JPH08103211A - 燻蒸チャンバ - Google Patents
燻蒸チャンバInfo
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- JPH08103211A JPH08103211A JP24417795A JP24417795A JPH08103211A JP H08103211 A JPH08103211 A JP H08103211A JP 24417795 A JP24417795 A JP 24417795A JP 24417795 A JP24417795 A JP 24417795A JP H08103211 A JPH08103211 A JP H08103211A
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- Japan
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- gas
- chamber
- fumigation
- valve
- fumigant
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L3/00—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
- A23L3/34—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals
- A23L3/3409—Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01M—CATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
- A01M13/00—Fumigators; Apparatus for distributing gases
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燻蒸ガスを外部発生させる装置及び従来技術
の欠点を実質的に軽減できる燻蒸方法を提供することに
ある。 【解決手段】 燻蒸空間に通じるループガス流システム
のガスダクトの一端に連結できる入口弁により制御され
る入口ポートと、燻蒸空間に通じるループガス流システ
ムのガスダクトの他端に下流側位置で連結できる出口弁
により制御される出口ポートと、フラッシングガス入口
弁により制御される、不活性ガス源に連結するためのフ
ラッシングガス入口と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位
置からチャンバ内部にアクセスすべく開くことができる
アクセス手段を備えたチャンバとを有し、入口弁及び出
口弁が開いているときに、チャンバが、ガスダクトの両
端部に連結されるとループガス流システムの一部を形成
する燻蒸チャンバ。
の欠点を実質的に軽減できる燻蒸方法を提供することに
ある。 【解決手段】 燻蒸空間に通じるループガス流システム
のガスダクトの一端に連結できる入口弁により制御され
る入口ポートと、燻蒸空間に通じるループガス流システ
ムのガスダクトの他端に下流側位置で連結できる出口弁
により制御される出口ポートと、フラッシングガス入口
弁により制御される、不活性ガス源に連結するためのフ
ラッシングガス入口と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位
置からチャンバ内部にアクセスすべく開くことができる
アクセス手段を備えたチャンバとを有し、入口弁及び出
口弁が開いているときに、チャンバが、ガスダクトの両
端部に連結されるとループガス流システムの一部を形成
する燻蒸チャンバ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燻蒸ガス混合物を
製造し且つ該混合物を循環ループガス流システムに供給
する燻蒸方法に使用するチャンバであって、燻蒸ガス発
生手段を受け入れるように構成されたチャンバにおい
て、入口弁により制御される入口ポートと、出口弁によ
り制御される出口ポートと、フラッシングガス入口弁に
より制御される、不活性ガス源に連結するためのフラッ
シングガス入口と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位置か
らチャンバ内部にアクセスすべく開くことができるアク
セス手段を備えたチャンバとを有し、入口弁及び出口弁
が開いているときに、チャンバが、ガスダクトの両端部
に連結されるとループガス流システムの一部を形成する
ことを特徴とする燻蒸チャンバに関する。また、本発明
は、包囲された燻蒸空間(燻蒸ガス混合物がチャンバ内
で発生される)内でバルク商品を燻蒸する方法及びこの
ような燻蒸方法にチャンバを使用することに関する。本
発明は、燻蒸ガス混合物を製造し且つ該混合物を、商品
の燻蒸を行なう閉鎖燻蒸空間と、該燻蒸空間とは反対領
域に連結されたガス推進装置を備えたガスダクトとを有
する循環ループガス流システムに供給する燻蒸方法に使
用するチャンバに関する。また、本発明は、包囲された
燻蒸空間(燻蒸ガス混合物がチャンバ内で発生される)
内でバルク商品を燻蒸する方法及びこのような燻蒸方法
にチャンバを使用することに関する。
製造し且つ該混合物を循環ループガス流システムに供給
する燻蒸方法に使用するチャンバであって、燻蒸ガス発
生手段を受け入れるように構成されたチャンバにおい
て、入口弁により制御される入口ポートと、出口弁によ
り制御される出口ポートと、フラッシングガス入口弁に
より制御される、不活性ガス源に連結するためのフラッ
シングガス入口と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位置か
らチャンバ内部にアクセスすべく開くことができるアク
セス手段を備えたチャンバとを有し、入口弁及び出口弁
が開いているときに、チャンバが、ガスダクトの両端部
に連結されるとループガス流システムの一部を形成する
ことを特徴とする燻蒸チャンバに関する。また、本発明
は、包囲された燻蒸空間(燻蒸ガス混合物がチャンバ内
で発生される)内でバルク商品を燻蒸する方法及びこの
ような燻蒸方法にチャンバを使用することに関する。本
発明は、燻蒸ガス混合物を製造し且つ該混合物を、商品
の燻蒸を行なう閉鎖燻蒸空間と、該燻蒸空間とは反対領
域に連結されたガス推進装置を備えたガスダクトとを有
する循環ループガス流システムに供給する燻蒸方法に使
用するチャンバに関する。また、本発明は、包囲された
燻蒸空間(燻蒸ガス混合物がチャンバ内で発生される)
内でバルク商品を燻蒸する方法及びこのような燻蒸方法
にチャンバを使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】ホスフィンガスは非常に毒性が強く且つ
害虫抑制特に穀物及び穀物製品等の農業バルク商品の燻
蒸に選択される燻蒸ガスとは異なり大量に使用される可
燃性ガスである。この目的のため、加水分解可能な金属
リン化物、より詳しくはアルミニウム、マグネシウム及
びカルシウムリン化物を含有する伝統的な組成物が、サ
ッシェ(小袋)又は他の分配容器内に添加されるか、成
形体(ペレット又はタブレット)として使用されてい
る。いずれの場合でも、伝統的な組成物は、いつでも種
々の添加物と配合されて、 a)蒸気又は液体の水に曝されるときに金属リン化物の
反応性を低下させ、且つ b)自己発火する傾向を抑制している(Rausche
r et alの米国特許第3,132,067号、F
riemel et alの米国特許第3,372,0
88号、第4,421,742号及び第4,725,4
18号、及びKappの米国特許第4,347,241
号)。これらの処置にも係わらず、これらの従来技術の
製品は、依然として発火及び爆発の危険性を伴う危険な
物質に変わりなく、このことは、製品を不慣れな者が取
り扱うとき及び厳重な安全上の措置を無視するときには
完全に解決されていない。安全の程度は、製造業者の経
験及び品質管理によっても異なる。
害虫抑制特に穀物及び穀物製品等の農業バルク商品の燻
蒸に選択される燻蒸ガスとは異なり大量に使用される可
燃性ガスである。この目的のため、加水分解可能な金属
リン化物、より詳しくはアルミニウム、マグネシウム及
びカルシウムリン化物を含有する伝統的な組成物が、サ
ッシェ(小袋)又は他の分配容器内に添加されるか、成
形体(ペレット又はタブレット)として使用されてい
る。いずれの場合でも、伝統的な組成物は、いつでも種
々の添加物と配合されて、 a)蒸気又は液体の水に曝されるときに金属リン化物の
反応性を低下させ、且つ b)自己発火する傾向を抑制している(Rausche
r et alの米国特許第3,132,067号、F
riemel et alの米国特許第3,372,0
88号、第4,421,742号及び第4,725,4
18号、及びKappの米国特許第4,347,241
号)。これらの処置にも係わらず、これらの従来技術の
製品は、依然として発火及び爆発の危険性を伴う危険な
物質に変わりなく、このことは、製品を不慣れな者が取
り扱うとき及び厳重な安全上の措置を無視するときには
完全に解決されていない。安全の程度は、製造業者の経
験及び品質管理によっても異なる。
【0003】特殊な方法として、サイロビン及び船倉等
のバルク貯蔵容器内のバルク商品の燻蒸がある。従来の
普通の方法として、例えばペレット又はタブレット状の
圧縮体の形態をなす金属リン化物を、バルク商品と同時
に、バルク商品内に或る程度均一に分散させて導入する
方法がある。この方法の欠点は、使用済の害虫抑制組成
物によるバルク商品の汚染が避けられないことである。
近年の商業的に成功している方法として、前述のペレッ
ト又はタブレットのようなガス発生手段を、処理すべき
製品の表面上に分散させ、次に包囲環境内で空気を循環
させることによってガスを均一に分散させ且つガスが局
部的に危険なまで高濃度(このように高濃度になると、
自己発火の虞れがあり且つ害虫を後になって生き返らせ
る昏睡状態にする虞れがある)になることを回避する方
法がある(南アフリカ国特許第79/6807号及び第
83/5402号及び他国の対応特許に対応する米国特
許第4,200,657号及び第4,651,463
号)。上記汚染を回避するには、ガス発生手段を、加水
分解可能な金属リン化物を収容するサッシェ及び/又は
同じくこの金属リン化物を収容した「バッグブランケッ
ト」として当業者に知られたもの(処理すべき製品の表
面上に吊り下げるか巻かれる)で構成できる。
のバルク貯蔵容器内のバルク商品の燻蒸がある。従来の
普通の方法として、例えばペレット又はタブレット状の
圧縮体の形態をなす金属リン化物を、バルク商品と同時
に、バルク商品内に或る程度均一に分散させて導入する
方法がある。この方法の欠点は、使用済の害虫抑制組成
物によるバルク商品の汚染が避けられないことである。
近年の商業的に成功している方法として、前述のペレッ
ト又はタブレットのようなガス発生手段を、処理すべき
製品の表面上に分散させ、次に包囲環境内で空気を循環
させることによってガスを均一に分散させ且つガスが局
部的に危険なまで高濃度(このように高濃度になると、
自己発火の虞れがあり且つ害虫を後になって生き返らせ
る昏睡状態にする虞れがある)になることを回避する方
法がある(南アフリカ国特許第79/6807号及び第
83/5402号及び他国の対応特許に対応する米国特
許第4,200,657号及び第4,651,463
号)。上記汚染を回避するには、ガス発生手段を、加水
分解可能な金属リン化物を収容するサッシェ及び/又は
同じくこの金属リン化物を収容した「バッグブランケッ
ト」として当業者に知られたもの(処理すべき製品の表
面上に吊り下げるか巻かれる)で構成できる。
【0004】今まで使用されているこれらのシステム
は、非常に改善されたものであるが、依然として多くの
欠点を有している。第1の欠点は、消毒すべき製品の表
面上にガス発生手段を分散させると、燻蒸プロセスの完
了後にガス発生手段を収集する必要があることである。
これは、しばしば困難で煩わしいことである。使用済の
装置は廃棄しなければならないが、これは、今日では多
くの問題を引き起こす。また、燻蒸すべき製品の表面上
にガス発生手段を均一に分散させることも必要である。
ホスフィンガスは、或る濃度(17800ppm)以上
では自己発火性をもつようになる。循環が緩慢過ぎた
り、例えば動力の故障により不意に循環が停止されるこ
とから、充分に循環させるという従来技術の予防措置が
厳格に行なわれないと、特定領域内のガス発生手段の蓄
積により、このホスフィンガスが閉鎖環境内で危険濃度
になることがある。ホスフィン濃度が局部的に過大にな
ると、害虫が一時的に昏睡状態になる。害虫はこの状態
から生き返ることがあり、害虫抑制が不完全になる。こ
の点に関連し、円錐形状(穀物等は、サイロ内で円錐形
になる傾向を有する)を通る空気流は不規則であり、円
錐の頂部を空気流量は低下する。このため、この領域に
おけるホスフィンガスの濃度が高まり且つガス分散及び
循環の均一性が一般に欠如し、船倉燻蒸へのガス循環の
適用がしばしば悪化する。
は、非常に改善されたものであるが、依然として多くの
欠点を有している。第1の欠点は、消毒すべき製品の表
面上にガス発生手段を分散させると、燻蒸プロセスの完
了後にガス発生手段を収集する必要があることである。
これは、しばしば困難で煩わしいことである。使用済の
装置は廃棄しなければならないが、これは、今日では多
くの問題を引き起こす。また、燻蒸すべき製品の表面上
にガス発生手段を均一に分散させることも必要である。
ホスフィンガスは、或る濃度(17800ppm)以上
では自己発火性をもつようになる。循環が緩慢過ぎた
り、例えば動力の故障により不意に循環が停止されるこ
とから、充分に循環させるという従来技術の予防措置が
厳格に行なわれないと、特定領域内のガス発生手段の蓄
積により、このホスフィンガスが閉鎖環境内で危険濃度
になることがある。ホスフィン濃度が局部的に過大にな
ると、害虫が一時的に昏睡状態になる。害虫はこの状態
から生き返ることがあり、害虫抑制が不完全になる。こ
の点に関連し、円錐形状(穀物等は、サイロ内で円錐形
になる傾向を有する)を通る空気流は不規則であり、円
錐の頂部を空気流量は低下する。このため、この領域に
おけるホスフィンガスの濃度が高まり且つガス分散及び
循環の均一性が一般に欠如し、船倉燻蒸へのガス循環の
適用がしばしば悪化する。
【0005】更に、この点に関し、閉鎖環境内の状態を
容易に制御することはできない。通常、サイロは、太
陽、雨等の条件に曝されており、ガス発生速度に影響を
与える。また、農業生産物は呼吸し、長期間の間に相対
湿度が変化することは知られている。ガス発生手段が液
体の水と接触すると、ホスフィンガス発生反応は非常に
激しくなる。最後に、ひとたび燻蒸プロセスが開始され
ると、ガス発生速度を制御すること又は燻蒸プロセスを
停止させることは困難であり、通常は不可能である。前
掲の米国特許第4,200,657号には、リン化物ペ
レット又はタブレットをサイロビンの底部近くで循環パ
イプシステム内のガス分散チャンバ内に敷く実施例が開
示されている。この実施例は、組成物とバルク商品との
直接接触及び汚染を回避できるけれども、残りの問題を
処理することはできない。より詳しくは、この実施例
は、リン化物の危険性のある局部的蓄積及び局部的なガ
ス及び熱の発生を防止できないし、また危険な場合にホ
スフィン発生反応を停止させるのに使用することもでき
ない。従って、発生したホスフィンガスを燻蒸空間の外
部に移送し、その後、制御された方法でガスを製品又は
貯蔵設備に供給するのが非常に有効であることが判明し
ている。しかしながら、ホスフィンガス組成物及びホス
フィン発生組成物に固有の知られた危険性及び実際の危
険性があり、この点に関しては実際の進歩がなされてい
ない。
容易に制御することはできない。通常、サイロは、太
陽、雨等の条件に曝されており、ガス発生速度に影響を
与える。また、農業生産物は呼吸し、長期間の間に相対
湿度が変化することは知られている。ガス発生手段が液
体の水と接触すると、ホスフィンガス発生反応は非常に
激しくなる。最後に、ひとたび燻蒸プロセスが開始され
ると、ガス発生速度を制御すること又は燻蒸プロセスを
停止させることは困難であり、通常は不可能である。前
掲の米国特許第4,200,657号には、リン化物ペ
レット又はタブレットをサイロビンの底部近くで循環パ
イプシステム内のガス分散チャンバ内に敷く実施例が開
示されている。この実施例は、組成物とバルク商品との
直接接触及び汚染を回避できるけれども、残りの問題を
処理することはできない。より詳しくは、この実施例
は、リン化物の危険性のある局部的蓄積及び局部的なガ
ス及び熱の発生を防止できないし、また危険な場合にホ
スフィン発生反応を停止させるのに使用することもでき
ない。従って、発生したホスフィンガスを燻蒸空間の外
部に移送し、その後、制御された方法でガスを製品又は
貯蔵設備に供給するのが非常に有効であることが判明し
ている。しかしながら、ホスフィンガス組成物及びホス
フィン発生組成物に固有の知られた危険性及び実際の危
険性があり、この点に関しては実際の進歩がなされてい
ない。
【0006】かくして、米国特許第4,889,708
号には、1つの又は他の開示されていない方法により製
造されたボトル詰めPH3 を使用することが提案されて
いる。ここでも、ひとたびガスが大気中に放出され且つ
空気とガスとの混合物が燻蒸剤として使用された場合に
自己発火を防止するには、CO2 又はN2 等の不活性キ
ャリヤガスで高度に稀釈されたPH3 をボトル詰めする
必要があると考えられた。米国特許第4,889,70
8号によれば、ボトル詰めされたガスのPH3濃度は
1.8〜3重量%にすべきである。この高度に稀釈され
たホスフィンガスの貯蔵及び移送には、かなりの兵站学
的問題(logistics problems)を伴
う上に、非常に費用がかかることである。これはまた、
輸送時又は貯蔵時に現場で事故が生じた場合又はボトル
の漏洩時に、例えば弁の故障又は適正に閉じられていな
いと、難燃性であるとはいえガス雲(このガス雲は非常
に有毒であり、且つ空気より重いため、低い領域又は地
下室等に蓄積する)が形成される重大な危険を有する。
米国特許第5,098,664号(RSA特許第88/
8881号)及び対応する外国特許は、閉鎖環境を燻蒸
するためのホスフィンガスと空気との混合物を発生させ
る装置及び方法を提供している。このガス発生方法は、
閉鎖環境とは分離して行なわれる。ガス/空気混合物
は、その後、閉鎖環境及び消毒すべき製品に供給される
(場合によっては、これらを通して循環される)。ガス
発生量は、ガス発生手段への空気供給(該空気供給は、
制御された湿度レベル及び温度を有する)を行なうこと
により制御される。
号には、1つの又は他の開示されていない方法により製
造されたボトル詰めPH3 を使用することが提案されて
いる。ここでも、ひとたびガスが大気中に放出され且つ
空気とガスとの混合物が燻蒸剤として使用された場合に
自己発火を防止するには、CO2 又はN2 等の不活性キ
ャリヤガスで高度に稀釈されたPH3 をボトル詰めする
必要があると考えられた。米国特許第4,889,70
8号によれば、ボトル詰めされたガスのPH3濃度は
1.8〜3重量%にすべきである。この高度に稀釈され
たホスフィンガスの貯蔵及び移送には、かなりの兵站学
的問題(logistics problems)を伴
う上に、非常に費用がかかることである。これはまた、
輸送時又は貯蔵時に現場で事故が生じた場合又はボトル
の漏洩時に、例えば弁の故障又は適正に閉じられていな
いと、難燃性であるとはいえガス雲(このガス雲は非常
に有毒であり、且つ空気より重いため、低い領域又は地
下室等に蓄積する)が形成される重大な危険を有する。
米国特許第5,098,664号(RSA特許第88/
8881号)及び対応する外国特許は、閉鎖環境を燻蒸
するためのホスフィンガスと空気との混合物を発生させ
る装置及び方法を提供している。このガス発生方法は、
閉鎖環境とは分離して行なわれる。ガス/空気混合物
は、その後、閉鎖環境及び消毒すべき製品に供給される
(場合によっては、これらを通して循環される)。ガス
発生量は、ガス発生手段への空気供給(該空気供給は、
制御された湿度レベル及び温度を有する)を行なうこと
により制御される。
【0007】作動上の故障、例えば動力源の故障が生じ
ると、発生器の空間に不活性フラッシュ媒体を流入させ
ることにより、ホスフィンガスのこれ以上の発生を停止
させることができる。この特許に開示されているよう
に、ホスフィンの発生が行なわれる空気体積は、燻蒸が
行なわれる燻蒸空間の全体積の僅かな部分を構成する。
燻蒸ガスの体積が循環されるところでは、発生器の空気
回路は、主循環システムに対する小さな副流を形成す
る。開示された発生器は非常に大きな循環体積を取り扱
うようには設計されておらず、開示された方法で、燻蒸
空間内の空気の全体積の水分含有量を制御するには非常
にコストが嵩む。このため、この従来技術に必要な制御
手段は複雑且つ高価である。PCT出願(WO91/1
9671)には、より最近の多数の同様な提案が開示さ
れている。ここでも、幾つかの実施例が金属リン化物と
水蒸気との反応を用いており、上記問題を有する。殆ど
の実施例では、ホスフィンが小さな空気流中に放出さ
れ、形成されるホスフィンと空気との混合物には発火の
危険性がない。
ると、発生器の空間に不活性フラッシュ媒体を流入させ
ることにより、ホスフィンガスのこれ以上の発生を停止
させることができる。この特許に開示されているよう
に、ホスフィンの発生が行なわれる空気体積は、燻蒸が
行なわれる燻蒸空間の全体積の僅かな部分を構成する。
燻蒸ガスの体積が循環されるところでは、発生器の空気
回路は、主循環システムに対する小さな副流を形成す
る。開示された発生器は非常に大きな循環体積を取り扱
うようには設計されておらず、開示された方法で、燻蒸
空間内の空気の全体積の水分含有量を制御するには非常
にコストが嵩む。このため、この従来技術に必要な制御
手段は複雑且つ高価である。PCT出願(WO91/1
9671)には、より最近の多数の同様な提案が開示さ
れている。ここでも、幾つかの実施例が金属リン化物と
水蒸気との反応を用いており、上記問題を有する。殆ど
の実施例では、ホスフィンが小さな空気流中に放出さ
れ、形成されるホスフィンと空気との混合物には発火の
危険性がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、燻蒸ガスを外
部発生させる装置及び前記欠点をもたないかこれらの欠
点を実質的に軽減できる上記燻蒸方法に対する要望が存
在する。より詳しくは、環境的に優しい方法でホスフィ
ン含有ガスを安全に製造でき且つ潜在的に有害な金属リ
ン化物の残留物の廃棄の問題を最小にできる装置に対す
る要望が存在する。また、このような装置は、例えば電
源の故障のような作動上の故障の場合に容易に制御でき
るものでなくてはならない。また、比較的簡単で、安価
に作動でき且つ信頼性がある装置に対する要望が存在す
る。より詳しくは、燻蒸システムにおける燻蒸ガスの過
度の及び/又は不均一な集中を防止又は最小にする装置
に対する要望が存在する。更に、燻蒸される製品内(又
は製品上)に運ばれる又は残留するガス発生手段(金属
リン化物の残留物)を全く存在させないか殆ど存在させ
ない閉鎖環境の燻蒸装置に対する要望が存在する。ま
た、実質的に制御された条件下で(好ましくは複雑な湿
度制御手段を用いないで)ガスを発生させる方法が要望
されている。
部発生させる装置及び前記欠点をもたないかこれらの欠
点を実質的に軽減できる上記燻蒸方法に対する要望が存
在する。より詳しくは、環境的に優しい方法でホスフィ
ン含有ガスを安全に製造でき且つ潜在的に有害な金属リ
ン化物の残留物の廃棄の問題を最小にできる装置に対す
る要望が存在する。また、このような装置は、例えば電
源の故障のような作動上の故障の場合に容易に制御でき
るものでなくてはならない。また、比較的簡単で、安価
に作動でき且つ信頼性がある装置に対する要望が存在す
る。より詳しくは、燻蒸システムにおける燻蒸ガスの過
度の及び/又は不均一な集中を防止又は最小にする装置
に対する要望が存在する。更に、燻蒸される製品内(又
は製品上)に運ばれる又は残留するガス発生手段(金属
リン化物の残留物)を全く存在させないか殆ど存在させ
ない閉鎖環境の燻蒸装置に対する要望が存在する。ま
た、実質的に制御された条件下で(好ましくは複雑な湿
度制御手段を用いないで)ガスを発生させる方法が要望
されている。
【0009】更に、安価で、信頼性があり且つ容易に制
御でき、電源の故障又は他の作動上の故障の場合に所与
の任意の時点で(好ましくは自動的に)停止できる燻蒸
方法に対する要望が存在する。
御でき、電源の故障又は他の作動上の故障の場合に所与
の任意の時点で(好ましくは自動的に)停止できる燻蒸
方法に対する要望が存在する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、燻蒸ガス混合物を製造し且つ該混合物を、商品の
燻蒸を行なう閉鎖燻蒸空間と、該燻蒸空間とは反対領域
に連結されたガス推進装置を備えたガスダクトとを有す
る循環ループガス流システムに供給する燻蒸方法に使用
するチャンバであって、燻蒸ガスを放出する燻蒸ガス発
生手段を受け入れるように構成されたチャンバにおい
て、燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダク
トの一端に連結できる入口弁により制御される入口ポー
トと、燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダ
クトの他端に下流側位置で連結できる出口弁により制御
される出口ポートと、フラッシングガス入口弁により制
御される、不活性ガス源に連結するためのフラッシング
ガス入口と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位置からチャ
ンバ内部にアクセスすべく開くことができるアクセス手
段を備えたチャンバとを有し、入口弁及び出口弁が開い
ているときに、チャンバが、ガスダクトの両端部に連結
されるとループガス流システムの一部を形成する燻蒸チ
ャンバが提供される。
れば、燻蒸ガス混合物を製造し且つ該混合物を、商品の
燻蒸を行なう閉鎖燻蒸空間と、該燻蒸空間とは反対領域
に連結されたガス推進装置を備えたガスダクトとを有す
る循環ループガス流システムに供給する燻蒸方法に使用
するチャンバであって、燻蒸ガスを放出する燻蒸ガス発
生手段を受け入れるように構成されたチャンバにおい
て、燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダク
トの一端に連結できる入口弁により制御される入口ポー
トと、燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダ
クトの他端に下流側位置で連結できる出口弁により制御
される出口ポートと、フラッシングガス入口弁により制
御される、不活性ガス源に連結するためのフラッシング
ガス入口と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位置からチャ
ンバ内部にアクセスすべく開くことができるアクセス手
段を備えたチャンバとを有し、入口弁及び出口弁が開い
ているときに、チャンバが、ガスダクトの両端部に連結
されるとループガス流システムの一部を形成する燻蒸チ
ャンバが提供される。
【0011】本発明は、上記燻蒸チャンバにおいて、入
口ポートを燻蒸空間に通じるガスダクトの前記一端に連
結し且つ出口ポートを燻蒸空間に通じるガスダクトの前
記他端に連結することにより循環ループガス流システム
に連結される燻蒸チャンバに拡大される。好ましくは、
チャンバは、ガス推進装置が循環ループガス流システム
のチャンバの下流側に配置されており、出口弁に負圧を
与える。これにより、チャンバを通ってガスが「吸引」
され、チャンバ内の死空間(ガス流が殆ど又は全く生じ
ない空間)を最小にできる。好ましくは、チャンバに
は、ガス循環の電源の故障又は不調に応答し、このよう
な故障又は不調が生じたときに入口弁及び出口弁を閉じ
且つフラッシングガス入口弁を開く手段が関連又は設け
られている。入口弁及び出口弁は、閉鎖位置に向かって
押圧されているけれども、電力が弁又は弁制御手段に供
給されると開放位置に保持されるように作動できる。本
発明の一実施例では、入口弁及び出口弁の各々が弁座及
び弁軸を備えている。各弁の弁軸には、第1リップ及び
第2リップが設けられている。入口弁及び出口弁の制御
手段はソレノイド及びこれに関連するクリップを有し、
該クリップは弁軸の第1リップと係合し、弁をこれらの
押圧方向に抗して開放位置に保持する。
口ポートを燻蒸空間に通じるガスダクトの前記一端に連
結し且つ出口ポートを燻蒸空間に通じるガスダクトの前
記他端に連結することにより循環ループガス流システム
に連結される燻蒸チャンバに拡大される。好ましくは、
チャンバは、ガス推進装置が循環ループガス流システム
のチャンバの下流側に配置されており、出口弁に負圧を
与える。これにより、チャンバを通ってガスが「吸引」
され、チャンバ内の死空間(ガス流が殆ど又は全く生じ
ない空間)を最小にできる。好ましくは、チャンバに
は、ガス循環の電源の故障又は不調に応答し、このよう
な故障又は不調が生じたときに入口弁及び出口弁を閉じ
且つフラッシングガス入口弁を開く手段が関連又は設け
られている。入口弁及び出口弁は、閉鎖位置に向かって
押圧されているけれども、電力が弁又は弁制御手段に供
給されると開放位置に保持されるように作動できる。本
発明の一実施例では、入口弁及び出口弁の各々が弁座及
び弁軸を備えている。各弁の弁軸には、第1リップ及び
第2リップが設けられている。入口弁及び出口弁の制御
手段はソレノイド及びこれに関連するクリップを有し、
該クリップは弁軸の第1リップと係合し、弁をこれらの
押圧方向に抗して開放位置に保持する。
【0012】弁が開放位置にあるとき、弁軸の第2リッ
プはコイルスプリングを圧縮位置に保持し、スプリング
は弁を閉鎖位置に向かって押圧する。弁軸の第1リップ
がソレノイドのクリップと係合するとき、弁はその開放
位置に保持される。しかしながら、クリップが引っ込め
られると、例えば、電力がソレノイドから遮断されると
きに、弁は、コイルスプリングにより弁軸の第2リップ
に加えられる軸線方向の力の作用により、その閉鎖位置
に移動できる。本発明の他の実施例では、弁は、空気圧
ラム(該ラムは、空気ラインに連結されると、弁をこれ
らの押圧方向に抗して開放位置に押しやる)により開放
位置に保持される。空気ラインへのラムの連結は、ソレ
ノイドへの電力が遮断されるとラムへの空気ラインを遮
断するソレノイドにより制御される。弁がこれらの閉鎖
位置にあるとき、入口ポート及び出口ポートからチャン
バ内に通じるダクトに座合する弁座部分は、しなやかな
材料で被覆し、ダクトに対して弁座がぴったり座合でき
るようにするのが好ましい。前述のように、チャンバの
弁は、ループガス流システムを通してガスを循環させる
ガス推進装置に直列に連結される。電力の遮断又は他の
何らかの理由によってガス推進装置が作動しなくなると
入口弁及び出口弁が閉じ、これにより循環ループガス流
システムからチャンバが隔絶される。ガス推進装置は、
ファン又はブロワで構成できる。
プはコイルスプリングを圧縮位置に保持し、スプリング
は弁を閉鎖位置に向かって押圧する。弁軸の第1リップ
がソレノイドのクリップと係合するとき、弁はその開放
位置に保持される。しかしながら、クリップが引っ込め
られると、例えば、電力がソレノイドから遮断されると
きに、弁は、コイルスプリングにより弁軸の第2リップ
に加えられる軸線方向の力の作用により、その閉鎖位置
に移動できる。本発明の他の実施例では、弁は、空気圧
ラム(該ラムは、空気ラインに連結されると、弁をこれ
らの押圧方向に抗して開放位置に押しやる)により開放
位置に保持される。空気ラインへのラムの連結は、ソレ
ノイドへの電力が遮断されるとラムへの空気ラインを遮
断するソレノイドにより制御される。弁がこれらの閉鎖
位置にあるとき、入口ポート及び出口ポートからチャン
バ内に通じるダクトに座合する弁座部分は、しなやかな
材料で被覆し、ダクトに対して弁座がぴったり座合でき
るようにするのが好ましい。前述のように、チャンバの
弁は、ループガス流システムを通してガスを循環させる
ガス推進装置に直列に連結される。電力の遮断又は他の
何らかの理由によってガス推進装置が作動しなくなると
入口弁及び出口弁が閉じ、これにより循環ループガス流
システムからチャンバが隔絶される。ガス推進装置は、
ファン又はブロワで構成できる。
【0013】好ましくは、入口ポートはチャンバの上部
に配置され、出口ポートはチャンバの下部に配置され
る。好ましくは、フラッシングガス入口弁又は該弁の制
御手段が入口弁及び出口弁又はこれらの制御手段にリン
クされており、入口弁及び出口弁が閉じるとフラッシン
グガス入口弁が開いて不活性ガスがチャンバ内に流入で
きる。フラッシングガス入口弁の制御手段は電源にもリ
ンクさせることができ、この場合には、弁は、電力が制
御手段に供給されると閉鎖位置に保持されるように構成
するのが好ましい。しかしながら、制御手段への電流が
遮断されると、弁が開き、不活性フラッシングガスがチ
ャンバに流入できるようになる。好ましくは、不活性フ
ラッシングガスは、フラッシングガス入口弁に連結され
た圧力シリンダ内に収容され、弁は、これに取り付けら
れたシリンダからの圧力を受けない限り閉じられないの
が好ましい。フラッシングガスはCO2 が好ましいけれ
ども、水分含有量がゼロ又は最少である任意の不活性ガ
ス(例えばN2 )を使用できる。フラッシングガス入口
弁が開かれると、シリンダは完全に排気されるのが好ま
しい。これは、燻蒸ガスの発生が停止されるまでフラッ
シングが完全に行なわれるように、長時間をかけて行な
われる。ガス推進装置は、充填されたガスシリンダが閉
じられた入口弁に取り付けられるまで、作動しないのが
好ましい。
に配置され、出口ポートはチャンバの下部に配置され
る。好ましくは、フラッシングガス入口弁又は該弁の制
御手段が入口弁及び出口弁又はこれらの制御手段にリン
クされており、入口弁及び出口弁が閉じるとフラッシン
グガス入口弁が開いて不活性ガスがチャンバ内に流入で
きる。フラッシングガス入口弁の制御手段は電源にもリ
ンクさせることができ、この場合には、弁は、電力が制
御手段に供給されると閉鎖位置に保持されるように構成
するのが好ましい。しかしながら、制御手段への電流が
遮断されると、弁が開き、不活性フラッシングガスがチ
ャンバに流入できるようになる。好ましくは、不活性フ
ラッシングガスは、フラッシングガス入口弁に連結され
た圧力シリンダ内に収容され、弁は、これに取り付けら
れたシリンダからの圧力を受けない限り閉じられないの
が好ましい。フラッシングガスはCO2 が好ましいけれ
ども、水分含有量がゼロ又は最少である任意の不活性ガ
ス(例えばN2 )を使用できる。フラッシングガス入口
弁が開かれると、シリンダは完全に排気されるのが好ま
しい。これは、燻蒸ガスの発生が停止されるまでフラッ
シングが完全に行なわれるように、長時間をかけて行な
われる。ガス推進装置は、充填されたガスシリンダが閉
じられた入口弁に取り付けられるまで、作動しないのが
好ましい。
【0014】フラッシングガス入口弁に取り付けられた
ガスシリンダの体積は、全チャンバをフラッシュするの
に充分な量を収容できる大きさが好ましい。フラッシン
グガス入口弁が開いたときに、チャンバが底からCO2
で充填されるようにするため、ガスシリンダに連結され
たフラッシングガス入口弁は、チャンバの下部に配置す
るのが好ましい。好ましくはCO2 の放出を調節し、ガ
スがチャンバに流入するときに、ガス又はチャンバ又は
弁の任意の部分が凍りつくこと防止する。好ましい実施
例では、CO2 シリンダに連結された入口弁が、チャン
バの下方領域に配置された中空で実質的にトロイダル状
の部材に通じている。この部材には、CO2 が調節され
た流量でチャンバに流入できるようにする排出弁が設け
られている。チャンバの排出弁はチャンバの上部に配置
し、該弁がスクラバシステム又は大気に通じるように構
成するのが好ましい。上記構成とは別の構成として又は
上記構成に関連する構成として、弁は、好ましくはチャ
ンバの下流側で、循環ループガス流システムに通じるよ
うに構成できる。このような実施例では、システム内の
圧力が非常に上昇したときに大気に通じさせる圧力制御
手段を排出弁に設けることもできる。排出弁は、閉鎖位
置に向かって押圧されるように機械的に作動され、チャ
ンバ内の圧力に応答して、チャンバ内の圧力が所定限度
を超えると開く。所定限度は1〜50バール、好ましく
は1.5〜10バール、例えば3バールにすることがで
きる。
ガスシリンダの体積は、全チャンバをフラッシュするの
に充分な量を収容できる大きさが好ましい。フラッシン
グガス入口弁が開いたときに、チャンバが底からCO2
で充填されるようにするため、ガスシリンダに連結され
たフラッシングガス入口弁は、チャンバの下部に配置す
るのが好ましい。好ましくはCO2 の放出を調節し、ガ
スがチャンバに流入するときに、ガス又はチャンバ又は
弁の任意の部分が凍りつくこと防止する。好ましい実施
例では、CO2 シリンダに連結された入口弁が、チャン
バの下方領域に配置された中空で実質的にトロイダル状
の部材に通じている。この部材には、CO2 が調節され
た流量でチャンバに流入できるようにする排出弁が設け
られている。チャンバの排出弁はチャンバの上部に配置
し、該弁がスクラバシステム又は大気に通じるように構
成するのが好ましい。上記構成とは別の構成として又は
上記構成に関連する構成として、弁は、好ましくはチャ
ンバの下流側で、循環ループガス流システムに通じるよ
うに構成できる。このような実施例では、システム内の
圧力が非常に上昇したときに大気に通じさせる圧力制御
手段を排出弁に設けることもできる。排出弁は、閉鎖位
置に向かって押圧されるように機械的に作動され、チャ
ンバ内の圧力に応答して、チャンバ内の圧力が所定限度
を超えると開く。所定限度は1〜50バール、好ましく
は1.5〜10バール、例えば3バールにすることがで
きる。
【0015】この点に関する本発明の好ましい実施例で
は、循環ループガス流システムに連結された入口弁及び
出口弁が閉じられると、これとほぼ同時又はこの直後に
フラッシングガス入口弁が開く。フラッシングガス入口
弁が開くと、フラッシングガスがチャンバ内に導入され
るので、チャンバ内の圧力が上昇し、排出弁を開かせ
る。チャンバ内のあらゆる残留燻蒸ガスは、排出弁を通
ってチャンバから追い出され、これによりチャンバ内で
の圧力の発生が回避される。従って、チャンバ内の圧力
が不活性ガスの圧力と置換され、燻蒸ガスの発生が防止
される。好ましくは、チャンバは前記アクセス手段とし
てチャンバのルーフ部分を備えている。このルーフ部分
は、着脱可能な緊締具を介してチャンバの残部に保持さ
れる。着脱可能な緊締具は着脱可能なクリップの形態に
構成できる。別の構成として、チャンバのルーフ部分及
び残部の各々には、これらの接触領域にフランジを設け
ることができる。着脱可能な緊締具はチャンバのルーフ
部分又は残部に旋回可能に取り付けられた蝶ねじの形態
をなしており、チャンバのルーフ部分及び残部が整合さ
れるときに、両フランジの補完形状の溝を介して旋回で
きる。このようにして、チャンバのルーフ部分及び残部
は、蝶ねじが溝を介してフランジ内で旋回され且つ緊締
されると一体に保持される。
は、循環ループガス流システムに連結された入口弁及び
出口弁が閉じられると、これとほぼ同時又はこの直後に
フラッシングガス入口弁が開く。フラッシングガス入口
弁が開くと、フラッシングガスがチャンバ内に導入され
るので、チャンバ内の圧力が上昇し、排出弁を開かせ
る。チャンバ内のあらゆる残留燻蒸ガスは、排出弁を通
ってチャンバから追い出され、これによりチャンバ内で
の圧力の発生が回避される。従って、チャンバ内の圧力
が不活性ガスの圧力と置換され、燻蒸ガスの発生が防止
される。好ましくは、チャンバは前記アクセス手段とし
てチャンバのルーフ部分を備えている。このルーフ部分
は、着脱可能な緊締具を介してチャンバの残部に保持さ
れる。着脱可能な緊締具は着脱可能なクリップの形態に
構成できる。別の構成として、チャンバのルーフ部分及
び残部の各々には、これらの接触領域にフランジを設け
ることができる。着脱可能な緊締具はチャンバのルーフ
部分又は残部に旋回可能に取り付けられた蝶ねじの形態
をなしており、チャンバのルーフ部分及び残部が整合さ
れるときに、両フランジの補完形状の溝を介して旋回で
きる。このようにして、チャンバのルーフ部分及び残部
は、蝶ねじが溝を介してフランジ内で旋回され且つ緊締
されると一体に保持される。
【0016】チャンバのルーフ部分と残部との間には、
これらの両部分の接触領域を実質的にシールするための
しなやかな材料を配置するのが好ましい。しなやかな材
料として、弾性Oリング又はガスケットがある。別の構
成として、チャンバには扉の形態の閉鎖手段を設ける。
この閉鎖手段は、チャンバとシール関係をなしており、
開いたときにチャンバにアクセスすることを許容する。
上記チャンバは、燻蒸ガス発生手段がチャンバを通るガ
ス流に均一に曝されるように燻蒸ガス発生手段を支持で
きるように設計された内部構造を有するのが好ましい。
より詳しくは、この内部構造は、チャンバ内での燻蒸ガ
ス発生手段の蓄積を回避する。このため、この内部構造
は燻蒸ガスの不均一な蓄積を防止でき、従って、チャン
バ内の熱の発生及び局部的な蓄熱が防止される。チャン
バの内部構造は、チャンバ内に収容される内部支持構造
上に支持される。支持構造は、チャンバ内の十字状フレ
ームの形態をなしている。十字状フレームには、該フレ
ーム上に支持される内部構造と係合する手段を有してい
る。本発明の一実施例では、内部構造はトレーの形態を
なしている。好ましくは、トレーはチャンバの内部形状
を補完する形状を有し、且つトレーとチャンバの内周部
との間の周方向ギャップを隔ててチャンバと同心状であ
る。トレーはまた、該トレーの平面に対してほぼ垂直な
方向にトレーを貫通して延びる管状部を備え、該管状部
がトレーのほぼ中央で該トレーと同心状に配置されてい
る。トレーは、該トレーの周囲に配置されたリップすな
わちフランジを備え、管状部がトレーのリップの高さよ
り上方に延びている。
これらの両部分の接触領域を実質的にシールするための
しなやかな材料を配置するのが好ましい。しなやかな材
料として、弾性Oリング又はガスケットがある。別の構
成として、チャンバには扉の形態の閉鎖手段を設ける。
この閉鎖手段は、チャンバとシール関係をなしており、
開いたときにチャンバにアクセスすることを許容する。
上記チャンバは、燻蒸ガス発生手段がチャンバを通るガ
ス流に均一に曝されるように燻蒸ガス発生手段を支持で
きるように設計された内部構造を有するのが好ましい。
より詳しくは、この内部構造は、チャンバ内での燻蒸ガ
ス発生手段の蓄積を回避する。このため、この内部構造
は燻蒸ガスの不均一な蓄積を防止でき、従って、チャン
バ内の熱の発生及び局部的な蓄熱が防止される。チャン
バの内部構造は、チャンバ内に収容される内部支持構造
上に支持される。支持構造は、チャンバ内の十字状フレ
ームの形態をなしている。十字状フレームには、該フレ
ーム上に支持される内部構造と係合する手段を有してい
る。本発明の一実施例では、内部構造はトレーの形態を
なしている。好ましくは、トレーはチャンバの内部形状
を補完する形状を有し、且つトレーとチャンバの内周部
との間の周方向ギャップを隔ててチャンバと同心状であ
る。トレーはまた、該トレーの平面に対してほぼ垂直な
方向にトレーを貫通して延びる管状部を備え、該管状部
がトレーのほぼ中央で該トレーと同心状に配置されてい
る。トレーは、該トレーの周囲に配置されたリップすな
わちフランジを備え、管状部がトレーのリップの高さよ
り上方に延びている。
【0017】好ましくは、トレーのリップの高さは、ト
レーの管状部の高さの60〜90%の間、より好ましく
は70〜85%の間、最も好ましくは80%である。本
発明は、上記チャンバを、管状部が同心状に整合してチ
ャンバの入口ポートからのガスが流れる通路を形成する
ように互いに上下に積み重ねられた複数のトレーを収容
し、トレーは、上下の各トレーを係合させるためのマッ
チング形成部を備え、チャンバ内で積み重ねられた最下
方のトレーは、ガスが該トレーを横切って流れることは
許容するが該トレーを貫流する構成に拡大する。好まし
くは、トレーがチャンバ内で積み重ねられるときにトレ
ーの各管状部の間にはギャップが存在し、該ギャップ
は、ガスが、整合されたトレーの管状部により形成され
る通路から各トレー上に流出することを許容する。整合
されたトレーの管状部の間のギャップの組合せ面積は、
管状部の周囲に、トレーがチャンバ内で積み重ねられた
ときの各トレーの管状部の間の距離を掛けたものであ
り、これは、弁制御される入口ダクトのガス流の方向に
垂直な断面積にほぼ等しい。従って、ガスが、入口ポー
トから、トレーの管状部により形成される通路及びトレ
ー上を通り、更にチャンバの側部を通って下方に流れる
ときに、各トレー上にほぼ等しいガス流を期待できる。
レーの管状部の高さの60〜90%の間、より好ましく
は70〜85%の間、最も好ましくは80%である。本
発明は、上記チャンバを、管状部が同心状に整合してチ
ャンバの入口ポートからのガスが流れる通路を形成する
ように互いに上下に積み重ねられた複数のトレーを収容
し、トレーは、上下の各トレーを係合させるためのマッ
チング形成部を備え、チャンバ内で積み重ねられた最下
方のトレーは、ガスが該トレーを横切って流れることは
許容するが該トレーを貫流する構成に拡大する。好まし
くは、トレーがチャンバ内で積み重ねられるときにトレ
ーの各管状部の間にはギャップが存在し、該ギャップ
は、ガスが、整合されたトレーの管状部により形成され
る通路から各トレー上に流出することを許容する。整合
されたトレーの管状部の間のギャップの組合せ面積は、
管状部の周囲に、トレーがチャンバ内で積み重ねられた
ときの各トレーの管状部の間の距離を掛けたものであ
り、これは、弁制御される入口ダクトのガス流の方向に
垂直な断面積にほぼ等しい。従って、ガスが、入口ポー
トから、トレーの管状部により形成される通路及びトレ
ー上を通り、更にチャンバの側部を通って下方に流れる
ときに、各トレー上にほぼ等しいガス流を期待できる。
【0018】トレーには、上下の各トレーを互いに係合
させるマッチング形成部を設けるのが好ましい。このよ
うなマッチング形成部は例えば雄形部材及び雌形部材の
形態に構成でき、雌形部材はトレーから下方に延びてお
り、トレーから上方に延びた雌形部材と係合する。トレ
ーには連続番号を付して、チャンバ内での積重ねを補助
することができる。本発明は、タブレット、ペレット、
サッシェ(小袋)又はバッグブランケットの形態をなす
加水分解可能な金属リン化物含有燻蒸ガス発生手段が充
填されるチャンバに拡大される。好ましい燻蒸ガス発生
手段は、水と接触するとホスフィンガス(PH3 )を発
生する加水分解可能な金属リン化物(例えばアルミニウ
ムリン化物)を含有するホスフィンガス発生タブレット
又はペレットの形態をなしている。タブレット又はペレ
ット(これらは球形が好ましいけれども、タブレットが
上下に凝集しないように設計された任意の形状にでき
る)は、チャンバ内のトレーの回りに実質的に均一に分
散される。
させるマッチング形成部を設けるのが好ましい。このよ
うなマッチング形成部は例えば雄形部材及び雌形部材の
形態に構成でき、雌形部材はトレーから下方に延びてお
り、トレーから上方に延びた雌形部材と係合する。トレ
ーには連続番号を付して、チャンバ内での積重ねを補助
することができる。本発明は、タブレット、ペレット、
サッシェ(小袋)又はバッグブランケットの形態をなす
加水分解可能な金属リン化物含有燻蒸ガス発生手段が充
填されるチャンバに拡大される。好ましい燻蒸ガス発生
手段は、水と接触するとホスフィンガス(PH3 )を発
生する加水分解可能な金属リン化物(例えばアルミニウ
ムリン化物)を含有するホスフィンガス発生タブレット
又はペレットの形態をなしている。タブレット又はペレ
ット(これらは球形が好ましいけれども、タブレットが
上下に凝集しないように設計された任意の形状にでき
る)は、チャンバ内のトレーの回りに実質的に均一に分
散される。
【0019】別の構成として又はタブレットと関連し
て、サッシェは、上記のタブレットの分散と同様な方法
でトレーの回りに均一に拡散される。別の構成として、
1つ以上のバッグブランケットを、例えばコイルの形状
にしてチャンバ内に吊り下げることができる。後者の場
合、バッグブランケットの巻き部は、バッグの吊り下げ
箇所での接触を防止するスペーサユニットにより分離す
るのが好ましい(このようなサッシェ及びバッグブラン
ケットは、南アフリカ国特許第80/1382号、第7
9/2263号及び対応する英国特許第2046577
号及び第2065474号において考えられている)。
チャンバには、燻蒸ガス発生手段の他の化学的変更例を
使用できる。このような変更例として、シアン化ガス等
を放出するものがある。しかしながら、発生されるホス
フィンガスのため金属リン化物を使用し、燻蒸商品が処
理されたならばあらゆる残留物が酸化されて無害のホス
フェートとなるのが好ましい。大気に放出されるあらゆ
るホスフィンは、同様に無害の燐酸に変換される。本発
明の別の実施例では、チャンバの内部構造は、ガスが通
って流れることを許容するホルダの形態をなしている。
好ましくは、ホルダは、燻蒸ガス発生プレートを収容で
きるリブ及び薄板を備えている(ドイツ国特許第200
2655号参照)。
て、サッシェは、上記のタブレットの分散と同様な方法
でトレーの回りに均一に拡散される。別の構成として、
1つ以上のバッグブランケットを、例えばコイルの形状
にしてチャンバ内に吊り下げることができる。後者の場
合、バッグブランケットの巻き部は、バッグの吊り下げ
箇所での接触を防止するスペーサユニットにより分離す
るのが好ましい(このようなサッシェ及びバッグブラン
ケットは、南アフリカ国特許第80/1382号、第7
9/2263号及び対応する英国特許第2046577
号及び第2065474号において考えられている)。
チャンバには、燻蒸ガス発生手段の他の化学的変更例を
使用できる。このような変更例として、シアン化ガス等
を放出するものがある。しかしながら、発生されるホス
フィンガスのため金属リン化物を使用し、燻蒸商品が処
理されたならばあらゆる残留物が酸化されて無害のホス
フェートとなるのが好ましい。大気に放出されるあらゆ
るホスフィンは、同様に無害の燐酸に変換される。本発
明の別の実施例では、チャンバの内部構造は、ガスが通
って流れることを許容するホルダの形態をなしている。
好ましくは、ホルダは、燻蒸ガス発生プレートを収容で
きるリブ及び薄板を備えている(ドイツ国特許第200
2655号参照)。
【0020】プレートは、活性配合剤が繊維質樹脂結合
マトリックス中に埋入され且つ強い紙の層で覆われた、
標準化された商業的に入手できる形式のもので構成でき
る。プレートは、ガスが、チャンバの入口ダクトから出
口ダクトへと下方に且つプレートの表面を横切って流れ
ることができるように、ホルダ上に垂直に積み重ねるこ
とができる。ホルダは、最大数のプレートをチャンバ内
に取り付けることができる寸法を有している。また、本
発明は上記チャンバにおいて、チャンバ内に取り付けで
きる燻蒸ガスの吸着剤手段及び吸収剤手段と組み合わせ
たものに拡大される。燻蒸ガスがホスフィンである場合
には、吸着剤手段又は吸収剤手段は硝酸銀(AgN
O3 )溶液中で予め活性化された木炭の形態又は種々の
他の形態(例えば銅塩の吸着剤手段又は吸収剤手段)に
することができる。しかしながら、このような手段は再
生可能であることが好ましく、例えばこのような手段は
ゼオライトである(南アフリカ国特許第89/3457
号及び他国での対応特許参照)。吸着剤手段又は吸収剤
手段は、予め成形された本体内に組み込むか、該本体の
形状にすることができる。
マトリックス中に埋入され且つ強い紙の層で覆われた、
標準化された商業的に入手できる形式のもので構成でき
る。プレートは、ガスが、チャンバの入口ダクトから出
口ダクトへと下方に且つプレートの表面を横切って流れ
ることができるように、ホルダ上に垂直に積み重ねるこ
とができる。ホルダは、最大数のプレートをチャンバ内
に取り付けることができる寸法を有している。また、本
発明は上記チャンバにおいて、チャンバ内に取り付けで
きる燻蒸ガスの吸着剤手段及び吸収剤手段と組み合わせ
たものに拡大される。燻蒸ガスがホスフィンである場合
には、吸着剤手段又は吸収剤手段は硝酸銀(AgN
O3 )溶液中で予め活性化された木炭の形態又は種々の
他の形態(例えば銅塩の吸着剤手段又は吸収剤手段)に
することができる。しかしながら、このような手段は再
生可能であることが好ましく、例えばこのような手段は
ゼオライトである(南アフリカ国特許第89/3457
号及び他国での対応特許参照)。吸着剤手段又は吸収剤
手段は、予め成形された本体内に組み込むか、該本体の
形状にすることができる。
【0021】本発明は、燻蒸ガスの吸着剤手段又は吸収
剤手段を収容する装置を備えたチャンバに拡大され、前
記装置はチャンバ内に収容される寸法を有し且つ入口マ
ニホルド及びガスが横切って流れ得るようにする少なく
とも1つの側部形成壁を備えている。側部形成壁は、装
置を構成する材料に孔を穿けることによりガスが通り得
るようにする。装置には、該装置に燻蒸ガス吸着剤手段
又は吸収剤手段を容易に装填できるようにする着脱可能
な蓋を設けることができる。チャンバには、その内部又
は上部にスクラバ装置を設けることも考えられる。上記
チャンバは、従来技術の欠点を次のようにして解決す
る。 〇チャンバ内に残留する残留物を容易に除去できるた
め、燻蒸された商品が、分解された燻蒸ガス発生手段
(金属リン化物)の残留物により汚染されることがな
い。また、チャンバ及び内部構造は、残留物がガス流に
捕捉されないように設計されている。 〇チャンバ内の燻蒸ガスの発生速度は、包囲された燻蒸
空間内の条件と平衡した速度で生じる。また、例えば燻
蒸ガス発生手段が雨等のランダムな要素に曝されること
による燻蒸ガス発生の不均一性及び不規則性が循環ルー
プガス流システムに生じることがない。
剤手段を収容する装置を備えたチャンバに拡大され、前
記装置はチャンバ内に収容される寸法を有し且つ入口マ
ニホルド及びガスが横切って流れ得るようにする少なく
とも1つの側部形成壁を備えている。側部形成壁は、装
置を構成する材料に孔を穿けることによりガスが通り得
るようにする。装置には、該装置に燻蒸ガス吸着剤手段
又は吸収剤手段を容易に装填できるようにする着脱可能
な蓋を設けることができる。チャンバには、その内部又
は上部にスクラバ装置を設けることも考えられる。上記
チャンバは、従来技術の欠点を次のようにして解決す
る。 〇チャンバ内に残留する残留物を容易に除去できるた
め、燻蒸された商品が、分解された燻蒸ガス発生手段
(金属リン化物)の残留物により汚染されることがな
い。また、チャンバ及び内部構造は、残留物がガス流に
捕捉されないように設計されている。 〇チャンバ内の燻蒸ガスの発生速度は、包囲された燻蒸
空間内の条件と平衡した速度で生じる。また、例えば燻
蒸ガス発生手段が雨等のランダムな要素に曝されること
による燻蒸ガス発生の不均一性及び不規則性が循環ルー
プガス流システムに生じることがない。
【0022】〇チャンバは循環ループガス流システム内
に含まれ、小さな副流を構成しない。作動的な不調が生
じると、チャンバは循環ループガス流システムから隔絶
され、システム中に危険性のある高レベルの燻蒸ガスが
発生することはない。 〇作動的な不調が生じた場合、過度に高レベルの燻蒸ガ
スを含有するガス混合物がチャンバ内に生じることはな
い。これは、次のような理由にもよる。 〇ガス循環ループの主流中に燻蒸ガスが含まれるため、
不調が生じるまでは、過度の濃度の燻蒸ガスが蓄積する
ことがない。 〇チャンバには底部から不活性ガスが充填され、チャン
バ内のホスフィンガスを排出弁から追い出す。 〇チャンバ内の雰囲気は不活性ガスであり、O2 が存在
しないため、自己発火(ホスフィンガスの自発的酸化)
は不可能である。 〇チャンバ内に燻蒸ガスが発生し続ける場合でも、チャ
ンバ内の圧力が過度に上昇すると、排出弁を開いて燻蒸
ガスを追い出す。 本発明の第2の態様によれば、ガスダクト及びガス推進
装置と共に循環ループガス流システムを形成する包囲さ
れた燻蒸空間内でバルク商品を燻蒸する方法であって、
燻蒸ガス混合物を発生させ、これにより、包囲された燻
蒸空間内に燻蒸ガス混合物の殺虫濃度を形成し、燻蒸ガ
ス混合物を商品を通して循環させ、燻蒸空間に通じるル
ープガス流システムのガスダクトの一端に連結できる入
口弁により制御される入口ポートと、燻蒸空間に通じる
ループガス流システムのガスダクトの他端に下流側位置
で連結できる出口弁により制御される出口ポートと、不
活性ガス源に連結するためのフラッシングガス入口弁
と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位置からチャンバ内部
にアクセスすべく開くことができるアクセス手段を備え
たチャンバとを有するチャンバ内で燻蒸ガス混合物が発
生される燻蒸方法において、アクセス手段を通してチャ
ンバに燻蒸ガス発生手段を充填するステップと、入口ポ
ート及び出口ポートを介してチャンバを連結して循環ル
ープガス流システムの一部を形成するステップと、入口
弁及び出口弁を開き且つ開いた状態に維持するステップ
と、ガス推進装置を作動して、燻蒸ガス混合物を発生さ
せる間に循環ループガス流システムを通して循環ガス流
を維持するステップとを有する燻蒸方法が提供される。
に含まれ、小さな副流を構成しない。作動的な不調が生
じると、チャンバは循環ループガス流システムから隔絶
され、システム中に危険性のある高レベルの燻蒸ガスが
発生することはない。 〇作動的な不調が生じた場合、過度に高レベルの燻蒸ガ
スを含有するガス混合物がチャンバ内に生じることはな
い。これは、次のような理由にもよる。 〇ガス循環ループの主流中に燻蒸ガスが含まれるため、
不調が生じるまでは、過度の濃度の燻蒸ガスが蓄積する
ことがない。 〇チャンバには底部から不活性ガスが充填され、チャン
バ内のホスフィンガスを排出弁から追い出す。 〇チャンバ内の雰囲気は不活性ガスであり、O2 が存在
しないため、自己発火(ホスフィンガスの自発的酸化)
は不可能である。 〇チャンバ内に燻蒸ガスが発生し続ける場合でも、チャ
ンバ内の圧力が過度に上昇すると、排出弁を開いて燻蒸
ガスを追い出す。 本発明の第2の態様によれば、ガスダクト及びガス推進
装置と共に循環ループガス流システムを形成する包囲さ
れた燻蒸空間内でバルク商品を燻蒸する方法であって、
燻蒸ガス混合物を発生させ、これにより、包囲された燻
蒸空間内に燻蒸ガス混合物の殺虫濃度を形成し、燻蒸ガ
ス混合物を商品を通して循環させ、燻蒸空間に通じるル
ープガス流システムのガスダクトの一端に連結できる入
口弁により制御される入口ポートと、燻蒸空間に通じる
ループガス流システムのガスダクトの他端に下流側位置
で連結できる出口弁により制御される出口ポートと、不
活性ガス源に連結するためのフラッシングガス入口弁
と、排出弁と、燻蒸空間の外部の位置からチャンバ内部
にアクセスすべく開くことができるアクセス手段を備え
たチャンバとを有するチャンバ内で燻蒸ガス混合物が発
生される燻蒸方法において、アクセス手段を通してチャ
ンバに燻蒸ガス発生手段を充填するステップと、入口ポ
ート及び出口ポートを介してチャンバを連結して循環ル
ープガス流システムの一部を形成するステップと、入口
弁及び出口弁を開き且つ開いた状態に維持するステップ
と、ガス推進装置を作動して、燻蒸ガス混合物を発生さ
せる間に循環ループガス流システムを通して循環ガス流
を維持するステップとを有する燻蒸方法が提供される。
【0023】好ましくは、ガス推進装置はチャンバの下
流側に配置される。本発明の方法は、循環ループガス流
システムに設けられ且つガス推進装置にリンクされた少
なくとも1つの燻蒸ガス濃度測定装置及び/又はガス流
量測定装置と、チャンバの弁とによりフィードバック方
法で制御される。燻蒸ガスの濃度は、チャンバを含むル
ープガス流システムのあらゆる部分において、所定限度
(例えば2000ppm)を超えるべきではない。シス
テムのいずれかの領域で燻蒸ガスレベルがこの量を超え
ると、ループガス流システム内のガス流量が増大して、
ループシステム領域内の集中形成が防止される。別の構
成として、システムを、前述のようにして停止し、チャ
ンバを排気することができる。上記方法では、燻蒸ガス
混合物の循環は、燻蒸ガス混合物を、包囲された燻蒸空
間を通して1.5時間以内で完全循環させる速度で行な
われるのが好ましい。6日(144時間)毎に燻蒸空間
を通る空気を完全循環させれば少なくとも充分である
が、より好ましくは3.5日を超えないことである。し
かしながら、完全循環は1.5〜20時間以内に行なう
のが好ましく、より好ましくは2.5〜10時間以内
(例えば4時間以内)に行なう。
流側に配置される。本発明の方法は、循環ループガス流
システムに設けられ且つガス推進装置にリンクされた少
なくとも1つの燻蒸ガス濃度測定装置及び/又はガス流
量測定装置と、チャンバの弁とによりフィードバック方
法で制御される。燻蒸ガスの濃度は、チャンバを含むル
ープガス流システムのあらゆる部分において、所定限度
(例えば2000ppm)を超えるべきではない。シス
テムのいずれかの領域で燻蒸ガスレベルがこの量を超え
ると、ループガス流システム内のガス流量が増大して、
ループシステム領域内の集中形成が防止される。別の構
成として、システムを、前述のようにして停止し、チャ
ンバを排気することができる。上記方法では、燻蒸ガス
混合物の循環は、燻蒸ガス混合物を、包囲された燻蒸空
間を通して1.5時間以内で完全循環させる速度で行な
われるのが好ましい。6日(144時間)毎に燻蒸空間
を通る空気を完全循環させれば少なくとも充分である
が、より好ましくは3.5日を超えないことである。し
かしながら、完全循環は1.5〜20時間以内に行なう
のが好ましく、より好ましくは2.5〜10時間以内
(例えば4時間以内)に行なう。
【0024】ガス流は必ずしも連続的である必要はな
く、1分間当たり高体積流量の間欠流(しかしながら、
一定時間以上)によっても、上記のような完全循環又は
後述の平均流を達成できることが理解されよう。燻蒸ガ
ス混合物の流量は、包囲された燻蒸空間の全体積0.0
05m3 /min.m3 より小さいことが好ましい。こ
の流量は、0.0016〜0.0002m3 /min.
m3 の間、より好ましくは0.0011〜0.0009
m3 /min.m3 (例えば0.0010m3 /mi
n.m3 )から選択する。上記方法は、次のような一連
のチャンバ装填ステップすなわち、 〇入口弁及び出口弁を開き且つこれらの弁を開放位置に
保持し、 〇ガス推進装置を作動させ、 〇ガス発生手段をチャンバに装填し、 〇チャンバを閉じ且つ排出弁を閉じて、チャンバ及び燻
蒸空間を含む循環ループを通る循環を開始させるステッ
プを有することが好ましい。 前述のように、ガス推進装置は、フラッシングガス入口
弁が閉じられていなければ作動しないことが好ましい。
フラッシングガス入口弁に関連して作動するリレーによ
りソレノイドが閉じられ、フラッシングガス入口弁が閉
じられた場合にのみガス推進装置が作動できる。チャン
バの入口弁及び出口弁が開いていなければガス推進装置
が作動しないように構成することも好ましい。
く、1分間当たり高体積流量の間欠流(しかしながら、
一定時間以上)によっても、上記のような完全循環又は
後述の平均流を達成できることが理解されよう。燻蒸ガ
ス混合物の流量は、包囲された燻蒸空間の全体積0.0
05m3 /min.m3 より小さいことが好ましい。こ
の流量は、0.0016〜0.0002m3 /min.
m3 の間、より好ましくは0.0011〜0.0009
m3 /min.m3 (例えば0.0010m3 /mi
n.m3 )から選択する。上記方法は、次のような一連
のチャンバ装填ステップすなわち、 〇入口弁及び出口弁を開き且つこれらの弁を開放位置に
保持し、 〇ガス推進装置を作動させ、 〇ガス発生手段をチャンバに装填し、 〇チャンバを閉じ且つ排出弁を閉じて、チャンバ及び燻
蒸空間を含む循環ループを通る循環を開始させるステッ
プを有することが好ましい。 前述のように、ガス推進装置は、フラッシングガス入口
弁が閉じられていなければ作動しないことが好ましい。
フラッシングガス入口弁に関連して作動するリレーによ
りソレノイドが閉じられ、フラッシングガス入口弁が閉
じられた場合にのみガス推進装置が作動できる。チャン
バの入口弁及び出口弁が開いていなければガス推進装置
が作動しないように構成することも好ましい。
【0025】本発明の方法は、好ましくは、加水分解時
にホスフィンガスを放出する加水分解可能な金属リン化
物(例えばアルミニウムリン化物又はマグネシウムリン
化物)を収容する燻蒸ガス発生手段を用いて行なわれ、
循環ガスループ内の水分がチャンバに通されて金属リン
化物と接触される。包囲された燻蒸空間内の条件は、チ
ャンバ内の燻蒸ガスの発生における流量制限ファクタと
して作用し、包囲された燻蒸空間からチャンバに通され
る空気の水分含有量及び温度が、包囲された燻蒸空間内
の水分含有量及び温度とほぼ平衡している。本発明の上
記方法は、包囲された燻蒸空間が、バルク容器、バルク
貯蔵又は輸送容器又はビン、船倉、鉄道又は道路トラッ
クである場合に適用できるが、本発明の適用はこれらの
包囲燻蒸空間に限定されないことが理解されよう。本発
明の上記方法は、 〇チャンバに燻蒸ガス吸着剤手段又は吸収剤手段を装填
し、 〇循環ガス流システムを作動させることにより、燻蒸の
完了後に循環ガス流システム内の燻蒸ガス成分を除去す
る付加ステップを更に有する。
にホスフィンガスを放出する加水分解可能な金属リン化
物(例えばアルミニウムリン化物又はマグネシウムリン
化物)を収容する燻蒸ガス発生手段を用いて行なわれ、
循環ガスループ内の水分がチャンバに通されて金属リン
化物と接触される。包囲された燻蒸空間内の条件は、チ
ャンバ内の燻蒸ガスの発生における流量制限ファクタと
して作用し、包囲された燻蒸空間からチャンバに通され
る空気の水分含有量及び温度が、包囲された燻蒸空間内
の水分含有量及び温度とほぼ平衡している。本発明の上
記方法は、包囲された燻蒸空間が、バルク容器、バルク
貯蔵又は輸送容器又はビン、船倉、鉄道又は道路トラッ
クである場合に適用できるが、本発明の適用はこれらの
包囲燻蒸空間に限定されないことが理解されよう。本発
明の上記方法は、 〇チャンバに燻蒸ガス吸着剤手段又は吸収剤手段を装填
し、 〇循環ガス流システムを作動させることにより、燻蒸の
完了後に循環ガス流システム内の燻蒸ガス成分を除去す
る付加ステップを更に有する。
【0026】燻蒸ガス吸着剤手段又は吸収剤手段は、硝
酸銀(AgNO3 )が含浸された木炭又は他の種々のも
の(例えば銅塩吸着剤手段又は吸収剤手段)で構成でき
る。しかしながら、このような吸着剤手段又は吸収剤手
段は再生可能なもの、例えばゼオライトが好ましい。吸
着剤手段又は吸収剤手段は予め形成された本体内に入れ
るか、該本体の形状にすることができる。吸着剤手段又
は吸収剤手段は、前述のチャンバ内に収容できる寸法を
もつ装置に設けることができる。循環ガス流システム中
の燻蒸ガス含有物を除去するとき、チャンバからの出口
パイプを循環ループガス流システムから外すことがで
き、これにより、ガスがループガス流システムを通って
循環されるときに、システム(例えばガス推進装置)に
新鮮な空気が取り入れられる。本発明の上記方法により
燻蒸されたバルク商品は、積み上げられた粒状農業商品
又は林業商品でもよい。バルク商品は、穀物、豆、えん
どう豆、レンズ豆、脂肪種子、大豆、ナッツ、コーヒー
豆、茶、これらのうちのいずれかの粉末状、粒状、ペレ
ット状又は薄片状形態、農業商品の粉末製品、粒状又は
ペレット状の動物飼料、特定形態の木材、動物又は魚の
肉、骨粉、特定形態の樹皮、コットン、コットンリン
ト、乾燥果実、乾燥野菜、スパイス、サゴ、でんぷん質
製品及び菓子類からなる群から選択できる。
酸銀(AgNO3 )が含浸された木炭又は他の種々のも
の(例えば銅塩吸着剤手段又は吸収剤手段)で構成でき
る。しかしながら、このような吸着剤手段又は吸収剤手
段は再生可能なもの、例えばゼオライトが好ましい。吸
着剤手段又は吸収剤手段は予め形成された本体内に入れ
るか、該本体の形状にすることができる。吸着剤手段又
は吸収剤手段は、前述のチャンバ内に収容できる寸法を
もつ装置に設けることができる。循環ガス流システム中
の燻蒸ガス含有物を除去するとき、チャンバからの出口
パイプを循環ループガス流システムから外すことがで
き、これにより、ガスがループガス流システムを通って
循環されるときに、システム(例えばガス推進装置)に
新鮮な空気が取り入れられる。本発明の上記方法により
燻蒸されたバルク商品は、積み上げられた粒状農業商品
又は林業商品でもよい。バルク商品は、穀物、豆、えん
どう豆、レンズ豆、脂肪種子、大豆、ナッツ、コーヒー
豆、茶、これらのうちのいずれかの粉末状、粒状、ペレ
ット状又は薄片状形態、農業商品の粉末製品、粒状又は
ペレット状の動物飼料、特定形態の木材、動物又は魚の
肉、骨粉、特定形態の樹皮、コットン、コットンリン
ト、乾燥果実、乾燥野菜、スパイス、サゴ、でんぷん質
製品及び菓子類からなる群から選択できる。
【0027】本発明の第3の態様によれば、加水分解可
能な金属リン化物を含有する燻蒸ガス放出手段から放出
されるホスフィンガスでバルク商品を燻蒸する方法に、
上記チャンバを使用する方法が提供される。
能な金属リン化物を含有する燻蒸ガス放出手段から放出
されるホスフィンガスでバルク商品を燻蒸する方法に、
上記チャンバを使用する方法が提供される。
【0028】
【発明の実施の形態】図1にはガス発生器のチャンバ1
0が示されており、該チャンバ10は入口ダクト13を
介してチャンバ10に通じる入口ポート12を有し、入
口ダクト13はチャンバ10の上部に配置された弁14
により制御される。入口弁14は、弁座14A及び弁軸
14Bを有する。弁軸14Bには、制御ソレノイド28
Aのクリップと係合する第1リップ14B′と、コイル
スプリング36Aを圧縮位置に保持する第2リップ14
B″とが設けられている。入口弁14は、その閉鎖位置
にあるところが示されている。チャンバの下方位置に
は、出口弁18により制御される出口ダクト17に通じ
る出口ポート16が設けられている。出口弁は、弁座1
8A及び弁軸18Bを有する。弁軸18Bには、制御ソ
レノイド28Bのクリップと係合する第1リップ18
B′と、コイルスプリング36Bを圧縮位置に保持する
第2リップ18B″とが設けられている。参照番号28
B′は、ソレノイド28Bの平面図である。出口弁18
はその開放位置にあるところが示されている。また、チ
ャンバ10は、該チャンバ10の下部に連結された燻蒸
ガス入口弁22を有する。燻蒸ガス入口弁22には、圧
縮CO2 を収容するシリンダ24が取り付けられてい
る。弁22はトロイダル状分散部材42に通じており、
該分散部材42の頂部には通孔42Aが設けられてい
る。該通孔42Aを通って、フラッシングガス(例えば
CO2 )が制御された流量でチャンバ10内に流入す
る。
0が示されており、該チャンバ10は入口ダクト13を
介してチャンバ10に通じる入口ポート12を有し、入
口ダクト13はチャンバ10の上部に配置された弁14
により制御される。入口弁14は、弁座14A及び弁軸
14Bを有する。弁軸14Bには、制御ソレノイド28
Aのクリップと係合する第1リップ14B′と、コイル
スプリング36Aを圧縮位置に保持する第2リップ14
B″とが設けられている。入口弁14は、その閉鎖位置
にあるところが示されている。チャンバの下方位置に
は、出口弁18により制御される出口ダクト17に通じ
る出口ポート16が設けられている。出口弁は、弁座1
8A及び弁軸18Bを有する。弁軸18Bには、制御ソ
レノイド28Bのクリップと係合する第1リップ18
B′と、コイルスプリング36Bを圧縮位置に保持する
第2リップ18B″とが設けられている。参照番号28
B′は、ソレノイド28Bの平面図である。出口弁18
はその開放位置にあるところが示されている。また、チ
ャンバ10は、該チャンバ10の下部に連結された燻蒸
ガス入口弁22を有する。燻蒸ガス入口弁22には、圧
縮CO2 を収容するシリンダ24が取り付けられてい
る。弁22はトロイダル状分散部材42に通じており、
該分散部材42の頂部には通孔42Aが設けられてい
る。該通孔42Aを通って、フラッシングガス(例えば
CO2 )が制御された流量でチャンバ10内に流入す
る。
【0029】チャンバ10の頂部には、スプリング26
Aにより制御される排出弁26が設けられている。チャ
ンバ10内の圧力が所定レベルを超えると、弁26はチ
ャンバの内容物を排出できる。排出弁26は、スクラバ
装置27に連結するか、大気25に通気するか、チャン
バの下流側の循環ループガス流システム29に通気され
る。排出方向は、タップ32により制御される。このよ
うなスクラバ装置は、図7に関連して後述するものと同
様に構成するか、これと同様な吸着剤又は吸収剤を充填
することができる。入口弁14及び出口弁18の制御シ
ステムは、制御ソレノイド28A、28B及びコイルス
プリング36A、36Bを有している。弁14、18
は、それぞれ弁軸14B、18Bの第2リップ14
B″、18B″に作用しているコイルスプリング手段3
6A、36Bにより閉鎖位置に押圧されている。出口弁
18は、弁軸18Bの第1リップ18B′と係合するソ
レノイド28Bのクリップにより開放位置に保持され、
弁座18Aをその押圧方向に抗して出口ダクト17から
離れた状態に保持する。ソレノイド28Bへの電力の供
給が中断されると、クリップが弁軸18Bの第1リップ
18B′との係合位置から引っ込み、これにより弁座1
8Aはその押圧方向に移動し、出口ダクト17に対して
座合することにより該出口ダクトを閉鎖する。両弁座1
4A、18Aの座合領域はしなやかな材料で被覆し、両
弁14、18が閉鎖位置にあるときに、入口ダクト13
及び出口ダクト17とシール係合できるようにする。
Aにより制御される排出弁26が設けられている。チャ
ンバ10内の圧力が所定レベルを超えると、弁26はチ
ャンバの内容物を排出できる。排出弁26は、スクラバ
装置27に連結するか、大気25に通気するか、チャン
バの下流側の循環ループガス流システム29に通気され
る。排出方向は、タップ32により制御される。このよ
うなスクラバ装置は、図7に関連して後述するものと同
様に構成するか、これと同様な吸着剤又は吸収剤を充填
することができる。入口弁14及び出口弁18の制御シ
ステムは、制御ソレノイド28A、28B及びコイルス
プリング36A、36Bを有している。弁14、18
は、それぞれ弁軸14B、18Bの第2リップ14
B″、18B″に作用しているコイルスプリング手段3
6A、36Bにより閉鎖位置に押圧されている。出口弁
18は、弁軸18Bの第1リップ18B′と係合するソ
レノイド28Bのクリップにより開放位置に保持され、
弁座18Aをその押圧方向に抗して出口ダクト17から
離れた状態に保持する。ソレノイド28Bへの電力の供
給が中断されると、クリップが弁軸18Bの第1リップ
18B′との係合位置から引っ込み、これにより弁座1
8Aはその押圧方向に移動し、出口ダクト17に対して
座合することにより該出口ダクトを閉鎖する。両弁座1
4A、18Aの座合領域はしなやかな材料で被覆し、両
弁14、18が閉鎖位置にあるときに、入口ダクト13
及び出口ダクト17とシール係合できるようにする。
【0030】チャンバは着脱可能なルーフ44を有し、
該ルーフ44は、これがクリップ48により所定位置に
クリップされるときチャンバとのシール係合を確保する
弾性Oリング46を備えている。ルーフ44は、入口ダ
クト13の方向にテーパした截頭円錐状をなしている。
チャンバ10の下部内には十字状支持構造52が配置さ
れ、該支持構造52は、チャンバ10内で互いに積み重
ねられ且つ支持構造52上に支持されるトレー54と係
合する手段52Aを有している。トレーは、ホスフィン
ガス発生ペレット(図示せず)を支持し且つトレー54
を通って延びている中央管状部54Aを有している。ト
レー54が図示のようにチャンバ10内で積み重ねられ
ると、トレー54の管状部54Aが同心状に整合され、
ガスがチャンバ10の入口ダクト13から矢印56のよ
うに流れる通路を形成する。トレー54の各管状部54
Aの間にはギャップが存在し、これらのギャップは、ガ
ス56が管状部54Aにより形成される通路から流出し
て、各トレー54上を通り、トレーとチャンバの内周面
との間の周方向ギャップを通り、出口ダクト17に向か
って下方に流れることを可能にする。最下方のトレー
は、閉鎖された管状部54A′を備えている。またトレ
ー54は外方リップ54Dを有し、該リップ54Dは、
トレー54上を流れるガスがトレー54上のあらゆる埃
を巻き上げることを防止する。またトレー54は、該ト
レーの下部に配置された雄形部材54Cを有し、該雄形
部材54Cは、トレー54から上方に延びた雌形部材5
4Bと係合する。
該ルーフ44は、これがクリップ48により所定位置に
クリップされるときチャンバとのシール係合を確保する
弾性Oリング46を備えている。ルーフ44は、入口ダ
クト13の方向にテーパした截頭円錐状をなしている。
チャンバ10の下部内には十字状支持構造52が配置さ
れ、該支持構造52は、チャンバ10内で互いに積み重
ねられ且つ支持構造52上に支持されるトレー54と係
合する手段52Aを有している。トレーは、ホスフィン
ガス発生ペレット(図示せず)を支持し且つトレー54
を通って延びている中央管状部54Aを有している。ト
レー54が図示のようにチャンバ10内で積み重ねられ
ると、トレー54の管状部54Aが同心状に整合され、
ガスがチャンバ10の入口ダクト13から矢印56のよ
うに流れる通路を形成する。トレー54の各管状部54
Aの間にはギャップが存在し、これらのギャップは、ガ
ス56が管状部54Aにより形成される通路から流出し
て、各トレー54上を通り、トレーとチャンバの内周面
との間の周方向ギャップを通り、出口ダクト17に向か
って下方に流れることを可能にする。最下方のトレー
は、閉鎖された管状部54A′を備えている。またトレ
ー54は外方リップ54Dを有し、該リップ54Dは、
トレー54上を流れるガスがトレー54上のあらゆる埃
を巻き上げることを防止する。またトレー54は、該ト
レーの下部に配置された雄形部材54Cを有し、該雄形
部材54Cは、トレー54から上方に延びた雌形部材5
4Bと係合する。
【0031】図2及び図3から、チャンバ10が2つの
部分10A、10Bからなり、両部分がこれらのフラン
ジ10A′、10B′に沿って結合されることが理解さ
れよう。部分10Bは、出口ダクト17に向かって截頭
円錐状にテーパしている。図4〜図6から理解されよう
が、チャンバ10内にはホスフィンガス発生プレート6
4の支持体62が配置され、該プレート64は垂直に重
ねられて、ガスがこれらの上を通ってチャンバ(図示せ
ず)の頂部から底部へと流れることができるようにして
いる。これらのプレートは商業的に入手できる標準形の
ものであり、ここでは、配合剤が、繊維質の樹脂結合マ
トリックス中に埋入され且つ強い紙の層で覆われたマグ
ネシウムリン化物である。支持体62は、ガスが支持体
62を通って流れることができるように薄板状をなして
おり、薄板65にはプレート64が嵌合されるスロット
66が設けられている。またプレート64は、リブ68
により支持体上の所定位置に保持される。リブ68は、
プレート64を直立位置に支持するだけでなく、プレー
ト64を等間隔を隔てた状態に維持する。図7には吸着
剤及び吸収剤を収容する手段70が示されており、該手
段70は、複数の貫通出口孔72が設けられた入口マニ
ホルド71を備えている。また装置70は側部形成壁7
3を有し、該壁にはこれを貫通する孔74が設けられて
いる。また装置は蓋75を有し、該蓋75には、これを
貫通する孔により入口マニホルド71を収容する。装置
70は、トレーが取り外された後に、図1に示すように
チャンバ10内に取り付けることができる寸法を有して
いる。
部分10A、10Bからなり、両部分がこれらのフラン
ジ10A′、10B′に沿って結合されることが理解さ
れよう。部分10Bは、出口ダクト17に向かって截頭
円錐状にテーパしている。図4〜図6から理解されよう
が、チャンバ10内にはホスフィンガス発生プレート6
4の支持体62が配置され、該プレート64は垂直に重
ねられて、ガスがこれらの上を通ってチャンバ(図示せ
ず)の頂部から底部へと流れることができるようにして
いる。これらのプレートは商業的に入手できる標準形の
ものであり、ここでは、配合剤が、繊維質の樹脂結合マ
トリックス中に埋入され且つ強い紙の層で覆われたマグ
ネシウムリン化物である。支持体62は、ガスが支持体
62を通って流れることができるように薄板状をなして
おり、薄板65にはプレート64が嵌合されるスロット
66が設けられている。またプレート64は、リブ68
により支持体上の所定位置に保持される。リブ68は、
プレート64を直立位置に支持するだけでなく、プレー
ト64を等間隔を隔てた状態に維持する。図7には吸着
剤及び吸収剤を収容する手段70が示されており、該手
段70は、複数の貫通出口孔72が設けられた入口マニ
ホルド71を備えている。また装置70は側部形成壁7
3を有し、該壁にはこれを貫通する孔74が設けられて
いる。また装置は蓋75を有し、該蓋75には、これを
貫通する孔により入口マニホルド71を収容する。装置
70は、トレーが取り外された後に、図1に示すように
チャンバ10内に取り付けることができる寸法を有して
いる。
【図1】多数のトレーを含むチャンバを通る断面図であ
る。
る。
【図2】トレーを収容するチャンバの一部を示す分解断
面図である。
面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】リン化物プレートがチャンバに含まれている図
2の別の実施例を示すものである。
2の別の実施例を示すものである。
【図5】図4のX−X線を通る断面図である。
【図6】図4のY−Y線を通る断面図である。
【図7】燻蒸ガスの吸着手段及び吸収手段を収容する装
置の分解図である。
置の分解図である。
10 ガス発生器のチャンバ 12 入口ポート 13 入口ダクト 14 入口弁 14A 弁座 14B 弁軸 14B′第1リップ 14B″第2リップ 16 出口ポート 17 出口ダクト 18 出口弁 18A 弁座 18B 弁軸 18B′第1リップ 18B″第2リップ 22 フラッシングガス入口弁 24 シリンダ 25 大気 26 排出弁 26A スプリング 27 スクラバ装置 28A 制御ソレノイド 28B 制御ソレノイド 29 循環ループガス流システム 32 タップ 36A コイルスプリング 36B コイルスプリング 42 トロイダル状分散部材 42A 通孔 44 ルーフ 46 Oリング 48 クリップ 52 十字状支持構造 52A トレーと係合する手段 54 トレー 54A 管状部 54B 雌形部材 54C 雄形部材 54D リップ 62 支持体 64 ホスフィンガス発生プレート 65 薄板 66 スロット 68 リブ 70 吸着剤手段又は吸収剤手段 72 出口孔 73 側部形成壁 74 孔 75 蓋
Claims (36)
- 【請求項1】 燻蒸ガス混合物を製造し且つ該混合物
を、商品の燻蒸を行なう閉鎖燻蒸空間と、該燻蒸空間と
は反対領域に連結されたガス推進装置を備えたガスダク
トとを有する循環ループガス流システムに供給する燻蒸
方法に使用するチャンバであって、燻蒸ガスを放出する
燻蒸ガス発生手段を受け入れるように構成されたチャン
バにおいて、 燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダクトの
一端に連結できる入口弁により制御される入口ポート
と、 燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダクトの
他端に下流側位置で連結できる出口弁により制御される
出口ポートと、 フラッシングガス入口弁により制御される、不活性ガス
源に連結するためのフラッシングガス入口と、 排出弁と、 燻蒸空間の外部の位置からチャンバ内部にアクセスすべ
く開くことができるアクセス手段を備えたチャンバとを
有し、 入口弁及び出口弁が開いているときに、チャンバが、ガ
スダクトの両端部に連結されるとループガス流システム
の一部を形成することを特徴とする燻蒸チャンバ。 - 【請求項2】 前記入口ポートを燻蒸空間に通じるガス
ダクトの前記一端に連結し且つ出口ポートを燻蒸空間に
通じるガスダクトの前記他端に連結することにより循環
ループガス流システムに連結されることを特徴とする請
求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項3】 前記ガス推進装置が循環ループガス流シ
ステムのチャンバの下流側に配置されており、出口弁に
負圧を与えることを特徴とする請求項2に記載の燻蒸チ
ャンバ。 - 【請求項4】 前記チャンバには、ガス循環の電源の故
障又は不調に応答し、このような故障又は不調が生じた
ときに入口弁及び出口弁を閉じ且つフラッシングガス入
口弁を開く手段が関連又は設けられており、入口弁及び
出口弁は、閉鎖位置に向かって押圧されているけれど
も、電力が弁又は弁制御手段に供給されると開放位置に
保持されるように作動できることを特徴とする請求項1
に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項5】 前記入口ポートがチャンバの上部に配置
され、出口ポートがチャンバの下部に配置されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項6】 前記フラッシングガス入口弁又は該弁の
制御手段が入口弁及び出口弁又はこれらの制御手段にリ
ンクされており、入口弁及び出口弁が閉じるとフラッシ
ングガス入口弁が開いて不活性ガスがチャンバ内に流入
できることを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チャン
バ。 - 【請求項7】 前記フラッシングガスはフラッシングガ
ス入口弁に連結された圧力シリンダ内に収容された不活
性ガスであり、フラッシングガス入口弁は、これに取り
付けられたシリンダからの圧力を受けない限り閉じられ
ないことを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項8】 前記フラッシングガスがCO2 であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項9】 前記排出弁がチャンバの上部に配置さ
れ、前記排出弁は、スクラバシステム、大気又はループ
ガス流システムの下流側に通じており且つ閉鎖位置に向
かって押圧されるように機械的に作動され、前記排出弁
はチャンバ内の圧力に応答して、チャンバ内の圧力が所
定限度を超えると開くことを特徴とする請求項1に記載
の燻蒸チャンバ。 - 【請求項10】 前記アクセス手段としてチャンバのル
ーフ部分を有し、該ルーフ部分は取り外すことができ且
つ着脱可能な緊締具を介してチャンバの残部に保持され
ることを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項11】 前記燻蒸ガス発生手段がチャンバを通
るガス流に均一に曝されるように、燻蒸ガス発生手段を
支持すべく設計された内部構造を有することを特徴とす
る請求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項12】 前記内部構造がトレーの形態をなして
いることを特徴とする請求項11に記載の燻蒸チャン
バ。 - 【請求項13】 前記トレーは、該トレーとチャンバの
内周部との間に周方向ギャップを隔てチャンバと同心状
に配置され、トレーは、該トレーの平面に対してほぼ垂
直な方向にトレーを貫通して延びる管状部を備え、該管
状部がトレーのほぼ中央で該トレーと同心状に配置され
ていることを特徴とする請求項12に記載の燻蒸チャン
バ。 - 【請求項14】 前記トレーは、該トレーの周囲に配置
されたリップすなわちフランジを備え、管状部がトレー
のリップの高さより上方に延びていることを特徴とする
請求項12に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項15】 前記トレーのリップの高さは、トレー
の管状部の高さの60〜90%の間にあることを特徴と
する請求項14に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項16】 前記管状部が同心状に整合してチャン
バの入口ポートからのガスが流れる通路を形成するよう
に互いに上下に積み重ねられた複数のトレーを収容し、
トレーは、上下の各トレーを係合させるためのマッチン
グ形成部を備え、チャンバ内で積み重ねられた最下方の
トレーは、ガスが該トレーを横切って流れることは許容
するが該トレーを貫流することを防止することを特徴と
する請求項12に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項17】 前記トレーがチャンバ内で積み重ねら
れるときにトレーの各管状部の間にはギャップが存在
し、該ギャップは、ガスが、整合されたトレーの管状部
により形成される通路から各トレー上に流出することを
許容することを特徴とする請求項16に記載の燻蒸チャ
ンバ。 - 【請求項18】 前記整合されたトレーの管状部の間の
ギャップの組合せ面積は、管状部の周囲に、トレーがチ
ャンバ内で積み重ねられたときの各トレーの管状部の間
の距離を掛けたものであり、これは、弁制御される入口
ダクトのガス流の方向に垂直な断面積にほぼ等しいこと
を特徴とする請求項17に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項19】 加水分解可能な金属リン化物を収容す
る燻蒸ガス発生手段には、タブレット、ペレット又はコ
イルの形状をなすチャンバ内に吊り下げられた1つ以上
のバッグブランケットが充填され、前記コイルの巻き部
がスペーサユニットにより分離されていることを特徴と
する請求項1に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項20】 前記内部構造はガスが流れることを許
容するホルダの形態をなしており、該ホルダは燻蒸ガス
発生プレートを収容できるリブ及び薄板を備えているこ
とを特徴とする請求項11に記載の燻蒸チャンバ。 - 【請求項21】 前記チャンバの内部に配置できるよう
に構成された燻蒸ガスの吸着剤手段又は吸収剤手段と組
み合わされることを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チ
ャンバ。 - 【請求項22】 内部又は上部にスクラバ装置が設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の燻蒸チャン
バ。 - 【請求項23】 ガスダクト及びガス推進装置と共に循
環ループガス流システムを形成する包囲された燻蒸空間
内でバルク商品を燻蒸する方法であって、燻蒸ガス混合
物を発生させ、これにより、包囲された燻蒸空間内に燻
蒸ガス混合物の殺虫濃度を形成し、燻蒸ガス混合物を商
品を通して循環させ、 燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダクトの
一端に連結できる入口弁により制御される入口ポート
と、 燻蒸空間に通じるループガス流システムのガスダクトの
他端に下流側位置で連結できる出口弁により制御される
出口ポートと、 不活性ガス源に連結するためのフラッシングガス入口弁
と、 排出弁と、 燻蒸空間の外部の位置からチャンバ内部にアクセスすべ
く開くことができるアクセス手段を備えたチャンバとを
有するチャンバ内で燻蒸ガス混合物が発生される燻蒸方
法において、 アクセス手段を通してチャンバに燻蒸ガス発生手段を充
填するステップと、入口ポート及び出口ポートを介して
チャンバを連結して循環ループガス流システムの一部を
形成するステップと、入口弁及び出口弁を開き且つ開い
た状態に維持するステップと、ガス推進装置を作動し
て、燻蒸ガス混合物を発生させる間に循環ループガス流
システムを通して循環ガス流を維持するステップとを有
することを特徴とする請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項24】 前記ガス推進装置がチャンバの下流側
に配置されていることを特徴とする請求項23に記載の
燻蒸方法。 - 【請求項25】 前記循環ループガス流システムに設け
られ且つガス推進装置にリンクされた少なくとも1つの
燻蒸ガス濃度測定装置及び/又はガス流量測定装置と、
チャンバの弁とによりフィードバック方法で制御される
ことを特徴とする請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項26】 前記燻蒸ガス混合物の循環が、燻蒸ガ
ス混合物を、包囲された燻蒸空間を通して1.5時間以
内で完全循環させる速度で行なわれることを特徴とする
請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項27】 前記完全循環が1.5〜20時間以内
に行なわれることを特徴とする請求項26に記載の燻蒸
方法。 - 【請求項28】 前記燻蒸ガス混合物の流量が、包囲さ
れた燻蒸空間の全体積0.005m3 /min.m3 よ
り小さいことを特徴とする請求項23に記載の燻蒸方
法。 - 【請求項29】 入口弁及び出口弁を開き且つこれらの
弁を開放位置に保持し、 ガス推進装置を作動させ、 ガス発生手段をチャンバに装填し、 チャンバを閉じ且つ排出弁を閉じて、チャンバ及び燻蒸
空間を含む循環ループを通る循環を開始させることによ
りチャンバを装填するステップを有することを特徴とす
る請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項30】 加水分解時にホスフィンガスを放出す
る加水分解可能な金属リン化物を収容する燻蒸ガス発生
手段を用いて行なわれ、循環ガスループ内の水分がチャ
ンバに通されて金属リン化物と接触されることを特徴と
する請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項31】 前記包囲された燻蒸空間内の条件は、
チャンバ内の燻蒸ガスの発生における流量制限ファクタ
として作用し、包囲された燻蒸空間からチャンバに通さ
れる空気の水分含有量及び温度が、包囲された燻蒸空間
内の水分含有量及び温度とほぼ平衡していることを特徴
とする請求項30に記載の燻蒸方法。 - 【請求項32】 前記包囲された燻蒸空間は、バルク容
器、バルク貯蔵又は輸送容器又はビン、船倉、鉄道又は
道路トラックであることを特徴とする請求項23に記載
の燻蒸方法。 - 【請求項33】 チャンバに燻蒸ガス吸着剤手段又は吸
収剤手段を装填し、循環ガス流システムを作動させるこ
とにより、燻蒸の完了後に循環ガス流システム内の燻蒸
ガス成分を除去する付加ステップを更に有することを特
徴とする請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項34】 使用される燻蒸ガスは、アルミニウム
リン化物又はマグネシウムリン化物の加水分解により得
られ、燻蒸ガス放出手段から放出されるホスフィンガス
であり、燻蒸ガス吸着剤手段又は吸収剤手段は硝酸銀
(AgNO3 )が含浸された木炭又はゼオライトである
ことを特徴とする請求項23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項35】 前記バルク商品が、積み上げられた粒
状農業商品又は林業商品であることを特徴とする請求項
23に記載の燻蒸方法。 - 【請求項36】 前記バルク商品は、穀物、豆、えんど
う豆、レンズ豆、脂肪種子、大豆、ナッツ、コーヒー
豆、茶、これらのうちのいずれかの粉末状、粒状、ペレ
ット状又は薄片状形態、農業商品の粉末製品、粒状又は
ペレット状の動物飼料、特定形態の木材、動物又は魚の
肉、骨粉、特定形態の樹皮、コットン、コットンリン
ト、乾燥果実、乾燥野菜、スパイス、サゴ、でんぷん質
製品及び菓子類からなる群から選択されることを特徴と
する請求項23に記載の燻蒸方法。
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