JPH08101491A - フォトマスク - Google Patents

フォトマスク

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JPH08101491A
JPH08101491A JP26162194A JP26162194A JPH08101491A JP H08101491 A JPH08101491 A JP H08101491A JP 26162194 A JP26162194 A JP 26162194A JP 26162194 A JP26162194 A JP 26162194A JP H08101491 A JPH08101491 A JP H08101491A
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JP
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pattern
photomask
rectangular
light
correction
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JP26162194A
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English (en)
Inventor
Yuichi Fukushima
祐一 福島
Kazuo Suzuki
和夫 鈴木
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の製造プロセスのフォトリソグラ
フィ工程において、フォトレジスト膜に形成するパター
ンを所期の矩形パターンに十分に近似させ、高精度にパ
ターニングできるようにする。 【構成】 少なくとも一部に透光部10b又は遮光部1
0aからなる矩形パターンPを設けたフォトマスクにお
いて、その矩形パターンPの隣接領域に、その矩形パタ
ーンの投影像の光強度分布を補正し、投影像のパターン
のコーナー部の丸みを低減させる補正パターンp1 、p
2 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造プロ
セスのフォトリソグラフィ工程において使用するフォト
マスク及びそのフォトマスクを用いた露光方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、LSI中のトランジスタや配
線パターンの形成にフォトリソグラフィ技術が使用され
ている。フォトリソグラフィ工程においては、まず被加
工材料上にフォトレジスト膜を形成し、そのフォトレジ
スト膜を、フォトマスクを通して紫外線等を照射するこ
とにより感光させる。次に、感光させたフォトレジスト
膜を現像し、フォトレジスト膜をパターニングする。こ
のようにして得られたフォトレジスト膜のパターンは、
エッチングやイオン注入等の次工程のマスクとして使用
される。
【0003】ここで、フォトレジスト膜を形成するレジ
スト材料には、感光した部分が現像により除去されてパ
ターンが形成されるポジ形レジストと、現像により非感
光部分が除去され、感光部分が残存してパターンを形成
するネガ形レジストがある。したがって、フォトマスク
としては、使用するレジスト材料の種類に応じて、透光
部内に設けた遮光部でパターンを構成したものや、遮光
部内に設けた透光部でパターンを構成したものが用いら
れる。
【0004】例えば、図16(a)は、ネガ形レジスト
からなるフォトレジスト膜に微細矩形のパターンを形成
する場合に使用するフォトマスク1であり、遮光部1a
に透光部1bからなる矩形パターンP(パターン寸法:
幅L1 =0.6μm、長さL2 =1.0μm)を形成し
たものである。また、図16(b)は、図16(a)の
フォトマスク1をフォトレジスト膜に等倍で露光し投影
した場合の投影像のレジスト膜表面の光強度分布を、光
強度シミュレーションにより表わした図である。この場
合の露光条件は、光源波長365nm(i線)、露光装
置の開口数0.5、コヒーレンス度0.8である。同図
において、実線Iで示した等高線は、フォトマスク1に
入射した光強度を1としたときの光強度比を0.1刻み
で表したものであり、矩形パターンの外側から内側に向
かって順次高い値となっている。フォトリソグラフィの
設定条件にもよるが、このように露光されたフォトレジ
スト膜は、通常、現像により、光強度0.3の等高線
(太線の等高線)Ixに沿ってパターニングされる。
【0005】また、図17(a)はポジ形レジスト材料
からなるフォトレジスト膜に、図16と同様の微細矩形
パターンを形成する場合に使用するフォトマスク2であ
り、透光部2bに遮光部2aからなる矩形パターンP
(パターン寸法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =1.
0μm)を形成したものである。そして同図(b)は、
同図(a)のフォトマスク2をフォトレジスト膜に、図
16の場合と同様に、等倍で露光し投影した場合の投影
像のレジスト膜表面の光強度分布を、光強度シミュレー
ションにより表わした図である。同図においても、実線
で示した等高線Iは、フォトマスク2に入射した光強度
を1としたときの光強度比を0.1刻みで表しており、
太線の等高線Ixは光強度0.3の等高線を表してい
る。ただし、図17(b)の等高線は、図16(b)の
等高線と反対に矩形パターンの内側から外側に向かって
順次高い値となっている。
【0006】なお、図16及び図17においては、フォ
トマスク1、2の矩形パターンPを等倍でフォトレジス
トに投影する場合を示したが、微細パターンを高精度に
形成するために、一般に、フォトマスクのパターンはフ
ォトレジスト膜に形成すべき所期のパターンを拡大した
ものとし(例えば、5倍)、縮小投影露光装置を使用し
てフォトレジスト膜にフォトマスクの縮小投影像を形成
することにより所期の大きさのパターンを形成すること
もなされている。この場合に使用するフォトマスクは、
5倍レチクルと称されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の半導
体装置の微細化に伴い、フォトリソグラフィ工程におい
ては、解像度を向上させ、フォトレジスト膜に高精度に
所期のパターンを形成することが望まれている。
【0008】しかしながら、上述のように、フォトレジ
スト膜上のフォトマスクの投影像の光強度分布は図16
(b)及び図17(b)に示したような等高線で表さ
れ、現像により得られるフォトレジスト膜のパターン
は、フォトマスクに形成したパターンと同一形状にはな
らない。フォトリソグラフィの設定条件にもよるが、通
常、光強度0.3の等高線Ixのパターンとなる。その
ため、実際に得られるフォトレジスト膜のパターンはコ
ーナー部が丸みを帯び、所期の矩形パターンとは異なる
ものとなる。例えば、フォトレジスト膜として市販のネ
ガ型レジスト(THMR−iN200、東京応化工業
(株)製)を用意し、それを図16(a)のフォトマス
クを用いて図16(b)と同様に露光し、現像した場
合、得られるフォトレジスト膜の矩形パターンのコーナ
ー部の丸みは、内径約0.35μm程度となる。
【0009】半導体装置に形成される回路パターンの多
くは、矩形パターンあるいはその複合パターンで設計さ
れているため、上述のようにフォトレジスト膜のパター
ンのコーナー部が所期の設計にない丸みを帯びること
は、回路素子の特性に影響を及ぼすので問題となる。そ
のため、フォトレジスト膜に所期の矩形パターンを形成
できるようにすることが望まれていた。
【0010】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、半導体装置の製造工程にお
けるフォトリソグラフィ工程において、フォトレジスト
膜に形成されるパターンを所期の矩形パターンに十分に
近似させ、それによりフォトレジスト膜を高精度にパタ
ーニングできるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、フォトレジ
スト膜を矩形にパターニングする場合に、フォトマスク
に形成するパターンを、単にフォトレジスト膜に形成す
べき所期の矩形パターンと同形とするのではなく、所期
の矩形パターンに補正パターンを付加したパターンとす
ると、フォトレジスト膜におけるフォトマスクの投影像
のうち現像によりパターニングされる光強度の部分が、
コーナー部の丸みが低減した矩形パターンとなり、これ
により、上記の目的を達成できることを見出し、本発明
を完成させるに至った。
【0012】即ち、本発明は、少なくとも一部に透光部
又は遮光部からなる矩形パターンを有するフォトマスク
において、その矩形パターンの隣接領域に、その矩形パ
ターンの投影像の光強度分布を補正し、投影像のパター
ンのコーナー部の丸みを低減させる補正パターンが設け
られていることを特徴とするフォトマスクを提供する。
【0013】また本発明は、このようなフォトマスクを
使用してフォトレジスト膜を露光し、フォトレジスト膜
にフォトマスクの投影像として矩形パターンを形成する
フォトレジストの露光方法を提供する。
【0014】
【作用】本発明のフォトマスクには、フォトレジスト膜
に形成すべき所期の矩形パターンと同形(拡大形を含
む)の矩形パターンだけではなく、その矩形パターンの
隣接領域に補正パターンが形成されている。したがっ
て、本発明のフォトマスクの投影像の光強度分布は、矩
形パターンの投影像と補正パターンの投影像との合成像
となり、矩形パターン単独の場合に比して矩形パターン
のコーナー部の光強度が補正される。即ち、フォトレジ
スト膜におけるフォトマスクの投影像のうち、現像によ
りパターニングされる光強度を有するパターンは、その
コーナー部の丸みが低減し、コーナー部が直角に近付
く。これにより、フォトレジスト膜のパターンを所期の
矩形パターンに十分に近似させ、精度よくパターニング
することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等
の構成要素を表している。
【0016】実施例1 図1(a)は、本発明の実施例のフォトマスク10の部
分平面図である。このフォトマスク10は、遮光部10
aに透光部10bからなる矩形パターンP(パターン寸
法:幅L1 =0.8μm、長さL2 =1.1μm)を有
し、さらにその矩形パターンPの短辺に接するように、
微細な正方形の透光部からなる2つの補正パターンp1
(パターン寸法:幅L3 =0.2μm、長さL4 =0.
2μm)及び補正パターンp2 (パターン寸法:幅L5
=0.2μm、長さL6 =0.2μm)を有している。
同図からわかるように、微細な補正パターンp1 、p2
は、矩形パターンPの幅方向Xの短辺の両端部に、矩形
パターンPの長手方向Yの延長線内で、かつ矩形パター
ンPの長辺の延長線に接するように設けられている。ま
た、微細な補正パターンp1 、p2 は、矩形パターンP
の長手方向の軸Aに対して対称に配設されている。
【0017】図1(b)は、図1(a)のフォトマスク
10を投影露光装置でウエハ上のレジスト表面に投影し
た場合の投影像の光強度分布を光強度シミュレーション
により計算し、等高線で示した図である。この場合、露
光条件は、光源波長365nm、開口数0.5、コヒー
レンス度0.8である。図中、実線は、フォトマスクへ
の入射光線強度を1とした場合の光強度を0.1刻みで
表した等高線Iであり、ほぼ矩形の投影パターンの外側
から内側へ向かって、等高線の光強度は順次高い値とな
っている。実線で表した等高線のうち太線Ixは光強度
0.3の等高線であり、通常の現像条件により現像した
場合に、実際のパターン形状となるものである。また、
図中、破線はフォトマスク10のパターンである。
【0018】図1(c)は、図1(a)のフォトマスク
10において補正パターンp1 、p2 を形成しなかった
もの、即ち、矩形パターンPのみからなる従来のパター
ンのフォトマスクを用いて、図1(b)と同様に光強度
シミュレーションを行うことにより描いた光強度分布図
である。この図においても、太線Ixは光強度0.3の
等高線であり、現像により実際に得られるパターン形状
を表している。
【0019】図1(b)から、図1(a)のフォトマス
ク10を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.1
5μmであり、図1(c)に示した従来のフォトマスク
により得られるパターンに比して、コーナー部の丸みが
大きく低減した良好なパターンとなっていることがわか
る。
【0020】実施例2 図2(a)は、本発明の実施例のフォトマスク11の平
面図である。このフォトマスク11も、図1(a)のフ
ォトマスク10と同様に、遮光部11aに透光部11b
からなる矩形パターンP(Pm 、Pn )(パターン寸
法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =1.0μm)を有
し、さらにその矩形パターンPの短辺に接するように、
微細な矩形の透光部からなる2つの補正パターンp1
(パターン寸法:幅L3 =0.15μm、長さL4 =
0.4μm)及び補正パターンp2 (パターン寸法:幅
L5 =0.15μm、長さL6 =0.4μm)を有して
いる。この図2のフォトマスク11は、図1のフォトマ
スク10に対して、補正パターンp1 、p2 の形状が長
方形である点で異なっている。なお、図1のフォトマス
ク10には1つのマスクパターンが描かれているのに対
し、図2のフォトマスク11には2つのマスクパターン
Pm 、Pn が並列して描かれている。
【0021】図2(b)は、図2(a)のフォトマスク
11を用いて図1(b)と同様に光強度シミュレーショ
ンを行うことにより光強度の等高線Iを描いた光強度分
布図である。この図においても、太線Ixは光強度0.
3の等高線であり、現像により実際に得られるパターン
形状を表している。
【0022】図2(b)から、図2(a)のフォトマス
ク11を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.2
0μmであり、補正パターンのない従来の矩形パターン
のフォトマスクを使用した場合に比して、コーナー部の
丸みが大きく低減した良好なパターンとなっていること
がわかる。また、2つのマスクパターンPm 、Pn を並
列させた場合でも、それら個々の光強度分布曲線が融合
しておらず、図1(a)の単独のマスクパターンを形成
した場合と同様の補正パターンの効果が得られているこ
とがわかる。
【0023】実施例3 図3(a)は、図2(a)のフォトマスク11の遮光部
と透光部とを反転させたフォトマスク12の平面図であ
り、透光部12bに遮光部12aからなるパターンP
(Pm 、Pn )、p1 、p2 が形成されている。また、
図2(b)はそのフォトマスク12を用いて図1(b)
と同様に光強度シミュレーションを行うことにより描い
た光強度分布図である。この図においても、太線Ixは
光強度0.3の等高線であり、現像により実際に得られ
るパターン形状を表している。
【0024】図2(b)から、図2(a)のフォトマス
ク12を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.1
6μmであり、補正パターンのない従来の矩形パターン
のフォトマスクに比して、コーナー部の丸みが大きく低
減した良好なパターンとなっていることがわかる。
【0025】実施例4 図4(a)は、本発明の異なる態様のフォトマスク13
の平面図である。このフォトマスク13も図1(a)に
示したフォトマスク10と同様に遮光部13aに透光部
13bからなる矩形パターンP(パターン寸法:幅L1
=0.6μm、長さL2 =0.6μm)を有し、その矩
形パターンPの端辺に接するように、微細な矩形の透光
部からなる補正パターンp3 (パターン寸法:幅L3 =
0.3μm、長さL4 =0.15μm)及び補正パター
ンp4 (パターン寸法:幅L5 =0.3μm、長さL6
=0.15μm)を軸対称に有しているが、これら補正
パターンp3 、p4 は間隔(L7 =0.2μm)をおい
て配設され、それらの端部が、矩形パターンPのY方向
の延長上からはみ出るように配設されている点が異な
る。
【0026】図4(b)は、図4(a)のフォトマスク
13を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレーシ
ョンを行うことにより光強度の等高線Iを描いた光強度
分布図である。この図においても、太線Ixは光強度
0.3の等高線であり、現像により実際に得られるパタ
ーン形状を表している。また、破線はフォトマスク13
のパターンを表している。
【0027】図4(c)は、図4(a)のフォトマスク
13において補正パターンp3 、p4 を形成しなかった
もの、即ち、矩形パターンPのみからなる従来のパター
ンのフォトマスクを用いて同様に光強度シミュレーショ
ンを行うことにより描いた光強度分布図である。
【0028】図4(b)から、図4(a)のフォトマス
ク13を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.1
8μmであり、図4(c)に示した従来のフォトマスク
により得られるパターンに比して、コーナー部の丸みが
大きく低減した良好なパターンとなっていることがわか
る。
【0029】実施例5 図5(a)は、図4(a)のフォトマスク13の遮光部
と透光部とを反転させたフォトマスク14の平面図であ
り、透光部14bに遮光部14aからなるパターンp、
p3 、p4 が形成されている。また、図5(b)はその
フォトマスク14を用いて図1(b)と同様に光強度シ
ミュレーションを行うことにより描いた光強度分布図で
ある。この図においても、太線Ixは光強度0.3の等
高線であり、現像により実際に得られるパターン形状を
表しており、破線はフォトマスク14のパターンを表し
ている。
【0030】また、図5(c)は、図5(a)のフォト
マスク14において補正パターンを形成しなかったも
の、即ち、矩形パターンPのみからなる従来のパターン
のフォトマスクを用いて同様に光強度シミュレーション
を行うことにより描いた光強度分布図である。
【0031】図5(b)から、図5(a)のフォトマス
ク14を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.1
4μmであり、図5(c)に示した従来のパターンに比
して、コーナー部の丸みが大きく低減した良好なパター
ンとなっていることがわかる。
【0032】実施例6 図6(a)は、本発明のさらに異なる態様のフォトマス
ク15の平面図である。このフォトマスク15も図1
(a)に示したフォトマスク10と同様に遮光部15a
に透光部15bからなる矩形パターンP(パターン寸
法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =0.6μm)を有
し、その矩形パターンPの隣接領域に、微細な矩形の透
光部からなる補正パターンp5 (パターン寸法:幅L3
=0.15μm、長さL4 =0.2μm)及び補正パタ
ーンp6 (パターン寸法:幅L5 =0.15μm、長さ
L6 =0.2μm)を軸対称に有している。これら補正
パターンp5 、p6 は、矩形パターンPのY方向の延長
線内にあり、Y方向の辺の延長線に接するように設けら
れている点でも図1(a)に示したフォトマスク10と
同様であるが、補正パターンp5 、p6 が矩形パターン
Pの端辺に接することなく、矩形パターンPと微小間隔
(L8 =0.1μm)をおいて配設されている点で異な
る。
【0033】図6(b)は、図6(a)のフォトマスク
15を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレーシ
ョンを行うことにより光強度の等高線Iを描いた光強度
分布図である。この図においても、太線Ixは光強度
0.3の等高線であり、現像により実際に得られるパタ
ーン形状を表している。
【0034】図6(b)から、図6(a)のフォトマス
ク15を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.2
3μmであり、補正パターンのない従来の矩形パターン
のフォトマスクを使用した場合に比して、コーナー部の
丸みが大きく低減した良好なパターンとなっていること
がわかる。
【0035】実施例7 図7(a)は、図6(a)のフォトマスク15の遮光部
と透光部とを反転させたフォトマスク16の平面図であ
り、透光部16bに遮光部16aからなるパターンP、
p5 、p6 が形成されている。また、図7(b)はその
フォトマスク16を用いて図1(b)と同様に光強度シ
ミュレーションを行うことにより描いた光強度分布図で
ある。この図においても、太線Ixは光強度0.3の等
高線であり、現像により実際に得られるパターン形状を
表している。
【0036】図7(b)から、図7(a)のフォトマス
ク16を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.1
8μmであり、補正パターンのない従来の矩形パターン
のフォトマスクに比して、コーナー部の丸みが大きく低
減した良好なパターンとなっていることがわかる。
【0037】実施例8 図8(a)も、本発明のさらに異なる態様のフォトマス
ク17の平面図である。このフォトマスク17も図1
(a)に示したフォトマスク10と同様に遮光部17a
に透光部17bからなる矩形パターンP(パターン寸
法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =0.6μm)を有
し、その矩形パターンPの隣接領域に、微細な矩形の透
光部からなる補正パターンを有しているが、このフォト
マスク17においては、矩形パターンPに対して一つの
幅広の補正パターンp7 (パターン寸法:幅L3 =1.
0μm、長さL4 =0.15μm)が、その両端部が矩
形パターンPのY方向の延長線上からはみ出るように形
成されている点が異なる。また、この補正パターンp7
は、矩形パターンPの端辺に接することなく、矩形パタ
ーンPと微小間隔(L8 =0.1μm)をおいて配設さ
れている。
【0038】図8(b)は、図8(a)のフォトマスク
17を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレーシ
ョンを行うことにより光強度の等高線Iを描いた光強度
分布図である。この図においても、太線Ixは光強度
0.3の等高線であり、現像により実際に得られるパタ
ーン形状を表している。
【0039】図8(b)から、図8(a)のフォトマス
ク17を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.2
0μmであり、補正パターンのない従来の矩形パターン
のフォトマスクを使用した場合に比して、コーナー部の
丸みが大きく低減した良好なパターンとなっていること
がわかる。
【0040】実施例9 図9のフォトマスク18は、図8(a)のフォトマスク
17においてその補正パターンp7 を2つに分割して補
正パターンp8 (パターン寸法:幅L3 =0.4μm、
長さL4 =0.15μm)及び補正パターンp9 (パタ
ーン寸法:幅L5 =0.4μm、長さL6 =0.15μ
m)とし、両者に間隔(L7 =0.2μm)をあけたも
のである。この補正パターンp8 、p9 も矩形パターン
Pと微小間隔(L8 =0.1μm)をおいて配設されて
いる。
【0041】図9(b)は、図9(a)のフォトマスク
18を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレーシ
ョンを行うことにより光強度の等高線Iを描いた光強度
分布図である。この図においても、太線Ixは光強度
0.3の等高線であり、現像により実際に得られるパタ
ーン形状を表している。
【0042】図9(b)から、図9(a)のフォトマス
ク18を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ矩形
のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約0.1
8μmであり、補正パターンのない従来の矩形パターン
のフォトマスクを使用した場合に比して、コーナー部の
丸みが大きく低減した良好なパターンとなっていること
がわかる。
【0043】実施例10 図10(a)は、本発明のさらに異なる態様のフォトマ
スク19の平面図である。このフォトマスク19も図1
(a)に示したフォトマスク10と同様に遮光部19a
に透光部19bからなる矩形パターンP(パターン寸
法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =0.6μm)を有
し、その矩形パターンPの端辺に接するように、微細な
透光部からなる補正パターンp10を有するが、この補正
パターンp10は矩形ではなく、枠状のパターンとなって
いる(パターン寸法:幅L9 =0.1μm、幅L10=
0.4μm、長さL11=0.2μm、長さL12=0.0
5μm)。このフォトマスク19の補正パターンp10
は、図1(a)のフォトマスク10の補正パターンp1
、p2 と同様に、矩形パターンPの端辺に隣接し、か
つ矩形パターンPのY方向の辺の延長線と接するように
設けられている2つの補正パターンp10a 、p10b 、及
びこれら2つの補正パターンp10a 、p10b を相互に連
結する補正パターンp10c から形成されているとみるこ
とができる。あるいはまた、矩形パターンpA の端部に
遮光部からなる微小矩形パターンpB を埋め込んだもの
ともみることができる。
【0044】図10(b)は、図10(a)のフォトマ
スク19を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレ
ーションを行うことにより描いた光強度分布図である。
この図においても、太線Ixは光強度0.3の等高線で
あり、現像により実際に得られるパターン形状を表して
いる。また破線はフォトマスク19のパターンを表して
いる。
【0045】図10(b)から、図10(a)のフォト
マスク19を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ
矩形のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約
0.22μmであり、補正パターンのない従来の矩形パ
ターンのフォトマスクを使用した場合に比して、コーナ
ー部の丸みが大きく低減した良好なパターンとなってい
ることがわかる。
【0046】また、この実施例のように補正パターンを
枠状とすると、フォトマスクのパターン中に図1(a)
のフォトマスク10の補正パターンp1 、p2 のような
微小凸部がなくなるので、マスクパターンの検査時に欠
陥として誤認されることを防止できるので好ましい。
【0047】実施例11 図11(a)は、図10(a)のフォトマスク19の遮
光部と透光部とを反転させたフォトマスク20の平面図
であり、透光部20bに遮光部20aからなるパターン
P、p10が形成されている。また、図11(b)はその
フォトマスク20を用いて図1(b)と同様に光強度シ
ミュレーションを行うことにより描いた光強度分布図で
ある。この図においても、太線Ixは光強度0.3の等
高線であり、現像により実際に得られるパターン形状を
表しており、破線はフォトマスク20のパターンを表し
ている。
【0048】図11(b)から、図11(a)のフォト
マスク20を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ
矩形のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約
0.17μmであり、補正パターンのない従来の矩形パ
ターンのフォトマスクに比して、コーナー部の丸みが大
きく低減した良好なパターンとなっていることがわか
る。
【0049】実施例12 図12(a)も本発明のさらに異なる態様のフォトマス
ク21の平面図である。このフォトマスク21は、図1
0のフォトマスク19と同様に、遮光部21aに透光部
21bからなる矩形パターンP(パターン寸法:幅L1
=0.6μm、長さL2 =1.0μm)を有し、その矩
形パターンPの端辺に接するように枠状の補正パターン
p10(パターン寸法:幅L9 =0.15μm、幅L10=
0.3μm、長さL11=0.3μm、長さL12=0.1
μm)を有しているが、これら矩形パターンPと補正パ
ターンp10からなるマスクパターンが2つ並列している
点が異なっている。
【0050】図12(b)は、図12(a)のフォトマ
スク21を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレ
ーションを行うことにより描いた光強度分布図である。
この図においても、太線Ixは光強度0.3の等高線で
あり、現像により実際に得られるパターン形状を表して
いる。
【0051】図12(b)から、図12(a)のフォト
マスク21を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ
矩形のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約
0.23μmであり、補正パターンのない従来の矩形パ
ターンのフォトマスクを使用した場合に比して、コーナ
ー部の丸みが大きく低減した良好なパターンとなってい
ることがわかる。また2つのマスクパターンの光強度分
布曲線が互いに融合しておらず、図10(a)の単独の
マスクパターンを形成した場合と同様に、補正パターン
p10による効果が得られていることがわかる。
【0052】実施例13 図13(a)は、図12(a)のフォトマスク21の遮
光部と透光部とを反転させたフォトマスク22の平面図
であり、透光部22bに遮光部22aからなるパターン
P、p10が形成されている。また、図13(b)はその
フォトマスク22を用いて図1(b)と同様に光強度シ
ミュレーションを行うことにより描いた光強度分布図で
ある。この図においても、太線Ixは光強度0.3の等
高線であり、現像により実際に得られるパターン形状を
表している。
【0053】図13(b)から、図13(a)のフォト
マスク22を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ
矩形のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約
0.16μmであり、補正パターンのない従来の矩形パ
ターンのフォトマスクに比して、コーナー部の丸みが大
きく低減した良好なパターンとなっていることがわか
る。
【0054】実施例14 図14(a)は、本発明のさらに異なる態様のフォトマ
スク23の平面図である。このフォトマスク23も図1
(a)に示したフォトマスク10と同様に遮光部23a
に透光部23bからなる矩形パターンP(パターン寸
法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =0.6μm)を有
し、その矩形パターンPの端辺に接するように、微細な
透光部からなる補正パターンp11を有するが、この補正
パターンp11は、枠状の補正パターン内部に、その補正
パターンの対向する両枠部分を連結する補正パターンを
設けた形状のはしご状のパターンとなっている(パター
ン寸法:幅L9 =0.15μm、幅L10=0.3μm、
長さL13=0.15μm、長さL14=0.05μm)。
【0055】図14(b)は、図14(a)のフォトマ
スク23を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレ
ーションを行うことにより描いた光強度分布図である。
この図においても、太線Ixは光強度0.3の等高線で
あり、現像により実際に得られるパターン形状を表して
いる。また破線はフォトマスク23のパターンを表して
いる。
【0056】図14(b)から、図14(a)のフォト
マスク23を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ
矩形のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約
0.23μmであり、補正パターンのない従来の矩形パ
ターンのフォトマスクを使用した場合に比して、コーナ
ー部の丸みが大きく低減した良好なパターンとなってい
ることがわかる。
【0057】実施例15 図15(a)は、本発明のさらに異なる態様のフォトマ
スク24の平面図である。このフォトマスク24も図1
(a)に示したフォトマスク10と同様に遮光部24a
に透光部24bからなる矩形パターンP(パターン寸
法:幅L1 =0.6μm、長さL2 =0.6μm)を有
し、その矩形パターンPの端辺に接するように、微細な
透光部からなる補正パターンp12を有するが、この補正
パターンp12は、H字状のパターンとなっている(パタ
ーン寸法:幅L9 =0.15μm、幅L10=0.3μ
m、長さL13=0.15μm、長さL14=0.1μ
m)。
【0058】図15(b)は、図15(a)のフォトマ
スク24を用いて、図1(b)と同様に光強度シミュレ
ーションを行うことにより描いた光強度分布図である。
この図においても、太線Ixは光強度0.3の等高線で
あり、現像により実際に得られるパターン形状を表して
いる。また破線はフォトマスク24のパターンを表して
いる。
【0059】図15(b)から、図15(a)のフォト
マスク24を使用して得られるフォトレジスト膜のほぼ
矩形のパターンは、そのコーナー部の丸みの曲率が約
0.20μmであり、補正パターンのない従来の矩形パ
ターンのフォトマスクを使用した場合に比して、コーナ
ー部の丸みが大きく低減した良好なパターンとなってい
ることがわかる。
【0060】以上、本発明のフォトマスクにおける補正
パターンの種々の例を実施例に基づいて具体的に説明し
たが、これらの実際のマスクパターンにおいては、これ
ら補正パターンのいずれかが適宜選択される。例えば、
孤立パターンの場合には矩形保持性の点から、実施例
4、5又は9等の態様が好ましく、また、ライン・アン
ド・スペースの場合には近接効果を避けるために、実施
例1、2又は3等の態様が好ましい。
【0061】また、本発明のフォトマスクにおける補正
パターンの形状、大きさ、所期の矩形パターンに対する
配設位置等は上記の実施例に限定されることなく、フォ
トレジスト膜に形成しようとするパターン寸法、レジス
ト材料、露光条件(開口数、コヒーレンス度、露光波長
等)、現像条件等に応じて適宜定めることができる。例
えば、補正パターンの形状は矩形またはその複合形に限
られることなく、円形、不定形などとすることができ
る。ただし、一般には、パターンデータ作成の点から矩
形パターンが好ましい。また、補正パターンの所期の矩
形パターンに対する配設位置は、実施例では矩形パター
ンの一つの端辺もしくは短辺の隣接領域としたが、これ
に限られない。さらに、フォトマスクのマスクパターン
も、実施例では説明の便宜上等倍のパターンについて説
明したが、5倍レクチル等の拡大倍率のパターンとする
ことができる。
【0062】補正パターンの形状や配設位置等の具体的
決定方法としては、光強度シミュレーションを使用する
手法によってもよく、実際の露光テストにより最適パタ
ーンを決定してもよい。
【0063】なお、本発明のフォトマスクにおいて、上
述のような矩形パターン及び補正パターンは、フォトマ
スク中に少なくとも一組含まれていればよく、したがっ
て、本発明のフォトマスクは、必要に応じて種々のマス
クパターンを含むことができる。
【0064】本発明において、フォトマスクを構成する
材料や、パターンの形成方法そのものは従来例と同様に
することができる。例えば、ソーダライムガラス、低膨
脹ガラス、合成石英ガラス、パイレックス等のガラス基
板に、遮光材として銀塩乳剤から形成した薄膜、Cr
系、MoSi系薄膜等の金属系薄膜をパターニングした
ものを使用することができる。この場合、遮光材のパタ
ーニングは、写真蝕刻技術により行うことができる。
【0065】本発明の露光方法は、上述のような本発明
のフォトマスクを使用する以外は従来のフォトリソグラ
フィ技術における露光方法と同様に行うことができ、縮
小投影露光装置、等倍投影露光装置等の公知の露光装置
で本発明のフォトマスクを使用し、フォトレジスト膜に
フォトマスクの投影像が形成されるようにすればよい。
【0066】
【発明の効果】本発明のフォトマスクによれば、半導体
装置の製造工程におけるフォトリソグラフィ工程におい
て、フォトレジスト膜に形成されるパターンを所期の矩
形パターンに十分に近似させ、高精度にパターニングす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b)、(c))である。
【図2】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b))である。
【図3】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b))である。
【図4】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b)、(c))である。
【図5】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b)、(c))である。
【図6】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b))である。
【図7】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b))である。
【図8】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b))である。
【図9】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同図
(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図
(同図(b))である。
【図10】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同
図(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布
図(同図(b))である。
【図11】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同
図(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布
図(同図(b))である。
【図12】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同
図(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布
図(同図(b))である。
【図13】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同
図(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布
図(同図(b))である。
【図14】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同
図(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布
図(同図(b))である。
【図15】本発明の実施例のフォトマスクの平面図(同
図(a))及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布
図(同図(b))である。
【図16】従来のフォトマスクの平面図(同図(a))
及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図(同図
(b))である。
【図17】従来のフォトマスクの平面図(同図(a))
及びフォトマスクの露光投影像の光強度分布図(同図
(b))である。
【符号の説明】
10 フォトマスク 10a フォトマスクの遮光部 10b フォトマスクの透光部 11〜24 フォトマスク P 矩形パターン p1 〜p12 補正パターン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光部又は透光部の少なくとも一部に透
    光部又は遮光部からなる矩形パターンを有するフォトマ
    スクにおいて、その矩形パターンの隣接領域に、その矩
    形パターンの投影像の光強度分布を補正し、投影像のパ
    ターンのコーナー部の丸みを低減させる補正パターンが
    設けられていることを特徴とするフォトマスク。
  2. 【請求項2】 補正パターンが、前記矩形パターンの端
    辺に隣接した微細矩形補正パターンである請求項1記載
    のフォトマスク。
  3. 【請求項3】 微細矩形補正パターンが、前記矩形パタ
    ーンの短辺の両端部にそれぞれ隣接する2つのパターン
    からなり、その2つの微細矩形補正パターンは前記矩形
    パターンの長手方向の延長線内で、矩形パターンの長辺
    の延長線に接するように設けられている請求項2記載の
    フォトマスク。
  4. 【請求項4】 2つの微細矩形補正パターンを相互に連
    結する微細矩形補正パターンがさらに設けられている請
    求項3記載のフォトマスク。
  5. 【請求項5】 補正パターンが、前記矩形パターンの端
    辺に対して微小間隔をおいて設けられている微細矩形補
    正パターンである請求項1記載のフォトマスク。
  6. 【請求項6】 微細矩形補正パターンが、前記矩形パタ
    ーンの短辺の端部に対して微小間隔をおいて設けられた
    2つのパターンからなり、その2つの微細矩形補正パタ
    ーンは前記矩形パターンの長手方向の延長線内で、矩形
    パターンの長辺の延長線に接するように設けられている
    請求項5記載のフォトマスク。
  7. 【請求項7】 2つの微細矩形補正パターンを相互に連
    結する微細矩形補正パターンがさらに設けられている請
    求項6記載のフォトマスク。
  8. 【請求項8】 補正パターンが、前記矩形パターンの長
    手方向に対して軸対称に設けられている請求項1〜7の
    いずれかに記載のフォトマスク。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のフォト
    マスクをマスクとしてフォトレジスト膜を露光し、フォ
    トレジスト膜にフォトマスクの投影像として矩形パター
    ンを形成するフォトレジストの露光方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6214494B1 (en) 1998-10-07 2001-04-10 International Business Machines Corporation Serif mask design methodology based on enhancing high spatial frequency contribution for improved printability
JP2005202102A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Fujitsu Ltd 露光用マスク及びそのパターン補正方法並びに半導体装置の製造方法
US7662523B2 (en) 2003-04-30 2010-02-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Photo mask, exposure method using the same, and method of generating data
CN105716540A (zh) * 2016-02-01 2016-06-29 宁德时代新能源科技股份有限公司 二次电池方形壳体与顶盖r角装配属性的检测方法

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