スポーツシューズ
CA2089723A1 (en) Dust control mat with improved cleat
EP1743977A2 (en) Plastics granule to be used as infill for synthetic turfs
WO2001019230A1 (en) Entrance matting
DE20315805U1 (de) Antistatischer Sohlenaufbau
JP2001064953A (ja) 土砂除去・水抜けマット
CN218978133U (zh) 一种用于边坡作业的防滑鞋套
GB2298563A (en) Removable golf shoe cleat
US20030089437A1 (en) Traction device for footware
EP1059060A2 (en) Footwear wiper
WO2012076864A1 (en) Surface assembly for use in an artificial ski slope
DE8022785U1 (de) Sportschuh für den Radsport
JPH0561207U (ja) 合成樹脂製人工芝生成形物
JPH08302609A (ja) スキー場用敷材