JPH08103188A - 水中ポンプ兼エアポンプ用濾過装置 - Google Patents

水中ポンプ兼エアポンプ用濾過装置

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JPH08103188A
JPH08103188A JP6241077A JP24107794A JPH08103188A JP H08103188 A JPH08103188 A JP H08103188A JP 6241077 A JP6241077 A JP 6241077A JP 24107794 A JP24107794 A JP 24107794A JP H08103188 A JPH08103188 A JP H08103188A
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filtration
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は金魚、熱帯魚等の観賞魚や水草の観
賞用水槽内に設けられる濾過装置で、水中ポンプ用とエ
アポンプ用とに兼用できるようにしたものである。 【構成】 濾過ケースC内の濾過室Fu内をそこに収容
される濾材26により、吸水口3に連通する上流室32
と、排水管2に連通する下流室33とに区画し、その下
流室33内に水中ポンプPwを収容することにより水中
ポンプ用濾過装置として、またこれに代えて下流室33
に連通する給気通路9にエアポンプPaを接続すること
によりエアポンプ用濾過装置として使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金魚、熱帯魚、海水魚
等の観賞魚や水草を飼育、育成するための、水中ポンプ
兼エアポンプ用濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に金魚、熱帯魚等の観賞魚を飼育、
育成するための観賞魚用水槽内の水を濾過する濾過装置
として、その濾過装置を水槽内に設置するようにした内
部式のものと、濾過装置を水槽外に設置するようにした
外部式のものとが良く知られているが、この内部式濾過
装置は、濾過能率が良いこと、比較的廉価に提供できる
こと等の理由から広く一般に普及している。
【0003】ところで前記内部式濾過装置は水槽内に設
置される濾過装置に、水槽外に配設したエアポンプから
の加圧エアを送給することにより、エア気泡の上昇力を
利用してその濾過装置に水を循環させるもの(たとえば
特公昭60−7932号公報参照)および水槽内に水中
ポンプを設置して、該ポンプからの加圧水を利用して濾
過装置に水を循環させるもの(特公平5−39575号
公報参照)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでエアポンプに
よる濾過手段では、水槽内の水に充分な酸素の補給がで
きるので、観賞魚を飼育、育成する上で好都合である反
面エア気泡が水中に溶解する二酸化炭素を外部に放散す
る傾向があるため、水中の二酸化炭素が不可欠な水草に
とっては不都合であり、一方水中ポンプによる濾過手段
では、水中の水を濾過装置を通して循環するので、水草
の生育には好都合である反面水中への酸素補給が不十分
となり、観賞魚にとって不都合である、という課題があ
る。
【0005】そこで本発明は観賞魚の飼育を主体にする
場合にも、また水草の育成を主体にする場合のいずれに
も都合が良いように、エアポンプあるいは水中ポンプの
いずれの濾過手段にも利用できるようにして、前記課題
を解決した、新規な水中ポンプ兼エアポンプ用濾過装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
請求項1記載の発明によれば、内部に濾過室を画成する
濾過ケースと、該濾過ケース内に収容されて前記濾過室
を、吸水口に連通する上流室と排水管に連通する下流室
とに区画する濾材と、前記下流室を外部に連通する給気
通路と、前記下流室内に着脱可能に収容される水中ポン
プと、前記給気通路にエアパイプを介して着脱可能に接
続されるエアポンプと、前記給気通路に着脱自在に設け
られ、該通路を閉じる栓体とを備えてなることを特徴と
している。
【0007】また本請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1記載のものにおいて、前記濾材は、分割端縁を
有して筒状に形成され、その分割端縁の開放により、そ
の内部に形成される下流室に前記水中ポンプを出入可能
としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、濾過ケース内に
水中ポンプを収容、設置することにより濾過装置を水中
ポンプ用として使用することができ、また前記水中ポン
プに代えて給気通路にエアポンプを接続することにより
エアポンプ用として使用することができる。
【0009】また請求項2記載の発明によれば、前記作
用に加えて濾材を取り出すことなく、水中ポンプの濾過
ケース内への出入が可能である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
について説明する。
【0011】図1は、水中ポンプによる濾過装置の縦断
側面図、図2は、エアポンプによる濾過装置の縦断側面
図、図3は、図1の3線矢視上面図、図4は、図1の4
線矢視底面図、図5は、図1の5−5線に沿う横断面
図、図6は、図1の6−6線に沿う部分断面図、図7
は、濾過装置の分解斜視図である。
【0012】水槽V内に設けられる濾過ケースCは、ケ
ース主体C1 と、その開放下面に着脱自在に嵌着される
同じく合成樹脂製の八角形状の皿状をなす底蓋C2 とよ
り構成される。前記ケース主体C1 は、透明もしくは半
透明の硬質合成樹脂材により成形されて、八角筒形状に
形成され、その下面は全面にわたり開放されている。ケ
ース主体C1 の上面1の中央部には、排出管2が上方に
向けて一体に突設されると共にその周囲に多数の上部吸
水口3が穿設されている。またケース主体C1の側面下
縁の対向部には、対をなす差込舌片4が形成されると共
にそれらの間に、逆U字状のコード挿通溝5が形成され
ている。
【0013】前記底蓋C2 は、前記ケース主体C1 と同
一材料によりそれと同形状に形成され、その底面6に
は、多数の下部吸水口7が放射状に穿設されると共にそ
の中央部に上端を開口した給気口8が形成されており、
この給気口8には、底蓋C2 の外側面に開口される給気
通路9が接続されている。またこの給気口8の出口に
は、多孔質材よりなるエア放散用のエアストン10が嵌
着されている。前記給気通路9の開口端は、この濾過装
置を水中ポンプ用として使用するとき、図1に示すよう
に栓体11により閉じられ、またこれをエアポンプ用と
して使用するとき、図2に示すように栓体11を抜取り
そこにエアパイプ40に連なる接続パイプ12が接続さ
れる。底蓋C2 内には、重錘および粗な濾材として作用
する大磯等の小石13が充填され、その開口上面は、蓋
板14により閉じられている。この蓋板14にはその全
面にわたって流通口15が開口されており、これらの流
通口15を通して底蓋C2 内は前記ケース主体C1 内に
形成される、後述の上部濾過室Fuの下流室33に連通
される。また前記給気口8も蓋板14を貫通して下流室
33に連通される。底蓋C2 の対向側面には対をなす差
込孔16が一体に形成されており、これらの差込孔16
に、前記差込舌片4を差込係合することにより、底蓋C
2 上に前記ケース主体C1 を組付けられ、前記濾過ケー
スCが形成される。
【0014】次に前記ケース主体C1 と、底蓋C2 とで
形成される濾過ケースC内に収容される濾材保持枠Fの
構造について説明すると、これは中央部に排水口18が
開口されて外周が波状に形成される天板17と、八角形
状の底板19とを複数本の連結棒20により一体に連結
して構成されており、その底板19の中央部には、前記
給気口8に連通し得る連通口21が開口されると共にそ
の周囲に多数の小孔22が穿設され、これらの小孔22
は前記蓋板14の流通口15に連通される。天板17の
下面には、排出口18の周囲に等間隔を存して下方に延
びる複数の上部係止突起23が一体に突設され、また前
記底板19の上面にも前記上部係止突起23に対応する
下部係止突起24が連通口21の周囲に等間隔を存して
突設されている。
【0015】前述のように形成される濾材保持枠Fに
は、板状をなす密な濾材26が交換可能に保持される。
図5,7に明瞭に示すように、前記板状の濾材26は、
その内周面を連結棒20に、またその外周面を前記上、
下部係止突起23,24に交互にジグザグ状に係止させ
ることによりコルゲート状に屈曲させ、それらの両端縁
26eを相互に衝合させることにより、筒状をなして濾
材保持枠Fに保持される。図6に示すように濾材保持枠
Fの天板17は濾材26の両端縁26eの衝合部に対応
したところで、左右に分割されており、この天板17の
一方の分割端縁171 には係合突片27が下向きに突設
され、またその他方の分割端縁172 には前記係合突片
27に対応する係止孔28および段差29が形成されて
おり、係合突片27を係止孔28に嵌入させることによ
り天板17の分割部を一体に結合することができ、また
係合突片27を係止孔28から外すことにより天板17
を濾材26と共に左右に分離することができ、後述する
ように、その分離開口部を通して水中ポンプPwを筒状
の濾材26内に装入し、あるいはそこから取り出すこと
ができる。
【0016】八角形状の底蓋C2 の蓋板14の各コーナ
にはそれぞれ嵌込孔30が開口されており、これらの嵌
込孔30に前記濾材保持枠Fの連結棒20の下端を抜差
自在に差込むことにより、底蓋C2 上の所定位置に濾材
保持枠Fを保持させることができる。
【0017】底蓋C2 上の所定位置に、前述したように
濾材保持枠Fを保持させた後、ケース主体C1 を、その
開口底面より濾材保持枠F上に被せて、その差込舌片4
を差込孔16に差込係止すれば、内部に濾材保持枠Fを
収容して濾過ケースCを組付けることができ、ケース主
体C1 内に上部濾過室Fuが、また底蓋C2 内に下部濾
過室Fdがそれぞれ形成される。そして前記上部濾過室
Fu内は、前記濾材26によりその外側の上流室すなわ
ち未清浄室32と、その内側の下流室すなわち清浄室3
3とに区画され、前記上流室32は上部吸水口3を通し
て外部に連通され、また下流室33は排出管2を通して
外部に連通されると共に小孔22、流通口15を通して
下部濾過室Fdに連通される。
【0018】前記濾過装置は、その作動源として水中ポ
ンプPw用あるいはエアポンプPa用の何れにも対応で
きるように構成されている。
【0019】まず水中ポンプPw用とする場合には、天
板17の分割端縁171 ,172 を左右に分離すると共
に濾材26の端縁26eを左右に分離して、濾材26の
側面を開放し、その開放部を通して水中ポンプPwを濾
材26の内部すなわち下流室33内に装入する。その後
天板17の分割端縁171 ,172 を結合し、濾材26
の端縁26e同志を閉じる。そして水中ポンプPaのリ
ード線35をその端縁26e間より外部に引き出す。以
上により図1に示すように濾材26の内部すなわち下流
室33に水中ポンプPwを収容、設置することができ
る。この水中ポンプPwは、その上部に吸込口36およ
び吐出口37が開口され、その吐出口37に上方に延び
る吐出管38が接続され、この吐出管38はケース主体
1 の排出管2に差込、連通される。
【0020】濾過装置を水中ポンプPwにより作動する
には、前述のように濾材26内に水中ポンプPwを収容
した濾過装置は、図1に示すようにその底蓋C2 が、水
槽Vに敷設される小石内に埋設されるように設置する。
水中ポンプPwの駆動によれば、水槽V内の水は2系統
に分流して濾過ケースC内に吸引され濾過される。すな
わち水槽V内の一部の水は図1矢印aに示すようにケー
ス主体C1 の上部吸水口3より未浄化室すなわち上流室
32に吸引され、密な濾材26を通過して濾過された
後、清浄室すなわち下流室33内に入り、水中ポンプP
wに吸引される。また水槽V内の他の一部の水は図1矢
印bに示すように、底蓋C2 内の粗な濾材を構成する小
石13を通過して濾過された後、流通口15、小孔22
を通過して下流室33内に入り、そこから水中ポンプP
wに吸引される。水中ポンプPwから吐出される清浄水
は、その吐出管38より排水管2を通り水槽V内に戻さ
れ、これにより水槽V内の水を循環濾過することができ
る。
【0021】以上のように水中ポンプPwにより濾過装
置を作動する場合には、水中にエアを混入することな
く、水の濾過が可能であるので、水草の生育にきわめて
有効である。
【0022】次に濾過装置をエアポンプPaにより作動
する場合について説明すると、この場合には、水中ポン
プPwを上部濾過室Fuより取り出し、また給気通路9
から栓体11を抜取り、そこに接続パイプ12を接続す
る。接続パイプ12にはエアパイプ40を介して水槽V
外に設けられるエアポンプPaを接続する。エアポンプ
Paの作動によれば、そこからの加圧エアは、エアパイ
プ40、接続パイプ12および給気通路9を通って下流
室33に気泡状に噴出され、その噴出エアは気流となっ
て下流室33内を上昇し、それに伴って下流室33内の
水も上昇して排出管2を通って水槽V外に吐出される。
その結果、下流室33内に吸水力が作用して水槽V内の
水は、前記水中ポンプPwに依る場合と同様に、図2に
矢印a′および矢印b′に示すように上、下部濾過室F
u,Fdに分流して流れて濾過された後、上部濾過室F
uの清浄室すなわち下流室33にて合流して排出管2よ
り水槽V内に戻され、これにより水槽V内の水を循環濾
過することができる。
【0023】以上のようにエアポンプPaにより濾過装
置が作動される場合には、水槽V内の水はエアを混入し
て水槽V内を流れるので、酸素補給の必要な観賞魚の飼
育、育成に有効である。
【0024】而して水中ポンプPwあるいはエアポンプ
Paの何れにより濾過装置を作動する場合にも本出願人
の所有する特許発明(特許第1284963号、特公昭
60−7932号)と同じく水槽V内の水は2系統に分
流して流れ、その一方の流れは、通水抵抗の比較的大き
い濾過材26を流れてその流速は比較的小さくなり、こ
れにより密な濾材26内に好気性微生物の繁殖を促し
(一般に濾材を流れる水の流速が大きいと、そこに好気
性微生物が繁殖しにくい)、この好気性微生物により、
密な濾材26に付着、堆積する残餌や糞等の有機物を分
解してその目詰まりを軽減すると共に前記好気性微生物
を観賞魚の生餌として供することができる。一方他方の
水の流れは粗な濾材を構成する小石13を抵抗少なく通
過して下流室33に至り、該下流室33に常に吸水力を
作用させ、たとえ密な濾材26が目詰まり傾向になった
としても上流室32から密な濾材26を通して下流室3
3へと流れる前記一方の水の流れが途絶えることがな
く、長期にわたって良好な濾過作用を継続させることが
できる。
【0025】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、本発明を水を2系統に分流して濾過するもの
に実施した場合について説明したが、これを水を1系統
に流して濾過するものにも実施できることは勿論であ
り、また前記実施例では濾材は板上のものを使用してい
るが、これはグラスウールの如き不定形のものでもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、内部に濾過室を画成する濾過ケースと、該濾過ケ
ース内に収容されて前記濾過室を、吸水口に連通する上
流室と排水管に連通する下流室とに区画する濾材と、前
記下流室を外部に連通する給気通路と、前記下流室内に
着脱可能に収容される水中ポンプと、前記給気通路にエ
アパイプを介して着脱可能に接続されるエアポンプと、
前記給気通路に着脱自在に設けられ、該通路を閉じる栓
体とを備えてなるので、水中ポンプを下流室内に収容、
設置することにより濾過装置を水中ポンプ用として使用
することができ、また前記水中ポンプに代えて給気通路
にエアポンプを接続することにより濾過装置をエアポン
プ用として使用することができ、その結果濾過装置を水
中ポンプ用あるいはエアポンプ用に簡単、容易に変換す
ることができ、用途範囲の広い濾過装置を提供すること
ができる。
【0027】また本請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1記載のものにおいて、前記濾材は、分割端縁を
有して筒状に形成され、その分割端縁の開放により、そ
の内部に形成される下流室に前記水中ポンプを出入可能
としたので、濾材を取り出すことなく水中ポンプの出入
れを簡単、容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中ポンプによる濾過装置の縦断側面図
【図2】エアポンプによる濾過装置の縦断側面図
【図3】図1の3線矢視上面図
【図4】図1の4線矢視底面図
【図5】図1の5−5線に沿う横断面図
【図6】図1の6−6線に沿う部分断面図
【図7】濾過装置の分解斜視図
【符号の説明】 3・・・・・・・・吸水口(上部吸水口) 9・・・・・・・・給気通路 11・・・・・・・栓体 18・・・・・・・排水口 26・・・・・・・濾材 26e・・・・・・端縁(濾材) 32・・・・・・・上流室(未清浄室) 33・・・・・・・下流室(清浄室) 40・・・・・・・エアパイプ C・・・・・・・・濾過ケース Fu・・・・・・・濾過室(上部濾過室) Pa・・・・・・・エアポンプ Pw・・・・・・・水中ポンプ
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
請求項1記載の発明によれば、内部に濾過室を画成する
濾過ケースと、該濾過ケース内に収容されて前記濾過室
を、吸水口に連通する上流室と排水管に連通する下流室
とに区画する濾材と、前記下流室を外部に連通する給気
通路と、前記下流室内に着脱可能に収容される水中ポン
プと、前記給気通路にエアパイプを介して着脱可能に接
続されるエアポンプとを備えてなることを特徴としてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】前述のように形成される濾材保持枠Fに
は、板状をなす密な濾材26が交換可能に保持される。
図5,7に明瞭に示すように、前記板状の濾材26は、
その内周面を連結棒20に、またその外周面を前記上、
下部係止突起23,24に交互にジグザグ状に係止させ
ることによりコルゲート状に屈曲させ、それらの両端縁
26eを相互に衝合させることにより、筒状をなして濾
材保持枠Fに保持される。図6に示すように濾材保持枠
Fの天板17は濾材26の両端縁26eの衝合部に対応
したところで、左右に分割されており、この天板17の
一方の分割端縁171 には係合突片27が下向きに突設
され、またその他方の分割端縁172 には前記係合突片
27に対応する係止孔28および段差29が形成されて
おり、係合突片27を係止孔28に嵌入させることによ
り天板17の分割部を一体に結合することができ、また
係合突片27を係止孔28から外すことにより天板17
を濾材26と共に左右に分離することができ、後述する
ように、その分離開口部を通して水中ポンプPwを筒状
の濾材26内に装入し、あるいはそこから取り出すこと
ができる。なお、分割端縁171 ,172 の分割線は、
濾材26の取替の際の目印にすることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明の効果】以上のように本請求項1記載の発明によ
れば、内部に濾過室を画成する濾過ケースと、該濾過ケ
ース内に収容されて前記濾過室を、吸水口に連通する上
流室と排水管に連通する下流室とに区画する濾材と、前
記下流室を外部に連通する給気通路と、前記下流室内に
着脱可能に収容される水中ポンプと、前記給気通路にエ
アパイプを介して着脱可能に接続されるエアポンプとを
備えてなるので、水中ポンプを下流室内に収容、設置す
ることにより濾過装置を水中ポンプ用として使用するこ
とができ、また前記水中ポンプに代えて給気通路にエア
ポンプを接続することにより濾過装置をエアポンプ用と
して使用することができ、その結果濾過装置を水中ポン
プ用あるいはエアポンプ用に簡単、容易に変換すること
ができ、用途範囲の広い濾過装置を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04B 53/20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に濾過室(Fu)を画成する濾過ケ
    ース(C)と、該濾過ケース(C)内に収容されて前記
    濾過室(Fu)を、吸水口(3)に連通する上流室(3
    2)と排水管(2)に連通する下流室(33)とに区画
    する濾材(26)と、前記下流室(33)を外部に連通
    する給気通路(9)と、前記下流室(33)内に着脱可
    能に収容される水中ポンプ(Pw)と、前記給気通路
    (9)にエアパイプ(40)を介して着脱可能に接続さ
    れるエアポンプ(Pa)と、前記給気通路(9)に着脱
    自在に設けられ、該通路(9)を閉じる栓体(11)と
    を備えてなることを特徴とする、水中ポンプ兼エアポン
    プ用濾過装置。
  2. 【請求項2】前記濾材(26)は、分割端縁(26e)
    を有して筒状に形成され、その分割端縁(26e)の開
    放により、その内部に形成される下流室(33)に前記
    水中ポンプ(Pw)を出入可能としたことを特徴とす
    る、前記請求項1記載の水中ポンプ兼エアポンプ用濾過
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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