JPH08104999A - めっき用回転バレル装置とその使用方法 - Google Patents
めっき用回転バレル装置とその使用方法Info
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- JPH08104999A JPH08104999A JP24880294A JP24880294A JPH08104999A JP H08104999 A JPH08104999 A JP H08104999A JP 24880294 A JP24880294 A JP 24880294A JP 24880294 A JP24880294 A JP 24880294A JP H08104999 A JPH08104999 A JP H08104999A
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Abstract
施されるようにする。 【構成】 軸Xの周りに回転可能で、その軸Xを中心と
した円形外周面11を持つ中空な筒状を有し、内外を通
じる透孔12を多数外周面に形成した回転バレルBと、
その下部に配置され、めっき工程では被めっき物を液流
とともに吸引し、回収工程ではめっき液等を吸引し、乾
燥工程では乾燥気流等を吸引するため、外周面11の全
長に及ぶ長さと所要の幅を持つ吸引口31を有する吸引
手段Aとから成る回転バレル装置。
Description
被めっき物を収めてめっき及びそれに付帯する作業を行
なうための回転バレル装置に関するものである。
は周知であり、工業的に広く行なわれている。しかし従
来の回転バレルの内、例えば実公平3−32526号に
示すように両端に開口を有するものでは、そこから被め
っき物がこぼれる落ちるおそれがある。特に電子部品や
その他の超小物部品或いは軽量物などは回転バレルの回
転に応じて浮動し易く、安定しないという問題がある。
は左右の開口に蓋を設ければ良く、現に蓋付きの回転バ
レルも使用されている。しかしながら蓋によって液の流
れが妨げられるという問題もあり、高いめっき品質を維
持するには液流通の自由な開放型の開口の方が良い。
めっき物をめっきする場合、浮動のために通電不良を起
し易いという問題もある。その防止のため従来は鋼球等
のダミーと称するものを混入する対応策が実施されてい
る。しかしそのためにダミーへの無用な電着が避けられ
ず、電着金属、めっき液、電気代、排水処理費等の増大
を招き、かつめっき後には製品とダミーとを分離する作
業が不可欠になる。
みなされたもので、その課題とするところは、浮動し易
い被めっき物をも全く支障なくめっきすることができ、
めっきのみならずめっきに付帯する作業にも併用して効
果をあげることができ、しかもめっき液や水量等を節減
し効率を高めることである。
本発明は、概ね水平に設定される軸の周りに回転可能で
あり、その軸を中心とした円形の外周面を持つ中空な筒
状を有し、かつ内外を通じる多数の透孔を前記外周面に
形成し、外周面の直径より小さい口径の開口を軸方向の
両端部に形成した回転バレルと、上記回転バレルの下に
配置され、めっき工程においては被めっき物をめっき液
流とともに下方へ吸引し、めっき液等の回収工程におい
てはめっき液等を回転バレル外へ吸引し、乾燥工程にお
いては乾燥気流とともに残液を回転バレル外へ吸引する
ため、外周面の軸方向のほぼ全長に及ぶ長さと所要の幅
からなる吸引口を有する吸引手段とを組み合わせ、回転
バレル装置を構成するようにしたものである。
ようにして回転バレル内からめっき液その他の流体を吸
引する。これを回転バレルの下部に配置することによ
り、回転バレル内の被めっき物を下方へ引き寄せておく
ことが可能になる。被めっき物のめっき中はめっき液も
吸引し、回収、再利用する。上記の吸引作用はめっき液
等の回収工程にも寄与する。またその吸引作用により乾
燥気をバレル内に通し、被めっき物の乾燥を促進するこ
ともできる。
ル装置の実施例を示す。この装置は大別すると回転バレ
ルB及び吸引手段Aを有する。
Xを中心として回転可能である中空な筒状の回転胴であ
り、その中に被めっき物Wを収める。この回転バレルB
は前記軸を中心とした円筒形の外形を有するので、その
外周面11は一定半径の円形である。円筒型は吸引を可
能にするための形態であるがしかし、単純な円筒形に限
定される訳ではなく、例えば円錐(台)形であるとか、
鼓形或いは球形など、吸引口を常に一定の位置関係で配
置し得る回転体形状であれば良い。
その他の液体、気体の流通が可能な多数の透孔12を形
成する。この透孔12は吸引口によりめっき液等が吸引
される口でもある。さらにバレル両端の軸X上の部分に
開口13を夫々形成し、外周面11と開口13、13と
の間に無孔の側壁14を傾斜状に設けている。
叉する方向に棒状電極(棒状固定陰極)15を複数個周
方向へ所定の間隔で設ける。この棒状電極15は円筒か
らなるバレル内周面に凸部を設けることにもなり、それ
により被めっき物に対する撹拌性を向上させるので撹拌
に適した断面形状にする。図1、図2、図8(b)参照
のこと。図示の例の電極数は16個であり、そのうち吸
引口近くに来た棒状電極15のみに通電するようにし
て、液中での常時通電を廃止し、従来の常時通電により
棒状電極に電着し太ってくるのを防止する。
くの液中の位置(以下これを給電位置という。)に来た
ときに通電するようにその電極15からケーブル16を
引き出して、ほぼ反対側(軸Xを挾んでほぼ180度)
の液外の位置(以下これを配電位置という。)にあたる
開口縁に環状設けられた回転側ブラシ17に接続する。
故に棒状電極15と回転側ブラシ17は同数配列し、夫
々をケーブル16で接続し、その内給電位置にある1個
乃至複数個の固定側ブラシ18を回転側ブラシ17が摺
接可能な位置に配置する。
3の口縁に設けた軸受筒19の部分にてバレル搬機Cの
吊りアームDに吊り下げてあり、回転側ブラシ17は軸
受筒19に、固定側ブラシ18は吊りアームDに夫々設
けてある。図3に示す18sは固定側ブラシ18の押し
ばね、18tはカバー、21は陰極取り出し口への接続
ケーブル、22は回転バレルBに取り付けたギヤであ
り、アームD側に設けた駆動ギヤ23によって駆動され
る。具体的な駆動法はバレルの般送機構により変更可能
であるが、図1の例はめっき槽Tに沿って配置してある
チエンなどと噛み合い回転するスプロケット24を駆動
ギヤ23と同軸に設け、搬機Cの移動に連動してバレル
Bの回転を行なわせるようになっている。
側の透口12からめっき液等を吸引するための吸引口3
1を有する吸引手段Aが組み合わされる。
1を有するフード32を具備し、その吸引口31はバレ
ル外周面11の軸方向長さに及ぶ長さと、少なくとも1
列の透孔12がその中に入るだけの幅とを有する。フー
ド32には回収管系33の一端が接続され、その他端は
ポンプ34よりさらに伸びていて、吸引しためっき液等
をめっき槽T等へ送給するようになっている。なお、め
っきのためのもう一方の電極(陽極)25は軸方向左右
に設置される(図2参照)。
装置を使用し、特に少量生産のために手動搬送方式で構
成した、めっき装置の例1を示す。従ってバレル搬機C
が異なり、回転バレルBの駆動機構40を内蔵している
ほかの装置構成は図1、図2と同じで良い。そこで前記
回転バレル装置の実施例と同じ構成については符号を援
用し、詳細な説明を省略する。
動搬送のため搬機Cの上部に取り付けてある。42は駆
動モータで、その駆動軸に取り付けた前述の駆動ギヤ2
3によって回転バレルBのギヤ22を個別に駆動する。
回収管系33では回収液をめっき槽Tへ戻すようにす
る。なお43はオーバーフロー部4を示す。
使用し、特に中量生産に適するように構成した、めっき
装置の例2を示す。故に同じ構成については図1、図2
の符号を援用し、詳細な説明は省略する。
ャリヤ方式(図6の場合は片持ちキャリヤ型)である点
であり、手動搬送より一段と能率を高めることができ
る。搬機Cは片持ち式のハンガー50に吊り下げられ、
ハンガー50はめっき槽Tの近くに設置されている走行
可能な昇降機51によって昇降及び横行し、めっき槽T
内へ中量生産用の回転バレルBを浸漬させ、全工程終了
後工程外へ搬出させる。
けた走行機、53は走行機52のローラ54を支えて走
行させるレール、55は架台であり、昇降機51の上部
に設けられたローラ56等の支持台57を有する。また
58aはバレル昇降用モータ、58bはバレル回転用モ
ータ、58cはバレル上昇端にてバレルを回転させ液切
りを行なうモータを示す。
用し、特に大量生産に適するように構成した、めっき装
置の例3を示す。これも共通構成については図1、図2
の符号を援用し、詳細な説明は省略する。
ばれる搬送機であり、その吊り下げ腕60に回転バレル
装置の搬機C部が吊持されている。なお、以上のキャリ
ヤ方式とかエレベータ方式などの搬送方式は一般化して
いる。61は吊り下げ腕60を取り付けた昇降フレー
ム、62は同フレーム61に取り付けた昇降用ローラで
ある。65は下部架台63と上部架台64の間に設けた
ガイドレール、66は上下架台間の中央部に設けた柱
体、67は柱体66に沿って昇降するローラ68を有す
る昇降荷台であり、前記フレーム61と係合してこれを
昇降させる。
っき装置を使用しためっき方法について図1、図2を参
照しながら説明する。
ためっき方法>めっき槽Tには回転バレルBがその軸X
付近まで浸漬される程度のめっき液Lが満たされている
ものとする。回転バレルBの中には従来と同様に被めっ
き物Wが収められており、回転バレルBをめっき槽T内
へおろしてセットすると、めっき液は軸方向両端の開口
13、13から或は外周面11の透孔12から自由に流
入、流出できる状態になる。
っり軽量物であったりすると開口13から流出してしま
う可能性がある。これに対し本発明では、めっき工程を
実施するにあたりポンプ34を作動させ、回転バレルB
の外周面11の下に近接した位置にある吸引口31から
めっき液Lを吸引するようにする。
とにより、回転バレルB内の被めっき物Wも下方への吸
引流に乗る。その結果回転バレルBが回転すると被めっ
き物は回転方向やや片寄りはするが(図2参照)、全体
としてバレル内底部へ押されるので浮動傾向は消失し、
小物部品や軽量部品もめっき液と良く接触を保ち、かつ
またバレル内外の液の交流も促進され、また棒状電極と
の接触・通電が効果的に行なわれ電着効果が向上する
(めっき時間が短縮される。)。
棒状電極15を乗り越えるたびに多数の被めっき物Wが
撹拌される。しかし、棒状電極15は回転バレルBの内
周面に密着しているので従来のリード線方式により撹拌
される場合のように被めっき物との巻きつきがなく過度
の撹拌力を与えず、被めっき物を変形させることはな
い。
きは、吸引口31の範囲に棒状電極(図2の15a,1
5b、15c)が存在する間のみ、それらの電極15
a、15b、15c、に給電がなされる。つまり、液外
の配電位置にある固定側ブラシ18a、18b、18c
と摺接している回転側ブラシ17a、17b、17c、
は吸引口31内とほぼ等しい範囲にある給電位置に来た
電極15a、15b、15c、にのみ給電する。
るだけでは通電されず、給電位置に来たときにのみ給電
を受けるので、電着太りが生ずることはない。
され、再びめっき槽Tへ戻され反復使用される。一般的
にめっき液や前処理液は濾過や温度調整のために熱交換
器を必要とするため、常時ポンプによる液循環をしてい
る。このポンプの吸引口をバレル下部の吸引フード32
に接続して利用すればポンプの設置が不要になるか若し
くはポンプ容量が少なくて済む。
た液回収方法>回転バレル装置は回転バレルBを液中に
浸漬させない状態で、回転バレルB内に残っているめっ
き液やその他の液を回収する場合に有効である(図8
(a)、(b)参照)。各部は図6の構成を有するので
その符号を援用する。
液槽から取り出されたあとで回収槽、水洗槽へ順次入れ
られ、被めっき物やバレル孔などに付着した薬液は大量
の水洗水で希釈され、洗浄される。従って薬液が無駄に
なり、それを洗浄するため非常に大量の水を使用する点
に従来のめっきの重要な問題があった。
っき槽Tの槽上で吸引可能な配置をとれば良い。)の下
に吸引口31を有するフード32を配置し、その吸引口
上にセットされた回転バレルBの外周面11からめっき
液Lを吸引し、ポンプ34により回収管系33を経てめ
っき槽等の槽71へ回収し、めっき槽において再使用す
ることができるものである。
口31には、回転バレルBの外周面に気密に接触させる
ための弾性材等よりなるシール手段72と、抵抗を軽減
するローラ73を設けると良い(図8(b))。なおバ
レル回転方向は図2とは逆になっている。
転バレルB中に残存しているめっき液の大半を回収する
ことができる。と同時に、僅かに残った液のみを洗浄す
れば良いので水洗水の使用量を大幅に削減することがで
きる。また前処理工程や水洗工程等にもこの液回収方法
を実施することができ、その場合にはイオン変換器や濃
縮装置との併用により排水ゼロのクローズドシステムも
実施可能である。
た乾燥方法>回転バレルB内でそのまま被めっき物Wを
乾燥させる場合にも本発明に係る回転バレル装置を使用
することができる。この例を図9を参照して説明する。
図9の装置も基本的構成は図6と同じであるからその符
号を援用し説明は略す。
バレルから取り出して遠心脱水機や乾燥炉にあけ替えた
上で乾燥を実施する必要があった。このため被めっき物
をあけ替える容器及びその他の装置が必要になり、工数
や処理時間も余計にかかることになる。
転バレルBの両側の開口13、13にノズル81、81
を夫々配置し、必要に応じスライド機構を設けてノズル
81、81をバレル内部へ挿入させてから、温風発生器
82等から送給される加温された空気を乾燥気流として
バレル内に吐出させ、この温風を吸引口31から吸引に
より強制排気し、被めっき物Wの乾燥を促進させること
ができる。この場合にもシール手段72やローラ73を
吸引口31に設けると良い。
間、回転バレルBも回転させ、それにより撹拌されてい
る被めっき物Wの隙間に乾燥気を通過させ、被めっき物
Wに付着している水分、湿気等を運び去り、回収管系3
3より容器83に貯溜することができる。故にこの方法
によれば被めっき物Wが入った回転バレルを乾燥室80
へ移すだけで乾燥工程を実施できるため工程数を削減
し、省力化を図り、装置全体をシンプルなものとしてコ
ストを下げることができる。
るものであるから、回転バレル内に収容した被めっき物
に対し、下方の吸引口に向けて吸引する液流又は気流を
作用させることができ、従って電子部品や超小物部品或
いは軽量物などの被めっき物を回転バレル開口から落ち
こぼすことなくめっきし、及びそれに付帯する作業を実
施することができるという効果を奏する。
程を実施することにより、被めっき物と棒状電極及びめ
っき液の接触を良く保ち、バレル内外の液流通を促進す
ることとなるので電着効率を向上させ、めっき時間を短
縮し、かつ品質を高めることができ、回収工程の実施に
よりめっきに使用した薬液の回収効率を高め、再使用を
容易化し、被めっき物等に付着している残存液量を著し
く減少させることにより洗浄水量の大幅な削減が可能に
なる。さらに、回転バレル内に被めっき物を収容したま
ま吸引手段によって乾燥気を吸引口から排気し、回転バ
レルを回転させることで被めっき物の乾燥を著しく高め
ることができる。
を示す縦断面説明図。
を示す正面図。
を示す正面図。
を示す正面図。
方法を実施するための装置の正面図。 (b)同上装置の要部の拡大断面図。
方法を実施するための装置の正面図。 (b)同上装置の要部の縦断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 概ね水平に設定される軸の周りに回転可
能であり、その軸を中心とした円形の外周面を持つ中空
な筒状を有し、かつ内外を通じる多数の透孔を前記外周
面に形成し、外周面の直径より小さい口径の開口を軸方
向の両端部に形成した回転バレルと、上記回転バレルの
下に配置され、めっき工程においては被めっき物をめっ
き液流とともに下方へ吸引し、めっき液等の回収工程に
おいてはめっき液等を回転バレル外へ吸引し、乾燥工程
においては乾燥気流とともに残液等を回転バレル外へ吸
引するため、外周面の軸方向のほぼ全長に及ぶ長さと所
要の幅からなる吸引口を有する吸引手段とを組み合わせ
ためっき用回転バレル装置。 - 【請求項2】 回転バレル内に、その回転方向と交叉す
る方向で棒状電極を少なくとも1個設置し、被めっき物
を撹拌するようにした請求項第1項記載のめっき用バレ
ル装置。 - 【請求項3】 回転バレルの回転方向と交叉する方向で
設置する棒状電極は回転バレルの内周面に凸部を設ける
ように固定され、バレル周方向に所定の間隔で複数個設
置するようにした請求項第1項記載のめっき用回転バレ
ル装置。 - 【請求項4】 或る棒状電極が吸引口の近くの液中に設
定した給電位置に来たときに通電するために、給電位置
とは軸をはさんでほぼ反対側の液外の配電位置にあたる
開口縁に回転側ブラシを棒状電極と同数個設置し、少な
くとも1個の棒状電極と回転側ブラシとを通電手段によ
って接続し、回転バレルを回転させるための軸受部又は
その近くに回転側ブラシと摺接して給電を行なう固定側
ブラシを少なくとも1個設けた請求項第1項記載のめっ
き用回転バレル装置。 - 【請求項5】 概ね水平に設定される軸の周りに回転可
能であり、その軸を中心とした円形の外周面を持つ中空
な筒状を有し、かつ内外を通じる多数の透孔を外周面に
形成し、外周面の直径より小さい口径の開口を軸方向の
両端部に形成した回転バレルと、上記回転バレルの下に
配置され、めっき工程において被めっき物をめっき液流
とともに下方へ吸引するため、外周面の軸方向のほぼ全
長に及ぶ長さと所要の幅からなる吸引口を有する吸引手
段とを組み合わせ、回転バレル内に、その回転方向と交
叉する方向で棒状電極を少なくとも1個設置し、或る棒
状電極が吸引口の近くの液中に設定した給電位置に来た
ときに通電するために、給電位置とは軸をはさんでほぼ
反対側の液外の配電位置にあたる開口縁に回転側ブラシ
を棒状電極と同数個設置し、少なくとも1個の棒状電極
と回転側ブラシとを通電手段によって接続し、回転バレ
ルを回転させるための軸受部又はその近くに回転側ブラ
シと摺接して給電を行なう固定側ブラシを少なくとも1
個設け、回転バレルと吸引部材の吸引口部分をめっき液
中に浸漬し、回転バレル中の被めっき物をめっき液とと
もに下方へ吸引しながら回転バレルを回転させ、めっき
工程を実施するようにしたことを特徴とするめっき用回
転バレル装置の使用方法。 - 【請求項6】 棒状電極は回転バレルの軸と平行に回転
バレルの内周面に固定された陰極であり、陽極は回転バ
レルの外周面に対して軸と平行するように配置されてい
る請求項第5項記載のめっき用回転バレル装置の使用方
法。 - 【請求項7】 概ね水平に設定される軸の周りに回転可
能であり、その軸を中心とした円形の外周面を持つ中空
な筒状を有し、かつ内外を通じる多数の透孔を前記外周
面に形成し、外周面の直径より小さい口径の開口を軸方
向の両端部に形成した回転バレルと、上記回転バレルの
下に配置され、めっき液等の回収工程においてめっき液
等を回転バレル外へ吸引するため、外周面の軸方向のほ
ぼ全長に及ぶ長さと所要の幅からなる吸引口を有する吸
引手段とを組み合わせためっき用回転バレル装置を用
い、回転バレルを回転させながら吸引部材を作動させる
ことにより回転バレル中に残っているめっき液やその他
の薬液を吸引、回収することを特徴とするめっき用回転
バレル装置の使用方法。 - 【請求項8】 概ね水平に設定される軸の周りに回転可
能であり、その軸を中心とした円形の外周面を持つ中空
な筒状を有し、かつ内外を通じる多数の透孔を外周面に
形成し、外周面の直径より小さい口径の開口を軸方向の
両端部に形成した回転バレルと、上記回転バレルの下に
配置され、乾燥工程において乾燥気流とともに残液等を
回転バレル外へ吸引するため、外周面の軸方向のほぼ全
長に及ぶ長さと所要の幅からなる吸引口を有する吸引手
段とを組み合わせためっき用回転バレル装置を用い、回
転バレル中に乾燥気を供給すると同時に、回転部材を回
転させながら吸引部材を作動させ、被めっき物に付着し
ている液体を運び去り被めっき物を乾燥させることを特
徴とするめっき用回転バレル装置の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248802A JP2773102B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | めっき用回転バレル装置とその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6248802A JP2773102B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | めっき用回転バレル装置とその使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08104999A true JPH08104999A (ja) | 1996-04-23 |
JP2773102B2 JP2773102B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17183626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6248802A Expired - Lifetime JP2773102B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | めっき用回転バレル装置とその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2773102B2 (ja) |
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