JPH08101464A - スキャナ装置 - Google Patents

スキャナ装置

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Publication number
JPH08101464A
JPH08101464A JP23704394A JP23704394A JPH08101464A JP H08101464 A JPH08101464 A JP H08101464A JP 23704394 A JP23704394 A JP 23704394A JP 23704394 A JP23704394 A JP 23704394A JP H08101464 A JPH08101464 A JP H08101464A
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JP
Japan
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image
film
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reading
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Pending
Application number
JP23704394A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ishigure
聡 石榑
Hideki Wanami
英樹 和波
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数コマ分のネガフィルム2が載置可能であ
り、該ネガフィルム2が載置される部分が透明部材で形
成されるフィルムホルダ1が装着されると、プリスキャ
ン動作により、透過原稿用光学系に対して上記フィルム
ホルダ1を移動させ、或いは、フィルムホルダ1に対し
て透過原稿用光学系を移動させて、該ネガフィルム2に
記録されている全部のコマの画像を全て読み取り、これ
をモニタ装置等に表示する。次に、選択スキャン動作に
より、上記ネガフィルム2に記録されている全部のコマ
の画像の中から選択された画像のみを読み取り、これを
モニタ装置等に表示する。 【効果】 プリスキャンによりネガフィルム2に記録さ
れている全ての画像を認識したうえで、選択スキャンに
より所望の画像のみを選択的に読み取ることができるた
め、誤表示或いはミスプリントを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所望の画像の読み取り
を行うスキャナ装置に関し、特に、複数コマ分の画像が
記録されているネガフィルム、或いは、このネガフィル
ムから複数コマ分の画像を転写することにより形成され
たポジ型フィルム状原稿から、該複数コマ分の画像を一
度に全部、1コマ毎に連続的に、或いは、指定されたコ
マの画像のみの読み取りを可能としたスキャナ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば6コマ分の画像が撮像され
た35mmのネガフィルムから直接各コマの画像を読み
取ることができるスキャナ装置が知られている。
【0003】このスキャナ装置は、上記ネガフィルムが
載置される原稿載置台に、上記1コマ分の大きさの読み
取り孔が設けられている。ユーザは、上記読み取り孔上
に所望の画像が記録されているコマが位置するようにネ
ガフィルムを載置し、読み取りを指定する。上記スキャ
ナ装置は、上記読み取りが指定されると、上記読み取り
孔の一方向側から上記ネガフィルムに光を照射するとと
もに、上記原稿載置台を移動する。上記読み取り孔の他
方向側には、例えばCCDイメージセンサが設けられて
いる。上記CCDイメージセンサは、上記原稿載置台の
移動に応じて照射される上記ネガフィルムを介した光を
画像光として受光する。そして、この画像光に応じた画
像信号を形成し、これを例えばモニタ装置等に供給す
る。これにより、上記ネガフィルムに記録されている画
像を上記モニタ装置に表示することができる。
【0004】次に、ユーザは、他のコマに記録された画
像を読み取る場合、上記原稿載置台の読み取り孔上のコ
マが該他のコマとなるようにネガフィルムを載置し直
し、読み取りを指定する。これにより、上述と同様に上
記他のコマに記録されている画像が読み取られ上記モニ
タ装置に表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスキャ
ナ装置は、上記ネガフィルムに記録されている複数のコ
マの画像を連続的に読み取る場合、1コマ読み取る毎に
上記原稿載置台に載置されているフィルムを手動で載置
し直す必要があった。このため、大変面倒なうえ、該フ
ィルムを載置し直す際に、ネガフィルムに指紋や傷が付
き易い問題があった。
【0006】また、上記原稿載置台を移動させてネガフ
ィルムに記録されている画像を読み取るようになってい
るため、この原稿載置台を移動させるための空間が必要
となり、この分スキャナ装置が大型化する問題があっ
た。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、自動的にネガフィルム等に記録されている複
数コマ分の画像を読み取ることができ、また、装置の小
型化を図ることができるようなスキャナ装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスキャナ装
置は、複数コマ分の画像が記録されているフィルム状の
原稿が載置される着脱可能な原稿載置台と、上記原稿載
置台に載置された原稿の画像を読み取り、この読み取っ
た画像に応じた画像情報を出力する画像読み取り手段
と、上記複数コマ分の全ての画像を読み取るプリスキャ
ン、及び、上記複数コマ分の画像の中から、所望の画像
のみを読み取る選択スキャンをそれぞれ指定するための
読み取り指定手段を有する。また、上記読み取り指定手
段により、プリスキャンが指定された場合、上記原稿載
置台に載置された原稿の複数コマ分の画像を全て読み取
るように上記画像読み取り手段を制御し、上記読み取り
指定手段により、選択スキャンが指定された場合、上記
複数コマ分の画像の中から選択されたコマの画像のみを
読み取るように上記画像読み取り手段を制御する読み取
り制御手段を有する。
【0009】また、本発明に係るスキャナ装置は、上記
読み取り指定手段は、フィルム状の原稿に記録された各
コマの画像を1コマ毎に連続して読み取る連続スキャン
の指定が可能となっており、上記読み取り制御手段とし
て、上記読み取り指定手段により連続スキャンが指定さ
れた場合、上記フィルム状の原稿に記録された各コマの
画像を1コマ毎に連続して読み取るように上記画像読み
取り手段を制御するものを有する。
【0010】また、本発明に係るスキャナ装置は、上記
フィルム状の原稿はネガ型フィルムであり、上記原稿載
置台は、少なくとも上記ネガ型フィルムが載置される箇
所が透明部材で形成されており、上記読み取り手段とし
て、上記原稿載置台の一方向側から上記透明部材を介し
て上記ネガ型フィルムに光を照射する光源と、上記ネガ
型フィルムを介して該原稿載置台の他方側から出射され
る、該ネガ型フィルムに記録されている画像に応じた画
像光を受光し、この画像光に応じた画像情報を出力する
受光手段とで形成されているものを有する。
【0011】また、本発明に係るスキャナ装置は、上記
フィルム状の原稿は、ネガ型フィルムに基づいて形成さ
れたポジ型フィルム状原稿であり、上記読み取り手段と
して、上記原稿載置台に載置された上記ポジ型フィルム
状原稿に光を照射する光源と、上記光源からの光がポジ
型フィルム状原稿に照射されることにより生ずる反射光
を画像光として受光し、この画像光に応じた画像情報を
出力する受光手段とで形成されているものを有する。
【0012】また、本発明に係るスキャナ装置は、上記
読み取り制御手段として、上記原稿載置台を画像の読み
取り方向に移動させることにより、上記ネガ型フィルム
或いは上記ポジ型フィルム状原稿に記録されている画像
を読み取るものを有する。
【0013】また、本発明に係るスキャナ装置は、上記
読み取り制御手段として、上記光源及び受光手段を画像
の読み取り方向に移動させることにより、上記ネガ型フ
ィルム或いは上記ポジ型フィルム状原稿に記録されてい
る画像を読み取るものを有する。
【0014】
【作用】本発明に係るスキャナ装置は、複数コマ分の画
像が記録されているフィルム状の原稿として、ネガ型フ
ィルム、或いは、該ネガ型フィルムをそのまま転写して
形成されたポジ型フィルム状原稿を着脱可能な原稿載置
台に載置する。
【0015】上記原稿載置台は、上記ネガ型フィルムが
載置された場合に、これを読み取り可能なように、少な
くとも該ネガ型フィルムが載置される箇所が透明部材で
形成されている。
【0016】また、当該スキャナ装置は、読み取り指定
手段により、上記複数コマ分の全ての画像を読み取るプ
リスキャン、上記複数コマ分の画像の中から所望の画像
のみを読み取る選択スキャン、及び、各コマの画像を1
コマ毎に連続して読み取る連続スキャンが指定可能とな
っている。
【0017】読み取り制御手段は、上記原稿載置台にネ
ガ型フィルムが載置され、上記読み取り指定手段により
上記プリスキャン,選択スキャン、或いは、連続スキャ
ンが指定されると、画像読み取り手段に対して原稿載置
台を移動させて、或いは、上記原稿載置台に対して画像
読み取り手段を移動させて上記ネガ型フィルムの複数コ
マ分の画像を全て読み取るように、上記複数コマ分の画
像の中から選択されたコマの画像のみを読み取るよう
に、或いは、各コマの画像を1コマ毎に連続して読み取
るように上記読み取り制御手段を制御する。
【0018】具体的には、上記画像読み取り手段は、上
記原稿載置台の一方向側に設けられた光源と、該原稿載
置台の他方向側に設けられた受光手段とで構成されてい
る。そして、上記原稿載置台の透明部材及びネガ型フィ
ルムを介した光源からの光を、画像光として上記受光手
段で受光することにより該ネガ型フィルムに記録されて
いる画像を読み取る。
【0019】また、上記読み取り制御手段は、上記原稿
載置台にポジ型フィルム状原稿が載置され、上記読み取
り指定手段により上記プリスキャン,選択スキャン、或
いは、連続スキャンが指定されると、画像読み取り手段
に対して原稿載置台を移動させて、或いは、上記原稿載
置台に対して画像読み取り手段を移動させて上記ポジ型
フィルム状原稿の複数コマ分の画像を全て読み取るよう
に、上記複数コマ分の画像の中から選択されたコマの画
像のみを読み取るように、或いは、各コマの画像を1コ
マ毎に連続して読み取るように上記読み取り制御手段を
制御する。
【0020】具体的には、上記画像読み取り手段は、上
記原稿載置台の、上記ポジ型フィルム状原稿に記録され
ている画像が表れる側に設けられる光源及び受光手段で
構成されている。そして、上記光源からの光を上記ポジ
型フィルム状原稿に照射し、これにより生ずる反射光を
画像光として上記受光手段で受光することにより該ポジ
型フィルム状原稿に記録されている画像を読み取る。
【0021】これにより、上記プリスキャンにより、上
記原稿載置台に載置されたネガ型フィルム或いはポジ型
フィルム状原稿に記録された複数コマ分の画像を自動的
に一度に全て読み取ることができる。また、上記選択ス
キャンにより、上記複数コマの画像の中から所望のコマ
の画像のみを選択的に読み取ることができる。また、上
記連続スキャンにより上記複数コマの画像を1コマ毎に
連続的に読み取ることができる。
【0022】このため、上記複数のコマの画像を連続的
に読み取る場合、1コマ読み取る毎に上記原稿載置台に
載置されているネガ型フィルム或いはポジ型フィルム状
原稿を手動で載置し直すような面倒な作業を省略して利
便性の向上を図ることができるうえ、ネガ型フィルム或
いはポジ型フィルム状原稿を手動で載置し直すことによ
り、該ネガ型フィルム或いはポジ型フィルム状原稿に指
紋や傷が付く不都合を防止することができる。
【0023】また、当該スキャナ装置をモニタ装置、或
いは、プリンタ装置に接続した場合に、上記プリスキャ
ン或いは上記連続スキャンにより、上記ネガ型フィルム
或いはポジ型フィルム状原稿に記録されている全部のコ
マの画像を確認したうえで、上記選択スキャンにより所
望のコマの画像を読み取ることができ、所望のコマの画
像のみを確実に読み取ることができるため、誤表示或い
はミスプリントを防止することができる。
【0024】さらに、上記原稿載置台に対して画像読み
取り手段を移動させて画像の読み取りを行う構成とする
ことにより、画像の読み取りに必要な空間サイズを上記
原稿載置台のサイズとすることができ、当該スキャナ装
置の小型化を図ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係るスキャナ装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】まず、本発明の第1の実施例に係るスキャ
ナ装置には、図1に示すような着脱自在のフィルムホル
ダ1が用いられる。このフィルムホルダ1は、略々長方
形状で全体が透明の例えばアクリル等で形成された上板
1aと、上記上板1aと同形状の下板1bとで構成され
ている。
【0027】ここで、このフィルムホルダ1は、ネガフ
ィルム2を保持するためのものであるが、写真撮影で使
用されるフィルムとしては、一般的には35mm幅のフ
ィルムが使用される。また、撮影済のフィルムを現像す
ることにより形成されたネガフィルムは、6コマ分の長
さに切断されてユーザに手渡されることが多い。
【0028】このため、上記下板1bには、その略々中
央部に長手方向に沿って上記6コマ分の長さを有するネ
ガフィルム2が載置された際に、該ネガフィルム2の始
端に当接するようにフィルム幅以下の間隔で2つの位置
決めピン3a,3bが設けられている。また、上記下板
1bには、上記位置決めピン3a,3bに当接するよう
に下板1bに載置されたネガフィルム2を保持するよう
にフィルム幅の間隔で一対の保持ピン4a,4b、5
a,5bがそれぞれ設けられている。上記保持ピン4
a,4bは、2コマ目の終端位置に上記ネガフィルム2
を挟んで相対向するように設けられている。また、上記
保持ピン5a,5bは、4コマ目の終端位置に上記ネガ
フィルム2を挟んで相対向するように設けられている。
また、上記下板1bは、上記ネガフィルム2の載置され
る部分が、フィルム幅及び6コマ分の長さの透明部材9
で形成されている。なお、上記下板1bの透明部材9以
外の部分は、遮光部材で形成されている。
【0029】このような下板1bに対して、上記上板1
aには、該上板1aを下板1bにそれぞれの4つ角を揃
えるようにして張り合わせた場合に、上記位置決めピン
3a,3b及び保持ピン4a,4b、5a,5bが挿入
可能な位置決めピン用孔6a,6b及び保持ピン用孔7
a,7b、8a,8bがそれぞれ設けられている。
【0030】従って、上記上板1aを下板1bにそれぞ
れの4つ角を揃えるようにして張り合わせた場合に、上
記下板1bに載置されたネガフィルム2は、上記位置決
めピン3a,3b及び保持ピン4a,4b、5a,5b
により上記透明部材9上に位置するように保持されると
ともに、上板1aの重さにより上記下板1b上に押圧さ
れて確実に保持されることとなる。
【0031】上述のように、上記上板1aは全体が透明
部材で形成されている。このため、上記ネガフィルム2
を保持した状態でも外側からその保持状態が目視可能と
なり、ユーザは、上記ネガフィルム2をフィルムホルダ
1に載置した後からでも該ネガフィルム2の保持状態を
確認することができ、フィルムホルダ1にネガフィルム
2を確実かつ最適な状態に載置することができる。
【0032】なお、上記ネガフィルム2の始端の位置を
決めるために、2つの位置決めピン3a,3bを設ける
こととしたが、これは1つでもよい。この場合、上記3
5mm幅の略々真ん中に位置するように設けることが好
ましい。
【0033】また、上記各保持ピン4a,4b、5a,
5bは、何れか一対のみを設けるようにしてもよい。こ
の場合、一対の保持ピンは、上記保持ピン5a,5bが
設けられる4コマ目当たりが好ましい。また、上記各保
持ピン4a,4b、5a,5bは、それぞれネガフィル
ム2を挟んでフィルムの幅方向に相対向するように設け
ることとしたが、これは、それぞれネガフィルム2を挟
んで斜めに対向するように設けるようにしてもよい。
【0034】また、このフィルムホルダ1は、上記ネガ
フィルム2のみならず、該ネガフィルム2をそのままの
大きさで転写することにより形成されたフィルム状原稿
(ネガフィルムの画像をそのまま転写したフィルム形状
の写真)も保持することができる。
【0035】次に、本実施例に係るスキャナ装置は、上
記ネガフィルム2を保持するフィルムホルダ1の他に、
写真を保持する図2に示すような着脱自在な写真ホルダ
11も用いられる。
【0036】この写真ホルダ11は、上記フィルムホル
ダ1と略々同サイズの長方形状の写真載置台12と、該
写真載置台12の長手方向の一端に設けられたホールド
幅調整部20とで構成されている。
【0037】上記ホールド幅調整部20は、ピニオンギ
ア15と、該ピニオンギア15に噛み合う第1のラック
ギア部13aが設けられた第1のスライダ13と、該ピ
ニオンギア15に噛み合う第2のラックギア部14aが
設けられた第2のスライダ14と、上記ピニオンギア1
5の同軸上に一体的に設けられた回転つまみ16と、上
記ピニオンギア15と略々同径で、その中心に上記回転
つまみ16が挿入可能な径の孔を有するワッシャ18
と、上記ピニオンギア15,第1のスライダ13,第2
のスライダ14,回転つまみ16及びワッシャ18が組
み込まれた状態でその上から蓋をするように設けられ
る、上記回転つまみ16が挿入可能な径の孔19aを有
する蓋板19とで構成されている。
【0038】具体的には、上記ピニオンギア15は、上
記ホールド幅調整部20が設けられる部分の略々中央部
に回転自在となるように上記写真載置台12に設けられ
ている。上記写真載置台12には、上記ピニオンギア1
5を挟むように、該写真載置台12の短手片に沿って第
1のガイドレール12a及び第2のガイドレール12b
が設けられており、この各ガイドレール12a,12b
に、それぞれ略々L字形状を有する第1,第2のスライ
ダ13,14が設けられている。
【0039】上記第1のスライダ13は、略々L字形状
を有しており、その長手片に、上記ピニオンギア15と
噛み合うように第1のラックギア部13aが設けられて
いる。上記第1のラックギア部13aの長さは、上記写
真載置第12の短手片の長さの略々1/2程度の長さと
なっている。また、上記第1のスライダ13の短手片
は、写真等を保持するための保持部13bとなってい
る。
【0040】同様に、上記第2のスライダ14は、略々
L字形状を有しており、その長手片に、上記ピニオンギ
ア15と噛み合うように第2のラックギア部14aが設
けられている。上記第2のラックギア部14aの長さ
は、上記写真載置第12の短手片の長さの略々1/2程
度の長さとなっている。また、上記第2のスライダ14
の短手片は、写真等を保持するための保持部14bとな
っている。
【0041】また、上記写真載置台12の上記ホールド
幅調整部20が設けられている部分には、該ホールド幅
調整部20を囲むようにコの字状の保持板17が設けら
れている。
【0042】そして、上記ホールド幅調整部20は、上
記ピニオンギア15を写真載置台12に設け、上記各ガ
イドレール12a,12bに上記各スライダ13,14
を設けた状態で、上記回転つまみ16にワッシャ18を
介して蓋板19の孔19aを合わせ、上記保持板17で
保持されるように蓋板19を設けることにより、組み立
てられている。
【0043】この状態で、上記回転つまみ16を例えば
時計回り方向に回転させると、上記ピニオンギア15に
より各スライダ13,14がそれぞれ各ガイドレール1
2a,12bに沿って写真載置台12の内方向に移動す
る。これにより、上記第1のスライダ13の保持部13
b及び第2のスライダ14の保持部13bで形成され
る、写真を保持するための間隔が狭まる。逆に、上記回
転つまみ16を反時計回り方向に回転させると、上記ピ
ニオンギア15により各スライダ13,14がそれぞれ
各ガイドレール12a,12bに沿って写真載置台12
の外方向に移動する。これにより、上記第1のスライダ
13の保持部13b及び第2のスライダ14の保持部1
3bで形成される、写真を保持するための間隔が広が
る。
【0044】このため、ユーザは、例えば長方形状を有
する写真の短手片の一片を上記第2のスライダ14に当
接させ、上記回転つまみ16を時計方向に回転させるこ
とにより、上記各スライダ13,14の各保持部13
b,14bの間隔が狭まり、該各保持部13b,14b
により載置された写真が抱えられるようにして保持され
ることとなる。この際、上記各スライダ13,14は、
上記ピニオンギア15によりそれぞれ上記回転つまみ1
6の回転に応じて同量ずつ移動する。また、上記写真載
置台12には、一般的に使用される写真のサイズであ
る、例えばE判,L判,A6判,ギャビネ判等のサイズ
に対応する大きさの枠が設けられている。
【0045】このため、例えばE判の写真を写真載置台
12に載置する場合、該E判の写真を上記写真載置台1
2に設けられたE判の写真用の枠に合致するように載置
し、該写真の短手片の一片を上記第2のスライダ14に
当接させ、上記各スライダ13,14の各保持部13
b,14bで写真が保持されるように上記回転つまみ1
6を回転調整することにより、該E判の写真を写真載置
台12の中央に保持することができる。
【0046】次に、このようなフィルムホルダ1及び写
真ホルダ11に載置された原稿(ネガフィルム2,写真
等)から画像を読み取る第1の実施例に係るスキャナ装
置は、図3に示すような構成を有しており、上記フィル
ムホルダ1に載置されたネガフィルム2に記録されてい
る各コマの画像,同じく上記フィルムホルダ1に載置さ
れ、該ネガフィルム2からそのままの大きさで転写する
ことにより形成された写真であるフィルム状原稿に記録
されている各コマの画像、及び、上記写真ホルダ11に
載置された写真の画像等が読み取り可能となっている。
【0047】上記ネガフィルム2等の透過原稿から画像
を読み取るためには、該ネガフィルム2に光を照射して
透過させ、この透過した光を受光する必要がある。この
ため、当該スキャナ装置は、上記ネガフィルム2の読み
取り用として上記ネガフィルム2に光を照射する光源2
1a,ネガフィルム2を介して入射される光源21aか
らの光を収束する対物レンズ21b及び上記対物レンズ
21bを介して照射される光を画像光として受光するC
CDイメージセンサ21cで構成される透過原稿用光学
系21を有している。
【0048】また、上記フィルム状原稿或いは写真ホル
ダ11に載置された写真等の反射原稿から画像を読み取
るためには、該写真等に光を照射して反射させ、この反
射した光を受光する必要がある。このため、当該スキャ
ナ装置は、上記写真等の読み取り用として上記写真等に
光を照射する光源22a,該写真等に反射されて入射さ
れる光源22aからの光を収束する対物レンズ22b及
び上記対物レンズ22bを介して照射される光を画像光
として受光するCCDイメージセンサ22cで構成され
る反射原稿用光学系22を有している。
【0049】また、上記スキャナ装置は、上記各光学系
21,22の読み取り方向に対してフィルムホルダ1或
いは写真ホルダ11を移動させるモータ24と、上記モ
ータ24を回転駆動するとともに、上記各光学系21,
22を駆動するコントローラ23と、上記各光学系2
1,22の各CCDイメージセンサ21c,22cから
の画像信号をデジタル化して画像データを形成するA/
D変換器25と、上記A/D変換器25からの画像デー
タに所定のデータ補正処理を施す補正回路26と、画像
の読み取りかたを指定する操作キーが設けられている操
作部28とを有している。
【0050】当該スキャナ装置は、上記フィルムホルダ
1に載置されたネガフィルム2或いはフィルム状原稿の
全部のコマの画像を読み取るプリスキャン,該ネガフィ
ルム2或いはフィルム状原稿の各コマの画像を1コマ毎
に連続して読み取る連続スキャン,該ネガフィルム2或
いはフィルム状原稿に記録された各コマの画像の中から
所望のコマの画像のみを選択的に読み取る選択スキャ
ン、及び、上記写真ホルダ11に載置された写真等を読
み取る通常スキャンが行えるようになっている。
【0051】まず、上記プリスキャン及び選択スキャン
の動作は、図4のフローチャートに示すようになってい
る。このフローチャートは、ネガフィルム2或いはフィ
ルム状原稿が載置された上記フィルムホルダ1が当該ス
キャナ装置に装着され、上記コントローラ23によりこ
れが検出されることによりスタートとなりステップS1
に進む。
【0052】上記ステップS1では、上記コントローラ
23が、上記フィルムホルダ1を画像の読み取り方向に
全コマ分移動するように、該フィルムホルダ1を移動制
御するモータ24を回転制御するとともに、該フィルム
ホルダ1にネガフィルム2が載置されていた場合には上
記透過原稿用光学系21を駆動制御し、該フィルムホル
ダ1にフィルム状原稿が載置されていた場合には上記反
射原稿用光学系22を駆動制御する。
【0053】これにより、上記フィルムホルダ1にネガ
フィルム2が載置されていた場合、上記透過原稿用光学
系21の光源21aが点灯駆動される。上記光源21a
は、例えば冷陰極管,白色ハロゲンランプ等で構成され
ており、上記点灯駆動されることにより、該光源21a
からの光が上記フィルムホルダ1の移動に応じて上記透
明部材9及びネガフィルム2を透過し、画像光として対
物レンズ21bを介してCCDイメージセンサ21cに
照射される。
【0054】上記CCDイメージセンサ21cは、上記
画像光を受光し、該画像光に応じた画像信号を形成す
る。そして、この画像信号をA/D変換器25に供給す
る。上記A/D変換器25は、上記画像信号をデジタル
化することにより画像データを形成し、これを補正回路
26に供給する。上記補正回路26は、上記画像データ
に対して、例えばゲインが低下する傾向にある画像の端
部のゲインを上げて画像全体を均一化するシェーディン
グ補正,色マスキング補正、及び、レンズのMTFを補
正して空間周波数を補正するアパーチャ補正等を施し、
これを出力端子27を介してモニタ装置等に供給する。
【0055】これにより、図5(a)に示すように上記
モニタ装置の表示画面に、上記ネガフィルム2の全部の
コマの画像が表示されることとなる。
【0056】このように、上記ネガフィルム2の全部の
コマの画像の読み取りが終了するとステップS2に進
む。
【0057】ユーザは、上記モニタ装置に表示される全
部のコマの画像を見て、上記操作部28を操作して所望
のコマの画像を選択するとともに、選択スキャンを指定
する。
【0058】上記ステップS2では、上記コントローラ
23が、ユーザにより選択されたコマの画像を認識して
ステップS3に進む。そして、上記ステップS3におい
て、ユーザにより選択されたコマの画像を読み取るよう
にモータ2を回転制御して上記フィルムホルダ1を移動
制御するとともに、上記選択されたコマの画像が透過原
稿用光学系21前を通過するタイミングで該透過原稿用
光学系21を駆動制御する。
【0059】これにより、ユーザにより選択されたコマ
の画像をのみを読み取ることができ、該読み取ったコマ
の画像を図5(b)に示すように上記モニタ装置の表示
画面に表示することができる。
【0060】なお、上記選択されたコマの画像の読み取
りの際に、上記フィルムホルダ1を正確に移動制御する
とともに、上記透過原稿用光学系21を該選択されたコ
マの画像の読み取り時のみ駆動する必要があるが、これ
は、上記フィルムホルダ1に載置されたネガフィルム2
の全長及びコマの長さ等が規格化されたものであり予め
分かっているため、上記フィルムホルダ1の移動量を計
測することにより上記移動制御及び駆動制御を正確に行
うことができる。また、このような各制御は、上記ネガ
フィルム2の各コマ間にある余領域部分を検出し、この
検出結果に応じて行うようにしてもよい。
【0061】次にステップS4において、上記コントロ
ーラ23は、他のコマの選択スキャンが指定されている
か否かを判別し、YESの場合はステップS2に戻り上
述のステップS2及びステップS3のルーチンを繰り返
して該他のコマの画像を読み取るように上記モータ24
及び透過原稿用光学系21を制御し、NOの場合はステ
ップS5に進む。
【0062】上記ステップS5では、上記プリスキャン
が指定されているか否かを判別し、YESの場合はステ
ップS1に戻り上述のステップS1〜ステップS4のル
ーチンを繰り返し、NOの場合はそのまま終了する。
【0063】次に、上記フィルムホルダ1にネガフィル
ム2が載置され連続スキャンが指定された場合の動作説
明をする。
【0064】この連続スキャンの指定は、ユーザが、操
作部28を介して行う。上記コントローラ23は、上記
連続スキャンが指定されると、上記フィルムホルダ1が
1コマ毎に連続的に移動するようにモータ24を回転制
御する。また、上記コントローラ23は、これととも
に、上記フィルムホルダ1に載置されたネガフィルム2
の各コマが通過するタイミングで透過原稿用光学系21
を駆動する。
【0065】これにより、上記ネガフィルム2に記録さ
れた各コマの画像を、1コマ毎に連続して読み取ること
ができ、該各コマの画像を、上記モニタ装置の表示画面
に連続的に表示することができる。
【0066】次に、上記フィルムホルダ1に上記フィル
ム状原稿が載置されていた場合、上記コントローラ23
は、指定されたスキャン(上記プリスキャン,選択スキ
ャン,連続スキャン)に応じて上述のようにフィルムホ
ルダ1を移動制御するとともに、反射原稿用光学系22
を駆動する。
【0067】上記反射原稿用光学系22は、上記コント
ローラ23により駆動されると、光源22aからの光が
上記フィルム状原稿に照射される。このフィルム状原稿
に照射された光は、該フィルム状原稿により反射され対
物レンズ22bを介してCCDイメージセンサ22cに
照射される。上記CCDイメージセンサ22cは、上記
フィルム状原稿により反射された光を画像光として受光
し、画像信号を形成して上記A/D変換器25に供給す
る。上記A/D変換器25は、上記画像信号をデジタル
化することにより画像データを形成し、これを補正回路
26及び出力端子27を介して上記モニタ装置等に供給
する。
【0068】これにより、上記モニタ装置の表示画面
に、上記フィルム状原稿の全部のコマの画像を、各コマ
の画像を1コマずつ連続して、或いは、選択されたコマ
の画像をそれぞれ表示することができる。
【0069】このように、複数のコマを有するネガフィ
ルム2(或いはフィルム状原稿)を載置可能なフィルム
ホルダ1を設け、選択スキャン或いは連続スキャンが指
定された場合に、上記フィルムホルダ1を移動させて透
過原稿用光学系21或いは反射原稿用光学系22で読み
取ることにより、上記ネガフィルム2の各コマの画像を
自動的に読み取ることができる。このため、1コマ読み
取る毎にネガフィルム2等を手動で載置し直すような面
倒な作業を省略することができ、ネガフィルム2等にキ
ズやゴミ等が付くのを防止することができる。
【0070】また、上記プリスキャン或いは連続スキャ
ンにより、上記ネガフィルム2の全部のコマの画像を一
度に或いは1コマ毎に連続的に表示することにより、該
ネガフィルム2の各コマの画像を認識することができ
る。このため、上記選択スキャンにより確実に所望の画
像のみを選択することができ、例えば当該スキャナ装置
をモニタ装置或いはプリンタ装置に接続した場合、誤表
示或いはプリントミスを防止することができる。
【0071】次に、上記写真ホルダ11に写真等の反射
原稿が載置されていた場合、上記コントローラ23は、
ユーザにより操作部28を介して指定される通常スキャ
ンを行うように上記モータ24及び反射原稿用光学系2
2をそれぞれ駆動する。
【0072】すなわち、コントローラ23は、上記通常
スキャンが指定されると、載置された写真のサイズに応
じて読み取り方向に移動するように上記写真ホルダ11
を移動制御するとともに、上記反射原稿用光学系22を
駆動制御する。
【0073】これにより、上記反射原稿用光学系22に
より上記写真ホルダ11に載置された写真の画像が読み
取られ、上記モニタ装置等に表示されることとなる。
【0074】なお、上述の実施例の説明では、上記フィ
ルムホルダ1は、上記位置決めピン3a,3b及び保持
ピン4a,4b、5a,5bによりネガフィルム2(或
いはフィルム状原稿)を保持することとしたが、これ
は、図6に示すような構成としてもよい。
【0075】すなわち、この変形例に係るフィルムホル
ダ31は、原稿載置台32の上記ネガフィルム2が載置
される部分が上記フィルムホルダ1と同様に透明部材3
5で形成されているが、該ネガフィルム2が載置される
部分の外周に沿って位置決め枠34及び保持枠33がそ
れぞれ設けられている。
【0076】ユーザは、このようなフィルムホルダ31
にネガフィルム2等を載置する場合、該ネガフィルム2
の短手片の一片を上記位置決め枠34に当接させるとと
もに、該ネガフィルム2の長手片をそれぞれ上記各保持
枠33に当接させるように載置する。これにより、上記
ネガフィルム2が、上記位置決め枠34及び各保持枠3
3により保持されることとなる。
【0077】なお、この場合、ネガフィルム2は湾曲し
易く安定性が悪いため、上記位置決め枠34及び各保持
枠33がそれぞれ挿入可能な溝を設けた透明部材の蓋板
を設け、該蓋板によりネガフィルム2を押圧して固定す
ることが好ましい。
【0078】また、上記位置決め枠34及び各保持枠3
3の代わりに、上記ネガフィルム2全体が挿入可能な溝
を設け、この溝によりネガフィルム2を固定する構成と
してもよい。
【0079】次に、本発明の第2の実施例に係るスキャ
ナ装置の説明をする。上述の第1の実施例に係るスキャ
ナ装置は、上記透過原稿用光学系21或いは反射原稿用
光学系22に対して各ホルダ1,11,31を移動させ
て画像の読み取りを行うこととしたが、この第2の実施
例に係るスキャナ装置は、図7に示すように上記各ホル
ダ1,11,31に対して反射原稿用光学系41或いは
透過原稿用光学系42を移動させて画像の読み取りを行
うようにしたものである。
【0080】すなわち、コントローラ23は、操作部2
8によりユーザ所望のスキャンが指定されると、この指
定及び上記各ホルダ1,11,31に載置された原稿に
応じて反射原稿用光学系41或いは透過原稿用光学系4
2が移動されるようにモータ44を回転制御する。
【0081】上記反射原稿用光学系41は、光源41a
からの光を写真等の反射原稿に照射し、この反射光を対
物レンズ41bを介してCCDイメージセンサ41cで
受光して画像の読み取りを行う。
【0082】また、上記透過原稿用光学系42は、光源
42aからの光をネガフィルム等の透過原稿に照射し、
この透過光を対物レンズ42bを介してCCDイメージ
センサ42cで受光して画像の読み取りを行う。
【0083】上記各CCDイメージセンサ41c,42
cからの画像信号は、A/D変換器45によりデジタル
化され画像データとされ、補正回路46で上述の所定の
補正処理が施され、出力端子47を介してモニタ装置等
に供給される。
【0084】これにより、上記モニタ装置の表示画面
に、上述と同様にして各コマの画像或いは選択された画
像等を表示することができる。
【0085】このように、各ホルダ1,11,31に対
して反射原稿用光学系41或いは透過原稿用光学系42
を移動させて画像の読み取りを行う構成とすることによ
り、該反射原稿用光学系41或いは透過原稿用光学系4
2が各ホルダ1,11,31上を移動することとなるた
め、画像の読み取りに必要な空間サイズを上記各ホルダ
1,11,31のサイズと略々同じ或いはこれ以下とす
ることができ、当該スキャナ装置の小型化を図ることが
できる。
【0086】次に、このような第1,第2の実施例に係
るスキャナ装置は、図8に示すような静止画記録再生シ
ステムに適用することができる。
【0087】この静止画記録再生システムは、ネガフィ
ルムや写真等から画像の読み取りを行う上述の第1,第
2の実施例に係るスキャナ装置であるスキャナ部50
と、ビデオテープレコーダ装置やカメラ装置等からの画
像データの取り込みを行うビデオ入力部51と、上記ス
キャナ部50或いはビデオ入力部51により取り込まれ
た画像データの記録再生を行うストレージ部58とを有
している。
【0088】また、上記静止画記録再生システムは、上
記スキャナ部50,ビデオ入力部51或いはストレージ
部58からの画像データを記憶するフレームメモリ52
と、上記フレームメモリ52から読み出された画像デー
タに、拡大処理や縮小処理等の画像処理を施して出力す
る画像処理ブロック53と、上記フレームメモリ52か
ら読み出された画像データ或いは上記画像処理ブロック
53により画像処理の施された画像データを表示するモ
ニタ装置61と、上記フレームメモリ52から読み出さ
れた画像データ,上記画像処理ブロック53により画像
処理の施された画像データ或いは上記ストレージ部58
により再生された画像データに応じた画像をプリントす
るプリンタ部57とを有している。
【0089】また、上記静止画記録再生システムは、上
記フレームメモリ52への画像データの書き込み及び読
み出しを制御するメモリコントローラ54と、当該静止
画記録再生システム全体の動作制御をする中央演算回路
(CPU)55と、スキャナ部50からの画像データ取
り込み,プリンタ部57でのプリント等を指定するため
の各種キーが設けられている操作部56とを有してい
る。
【0090】上記フレームメモリ52は、赤色(R)の
画像データが読み書きされるR用フレームメモリ,緑色
(G)の画像データが読み書きされるG用フレームメモ
リ及び青色(B)の画像データが読み書きされるB用フ
レームメモリで構成されている。
【0091】上記各色用フレームメモリは、論理的に
は、例えば縦×横×深さが1024画素×1024画素
×4ビットで計4Mビットの記憶領域を有する4つのD
RAM(Dynamic RAM)を、それぞれ正方形状を形成
するように並べるとともに、この正方形状に並べられた
4つのDRAMを深さ方向に2段積層することにより、
計8つのDRAMから2048×2048×8ビットの
記憶領域を有するようにそれぞれ構成されている。そし
て、上記フレームメモリ52は、論理的には、上記20
48×2048×8ビットの記憶領域を有する各色用の
フレームメモリを、それぞれ深さ方向に例えばRGBの
順で積層して構成されている。従って、上記フレームメ
モリ52は、2048×2048×24ビットの記憶領
域を有することとなる。
【0092】上記ストレージ部58は、上記フレームメ
モリ52から読み出されて供給される高解像度の画像デ
ータに基づいて、中間解像度の画像データ及び低解像度
の画像データの計3種類の画像データを形成して記録再
生し、また、これらの画像データとともに、表示或いは
プリントの際に施す所定の画像処理を示す画像加工デー
タ、及び、プリントの際のプリント枚数,所望の色合い
等を示すプリントデータを記録再生するようになってい
る。
【0093】すなわち、上記ストレージ部58は、上記
フレームメモリ52から読み出された高解像度の画像デ
ータ,上記CPU55からの画像加工データ及びプリン
トデータが供給されるインターフェース回路62と、上
記インターフェース回路62を介して供給される画像デ
ータを一旦記憶するバッファ回路63と、上記バッファ
回路63を介して供給される高解像度の画像データから
中間解像度の画像データを形成して出力する1/4間引
き回路64とを有している。
【0094】また、上記ストレージ部58は、上記1/
4間引き回路64からの中間解像度の画像データを一旦
記憶するメモリ65と、上記メモリ65から読み出され
た中間解像度の画像データから低解像度の画像データを
形成する1/64間引き回路66と、上記バッファ回路
63からの高解像度の画像データ,上記メモリ65から
の中間解像度の画像データ及び上記1/64間引き回路
66からの低解像度の画像データを選択的に切り換えて
出力するセレクタ67とを有している。
【0095】また、上記ストレージ部58は、上記セレ
クタ67により選択された各解像度の画像データを圧縮
符号化処理に適した所定画素のブロックに分割するラス
タ−ブロック変換回路69と、上記ラスタ−ブロック変
換回路69によりブロック化された画像データに圧縮伸
長処理を施すとともに固定長符号化処理を施す圧縮伸長
回路70とを有している。
【0096】また、上記ストレージ部58は、上記圧縮
伸長回路70からの画像データにEFM変調処理(8−
14変調処理)を施すEFM変調回路71と、当該スト
レージ部58全体の動作制御を行うシステムコントロー
ラ68と、上記EFM変調回路71からの画像データ及
び上記システムコントローラ68から供給される上記画
像加工データ及びプリントデータを光ディスク73に記
録するディスク記録再生部72と、上記ストレージ部5
8における画像データの記録再生或いは画像名,アルバ
ム名の入力等を行うための各種キーが設けられている操
作部74と、アルバム番号や入力されたアルバム名等を
表示する表示部75とを有している。
【0097】次に、このような構成を有する静止画記録
再生システムの動作説明をする。
【0098】まず、所望の画像データを上記ストレージ
部58の光ディスク73に記録する場合、ユーザは、操
作部56を操作して画像データの取り込み先(スキャナ
部50或いはビデオ入力部51)を指定するとともに、
取り込んだ画像データの出力先を上記ストレージ部58
に設定する。これにより、上記CPU55が、スキャナ
部50或いはビデオ入力部51を動作状態に制御する。
【0099】上記スキャナ部50は、操作部56により
指定されるプリスキャン,選択スキャン等に応じて上述
のようにCCDイメージセンサ50aによりネガフィル
ム2或いは写真等から画像を読み取り、この画像データ
を、A/D変換器50b及び補正系50cを介してフレ
ームメモリ52に供給する。
【0100】具体的には、上記スキャナ部50は、読み
取り原稿が例えば上記35mmフィルムの場合、縦×横
のサイズが1200画素×1700画素のサイズの画像
データを形成して上記フレームメモリ52に供給する。
また、読み取り原稿がブローニサイズのフィルム,Eサ
イズの写真,Lサイズの写真,A6サイズの写真の場
合、それぞれ1298画素×975〜1875画素,1
050画素×1450画素,1120画素×1575画
素,1325画素×1825画素のサイズの画像データ
を形成して上記フレームメモリ52に供給する。
【0101】上記ビデオ入力部51は、例えばビデオテ
ープレコーダ装置等からのコンポジットビデオ信号,Y
(輝度)/C(クロマ)セパレートのフォーマットで供
給されるビデオ信号,RGBのフォーマットで供給され
るビデオ信号の3つのフォーマットのビデオ信号の入力
が可能となっており、これらのビデオ信号は、それぞれ
入力端子51a〜51cを介してビデオ処理系51dに
供給される。
【0102】上記ビデオ処理系51dは、上記各フォー
マットのビデオ信号の画素を正方格子の画素とするとと
もに、画像サイズを480画素×640画素とし、これ
をA/D変換器51eに供給する。上記A/D変換器5
1eは、上記ビデオ信号をデジタル化することにより上
記各フォーマットのビデオ信号に対応した画像データを
形成し、これを上記フレームメモリ52に供給する。
【0103】上記CPU55は、上記フレームメモリ5
2に上記スキャナ部50或いはビデオ入力部51からの
画像データが供給されると、これを高解像度の画像デー
タとして一旦記憶するように上記メモリコントローラ5
4を介して該フレームメモリ52を書き込み制御する。
そして、上記高解像度の画像データが上記フレームメモ
リ52に書き込まれると、上記CPU55は、上記フレ
ームメモリ52に書き込まれた高解像度の画像データを
読み出すようにメモリコントローラ54を介して該フレ
ームメモリ52を読み出し制御する。この高解像度の画
像データは、インターフェースブロック59を介してス
トレージ部58のインターフェース回路62に転送され
るとともに、画像処理ブロック53により、例えば51
2画素×768画素のモニタ表示用の中間解像度の画像
データに変換されD/A変換器60に供給される。上記
D/A変換器60は、上記中間解像度の画像データをア
ナログ化することにより中間解像度のモニタ表示用の画
像信号を形成し、これをモニタ装置61に供給する。
【0104】これにより、上記スキャナ部50或いはビ
デオ入力部51により取り込まれた画像が上記モニタ装
置61に表示される。
【0105】なお、上記CPU55は、上記操作部56
が操作されることにより、上記画像データの拡大処理,
縮小処理等の画像処理が指定された場合、上記フレーム
メモリ52から読み出された原画像データである高解像
度の画像データが画像処理ブロック53及びインターフ
ェースブロック59に供給されるようにメモリコントロ
ーラ54を制御するとともに、上記指定された画像処理
を示す画像加工データを上記画像処理ブロック53及び
インターフェースブロック59に供給する。
【0106】上記画像処理ブロック53は、上記フレー
ムメモリ52から読み出された画像データに上記画像加
工データで示される画像処理を施し、これを上記D/A
変換器60を介してモニタ装置61に供給する。これに
より、上記モニタ装置61に、上記画像処理された画像
が表示されることとなる。
【0107】次に、ユーザは、上記モニタ装置61に表
示される画像が所望の画像であった場合に、ストレージ
部58の操作部74を操作してその画像の記録を指定す
る。
【0108】上記ストレージ部58のシステムコントロ
ーラ68は、上記画像の記録が指定されるとこれを検出
し、インターフェースブロック59及びストレージ部5
8のインターフェース回路62を介して供給される画像
データ及び画像加工データを取り込むように、該インタ
ーフェース回路62を制御する。
【0109】上記システムコントローラ68は、上記イ
ンターフェース回路62を介して供給される上記画像デ
ータ及び画像加工データのうち、該画像加工データのみ
を取り込み、該画像データをバッファ回路63に供給す
る。
【0110】上記バッファ回路63は、上記高解像度の
画像データを例えばライン毎に1/4間引き回路64及
びセレクタ67に供給する。
【0111】上記1/4間引き回路64は、上記高解像
度の画像データに対して画素を1/4とするような間引
き処理を施すことにより、512画素×768画素の中
間解像度の画像データを形成し、これをメモリ65及び
セレクタ67に供給する。
【0112】上記メモリ65に記憶された中間解像度の
画像データは、読み出され1/64間引き回路66に供
給される。
【0113】上記1/64間引き回路66は、上記メモ
リ65から読み出された中間解像度の画像データに対し
て画素を1/64とするような間引き処理を施すことに
より、64画素×96画素の低解像度の画像データを形
成し、これをセレクタ67に供給する。
【0114】上記セレクタ67は、システムコントロー
ラ68により切り換え制御されている。上記システムコ
ントローラ68は、例えば上記セレクタ67に供給され
る各解像度の画像データを、高解像度の画像データ,中
間解像度の画像データ,低解像度の画像データの順に出
力するように該セレクタ67を切り換え制御する。
【0115】上記セレクタ67からの各解像度の画像デ
ータは、ラスタ−ブロック変換回路69に供給され、圧
縮符号化の処理単位である所定の処理ブロックに分割さ
れ、圧縮伸長回路70に供給する。
【0116】上記圧縮伸長回路70は、ディスクリート
・コサイン・変換回路(DCT回路)と、量子化回路
と、固定長符号化回路とで構成されており、上記各解像
度の画像データは、まず、上記DCT回路に供給され
る。
【0117】上記DCT回路は、上記各解像度の画像デ
ータを周波数軸上に変換してDCT係数を形成する直交
変換処理を行い、この直交変換処理を施した各解像度の
画像データをそれぞれ量子化回路に供給する。
【0118】上記量子化回路は、例えば上記システムコ
ントローラ68により設定された適当な量子化係数を用
いて上記各解像度の画像データを量子化処理し、これら
を上記固定長符号化回路に供給する。
【0119】上記固定長符号化回路は、上記適当な量子
化係数で量子化された各解像度のDCT係数を固定長符
号化処理し、この固定長符号化処理の結果を上記システ
ムコントローラ68に帰還する。上記システムコントロ
ーラ68は、上記固定長符号化処理の結果に応じて、そ
の画像データを量子化するのに最適な量子化係数を形成
し、これを上記量子化回路に供給する。上記量子化回路
は、上記2度目に設定された最適な量子化係数を用いて
上記画像データの量子化を行い、これを上記固定長符号
化回路に供給する。
【0120】これにより、上記固定長符号化回路におい
て、各解像度の画像データを所定のデータ長となるよう
に固定長化することができる。
【0121】具体的には、このような圧縮符号化処理に
より、上記中間解像度の画像データは、1記録単位であ
る1クラスタのデータ長に固定長符号化処理され、上記
高解像度の画像データは9クラスタのデータ長に固定長
符号化処理され、上記低解像度の画像データは、1/1
5クラスタのデータ長に固定長符号化処理される。
【0122】EFM変調回路71は、上記固定長符号化
された各解像度の画像データに、いわゆるEFM変調処
理(8−14変調処理)を施し、これをディスク記録再
生部72に供給する。
【0123】ここで、上記各画像データが記録される光
ディスク73は、例えば直径64mmの光磁気ディスク
となっており、各解像度毎に200枚分の画像データが
記録可能となっている。そして、上記200枚分の画像
データは、50枚分の画像データを1つのアルバムとし
て、計4つのアルバムに分割されて管理されるようにな
っている。このためユーザは、この画像データの記録を
行う際に、操作部74を用いてその画像データを記録す
るアルバムを選択する。これにより、上記システムコン
トローラ68は、上記ユーザにより選択されたアルバム
に供給された画像データを記録するように上記ディスク
記録再生部72を制御する。
【0124】また、上記光ディスク73の全記録領域
は、例えば2200クラスタ分となっており、内周側か
ら外周側にかけて14クラスタ分が低解像度の画像デー
タの記録領域に、200クラスタ分が中間解像度の画像
データの記録領域に、1800クラスタ分が高解像度の
画像データの記録領域となっている。
【0125】上記ディスク記録再生部72は、上記低解
像度の画像データを、アルバムに記録されている画像を
1画面に複数表示するためのインデックス用として、上
記中間解像度の画像データを、アルバムに記録されてい
る所望の1つの画像を表示するためのモニタ表示用とし
て、また、上記高解像度の画像データをプリント用とし
てそれぞれ上記各記録領域に再生順に連続するように記
録する。また、上記ディスク記録再生部72には、上記
インターフェース回路62を介して取り込んだ上記画像
加工データが上記システムコントローラ68から供給さ
れる。上記ディスク記録再生部72は、上記画像データ
と画像加工データとが対応するように、該画像加工デー
タを光ディスク73に記録する。
【0126】このように、上記フレームメモリ52から
読み出された高解像度の画像データに基づいて、中間解
像度の画像データ及び低解像度の画像データを形成し、
この同じ画像の異なる解像度の画像データを上記光ディ
スク73に記録することにより、再生時には、画像デー
タの出力機器或いは用途に応じた解像度の画像データを
選択して再生することを可能とすることができる。
【0127】すなわち、上記光ディスク73に記録する
画像データとして上記高解像度の画像データのみ記録す
ると、モニタ装置に画像を表示する場合、上記高解像度
の画像データでは画素数が多すぎるため、適当な間引き
処理を施してモニタ装置に供給することとなる。しか
し、上記3種類の解像度の画像データをそれぞれ記録し
ておくことにより、モニタ用の中間解像度の画像データ
を直接読み出すことができるため、モニタ装置に表示す
るまでの時間を短縮可能とすることができる。具体的に
は、この場合、上記高解像度の画像データを1/4に間
引き処理した中間解像度の画像データを直接読み出すこ
とができるため、モニタ装置に表示するまでの時間を1
/4の時間に短縮可能とすることができる。
【0128】また、必要とする解像度の画像データを直
接読み出せることから、機器に応じて間引き処理等を行
う必要がなく、該間引き処理用の回路等を省略可能とす
ることができる。
【0129】また、上記フレームメモリ52からの高解
像度の画像データに基づいて上記2種類の画像データを
形成するようにしているため、上記3種類の画像データ
を別々に供給される場合よりも画像データの転送時間を
1/3に短縮することができるうえ、上記フレームメモ
リ52を1回のみ読み出し制御すればよいため、該フレ
ームメモリ52の拘束時間を短縮化することができる。
【0130】また、上記各解像度の画像データをそれぞ
れ固定長符号化して記録するようにしているため、記
録,読み出し時間の固定化,画像記録枚数の固定化を図
ることができるうえ、扱うデータサイズが固定化されて
いることからファイル管理システムの構成を簡略化する
ことができる。
【0131】また、原静止画像データである上記高解像
度の画像データとともに、該画像データに施す画像処理
を示す上記画像加工データを記録するようにしているた
め、原画像の表示が指定されたときには上記モニタ表示
用の中間解像度の画像データを再生して画像処理を施す
ことなくそのまま表示することができる。画像処理を施
した画像データを記録するようにすると、原画像の表示
が指定された場合に、該画像処理と逆の画像処理を施し
て表示する必要があるが、当該静止画記録再生システム
においては、原画像の画像データがそのまま記録されて
いるため、原画像の表示を行う際に、上記逆の画像処理
を施す必要がなく、面倒な操作を省略することができる
うえ、必要に応じて即座に原画像を表示することができ
る。また、原画像を表示する際に画像処理を行う必要が
ないため、度重なる画像処理により画質劣化が生ずるの
を防止することができる。
【0132】次に、上記ストレージ部58は、このよう
に各解像度の画像データの記録が終了すると、上記各ア
ルバム毎のアルバム名,各アルバムの画像毎の画像名,
所望の画像を検索するためのキーワード,ディスク名が
入力できるようになっている。
【0133】この場合、ユーザは、上記ストレージ部5
8の操作部74に設けられているライトキーをオン操作
する。上記システムコントローラ68は、上記ライトキ
ーがオン操作されるとこれを検出し、文字情報の入力を
行うライトモードとなる。
【0134】次にユーザは、上下キーを操作する。上記
システムコントローラ68は、上記上下キーが一回操作
される毎に、例えばアルバム名,画像名,キーワード,
ディスク名の文字を順に表示するように表示部75を表
示制御する。ユーザは、上記表示部75に表示される文
字を見て、これからどの情報の入力を行うかを決め、上
記操作部74に設けられているEXECキーをオン操作
する。これにより、上記システムコントローラ68は、
これから入力が行われる情報を認識する。
【0135】次に、ユーザは、上記操作部74に設けら
れているテンキーを操作する。これにより、上記システ
ムコントローラ68は、上記テンキーの操作に応じた文
字を表示するように上記表示部75を表示制御する。そ
して、ユーザは、上記表示部75に表示されるアルバム
名等が所望のアルバム名等となったときに、再度、上記
EXECキーをオン操作する。
【0136】上記システムコントローラ68は、上記E
XECキーが再度オン操作されるとこれを検出し、この
ライトモードを終了するとともに、上記入力されたアル
バム名等の文字情報を、いわゆるアスキーコードとして
上記光ディスク73に記録するようにディスク記録再生
部72を制御する。
【0137】具体的には、所望の画像名の記録を行う場
合、ユーザは、上記ライトキーをオン操作して上記シス
テムコントローラ68をライトモードとするとともに、
上記上下キーをオン操作して、これから入力を行う情報
である“画像名”を選択する。そして、上記テンキーを
操作してその画像の画像名を入力する。これにより、上
記システムコントローラ68が、上記入力された文字に
対応するアスキーコードを形成し、これをディスク記録
再生部72に供給する。これにより、上記ディスク記録
再生部72は、上記画像名に対応するアスキーコードを
光ディスク73に記録する。
【0138】なお、上記画像名として入力できる文字数
は、例えば16文字、上記アルバム名として入力できる
文字数は32文字となっており、アルファベット,カタ
カナ,漢字等で入力できるようになっている。すなわ
ち、1画面分で432文字(16文字×25枚分の画像
+アルバム名の32文字)の入力ができるようになって
いる。
【0139】次に、当該静止画記録再生システムは、所
望の画像のプリントに関する情報であるプリント情報を
上記ストレージ部58において記録することができる。
【0140】すなわち、この場合ユーザは、操作部56
を操作してプリントを行おうとする所望の画像を選択す
るとともに、この画像のプリント枚数,色指定,トリミ
ング,プリントサイズ,プリント位置等を指定する。こ
れにより、上記CPU55は、上記指定に応じたプリン
トデータを形成し、これをインターフェースブロック5
9を介してストレージ部58のインターフェース回路6
2に供給する。
【0141】上記ストレージ部58のシステムコントロ
ーラ24は、上記インターフェース回路62を介して供
給されるプリントデータを取り込み、これをディスク記
録再生部72に供給する。上記ディスク記録再生部72
は、ユーザにより選択された画像に対応させて上記プリ
ントデータを光ディスク73に記録する。
【0142】後に説明するが、このように画像データと
ともにプリントデータを記録することにより、その画像
のプリントが指定されたときに、プリンタ部57の各部
が上記プリントデータに応じて自動的に設定されプリン
ト動作が行われる。
【0143】次に、上記光ディスク73に記録された画
像データ及び文字データ(アスキーコード)を再生して
上記モニタ装置61に表示する場合における当該静止画
記録再生システムの動作説明をする。
【0144】この場合、ユーザは、まず、上記ストレー
ジ部58の操作部74に設けられているアルバムキーを
操作する。上記システムコントローラ68は、上記アル
バムキーが1回オン操作される毎に、これを検出し、そ
のアルバムのアルバム名を再生して表示するように上記
ディスク記録再生部72及び表示部75を制御する。上
述のように、上記光ディスク73には、4つのアルバム
が記録されるようになっているため、上記アルバムキー
がオン操作される毎に、上記表示部75には4つのアル
バム名が順に表示されることとなる。
【0145】次にユーザは、上記4つのアルバムの中か
ら所望のアルバムを選択した後に再生キーをオン操作す
る。上記システムコントローラ68は、上記再生キーが
オン操作されるとこれを検出し、上記選択されたアルバ
ムのインデックス用の低解像度の画像データ及びアスキ
ーコード(アルバム名,画像名等)を再生するように上
記ディスク記録再生部72を制御する。
【0146】上述のように、1つのアルバムは50枚分
の画像データで構成されており、この50枚の画像を一
度に表示画面に表示してもよいが、必然的に一枚分の表
示領域が狭くなり、ユーザによる所望の画像の選択が困
難なものとなる虞れがある。このため、上記システムコ
ントローラ68は、一度の指定で25枚分の低解像度用
の画像データを読み出すように上記ディスク記録再生部
72を読み出し制御する。これにより、上記ディスク記
録再生部72は、まず、上記25枚分の低解像度用の画
像データ及びアルバム名のアスキーコード,各画像名の
アスキーコードを上記光ディスク73の内周側から読み
出し、該画像データをEFM回路71を介して圧縮伸長
回路70に供給するとともに、該アスキーコードを直接
バッファ回路63に供給する。
【0147】上記圧縮伸長回路70は、上記画像データ
に低解像度用の伸長処理を施し、これをラスタ−ブロッ
ク変換回路69及びセレクタ67を介して上記バッファ
回路63に供給する。上記バッファ回路63は、上記画
像データ及びアスキーコードを一旦記憶する。
【0148】このように上記バッファ回路63に上記低
解像度の画像データ及びアスキーコードが記憶される
と、上記メモリコントローラ54は、該バッファ回路6
3に記憶されたアスキーコードが上記画像データととも
に高速転送されるように該バッファ回路63を読み出し
制御する。これにより、上記アスキーコードは画像デー
タと共に、インターフェース回路62及びインターフェ
ースブロック59を介して、CPU55の介在なしにフ
レームメモリ52に高速転送される。
【0149】上記フレームメモリ52の記憶領域は、全
体的には縦×横が2048画素×2048画素となって
おり、そのうち、1024画素×1536画素(縦×
横)の記憶領域が画像データの記憶領域(画像データエ
リア)、該画像データの領域以外の余領域の16画素×
32画素(512バイト分)の記憶領域が、上記アスキ
ーコードの記憶領域であるコマンドエリアとなってい
る。
【0150】上記メモリコントローラ54は、上記バッ
ファ回路63から画像データ及びアスキーコードが高速
転送されると、該画像データを上記フレームメモリ52
の画像データエリアに書き込み制御し、該アスキーコー
ドを上記コマンドエリアに書き込み制御する。
【0151】このようにして上記フレームメモリ52の
各記憶領域に画像データ及びアスキーコードが書き込ま
れると、上記メモリコントローラ54は、上記コマンド
エリアに書き込まれているアスキーコードを読み出し、
該アスキーコードの解釈を行う。そして、この解釈した
アスキーコードの文字を画像データとして上記フレーム
メモリ52に書き込み制御する。
【0152】具体的には、上記コマンドエリアから読み
出したアスキーコードが“41H”の場合、このアスキ
ーコードは、アルファベットの“A”の文字を示してい
るため、上記メモリコントローラ54は例えば24画素
×24画素の“A”の文字の画像データを形成し、この
“A”の文字がその画像の下に表示されるように上記フ
レームメモリ52を書き込み制御する。
【0153】このように、フレームメモリ52に画像デ
ータ及びアスキーコードの文字を示す画像データ(以
下、この2つの画像データをまとめて単に画像データと
いう。)の書き込みが終了すると、上記メモリコントロ
ーラ54は、該フレームメモリ52に書き込まれた画像
データを読み出し制御する。この画像データは、D/A
変換器60を介してアナログの画像信号とされモニタ装
置61に供給される。
【0154】これにより、上記モニタ装置61の表示画
面に、上記選択したアルバムのアルバム名とともに、2
5枚分のインデックス用の画像及び各画像の画像名が表
示される。
【0155】また、ユーザは、上記選択したアルバムの
残る25枚の画像を表示したい場合、上記ストレージ部
58の操作部74を操作して該残る25枚の画像の表示
を指定する。これにより、システムコントローラ68
は、上記残る25枚の低解像度用の画像データ及び該各
画像データのアスキーコードを再生するようにディスク
記録再生部72を制御する。これにより、上記残る25
枚の低解像度用の画像データ及びアスキーコードが上述
のように高速転送され、上記モニタ装置61に該残る2
5枚の画像が表示される。
【0156】次に、上記モニタ装置61にインデックス
用として25枚の画像が表示されると、ユーザは、この
画像の中から所望の画像を選択するように上記ストレー
ジ部58の操作部74を操作する。
【0157】上記システムコントローラ68は、上記操
作部74が操作され所望の画像が指定されるとこれを検
出し、該選択された画像に対応する中間解像度の画像デ
ータを上記光ディスク73から読み出すように上記ディ
スク記録再生部72を制御する。これにより、上記ディ
スク記録再生部72は、光ディスク73の中間領域に記
録されている表示用の中間解像度を有する画像データを
読み出す。この中間解像度の画像データは、上述のよう
に上記インターフェース回路62及び上記インターフェ
ースブロック59を介してフレームメモリ52に供給さ
れる。
【0158】上記メモリコントローラ54は、上記中間
解像度の画像データがフレームメモリ52に供給される
と、これを一旦記憶し読み出してD/A変換器60を介
してモニタ装置61に供給する。
【0159】これにより、上記モニタ装置61の表示画
面に、ユーザにより選択された画像が画面一杯に表示さ
れる。
【0160】ここで、当該静止画記録再生システムは、
上記インデックス用の画像を表示することなく所望の画
像を選択して上記モニタ装置61に表示することができ
る。
【0161】すなわち、ユーザは、所望の画像が記録さ
れているアルバム及び画像番号が分かっている場合、上
述のように上記ストレージ部58の操作部74に設けら
れているテンキーを操作してそのアルバムを指定すると
ともにその画像番号を指定する。
【0162】上述のように、1つのアルバムには、50
枚の画像が記録できるようになっているため、ユーザ
は、上記テンキーにより所望の画像番号を入力すること
により所望の画像を選択する。そして、上記所望の画像
番号を選択した後に再生キーをオン操作する。
【0163】上記システムコントローラ68は、上記再
生キーがオン操作されたことを検出すると、上記指定さ
れたアルバムの画像番号の中間解像度の画像データを読
み出すように上記ディスク記録再生部72を制御する。
これにより、上記光ディスク73から指定された画像番
号の中間解像度の画像データが読み出され、該中間解像
度の画像データに応じた画像が上記モニタ装置61に表
示される。
【0164】また、このような所望の画像の選択は、上
記操作部74に設けられている検索キーを用いても行う
ことができる。すなわち、上記検索キーがオン操作され
ると、上記システムコントローラ68は検索モードとな
る。上記システムコントローラ68は、上記検索モード
となると、上下キーが1回操作される毎に、画像名,キ
ーワード,記録日,記録時間の文字を順に表示するよう
に表示部75を表示制御する。ユーザは、上記画像名,
キーワード,記録日,記録時間の中から入力する情報を
選択すると、上記テンキーを用いて検索を行う画像の画
像名,キーワード,記録日、或いは、記録時間を入力し
EXECキーをオン操作する。
【0165】これにより、上記システムコントローラ6
8は、上記EXECキーがオン操作されたことを検出し
て検索を開始する。そして、上記画像名,キーワード等
に該当する画像を検索し、この検索した画像のアルバム
番号,アルバム名,画像名,画像番号等を表示するよう
に表示部75を表示制御する。なお、該当する画像が複
数ある場合は、該アルバム番号,アルバム名等を複数表
示するように上記表示部75を表示制御する。
【0166】次にユーザは、上記表示部75に表示され
た画像名等の中から所望とする画像を上記上下キーを用
いて選択し、上記再生キーをオン操作する。
【0167】上記システムコントローラ68は、上記再
生キーがオン操作されるとこれを検出し、上記選択され
た画像の画像データを再生するように上記ディスク記録
再生部72を制御する。
【0168】これにより、上記光ディスク73から指定
された画像データが読み出され上記モニタ装置61に供
給され表示される。
【0169】次に、上記スキャナ部50或いはビデオ入
力部51を介して取り込んだ画像、或いは、上記光ディ
スク73に記録した画像をプリントする場合における当
該静止画記録再生システムの動作説明をする。
【0170】まず、上記スキャナ部50或いはビデオ入
力部51を介して取り込んだ画像をプリントする場合、
ユーザは、操作部56を操作して上述と同様にして該ス
キャナ部50或いはビデオ入力部51を介して取り込ん
だ画像をモニタ装置61に表示する。そして、上記モニ
タ装置61に表示される画像が所望の画像であった場
合、上記操作部56を操作してその画像のプリントを指
定する。
【0171】上記スキャナ部50或いはビデオ入力部5
1を介して取り込んだ画像データは、上記フレームメモ
リ52に記憶されている。このため、上記CPU55
は、上記プリントが指定されると、上記フレームメモリ
52に記憶されている画像データが読み出されるよう
に、上記メモリコントローラ54を介して該フレームメ
モリ52を読み出し制御する。上記フレームメモリ52
から読み出された画像データは、プリンタ部57のデー
タ変換回路57aに供給される。
【0172】上記データ変換回路57aは、上記フレー
ムメモリ52から読み出された画像データにプリントに
適したデータ変換処理を施す。すなわち、上記画像デー
タが、R,G,B或いはY,Cr,Cbのかたちで供給
されると、これをY(イエロー),M(マゼンタ),
(シアン)のかたちに色座標変換することによりプリン
ト用の画像データを形成し、これをサーマルヘッド57
bに供給する。
【0173】上記サーマルヘッド57bは、上記画像デ
ータに応じた画像を、例えばA6サイズのプリント用紙
57cに、約300DPIでプリントする。これによ
り、上記スキャナ部50或いはビデオ入力部51を介し
て取り込んだ画像データに応じた画像をプリントするこ
とができる。
【0174】なお、上記画像処理ブロック53は、スキ
ャナ部50或いはビデオ入力部51を介してフレームメ
モリ52に取り込まれた画像データ、または、上記スト
レージ部58の光ディスク73からフレームメモリ52
に取り込まれた画像データに、ユーザの操作に応じて拡
大処理,縮小処理等の画像処理を施し、これを上記モニ
タ装置61,プリンタ部57或いはストレージ部58に
供給する。
【0175】これにより、所望の画像に拡大処理或いは
縮小処理等の画像処理を施して表示,プリント或いは記
録することができる。
【0176】次に、上記光ディスク73に記録した画像
をプリントする場合、ユーザは、上述の操作で、光ディ
スク73に記録されているインデックス用の画像を上述
の操作でモニタ装置61に表示する。そして、このイン
デックス用の画像の中から所望の画像を選択する。これ
により、上記選択された画像が上記モニタ装置61に表
示される。
【0177】ユーザは、上記モニタ装置61に表示され
た画像が所望の画像であった場合は、上記操作部56を
操作してその画像のプリントを指定する。これにより、
CPU55は、現在モニタ装置61に表示されている画
像のプリント用の画像データの読み出しを指定する読み
出し制御データを形成して出力する。この読み出し制御
データは、インターフェースブロック59を介してスト
レージ部58のインターフェース回路62に供給され、
該インターフェース回路62を介してストレージ部58
のシステムコントローラ68に供給される。
【0178】上述のように、上記光ディスク73には、
インデックス用の低解像度の画像データ,モニタ表示用
の中間解像度の画像データ及びプリント用の高解像度の
画像データの3種類の画像データがそれぞれ記録されて
いるとともに、その画像データのプリントに関するプリ
ントデータが予め記録されている。
【0179】上記システムコントローラ68は、上記読
み出し制御データが供給されると、その読み出し制御デ
ータで指定される上記プリント用の高解像度の画像デー
タ及び該高解像度の画像データに対応するプリントデー
タを読み出すようにディスク記録再生部72を制御す
る。これにより、上記モニタ装置61に表示されている
画像に対応する高解像度の画像データが上記光ディスク
73の外周側から読み出されるとともに、該高解像度の
画像データに対応するプリントデータが上記光ディスク
73から読み出される。この読み出されたデータのう
ち、上記高解像度の画像データは、上記インターフェー
ス回路62及びインターフェースブロック59を介して
プリンタ部57に供給され、上記プリントデータは、上
記インターフェース回路62及びインターフェースブロ
ック59を介してCPU55に供給される。
【0180】上記CPU55は、上記プリントデータが
供給されると、このプリントデータに基づいて、上記プ
リンタ部57のプリント枚数,色指定,画像サイズ,プ
リント位置等を設定する。
【0181】上記プリンタ部57は、上記高解像度の画
像データが供給されると、これをデータ変換回路57a
によりプリントに適したデータに変換してサーマルヘッ
ド57bに供給する。これにより、上記プリント用紙5
7cに、上記光ディスク73から読み出された画像デー
タに応じた画像が、上記プリントデータに応じた画像サ
イズ等で指定された枚数分プリントされることとなる。
【0182】このように上記光ディスク73に、画像デ
ータとともに、その画像データのプリントに関する情報
であるプリントデータを記録しておくことにより、プリ
ントの際にプリンタ部57において上記光ディスク73
から読み出されたプリントデータに基づいて各部を自動
的に設定してプリントを行うことができる。このため、
面倒なプリント指定の省略を可能とすることができるう
え、例えば色合い等においても確実に所望の色合い等の
指定を可能とすることができ、プリントミスの防止を図
ることができる。
【0183】また、プリントの際に、プリンタ部57の
プリント状態に応じて上記光ディスク73から画像デー
タを読み出して該プリンタ部57に供給すればよく、上
記光ディスク73がフレームメモリの代わりとなるた
め、フレームメモリ52を省略或いは該フレームメモリ
52の記憶容量の軽減を図ることができる。
【0184】さらに、上記光ディスク73には、プリン
ト枚数等のプリントデータが記録されているため、プリ
ントの際には、上記プリンタ部57と同じ構造を有する
プリンタ装置のある場所に上記光ディスク73を持参す
るのみで、例えば所望の色合い,プリント枚数でプリン
トを行うことができる。このため、静止画像のプリント
を得るシステムとして新規なシステムを提供することが
できる。
【0185】なお、上述の実施例の説明では、例えば上
記フレームメモリ52は2048×2048の記憶領域
を有しており、このうち、1024×1536が画像記
憶領域、16×32がコマンドエリアである等のように
各説明において具体的な数値をあげて説明したが、これ
はほんの一例であり適宣変更可能である。
【0186】また、上記光ディスク73には、内周側か
ら外周側にかけて低解像度,中間解像度,高解像度の画
像データの順に記録することとしたが、これは、例えば
高解像度,中間解像度,低解像度の画像データ等のよう
に適宣変更可能であることは勿論である。
【0187】
【発明の効果】本発明に係るスキャナ装置は、プリスキ
ャンにより、原稿載置台に載置されたネガ型フィルム或
いはポジ型フィルム状原稿に記録された複数コマ分の画
像を自動的に一度に全て読み取ることができる。また、
選択スキャンにより、上記複数コマの画像の中から所望
のコマの画像のみを選択的に読み取ることができる。ま
た、連続スキャンにより上記複数コマの画像を1コマ毎
に連続的に読み取ることができる。このため、上記複数
のコマの画像を連続的に読み取る場合、1コマ読み取る
毎に上記原稿載置台に載置されているネガ型フィルム或
いはポジ型フィルム状原稿を手動で載置し直すような面
倒な作業を省略して利便性の向上を図ることができるう
え、ネガ型フィルム或いはポジ型フィルム状原稿を手動
で載置し直すことにより、該ネガ型フィルム或いはポジ
型フィルム状原稿に指紋や傷が付く不都合を防止するこ
とができる。
【0188】また、当該スキャナ装置をモニタ装置、或
いは、プリンタ装置に接続した場合に、上記プリスキャ
ン或いは上記連続スキャンにより、上記ネガ型フィルム
或いはポジ型フィルム状原稿に記録されている全部のコ
マの画像を確認したうえで、上記選択スキャンにより所
望のコマの画像を読み取ることができ、所望のコマの画
像のみを確実に読み取ることができる。このため、誤表
示或いはミスプリントを防止することができる。
【0189】さらに、上記原稿載置台に対して画像読み
取り手段を移動させて画像の読み取りを行う構成とする
ことにより、画像の読み取りに必要な空間サイズを上記
原稿載置台のサイズとすることができ、当該スキャナ装
置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るスキャナ装置に用
いられる着脱可能なフィルムホルダの外観を示す分解斜
視図である。
【図2】上記第1の実施例に係るスキャナ装置に用いら
れる写真ホルダの外観を示す分解斜視図である。
【図3】上記第1の実施例に係る原稿設置台移動型のス
キャナ装置のブロック図である。
【図4】上記第1の実施例に係るスキャナ装置の画像読
み取り動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記第1の実施例に係るスキャナ装置のプリス
キャンにより読み取られてモニタ表示される画像及び選
択スキャンにより読み取られてモニタ表示される画像を
示す図である。
【図6】上記フィルムホルダの変形例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る光学系移動型のス
キャナ装置のブロック図である。
【図8】上記第1,第2の実施例に係るスキャナ装置を
適用した静止画記録再生システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 フィルムホルダ 1a 上板 1b 下板 2 ネガフィルム 3a,3b ネガフィルムの位置決めピン 4a,4b,5a,5b ネガフィルムの保持ピン 6a,6b 位置決めピン用孔 7a,7b,8a,8b 保持ピン用孔 9 透明部材 11 写真ホルダ 20 ホールド幅調整部 21,42 透過原稿用光学系 22,41 反射原稿用光学系 23,43 コントローラ 24,44 モータ 25,45 A/D変換器 26,46 補正回路 27,47 画像データの出力端子 28,48 操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数コマ分の画像が記録されているフィ
    ルム状の原稿が載置される着脱可能な原稿載置台と、 上記原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取り、こ
    の読み取った画像に応じた画像情報を出力する画像読み
    取り手段と、 上記複数コマ分の全ての画像を読み取るプリスキャン、
    及び、上記複数コマ分の画像の中から、所望の画像のみ
    を読み取る選択スキャンをそれぞれ指定するための読み
    取り指定手段と、 上記読み取り指定手段により、プリスキャンが指定され
    た場合、上記原稿載置台に載置された原稿の複数コマ分
    の画像を全て読み取るように上記画像読み取り手段を制
    御し、上記読み取り指定手段により、選択スキャンが指
    定された場合、上記複数コマ分の画像の中から選択され
    たコマの画像のみを読み取るように上記画像読み取り手
    段を制御する読み取り制御手段とを有するスキャナ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記読み取り指定手段は、フィルム状の
    原稿に記録された各コマの画像を1コマ毎に連続して読
    み取る連続スキャンの指定が可能となっており、 上記読み取り制御手段は、上記読み取り指定手段により
    連続スキャンが指定された場合、上記フィルム状の原稿
    に記録された各コマの画像を1コマ毎に連続して読み取
    るように上記画像読み取り手段を制御することを特徴と
    する請求項1記載のスキャナ装置。
  3. 【請求項3】 上記フィルム状の原稿はネガ型フィルム
    であり、 上記原稿載置台は、少なくとも上記ネガ型フィルムが載
    置される箇所が透明部材で形成されており、 上記画像読み取り手段は、上記原稿載置台の一方向側か
    ら上記透明部材を介して上記ネガ型フィルムに光を照射
    する光源と、上記ネガ型フィルムを介して該原稿載置台
    の他方側から出射される、該ネガ型フィルムに記録され
    ている画像に応じた画像光を受光し、この画像光に応じ
    た画像情報を出力する受光手段とで形成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のスキャナ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記フィルム状の原稿は、ネガ型フィル
    ムに基づいて形成されたポジ型フィルム状原稿であり、 上記画像読み取り手段は、上記原稿載置台に載置された
    上記ポジ型フィルム状原稿に光を照射する光源と、上記
    光源からの光がポジ型フィルム状原稿に照射されること
    により生ずる反射光を画像光として受光し、この画像光
    に応じた画像情報を出力する受光手段とで形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスキャ
    ナ装置。
  5. 【請求項5】 上記読み取り制御手段は、上記原稿載置
    台を画像の読み取り方向に移動させることにより、上記
    ネガ型フィルム或いは上記ポジ型フィルム状原稿に記録
    されている画像を読み取ることを特徴とする請求項3又
    は請求項4記載のスキャナ装置。
  6. 【請求項6】 上記読み取り制御手段は、上記光源及び
    受光手段を画像の読み取り方向に移動させることによ
    り、上記ネガ型フィルム或いは上記ポジ型フィルム状原
    稿に記録されている画像を読み取ることを特徴とする請
    求項3又は請求項4記載のスキャナ装置。
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