JPH08102578A - セラミックプリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

セラミックプリント配線板及びその製造方法

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JPH08102578A
JPH08102578A JP23580794A JP23580794A JPH08102578A JP H08102578 A JPH08102578 A JP H08102578A JP 23580794 A JP23580794 A JP 23580794A JP 23580794 A JP23580794 A JP 23580794A JP H08102578 A JPH08102578 A JP H08102578A
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copper
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JP23580794A
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Daisuke Kanetani
大介 金谷
Shinichi Iketani
晋一 池谷
Kazunobu Morioka
一信 盛岡
Naohito Fukuya
直仁 福家
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal

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  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイボンディング性、ワイヤーボンディング
性を損なうことなく、半田のスズ成分の拡散による導体
回路部の密着力の低下を防ぐことができるセラミックプ
リント配線板及びその製造方法を提供する。 【構成】 セラミック基板1上に下地層2が銅層2c、
中間層3がパラジウム層3p、表面層4が金層4aによ
って導体回路部が構成されるセラミックプリント配線板
5において、銀及びパラジウムを含む金属層6が、部品
を半田7により半田付けをする部分の、セラミック基板
1と銅層2cとの間に形成される。前記金属層6を形成
し、無電解メッキ法により銅層2cを形成した後に、金
属層6上の銅皮膜を研磨により削除し、さらに窒素雰囲
気下でアニールをすることにより金属層6表面に残存す
る銅成分の金属層6内部への拡散を行い、次いでパラジ
ウム層3p、金層4aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、携帯電話やテ
ープレコーダー等の電子機器等に用いられるセラミック
プリント配線板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック基板上に形成されている導体
回路部に半導体チップをダイボンドにより実装する場
合、半導体チップと表面が金層である導体回路部の間に
金シリコン共晶板を介在させて、加熱して接合すること
が行なわれている。金層は加熱により金シリコン共晶合
金化するので、導体回路部の表面を金層とすることはこ
のようなボンディングにおいては強固な接合強度を得る
有効な手段である。そして、このようなボンディングは
通常450℃程度の温度条件で行なわれるので、使用す
るセラミック配線板は450℃程度の加熱に耐えること
が要求される。
【0003】一方、セラミック基板上に微細な導体回路
部を形成する方法として、下地層として薄い銅層をセラ
ミック基板に無電解メッキ法により形成した後、メッキ
レジストにより所望のパターンを形成し、次いで電解メ
ッキによりメッキレジストで被覆されていない銅層の上
に金属層を形成した後、メッキレジストを剥離し、さら
に非導体回路部分の銅層をエッチングにより除去して導
体回路部を形成する、いわゆるセミアディティブ法によ
る回路形成法が知られている。
【0004】微細な導体回路部を形成することのできる
セミアミディティブ法によるセラミック配線板であっ
て、導体回路部の表面が金層であるセラミック配線板に
ついては、下地層の銅層の上に直接金層を配置した場
合、450℃付近の加熱によって、下地層の銅が金層表
面に拡散するため、半導体チップをダイボンドにより強
固に接合できなくなるという問題があった。そこで、こ
の問題の解決のために、銅層と金層との間に中間金属層
としてニッケル層を配置する構成が知られている。しか
し、この場合、金層が薄い場合にはニッケルが金層表面
に拡散し、またニッケル層が薄い場合にはニッケル層が
銅拡散のバリヤーとして機能せずに銅が金層表面にまで
拡散してボンディング性が損なわれるという問題が残
り、また、金層及びニッケル層を共に厚くすると銅また
はニッケルの金層表面への拡散は防止されるが、450
℃付近の加熱によって導体回路部にフクレが生じやすい
という新たな問題が生じるため、これらの問題の改善が
望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで発明者等は、図
3に示すように、下地層20が銅層20cであり、表面
層40が金層40aであるセラミックプリント配線板5
0を450℃付近で加熱した場合に生じる、下地層20
の金属が金層40a表面に拡散してダイボンドやワイヤ
ーボンド時のボンディング性が損なわれる問題及び45
0℃付近での加熱により導体回路部にフクレが生じると
いう問題を共に解決するため、セラミック基板上の導体
回路部に、半導体チップを実装するダイボンディングを
した後に、ワイヤーボンディングが行える導体回路部構
成として、セラミック基板上に、下地層20が銅層20
c、中間層30がパラジウム層30p、表面層40が金
層40aで導体回路部が形成されたセラミックプリント
配線板50を特願平6−7382で提案した。しかしな
がら、前記の三層で構成された導体回路部上にスズ、鉛
よりなる半田70を用いて部品を実装した場合に、実装
後の導体回路部の使用温度が高い場合に、スズ、鉛が導
体回路部層と相互に拡散をおこし、被膜強度の脆い銅ス
ズの金属間化合物が形成されることにより密着強度が低
下し、実装部品が欠落するという欠点があった。
【0006】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、下地層が銅層であり、中
間層がパラジウム層であり、表面層が金層からなる構成
で、導体回路部が形成されるセラミックプリント配線板
において、ダイボンディング性、ワイヤーボンディング
性を損なうことなく、半田のスズ成分の拡散による導体
回路部の密着力の低下を防ぐことができるセラミックプ
リント配線板及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
セラミックプリント配線板は、セラミック基板1上に下
地層2が銅層2c、中間層3がパラジウム層3p、表面
層4が金層4aによって導体回路部が構成されるセラミ
ックプリント配線板5において、銀及びパラジウムを含
む金属層6が、部品を半田7により半田付けをする部分
の、セラミック基板1と銅層2cとの間に形成されるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係るセラミックプリン
ト配線板は、前記金属層6の膜厚が、5〜50μmであ
ることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係るセラミックプリン
ト配線板の製造方法は、前記金属層6が銀及びパラジウ
ムを含有するペーストをセラミック基板1に塗布し、酸
素雰囲気下で600〜900℃で焼成することにより形
成されることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係るセラミックプリン
ト配線板は、前記金属層6を形成し、無電解メッキ法に
より銅層2cを形成した後に、金属層6上の銅皮膜を研
磨により削除し、さらに窒素雰囲気下でアニールをする
ことにより金属層6表面に残存する銅成分の金属層6内
部への拡散を行い、次いでパラジウム層3p、金層4a
を形成することを特徴とする。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる図1及び図2に示すセラミック基板1としては、
アルミナ系基板、窒化アルミニウム系基板、炭化ケイ素
系基板、ガラス系基板等が用いられる。これらのセラミ
ック基板1上には、そのまま導体回路部形成を行うこと
も可能ではあるが、好ましくはメッキ導体の密着力を上
げるために、セラミック基板1の表面を粗面化したセラ
ミック基板1が適しており、さらに好ましくは、アルミ
ナ系基板をリン酸処理によって化学的に粗化したセラミ
ック基板1が最適である。本発明における金属層6と
は、銀及びパラジウムを含む導電性微粉末と耐薬品性の
ガラス質フリット及び有機ビヒクルからなる材料を使用
し、例えば、スクリーン印刷等により印刷後、焼成し形
成されたものである。
【0012】本発明に係るセラミックプリント配線板
は、図1に示すように、セラミック基板1上に下地層2
が無電解メッキ法等により形成された銅層2c、中間層
3にパラジウム層3p、表面層4に金層4aからなる構
成で導体回路部が形成されているセラミックプリント配
線板5で、半田7付けを行う部分のセラミックプリント
配線板5と下地層2である銅層2cとの間に、銀及びパ
ラジウムを含む金属層6が形成されている。この金属層
6が形成されていることにより、スズ成分の拡散を遅ら
せる効果があり、スズ成分がセラミック基板1との界面
に到達し難い。すなわち、密着力の低下を防止でき、大
幅にエージング特性を改善することができる。前記金属
層6の膜厚は、5〜50μmであることが好ましい。す
なわち、金属層6の膜厚が5μm未満の場合には、スズ
成分の拡散を遅らせる効果が十分に発揮できず、スクリ
ーン印刷等で簡易に金属層6を形成する膜厚の限界が5
0μmであるため、50μmを越える場合には、金属層
6を形成することが困難になる。
【0013】本発明に係るセラミックプリント配線板の
製造方法は、銀及びパラジウムを含有するペーストを例
えば、スクリーン印刷により、セラミック基板1に塗布
し、酸素雰囲気下で600〜900℃で焼成することに
より前記金属層6が形成されるものである。すなわち、
600〜900℃の焼成条件で金属層6の形成が行われ
ない場合には、得られた金属層6の皮膜状態がポーラス
になり、スズ成分の拡散を十分に防ぐことができなくな
る。また、銀及びパラジウムを含む金属層6を前記の製
造方法で下地層2の下地に形成するだけでは、確かにあ
る程度の改善は見られるが、図1に示すように、金属層
6上に銅皮膜が残存し、半田7を実装した後に、機械的
強度の脆い銅スズの金属間化合物が金属層6上に形成さ
れ、金属層6と下地層2との界面での密着強度不足とい
う問題を抱えたままである。前記の構成及び製造方法に
よるセラミックプリント配線板5のエージング特性は、
銅スズの金属間化合物が粗化された凹凸の激しいアルミ
ナのようなセラミック基板1上に形成されるか、比較的
平坦な金属層6上に形成されるかによって異なる。すな
わち、銅スズの金属間化合物とこの銅スズの金属間化合
物に接する層の成分とのマッチングの問題である。そこ
で、図2に示すように、金属層6上に銅スズの金属間化
合物の形成を極力抑えるために、前記金属層6を形成
し、無電解メッキ法により銅層2cを形成した後に、金
属層6上の銅皮膜を研磨により削除し、金属層6上の銅
成分を除去する。しかしながら、研磨だけでは凹凸のあ
る金属層6上の銅成分をすべて除去することは不可能で
あるため、研磨後に窒素雰囲気下で熱拡散(アニール)
を行い、金属層6表面に残存する銅成分を金属層6の内
部に拡散させることにより、半田7のエージングの際に
銅スズの金属間化合物が形成されないか、銅スズの金属
間化合物が形成されるとしても極端に遅いため、導体回
路部の密着力の低下を防止することができる。前記セラ
ミックプリント配線板の製造方法の研磨及びアニールは
併用することが望ましいが、単独で用いてもよい。次い
でパラジウム層3p、金層4aを形成する。
【0014】本発明では、金属層6の組成に制約を受け
るものではないが、導電性金属微粉末として含まれるパ
ラジウムと銀との比が99/1〜70/30程度のもの
が好ましい。
【0015】本発明における銅層2c、パラジウム層3
p、金層4aは通常の薄膜手法によって形成され、例え
ば、無電解メッキ法、真空蒸着法、スパッタリング法等
があり、特に下地層2である銅層2c以外の形成には電
気メッキ法を用いることも可能であり、特に限定するも
のではない。また、これらの膜厚についても、本発明の
半田成分の拡散による密着強度低下の防止という意味で
は、何ら制約を加える必要はない。
【0016】
【作用】本発明の請求項1に係るセラミックプリント配
線板では、銀及びパラジウムを含む金属層6が、部品を
半田7により半田付けをする部分の、セラミック基板1
と銅層2cとの間に形成されるので、スズ成分の拡散を
遅らせる効果があり、スズ成分がセラミック基板1との
界面に到達し難い。
【0017】本発明の請求項2に係るセラミックプリン
ト配線板では、前記金属層6の膜厚が、5〜50μmで
あるので、スズ成分の拡散を遅らせる効果があり、スズ
成分がセラミック基板1との界面に到達し難く、スクリ
ーン印刷等で簡易に金属層6を形成することができる。
【0018】本発明の請求項3に係るセラミックプリン
ト配線板の製造方法では、前記金属層6が銀及びパラジ
ウムを含有するペーストをセラミック基板1に塗布し、
酸素雰囲気下で600〜900℃で焼成することにより
形成されるので、得られる金属層6の皮膜状態がポーラ
スにならない。
【0019】本発明の請求項4に係るセラミックプリン
ト配線板の製造方法では、前記金属層6を形成し、無電
解メッキ法により銅層2cを形成した後に、金属層6上
の銅皮膜を研磨により削除し、さらに窒素雰囲気下でア
ニールをすることにより金属層6表面に残存する銅成分
の金属層6内部への拡散を行い、次いでパラジウム層3
p、金層4aを形成するので、半田7のエージングの際
に銅スズの金属間化合物が形成されないか、銅スズの金
属間化合物が形成されるとしても極端に遅くなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例によって、
具体的に説明する。
【0021】(実施例1〜実施例5)300℃に加熱し
た、リン酸に浸漬することにより、図1に示すように、
表面を粗化した96%アルミナ白色のセラミック基板1
(100mm×100mm×0.635mm:松下電工
社製)上に、市販の導体ペースト(銀/パラジウム系N
P−3410:ノリタケカンパニーリミテド社製)をス
クリーン印刷法により所望の膜厚で印刷して、10分
間、空気中で焼成することにより、金属層6を形成し
た。この金属層6の膜厚と焼成温度については表1に示
した。その後、アルカリキャタリスト法による核付け工
程(OPCプロセスAC:奥野製薬工業社製)を経た
後、無電解銅メッキにより全面に下地層2の銅層2cと
して1μm程度の銅皮膜を形成した。ただし、無電解銅
メッキ浴組成は、CuSO4 ・5H2O;10g/リッ
トル、EDTA・2Na;30g/リットル、ホルマリ
ン;0.3g/リットル、ポリエチレングリコール(P
EG#1000:ナカライテスク社製);5ミリリット
ル/リットルであり、NaOHによりpH調整をしてp
H12.4で温度60℃の条件で無電解銅メッキを行っ
た。
【0022】次いで、ドライフィルム(リストン462
0:デュポンジャパンリミテッド社製)をラミネート
し、非導体回路部が透光するマスクを用いて、レジスト
パタ−ンの形成を行い、導体回路部を市販の電気メッキ
浴(パラデックスストライク:EEJA社製)、及び二
次電気メッキ浴(パラデックス110:EEJA社製)
により中間層3であるパラジウム層3pを形成し、その
後、市販の電気金メッキ浴(オ−ロボンドTN:EEJ
A社製)、及び二次電気メッキ浴(テンプレックス40
1:EEJA社製)により電気メッキを行うことにより
表面層4の金層4aを形成した。その後、3%水酸化ナ
トリウムの水溶液に浸漬することにより、レジスト剥離
した後、銅メッキ部分を過硫酸ナトリウム、硫酸(12
5g、40ミリリットル/リットル)の水溶液でエッチ
ングを行い、非導体回路部の銅を除去し、水洗、乾燥を
行い、セラミックプリント配線板5を得た。このセラミ
ックプリント配線板5に半田7付けをして、この半田7
を引っ張ることにより、各層の密着強度として、2mm
×2mmのパターンでの、エージング前後のL字型のピ
ール強度を測定し、これらの値を表1に示した。エージ
ングは、150℃、250時間の条件で行った。ピール
強度が、1kgf/4mm2 以上を合格とした。
【0023】(実施例6)実施例1と同様にして、無電
解銅メッキにより図2に示すように、全面に下地層2の
銅層2cとして1μm程度の銅皮膜を形成した。次い
で、金属層6の上の銅皮膜を、オッシレーション研磨機
(IOP600 :石井表記社製)、研磨ブラシ(HD
−SF:住友3M社製)を用い、研磨ギャップ0.35
mmで除去した。しかる後に、窒素雰囲気下で400℃
で1時間アニ−ルをし、金属層6の表面の銅を、内部に
拡散した。パラジウムメッキ以降のプロセスは実施例1
と同様にして、セラミックプリント配線板5を得、エー
ジング前後のL字型のピール強度の値を表1に示した。
上記金属層6の膜厚と焼成温度についても表1に示し
た。
【0024】
【表1】
【0025】(比較例1〜比較例5)実施例1と同様に
して、表1に示した金属層6の膜厚と焼成温度でセラミ
ックプリント配線板5を得た。ただし、比較例1につい
ては、金属層6を形成しない従来の方式で行った。実施
例1と同様にして、エージング前後のL字型のピール強
度の値を表1に示した。
【0026】表1の結果、実施例は比較例に比べて導体
回路部の密着力が大きいことが確認できた。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項2に係るセ
ラミックプリント配線板は、前記のように構成されてい
るので、本発明の請求項1及び請求項2に係るセラミッ
クプリント配線板によると、半田のスズ成分の拡散によ
る導体回路部の密着力の低下を防ぐことができる。
【0028】本発明の請求項3に係るセラミックプリン
ト配線板の製造方法は、前記のように構成されているの
で、本発明の請求項3に係るセラミックプリント配線板
の製造方法によると、半田のスズ成分の拡散による導体
回路部の密着力の低下を防いだセラミックプリント配線
板が得られる。
【0029】本発明の請求項4に係るセラミックプリン
ト配線板の製造方法は、前記のように構成されているの
で、本発明の請求項4に係るセラミックプリント配線板
の製造方法によると、半田のスズ成分の拡散による導体
回路部の密着力の低下を、さらに防いだセラミックプリ
ント配線板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るセラミックプリント配線
板の製造方法の説明断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に係るセラミックプリント
配線板の製造方法の説明断面図である。
【図3】従来例に係るセラミックプリント配線板の製造
方法の説明断面図である。
【符号の説明】
1 セラミック基板 2 下地層 2c 銅層 3 中間層 3p パラジウム層 4 表面層 4a 金層 5 セラミックプリント配線板 6 金属層 7 半田
フロントページの続き (72)発明者 福家 直仁 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板(1)上に下地層(2)
    が銅層(2c)、中間層(3)がパラジウム層(3
    p)、表面層(4)が金層(4a)によって導体回路部
    が構成されるセラミックプリント配線板(5)におい
    て、銀及びパラジウムを含む金属層(6)が、部品を半
    田(7)により半田付けをする部分の、セラミック基板
    (1)と銅層(2c)との間に形成されることを特徴と
    するセラミックプリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記金属層(6)の膜厚が、5〜50μ
    mであることを特徴とする請求項1記載のセラミックプ
    リント配線板。
  3. 【請求項3】 前記金属層(6)が銀及びパラジウムを
    含有するペーストをセラミック基板(1)に塗布し、酸
    素雰囲気下で600〜900℃で焼成することにより形
    成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    セラミックプリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属層(6)を形成し、無電解メッ
    キ法により銅層(2c)を形成した後に、金属層(6)
    上の銅皮膜を研磨により削除し、さらに窒素雰囲気下で
    アニールをすることにより金属層(6)表面に残存する
    銅成分の金属層(6)内部への拡散を行い、次いでパラ
    ジウム層(3p)、金層(4a)を形成することを特徴
    とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のセ
    ラミックプリント配線板の製造方法。
JP23580794A 1994-09-30 1994-09-30 セラミックプリント配線板及びその製造方法 Withdrawn JPH08102578A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011149289A2 (ko) * 2010-05-27 2011-12-01 주식회사 써피스텍 인쇄회로기판의 회로표면 도금방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011149289A2 (ko) * 2010-05-27 2011-12-01 주식회사 써피스텍 인쇄회로기판의 회로표면 도금방법
WO2011149289A3 (ko) * 2010-05-27 2012-03-22 주식회사 써피스텍 인쇄회로기판의 회로표면 도금방법

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