JPH0810488B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH0810488B2
JPH0810488B2 JP29290090A JP29290090A JPH0810488B2 JP H0810488 B2 JPH0810488 B2 JP H0810488B2 JP 29290090 A JP29290090 A JP 29290090A JP 29290090 A JP29290090 A JP 29290090A JP H0810488 B2 JPH0810488 B2 JP H0810488B2
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JP
Japan
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magnetic head
slider
air bearing
sliders
magnetic
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JP29290090A
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Inventor
伸晃 ▲吉▼岡
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茨城日本電気株式会社
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置用の磁気ヘッドに関し、特
に3本の平行なスライダを有する磁気ヘッドに関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ディスク装置用の磁気ヘッドのうち、特に
両側に設けた2本のエアーベアリングスライダとこの2
本のエアーベアリングスライダの間に設けた磁気記録の
読出し書込み用スライダと3本の平行なスライダを有す
るいわゆる3本スライダ形磁気ヘッドは、3本のスライ
ダがすべてその上面が直線的な平坦部(平面)となって
いる。しかしながら、磁気記録の高密度化と共に、磁気
ヘッドのスライダの表面と磁気ディスクの表面の平滑化
が進んでそれらの間の吸着現象が発生するようになり、
これを防止するために、スライダの上面に対してその中
央部が凸状の丸味を持たせるいわゆるクラウン加工を施
すことが多くなってきている。このクラウン加工は、3
本のスライダのすべてに対して施すのが一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したような3本のスライダのすべてに対してクラ
ウン加工を施した従来の磁気ヘッドは、吸着現象の防止
効果を大きくするためにクラウン量(曲率)を大きくす
ると、磁気ヘッドが磁気ディスク上に浮上したとき、磁
気ヘッドと磁気ディスクとの最も接近する点(最小浮上
量)の位置が、磁気記録を行うギャップ部の位置と異る
位置となるため、ギャップ部の位置における磁気ヘッド
と磁気ディスクとの距離を所望の値とするためには、最
小浮上量を小さくする必要がある。最小浮上量を小さく
するということは、磁気ヘッドが磁気ディスクに接触し
て損傷を与えるいわゆるヘッドクラッシュを発生する危
険性が増大することを意味し、このため磁気ディスク装
置の信頼性を著しく低下させるという問題点がある。
また、クラウン加工を行わないかまたはクラウン量を
小さくした磁気ヘッドは、最小浮上量の位置がギャップ
部の位置とほぼ一致するが、空気ばねの作用が働くエア
ーベアリングスライダもギャップ部を有する読出し書込
み用スライダと同一の形状を有しているために同じ浮上
量となり、記録密度を高密度にするために浮上量を小さ
くすると、読出し書込み用スライダに比べて幅が広いエ
アーベアリングスライダも磁気ディスクに接近してヘッ
ドクラッシュを発生する危険性が増大する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の磁気ヘッドは、両側に設けた2本のエアーベ
アリングスライダと前記2本のエアーベアリングスライ
ダの間に設けた磁気記録の読出し書込み用スライダとの
3本の平行なスライダを有する磁気ディスク装置用の磁
気ヘッドにおいて、前記エアーベアリングスライダには
中央部が凸状となるクラウン加工を施し、前記読出し書
込み用スライダは、直線的な平坦面としたものである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の実施例のエアーベアリングスライダを示す正面図
である。
第1図および第2図に示すように、本実施例は、エア
ーベアリングスライダ1の表面のみに対してその中央部
が凸状となるようにクラウン加工を施し、ギャップ部3
を有する読出し書込み用スライダ2の表面は、直線的な
平坦部(平面)としたものである。
この磁気ヘッドとクラウン加工を施していない従来の
磁気ヘッドとを比較するために吸着テストとCSSテスと
を行った結果は、第1表に示すように、いずれのテスト
結果も本実施例の方が優れている。(吸着テストは、磁
気ヘッドと表面が平滑な連続薄膜ディスクとを接触させ
たまま48時間放置した後静摩擦力を測定し、CSSテスト
は、表面が粗い塗布形磁気ディスクを用いて10万回のコ
ンタクト・スタート・ストップ動作を繰返す。) また、本実施例の磁気ヘッドは、浮上した場合、エア
ーベアリングスライダ1の最も低い部分の浮上量が0.28
μmであるのに対してギャップ部3の浮上量が0.22μm
となり、ギャップ部の浮上量が0.28μmの従来の磁気ヘ
ッドよりも磁気記録の点でも有利である。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の磁気ヘッドは、エアーベ
アリングスライダに対してのみクラウン加工を施し、読
出し書込み用スライダにはクラウン加工を施さずに直線
的な平坦部(平面)とすることにより、磁気ディスクと
吸着現象を防止し、しかも浮上したときには、エアーベ
アリングスライダがギャップ部よりも高い浮上量となる
ため、磁気ディスク装置の信頼性を向上させることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の実施例のエアーベアリングスライダを示す正面図で
ある。 1……エアーベアリングスライダ、2……読出し書込み
用スライダ、3……ギャップ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に設けた2本のエアーベアリングスラ
    イダと前記2本のエアーベアリングスライダの間に設け
    た磁気記録の読出し書込み用スライダとの3本の平行な
    スライダを有する磁気ディスク装置用の磁気ヘッドにお
    いて、前記エアーベアリングスライダには中央部が凸状
    となるクラウン加工を施し、前記読出し書込み用スライ
    ダは、直線的な平坦面としたことを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
JP29290090A 1990-10-30 1990-10-30 磁気ヘッド Expired - Lifetime JPH0810488B2 (ja)

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JPH04167219A JPH04167219A (ja) 1992-06-15
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