JPH08102765A - ビタビ復号方式を用いた多値符号化信号の復号器 - Google Patents

ビタビ復号方式を用いた多値符号化信号の復号器

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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速且つ、ベーシックセル数の小さい演算回路
を採用可能とした、ビタビ復号方式を用いる多値符号化
信号の復号器を提供する。 【構成】畳み込み符号化された多値QAM符号化信号を
復調して得られるI成分及びQ成分を有する受信信号を
入力し、I軸とこれに直交するQ軸とで構成される平面
上に割りつけられた複数の所定の信号点と受信信号点と
のユークリッド距離を求める手段と、該ユークリッド距
離を求める手段により得られたユークリッド距離に基づ
き、ビタビ復号を行う手段を有し、該ユークリッド距離
を求める手段は、予め該平面を複数の領域に分割し、該
複数の領域毎に、ユークリッド距離計算式に対応する計
算値を記憶し、該受信信号により該計算値をデコード
し、ユークリッド距離を求めるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値符号化信号の復号
器に関する。特に、ディジタル多重無線装置の受信回路
に備えられるビタビ復号方式を用いる多値符号化信号の
復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の回線を多重化し、これを遠隔の地
に伝送する多重無線伝送システムがある。近年、かかる
システムにおいて大量の回線信号を送信すべく、多重化
度を大きくし、したがって、回線信号の伝送速度が高速
化される傾向にある。
【0003】このため多値QAM(Quardrature Amplit
ude Modulation) 符号化等による回線信号の多重伝送方
式が採用されている。
【0004】一方、誤り訂正能力が高く、通信システム
に適した畳み込み符号化とこれに対応するビタビ復号方
式の採用が注目されている。かかる畳み込み符号化を採
用する多値QAMによる多値符号化信号を受信側でビタ
ビ復号するためには、I軸とこれに直交するQ軸とで構
成される平面上に割り付けられた複数の所定の信号点と
受信信号の信号点との距離(ユークリッド距離)を求め
ることが必要である。
【0005】ユークリッド距離を求めるには、所定の信
号点と受信信号の信号点間の座標距離の2乗を算出する
ことにより可能である。即ち、受信信号点を(x,y)
と置き、上記I軸とQ軸により構成される平面に割り付
けられた複数の所定の信号点のうち、(x,y)に最も
近い所定の信号点を(X,Y)とすると、ユークリッド
距離の2乗は、(X−x)2 +(Y−y)2 という式で
与えられる。
【0006】この式を演算器で実現する場合は、減算、
乗算、加算という3段階で構成される。したがって、装
置の構成として高速、且つ装置の小型化のためにベーシ
ックセル数の小さい演算回路が必要となる。
【0007】この演算回路をROMで構成することが考
えられるが、ビタビ復号を行う際に算出するユークリッ
ド距離をI軸方向(Ich)の主信号4ビット、誤差信
号3ビット、Q軸方向(Qch)の主信号4ビット、誤
差信号3ビットにより求める場合、アドレスが214のR
OMが必要となる。
【0008】これを実現することは、ROMをコンパイ
ルドセルとして使用する場合は、ベーシックセル数が大
きくなり現実的ではない、又ROMを外付けにする場合
は、コストと実装面積の点で有利でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、高速且つ、ベーシックセル数の小さい演算回路
を採用可能とした、ビタビ復号方式を用いる多値符号化
信号の復号器を提供することにある。
【0010】本発明の更なる目的は、ビタビ復号の際に
求めるユークリッド距離の演算において、所定種類の計
算式から一の計算式を選び、実際の計算を行わないで当
該計算式の選択信号及び誤差信号のみの論理を用いるこ
とにより減算及び乗算の同じ機能を果たすようにして、
高速化且つ、ベーシックセル数の縮小化を図ったビタビ
復号方式を用いる多値符号化信号の復号器を提供するこ
とにある。
【0011】また本発明の目的は、ビタビ復号の際に求
めるユークリッド距離の演算において、受信信号の信号
点をコード化し、受信信号と当該コードとの論理をとる
ことにより処理の高速化、及びベーシックセル数の縮小
化を図ったビタビ復号方式を用いる多値符号化信号の復
号器を提供することにある。
【0012】本発明の更なる目的は、以下の図面を参照
する実施例の説明及び請求項の記載から明らかとなる。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明にしたが
うビタビ復号方式を用いる多値符号化信号の復号器は、
基本的構成として、畳み込み符号化された多値QAM符
号化信号を復調して得られるI成分及びQ成分を有する
受信信号を入力し、I軸とこれに直交するQ軸とで構成
される平面上に割りつけられた複数の所定の信号点と受
信信号点とのユークリッド距離を求める手段と、該ユー
クリッド距離を求める手段により得られたユークリッド
距離に基づき、ビタビ復号を行う手段を有し、該ユーク
リッド距離を求める手段は、予め該平面を複数の領域に
分割し、該複数の領域毎に、ユークリッド距離計算式に
対応する計算値を記憶し、該受信信号により該計算値を
デコードし、ユークリッド距離を求めるように構成され
る。
【0014】上記のように本発明は、ビタビ復号の際に
求めるユークリッド距離の演算において、所定種類の計
算式から一の計算式を選び、実際の計算を行わないで当
該計算式の選択信号及び誤差信号のみの論理を用いるこ
とにより減算及び乗算の同じ機能を果たすようにして、
高速化且つ、ベーシックセル数の縮小化が可能である。
【0015】
【実施例】以下図面にしたがって、本発明の実施例を説
明する。以下において、同一又は類似のものには、同一
の参照番号及び記号を付して説明する。
【0016】図1は、本発明に従うビタビ復号方式を用
いる多値符号化信号の復号器の実施例ブロック図であ
る。図1において、入力I、Q受信信号は、図示しない
多値QAM復調器及び誤差検出回路を通して得られる、
多値QAM符号化信号のそれぞれI成分即ち、Ich用
の主信号IDと誤差信号IE及び、Q成分即ち、Qch
用の主信号QDと誤差信号QEである。
【0017】フリップフロップFF1を通して入力され
るI、Q受信信号は、C1用ブランチメトリック値計算
部1、C1復号器2、符号器3、C2用ブランチメトリ
ック値計算部4、C2復号器5及び決定回路7の系列に
おいて、ビタビ復号とパリティチェック演算が行われ
る。
【0018】I、Q受信信号は、一方で遅延回路11、
12を通り、デマッピング部6に入力し、受信データの
デマッピングが行われる。デマッピング部6からのデマ
ッピング結果と、決定回路7からの復号結果が訂正ビッ
ト数計数部8に入力される。
【0019】そして、訂正ビット数計数部8において、
決定回路7からの復号結果及びC1再符号結果と、受信
データのデマッピング結果の比較が行われ、誤り訂正し
たビット数が計算される。
【0020】したがって、遅延回路11、12は、デマ
ッピング部6へのI、Q受信信号の入力時点とC2復号
器5からの復号結果出力のタイミングとを一致させる遅
延量を与えるものである。
【0021】更に、遅延回路9、10は、符号器3の出
力とデマッピング部6及び決定回路7の出力が訂正ビッ
ト数計数部8に入力するタイミングを一致させる遅延時
間を与えるものである。
【0022】又、図1において、C1ENは、フレーム
ビット位置でのC1復号停止パルス、DLSLはフレー
ムビット位置のタイミング調整パルス、ENはフレーム
ビット位置でのC1再符号停止パルス、C2ENはフレ
ームビット位置でのC2復号停止パルス、FDENはフ
レームビット位置での誤り検出停止パルスである。
【0023】更に、MODEは、後に説明するサブセッ
トA、サブセットBの切替え信号である。
【0024】図2、図3は、図1の各機能ブロックの対
応するタイムチャートである(図2、図3において、各
機能ブロックの対応するタイムチャートは、対応する参
照数字で示している)。以下の説明において、適宜参照
して説明する。
【0025】図2、図3において、CLKは、基本クロ
ック信号であり、XRSTは、受信期間中ハイレベルに
される、受信スタート信号である。
【0026】ここで、以後の本発明の実施例説明の理解
の為に、符号パターンの構成とこれに対応する信号点の
割りつけ(以降マッピングという)について説明する。
【0027】図4は、符号化信号パターンの一例であ
る。レベル1の符号化(C1符号化)として符号化率2
/3の畳み込み符号化を行い、後にレベル2の符号化
(C2符号化)としてパリティビットが付加されている
符号である。
【0028】図4の符号化信号において、第1ビットで
あるMSBは、C1符号化ビットであり、第2ビット
は、C2符号化ビットである。更に第2ビット〜LSB
により、0〜63の符号の大きさを有する。図4の例で
は、符号の大きさは、32+16+8=56である。
【0029】図5は、信号点の割りつけを示す図であ
り、レベル1の符号化(C1符号化)の対象となった第
1ビットの値で、信号を2つのサブセットA、Bに分
け、I軸とこれに直交するQ軸で構成される平面上に複
数の信号点を割りつけている。即ち、第1ビットが
“0”の時サブセットA、“1”の時サブセットBとす
る。
【0030】図において、Aは、サブセットAの信号点
であり、Bは、サブセットBの信号点である。図4の符
号化信号の例に戻ると、第1ビットが“0”であり、大
きさが56であるので、図5のサブセットA中のA56
位置にあり、I軸=1011、Q軸=0111にマッピ
ングされている。
【0031】したがって、本発明のビタビ復号方式を用
いた多値符号化信号の復号器の入力側に備えられる、受
信された上記図4に示す如き符号化信号が図示しない復
調器において復調されて、Ich成分、Qch成分とし
てマッピングに対応するパターンが出力される。
【0032】64値QAMの場合は、マッピング位置に
対応してIch、Qchそれぞれ3ビットずつ、128
値QAMの場合は、4ビットずつが出力される。
【0033】図6及び図7は、それぞれサブセットA、
サブセットB毎に分割して示した64QAMの場合の距
離計算用テーブルである。図示省略するが、128QA
Mの場合の距離計算用テーブルも同様にサブセットA、
サブセットBに分割されている。尚、図6、図7におい
て、黒点が所定の信号点である。
【0034】図8は、C1用ブランチメトリック値計算
部1の詳細構成例ブロック図である。C1用ブランチメ
トリック値計算部1は、受信信号のI、Q成分を入力
し、レベル1の符号(C1)のユークリッド距離を算出
するための回路である。更に具体的には、サブセットA
(C1=0)の信号点までのユークリッド距離BMA、
サブセットB(C1=1)の信号点までのユークリッド
距離BMBを算出し、出力する。
【0035】図2、図3のタイムチャートの1(C1B
MC)に受信信号のI、Q成分と、出力BMAのタイミ
ングが示される。(012)の3ビットのセットの繰り
返しで、途中にフレームビット(図3参照)が入れられ
る。
【0036】モード切替え信号MODEは、装置を64
QAM用とする場合あるいは、128QAM用として切
り換えるために設定される信号であり、64QAM用の
時はMODE=0、128QAM用の時はMODE=1
に設定される。
【0037】更に、図8において、第一の距離計算テー
ブル処理回路100は、Ichの主信号ID0及び、誤
差信号IEを入力し、距離計算テーブルA(図6参照)
の太線で囲われた領域についての処理を行う。即ち、太
線で囲われた領域において、ユークリッド計算式を選択
する信号SELI、SELQを生成出力する。
【0038】そして、距離計算テーブル処理回路100
は、選択信号SELI、SELQとともに第二の距離計
算テーブル処理回路110〜113に対し、後に説明す
る領域指定に使用される信号IQECMPとADD8を
生成し、出力する。
【0039】一方、距離計算テーブル処理回路101
は、Qchの主信号QD0及び、誤差信号QEを入力
し、距離計算テーブルB(図7参照)の太線内の領域に
ついての処理を行う。
【0040】選択信号SELI、SELQを出力し、誤
差入力信号IE、QEの代わりに、信号IQECMPと
ADD8を入力する。
【0041】距離計算テーブル処理回路100、101
は、図9の様に構成される。比較回路102、加算回路
103及びデコーダー回路104を有する。図9におい
て、比較回路102は、誤差信号IE、QEを10進に
した数の大小を比較する回路である。
【0042】IE≧QEの時、信号IQECMPを1と
し、IE<QEの時、信号IQECMPを0とする。信
号ADD8は、IEとQEの加算結果が、8(10進
数)以上の時、ADD8=1となり、8未満の時、AD
D8=0となる。
【0043】104は、デコーダー回路であり、Ic
h、Qchの主信号ID、QD、比較回路102の出力
IQECMP及び加算回路103の出力ADD8が入力
される。デコーダー回路104は、これらの入力条件に
応じ、後に説明する関係にしたがって計算式を選択する
ための選択信号SELI及びSELQを出力する。
【0044】即ち、デコーダー回路104の入力は、図
6、図7の距離計算テーブルの太線内の領域条件を示
し、その時の出力である選択信号SELI及びSELQ
は、対応する計算式を選択するためのものである。
【0045】図10は、図6(図7においても同様)の
太線内の一部を切りだした領域を一例として示す図であ
る。切りだした領域は、〜の小三角形の領域と信号
点を有する四角の領域を有する。
【0046】また、直線(i)は、QE=IEの関係に
あり、直線(ii)は、QE+IE=8(10進数)の関
係にある。したがって、IQECMP=1となる場合
は、IE≧QEであるから、この時の領域は、図10に
おいて、aにより示される領域である。
【0047】更に、ADD8=1となる場合は、IEと
QEの加算結果が、8(10進数)以上の時であるか
ら、図8において、bにより示される領域である。
【0048】したがって、小三角形の領域〜は、I
QECMP=1となる場合のaにより示される領域(I
QECMP=0となる場合は、aにより示される領域を
反転した領域)とADD8=1となる場合のbで示され
る領域(ADD8=0となる場合は、bで示される領域
を反転した領域)の相互の関係から求められる。
【0049】即ち、例としての領域を考えると、この
領域は、aで示す領域を反転した領域(即ちIQECM
P=0の場合)と、bで示す領域とが重なった領域であ
る。
【0050】このようにして得られる、各領域Iと領域
条件II及びこれに選択信号SELI、SELQを対応さ
せて関係をまとめると図11のようになる。
【0051】図11において、先の小三角形の領域
は、領域条件が(ID≠QD、IQECMP=0、AD
D8=1)の時に対応して示されていることが理解出来
る。
【0052】次に、図8において、110〜113は、
第二の距離計算テーブル処理回路であり図6、図7のサ
ブセットA及びBの距離計算テーブルの太線枠外の領域
を処理する回路である。
【0053】64QAM時と128QAM時の切替え信
号であるMODE信号により、後に説明する選択ゲート
120〜123を制御して距離計算テーブル処理回路1
10、111は、128QAM時にその出力が有効とさ
れ、距離計算テーブル処理回路112、113は、64
QAM時にその出力が有効とされる。
【0054】距離計算テーブル処理回路112、113
を例にとると、それぞれ図6、図7のサブセットA及び
Bの距離計算テーブルの太線枠外の領域を処理する回路
である。
【0055】即ち、主信号ID、QD、誤差信号IE、
QE及び、第一の距離計算テーブル処理回路100から
出力される信号IQECMPとADD8に基づき、太線
枠外の領域におけるユークリッド距離の計算式を選択す
る信号SELIとSELQを出力し、また距離計算テー
ブルの太線内領域と太線枠外領域とを選択するSLを出
力する。
【0056】更に、第二の距離計算テーブル処理回路1
10〜113は、第一の距離計算テーブル処理回路10
0、101と同様に比較回路、加算回路及びデコーダー
により構成可能である。
【0057】ここで、その動作を128QAMの距離計
算テーブルを例にして説明する。図12は、図10と同
様にして、しかし、128QAMの距離計算テーブル
(図示していない)から切り出された領域の一部であ
る。領域は、太線枠外の領域として〜があり、
は、太線内の領域の一部である。
【0058】図13は、この時の領域〜と領域条件
(距離計算テーブル処理回路110、111への入力)
及び出力である計算式選択信号SELI、SELQの関
係を示す図である。
【0059】図10、図11について説明したと同様に
して、例えば領域は、Ich主信号ID=0110、
Qch主信号QD=1101、信号IQECMP=1及
びADD8=0により特定されることが理解できる。そ
して、この領域に選択信号SELI=10、SELQ=
00が対応付けられて、出力される。
【0060】図8に戻ると、120〜125は、選択ゲ
ートである。選択ゲート120〜123は、64QAM
用として用いる時に“0”、128QAM用として用い
る時に“1”とされるMODE信号によって制御され
る。
【0061】即ち、MODE信号が0の時、選択ゲート
120、122は、64QAM用の第二の距離計算テー
ブル処理回路112、113からの選択信号SELI、
SELQを有効として選択し、選択ゲート121、12
3は、64QAM用の第二の距離計算テーブル処理回路
112、113からの、距離計算テーブルの太線内領域
と太線枠外領域とを選択する信号SLを有効とするよう
に制御される。
【0062】反対に、MODE信号が1の時、選択ゲー
ト120、122及び121、123は、それぞれ12
8QAM用の第二の距離計算テーブル処理回路110、
111からの選択信号SELI、SELQ及び、128
QAM用の第二の距離計算テーブル処理回路110、1
11からの距離計算テーブルの太線内領域と太線枠外領
域とを選択する信号SLを有効とし、出力するように制
御される。
【0063】このように、選択ゲート120、122
は、それぞれMODE信号で選択される64QAMまた
は、128QAM用のサブセットAの距離計算テーブル
の太線枠外領域の選択信号SELI、SELQ及びサブ
セットBの距離計算テーブルの太線枠外領域の選択信号
SELI、SELQを出力する。
【0064】更に、選択ゲート121、123も同様
に、それぞれMODE信号で選択される64QAMまた
は、128QAM用のサブセットAの距離計算テーブル
の太線内と太線枠外領域を区別する信号SL及びサブセ
ットBの距離計算テーブルの太線内と太線枠外領域を区
別する信号SLを出力する。
【0065】したがって、選択ゲート124は、選択ゲ
ート121からのサブセットAの距離計算テーブルの太
線内と太線枠外領域を区別する信号SLに基づき、サブ
セットAについての第一の距離計算テーブル処理回路1
00の選択信号SELI、SELQまたは、選択ゲート
120により選択されたサブセットAについての64Q
AMまたは128QAM用の第二の距離計算テーブル処
理回路110または112からの選択信号SELI、S
ELQを出力する。
【0066】これに対し、選択ゲート125は、選択ゲ
ート123からのサブセットBの距離計算テーブルの太
線内と太線枠外領域を区別する信号SLに基づき、サブ
セットBについての第一の距離計算テーブル処理回路1
01の選択信号SELI、SELQまたは、選択ゲート
122により選択されたサブセットBについての64Q
AMまたは128QAM用の第二の距離計算テーブル処
理回路111または113からの選択信号SELI、S
ELQを出力する。
【0067】図8において、更に130〜133は、一
種のデコーダー回路であり、選択ゲート124、125
からの選択信号SELI、SELQ及び入力誤差信号I
E、QEに基づき計算されたユークリッド距離のI成分
またはQ成分を出力する回路である。
【0068】即ち、64QAM時は、第二の距離計算テ
ーブル処理回路112または113の出力SL、128
QAM時は、第二の距離計算テーブル処理回路110ま
たは111の出力SLにより選択された選択信号SEL
と、入力誤差信号Dを入力し、ユークリッド距離のI成
分またはQ成分を信号BRNTとして出力する。
【0069】更に、デコーダー回路130は、サブセッ
トAの距離計算テーブルのユークリッド距離のI成分を
出力し、デコーダー回路131は、サブセットAの距離
計算テーブルのユークリッド距離のQ成分を出力し、デ
コーダー回路132は、サブセットBの距離計算テーブ
ルのユークリッド距離のI成分を出力し、デコーダー回
路133は、サブセットBの距離計算テーブルのユーク
リッド距離のQ成分を出力する。
【0070】かかる回路の入力と出力の関係の一例を図
14に示す。図14において、選択信号SELにユーグ
リッド距離計算式が対応付けられ、入力誤差信号Dは、
距離計算テーブルより理解できるように最大8の大きさ
であるので、3ビットで与えられる。
【0071】この入力誤差信号Dを10進数にしてユー
クリッド距離計算式に当てはめることにより、対応する
計算値が得られる。そしてデコーダーの出力BRNTと
して、計算値の上位4ビットが出力される。更にユーク
リッド距離が64以上の時、出力BRNTは、最大値
“1111”を出力する。
【0072】更に、図8において、140、141は、
加算回路であり、サブセットA及びB毎にI成分とQ成
分のユークリッド距離の出力BRNTを加算する回路で
ある。これにより信号点からの2乗距離が得られる。
【0073】ここで、図11を参照して具体例を考察す
ると、信号点を有する四角形の領域におけるユークリッ
ド距離は、選択信号SEL=00、SEQ=00である
から、デューダ130から(4−D)2 に相当する値が
出力され、デューダ131からも(4−D)2 に相当す
る値が出力される。次いでこれらが加算回路140で加
算され、(4−D)2 +(4−D)2 が出力される。ま
た、の領域におけるユークリッド距離は、選択信号S
EL=10、SEQ=00であるから、同様にして(1
2−D)2 +(4−D)2 が加算回路141から出力さ
れる。
【0074】このような加算回路140、141の出力
は、オア回路150、151を通して信号BMA、BM
Bとして出力される。
【0075】本発明においては、その特徴の一つとして
ユークリッグ距離の計算方法においてとして、図14で
示す3種の計算式の中から1つを選び、実際の計算をせ
ずに、2ビットの計算式選択信号SELと3ビットの誤
差信号Dのみで論理をとるようにしている。このような
機能のデコーダーを用いることにより、減算及び乗算と
同じ機能を果たし、高速化、およびベーシックセル数の
縮小化を実現している。
【0076】サブセットA、Bの信号点までのユーリッ
ド距離BMA、BMBは、更に図1に戻り、C1復号器
2に入力する。C1復号器2は、レベル1の符号(C
1)をビタビ復号の原理にしたがって、受信符号と枝符
号とのハミング距離(ブランチメトリック値)を求め、
各ノードにおけるパスメトリック値との和を求める。
【0077】ついで、ブランチメトリック値とパスメト
リック値の和の小さい方を選択し、その和をパスメトリ
ック値として記憶する。更に各状態間のパスメトリック
値を比較し、最小値の状態を求める。この状態に対応す
るパスメモリの内容からパスを求め、これを復号出力と
する。
【0078】具体的には、サブセットA(C1=0)、
サブセットB(C1=1)の信号点までの距離のユーリ
ッド距離の入力を基に尤度計算を行い、復号結果を得
る。符号化されていないデータ(フレームビット)の位
置では、復号を停止することができる。このために先に
図1において説明した、入力C1EN、DLSL、E
N、C2EN、FDEN等により制御タイミングが与え
られる。
【0079】C1復号器2は、サブセットAの信号点ま
でのユーリッド距離BMA、サブセットBの信号点まで
のユーリッド距離BMBの他に、復号のイネーブル信号
C1EN、フレームビット挿入によるデータ長の増幅を
補正するタイミングパルスDLSL及び復号結果をシリ
アルに変換するためのイネーブル信号ENが入力され
る。
【0080】図15は、C1復号器2の構成例ブロック
図である。ここで、レベル1の畳み込み符号化であるC
1符号化に対する復号が行われる。
【0081】C1復号器2の入力及び出力の各信号のタ
イミングは、図2、図3の2(DEC1)に示される。
尚、図2、図3において、DEC1の内の数字は、10
進数字で表されている。
【0082】図15において、21は、ブランチメトリ
ック累積回路である。ユークリッド距離を符号長3ビッ
ト毎に累積し、8通り考えられるデータそれぞれについ
ての符号毎のブランチメトリック値を算出する。
【0083】即ち、ユーリッド距離BMA、BMBとと
もに、1つの符号(3クロック)の何番目のクロックか
を示すタイミングパルスBMSL0,1、ブランチメト
リック累積回路12のクリア信号XBMCLが入力され
る。出力としてBM0〜BM7を生成し出力する。
【0084】BM0は、受信したデータが、(0,0,
0)である場合のブランチメトリック値であり、同様に
BM1〜BM7は、それぞれ受信したデータが、(0,
0,1)〜(1,1,1)である場合のブランチメトリ
ック値である。
【0085】図16は、ブランチメトリック累積回路2
1の詳細構成ブロックである。ブランチメトリック値B
M0〜BM7の各々に対応して、加算器210〜21
7、フリップフロップ2100〜2107及びアンドゲ
ート2110〜2117を有し、アンドゲート2110
〜2117の出力が加算器210〜217の入力に帰還
されて構成される8つの累積回路を有する。
【0086】アンドゲート2110〜2117に、クリ
ア信号XBMCLが入力されると累積値がクリアされ
る。更に、8つの累積回路の加算器210〜217に
は、セレクタ2121〜2126により括弧に示す3ク
ロック(0〜2)の指定クロックのタイミング時にユー
リッド距離BMA、BMBが入力される。
【0087】例えば、加算器211には、クロック0と
1の時、ユーリッド距離BMAが入力され、クロック2
の時にユーリッド距離BMBが入力される。加算器21
0には、クロック0〜2の時即ち、各クロック時にユー
リッド距離BMAが入力される。一方、加算器217に
は、クロック0〜2の時即ち、各クロック時にユークリ
ッド距離BMBが入力される。
【0088】この様にして得られるブランチメトリック
値BM0〜BM7は、加算・比較・選択回路(ACS)
22(図15参照)に入力される。ACS22は、信号
入力前の状態のパスメトリック値と、入力信号のブラン
チメトリックとを加算し、信号入力後の状態のパスメト
リック値を求める。状態数は8で、それぞれについて4
通りの遷移が考えられる。
【0089】したがって、4通りのパスメトリック値を
比較し、最小のものを選択する。選択したパスメトリッ
ク値と、選択状態の両方を出力する。ACS22の入力
は、ブランチメトリック値BM0〜BM7の他に、パス
メトリック値のイネーブルを示すタイミングパルスPM
ENが入力される。
【0090】そして、ACS22からは、状態0〜状態
7に遷移する、それぞれのパスの選択状態PS0〜PS
7が出力される。更に、状態0〜状態7のそれぞれのパ
スメトリック値PM0〜PM7が出力される。
【0091】図17は、ACS22の構成例であり、状
態0〜7の8つの状態に対応する8つの個別加算・比較
・選択回路220〜227を有する。個別加算・比較・
選択回路220〜227の各々の構成は、同一であり、
P0 〜P3 、B0 〜B3 の入力端子を有し、PM、PS
0 、PS1 の出力端子を有する。
【0092】入力端子P0 〜P3 、B0 〜B3 に入力さ
れるパスメトリック値PM0〜PM7の組み合わせが加
算・比較・選択回路220〜227の各々で異なり、こ
れに対応して出力端子PM、PS0 、PS1 の出力も異
なる。これら各加算・比較・選択回路における入力と出
力は、図17に示すごとくである。
【0093】個別加算・比較・選択回路220を代表と
してその詳細構成を図18に示す。4つの加算回路22
00〜2203、3つの比較回路2210〜2212、
4つの選択回路2220〜2223及び3つのラッチ回
路2230〜2232により構成される。
【0094】加算回路2200〜2203の各々は、対
応する入力端子P0 とB0 、P1 とB1 及び、P3 とB
3 の和を求める。比較回路2210は、加算回路220
0と2201の出力を比較し、加算回路2200の出力
が加算回路2201の出力より大きい時に“0”を出力
する。
【0095】選択回路2220は、比較回路2210の
出力に応じて、加算回路2200の出力と加算回路22
01の出力の内、小さい方を出力するように選択制御さ
れる。
【0096】一方、比較回路2211は、加算回路22
02と2203の出力を比較し、加算回路2202の出
力が加算回路2203の出力より大きい時に“0”を出
力する。選択回路2221は、比較回路2211の出力
に応じて、加算回路2202の出力と加算回路2203
の出力の内、小さい方を出力するように選択制御され
る。
【0097】更に、選択回路2220と選択回路222
1の出力は、選択回路2222に入力される。同時に選
択回路2220と選択回路2221の出力は、比較回路
2212に入力される。比較回路2212は、選択回路
2220の出力が選択回路2221の出力より大きい時
に“0”を出力する。したがって選択回路2222は、
比較回路2212の出力に応じて、小さい方を出力する
ように制御される。
【0098】また選択回路2223には、比較回路22
10と2211の出力が入力され、比較回路2212の
出力に応じて、小さい方を出力するように制御される。
【0099】選択回路2222の出力は、ラッチ回路2
230に、選択回路2223の出力は、ラッチ回路22
31に、そして比較回路2212の出力は、ラッチ回路
2232に入力され、タイミングパルスPMENにより
有効値がラッチされる。
【0100】上記の構成により、個別加算・比較・選択
回路220〜227の各々のPM端子に加算回路220
0〜2203の出力の内の最小値を出力し、端子PS
0、PS1により、加算回路2200〜2203の出力
の内の最小値のものを2ビットで特定する。
【0101】図19は、図15におけるパスメモリ23
の詳細構成例であり、パスの選択状態を基に動作する2
4段のメモリで構成される。ASC22からの出力であ
るPS0〜PS7が入力される。またPMENは、入力
データのイネーブルを示すタイミングパルスである。出
力端子は、PT0〜PT7が出力される。
【0102】ここで、PS0〜PS7は、それぞれ状態
0に遷移するパスの選択状態を示し、出力PT0〜PT
7は、それぞれ生き残りパスの最後が状態0であるとき
の復号データである。
【0103】パスメモリ23を構成する12のパスメモ
リモジュール230〜239、2390、2391の詳
細は、図20、図21に示される。即ち、第一のパスメ
モリモジュール(PMPF)230の詳細構成が図20
に示される。
【0104】図20において、第一のパスメモリモジュ
ール230は、第一の選択ゲート2301〜2308、
第二の選択ゲート2321〜2328及び、ラッチ回路
2311〜2318、2331〜2338を有して構成
される。
【0105】第一の選択ゲート2301、ラッチ回路2
311、第二の選択ゲート2321及びラッチ回路23
3で一の選択回路を構成し、これと同様に計8つの選択
回路を有して構成される。
【0106】今、第一の選択ゲート2301、ラッチ回
路2311、第二の選択ゲート2321及びラッチ回路
233で構成される一の選択回路をを代表して、動作を
説明する。第一の選択ゲート2301には、各2ビット
で表されるパスの番号“0”と“2”が入力される。
【0107】第一の選択ゲート2301には、更に選択
信号として、ASC22からのPS0の2ビット出力の
第一ビットが入力される。したがって、この選択信号P
S0に応じて、第一の選択ゲート2301に入力される
パスの番号“0”と“2”のいずれかが選択され、出力
される。
【0108】第一の選択ゲート2301の出力は、第一
のラッチ回路2311において、ラッチされる。更に、
ラッチ回路2311を通し、第一の選択ゲート2301
の出力は、第二の選択ゲート2321に入力される。こ
の時、第二の選択ゲート2321には、更に他の選択ゲ
ート即ち、第一の選択ゲート2302、2305及び2
306の出力が入力される。
【0109】したがって、第二の選択ゲート2321
は、4つの入力に対し、その内の一を選択するように、
ASC22からのPS0の2ビット出力により選択制御
される。更に第二の選択ゲート2321の選択出力は、
第二のラッチ回路2331によりラッチされ、PO0と
して出力される。
【0110】図21は、パスメモリモジュール(PFP
T)231〜239、2390、2391を代表して、
パスメモリモジュール(PFPT)231の詳細構成を
示すブロック図である。第一のパスメモリモジュール2
30と同様の構成であるが、ASC22の出力PS0〜
PS7の他に、第一のパスメモリモジュール(PFP
F)230からの出力であるPO0〜PO7が入力端子
P10〜P17に入力される。
【0111】更に、第一の選択ゲート2341〜234
8は、4入力端子を有し、対応する入力端子P10〜P
17に入力されるPO0〜PO7の内の4つが入力され
る。例としてパスメモリモジュール231の第一の選択
ゲート2341には、入力端子P10、P10、P1
4、P15に入力される第一のパスメモリモジュール2
30からの出力であるPO0、PO1、PO4、PO5
が入力される。
【0112】そして、ASC22からの出力PS0の2
ビットによりPO0、PO1、PO4、PO5の内の1
つが選択され、出力される。他の構成は、図20におい
て説明した第一のパスメモリモジュール230と同様で
ある。
【0113】パスメモリモジュール231からは、第一
のパスメモリモジュール230と同様にPO0〜PO7
を出力する。そして、同様に図19に示すように、順次
に次のパスメモリモジュール232〜239、239
0、2391に接続される。
【0114】最終段のパスメモリモジュール2391か
ら、PT0〜PT7が出力され、それぞれ生き残りパス
の最後が状態0である時の復号データ乃至生き残りパス
の最後が状態7である時の、C1符号化データに対する
復号化されたデータを意味する。
【0115】図22は、図15における最尤パス選択回
路24の詳細構成例ブロックである。ASC22が出力
したパスメトリック値PM0〜PM7を比較し、最小の
ものに対応するパスメモリ23からの復号データPT0
〜PT7を選択して、出力する機能を有する。
【0116】図22において、選択ゲート240は、パ
スメモリ23からの8つの復号データPT0〜PT7が
入力される。この内一の復号データが、ラッチ回路24
21〜2423にラッチされる3つの出力の組み合わせ
に対応して、ラッチ回路2424に選択して出力され
る。
【0117】ラッチ回路2421〜2423にラッチさ
れる3つの出力は、パスメトリック値PM0〜PM7の
最小値を特定するコードに対応する。そしてこのパスメ
トリック値PM0〜PM7の最小値を特定するコード
は、比較器2401〜2407及び選択ゲート2411
〜2420の図示する構成により特定される。
【0118】即ち、比較器2401は、パスメトリック
値PM0とPM1の大小を比較し、比較器2402は、
パスメトリック値PM2とPM3の大小を比較し、比較
器2403は、パスメトリック値PM4とPM5の大小
を比較し、更に比較器2404は、パスメトリック値P
M6とPM7の大小を比較する。
【0119】そして、A>Bである場合に“1”、そう
でない場合に“0”を出力する。選択ゲート2411〜
2414は,比較器2401〜2404の比較結果出力
に基づき、A又はBの小さい方を出力するように制御さ
れる。
【0120】比較器2405及び2406は、それぞれ
選択ゲート2411と2412、選択ゲート2413と
2414の出力を比較し、A>Bである場合に“1”、
そうでない場合に“0”を出力する。
【0121】選択ゲート2415は、比較器2405の
比較結果出力に基づき、パスメトリック値PM0〜PM
3の内、最も小さい値を出力する。選択ゲート2415
は、比較器2405の比較結果出力に基づき、比較器2
401と2402の出力を選択出力して、パスメトリッ
ク値PM0〜PM3の内、最も小さい値を特定する。
【0122】同様に、選択ゲート2416は、比較器2
406の比較結果出力に基づき、パスメトリック値PM
4〜PM7の内、最も小さい値を出力する。選択ゲート
2417は、比較器2406の比較結果出力に基づき、
比較器2403と2404の出力を選択出力して、パス
メトリック値PM4〜PM7の内、最も小さい値を特定
する。
【0123】比較器2407は、更に選択ゲート241
5と2417の出力の内、小さい値、したがってパスメ
トリック値PM0〜PM7の内、最も小さい値を出力
し、PMENパルスに基づき、ラッチ回路2423にラ
ッチする。
【0124】選択ゲート2419と2420は、比較器
2407の比較結果出力に基づき、パスメトリック値P
M0〜PM7の内、最も小さい値を特定し、ラッチ回路
2421、2422にラッチする。
【0125】ついで、ラッチ回路2421〜2423の
ラッチデータに基づき、先に説明したようにパスメトリ
ック値PM0〜PM7の内、最も小さいパスメトリック
値を選択ゲート240から出力するように制御する。
【0126】図15に戻り、最尤パス選択回路24の出
力は、データ長補正回路(STUFF)25に入力され
る。ここで、最尤パス選択回路24からの復号結果に対
し、フレームビットを挿入するためにデータ長の増幅の
補正が行われる。
【0127】データ長補正回路25は、このために復号
結果のパラレルデータをシリアルに変換して出力し、更
に後に説明する符号器3で使用するタイミングパルスを
生成出力する。
【0128】図23は、データ長補正回路25の詳細構
成例である。6段のフリップフロップFF250及び、
フレームビット挿入によるデータ長の増幅を補正するタ
イミングパルスDLSLにより、復号結果DECを直接
または、6段のフリップフロップFF250を通して出
力するかを選択制御される選択ゲート251を有する。
【0129】更に、復号結果をシリアルに変換するため
のイネーブル信号ENが入力される3進カウンタ254
と、この出力により選択ゲート251の出力を交互に切
替え出力する選択ゲート252及び否定入力を有するア
ンドゲート253を有して構成される。
【0130】そして、アンドゲート253からC1 復号
器2(図1参照)の出力をシリアルに変換した復号結果
DTC1が出力される。また、3進カウンタ254の出
力SL0、SL1は、次に説明する符号器(ENC)3
の動作タイミングとなる。
【0131】図1に戻り説明すると、C1 復号器2の出
力は、符号器3に入力される。図24は、この符号器3
の詳細構成例である。符号器3は、C1復号器2の復号
結果に対し、符号化率2/3の畳み込み再符号化を行
う。ここで符号化率2/3は2ビットと拘束長で、3ビ
ットの符号系列を意味する。符号化されていないデータ
(フレームビット)の位置〔図3のタイムチャートの3
(ENC)参照〕では、復号を停止することができる。
【0132】図において、2つの端子DECには、C1
復号器2の並列の復号結果が1ビットずつ入力される。
また、ENは、符号器3に対するイネーブル信号であ
る。SL0、SL1は、符号器の動作タイミングであ
る。
【0133】EORゲート30〜32を有し、EORゲ
ート30は、1の端子DECの復号結果のビットをその
まま出力する。また、EORゲート31は、1の端子D
ECの復号結果のビットと他の端子DECの復号結果の
ビットとの排他的論理和を出力する。
【0134】フリップフロップFF33〜35は、端子
DECの復号結果及び他の端子DECの復号結果をビッ
ト遅延するための回路である。したがって、更に、EO
Rゲート32は、1の端子DECの復号結果のビット
と、当該1の端子DECの復号結果の1ビット前のビッ
トと、他の端子DECの復号結果のビットと、当該他の
端子DECの復号結果の1ビット及び2ビット前のビッ
トとの排他的論理和を出力する。
【0135】選択ゲート36は、符号器の動作タイミン
グSL0、SL1に対応して、EORゲート30〜32
の上記出力を順次選択して出力するものである。
【0136】図25は、図1におけるC2用ブランチメ
トリック値計算回路4の詳細構成例である。C2用ブラ
ンチメトリック値計算回路4は、I成分の主信号ID、
誤差信号IE及びQ成分の主信号QD、誤差信号QEを
入力し、符号器3の出力に基づきレベル2の符号(C
2)のユークリッド距離を算出する。
【0137】このC2用ブランチメトリック値計算回路
4の入力、出力信号のタイミングは、図2、図3のタイ
ムチャートの4(C2BMC)に示される。
【0138】即ち、C1=0の時、サブセットA(C2
=0)の信号点までのユークリッド距離と、サブセット
B(C2=1)の信号点までのユークリッド距離を、C
1=1の時、サブセットA(C2=0)の信号点までの
ユークリッド距離と、サブセットB(C2=1)の信号
点までのユークリッド距離を、算出して出力する。
【0139】また、モード切替え信号MODEにより6
4QAM時と128QAM時とに動作が切り換えられ
る。
【0140】ここで、パリティビットに対するC2レベ
ルの距離計算テーブルについて説明する。C2レベル場
合、C1レベルの場合と比較すると、サブセットA、B
ではなく、図26〜29のようにサブセットA、B、
C、Dの4つのサブセットで構成される。図26〜図2
9は、64QAM時のサブセットであり、128QAM
の場合は、図示省略されている。
【0141】図25に戻ると、C2用ブランチメトリッ
ク値計算回路4は基本的構成として図8において説明し
たC1用ブランチメトリック値計算回路1と同様であ
る。即ち、411〜414は、距離計算テーブル処理回
路であり、図8におけるC1用ブランチメトリック値計
算回路1の距離計算テーブル処理回路101〜113と
同様に構成される。
【0142】図25において、回路(PBSFT)40
0は、距離計算テーブルC、D(図28、29参照)が
並行移動すると距離計算テーブルA、B(図26、27
参照)と同一のテーブルになることを利用して、距離計
算テーブル処理回路(PFLBM0、1)411、41
2においてもC1が0でも1でも同一の距離計算テーブ
ルを使うことが出来るように、受信信号点をシフトする
機能を有する。
【0143】したがって、回路(PBSFT)400に
おいて、C1=0の時、入力Aをそのままで端子SA
(サブセットA)、SB(サブセットB)に出力させ
る。C1=1の時、サブセットCとサブセットDとの距
離を求めるために主データのQ成分から1を引いた数を
端子SAから出力し、主データのQ成分に1を加えた数
を端子SBから出力する。
【0144】即ち、サブセットCとの距離を距離計算テ
ーブルAで計算するには受信データをQ軸方向に−1並
行移動させる。サブセットDとの距離を距離計算テーブ
ルBで計算するには受信データをQ軸方向に+1並行移
動させる。
【0145】距離計算テーブル処理回路413、414
は、それぞれ64QAM時に有効とされ、距離計算テー
ブル処理回路411、412に対応するものである。し
たがって、同様に距離計算テーブルC、Dに対して、距
離計算テーブルA、Bを上記のようにシフトすることに
より共通に処理される。
【0146】回路(PCENTBM)410は、距離計
算テーブル(図26〜図29)の太線内領域について処
理を行う。ブランチメトリック値の計算式を選択する信
号としてテーブルA(またはC)(図26、28参照)
については、ISEL0、QSEL0を出力し、テーブ
ルB(またはD)については、ISEL1、QSEL1
を出力する。
【0147】いま具体的な領域と、選択信号ISELの
関係を考察する。図30は、C1=0として、距離計算
テーブルA(図26参照)の太線内領域から切りだした
一部を示している。図30において、領域〜を考え
る。この時の、領域〜の各々と領域条件及び出力I
SEL0、ISEL1の関係が図31に示される。
【0148】更に、64QAM時距離計算テーブル処理
回路413(414)により距離計算テーブル64A又
は64C(64B又は64D)(図26〜図29)の太
線枠該の領域について処理を行う。
【0149】同様に、128QAM時距離計算テーブル
処理回路411(412)により距離計算テーブル12
8A又は128C(128B又は128D)(図示は、
省略)の太線枠該の領域について処理を行う。
【0150】そして、それぞれの回路からユークリッド
距離の計算式を選択する信号ISEL(1、0)、QS
EL(1、0)を出力し、距離計算テーブルの太線枠内
と枠外を区別する信号SLを出力する。受信信号が距離
計算テーブルの太線枠内にある時、SL=0、太線枠外
にある時、SL=1を出力する。
【0151】例として図32に示すような領域につい
て、領域条件と計算式を選択する信号を考察する。図3
2は、図26のAで示す範囲を切り出した領域である。
この領域において、ID(0000)とID(000
1)で挟まれる領域と、〜の領域を考え、それぞれ
の領域条件と、対応する選択信号ISEL、QSELを
まとめると、図33に示すごとくなる。
【0152】例えば、の領域は、領域条件としてID
=0001、QD=1001、IE=0、QE=0とな
る。対応する選択信号は、ISEL=10、QSEL=
01に設定される。
【0153】また、の領域の場合は、領域条件として
ID=0001、QD=0111、、E=0、QE=1
となる。対応する選択信号は、ISEL=10、QSE
L=10に設定される。
【0154】更に、図25において、430〜433
は、デコーダー回路であり、図8のデコーダー回路13
0と同様であり、選択ゲート424、425からの選択
信号SELI、SELQ及び入力誤差信号IE、QEに
基づきユークリッド距離のI成分またはQ成分をBRN
Tとして出力する回路である。
【0155】図34は、選択信号SELとブランチメト
リック値計算式の対応を示す図である。ブランチメトリ
ック値計算式内のDは、10進数で表される主信号の値
が入れられて計算値が求まる。
【0156】今図33のの領域を考えると、選択信号
SELは、ISEL=10、QSEL=01であるの
で、ブランチメトリック値計算式は、(12−D)2
(4+D)2 が与えられる。(12−D)2 は、デュー
ダ430から、(4+D)2 はデューダ431から出力
され、それらが加算回路440で加算されて(12−
D)2 +(4+D)2 となる。
【0157】また、の領域は、ISEL=10であ
り、QSEL=10であるので、ブランチメトリック値
計算式は、同様に加算回路440から(12−D)+
(12−D)2 が出力される。
【0158】また、ユークリッド距離が128以上にな
る時、出力BRNTは、最大値11111を出力する。
【0159】図35は、C2復号器(DEC2)5(図
1参照)の構成例である。C2復号器5は、C1復号結
果から、C1=0の時、サブセットC(C2=0)の信
号点までのユークリッド距離とサブセットD(C2=
1)からのユークリッド距離が入力される。それらの距
離の入力を基にパリティ演算結果であるC2符号を復号
する。
【0160】図36、図37は、図35のC2復号器
(DEC2)5の各部の信号のタイミングをその参照記
号に対応して示している。図36、図37において、S
ELのデータ中の数字は、16進で表している。
【0161】尚、図2、図3のタイムチャートにおい
て、C2復号器5の復号のイネーブル入力信号C2EN
及び出力信号DTC2のタイミングは、他の回路ブロッ
クにおける信号との関係において、そのタイミングが示
されている。
【0162】復号化されていないデータ(フレームビッ
ト:図3及び図37参照)の位置では、復号を停止する
ことが出来る。
【0163】図35において、PBMA、PBMBは、
それぞれサブセットA(又はC)の信号点までのユーク
リッド距離及びサブセットB(又はD)の信号点までの
ユークリッド距離である。
【0164】C2ENは、復号のイネーブル信号であ
る。また、出力DTC2は、復号結果である。図35に
おいて、フリップフロップFF50、加算回路500、
501、フリップフロップFF510、511、比較回
路51、オアゲート52、選択ゲート53を有する構成
は、入力PBMA、PBMBに対し、共通に一対備えら
れている。
【0165】入力PBMA側の選択ゲート53の出力
は、一入力に否定論理を有するアンドゲート54、55
に入力され、これらのアンドゲート54、55の出力
は、入力PBMA側及び入力PBMB側の加算回路50
0、501に帰還される。
【0166】入力PBMB側の選択ゲート53の出力
は、一入力に否定論理を有するアンドゲート57に入力
され、アンドゲート57の出力は、入力PBMA側の加
算回路501及び入力PBMB側の加算回路500に帰
還される。
【0167】入力PBMA側の比較回路51のOG出力
は、一段目パスメモリ520及びパスメモリ521〜5
29のPTA端子に入力される。一方、入力PBMA側
の比較回路51のOE及びOS出力のオア論理は、一段
目パスメモリ520及びパスメモリ521〜529のP
TB端子に入力される。
【0168】ここで比較回路51は、端子PMA及びP
MBに入力される2つのパスメトリック(7ビット×
2)を比較し、パスメモリック520〜529へのパス
選択信号とパスメトリック値選択信号を出力する。図3
5において、比較回路51の端子PMAには、パスメト
リック値入力Aが、端子PMBには、パスメトリック値
入力Bが、入力される。
【0169】出力端OGには、パスメトリック値入力A
>パスメトリック値入力Bの時、“1”を出力する。ま
た出力端OEには、パスメトリック値入力A=パスメト
リック値入力Bの時、“1”を出力する。更に、出力端
OSには、パスメトリック値入力A<パスメトリック値
入力Bの時、“1”を出力する。
【0170】図38は、図35におけるタイミング発生
部58の詳細構成例ブロック図である。タイミング発生
部58は、パスメモリ520〜529にパスを書き込む
タイミングとパスメモリ520〜529の出力をシリア
ルに出力するためのタイミングを生成し出力する。
【0171】図38において、12進カウンタ580、
デコーダ581及び12進カウンタ582を有して構成
される。12進カウンタ580の入力C2ENは、C2
復号のイネーブル信号である。
【0172】このような構成により出力クロックとし
て、パスメモリにパスを書き込むタイミングパルス出力
であるPTSL、パスメモリの出力をシリアルに出力す
るためのタイミングパルス出力PTEN及びパスメモリ
の出力をシリアルに出力するためのタイミングパルス出
力SEL〔0〜3〕を生成する。
【0173】パスメモリにパスを書き込むタイミングパ
ルス出力であるPTSLは、C2復号器5のオアゲート
52及びアンドゲート54、55、57に入力する。更
に、パスメモリ520〜529のPTSL端子に入力さ
れる。
【0174】パスメモリ520〜529の出力をシリア
ルに出力するためのタイミングパルス出力PTENは、
フリップフロップFF531に入力され、更にパスメモ
リ520〜529の出力をシリアルに出力するためのタ
イミングパルス出力SELは、選択ゲート530、53
2に入力される。
【0175】図39は、一段目のパスメモリ520の構
成例ブロック図である。選択ゲート5200、520
1、アンドゲート5210、5211及びフリップフロ
ップFF5220、5221を有する。
【0176】フリップフロップFF5220、5221
の出力は、それぞれ選択ゲート5200、5201に帰
還入力される。選択ゲート5200、5201は、それ
ぞれC2復号器5の比較回路51の出力である状態0に
遷移するパスの選択信号PTA、及び状態1に遷移する
パスの選択信号PTBにより選択切替え制御される。
【0177】選択ゲート5200、5201の出力は、
それぞれアンドゲート5210、オアゲート5211に
入力される。一方、タイミング発生部58のパスメモリ
への書き込みタイミング信号PTSLが、否定論理回路
を通して、アンドゲート5210に、又直接オアゲート
5211に入力される。
【0178】そして、フリップフロップFF5220か
ら状態0のパスメモリの出力BSEAが出力され、フリ
ップフロップFF5221から状態1のパスメモリの出
力BSEBが出力される。
【0179】図40は、パスメモリ(PTX)521〜
529に共通の構成例ブロック図である。ナンドゲート
5230〜5237とフリップフロップFF5238、
5239を有して構成される。
【0180】ナンドゲート5230には、否定論理を通
して、ナンドゲート5231、5232には、直接に状
態0に遷移するパスの選択信号PTAが入力される。同
様にナンドゲート5233には、否定論理を通して、ナ
ンドゲート5234、5235には、直接に状態1に遷
移するパスの選択信号PTBが入力される。
【0181】ナンドゲート5230〜5232の出力
は、ナンドゲート5236に入力される。また、ナンド
ゲート5233〜5235の出力は、ナンドゲート52
37に入力される。ナンドゲート5236、5237の
出力は、それぞれフリップフロップFF5238、52
39に入力される。
【0182】フリップフロップFF5238の出力は、
ナンドゲート5230及び5234に帰還され、フリッ
プフロップFF5239の出力は、ナンドゲート523
1及び5233に帰還される。
【0183】更に、パスメモリの書き込みタイミングパ
ルスPTSLは、ナンドゲート5230、5231、5
233及び5234には、否定論理を通して、ナンドゲ
ート5232、5235には、直接に入力される。
【0184】上記の構成により、フリップフロップFF
5238から状態0のパスメモリの出力BSEAが、一
方、フリップフロップFF5239から状態1のパスメ
モリの出力BSEBが、出力される。
【0185】上記のパスメモリ520〜529の出力B
SEA、BSEBは、選択ゲート530、フリップフロ
ップFF531、選択ゲート532及びフリップフロッ
プFF534を通して、C2タイミング発生部58から
のタイミングPTEN、SELにしたがって、順次シリ
アルに変換され、復号結果DTC2として出力される。
【0186】図41は、信号判定部7(図1参照)の詳
細構成例ブロック図であり、レベル1のC1符号の復号
結果であるDTC1とレベル2の(C2)の符号の復号
結果であるDTC2に基づき、受信入力データID、Q
DのサブセットAのデマッピングを行う。
【0187】C1、C2を選択信号としてデータを0
度、90度、180度、270度回転させることによ
り、サブセットB、C、Dについても、サブセットAに
関してデマッピングを行う。
【0188】Ichの主信号ID、誤差信号IE及びQ
chの主信号QD、誤差信号QEが入力され、その他に
レベル1の符号DTC1とレベル2の符号DTC2及び
64QAM、128QAMモードの切替え信号MODE
(64QAM時“0”、128QAM時“1)が入力さ
れる。これに対し、出力として復号結果から求めたデマ
ッピングデータDECOが生成される。
【0189】デマッピングデータDECOは、図2、図
3のタイムチャートの7(DECISION)に示され
ている。
【0190】図41において、信号判定部7は、4入力
の選択ゲート70〜73、決定回路74、インバータ7
00〜703、フリップフロップFF710〜713及
び720、721を有して構成される。
【0191】選択ゲート70には、ID、 /ID、Q
D、 /QDの4つの信号が入力され、レベル1の符号C
1の復号結果であるDTC1、レベル2の符号C2の復
号結果であるDTC2により1の信号が選択出力され
る。
【0192】選択ゲート70の出力は、フリップフロッ
プFF710〜713を通して決定回路74に入力され
る。更に決定回路74には、モード信号MODEが入力
される。
【0193】レベル2の符号C2の復号結果であるDT
C2は、時間調整用に備えられるフリップフロップFF
720、721を通して出力される。
【0194】図42は、決定回路74の詳細構成ブロッ
ク図である。図において、誤差信号IE、QEを10進
にした数で考えると、比較回路741は、IEとQEの
大小比較回路であり、IE≧QEの時、出力IECOM
P=1となる。
【0195】また加算回路(ADD)742は、誤差信
号IE、QEの加算結果が8(10進数)以上の時、A
DD=1、8未満の時、ADD=0を示す。
【0196】補正回路(IQADD)740は、受信信
号点がAに収まるように、補正して主信号を出力する。
この時、サブセットAは、256QAMのテーブルとみ
なし補正を行う。この補正回路(IQADD)740の
詳細構成例を図43に示される。
【0197】図43において、補正回路(IQADD)
740は、ナンドゲート7401、アンドゲート740
2及び加算回路7403を有して構成される。ナンドゲ
ート7401には、ID、QDの上位3ビットが入力さ
れ、アンドゲート7402には、ナンドゲート7401
の出力、ID、QDの下位1ビット及びIE、QEが入
力される。
【0198】加算回路7403には、ID、QD、アン
ドゲート7402の出力及び0設定7404が入力さ
れ、出力ID0、QD0が出力される。
【0199】図44は、64QAM時のサブセットAの
デマッピングテーブルである。これに基づき、補正回路
(IQADD)740の機能を説明する。図45は、図
44のデマッピングテーブルの太線内領域より切りだし
た部分であり、小領域〜を有する。これら小領域
〜と領域条件及び対応する出力ID0、QD0をまと
めた図が図46、図47に示される。
【0200】この図46から例えば、領域は、ID=
1、QD=0及びIE=1の条件で特定される。これに
対応する出力ID0は、IDに1加算したものであり、
QD0は、QDをそのまま出力したものである。
【0201】また、図47から領域は、ID=0、Q
D=0の条件で特定される。この時、対応する出力ID
0は、ID及びQDがそのまま出力される。
【0202】図48は、図44の64QAMデマッピン
グテーブルの太線外領域より切りだした部分であり、図
49は、図示しない128QAMデマッピングテーブル
の上記64QAMデマッピングテーブルの太線外領域に
対応する領域より切りだした部分である。共通に〜
の小領域を有する。
【0203】図50は、図48、49にに対応する領域
I、領域条件II及び出力ID0、QD0の関係を示す図
である。例えば、領域は、ID=1、QD=111、
IE=1で特定され、出力ID0は、IDに1加算した
ものであり、QD0は、QDをそのまま出力したもので
ある。
【0204】また、領域は、ID=111、QD=
1、IE=0で特定され、出力ID0、QD0は、それ
ぞれID、QDをそのまま出力したものである。
【0205】更に、図42に戻ると、決定回路74にお
いて、回路743は、デマッピングテーブルA(64Q
AM時)において、最も近いサブセットAを選択する。
更に回路744は、デマッピングテーブルA(128Q
AM時)において、最も近いサブセットAを選択する。
【0206】回路743、744の出力は、選択ゲート
745に入力し、モード選択信号MODEにより、64
QAM時又は、128QAM時のデマッピングテーブル
Aにおいて、最も近いサブセットAが選択され、D0と
して出力される。更に、これに符号C2を合成し、出力
DEC0が得られる(図41参照)。
【0207】図41において、フリップフロップFF7
20、721は、決定回路74の出力と符号C2を合成
タイミングを調整するものである。
【0208】更に図1に戻ると、6は、デマッピング部
であり、図51は、その詳細構成例ブロック図である。
図において、60は、比較回路であり、誤差信号の10
進数にした数をIEとQEとして、大小を比較する。そ
して、IE≧QEの時、IECMP=1の出力を生成す
る。
【0209】61は、加算回路であり、IEとQEの加
算結果が8(10進数)以上の時、ADD8=1、8未
満の時、ADD8=0を生成し、出力する。62、63
は、それぞれ64QAM時用、128QAM時用のデマ
ッピングデータを記憶するROMである。
【0210】64QAM時用のROM62は、受信信号
ID、QDをアドレスとして対応するデマッピングテー
ブルにおいて、最も近いサブセットを選択する。一方、
128QAM時用のROM63は、受信信号ID、Q
D、比較回路60からのIECMP及び加算回路61か
らのADD8に基づき、デマッピングテーブルにおい
て、最も近いサブセットを選択する。
【0211】これら、64QAM時用のROM62及び
128QAM時用のROM63からのデマッピングデー
タは、選択ゲート64に導かれる。そして、64QAM
と128QAMモード切替え信号MODEに基づき64
QAM時用のROM62又は128QAM時用のROM
63からのデマッピングデータを選択して出力する。
【0212】選択ゲート64の出力は、フリップフロッ
プ65でラッチされ、デマッピング結果出力DDMPと
して出力される。この出力DDMPのタイミングは、図
2、図3の6(DEMP)に示される。
【0213】図52は、64QAM時のデマッピングテ
ーブルである。図中のA、B、C、Dは、デマッピング
部6からのデマッピングデータDDMPのMSBからの
2ビットが次の条件を満たすものである。即ち、A:
{00}、B:{01}、C:{10}、D:{11}
である。
【0214】図53は、図1における訂正ビット数計算
部8の詳細構成例のブロック図である。決定回路7から
の復号結果及びC1再符号結果と、受信データのデマッ
ピング結果との比較を行い、誤り訂正したビット数を計
算し、出力する。但し、フレームビット位置では、計算
しない。
【0215】この訂正ビット数計算部8のイネーブル信
号FDEN及び出力S(2〜0)のタイミングは、図
2、図3のタイムチャートの8(FINDE)に示され
る。
【0216】入力として、デマッピング部6からの受信
データのデマッピング結果のデータDMPDTと、C2
復号器5からの復号結果のデータDECDTが入力され
る。これらデマッピング結果データDMPDTと復号結
果データDECDTは、ビット対応にEXORゲート8
00〜806により排他的論理和がとられる。
【0217】810〜813は、アダー回路であり、
A、B入力を加算し、その結果をC0として、キャリア
をSとして出力する。CLは、クリアー端子である。例
えば、アダー回路810には、EXORゲート800、
801の出力がそれぞれA、B入力として入力される。
アダー回路810のクリアー端子CLには、EXORゲ
ート801の出力が入力される。
【0218】更にアダー回路812のA入力、B入力に
は、それぞれアダー回路810のC0出力とアダー回路
810のC0出力が入力される。また、アダー回路81
2のクリアー端子CLには、アダー回路813のC0出
力が入力される。
【0219】820〜822は、アンドゲートであり、
アンドゲート820の一の入力端には、アダー回路81
2のC0出力が、アンドゲート821及び822の一の
入力端には、アダー回路812及び813のキャリアS
が入力される。
【0220】更に、アンドゲート820〜822の他の
入力端には、イネーブル信号FDENが入力される。そ
して、アンドゲート820、821の出力は、フリップ
フロップFF830に、アンドゲート822の出力は、
フリップフロップFF831に入力され、それぞれか
ら、誤り訂正数ビットを表す、3ビットの内、第一、第
二ビットがフリップフロップFF830から出力され、
第三ビットがフリップフロップFF831から出力され
る。
【0221】図54及び図55は、それぞれDEC1用
受信信号遅延部11、DEC2用受信信号遅延部12
(図1参照)の詳細構成例である。それぞれレベル1の
符号の復号処理及びレベル2の符号の復号処理時間と、
デマッピング部6の処理開始時刻とのタイミングを合わ
せるために受信信号に遅延を与える回路である。
【0222】図54のDEC1用受信信号遅延部11
は、91段のフリップフロップFFで構成され、図55
のDEC2用受信信号遅延部12は、16段のフリップ
フロップFFで構成されている。
【0223】
【発明の効果】上記実施例に従い説明したように、本発
明により高速且つ、ベーシックセル数の小さい演算回路
を採用可能とする、ビタビ復号方式を用いた多値符号化
信号の復号器が提供可能である。
【0224】更に、ビタビ復号の際に求めるユークリッ
ド距離の演算において、所定種類の計算式から一の計算
式を選び、実際の計算を行わないで当該計算式の選択信
号及び誤差信号のみの論理を用いることにより減算及び
乗算の同じ機能を果たすようにして、高速化且つ、ベー
シックセル数の縮小化を図ったビタビ復号方式を用いる
多値符号化信号の復号器が提供される。
【0225】尚、本発明は、上記した実施例以外に他の
態様が可能であり、したがって本発明の範囲は、上記実
施例に限定して解釈されるものではない。特に、実施例
として64QAM、128QAMを例として説明した
が、本発明は、更に上位の、又は下位の2n 値のQAM
信号の場合にも適用可能である。
【0226】また、本発明の思想と共通であり、均等の
範囲にあるものは、本発明の保護の範囲に含まれるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例ブロックを示す図である。
【図2】タイムチャート(その1)を示す図である。
【図3】タイムチャート(その1続き)を示す図であ
る。
【図4】符号パターンの一例を示す図である。
【図5】信号点割り付け(マッピング)の説明を示す図
である。
【図6】64QAM時の距離計算テーブルサブセットA
を示す図である。
【図7】64QAM時の距離計算テーブルサブセットB
を示す図である。
【図8】C1用ブランチメトリック値計算部(C1BM
C)の構成例を示す図である。
【図9】距離計算テーブル処理回路を示す図である。
【図10】図6の太線領域内の一部を示す図である。
【図11】領域と領域条件および選択信号SELI、S
ELQの関係を示す図である。
【図12】128QAMの距離計算テーブルから切り出
された領域の一部を示す図である。
【図13】領域と領域条件及び選択信号の対応を示す図
である。
【図14】選択信号SELとユークリッド距離計算式の
対応を示す図である。
【図15】C1復号器(DEC1)の構成例を示す図で
ある。
【図16】ブランチメトリック累積回路(BMC)の構
成例を示す図である。
【図17】加算・比較・選択処理回路(ACS)の構成
例を示す図である。
【図18】個別加算・比較・選択回路の構成例を示す図
である。
【図19】パスメモリ(PM)の構成例を示す図であ
る。
【図20】PMPFの構成例を示す図である。
【図21】PMPTの構成例を示す図である。
【図22】最尤パス選択回路(MIN)の構成例を示す
図である。
【図23】データ長補正回路(STUFF)の構成例を
示す図である。
【図24】符号器(ENC)の構成例を示す図である。
【図25】C2用ブランチメトリック値計算部(C2B
MC)の構成例を示す図である。
【図26】64QAM時の距離計算テーブルサブセット
Aを示す図である。
【図27】64QAM時の距離計算テーブルサブセット
Bを示す図である。
【図28】64QAM時の距離計算テーブルサブセット
Cを示す図である。
【図29】64QAM時の距離計算テーブルサブセット
Dを示す図である。
【図30】距離計算テーブルAの太線内領域から切り出
した一部を示す図である。
【図31】各領域と領域条件及びISEL0、QSEL
出力の関係を示す図である。
【図32】図23から切り出された領域を示す図であ
る。
【図33】領域、領域条件及び選択信号ISEL、QS
ELの関係を示す図である。
【図34】選択信号SELとブランチメトリック値計算
式の対応を示す図である。
【図35】C2復号器(DEC2)の構成例を示す図で
ある。
【図36】タイムチャート(その2)を示す図である。
【図37】タイムチャート(その2続き)を示す図であ
る。
【図38】C2タイミング発生部の構成例を示す図であ
る。
【図39】1段目パスメモリ(PTF)の構成例を示す
図である。
【図40】パスメモリ(PTX)の構成例を示す図であ
る。
【図41】信号判定部(DECISION)の構成例を
示す図である。
【図42】決定回路(DECSIONA)の構成例を示
す図である。
【図43】IQADDの構成例を示す図である。
【図44】64QAM時のデマッピングテーブルのサブ
セットAを示す図である。
【図45】図44から切り出されたデマッピングテーブ
ルの一部領域(太線内領域)を示す図である。
【図46】図45に対応する領域、領域条件及び出力I
D0、QD0の関係(その1)を示す図である。
【図47】図45に対応する領域、領域条件及び出力I
D0、QD0の関係(その2)を示す図である。
【図48】図44から切り出されたデマッピングテーブ
ルの一部領域(太線外領域)を示す図である。
【図49】図48に対応する128QAMの一部領域を
示す図である。
【図50】図48、49に対応する領域、領域条件及び
出力ID0、QD0の関係を示す図である。
【図51】デマッピング部(DEMP)の構成例を示す
図である。
【図52】64QAM時のデマッピングテーブルを示す
図である。
【図53】訂正ビット数計算部(FINDE)の構成例
を示す図である。
【図54】DEC1用受信信号遅延部(DEC1DL)
の構成例を示す図である。
【図55】DEC2用受信信号遅延部(DEC2DL)
の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 C1用ブランチメトリック値計算部 2 C1復号器 3 符号器 4 C2用ブランチメトリック値計算部 5 C2復号器 6 デマッピング部 7 決定回路 8 訂正ビット数計算部 9、10、11、12 遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/38

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畳み込み符号化された多値QAM符号化信
    号を復調して得られるI成分及びQ成分を有する受信信
    号を入力し、I軸とこれに直交するQ軸とで構成される
    平面上に割りつけられた複数の所定の信号点と受信信号
    点とのユークリッド距離を求める手段と、 該ユークリッド距離を求める手段により得られたユーク
    リッド距離に基づき、ビタビ復号を行う手段を有し、 該ユークリッド距離を求める手段は、予め該平面を複数
    の領域に分割し、該複数の領域毎に、ユークリッド距離
    計算式に対応する計算値を記憶し、該受信信号により該
    計算値をデコードし、ユークリッド距離を求めるように
    構成されたことを特徴とするビタビ復号方式を用いた多
    値符号化信号の復号器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記I軸とこれに直交するQ軸とで構成される平面上に
    割りつけられた複数の所定の信号点は、交互に隣接する
    信号点毎に二つのテーブルに分割されたサブセットA及
    びサブセットBを有することを特徴とするビタビ復号方
    式を用いた多値符号化信号の復号器。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記ユークリッド距離を求める手段は、前記I成分の主
    信号及び誤差信号により、前記サブセットAに対応する
    ユークリッド距離を求め、前記Q成分の主信号及び誤差
    信号により、前記サブセットBに対応するユークリッド
    距離を求めるように構成されたことを特徴とするビタビ
    復号方式を用いた多値符号化信号の復号器。
  4. 【請求項4】請求項3において、 更に、前記サブセットAに対応するユークリッド距離と
    前記サブセットBに対応するユークリッド距離とを加算
    する加算回路を有し、該加算回路の加算により所定の信
    号点と受信信号点とのユークリッド距離を求めるように
    構成されたことを特徴とするビタビ復号方式を用いた多
    値符号化信号の復号器。
  5. 【請求項5】請求項4において、 更に、畳み込み符号化された多値QAM符号化信号を復
    調して得られるI成分及びQ成分を有する受信信号を入
    力し、I軸とこれに直交するQ軸とで構成される平面上
    に割りつけられた、該受信信号のパリティビットに対応
    する複数の所定の信号点と受信信号点との第二のユーク
    リッド距離を求める手段であって、予め該平面を複数の
    領域に分割し、該複数の領域毎に、ユークリッド距離計
    算式に対応する計算値を記憶し、該受信信号により該計
    算値をデコードし、ユークリッド距離を求めるように構
    成され、且つ該第二のユークリッド距離を求める手段に
    より得られたユークリッド距離に基づき、第二のビタビ
    復号を行う手段と、 前記ビタビ復号を行う手段と該第二のビタビ復号を行う
    手段の出力から受信信号の復号化出力を得るように構成
    されたことを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符
    号化信号の復号器。
  6. 【請求項6】請求項5において、 更に、前記受信信号を入力し、該受信信号から、I軸及
    びQ軸で構成される平面上の信号点を確定するデマッピ
    ング部と、 前記受信信号及びビタビ復号を行う手段及び第二のビタ
    ビ復号を行う手段の出力からI軸及びQ軸で構成される
    平面上の信号点を確定する信号点決定回路と、 該デマッピング部の出力及び該信号点を決定する回路の
    出力との差から誤り訂正ビット数を求める回路を有する
    ことを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符号化信
    号の復号器。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記デマッピング部の入力側に遅延回路を備え、前記第
    二のビタビ復号を行う手段までの処理時間と該デマッピ
    ング部への受信信号の入力タイミングとが一致するよう
    にしたことを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符
    号化信号の復号器。
  8. 【請求項8】請求項4において、 前記所定の信号点と受信信号点とのユークリッド距離
    は、(X−D)2 +(Y−D)2 但し、(X,Y)
    は、該所定の信号点、Dは誤差信号の10進数により表
    されることを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符
    号化信号の復号器。
  9. 【請求項9】請求項5において、 前記I軸とこれに直交するQ軸とで構成される平面上に
    割りつけられた複数の所定の信号点は、交互に隣接する
    信号点毎に四つのテーブルに分割されたサブセットA乃
    至サブセットDを有し、サブセットCは、サブセットA
    をQ軸方向に+1だけシフトしたものと一致し、サブセ
    ットDは、サブセットBをQ軸方向に−1だけシフトし
    たものと一致することを特徴とするビタビ復号方式を用
    いた多値符号化信号の復号器。
  10. 【請求項10】請求項1において、 前記多値QAM符号化信号は、2n 値のQAM符号化信
    号であることを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値
    符号化信号の復号器。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記2n 値は、64値又は、128値であることを特徴
    とするビタビ復号方式を用いた多値符号化信号の復号
    器。
  12. 【請求項12】請求項2において、 前記ユークリッド距離を求める手段は、I成分またはQ
    成分の主信号及び誤差信号を入力し、前記複数の領域を
    特定する選択信号を出力する距離計算テーブル処理回路
    と、 該選択信号に基づき、予め設定されたユークリッド距離
    計算式に対応する計算値を読出すデコーダを有すること
    を特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符号化信号の
    復号器。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記距離計算テーブル処理回路及び、該デコーダは、前
    記サブセットA及びサブセットB対応に、備えられるこ
    とを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符号化信号
    の復号器。
  14. 【請求項14】請求項13において、 更に、前記距離計算テーブル処理回路は、異なる二種の
    多値QAM符号化信号用に一対備えられ、且つ該一対の
    距離計算テーブル処理回路の出力を選択する選択ゲート
    を有し、 該二種の多値QAM符号化信号に対応する切替え制御信
    号により、該選択ゲートの切替えを制御するようにした
    ことを特徴とするビタビ復号方式を用いた多値符号化信
    号の復号器。
  15. 【請求項15】請求項14において、前記異なる二種の
    多値QAM符号化信号は、64値及び128値であり、
    前記切替え制御信号は、該64値又は128値を選択す
    る信号であることを特徴とするビタビ復号方式を用いた
    多値符号化信号の復号器。
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