JPH08101246A - 地中送電線路の異常検知装置 - Google Patents
地中送電線路の異常検知装置Info
- Publication number
- JPH08101246A JPH08101246A JP6236719A JP23671994A JPH08101246A JP H08101246 A JPH08101246 A JP H08101246A JP 6236719 A JP6236719 A JP 6236719A JP 23671994 A JP23671994 A JP 23671994A JP H08101246 A JPH08101246 A JP H08101246A
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- JP
- Japan
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- failure
- transmission line
- sensor
- abnormality
- discharge
- Prior art date
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- Pending
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- Testing Relating To Insulation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の検知システムでは検知不可能な地中送
電線路の異常(故障)個所、例えば接地線、ボンド線の
接触不良個所などを早期に発見できる検知装置を提供す
る。 【構成】 紫外線検出管1を地中送電線路の被監視部
(例えば接続部)に設置し、異常個所に生じる放電光を
検出する。そして、その検出時間を判定回路2でカウン
トしてその時間から異常の有無等を判定し、報知手段3
や表示装置4に接点信号を送って異常ありの報知を行
う。従って被監視部に事故電流が流れないような故障で
あってもこれを確実に検知して早期修理に役立てること
ができる。
電線路の異常(故障)個所、例えば接地線、ボンド線の
接触不良個所などを早期に発見できる検知装置を提供す
る。 【構成】 紫外線検出管1を地中送電線路の被監視部
(例えば接続部)に設置し、異常個所に生じる放電光を
検出する。そして、その検出時間を判定回路2でカウン
トしてその時間から異常の有無等を判定し、報知手段3
や表示装置4に接点信号を送って異常ありの報知を行
う。従って被監視部に事故電流が流れないような故障で
あってもこれを確実に検知して早期修理に役立てること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中送電線路の異常
(故障)個所を早期に発見するために使用する異常検知
装置に関する。
(故障)個所を早期に発見するために使用する異常検知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力ケーブルの絶縁破壊等は事故
電流によって検出していた。この事故電流の事故点を境
にした位置の位相差や電流値差などを比較して事故区間
を判定し、或は事故点を標定するシステムは既に実用化
されているが、接地線やボンド線の接触不良などの小さ
な異常を検出する手段は存在しない。
電流によって検出していた。この事故電流の事故点を境
にした位置の位相差や電流値差などを比較して事故区間
を判定し、或は事故点を標定するシステムは既に実用化
されているが、接地線やボンド線の接触不良などの小さ
な異常を検出する手段は存在しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】接地線やボンド線の接
触不良等の異常は放置すると大事故につながる。これ等
の異常にはアーク放電が伴うので火災が起きたり、洞道
内に可熱性ガスが滞留しているケースでは爆発等の事態
も招きかねない。
触不良等の異常は放置すると大事故につながる。これ等
の異常にはアーク放電が伴うので火災が起きたり、洞道
内に可熱性ガスが滞留しているケースでは爆発等の事態
も招きかねない。
【0004】しかしながら、このような小さな異常では
事故電流は流れず、このため、従来の検出システムでは
事故に至るまで発見できないのが実情である。
事故電流は流れず、このため、従来の検出システムでは
事故に至るまで発見できないのが実情である。
【0005】そこで、本発明は、放電を伴う小さな異常
を大事に至る前に検出できる検知装置を提供しようとす
るものである。
を大事に至る前に検出できる検知装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の異常検知装置は、紫外線を検出するセンサと、こ
のセンサから送られてくる紫外線検出信号の継続時間か
ら異常がサージ性のものか地絡電流によるものかを識別
して報知手段に信号を出力する判定回路を具備してい
る。この装置は地中送電線路の被監視部近傍に上記セン
サを設置し、そのセンサで接地線、ボンド線の接触不
良、ケーブルの絶縁破壊等により被監視部に生じる放電
光を検出して異常の有無を知る。
発明の異常検知装置は、紫外線を検出するセンサと、こ
のセンサから送られてくる紫外線検出信号の継続時間か
ら異常がサージ性のものか地絡電流によるものかを識別
して報知手段に信号を出力する判定回路を具備してい
る。この装置は地中送電線路の被監視部近傍に上記セン
サを設置し、そのセンサで接地線、ボンド線の接触不
良、ケーブルの絶縁破壊等により被監視部に生じる放電
光を検出して異常の有無を知る。
【0007】
【作用】被監視部に放電が起こるとセンサが放電光中の
紫外線を検出して判定回路に検出信号を送る。先に述べ
たように、接地線やボンド線の異常には放電が伴うの
で、センサからの検出信号の有無と、どのセンサから信
号が出力されたかによって従来は検出できなかった異常
を、異常の発生地点も含めて知ることができる。
紫外線を検出して判定回路に検出信号を送る。先に述べ
たように、接地線やボンド線の異常には放電が伴うの
で、センサからの検出信号の有無と、どのセンサから信
号が出力されたかによって従来は検出できなかった異常
を、異常の発生地点も含めて知ることができる。
【0008】また、センサからの検出信号は、放電があ
ったことを示しているので、放電の原因を識別せずに検
出信号が流れた段階で異常判定を下して報知することも
勿論可能である。しかし、サージ性の放電を生じる個所
はその後の様子を見てから修理の必要性を判断しても遅
くはないが、地絡個所は早期修理を必要とする。
ったことを示しているので、放電の原因を識別せずに検
出信号が流れた段階で異常判定を下して報知することも
勿論可能である。しかし、サージ性の放電を生じる個所
はその後の様子を見てから修理の必要性を判断しても遅
くはないが、地絡個所は早期修理を必要とする。
【0009】このため、本発明では判定回路を用いて放
電の継続時間をカウントし、この継続時間が設定値を越
えたか否かでサージ性の放電か地絡電流による放電かを
識別し、それが判るような異常報知を行うようにしてい
る。
電の継続時間をカウントし、この継続時間が設定値を越
えたか否かでサージ性の放電か地絡電流による放電かを
識別し、それが判るような異常報知を行うようにしてい
る。
【0010】サージ性の放電は瞬間的なものである。こ
れに対し、地絡電流による放電は数サイクルの間継続す
る。従って、放電の継続時間から両者を識別でき、これ
により、異常個所が修理に急を要するものかどうかも判
る。
れに対し、地絡電流による放電は数サイクルの間継続す
る。従って、放電の継続時間から両者を識別でき、これ
により、異常個所が修理に急を要するものかどうかも判
る。
【0011】
【実施例】図1に、本発明の異常検知装置の基本構成を
示す。
示す。
【0012】図中1は紫外線検出管、2は判定回路、3
は報知手段を示している。
は報知手段を示している。
【0013】紫外線検出管1は、紫外線を検知するとス
イッチがONになって(内部の接点が接触して)判定回
路2に検出信号を送るものである。
イッチがONになって(内部の接点が接触して)判定回
路2に検出信号を送るものである。
【0014】この検出管1を地中送電線路の被監視部に
それぞれ設置する。地中送電線路の故障の大半は接続部
であると言われている。従って、被監視部は主としてこ
の接続部となる。
それぞれ設置する。地中送電線路の故障の大半は接続部
であると言われている。従って、被監視部は主としてこ
の接続部となる。
【0015】図2は、紫外線検出管1の設置の一例であ
る。図のJは洞道内にあるケーブル接続部であり、それ
ぞれの接続部から図に示すように接地線Gが引き出され
ている。そこで、この接地線を含む接続部が視野に収ま
る位置に検出管1を設置する。
る。図のJは洞道内にあるケーブル接続部であり、それ
ぞれの接続部から図に示すように接地線Gが引き出され
ている。そこで、この接地線を含む接続部が視野に収ま
る位置に検出管1を設置する。
【0016】図1の判定回路2は、紫外線検出管1がO
Nになると即座に紫外線検知時間をカウントし始め、カ
ウントした時間が設定値を越えたら異常判定を下してラ
ンプ、ブザー等の報知手段3にこれを作動させるべく接
点信号を出力する。報知手段としてCRT等を利用した
表示装置4を用い、判定回路からの信号でこの表示装置
4を駆動するようにしてもよい。ランプ、ブザー等の報
知手段3と表示装置4を併用することも制限されない。
Nになると即座に紫外線検知時間をカウントし始め、カ
ウントした時間が設定値を越えたら異常判定を下してラ
ンプ、ブザー等の報知手段3にこれを作動させるべく接
点信号を出力する。報知手段としてCRT等を利用した
表示装置4を用い、判定回路からの信号でこの表示装置
4を駆動するようにしてもよい。ランプ、ブザー等の報
知手段3と表示装置4を併用することも制限されない。
【0017】また、判定回路2は、紫外線検知時間が設
定値を越えたか否かで2種類の接点信号を出力するよう
にしてもよい。2種類の接点信号を取り出せば、カウン
トした検知時間が設定値未満のときに第1の接点信号で
例えば異常ランプを点燈するに止め、一方、カウントし
た時間が設定値を越えれば第2の接点信号でブザーや表
示装置を駆動して警報を出すと言ったことが可能にな
る。この場合、第1の接点信号が出る異常がその後も繰
返されるかどうかを監視して知ることができるので、よ
りきめの細かい補修対応が望める。
定値を越えたか否かで2種類の接点信号を出力するよう
にしてもよい。2種類の接点信号を取り出せば、カウン
トした検知時間が設定値未満のときに第1の接点信号で
例えば異常ランプを点燈するに止め、一方、カウントし
た時間が設定値を越えれば第2の接点信号でブザーや表
示装置を駆動して警報を出すと言ったことが可能にな
る。この場合、第1の接点信号が出る異常がその後も繰
返されるかどうかを監視して知ることができるので、よ
りきめの細かい補修対応が望める。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の検知装置
は、放電の有無に基づいて異常の有無を検出するので、
事故電流の流れない接地線やボンド線の異常個所を大事
に至る前に発見して修理することができる。
は、放電の有無に基づいて異常の有無を検出するので、
事故電流の流れない接地線やボンド線の異常個所を大事
に至る前に発見して修理することができる。
【0019】また、紫外線の検出時間からサージ性の放
電か地絡電流による放電かを識別するので、早期修理の
必要な故障個所を重視した事故対応が行える。
電か地絡電流による放電かを識別するので、早期修理の
必要な故障個所を重視した事故対応が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検知装置の基本構成を示すブロック図
【図2】紫外線検出管の設置例を示す図
1 紫外線検出管 2 判定回路 3 報知手段 4 表示装置 J 接続部 G 接地線
Claims (1)
- 【請求項1】 紫外線を検出するセンサと、このセンサ
から送られてくる紫外線検出信号の継続時間から異常が
サージ性のものか地絡電流によるものかを識別して報知
手段に信号を出力する判定回路を具備し、上記センサ
を、地中送電線路の被監視部近傍に設置し、そのセンサ
で接地線、ボンド線の接触不良、ケーブルの絶縁破壊等
により被監視部に生じる放電光を検出して異常の有無を
知るようにした地中送電線路の異常検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236719A JPH08101246A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 地中送電線路の異常検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236719A JPH08101246A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 地中送電線路の異常検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101246A true JPH08101246A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17004769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6236719A Pending JPH08101246A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 地中送電線路の異常検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08101246A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009530723A (ja) * | 2006-03-16 | 2009-08-27 | パワー・モニターズ・インコーポレーテッド | 地下監視システム及び方法 |
US9202383B2 (en) | 2008-03-04 | 2015-12-01 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a voice-prompted electrical hookup |
US9404943B2 (en) | 2009-11-10 | 2016-08-02 | Power Monitors, Inc. | System, method, and apparatus for a safe powerline communications instrumentation front-end |
US9519559B2 (en) | 2010-07-29 | 2016-12-13 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a demand management monitoring system |
US9595825B2 (en) | 2007-01-09 | 2017-03-14 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for smart circuit breaker |
US10060957B2 (en) | 2010-07-29 | 2018-08-28 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a cloud-based power quality monitor |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6236719A patent/JPH08101246A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009530723A (ja) * | 2006-03-16 | 2009-08-27 | パワー・モニターズ・インコーポレーテッド | 地下監視システム及び方法 |
US9595825B2 (en) | 2007-01-09 | 2017-03-14 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for smart circuit breaker |
US9202383B2 (en) | 2008-03-04 | 2015-12-01 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a voice-prompted electrical hookup |
US9404943B2 (en) | 2009-11-10 | 2016-08-02 | Power Monitors, Inc. | System, method, and apparatus for a safe powerline communications instrumentation front-end |
US9519559B2 (en) | 2010-07-29 | 2016-12-13 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a demand management monitoring system |
US10060957B2 (en) | 2010-07-29 | 2018-08-28 | Power Monitors, Inc. | Method and apparatus for a cloud-based power quality monitor |
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