JPH08101158A - 流動電位測定法 - Google Patents

流動電位測定法

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JPH08101158A
JPH08101158A JP23768794A JP23768794A JPH08101158A JP H08101158 A JPH08101158 A JP H08101158A JP 23768794 A JP23768794 A JP 23768794A JP 23768794 A JP23768794 A JP 23768794A JP H08101158 A JPH08101158 A JP H08101158A
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pressure
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sample
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liquid
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JP23768794A
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Toshibumi Fukui
俊文 福井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料による圧力損失分を補正することで、
測定条件を限定しなくても正しい値が得られる流動電位
測定法を提供する。 【構成】 流動電位の測定とあわせて流動圧力−流量
(もしくは流速)の測定を行い、この測定結果を、前も
って試料を充填しない状態で求めた流動圧力−流量(も
しくは流速)の関係と比較して、圧力損失の影響を補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、界面における荷電状態
を示すゼータ電位を求める方法の一つである流動電位法
に関する。
【0002】
【従来の技術】流動電位法は、一対の流動電位測定電極
間に粉体や繊維等の固体試料を充填し、その充填層に流
動液を透過させたときに電極間に発生する電位差すなわ
ち流動電位を測定することによりゼータ電位を求める方
法であるが、これは、次のような原理に基づくものであ
る。
【0003】いま、1本の毛細管の管内に液を押し流す
場合を考える。このときの毛細管の半径をr、長さをl
とする。また、管壁に電気二重層があり、これを分子量
と考え、かつ、その厚さをδ、電位差をζとすれば、単
位面積あたりの電荷qは次の(1)式で与えられる。
【0004】 q=εζ/4πδ ・・・(1) ただし、ε:液体の誘電率 管の両端に圧力差Pを加え、その場合の液体の移動速度
をuとする(管壁においては移動速度は0、δの距離に
おいてはu)。このとき、単位軸長あたりの内面の摩擦
力Fは(2)式で与えられる。
【0005】 F=2πrηu/δ ・・・(2) ただし、η:液体の粘性係数 定常状態において、Fは加える圧力とつり合っているか
ら、 2πrηu/δ = Pπr2 /l ・・・(3) (1)式および(3)式からδを消去して変形すると、 2πruq=Pεr2 ζ/4ηl ・・・(4) (4)式の左辺は液の移動に伴う電流になる。そこで、
その誘起電圧をEとすれば、毛細管における電流iは
(5)式で与えられる。
【0006】 i=(πr2 λ/l)E ・・・(5) ただし、λ:液の比導電率 したがって、(4)および(5)式から、 ζ=4πηλE/εP ・・・(6) (6)式は、Helmholz−Smoluchowskiの式と呼ばれ、流
動電位からゼータ電位を計算する場合に使用される。
【0007】(6)式において、4πηλ/εは測定試
料に対して一定であるから、ゼータ電位(ζ)は流動電
位(E)と圧力(P)の比に関係し、EとPは直線関係
となることがわかる。
【0008】ところで、以上の原理に基づいてゼータ電
位を求めるために、従来の流動電位法では例えば次のよ
うにして測定を行っていた。すなわち、図5に示すよう
に、流動液容器50と排液容器51とを連通させる通路
52上に流動電位測定セル53を設け、このセル53に
備えられた一対の電極54、54間に固体試料55を充
填した状態で、流動液容器50内の液56に排液容器5
1側の圧力(図例では大気圧P1 )より高い一定の圧力
(P2 )を加えて両者の間に差圧(ΔP=P2 −P1
を生じさせ、この差圧により流動液容器50側からセル
53内の試料55の充填層を介して排液容器51側へ液
56を流動させる。そして、このときにセル53の電極
54、54間に発生する電位差(流動電位)を測定し、
この測定された流動電位Eと流動圧力(ΔP)とを用い
てゼータ電位を求めていた。
【0009】このような従来の流動電位法においては、
試料の持つ圧力損失は、流動圧力に対して無視できるほ
ど小さいことが好ましいとされ、圧力損失の影響を無視
できる条件で測定を行うことを推奨していた。また、実
際に圧力損失を測定するのは困難であるため、圧力損失
の補正は行われていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、固体試料に
おいても特に微粉末の充填層においては無視できない程
の圧力損失があり、また、多くの場合、流動液とともに
試料が流出するのを防ぐ目的で、上記図5に示したよう
に試料55をフィルタ57、57で挟むことが行われる
ことから、このフィルタ57、57による圧力損失も加
わる。このため、補正を行わないデータで比較すると、
試料の充填状態やフィルタの種類等によりデータが異な
るという問題が生じていた。
【0011】本発明は、このような問題に対処するもの
で、流動電位測定法において、実測される流動圧力に対
し圧力損失分の補正を行うことにより、試料の充填状態
やフィルタの種類などの測定条件を限定しなくても本来
の正しい測定値が得られるようにすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明においては、同じ流動圧力を加えても圧力損失のあ
る場合は圧力損失のない場合に比べて流動液は少なくし
か流れないことを利用し、流動圧力−流量の関係を求め
て圧力損失のない場合に比べてどの程度流れにくくなっ
ているかを評価し、その評価結果に基づいて圧力損失分
を補正することにより、実測される流動圧力が、実測さ
れる流動電位に見合った本来の流動圧力となるようにす
る。
【0013】すなわち、本発明の流動電位測定法は、一
対の電極間に固体試料を充填し、その充填層に流動液を
流したときに上記一対の電極間に発生する流動電位を測
定するに当たり、流動電位の測定とあわせて流動圧力−
流量(もしくは流速)の測定を行い、この測定結果を、
上記試料を充填しない状態で事前もしくは事後に求めた
流動圧力−流量(もしくは流速)の関係と比較して、実
測される流動圧力が実測される流動電位に見合った流動
圧力となるよう、試料による圧力損失の影響を補正する
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】流動電位法における液の流動圧力Pと流量Qと
の関係は、例えばP=k・f(Q)とおける(kは係
数)。ある圧力PSTD に対して、圧力損失のない場合は
流量QSTD となるが、圧力損失がある場合はその分だけ
流れにくくなるため流量Q P (QP <QSTD )となる。
このQP に対応する圧力はP=k・f(Q)の関係から
P =k・f(QP )となる。また、このときの圧力P
P は圧力損失分だけ圧力PSTD よりも低くなるから、P
P <PSTD となる。したがって、P=k・f(Q)つま
り流動圧力−流量(もしくは流速)の関係を求めておけ
ば、QP に対するPP がわかるので、PSTD が実際は圧
力損失分だけ小さくなってPP に対応することがわか
り、両者の比較結果を用いることで圧力損失の影響を補
正することができる。
【0015】なお、流動圧力Pと流量Qの関係は、一般
的には非圧縮性流体の層流に関するハーゲン−ポアズイ
ユの法則(Hagen−Poiseuille’la
w)における関係が多く、この場合、圧力−流量の関係
は一次式となる。圧力−流量の関係は一次関数で表せる
とは限らないが、自然の法則からいっても極値をもたな
い単調増加関数であることは自明の理である。圧力−流
量の関係が単調増加関数で表せる限り本発明は適用でき
るので、本発明は、圧力−流量の関係が一次式で表せる
場合に限定されない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、この実施例で使用する流動電位測定装置について説
明する。図1は、その流動電位測定装置の構成を示すも
のである。
【0017】同図に示すように、流動電位測定装置1
は、固体試料の充填層2を一対の電極3、3で挟んでな
る流動電位測定セル(以下、セル)4と、このセル4に
液供給通路5を介して供給すべき流動液6を収容する流
動液容器7と、セル4を通過した後の流動液6を排液通
路8を介して回収する排液容器9とを有する。ここで、
排液通路8には、同通路を開閉する流動バルブ10が設
けられている。また、セル4は、流動液6が充填層2を
通過する際に両電極3、3間に発生する流動電位を、同
電極3、3に接続されたアンプ11を介して本装置内蔵
のCPU(図示せず)に出力するようになっている。
【0018】上記流動液容器7は、耐圧気密構造の容器
によって構成されている。この容器7には、図示しない
圧力源から供給される液流動用の気体(例えばN2
ス)を容器7内に導入するための気体導入通路12と、
一端が大気に開放され且つリークバルブ13によって開
閉されるリーク通路14と、容器7内に導入された気体
の圧力を計測してアンプ15を介して上記CPUに出力
する圧力計16とが接続されている。このうち気体導入
通路12には、上記圧力源から供給される気体の圧力を
所定圧に調整する調圧器17と、同通路12を開閉する
気体導入バルブ18とが設けられている。そして、リー
クバルブ13を閉じた状態で気体導入バルブ18を開く
ことにより容器7内に一定圧力の気体を導入し、逆に気
体導入バルブ18を閉じてリークバルブ13を開くこと
により同容器7内の圧力を大気圧と等しくすることがで
きるようになっている。
【0019】一方、排液容器9は、本実施例の特徴部分
として、耐圧気密構造の密閉容器によって構成されてい
る。この排液容器9の上部側には、同容器内の空間の圧
力を計測してアンプ19を介して上記CPUに出力する
圧力計20と、同空間の温度を測定する温度計(図示せ
ず)と、一端が大気に開放され且つリークバルブ21に
よって開閉されるリーク通路22とが接続されている。
そして、流動電位の測定を行う際には、あからじめ例え
ば流動バルブ10および排液容器側リークバルブ21を
閉じた状態で、同バルブ21を一度開けて排液容器9内
を大気に開放させた後再び閉じることにより同容器9側
を気密状態に保つとともに、測定を終えたときにはリー
クバルブ21を開くことで同容器9内をリーク通路22
を介して大気に開放しうるようになっている。
【0020】次に、このような流動電位測定装置1を用
いて流動電位を測定する場合の本実施例方法について説
明する。この実施例では、まず圧力損失のない場合の流
動圧力と流量との関係を求める。すなわち、セル4に試
料を充填しない状態で、流動液容器7内に一定圧力(排
液容器9内の圧力より一定圧Pだけ高い圧力)の気体を
導入して、その気体の圧力により流動液容器7側からセ
ル4を介して排液容器9側に液6を流動させることによ
り、圧力と流量の関係を求める。
【0021】ここで、圧力と流量の関係を求める方法は
複数あると考えられるが、この実施例では、セル4内の
充填層(試料)2を通過した後の流動液6を密閉構造の
排液容器9内に収容し、液6の流入に伴う同容器9内の
空間の圧力変化から単位時間当たりの同容器9内の空間
の体積変化を求める。すなわち、この場合の排液容器9
内の空間の温度をT、体積をV、圧力をPとすると、同
空間の体積変化は、ボイル・シャルルの法則を用いてP
V/T=一定から求めることができる。通常温度の変化
はないと見られ、本実施例においても温度変化は0.1
°C位と誤差犯意内の変化しかなく、等温操作とみなす
ことができる。単位時間当たりの体積変化は流量を意味
するので、具体的には次のようにして圧力−流量の関係
が求まる。
【0022】いま、図2に示すように、排液容器9内へ
の流動液6の流入に伴って、同容器9内の空間が体積V
0 、圧力P0 、温度T0 の状態から一秒後にそれぞれV
1 (V1 <V0 )、P1 (P1 >P0 )、T1 の状態に
変化したとすると、次の式(1)および(2)が成立す
る。
【0023】 (P0 0 /T0 )=(P1 1 /T1 ) ・・・(1) VL =V0 −V1 ・・・(2) ここで、VL は上記空間の一秒間の体積変化、つまり流
量(cm3 /秒)であり、上記式(1)および(2)よ
り、VL =V0 〔1−(P0 1 /P1 0 )〕として
求まる。
【0024】このようにして、あらかじめ圧力損失のな
い場合の流動圧力と流量との関係を求めておいたうえ
で、次に、圧力損失のある状態で、実際に流動電位を測
定するとともに、そのときの流動圧力と流量との関係を
求める。すなわち、セル4に試料を充填した状態で、上
記の場合と同様にして流動液容器7側からセル4を介し
て排液容器9側に液6を流動させ、このときにセル4内
の一対の電極3、3間に発生する流動電位Eを測定する
とともに、流動圧力と流量との関係を求める。
【0025】さて、上記圧力損失のない場合、つまり試
料を充填していない状態で、流動圧力−流量の測定結果
として、図3に直線Aで示すようにP=k・f(Q)=
k・Qの関係(Pは流動圧力、Qは流動液6の流量、f
は関数記号、kは係数)が得られたとする。ここで、k
の値は装置ハードに依存する値となる。この場合、ある
圧力PSTD をとってみると、これに対応する流量として
STD なる値が得られる。
【0026】ところが、実際は試料があると圧力損失が
生じるため、セル4に試料を充填した状態で液6を流動
させた場合の流量は少なくなり、圧力PSTD に対応する
流量はQP になる(QP <QSTD )。圧力損失を実測す
る方法はないため、流動圧力ついては流動推進力すなわ
ち今の場合はPSTD を用いるしかなく、したがって測定
上は図3に直線Bで示すようにP=k’・f’(Q)=
k’・Qなる関係が得られることになる。
【0027】一方、流動電位Eは、図4に示すように流
量Qの関数となり、前述した流動電位法の測定原理(E
/P=一定)より、今の場合は一次関数となる。ここで
ST D に対してQSTD に対応するESTD が得られれば問
題ないのであるが、圧力損失があるためにPSTD に対し
てQP に対応するEP が測定上得られてしまうことに問
題がある。したがって、ゼータ電位の算出にあたってE
STD /PSTD =EP /PP =一定なる値を用いるのが正
しいのにEP /PSTD なる値を用いることになるため、
実際のゼータ電位より小さな値(圧力損失が大きければ
大きいほど小さくなる)が得られることになる。
【0028】そこで、本実施例では、流動電位Eの測定
時に試料を充填した状態で求めたP=k’・Qの関係
を、上述の試料を充填しない状態で求めたP=k・Qの
関係と比較することにより、上記のような圧力損失によ
る影響を次のようにして補正する。
【0029】すなわち、図3に示したようにP=k’・
Qの関係からPSTD =k’・QP となり、P=k・Qの
関係からPP =k・QP となるから、これらより次の式
(3)が得られる。
【0030】 PP =(k/k’)PSTD ・・・(3) 一方、真のゼータ電位(圧力損失の影響を補正した後の
ゼータ電位)をζ、見かけのゼータ電位(圧力損失の影
響を補正する前のゼータ電位)をζ’とすると、次の式
(4)および(5)が成立する。
【0031】 ζ=(4πηλ/ε)・(EP /PP ) ・・・(4) ζ’=(4πηλ/ε)・(EP /PSTD ) ・・・(5) ここで、式(4)に式(3)および(5)を代入する
と、 ζ=(4πηλ/ε)・(EP /PP ) =(4πηλ/ε)・(EP /PSTD )・(k’/k) =(k’/k)ζ’ したがって、試料を充填した状態で実測された見かけの
ゼータ電位ζ’に対して上記係数の比(k’/k)を乗
ずることにより、圧力損失を補正した真のゼータ電位ζ
を得ることができる。
【0032】このように、本実施例方法によれば、流動
圧力Pが流量Qに対して関数fと係数k、k’を用い
て、試料がない場合はP=k・Q、試料がある場合はP
=k’・Qと表わすことができ、補正されたゼータ電位
ζと補正前のゼータζ’との関係を表わす式ζ=(k’
/k)ζ’を用いることにより、流動電位測定時におけ
る圧力損失の影響を補正することができる。
【0033】その場合、本実施例においては、流動圧力
Pと流量Qの関係を求めるにあたり、セル4内の試料を
通過した後の流動液6を密閉構造の排液容器9内に収容
し、この容器9内の空間の体積と圧力と温度とからボイ
ル・シャルルの法則を用いて流動圧力Pと流量Qの関係
を求めるようにしたので、例えば排液容器9に液6の流
入量を読み取るための目盛り等を設けておくだけで、容
易に圧力Pと流量Qとの関係を求めることが可能とな
る。
【0034】なお、圧力−流量の関係を求めるにあたっ
ては、例えば流量を流量計などを用いて実測するように
すれば、より簡単に圧力−流量の関係を求めることがで
きる。また、排液容器9内に流入する流動液6のレベル
を例えばレベルセンサなどで読み取るようにすれば、流
量を直接測定することができる。
【0035】さらに、上記実施例では、圧力−流量の関
係において試料がない場合の係数kと試料がある場合の
係数k’とを用いて圧力損失の影響を補正するようにし
たが、上記「従来の技術」における記述から明らかなよ
うに、流動液の流速uに対して流動電位Eおよび流動圧
力PはそれぞれE=αu、P=βu(α、βは係数)と
表わすことができることから、流動液の流速を測定し
て、圧力−流量の関係ではなく流動電位−流速の関係お
よび圧力−流速の関係を求め、これを使って圧力損失の
影響を補正した正しいゼータ電位を求めることも可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の流動電位法によ
れば、測定によって得られた液の流動圧力−流量(もし
くは流速)の関係を使って試料による圧力損失の影響を
補正することができるので、従来のように圧力損失が流
動圧力に対して無視できるほど小さくなる条件で測定す
る必要はなくなる。言い換えると、条件を限定せずに測
定を行うことができ、結果的に正しいゼータ電位の値を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法で使用した流動電位測定装
置の構成を示す構成図
【図2】同実施例において圧力と流量との関係を求める
方法を説明するために使用したもので、流動液の流入前
後の排液容器内の状態を示す説明図
【図3】同実施例において圧力損失のない場合(試料を
充填していない場合)と圧力損失のある場合(試料を充
填した場合)にそれぞれ得られる流動圧力−流量の関係
を示すグラフ
【図4】同実施例における流動電位Eと流量Qとの関係
を示すグラフ
【図5】従来の流動電位法を説明するために使用した流
動電位測定装置の構成を簡略的に示す構成図
【符号の説明】
2・・・充填層 3・・・電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極間に固体試料を充填し、その
    充填層に流動液を流したときに上記一対の電極間に発生
    する流動電位を測定するに当たり、流動電位の測定とあ
    わせて流動圧力−流量(もしくは流速)の測定を行い、
    この測定結果を、上記一対の電極間に固体試料を充填し
    ない状態で事前もしくは事後に求めた流動圧力−流量
    (もしくは流速)の関係と比較して、実測される流動圧
    力が実測される流動電位に見合った流動圧力となるよ
    う、試料による圧力損失の影響を補正することを特徴と
    する流動電位測定法。
JP23768794A 1994-09-30 1994-09-30 流動電位測定法 Pending JPH08101158A (ja)

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