JPH08103562A - 射撃ゲーム用入力装置 - Google Patents

射撃ゲーム用入力装置

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JPH08103562A
JPH08103562A JP6268182A JP26818294A JPH08103562A JP H08103562 A JPH08103562 A JP H08103562A JP 6268182 A JP6268182 A JP 6268182A JP 26818294 A JP26818294 A JP 26818294A JP H08103562 A JPH08103562 A JP H08103562A
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shooting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射撃ゲームに使用する入力装置において、射
撃に伴う衝撃を操作者に体感させ、リアリティを高め
る。 【構成】 入力装置10を銃機形とする。入力装置10
の引き金10cを操作したときに、銃身10aに内蔵し
た衝撃発生器Aにより、後向きの衝撃力を発生させる。
同時に、グリップ10bに内蔵した副衝撃発生器Bによ
り、下向きの衝撃力を発生させる。2つの衝撃力が合成
され、銃身10aが跳ね上がるようなリアリティに富ん
だ動作を、入力装置10は行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射撃を伴うゲームを実
行するテレビゲーム機、パソコン等の各種ゲーム機に接
続されて、そのゲーム機に射撃信号を入力する射撃ゲー
ム用入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビゲーム機では、画面に表示される
映像を見ながらキーを操作して、様々なゲームを行う。
パソコンでも同様のゲームを行うことができる。これら
のゲームなかで、射撃を伴うものは少なくない。その射
撃を伴うゲームでは、射撃信号も他の信号と同様にキー
の操作によりゲーム機に入力するのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような入力装置に
より、射撃信号をゲーム機に入力すると、射撃音が生じ
る。射撃操作にリアリティを持たせるために、その射撃
音は様々に工夫されている。また、射撃が的中したとき
の画像の表示にも、様々な工夫がなされている。つま
り、視覚、聴覚の面からはリアリティの改善が図られて
いる。しかし、射撃に伴う衝撃までは実現されていな
い。
【0004】実際の射撃では、良く知られているように
大きな衝撃が生じる。射撃を疑似体験する上では、その
衝撃の占める割合は大きいと考えられる。それにもかか
わらず、射撃を伴う従来のゲームでは、たとえそれが射
撃専用のゲーム機においてでも、射撃の衝撃まで体感す
ることができないのが実情である。そのため、実際の射
撃に比べるとリアリティはかなり乏しいと言わざるを得
ない。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、射撃に伴う衝撃を体感できるようにした射撃
ゲーム用入力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる射撃ゲー
ム用入力装置は、射撃を伴うゲームを実行するゲーム機
に接続されて射撃信号をそのゲーム機に入力する入力装
置であって、銃機を模した外形を有し、その銃身内に、
引き金の操作に伴って後向きの衝撃力を発生する衝撃発
生器を設けたものである。
【0007】前記衝撃発生器は、銃身に沿って自由に移
動し得る重りと、重りの移動路後方に配設されたストッ
パー部と、引き金の操作に伴って重りをストッパーに衝
突させるべくその重りを後方へ推進駆動する駆動部と、
後方へ推進駆動された重りを前方へ復帰させる復帰部と
により構成することができる。
【0008】請求項3に記載の射撃ゲーム用入力装置
は、前記銃身の後部から下方に延出するグリップ等の延
出部に、前記引き金の操作に伴って下向きの衝撃力を発
生する副衝撃発生器を設けたものである。
【0009】請求項4に記載の射撃ゲーム用入力装置
は、前記副衝撃発生器が、下向きの衝撃力に続けて上下
方向の減衰振動を発生するものである。
【0010】
【作用】銃機型をした入力装置の引き金を操作すると、
銃身に後向きの衝撃力が生じるので、操作者は射撃操作
に伴う衝撃を体感することができる。ただし、その衝撃
力は実際の射撃に比べると小さい。つまり、実際の射撃
では、銃身が跳ね上がるような大きな後向きの衝撃力が
生じるが、入力装置でそのような大きな後向きの衝撃力
を発生させることは不可能である。そこで、請求項3に
記載の入力装置では、銃身の後部から下方に延出するグ
リップ等の延出部で、引き金の操作に伴って下向きの衝
撃力を発生させる。そうすると、銃身部で発生する後向
きの衝撃力に、この下向きの衝撃力が合成され、入力装
置でも銃身が跳ね上がるような動作が実現される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1に本発明にかかる射撃ゲーム用入力装置の1
例を示す。
【0012】本入力装置10は拳銃型である。その銃身
10aの後部から下方にグリップ10bが延出し、グリ
ップ10bの前方には引き金10cが設けられている。
そして、グリップ10bから下方に延出したケーブル2
0により、入力装置10はゲーム機30と接続される。
ゲーム機30はテレビゲーム機、パソコン等であり、拳
銃を使用した射撃ゲームを実行する。
【0013】入力装置10の銃身10a内には、引き金
10cの操作に伴って後向きの衝撃力を発生する衝撃発
生器Aが設けられている。また、グリップ10b内に
は、引き金10cの操作に伴って下向きの衝撃力を発生
する副衝撃発生器Bが設けられている。
【0014】銃身10aに内蔵された衝撃発生器Aは、
銃身10a内を長手方向に自由に移動し得る重り11
と、重り11の移動路の前後に配設された一対の電磁石
12,13とを有する。重り11は永久磁石であって、
ここでは先端面がN極、後端面がS極に磁化されてい
る。電磁石12,13は、いずれも引き金10cを操作
したときに先端面がN極、後端面がS極となるよう瞬間
的に励磁される。これにより、重り11は後方に推進駆
動されて後方の電磁石13に衝突し、後向きの衝撃力F
1を発生する。電磁石13は重り11に対するストッパ
ーも兼ねている。衝突のための励磁が終わると、電磁石
12,13は逆極性に励磁されて、重り11を前方へ復
帰させ、次に引き金10cが操作されるまで励磁状態を
続けて、重り11を復帰位置に保持する。衝突時には大
きな衝撃が生じ、復帰時には大きな衝撃が生じないよう
に、電磁石12,13の励磁力が決められている。
【0015】なお、復帰時に大きな衝撃が生じないよう
に電磁石12と重り11との間に緩衝用のスプリングを
入れるようにしても構わない。スプリングの弾性力によ
り衝撃力が増加するというメリットも期待できる。
【0016】グリップ10bに内蔵された副衝撃発生器
Bは、動電型加振器である。動電型加振器は、銃身10
aに内蔵された衝撃発生器Aと同じ原理で振動を発生さ
せる。言うならば、衝撃発生器Aも動電型加振器であ
る。動電型加振器からなる副衝撃発生器Bは、引き金1
0cを操作したとき、更に厳密には重り11が電磁石1
3に衝突したときに作動して、下向きの衝撃力F2を発
生させ、更に、その衝撃力F2に続けて、例えば0.2
〜0.5秒程度の間、上下方向の減衰振動F3を発生さ
せる。
【0017】本入力装置10において、引き金10cを
操作すると、その射撃信号がゲーム機30に入力され
る。同時に、重り11を電磁石13に衝突させる方向
に、電磁石12,13が励磁される。これにより、重り
11が電磁石13に衝突し、銃身10aに後向きの衝撃
力F1が発生する。このとき、グリップ10bに内蔵さ
れた副衝撃発生器B(動電型加振器)が作動し、グリッ
プ10bに下向きの衝撃力F2が発生する。その結果、
銃身10aに発生した後向きの衝撃力F1とグリップ1
0bに発生した下向きの衝撃力F2が合成され、斜め下
方に合力Fが発生する。そのため、僅かのエネルギーで
銃身10aが跳ね上がるような動作が実現される。更
に、副衝撃発生器B(動電型加振器)は下向きの衝撃力
F2に続けて上下方向の減衰振動F3を生じる。そのた
め、操作者は手の痺れといった余韻も体感することがで
きる。
【0018】上記実施例は、拳銃型であるが、それに限
らずライフル銃、ショットガン等の小銃、マシンガンを
含む各種機関銃、その他全ての銃機の形式に対応するこ
とができる。ライフル銃のように肩に当たる部分を持つ
ものでは、その部分がグリップに相当し、ここに副衝撃
発生器が組み込まれる。
【0019】衝撃発生器、副衝撃発生器の構成について
も、上記実施例に限るものではなく、例えば衝撃発生器
はスプリングの弾性を用いて衝撃力を発生させる構成と
することも可能である。
【0020】また、射撃の方向を検出するセンサを入力
装置内に組み込み、そのセンサで得た情報をゲーム機に
与えて、射撃が的中したか否かを判定するようにするこ
とも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明にかかる射
撃ゲーム用入力装置は、銃機に則した形状を有し、視覚
的、触覚的に射撃の雰囲気を高めるだけでなく、射撃操
作に伴い後向きの衝撃力を発生するので、射撃に伴う衝
撃を操作者に体感させることができる。従って、射撃操
作でのリアリティを著しく高め、ひいてはゲームに高い
付加価値を与える効果がある。
【0022】請求項3に記載の射撃ゲーム用入力装置
は、更に、上記衝撃力を利用し、これに下向きの衝撃力
を合成するという巧妙な手法で、銃身を跳ね上げる力を
発生し、射撃操作でのリアリティをより高める効果があ
る。
【0023】請求項4に記載の射撃ゲーム用入力装置
は、更に、下向きの衝撃力を発生させる副衝撃発生器を
利用した簡単な構成で、手の痺れと言った射撃後の余韻
まで操作者に疑似体験させることができ、射撃操作での
リアリティをより一層高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる射撃ゲーム用入力装置の1例に
ついてその構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10 入力装置 10a 銃身 10b グリップ 10c 引き金 A 衝撃発生器 B 副衝撃発生器(動電型加振器) 11 重り 12,13 電磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射撃を伴うゲームを実行するゲーム機に
    接続されて射撃信号をそのゲーム機に入力する入力装置
    であって、銃機を模した外形を有し、その銃身内に、引
    き金の操作に伴って後向きの衝撃力を発生する衝撃発生
    器を設けたことを特徴とする射撃ゲーム用入力装置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃発生器が、銃身に沿って自由に
    移動し得る重りと、重りの移動路後方に配設されたスト
    ッパー部と、引き金の操作に伴って重りをストッパーに
    衝突させるべくその重りを後方へ推進駆動する駆動部
    と、後方へ推進駆動された重りを前方へ復帰させる復帰
    部とを有することを特徴とする請求項1に記載の射撃ゲ
    ーム用入力装置。
  3. 【請求項3】 前記銃身の後部から下方に延出するグリ
    ップ等の延出部に、前記引き金の操作に伴って下向きの
    衝撃力を発生する副衝撃発生器を設けたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の射撃ゲーム用入力装置。
  4. 【請求項4】 前記副衝撃発生器が、下向きの衝撃力に
    続けて上下方向の減衰振動を発生することを特徴とする
    請求項3に記載の射撃ゲーム用入力装置。
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