JPH08104692A - 新規なジルコニウム化合物、エチレンのオリゴマー化用触媒成分、エチレンのオリゴマー化用触媒およびエチレンオリゴマーの製造方法 - Google Patents

新規なジルコニウム化合物、エチレンのオリゴマー化用触媒成分、エチレンのオリゴマー化用触媒およびエチレンオリゴマーの製造方法

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JPH08104692A
JPH08104692A JP15301095A JP15301095A JPH08104692A JP H08104692 A JPH08104692 A JP H08104692A JP 15301095 A JP15301095 A JP 15301095A JP 15301095 A JP15301095 A JP 15301095A JP H08104692 A JPH08104692 A JP H08104692A
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carbon atoms
group
atom
ethylene
zirconium
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JP15301095A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Mukoyama
山 光 昭 向
Kunihiro Ouchi
内 邦 裕 大
Makoto Mitani
谷 誠 三
Michiya Hayakawa
川 道 也 早
Toru Yamada
田 徹 山
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】Zr(R1 COCR2 COR3 n 4-n 〔R1 、R2 およびR3 は、水素原子、(ハロゲン置
換)炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、少なくと
も1つはハロゲン化炭化水素基であり、nは2または3
であり、Xはハロゲン原子、炭素原子数1〜10のアル
キル基などである〕で表される新規なジルコニウム化合
物。前記ジルコニウム化合物からなるエチレンのオリゴ
マー化用触媒成分、該触媒成分と有機ハロゲン化アルミ
ニウム化合物からなるエチレンのオリゴマー化用触媒、
該触媒を用いるエチレンオリゴマーの製造方法。 【効果】 直鎖状のα-オレフィンを効率よく製造する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、新規なジルコニウム化合
物、エチレンのオリゴマー化用触媒成分、エチレンのオ
リゴマー化用触媒およびエチレンオリゴマーの製造方法
に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】従来から直鎖状のα-オレフィン
の製造としては、種々の触媒の存在下にエチレンをオリ
ゴマー化する方法が知られている。
【0003】たとえば、有機リン配位子が配位したニッ
ケル化合物の存在下にエチレンをオリゴマー化する方法
が特開昭50−23002号公報、特開昭47−215
71号公報、特開昭47−1767号公報に記載されて
いる。
【0004】また、フェノキシ基を有するジルコニウム
化合物と有機アルミニウム化合物からなる触媒を用いて
エチレンをオリゴマー化する方法が特開昭58−201
729号公報に記載され、ハロゲン化ジルコニウム化合
物と有機アルミニウム化合物からなる触媒の存在下にエ
チレンをオリゴマー化する方法が特開平6−32745
号公報に記載されている。
【0005】このような状況のもと、本発明者らは直鎖
状のα-オレフィン製造用の触媒成分となりうるような
新たな遷移金属化合物について研究した結果、特定の置
換基を有するβ−ジケトンを配位子とするジルコニウム
の化合物は、有機ハロゲン化アルミニウム化合物と組み
合わせることにより、高い重合活性でエチレンをオリゴ
マー化し、直鎖状のα-オレフィンを製造しうることを
見出して本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術に鑑みな
されたものであって、新規なジルコニウム化合物および
エチレンのオリゴマー化用触媒成分を提供することを目
的としている。また、本願発明は、直鎖状のα-オレフ
ィンを高い重合活性で製造しうるようなエチレンのオリ
ゴマー化用触媒を提供することを目的とするとともに、
このような触媒を用いるエチレンオリゴマーの製造方法
を提供することを目的としている。
【0007】
【発明の概要】本発明に係る新規なジルコニウム化合物
は、下記式(I)で表される化合物である。
【0008】 Zr(R1 COCR2 COR3 n 4-n … (I) (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立して、水
素原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基およびハロゲ
ン原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基か
ら選ばれる1種の基または原子であり、R1 、R2 およ
びR3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子で置換され
た炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、nは2また
は3であり、Xはハロゲン原子、炭素原子数1〜10の
アルキル基および炭素原子数1〜10のアルコキシ基か
ら選ばれる1種の基または原子であり、n=2のとき2
個のXは同一でも異なっていてもよい。)本発明に係る
エチレンのオリゴマー化用触媒成分は、(A)前記式
(I)で表されるジルコニウム化合物からなることを特
徴としている。
【0009】本発明に係るエチレンのオリゴマー化用触
媒は、 (A)前記式(I)で表されるジルコニウム化合物、お
よび (B)有機ハロゲン化アルミニウム化合物 から形成されることを特徴としている。
【0010】本発明では、(A)ジルコニウム化合物
は、前記式(I)において、R1 、R 2 およびR3 のう
ち少なくとも1つはフッ素原子で置換された炭素原子数
1〜20の炭化水素基であることが好ましい。
【0011】また、前記有機ハロゲン化アルミニウム化
合物は、下記式(IV) R4 p AlY3-p … (IV) (式中、R4 は炭素原子数1〜12の炭化水素基を示
し、pは1、1.5または2であり、pが1のとき1個
のYはハロゲン原子、他のYはハロゲン原子、水素原
子、炭素原子数1〜12のアルコキシ基および炭素原子
数6〜12のアリーロキシ基から選ばれる1種の基また
は原子を示し、pが1.5または2のとき、Yはハロゲ
ン原子を示す。)で表される化合物であることが好まし
く、特にジアルキルアルミニウムハライドであることが
好ましい。
【0012】本発明に係るエチレンオリゴマーの製造方
法は、上記ような触媒の存在下にエチレンを重合して直
鎖状のα-オレフィンを製造することを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る新規なジルコ
ニウム化合物、エチレンのオリゴマー化用触媒成分、エ
チレンのオリゴマー化用触媒およびエチレンオリゴマー
の製造方法について具体的に説明する。
【0014】本発明に係る新規なジルコニウム化合物
は、下記式(I)で表される化合物である。 Zr(R1 COCR2 COR3 n 4-n … (I) 式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立して、水素
原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基およびハロゲン
原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基から
選ばれる1種の基または原子であり、R1 、R2 および
3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子で置換された
炭素原子数1〜20の炭化水素基である。この、ハロゲ
ン原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基
は、フッ素原子で置換されていることが好ましい。
【0015】炭素原子数1〜20の炭化水素基として
は、メチル、エチル、イソプロピル、tert- ブチルなど
のアルキル基、シクロペンチル、シクロヘキシルなどの
シクロアルキル基、フェニル、トリル、ナフチルなどの
アリール基、アダマンチルなどのトリシクロアルキル基
などが挙げられる。
【0016】ハロゲン原子で置換された炭素原子数1〜
20の炭化水素基としては、前記炭素原子数1〜20の
炭化水素基がハロゲンで置換された基、たとえばトリフ
ルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロ
プロピル、ペンタフルオロフェニルなどが挙げられる。
【0017】nは2または3である。Xはハロゲン原
子、炭素原子数1〜10のアルキル基および炭素原子数
1〜10のアルコキシ基から選ばれる1種の基または原
子であり、n=2のとき2個のXは同一でも異なってい
てもよい。
【0018】ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素が挙げられる。炭素原子数1〜10のアルキ
ル基としては、メチル、エチル、イソプロピル、tert-
ブチルなどが挙げられる。
【0019】炭素原子数1〜10のアルコキシ基として
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、tert-ブトキシなどが挙げられる。これらのうちで
は、ハロゲン原子であることが好ましく、塩素原子であ
ることがより好ましい。
【0020】このような上記式(I)で表されるジルコ
ニウム化合物は、より具体的には下記式(Ia)で表され
る化合物である。
【0021】
【化1】
【0022】(式中、R1 、R2 、R3 、Xおよびnは
前記と同様である。)以下に、前記式(I)で表される
ジルコニウム化合物の具体的な例を示す。ジクロロビス
(1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-7,7-ジメチル-4,6-オ
クタンジオナト)ジルコニウム(化合物1)、ジクロロ
ビス(1,1,1-トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジ
ルコニウム(化合物2)、ジクロロビス(1,1,1,5,5,5-
ヘキサフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウム
(化合物3)、ジクロロビス(4,4,4-トリフルオロ-1-
フェニル-1,3-ブタンジオナト)ジルコニウム(化合物
4)、ジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチ
ル-2,4-ヘキサンジオナト)ジルコニウム(化合物
5)、ジクロロビス{4,4,4-トリフルオロ-1-(2',4',
6'-トリメチルフェニル)-1,3-ブタンジオナト}ジルコ
ニウム(化合物6)、ジクロロビス{4,4,4-トリフルオ
ロ-1-(1'-アダマンチル)-1,3-ブタンジオナト}ジル
コニウム(化合物7)、ジクロロビス{4,4,4-トリフル
オロ-1-(1'-ナフチル)-1,3-ブタンジオナト}ジルコ
ニウム(化合物8)、クロロトリス(1,1,1,2,2,3,3-ヘ
プタフルオロ-7,7-ジメチル-4,6-オクタンジオナト)ジ
ルコニウム(化合物9)、クロロトリス(1,1,1-トリフ
ルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウム(化合物
10)、クロロトリス(1,1,1,5,5,5-ヘキサフルオロ-
2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウム(化合物11)、
クロロトリス(4,4,4-トリフルオロ-1-フェニル-1,3-ブ
タンジオナト)ジルコニウム(化合物12)、クロロト
リス(1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチル-2,4-ヘキサン
ジオナト)ジルコニウム(化合物13)、クロロトリス
{4,4,4-トリフルオロ-1-(2',4',6'-トリメチルフェニ
ル)-1,3-ブタンジオナト}ジルコニウム(化合物1
4)、クロロトリス{4,4,4-トリフルオロ-1-(1'-アダ
マンチル)-1,3-ブタンジオナト}ジルコニウム(化合
物15)、クロロトリス{4,4,4-トリフルオロ-1-(1'-
ナフチル)-1,3-ブタンジオナト}ジルコニウム(化合
物16)など。
【0023】上記化合物1〜16の構造式を下記表1お
よび表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】このような本発明に係るジルコニウム化合
物は、たとえば下記式(II)で表されるジルコニウムの
ハロゲン化物〔化合物(II)〕と、 ZrX4 … (II) (式中、Xは前記式(I)と同様である。) 下記式(III)で表されるβ−ジケトン〔化合物(II
I)〕とを R1 COCHR2 COR3 … (III) (式中、R1 、R2 およびR3 は前記式(I)と同様で
ある。)接触させることにより下記式のように調製する
ことができる。
【0027】
【化2】
【0028】この反応では、通常化合物(III)は、化
合物(II)に対して2倍または3倍モルの量で使用され
る。また、反応温度は−100〜150℃、好ましくは
0〜100℃であることが望ましく、反応条件は、0.
1〜60時間、好ましくは0.5〜24時間であること
が望ましい。
【0029】化合物(II)と、化合物(III)との反応
は、通常溶媒中で行われる。ここで用いられる溶媒とし
ては、ヘプタン、ヘキサンなどの脂肪族炭化水素;ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;
ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水
素が用いられる。これらのなかではベンゼン、ジエチル
エーテル、ジクロロメタンが好ましい。このような溶媒
は、化合物(II)に対して、通常1〜10000倍量、
好ましくは5〜500倍量の量で用いられる。
【0030】本発明に係る新規なジルコニウム化合物
は、有機アルミニウム化合物および/または有機アルミ
ニウムオキシ化合物(アルミノキサン)と組み合わせて
オレフィン重合用触媒または有機ハロゲン化アルミニウ
ム化合物と組合わせてエチレンのオリゴマー化用触媒と
して用いることができる。本発明のジルコニウム化合物
をオレフィン重合用触媒成分またはエチレンのオリゴマ
ー化用触媒成分として用いる場合には、前記式(I)に
おいてR1 、R2 およびR3 のうち少なくとも1つがフ
ッ素原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基
であるジルコニウム化合物を用いることが好ましい。
【0031】次に、本発明に係るエチレンのオリゴマー
化用触媒について説明する。図1に本発明に係るエチレ
ンのオリゴマー化用触媒の調製工程を示す。本発明に係
るエチレンのオリゴマー化用触媒は、(A)前記式
(I)で表されるジルコニウム化合物、および(B)有
機ハロゲン化アルミニウム化合物から形成されている。
【0032】有機ハロゲン化アルミニウム化合物として
は、たとえば下記式(IV)で表される化合物を例示する
ことができる。 R4 p AlY3-p … (IV) 式中、R4 は炭素原子数1〜12の炭化水素基を示す。
【0033】炭素原子数1〜12の炭化水素基として
は、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブ
チル、sec-ブチル、tert-ブチルなどのアルキル基;シ
クロペンチル、シクロヘキシルなどのシクロアルキル
基;フェニル、トリルなどのアリール基などが挙げられ
る。
【0034】pは1、1.5または2であり、pが1の
とき、1個のYはハロゲン原子であり、他のYはハロゲ
ン原子、水素原子、炭素原子数1〜12のアルコキシ基
および炭素原子数6〜12のアリーロキシ基から選ばれ
る1種の基または原子を示し、pが1.5または2のと
き、Yはハロゲン原子を示す。
【0035】ここで、ハロゲン原子としては、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、炭素原子数1〜12の
アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、tert-ブトキシなどが挙げられ、
炭素原子数6〜12のアリーロキシ基としては、フェノ
キシなどが挙げられる。
【0036】このような有機ハロゲン化アルミニウム化
合物としては、具体的には以下のような化合物が挙げら
れる。ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミ
ニウムクロリド、ジメチルアルミニウムブロミド、ジイ
ソブチルアルミニウムクロリドなどのジアルキルアルミ
ニウムハライド;メチルアルミニウムセスキクロリド、
エチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウ
ムセスキブロミドなどのアルキルアルミニウムセスキハ
ライド;メチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミ
ニウムジクロリド、イソプロピルアルミニウムジクロリ
ド、エチルアルミニウムジブロミドなどのアルキルアル
ミニウムジハライドなど。
【0037】これらのうちジアルキルアルミニウムハラ
イドが好ましい。本発明に係るエチレンのオリゴマー化
用触媒は、上記のような(A)ジルコニウム化合物と、
(B)有機ハロゲン化アルミニウム化合物とから形成さ
れている。
【0038】本発明に係るエチレンのオリゴマー化用触
媒は、ジルコニウム化合物(A)および有機ハロゲン化
アルミニウム化合物(B)の少なくとも一つの成分が担
体に担持された固体触媒であってもよい。ここで用いら
れる無機の担体としては多孔質酸化物が好ましく、たと
えばSiO2 、Al2 3 などを例示することができ
る。
【0039】なお、本発明に係るエチレンのオリゴマー
化用触媒は、上記のような各成分以外にも重合に有用な
他の成分を含むことができる。本発明では上記のような
触媒の存在下にエチレンの重合を行い、直鎖状のα-オ
レフィンを製造する。ここで得られる直鎖状のα-オレ
フィンの重量平均分子量は通常5000未満、好ましく
は1000未満、より好ましくは70〜500である。
【0040】重合反応は、通常有機溶媒中で行われる。
ここで用いられる有機溶媒として具体的には、プロパ
ン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ヘキ
サデカン、オクタデカンなどの脂肪族炭化水素;シクロ
ペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタンシク
ロオクタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素;ガソリン、灯油、
軽油などの石油留分などが挙げられる。
【0041】重合に際して、ジルコニウム化合物(A)
は、重合反応系内のジルコニウムの濃度として、通常1
-8〜10-1グラム原子/リットル、好ましくは10-7
〜5×10-2グラム原子/リットルの量で用いられるこ
とが望ましい。ジルコニウム化合物(A)中のジルコニ
ウム原子と、有機アルミニウム化合物(B)中のアルミ
ニウム原子との比(Al/Zr)は、通常1〜100
0、好ましくは2〜200であることが望ましい。
【0042】重合温度は、通常−50〜200℃、好ま
しくは0〜120℃の範囲であることが望ましい。重合
圧力は、通常、常圧〜100kg/cm2 、好ましくは
常圧〜50kg/cm2 の条件下である。
【0043】
【発明の効果】本発明の新規なジルコニウム化合物は、
エチレンのオリゴマー化用触媒成分として用いることが
できる。
【0044】本発明のエチレンのオリゴマー化用触媒
は、特に末端に二重結合を有する直鎖状のオレフィンが
高活性で得られる。本発明のエチレンオリゴマーの製造
方法は、ポリオレフィン製造用コモノマー、オキソアル
コール合成原料、潤滑油合成原料などに有用な直鎖状α
-オレフィン(エチレンオリゴマー)を高い重合活性で
製造することができる。
【0045】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0046】
【製造例1】 ジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-2,4-ペンタンジオ
ナト)ジルコニウムの合成 充分に窒素置換されたガラス製容器にジクロロメタン2
0mlおよび四塩化ジルコニウム301mgを加えた。
続いて、1,1,1-トリフルオロ-2,4-ペンタンジオン39
8mgのジクロロメタン溶液5mlを滴下後、この溶液
を室温で3時間攪拌した。次に、不溶部をグラスフィル
ターで取り除いた後、ジクロロメタンを減圧除去し、生
成物を減圧乾燥した。生成物の同定は、 1H−NMR
(CDCl 3 )分析によって行った。
【0047】 δ=2.45(s,3H),6.42(s,1H)
【0048】
【製造例2】 ジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチル-2,4-
ヘキサンジオナト)ジルコニウムの合成 充分に窒素置換されたガラス製容器にベンゼン25ml
および四塩化ジルコニウム1.16gを加えた。続い
て、1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチル-2,4-ヘキサンジ
オン1.95gのベンゼン溶液5mlを滴下後、この溶
液を室温で30分攪拌した。次に、不溶部をグラスフィ
ルターで取り除いた後、ベンゼンを減圧除去し、生成物
を減圧乾燥した。生成物の同定は、 1H−NMR(CD
Cl3 )分析によって行った。
【0049】 δ=1.25(s,9H),6.51(s,1H)
【0050】
【製造例3】 ジクロロビス(1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-7,7-ジ
メチル-4,6-オクタンジオナト)ジルコニウムの合成 充分に窒素置換されたガラス製容器にベンゼン30ml
および四塩化ジルコニウム1.64gを加えた。続い
て、1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-7,7-ジメチル-4,6-
オクタンジオン4.17gのベンゼン溶液10mlを滴
下後、この溶液を室温で1時間攪拌後、30分加熱還流
した。不溶部をグラスフィルターで取り除いた後、ベン
ゼンを減圧除去し、生成物を減圧乾燥した。生成物の同
定は、 1H−NMR(CDCl3 )分析によって行っ
た。
【0051】 δ=1.27(s,9H),6.54(s,1H)
【0052】
【実施例1】充分に窒素置換した内容積500mlのガ
ラスフラスコに精製したトルエン200mlを入れ、エ
チレンを100リットル/hrで流通させながら室温で
10分間保った。
【0053】その後、60℃まで加温し、ジメチルアル
ミニウムクロリドを0.5×10-3モル、次にジクロロ
ビス(1,1,1-トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジ
ルコニウムを5.0×10-5モル加え重合を開始した。
重合温度を60℃に保ち、30分間重合を行った後、メ
タノール/塩酸を添加することにより重合を停止し、得
られた反応液を希塩酸水溶液で2回、次いで水で1回洗
浄した。トルエン層を分離した後、減圧下に溶媒を留去
し、得られたオイルまたはワックス状のオリゴマーを減
圧下に一夜乾燥した。結果を表3に示す。なお表3中の
「収量」は、低沸点のオリゴマーを除いた主に炭素原子
数12以上のオリゴマーの収量を示している。図2に、
前記生成物をガスクロマトグラフィーで分析した結果を
示す。
【0054】分析条件 カラム:HiCAP-CBPI-M25-025、25m×0.22mmI
D×0.25μmfilm 昇温パターン:50℃(10分)→10℃/分→300
℃(10分) FID分析 キャリアガス:He(1.1ml/min) 図2中、1はトルエンのピークを示し、2〜10はそれ
ぞれ2:1-オクテン、3:1-デセン、4:1-ドデセン、
5:1-テトラデセン、6:1-ヘキサデセン、7:1-オク
タデセン、8:1-エイコセン、9:1-ドコセン、10:
1-テトラコセンのピークを示す。
【0055】
【実施例2】実施例1において、ジメチルアルミニウム
クロリドに替えてジエチルアルミニウムクロリドを使用
した以外は、実施例1と同様にしてオリゴマーを合成し
た。結果を表3に示す。
【0056】
【実施例3】実施例1において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチ
ル-2,4-ヘキサンジオナト)ジルコニウムを使用した以
外は、実施例1と同様にしてオリゴマーを合成した。結
果を表3に示す。
【0057】重合停止後のトルエン反応液をガスクロマ
トグラフ質量分析計で調べたところ、炭素原子数4,
6,8,10,12,14,16,18,20,22,
24の直鎖状α-オレフィンの生成が確認された。
【0058】
【実施例4】実施例1において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチ
ル-2,4-ヘキサンジオナト)ジルコニウムを使用し、ジ
メチルアルミニウムクロリドに替えてジエチルアルミニ
ウムクロリドを使用した以外は、実施例1と同様にして
オリゴマーを合成した。結果を表3に示す。
【0059】
【実施例5】実施例1において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-
7,7-ジメチル-4,6-オクタンジオナト)ジルコニウムを
使用した以外は、実施例1と同様にしてオリゴマーを合
成した。結果を表3に示す。
【0060】重合停止後のトルエン反応液をガスクロマ
トグラフ質量分析計で調べたところ、炭素原子数6,
8,10,12,14,16,18,20,22,24
の直鎖状α-オレフィンの生成が確認された。
【0061】
【実施例6】実施例1において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-
7,7-ジメチル-4,6-オクタンジオナト)ジルコニウムを
使用し、ジメチルアルミニウムクロリドに替えてジエチ
ルアルミニウムクロリドを使用した以外は、実施例1と
同様にしてオリゴマーを合成した。結果を表3に示す。
【0062】
【参考例1】実施例1において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(2,4-ペンタンジオナト)ジルコニ
ウムを使用した以外は、実施例1と同様にしてオリゴマ
ーを合成した。結果を表3に示す。
【0063】
【参考例2】実施例2において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(2,4-ペンタンジオナト)ジルコニ
ウムを使用した以外は、実施例2と同様にしてオリゴマ
ーを合成した。結果を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
【実施例7】磁気攪拌子を入れた100mlのオートク
レーブに、エチレン雰囲気下で、乾燥トルエン50ml
を入れ60℃まで昇温した。次いで、ジメチルアルミニ
ウムクロリド0.4ミリモルを添加し、約1分攪拌し
た。ジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-2,4-ペンタン
ジオナト)ジルコニウム0.04ミリモルを添加し、エ
チレンをその圧力が5kgf/cm2 になるまで急速に
吹き込み重合を開始した。重合反応中はオートクレーブ
内の圧力を5kgf/cm2 に、温度を60℃に維持し
た。10分間後、エチレンの供給を止め、オートクレー
ブを冷却し、脱圧して、反応を終了した。
【0066】エチレンオリゴマーの組成分布は、反応液
の一部にガスクロマトグラフィー用内部標準物質o-キシ
レンを添加してから、ガスクロマトグラフィーによって
分析して求めた。反応液は、濾紙を用いてポリマー分を
濾別後、希塩酸水で1回、水で2回洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、一夜乾燥し
て得られた炭素数12以上の留分の質量を測定し、ガス
クロマトグラフィー分析から求めたその重量分率とから
オリゴマーの収量を計算した。結果を表4に示す。な
お、表中C4 は炭素原子数4のオリゴマーを示し、C6
は炭素原子数6のオリゴマーを示し、C8 は炭素原子数
8のオリゴマーを示し、C10−C18は炭素原子数10〜
18のオリゴマーを示し、C20 + は炭素原子数20以上
のオリゴマーを示す。
【0067】
【実施例8】実施例7において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(1,1,1-トリフルオロ-5,5-ジメチ
ル-2,4-ヘキサンジオナト)ジルコニウムを使用した以
外は、実施例7と同様にしてオリゴマーを合成した。結
果を表4に示す。
【0068】
【実施例9】実施例7において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(1,1,1,2,2,3,3-ヘプタフルオロ-
7,7-ジメチル-4,6-オクタンジオナト)ジルコニウムを
0.02ミリモル使用し、ジメチルアルミニウムクロリ
ドを0.2ミリモルを使用した以外は、実施例7と同様
にしてオリゴマーを合成した。結果を表4に示す。
【0069】
【実施例10】実施例9において、反応圧力を8kgf
/cm2 としたこと以外は、実施例9と同様にしてオリ
ゴマーを合成した。結果を表4に示す。
【0070】
【実施例11】実施例9において、ジメチルアルミニウ
ムクロリドに替えてジエチルアルミニウムクロリドを使
用した以外は、実施例9と同様にしてオリゴマーを合成
した。結果を表4に示す。
【0071】
【参考例3】実施例7において、ジクロロビス(1,1,1-
トリフルオロ-2,4-ペンタンジオナト)ジルコニウムに
替えてジクロロビス(2,4-ペンタンジオナト)ジルコニ
ウムを使用した以外は、実施例7と同様にしてオリゴマ
ーを合成した。結果を表4に示す。
【0072】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエチレンのオリゴマー化用触媒の
調製工程を示す説明図である。
【図2】実施例1で得られた生成物のガスクロマトグラ
フィーのチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早 川 道 也 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 山 田 徹 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 三 井石油化学工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)で表される新規なジルコニ
    ウム化合物; Zr(R1 COCR2 COR3 n 4-n … (I) (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立して、水
    素原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基およびハロゲ
    ン原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基か
    ら選ばれる1種の基または原子であり、R1 、R2 およ
    びR3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子で置換され
    た炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、nは2また
    は3であり、Xはハロゲン原子、炭素原子数1〜10の
    アルキル基および炭素原子数1〜10のアルコキシ基か
    ら選ばれる1種の基または原子であり、n=2のとき2
    個のXは同一でも異なっていてもよい。)
  2. 【請求項2】 下記式(I)で表されるジルコニウム化
    合物からなるエチレンのオリゴマー化用触媒成分; Zr(R1 COCR2 COR3 n 4-n … (I) (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立して、水
    素原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基およびハロゲ
    ン原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基か
    ら選ばれる1種の基または原子であり、R1 、R2 およ
    びR3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子で置換され
    た炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、nは2また
    は3であり、Xはハロゲン原子、炭素原子数1〜10の
    アルキル基および炭素原子数1〜10のアルコキシ基か
    ら選ばれる1種の基または原子であり、n=2のとき2
    個のXは同一でも異なっていてもよい。)
  3. 【請求項3】(A)下記式(I)で表されるジルコニウ
    ム化合物、 Zr(R1 COCR2 COR3 n 4-n … (I) (式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立して、水
    素原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基およびハロゲ
    ン原子で置換された炭素原子数1〜20の炭化水素基か
    ら選ばれる1種の基または原子であり、R1 、R2 およ
    びR3 のうち少なくとも1つはハロゲン原子で置換され
    た炭素原子数1〜20の炭化水素基であり、nは2また
    は3であり、Xはハロゲン原子、炭素原子数1〜10の
    アルキル基および炭素原子数1〜10のアルコキシ基か
    ら選ばれる1種の基または原子であり、n=2のとき2
    個のXは同一でも異なっていてもよい。)および (B)有機ハロゲン化アルミニウム化合物 から形成されることを特徴とするエチレンのオリゴマー
    化用触媒。
  4. 【請求項4】 前記式(I)において、R1 、R2 およ
    びR3 のうち少なくとも1つがフッ素原子で置換された
    炭素原子数1〜20の炭化水素基である請求項3に記載
    のエチレンのオリゴマー化用触媒。
  5. 【請求項5】 前記有機ハロゲン化アルミニウム化合物
    が下記式(IV)で表される化合物である請求項3または
    4に記載のエチレンのオリゴマー化用触媒; R4 p AlY3-p … (IV) (式中、R4 は炭素原子数1〜12の炭化水素基を示
    し、pは1、1.5または2であり、pが1のとき1個
    のYはハロゲン原子、他のYはハロゲン原子、水素原
    子、炭素原子数1〜12のアルコキシ基および炭素原子
    数6〜12のアリーロキシ基から選ばれる1種の基また
    は原子を示し、pが1.5または2のとき、Yはハロゲ
    ン原子を示す)。
  6. 【請求項6】 前記有機ハロゲン化アルミニウム化合物
    がジアルキルアルミニウムハライドである請求項3〜5
    のいずれかに記載のエチレンのオリゴマー化用触媒。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載のエチレ
    ンのオリゴマー化用触媒の存在下にエチレンを重合し直
    鎖状のα-オレフィンを製造することを特徴とするエチ
    レンオリゴマーの製造方法。
JP15301095A 1994-08-09 1995-06-20 新規なジルコニウム化合物、エチレンのオリゴマー化用触媒成分、エチレンのオリゴマー化用触媒およびエチレンオリゴマーの製造方法 Pending JPH08104692A (ja)

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WO2017204476A1 (ko) * 2016-05-27 2017-11-30 에스케이이노베이션 주식회사 올리고머화 촉매 및 이를 이용한 에틸렌 올리고머의 제조방법

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