JPH08103509A - 放射線治療装置のケーブル・冷却水路処理機構 - Google Patents

放射線治療装置のケーブル・冷却水路処理機構

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JPH08103509A
JPH08103509A JP26606594A JP26606594A JPH08103509A JP H08103509 A JPH08103509 A JP H08103509A JP 26606594 A JP26606594 A JP 26606594A JP 26606594 A JP26606594 A JP 26606594A JP H08103509 A JPH08103509 A JP H08103509A
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JP
Japan
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cable
cable duct
rotating part
rotating
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP26606594A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ozeki
弘行 大関
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放射線治療装置の非回転部及び回転部相互間に
てケーブル及び可撓性冷却水路を配設処理するケーブル
・冷却水路処理機構において、簡単かつ安価な構成にて
照射ヘッド,回転アームを360°以上回転可能とす
る。 【構成】長方形断面を有する多数のリンクを、一方向に
のみ屈曲可能に連結してケーブル及び可撓性冷却水路を
挿通,収納するキャタピラ状のケーブルダクト11を形
成し、このケーブルダクトを、その一端11dを回転部
6の外周に固着し、他端11eを非回転部であって前記
回転部の回動に伴いその回転部の接線方向に巻き付き又
は巻き戻されてU字状に折り返し可能な適宜位置に固着
し、かつ、回転部の回動中、その回転部の外周に巻き付
いた部分が回転部外周に密着するようにバネ付きローラ
31等でガイドし、巻き付き又は巻き戻される部分が常
に一定の経路を移動可能に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高エネルギの放射線を
使用して癌等の治療を行う放射線治療装置に係り、特
に、装置内非回転部及び回転部相互間における複数本の
ケーブル及び冷却水路の配設処理に好適なケーブル・冷
却水路処理機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、放射線治療装置は、図8に示す
ように固定架台1と回転アーム2とを備えなる。この場
合、回転アーム2は、放射線を照射する筒状の照射ヘッ
ド5が先端部に装着され、水平軸aの回りに回転部6を
介して回動可能で、天板上に寝載された患者(図示せ
ず)の体軸回りに回動可能である。また、上記照射ヘッ
ド5は、水平軸aと直交状態に配置された垂直軸bの回
りに回転部4を介して回動可能になっている。
【0003】このように放射線治療装置は、回転アーム
2の回転部6と照射ヘッド5の回転部4との2個所に回
転機構を有しており、各回転機構における各装置部は、
電力や信号を供給するための複数本のケーブルと接続さ
れている。この場合、ケーブルとの接続が電気的な接続
のみであれば、従来より慣用されているスリップリング
等を使用することで何ら問題ないが、回転アーム2の回
転部6と照射ヘッド5の回転部4(少なくとも回転アー
ム2の回転部6)に対しては、回転アーム2内に設置さ
れている機器の発熱を冷却するため冷却水の供給が、前
記電力や信号の供給と共に不可欠であるため、スリップ
リング等を使用することは構成上極めて困難であった。
【0004】そこで、冷却水供給も可能なケーブル・冷
却水路処理機構3A,3Bが必要となるが、従来のこの
種のケーブル・冷却水路処理機構3A,3Bは、密着巻
きコイルバネを用い、その内部にケーブル,可撓性冷却
水路等を収納し、照射ヘッド部の接線上に配置されたガ
イド部に沿って、その密着巻きコイルバネの一方側部分
が照射ヘッド部に巻き付けられ、あるいは巻き戻される
ように構成したケーブル・冷却水路処理機構(例えば、
実開平4−65555号公報参照)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のケーブル・
冷却水路処理機構3,3´においては、使用している密
着巻きコイルバネはどの方向にも屈曲するので、上下左
右方向に位置決め固定するためのガイドが必要となる。
このため、そのガイドのための機構が複雑となり、回転
部(回転アーム2の回転部6と照射ヘッド5の回転部
4)の回転故障の原因となりやすい。
【0006】また、上記ガイド機構は固定されているた
め、簡単には密着巻きコイルバネを1周以上重ねて巻き
付けることができないので、照射ヘッド5,回転アーム
2は360°(±180°)以上回転させられない。こ
のため、照射部位によっては、患者を横臥状態から横向
きにさせなければ治療を行うことができない等、照射ヘ
ッド5の回転不能部分を患者自身の体軸回りの回転等で
補ってもらわなければならない等、患者の負担を増加さ
せる。上記ガイド機構をより複雑に構成すれば、密着巻
きコイルバネを複数周重ねて巻き付けられるが、これで
はガイド機構が高価になる。
【0007】そこで従来から、ガイド機構等が複雑でな
く、すなわち簡単かつ安価な構成にて、照射ヘッド5,
回転アームを360°以上回転可能な放射線治療装置の
ケーブル・冷却水路処理機構の出現が要望されていた。
【0008】本発明は、上記のような要望に鑑みてなさ
れたもので、簡単かつ安価な構成にて照射ヘッド,回転
アームを360°以上回転可能とした放射線治療装置の
ケーブル・冷却水路処理機構を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、放射線治療
装置の非回転部及び回転部相互間にてケーブル及び可撓
性冷却水路を配設処理するケーブル・冷却水路処理機構
において、長方形断面を有する多数のリンクを、一方向
にのみ屈曲可能に連結して前記ケーブル及び可撓性冷却
水路を挿通,収納するキャタピラ状のケーブルダクトを
形成し、このケーブルダクトの一端が前記回転部の外周
に固着され、他端が前記非回転部であって前記回転部の
回動に伴いその回転部の接線方向に巻き付き又は巻き戻
されてU字状に折り返し可能な適宜位置に固着され、か
つそのケーブルダクトが、前記回転部の回動中、その回
転部の外周に巻き付いた部分が回転部外周に密着するよ
うにガイドされ、巻き付き又は巻き戻される部分が常に
一定の経路を移動可能に配設されることにより達成され
る。
【0010】
【作用】キャタピラ状に形成された長方形断面を有する
ケーブルダクトは、回転部の回動に伴い回転部の接線方
向に巻き付き又は巻き戻されてU字状に折り返され、し
かも回転部の回動中は、回転部の外周にガイドにより密
着し、巻き戻される部分が常に一定の経路を移動するか
ら、回転部に対する巻き付き又は巻き戻し、及びその場
合のケーブルダクトの移動が、装置内の特定の位置で容
易かつ安定的に行われる。また、回転部(回転アーム,
照射ヘッド)が360°(±180°)以上回転するこ
とがあってもケーブルダクトのガイドが可動であり、簡
単かつ安価な構成にて対応可能である。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明による放射線治療装置のケーブル
・冷却水路処理機構の一実施例を示す図である。この図
1は、本発明ケーブル・冷却水路処理機構を回転アーム
2(図8参照)の回転部6に適用した例を図8の矢印A
方向から示した図で、キャタピラ状のケーブルダクト1
1が回転アーム2の回転部6に密着するようバネ付きロ
ーラ31で回転中心方向に押し付けられている例を示
す。
【0012】ここで、キャタピラ状のケーブルダクト1
1について、図2,図3を参照して説明する。図2はキ
ャタピラ状のケーブルダクト11の一例を示す図、図3
は図2のIII−III線断面拡大図で、これら図2,図3に
示すように、キャタピラ状のケーブルダクト11は、長
方形断面を有するリンク11aと、各リンク11aの左
右に設けたピン11bと、各リンク11aの左右側に各
々ピン11bが通されて位置する側板11cとの組立体
を、図2中に点線で示す直線状態から実線で示す一方向
にのみ屈曲可能に連結してなるものである。なお図3
中、12は信号ケーブル、13は可撓性のチューブ,ホ
ース等からなる可撓性冷却水路、14は電源ケーブル
で、キャタピラ状のケーブルダクト11中に挿通,収納
されている。
【0013】説明を図1に戻すと、前記キャタピラ状の
ケーブルダクト11は、その一端11dが回転部6の外
周に固着され、他端11eが固定架台1に固着されてい
る。この場合、他端11eの固着位置は、図に示すよう
に、ケーブルダクト11が回転部6の接線方向に巻き付
き又は巻き戻されるとき、U字状に折返し可能な位置と
されている。
【0014】この例において、ケーブルダクト11の自
重は、そのケーブルダクト11を回転部6の外周に密着
させるようには作用しないため、ケーブルダクト11が
回転部6から離れようとする動きを規制する必要があ
る。そのため、バネ付きローラ31が設けられており、
各バネ付きローラ31は固定架台1に取り付けられ、ケ
ーブルダクト11を常に回転部6の回転中心方向に、す
なわち回転部6側に押し付け、ケーブルダクト11の移
動をガイドする。またこのバネ付きローラ31は、ケー
ブルダクト11の重量、ケーブルダクト11内のケーブ
ル12,14、可撓性冷却水路13の重量を支える。な
おこのバネ付きローラ31は、それがないときにケーブ
ルダクト11が回転部6から離れようとする範囲内に設
けられる。
【0015】図4は、図1に示した本発明ケーブル・冷
却水路処理機構の変形例で、図1中のバネ付き固定ロー
ラ31に代えて、バネの付いていないローラ41の回転
軸をロープ42に固定した動ローラ機構と重り43を設
け、ケーブルダクト11を回転部6に密着するよう、そ
の回転部6側に押し付けるようにした例を示す。この場
合、ロープ42の一端は、回転部6の回転やケーブルダ
クト11の移動を妨害しない固定架台1の所定位置に取
り付けられている。またロープ42の他端は、ケーブル
ダクト11の移動方向上部に設けられたプーリ44,4
4に掛け回されて重り43に取り付けられている。重り
43の重量は、ケーブルダクト11、動ローラ41及び
ケーブルダクト11内のケーブル12,14や可撓性冷
却水路13の重量を支える分だけでよい。重り43の移
動距離Lは、ケーブルダクト11の巻取りに伴う回転部
半径の変化分あればよい。
【0016】図5は、図4に示した本発明ケーブル・冷
却水路処理機構の変形例で、ケーブルダクト11を回転
部6に密着するよう回転部6側に押し付ける力を、図4
中の重り43に代えてぜんまいバネが内蔵されたワイヤ
リール51で与えるようにした例を示す。
【0017】図6は、本発明ケーブル・冷却水路処理機
構を照射ヘッド5(図8参照)の回転部4に適用した例
を図8の矢印B方向から示した図である。この図6にお
いて、61は、各々図3に示すバネ付きローラ31と同
様のバネ付きローラで、回転部4の周囲に複数個配置さ
れ、バネ付きローラ31と同様に機能する。すなわち、
このバネ付きローラ61により、ケーブルダクト11の
巻き付き,巻き戻し移動が常に一定の経路に沿って行わ
れるようケーブルダクト11の移動方向が規制される。
【0018】図7は、図6に示した本発明ケーブル・冷
却水路処理機構の変形例で、ケーブルダクト11を回転
部6に密着するよう回転部6側に押し付ける力を、図5
の例と同様にぜんまいバネが内蔵されたワイヤリール7
1で与えるようにした例を示す。なお、この図7におい
て、72はバネの付いていないローラ、73はロープ
で、図5におけるローラ41及びロープ42に各々相当
するものである。
【0019】なお、図4〜図7のいずれの実施例におい
ても、図1の場合と同様に、ケーブルダクト11の一端
は回転部6又は4の外周に固着され、また他端は非回転
部であって前記回転部6又は4の回動に伴いその回転部
の接線方向にケーブルダクト11が巻き付き又は巻き戻
されてU字状に折り返し可能な適宜位置に固着されてい
る。
【0020】上記のような構成により、ケーブルダクト
11は、回転部6又は4の回動に伴い、その回転部6又
は4の接線方向に巻き付き又は巻き戻されてU字状に折
り返され、しかも各回転部6又は4の回動中は、該回転
部6又は4の外周に巻き付いた部分が外周に密着し、巻
き戻される部分が常に一定の経路を移動するから、回転
部6又は4に対する巻き付き又は巻き戻し、及びその場
合のケーブルダクト11の移動を、放射線治療装置内の
特定の位置で容易かつ安定的に行わせることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単かつ安価な構成にて照射ヘッド,回転アームを360
°以上回転可能とした放射線治療装置のケーブル・冷却
水路処理機構を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放射線治療装置のケーブル・冷却
水路処理機構の一実施例を示す図である。
【図2】図1中のケーブルダクトの一例を示す図であ
る。
【図3】図2のIII−III線断面拡大図である。
【図4】図1に示した本発明処理機構の変形例を示す図
である。
【図5】図4に示した本発明処理機構の変形例を示す図
である。
【図6】本発明処理機構を照射ヘッドの回転部に適用し
た例を示す図である。
【図7】図6に示した本発明処理機構の変形例を示す図
である。
【図8】放射線治療装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 固定架台 2 回転アーム 3A,3B ケーブル・冷却水路処理機構 4,6 回転部 5 照射ヘッド 11 キャタピラ状ケーブルダクト 11a リンク 11b ピン 11c 側板 11d キャタピラ状ケーブルダクトの一端 11e キャタピラ状ケーブルダクトの他端 12 信号ケーブル 13 可撓性冷却水路 14 電源ケーブル 31,61 バネ付きローラ 41,72 バネの付いていないローラ 42,73 ロープ 43 重り 44 プーリ 51,71 ぜんまいバネが内蔵されたワイヤリール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線治療装置の非回転部及び回転部相互
    間にてケーブル及び可撓性冷却水路を配設処理するケー
    ブル・冷却水路処理機構において、長方形断面を有する
    多数のリンクを、一方向にのみ屈曲可能に連結して前記
    ケーブル及び可撓性冷却水路を挿通,収納するキャタピ
    ラ状のケーブルダクトを形成し、このケーブルダクトの
    一端が前記回転部の外周に固着され、他端が前記非回転
    部であって前記回転部の回動に伴いその回転部の接線方
    向に巻き付き又は巻き戻されてU字状に折り返し可能な
    適宜位置に固着され、かつそのケーブルダクトが、前記
    回転部の回動中、その回転部の外周に巻き付いた部分が
    回転部外周に密着するようにガイドされ、巻き付き又は
    巻き戻される部分が常に一定の経路を移動可能に配設さ
    れてなることを特徴とする放射線治療装置のケーブル・
    冷却水路処理機構。
JP26606594A 1994-10-06 1994-10-06 放射線治療装置のケーブル・冷却水路処理機構 Pending JPH08103509A (ja)

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JPH08103509A true JPH08103509A (ja) 1996-04-23

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JP26606594A Pending JPH08103509A (ja) 1994-10-06 1994-10-06 放射線治療装置のケーブル・冷却水路処理機構

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