JPH08104355A - 包装フィルムおよび包装フィルム積層体 - Google Patents

包装フィルムおよび包装フィルム積層体

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JPH08104355A
JPH08104355A JP22766594A JP22766594A JPH08104355A JP H08104355 A JPH08104355 A JP H08104355A JP 22766594 A JP22766594 A JP 22766594A JP 22766594 A JP22766594 A JP 22766594A JP H08104355 A JPH08104355 A JP H08104355A
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JP
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packaging
film
thin film
fluoride
packaging film
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JP22766594A
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Kunihiko Ozaki
邦彦 尾崎
Toshinori Machida
敏則 町田
Atsushi Hirokawa
敦 広川
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】食品包装,医薬品包装,嗜好品包装,タバコ包
装,電子材料包装,化粧品包装,産業資材包装等に好適
に用いられる、無色透明性と高度なバリヤー性を両立し
た包装フィルムおよび包装フィルム積層体の提供。 【構成】プラスチックフィルム(A)の片面または両面
に、真空薄膜形成技術によって、けい素酸化物及びアル
カリ土類金属のフッ化物からなる薄膜層(B)を形成し
てなり、プラスチックフィルム(A)の可視光線の透過
率を100%としたときの可視光線の透過率が95%以
上である包装フィルム、および該包装フィルムの片面ま
たは両面に接着剤層(C)形成し、さらにその上に必要
に応じてプラスチック(D)を積層してなる包装フィル
ム積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品包装,医薬品包
装,嗜好品包装,タバコ包装,電子材料包装,化粧品包
装,産業資材包装等に用いられる包装フィルムに関す
る。特に、無色透明性と高度なガスバリヤー性を両立す
る包装フィルムおよび包装フィルム積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、食品を中心とした包装分野では、
けい素酸化物の蒸着フィルムが「ハイガスバリヤーフィ
ルム」として開発され、現在までに特開昭49−414
69号公報、特開昭59−51051号公報、特開昭6
1−33936号公報、特開昭61−279134号公
報、特開昭62−103139号公報等に記載されるよ
うに、けい素酸化物の蒸着フィルムに関して多くの発明
が行われている。けい素酸化物の薄膜層は無機バリヤー
層であり、酸素ガスバリヤー性,水蒸気バリヤー性共に
高いバリヤー性を有している。汎用性の高い透明バリヤ
ーフィルムとして、けい素酸化物の蒸着フィルム以外に
は、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)やEVOH(エチ
レン−酢ビ共重合体けん化物),PVA(ポリビニルア
ルコール),PAN(ポリアクリロニトリル)等の有機
バリヤーフィルムがあげられるが、これらの有機バリヤ
ーフィルムのバリヤー性能は、けい素酸化物の蒸着フィ
ルムが持つトータルでのバリヤー性能に比べ明らかに劣
っている。つまり、汎用性の高い透明バリヤーフィルム
の中で、けい素酸化物の蒸着フィルムは、高度な酸素,
水蒸気バリヤー性の両方の性能を有する、大変バランス
したハイバリヤー性フィルムである。
【0003】けい素酸化物の蒸着フィルムは、アルミ箔
やアルミ蒸着フィルムのように不透明ではなく、可視光
線やマイクロウエーブを透すため、中身を見せる包装の
材料や電子レンジ適用食品包装の材料として実用化され
ている。また、廃棄時に焼却してもPVDCのように酸
性雨の原因となる塩化水素ガスを発生しない点からもこ
の蒸着フィルムは脚光をあびている。けい素酸化物の蒸
着フィルムを得る方法としては、PVD(物理的蒸着
法:例えば真空蒸着,スパッタリング,イオンプレーテ
ィング等)とCVD(化学的蒸着法:例えばプラズマC
VD,マイクロウェーブCVD等)とがある。
【0004】しかし、PVDでけい素酸化物の蒸着を行
うと、殆どの場合、薄膜層は黄色〜褐色がかった色に着
色してしまう。薄膜層の着色の原因はその組成にあり、
SiO2 は無色透明でありSiOは茶色のため、薄膜層
がSiOのようにSiO2 になりきっていない状態(酸
素欠乏状態)のSiOX (X=1.2〜1.9)である
と、必ずその薄膜層は着色する。PVDで薄膜層の組成
が完全に酸化されずに酸素欠乏状態になる理由は、次の
とおりである。真空蒸着法の場合は、原料がSiO2
独なら無色透明な薄膜層が得られるが、SiO2 単独は
蒸発しにくく蒸発速度が得られないため、原料はSiO
単独かSiとSiO2 の混合物にならざるを得ない。ま
た、スパッタリングの場合は、SiO2 原料を蒸発させ
ることは容易であるが、蒸着中に還元をおこし、薄膜層
の組成はSiO2 でなくなり、SiO1.9 程度に還元さ
れてしまう。何れの場合も酸素欠乏状態の薄膜層の酸化
を目的とし酸素導入しても、膜として完全に酸化され
ず、更に目的とするバリヤー性が低下してしまう。
【0005】PVDによる蒸着では、いくら膜厚を薄く
しても膜自体が着色している以上、蒸着フィルムの着色
は避けられない。しかもバリヤー性能を維持するために
は、ある程度の膜厚が必要であり、むやみに薄い膜には
できない。これに対して、ヘキサメチルジシロキサン等
の有機シリカ化合物を原料とするCVD(化学的蒸着
法)では、けい素酸化物の組成は完全に酸化されたSi
2となり、完全無色透明な薄膜層が得られる。しか
し、この蒸着法は未反応モノマーである有機シリカ化合
物がどうしても膜中に残ってしまい、高度なバリヤー性
が得られない点や蒸着エネルギー分布から蒸着中にSi
−O結合も切れる可能性があり、バリヤー性能がばらつ
くという危険性があるという問題点がある。
【0006】包装分野において、蒸着フィルムの着色は
種々の問題を引き起こす。特に顕著なのは食品包装,医
薬品包装,タバコ包装分野である。これらの包装分野に
おける蒸着フィルムの黄色い着色は、内容物である食
品,医薬品,タバコの「腐り」や「変色」に見える。特
に一般消費者は内容物の変色には必要以上に敏感であ
り、「腐り」や「変色」に見えることは商品のイメージ
ダウンにつながる。また、黄色く着色した包装用フィル
ムでは内容物が本当に黄色く変色したかどうかの判断が
できないという問題もある。つまり、内容物が食品の場
合、包装フィルムが黄色く着色していると、本当に「腐
り」がおこった時その変色を見逃し易く、それによるト
ラブルがおこった場合、やはり商品のイメージダウンに
つながる。更に、タバコなどのパッケージの外包材とし
て使用する場合は包装する商品の色彩的なデザインのバ
ランスを損ない、商品の美粧性を低下させてしまう。
【0007】食品包装以外では、電子材料分野でのEL
(エレクトロルミネセンス)の封止包装がある。ELは
液晶のバックライト等に良く用いられるが、その封止包
装に黄色い着色があると、バックライトの色が変わって
しまう。また、太陽電池の封止材として用いた場合、黄
色い着色があると太陽光から電気への変換効率が落ちる
という問題がある。
【0008】特開平1−297237号公報には、高分
子フィルムの上にフッ化マグネシウム,フッ化カルシウ
ムのいずれか一方または、これらの混合物からなる薄膜
層を形成した透明な蒸着フィルムが開示されている。し
かし、この蒸着フィルムは高度に透明であるが、バリヤ
ー性が悪いという欠点があった。また、特開平5−23
9622号公報には、プラスチックフィルム(A)の少
なくとも片面に、(A)ナトリウム、マグネシウム、ア
ルミニウム、カリウム、カルシウム、チタン、クロム、
ニッケル、およびインジウムからなる群から選ばれる元
素の化合物を少なくとも1種、(B)けい素および
(C)酸素を主成分とする薄膜層を設けてなる蒸着フィ
ルムとその蒸着フィルムの透明化方法が開示されてい
る。しかし、この蒸着フィルムはバリヤー性能には優れ
るが、必ずしも無色透明にはならず、若干褐色を呈して
しまうという欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、食品
包装,医薬品包装,嗜好品包装,タバコ包装,電子材料
包装,化粧品包装,産業資材包装等に好適に用いられ
る、無色透明性と高度なバリヤー性を両立した包装フィ
ルムおよび包装フィルム積層体の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、プラス
チックフィルム(A)の片面または両面に、真空薄膜形
成技術によって、けい素酸化物及びアルカリ土類金属の
フッ化物からなる薄膜層(B)を形成してなり、プラス
チックフィルム(A)の可視光線の透過率を100%と
したときの可視光線の透過率が95%以上である包装フ
ィルムにより達成できる。また、本発明の目的は、プラ
スチックフィルム(A)の片面または両面に、シロキサ
ン単位及び該シロキサン単位に化合したアルカリ土類金
属のフッ化物からなる薄膜層(B)を形成してなり、プ
ラスチックフィルム(A)の可視光線の透過率を100
%としたときの可視光線の透過率が95%以上である包
装フィルムにより達成できる。
【0011】本発明の包装フィルムの、プラスチックフ
ィルム(A)の可視光線の透過率を100%としたとき
の可視光線の透過率は、95%以上であるが、100%
以上であることがより好ましい。なお、本発明の包装フ
ィルムの可視光線の透過率は、通常は115%を越えな
い。包装フィルムの可視光線の透過率が95%未満の場
合には、肉眼で感じうる着色を帯びるため、前述したよ
うに、内容物の変色の点で問題となる。また、包装フィ
ルムの薄膜層に直接白色の印刷をした場合に、若干着色
した白色となってしまうため問題である。なお、可視光
線は、380〜780nmの波長域の光線を示す。
【0012】本発明において、プラスチックフイルム
(A)としては、ポリエステルとしてポリエチレンテレ
フタレート,ポリエチレン−2,6−ナフタレート,ポ
リオレフィンとしてポリエチレン,ポリプロピレン,ポ
リアミドとしてナイロン,その他ポリカーボネート,ポ
リスチレン,フッ素樹脂フィルム等のフィルムが適用で
き、中でも熱固定されたフィルムが望ましく、二軸延伸
フィルム等が特に好ましい。この中でも、耐熱性や価格
の点から、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ナイロ
ンフィルムが望ましく、特に二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレートフィルムが望ましい。
【0013】プラスチックフィルム(A)は、接着性付
与のために予めコロナ処理やプラズマ処理、火炎処理さ
れているものでも構わない。また、予め界面活性剤系や
高分子電解質系等の有機系の易接着剤が塗工されている
ものでも構わない。プラスチックフィルム(A)の厚さ
は、用途により種々であるが6〜50μの範囲であれば
良く、特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ムやポリエチレン−2,6−ナフタレートの場合は12
μ〜25μ,二軸延伸したポリエチレン,ポリプロピレ
ンの場合は15μ〜25μ,未延伸のポリエチレン,ポ
リプロピレンの場合は25μ〜50μ、ナイロンの場合
は12μ〜25μ特に好ましくは15μ〜20μであ
る。
【0014】薄膜層(B)を形成する真空薄膜形成技術
としては、真空蒸着,イオンプレーティング,スパッタ
リング等の一般的にPVDと呼称される方法が適用でき
る。真空蒸着の加熱方法としては、その蒸着中にスプラ
ッシュと呼称される蒸着飛沫が発生しなければ、又支障
なく取り除ける程度少なければ特に制限はなく、高周波
誘導加熱、抵抗加熱、電子線加熱などの従来公知の加熱
方法を用いることができる。また、プラスチックフィル
ム(A)の片面または両面に薄膜層(B)を形成するP
VD方式としては、巻き取り連続方式,枚葉方式どちら
でもよい。真空蒸着の蒸発源としては一般的なルツボ方
式でもかまわないが、特開平1−252768号公報に
示される蒸発原料を連続的に供給排出する方式も適用で
きる。
【0015】薄膜層(B)を構成するけい素酸化物とし
てはSiOX (X=1.0以上、2.0未満)で称され
る範囲内であれば特に限定されず、SiO,Si
2 3 ,Si3 4 等が含まれる。また、物性に悪影響
のない範囲であれば、酸化マグネシウムや酸化アルミニ
ウムやフォルステライトやステアタイトと呼称される酸
化マグネシウムと酸化けい素との共酸化物を含んでも構
わない。けい素酸化物に、マグネシウム酸化物やけい素
酸化物とマグネシウム酸化物の共酸化物を併用する場
合、その混合比は、けい素酸化物/マグネシウム酸化物
または共酸化物=99.5〜80モル%/0.5モル%
〜20モル%程度である。
【0016】薄膜層(B)を構成するアルカリ土類金属
のフッ化物としては、フッ化マグネシウム,フッ化カル
シウム,フッ化ストロンチウムおよびフッ化バリウム等
が挙げられる。この中でもフッ化マグネシウム,フッ化
カルシウムが特に望ましい。薄膜層(B)を構成するけ
い素酸化物/アルカリ土類金属のフッ化物の組成比は、
それぞれ99.5〜80モル%/0.5〜20モル%の
範囲が望ましく、特に95〜90モル%/5〜10モル
%の範囲が望ましい。
【0017】プラスチックフィルム(A)上に形成され
る薄膜層(B)は、薄膜の状態になったときに、結果的
にけい素酸化物とアルカリ土類金属のフッ化物がほとん
ど化合していれば良く、形成される膜の原料はけい素酸
化物,アルカリ土類金属のフッ化物,シリコン,有機け
い素化合物等の無機化合物や有機化合物の単独または混
合物の何れでも構わない。つまり、真空蒸着等の方法に
より、けい素酸化物とアルカリ土類金属のフッ化物の混
合物を原料とし直接プラスチックフィルム(A)上に薄
膜層(B)を形成させても、また金属または有機金属化
合物のような金属を含む化合物を酸化またはフッ化させ
ながら真空蒸着し薄膜層(B)としても、またアルカリ
土類金属のフッ化物とけい素をプラスチックフィルム
(A)上に真空蒸着により形成させ、後工程でその蒸着
層を酸化処理して薄膜層(B)としても構わない。酸化
処理の方法としてはプラスチックフィルム(A)の使用
可能温度範囲内で処理を行う方法なら特に限定されず、
蒸着中の酸素ガス導入法、放電処理法、酸素プラズマ
法、熱酸化法等があげられる。
【0018】薄膜層(B)を形成するシロキサン単位と
は薄膜層(B)が−O−Si−O−の様に連続的にシリ
コン原子と酸素原子が結合している単位を示し、該シロ
キサン単位に化合したアルカリ土類金属のフッ化物とは
−O−Si−O−金属−Fの様に連続的にシリコン原子
と酸素原子が結合している単位にアルカリ土類金属のフ
ッ化物が結合している状態を示す。
【0019】薄膜層(B)の厚さは、使用するプラスチ
ックフィルム(A)に合わせて選定されるが、50〜1
500オングストロームが望ましい。さらに望ましくは
100〜1000オングストロームであり、300〜6
00オングストロームが特に望ましい。形成される薄膜
層(B)は、最終的に得られる層の必要機能が得られて
いれば、2重積層や多重積層でもよく、異種類のけい素
酸化物やアルカリ土類金属のフッ化物を積層しても構わ
ない。
【0020】本発明の薄膜層(B)の分析例を挙げてみ
る。代表例として、けい素酸化物とフッ化マグネシウム
を原料とし、真空蒸着により得られる蒸着フィルムの表
面をESCAを用いて解析してみると、Mgの2p軌道
の結合エネルギーが48.0evと47.1evに得ら
れる。このうちの48.0evはMg−Fのピークであ
り、また47.1evはSi−O−Mg結合のうちのM
g−O結合のピークである(47.1evはフォルステ
ライト(SiO2 ・2MgO)のピークと一致する)。
また、Mg−FとSi−O−Mgの結合量を示すピーク
強度が同程度であることから、Mg−FとSi−O−M
gは結合し、Si−O−Mg−F結合となっていると推
定される。このことから、薄膜層(B)の大部分はSi
−O結合単独でなく、Si−Oの3次元網目構造の一部
がSi−O−Mg−Fとなっているけい素酸化物とフッ
化マグネシウムの複合化合物であることが判る。
【0021】けい素酸化物およびアルカリ土類金属のフ
ッ化物からなる薄膜層(B)をプラスチックフィルム
(A)に形成してなる本発明の包装フィルムは、可視光
線の透過率が高く、高度な水蒸気バリヤー性を有してい
るが、これらの効果が得られる理由を以下に説明する。
まず、本発明の包装フィルムの可視光線の透過率が高い
理由を、物質の持つ光線波長の透明領域の点から説明す
る。けい素酸化物やアルカリ土類金属のフッ化物には光
線波長によりそれぞれ透明領域があり、けい素酸化物で
あるSiOの場合は、500nm〜8μmであり、黄色
〜褐色を示す波長を含む500nm未満の波長は不透明
領域である。つまり、SiOの薄膜層や粉体は黄色〜褐
色を示す。一方、アルカリ土類金属のフッ化物の場合は
透明領域が広がり、フッ化マグネシウムの場合は210
nm〜10μmである。つまり、けい素酸化物にアルカ
リ土類金属のフッ化物が大部分化合した膜を薄膜層にす
ることにより、500nm未満の光線透過性が改善され
ると推定される。本発明で問題となる褐色又は黄色を示
す波長領域は380〜400nm程度である。
【0022】次に、本発明の包装フィルムが高度な水蒸
気バリヤー性を有する理由を説明する。けい素酸化物単
独からなる薄膜層においては、水分(水蒸気)は、薄膜
層の物理的な穴を透過するのではなく、薄膜層に溶解す
るような形で透過すると推定される。つまり、薄膜層は
SiOX (xは1.0以上,2.0未満)であり、完全
な酸化状態(SiO2 )になっていないため、シリコン
原子に対し酸素原子が不足しており、この自由なシリコ
ン原子の結合(非共有電子対)を用いて、水分(水蒸
気)が透過すると推定される。一方、本発明の包装フィ
ルムの薄膜層(B)は、SiOX (xは1.0以上,
2.0未満)の自由なシリコン原子の結合に−Mg−F
が結合した状態になっているため、自由なシリコン原子
の結合が少なく、水蒸気バリヤー性が向上すると推定さ
れる。
【0023】本発明の包装フィルムは、その片面または
両面に接着剤層(C)を形成し、さらにその上に必要に
応じてプラスチック(D)を積層することにより、包装
フィルム積層体とすることができる。なお、包装フィル
ムと接着剤層(C)の間または接着剤層(C)とプラス
チック(D)の間には、一般的な包装材料に使用されて
いる印刷インキ層を設けてもよい。
【0024】接着剤層(C)としては、一般的な包装分
野で使用されるドライラミネート用接着剤、ウエットラ
ミネート用接着剤やポリオレフィン押出しラミネート用
アンカーコート剤、ヒートシール剤や粘着剤と称される
ものであれば特に限定は無い。具体的には、ドライラミ
ネート用接着剤、ウエットラミネート用接着剤の場合
は、溶剤型,高固形分塗工型,アルコール型,無溶剤
型,水性型のどのようなタイプでも良く、1液硬化型,
2液以上硬化型いずれでも良い。また、ポリエステル樹
脂をベースにしたもの、ポリエーテル樹脂をベースにし
たもの、アクリル樹脂をベースにしたものいずれでもよ
く、またその硬化剤としては脂肪族イソシアネート,芳
香族イソシアネート,エポキシアミンいずれでも良い。
例えば、水酸基とイソシアネートやエポキシとアミンの
反応から得られる接着剤は、当然、本発明の接着剤層
(C)に含まれる。
【0025】また、ポリオレフィン押出しラミネート用
アンカーコート剤としては、チタネート系,イミン系,
ブタジエン系,ウレタン系いずれでも良い。ヒートシー
ル剤としてはポリオレフィン系,ポリエステル系,アク
リル系など一般に使用される物であれば特に制限はな
く、ヒートシール剤は包装フィルムの全面に塗工しても
良くシール剤を必要とする部分だけにパートコートして
も良い。 粘着剤としては、アクリル系等が挙げられ
る。接着剤層(C)の塗布方法としては、ロールコー
ト,グラビアコート,リバースコート,バーコーターに
よるコートがあげられる。
【0026】接着剤の塗布量は、ドライラミネート用接
着剤の場合、0.8〜5.0g/m2(乾燥後)程度であ
り、ウエットラミネート用接着剤の場合、5〜10g/
m2(未乾燥状態)程度であり、ポリオレフィン押出しラ
ミネート用アンカーコート剤の場合は、0.01〜1.
0g/m2(乾燥後)程度である。また、粘着剤の場合
は、5〜50g/m2(乾燥後)程度であり、ヒートシー
ル剤の場合は、1〜10g/m2(乾燥後)程度である。
【0027】プラスチック(D)としては、ヒートシー
ル性のあるポリオレフィンが望ましいが、特に限定され
ない。代表例としては、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,ポリスチレン,エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
(EVA),エチレン−アクリル共重合樹脂,アイオノ
マー樹脂,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン
−2,6−ナフタレート,ナイロン,ポリビニルアルコ
ール,エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(EVO
H),ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリカー
ボネート,ポリアクリロニトリル,ポリイミド等が挙げ
られる。プラスチック(D)は、あらかじめフィルム加
工し、接着剤層(C)を介してドライラミネートやウェ
ットラミネート加工を用い、包装フィルムに積層しても
構わない。また、プラスチック(D)を溶融させて押出
しラミネート加工を用いアンカーコート剤を介して包装
フィルムに積層しても構わない。また、ニーラム加工の
ように溶融したプラスチック(D)をフィルム状にして
から接着剤層(C)を介して包装フィルムに積層しても
構わない。得られた包装フィルム積層体には、必要に応
じて、ポリエステルフィルム,ナイロンフィルム,アル
ミニウム蒸着フィルム,紙,アルミニウム箔などの別の
素材をさらに積層することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。なお実施例におけ
る試験方法は以下のとおりである。 薄膜層(B)の組成分析:パーキンエルマー社のESC
A PHI−5400を使用し測定した。また測定以前
に試料作成時におこる薄膜層表面の有機物の付着による
炭素のピークについては、その組成比の計算から除外し
た。 包装フィルムの光線透過率:分光光度計(日本分光社製
「U−best30」)を使用し、リファレンスを蒸着
に用いたプラスチックフィルム(未蒸着)として、40
0nmと600nmの波長における透過率を測定した。 水蒸気バリヤー性:ASTM F 1249に準拠し、
米国モダンコントロールズ社のPERMATRAN−W
−TWINを用いて水蒸気透過率を測定した。 酸素バリヤー性:ASTM D 3985に準拠し、米
国モダンコントロール社のOXTRAN−TWINを用
いて酸素ガス透過率を測定した。 包装フィルム積層体の光線透過率:分光光度計(日本分
光社製「U−best30」)を使用し、リファレンス
を空気として、400nmと600nmの波長における
透過率を測定した。 シール強度:包装フィルム積層体を120℃、2kg/
cm2 、1秒間の条件でヒートシールし、15mm幅、
T字剥離、剥離速度300mm/minの強度を測定し
た。シール面は、表/表、裏/裏、表/裏、の3点につ
いて行った。 たばこ用上包材適性:市販の紙巻きタバコ(日本たばこ
社製「マイルドセブン」)のケースのオーバーラップを
取り除いた物を、得られた包装フィルム積層体をヒート
シールして作成した袋で密封包装し、美粧性に関して目
視による外観評価(合格:着色が認められない、不合
格:着色が認められる)、及び保存性能に関して40℃
・90%RHの条件で2週間保存後の喫煙時の味の官能
試験評価(合格:味の変化が認められない、不合格:味
の変化が認められる)を行った。
【0029】〔実施例1〕特開平1−252768に記
載された蒸発原料を連続的に供給排出する方式の連続巻
取り式抵抗加熱方式の真空蒸着装置を使い、厚さ12μ
の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面
に、けい素と二酸化けい素とフッ化マグネシウムの混合
物(混合比44モル%:44モル%:12モル%)を1
350℃で加熱真空蒸着した(薄膜層の厚みは約600
オングストローム)。その時の真空度は、3×10-4
orrであった。
【0030】〔実施例2〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、厚さ25μの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの
片面に、一酸化けい素とフッ化マグネシウムの混合物
(混合比98モル%:2モル%)を1300℃で加熱真
空蒸着した(薄膜層の厚みは約300オングストロー
ム)。その時の真空度は、4×10-4torrであっ
た。
【0031】〔実施例3〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、厚さ25μのポリエチレンテレフタレートフィル
ムの片面に、けい素と二酸化けい素とフォルステライト
(SiO2 ・2MgO:二酸化けい素と酸化マグネシウ
ムの共酸化物)とフッ化マグネシウムの混合物(混合比
42モル%:42モル%:4モル%:12モル%)を1
350℃で加熱真空蒸着した(薄膜層の厚みは約200
オングストローム)。その時の真空度は、3×10-4
orrであった。
【0032】〔実施例4〕実施例1で用いた真空蒸着装
置の蒸発源の加熱方式を抵抗加熱方式から電子線加熱方
式に変更し、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの片面に、けい素と二酸化けい素とフッ化
カルシウムの混合物(混合比48モル%:48モル%:
4モル%)を1330℃で加熱真空蒸着した(薄膜層の
厚みは約800オングストローム)。その時の真空度
は、5×10-4torrであった。
【0033】〔実施例5〕実施例4で用いた蒸着装置を
用い、厚さ15μの二軸延伸ナイロンフィルムの片面
に、一酸化けい素とフッ化ストロンチウムの混合物(混
合比60モル%:40モル%)を1370℃で加熱真空
蒸着した(薄膜層の厚みは約1000オングストロー
ム)。その時の真空度は、4×10-4torrであっ
た。
【0034】〔実施例6〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、一酸化けい素とフッ化バリウムの混合
物(混合比95モル%:5モル%)を1350℃で加熱
真空蒸着した(薄膜層の厚みは約1000オングストロ
ーム)。その時の真空度は、3×10-4torrであっ
た。
【0035】〔比較例1〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、けい素と二酸化けい素の混合物(混合
比50モル%:50モル%)を1400℃で加熱真空蒸
着した。(薄膜層の厚みは約500オングストロー
ム)。その時の真空度は、5×10-4torrであっ
た。
【0036】〔比較例2〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、一酸化けい素とフォルステライト(二
酸化けい素と酸化マグネシウムの共酸化物:SiO2
2MgO)の混合物(混合比90モル%:10モル%)
を1400℃で加熱真空蒸着した。(薄膜層の厚みは約
300オングストローム)。その時の真空度は、4×1
-4torrであった。
【0037】〔比較例3〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、一酸化けい素だけを1300℃で加熱
真空蒸着した。(薄膜層の厚みは約500オングストロ
ーム)。その時の真空度は、2×10-4torrであっ
た。
【0038】〔比較例4〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、フッ化マグネシウムだけを1300℃
で加熱真空蒸着した。(薄膜層の厚みは約600オング
ストローム)。その時の真空度は2×10 -4torrで
あった。
【0039】〔比較例5〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、けい素と二酸化けい素とフッ化ナトリ
ウムの混合物(混合比44モル%:44モル%:12モ
ル%)を1350℃で加熱真空蒸着した(薄膜層の厚み
は約600オングストローム)。その時の真空度は、3
×10-4torrであった。
【0040】実施例1〜6および比較例1〜5で得られ
た包装フィルムについて、薄膜層の組成,包装フィルム
の光線透過率,水蒸気透過率,酸素ガス透過率を測定し
た。結果を表1に示す。
【表1】 注1)g/m2 24hr・40℃90%RH 注2)ml/m2 24hr・1atm・25℃100%
RH −−:基材フィルム(ナイロンフィルム)が吸湿性のた
め、真の水蒸気透過率が求められなかった。
【0041】〔実施例7〕実施例1で得られた包装フィ
ルムの両面に、水性ポリエステル系ヒートシール剤(東
洋インキ製造社製「PETシールQ−092」)を巻取
式グラビアコーターにより片面あたり約1g/m2 (乾
燥後)塗工し、110℃で10秒間乾燥して包装フィル
ム積層体を得た。
【0042】〔実施例8〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、片面にヒートシール層を有した厚さ15μの二軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムのヒートシー
ル層と反対面に、けい素と二酸化けい素とフッ化マグネ
シウムの混合物(混合比44モル%:44モル%:12
モル%)を1350℃で加熱真空蒸着した(薄膜層の厚
みは約600オングストローム)。その時の真空度は3
×10-4torrであった。得られた包装フィルムの薄
膜層の上に、実施例7と同様にして接着剤層を形成し、
包装フィルム積層体を得た。
【0043】〔比較例6〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、けい素と二酸化けい素の混合物(混合
比50モル%:50モル%)を1400℃で加熱真空蒸
着した(薄膜層の厚みは約150オングストローム)。
その時の真空度は、5×10-4torrであった。得ら
れた包装フィルムの両面に、実施例7と同様にして接着
剤層を形成し、包装フィルム積層体を得た。
【0044】〔比較例7〕実施例1で用いた蒸着装置を
用い、実施例1と同様のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの片面に、けい素と二酸化けい素の混合物(混合
比50モル%:50モル%)を1400℃で加熱真空蒸
着した(薄膜層の厚みは約700オングストローム)。
その時の真空度は、5×10-4torrであった。得ら
れた包装フィルムの両面に、実施例7と同様にして接着
剤層を形成し、包装フィルム積層体を得た。
【0045】実施例7〜8および比較例6〜7で得られ
た包装フィルム積層体について、薄膜層の組成,包装フ
ィルム積層体の光線透過率,水蒸気透過率,酸素ガス透
過率,シール強度,タバコ包装用適性を測定、評価し
た。結果を表2に示す。
【表2】 注1)g/m2 24hr・40℃90%RH 注2)ml/m2 24hr・1atm・25℃100%
RH
【0046】〔実施例9〕実施例1で得られた包装フィ
ルムの薄膜層の上に、二液溶剤型ポリエステル系ドライ
ラミネート接着剤(東洋モートン社製「接着剤AD81
0A/硬化剤AD810B」)を3.5g/m2 (乾燥
後)塗布し、80℃で10秒乾燥した。次いで、巻き取
り式ドライラミネーターを用いて、厚さ40μの未延伸
リニアローデンシティーポリエチレンフィルム(東京セ
ロファン紙社製「トーセロTUX−FCD」)を接着剤
層の上に積層し、包装フィルム積層体を得た。
【0047】〔比較例8〕実施例1で得られた包装フィ
ルムを比較例1で得られた包装フィルムに変えた以外
は、実施例9と同様にして包装フィルム積層体を得た。
【0048】実施例9および比較例8で得られた包装フ
ィルム積層体について、水蒸気透過率,酸素ガス透過率
を測定した。結果を表3に示す。
【表3】 注1)g/m2 24hr・40℃90%RH 注2)ml/m2 24hr・1atm・25℃100%
RH
【0049】
【発明の効果】本発明により、高度なバリヤー性と非常
に高い可視光線の透過率(優れた透明性)を両立した包
装フィルムおよび包装フィルム積層体が得られるように
なった。このうち可視光線の透過率については、蒸着を
施す前のプラスチックフィルムと同等かそれ以上の可視
光線の透過率を有する包装フィルムが得られるようにな
った。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルム(A)の片面または
    両面に、真空薄膜形成技術によって、けい素酸化物及び
    アルカリ土類金属のフッ化物からなる薄膜層(B)を形
    成してなり、プラスチックフィルム(A)の可視光線の
    透過率を100%としたときの可視光線の透過率が95
    %以上である包装フィルム。
  2. 【請求項2】プラスチックフィルム(A)の片面または
    両面に、シロキサン単位及び該シロキサン単位に化合し
    たアルカリ土類金属のフッ化物からなる薄膜層(B)を
    形成してなり、プラスチックフィルム(A)の可視光線
    の透過率を100%としたときの可視光線の透過率が9
    5%以上である包装フィルム。
  3. 【請求項3】薄膜層(B)のアルカリ土類金属のフッ化
    物がフッ化マグネシウム,フッ化カルシウム,フッ化ス
    トロンチウムおよびフッ化バリウムから選ばれる一種ま
    たは二種以上である請求項1又は2記載の包装フィル
    ム。
  4. 【請求項4】薄膜層(B)を構成するけい素酸化物とア
    ルカリ土類金属のフッ化物の組成比が、それぞれ99.
    5〜80モル%、0.5〜20モル%である請求項1〜
    3いずれか1項に記載の包装フィルム。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4記載の包装フィルムの片
    面または両面に接着剤層(C)を形成してなる包装フィ
    ルム積層体。
  6. 【請求項6】たばこの外包装用途である請求項5記載の
    包装フィルム積層体。
  7. 【請求項7】接着剤層(C)の上に、プラスチック
    (D)を積層してなる請求項5記載の包装フィルム積層
    体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09328166A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Dainippon Printing Co Ltd 包装体
JP2002268046A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Sumitomo Bakelite Co Ltd 表示用プラスチック基板
WO2009075371A1 (en) * 2007-12-10 2009-06-18 Canon Kabushiki Kaisha Oxide film, coating solution for forming oxide film, optical member using the oxide film, and method of producing the optical member
JP2021024110A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 大日本印刷株式会社 積層体および包装体

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