JPH0799559A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH0799559A JPH0799559A JP5241910A JP24191093A JPH0799559A JP H0799559 A JPH0799559 A JP H0799559A JP 5241910 A JP5241910 A JP 5241910A JP 24191093 A JP24191093 A JP 24191093A JP H0799559 A JPH0799559 A JP H0799559A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定型用紙にバックグラウンド印字を行う際、
使用者側で単色乃至複数色の色を容易にドロップアウト
させることができる。 【構成】 原稿を載置して原稿の画像を読み取る画像読
取装置において、入力情報と該入力情報以外の情報が混
在し、かつ該入力情報と該入力情報以外の情報の区分け
を色差の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行
って、該入力情報のみを自動的に抽出する入力情報自動
抽出手段を有する。
使用者側で単色乃至複数色の色を容易にドロップアウト
させることができる。 【構成】 原稿を載置して原稿の画像を読み取る画像読
取装置において、入力情報と該入力情報以外の情報が混
在し、かつ該入力情報と該入力情報以外の情報の区分け
を色差の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行
って、該入力情報のみを自動的に抽出する入力情報自動
抽出手段を有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取装置に係り、
詳しくは、原稿を載置して原稿を読み取るイメージスキ
ャナ、ファクシミリ、複写機及び電子ファイリングシス
テム等に用いられる画像読取装置に適用することがで
き、特に、定型用紙にバックグラウンド印字を行う際、
使用者側で単色乃至複数色の色を容易にドロップアウト
させることができる画像読取装置に関する。
詳しくは、原稿を載置して原稿を読み取るイメージスキ
ャナ、ファクシミリ、複写機及び電子ファイリングシス
テム等に用いられる画像読取装置に適用することがで
き、特に、定型用紙にバックグラウンド印字を行う際、
使用者側で単色乃至複数色の色を容易にドロップアウト
させることができる画像読取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、画像処理装置については、例えば
特開平３−２６３２７３号公報で報告されたものがあ
り、ここでは、学習モードにおいて学習用紙上のマーク
の濃淡又は色からなる各種マーク色特性と位置情報とを
画像合成のための書式情報として学習し、この書式情報
に基づいて原稿読取モード時、原稿上のマークに囲まれ
た領域の画像を抽出し、更に書式情報中の位置情報に従
って画像合成を行うように構成することにより、ＣＲ
Ｔ、プリンタ等の表示装置やＦＡＸ、ＯＣＲ、電子黒
板、文書処理装置等の文字、図面、伝票等の画像データ
を扱う幅広い分野の装置に適用できるという利点を有す
る。
特開平３−２６３２７３号公報で報告されたものがあ
り、ここでは、学習モードにおいて学習用紙上のマーク
の濃淡又は色からなる各種マーク色特性と位置情報とを
画像合成のための書式情報として学習し、この書式情報
に基づいて原稿読取モード時、原稿上のマークに囲まれ
た領域の画像を抽出し、更に書式情報中の位置情報に従
って画像合成を行うように構成することにより、ＣＲ
Ｔ、プリンタ等の表示装置やＦＡＸ、ＯＣＲ、電子黒
板、文書処理装置等の文字、図面、伝票等の画像データ
を扱う幅広い分野の装置に適用できるという利点を有す
る。
【０００３】さて、従来、電子ファイル装置等の画像読
取装置の使用例としては、同一定型用紙に記載された情
報を大量に入力する用途がある。このように、同一定型
用紙に記載された情報を大量に入力する際、従来の画像
読取装置では、定型用紙に予め注意事項及び罫線を印字
するように構成しているため、記入者に記載位置と内容
を明確に示すことができるという利点を有する。なお、
この予め定型用紙に注意事項及び罫線を印字するバック
グラウンド印字は、赤、緑、青等、入力者により記載さ
れるべき情報と異なった色を用いる場合が多いが、この
バックグラウンド印字は、データ入力時に消去すること
が望ましい。
取装置の使用例としては、同一定型用紙に記載された情
報を大量に入力する用途がある。このように、同一定型
用紙に記載された情報を大量に入力する際、従来の画像
読取装置では、定型用紙に予め注意事項及び罫線を印字
するように構成しているため、記入者に記載位置と内容
を明確に示すことができるという利点を有する。なお、
この予め定型用紙に注意事項及び罫線を印字するバック
グラウンド印字は、赤、緑、青等、入力者により記載さ
れるべき情報と異なった色を用いる場合が多いが、この
バックグラウンド印字は、データ入力時に消去すること
が望ましい。
【０００４】そして、従来の画像読取装置では、読取装
置の光源に有色蛍光灯を用いたり、光路の途中に有色フ
ィルターを設置したりして、ＣＣＤに入力される光源情
報自体に物理的な加工を加えて、上記の如く、記入者に
記載位置と内容を明確に示すために、予め定型用紙にバ
ックグラウンド印字を行っていた。
置の光源に有色蛍光灯を用いたり、光路の途中に有色フ
ィルターを設置したりして、ＣＣＤに入力される光源情
報自体に物理的な加工を加えて、上記の如く、記入者に
記載位置と内容を明確に示すために、予め定型用紙にバ
ックグラウンド印字を行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の画像読取装置では、予め定型用紙にバッ
クグラウンド印字を行うのを、読取装置の光源に有色蛍
光灯を用いたり、光路の途中に有色フィルターを設置し
たりして、ＣＣＤに入力される光源情報自体に物理的な
加工を加えることで行っていたため、特定色、単一色の
みのドロップアウトになってしまう他、濃度が高いバッ
クグラウンド印字色の場合は、完全にドロップアウトさ
せることができないという不具合があった。
たような従来の画像読取装置では、予め定型用紙にバッ
クグラウンド印字を行うのを、読取装置の光源に有色蛍
光灯を用いたり、光路の途中に有色フィルターを設置し
たりして、ＣＣＤに入力される光源情報自体に物理的な
加工を加えることで行っていたため、特定色、単一色の
みのドロップアウトになってしまう他、濃度が高いバッ
クグラウンド印字色の場合は、完全にドロップアウトさ
せることができないという不具合があった。
【０００６】そこで、本発明は、定型用紙にバックグラ
ウンド印字を行う際、使用者側で単色乃至複数色の色を
容易にドロップアウトさせることができる画像読取装置
を提供することを目的としている。
ウンド印字を行う際、使用者側で単色乃至複数色の色を
容易にドロップアウトさせることができる画像読取装置
を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
原稿を載置して原稿の画像を読み取る画像読取装置にお
いて、入力情報と該入力情報以外の情報が混在し、かつ
該入力情報と該入力情報以外の情報の区分けを色差の違
いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行って、該入
力情報のみを自動的に抽出する入力情報自動抽出手段を
有することを特徴とするものである。
原稿を載置して原稿の画像を読み取る画像読取装置にお
いて、入力情報と該入力情報以外の情報が混在し、かつ
該入力情報と該入力情報以外の情報の区分けを色差の違
いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行って、該入
力情報のみを自動的に抽出する入力情報自動抽出手段を
有することを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】請求項１記載の発明では、原稿を載置して原稿
の画像を読み取る画像読取装置において、入力情報自動
抽出手段により、入力情報と該入力情報以外の情報が混
在し、かつ該入力情報と該入力情報以外の情報の区分け
を色差の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行
って、該入力情報のみを自動的に抽出できるように構成
する。
の画像を読み取る画像読取装置において、入力情報自動
抽出手段により、入力情報と該入力情報以外の情報が混
在し、かつ該入力情報と該入力情報以外の情報の区分け
を色差の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行
って、該入力情報のみを自動的に抽出できるように構成
する。
【０００９】このため、データ印字とバックグラウンド
印字の濃度差が小さくて従来の方式ではドロップアウト
ができない場合でも、使用者側で単色乃至複数色の色を
容易にドロップアウトさせることができるとともに、任
意のドロップアウトカラーを選択して自動的にバックグ
ラウンド除去を行うことができ、しかもバックグラウン
ド印字色が黒の場合でもデータ入力時、異なった色（赤
とか青等）での記載を入力者に義務付けることより、バ
ックグラウンド除去を行うことができる。
印字の濃度差が小さくて従来の方式ではドロップアウト
ができない場合でも、使用者側で単色乃至複数色の色を
容易にドロップアウトさせることができるとともに、任
意のドロップアウトカラーを選択して自動的にバックグ
ラウンド除去を行うことができ、しかもバックグラウン
ド印字色が黒の場合でもデータ入力時、異なった色（赤
とか青等）での記載を入力者に義務付けることより、バ
ックグラウンド除去を行うことができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明の一実施例に則した画像読取装置全
体の外観を示す傾斜図である。図１において、１０は装
置本体であり、この装置本体１０上には、自動給紙装置
１１を排紙方向前側（図中左方）に設けた図示しない支
軸を中心として装置本体１０に回動自在に取り付け、装
置本体１０の前端には、排紙トレイ１２を設けている。
本装置は、原稿を搬送しての読み取りと、原稿を装置本
体１０上に載置しての読み取りとの２種類の読み取りを
行う。
する。図１は本発明の一実施例に則した画像読取装置全
体の外観を示す傾斜図である。図１において、１０は装
置本体であり、この装置本体１０上には、自動給紙装置
１１を排紙方向前側（図中左方）に設けた図示しない支
軸を中心として装置本体１０に回動自在に取り付け、装
置本体１０の前端には、排紙トレイ１２を設けている。
本装置は、原稿を搬送しての読み取りと、原稿を装置本
体１０上に載置しての読み取りとの２種類の読み取りを
行う。
【００１１】装置本体１０には、図２に示す如く、その
装置本体１０上面に原稿ガラス１３を設けており、装置
本体１０内には、図示しないが原稿の搬送方向（図中左
右方向）に向けたガイドシャフトとガイドレールが原稿
ガラス１３と平行に設けており、そのガイドシャフトと
ガイドレールで２つのキャリッジを移動自在に支持して
いる。そして、一方のキャリッジには、原稿ガラス１３
上の読み取り位置Ａに向けた光源１４と第１ミラー１５
を搭載し、他方のキャリッジには、第２ミラー１６と第
３ミラー１７とを搭載している。また、第３ミラー１７
の反射面と対向する位置に反射光を収束して結像する結
像レンズ１８と、その結像を読み取る光電変換素子１９
を取り付けている。
装置本体１０上面に原稿ガラス１３を設けており、装置
本体１０内には、図示しないが原稿の搬送方向（図中左
右方向）に向けたガイドシャフトとガイドレールが原稿
ガラス１３と平行に設けており、そのガイドシャフトと
ガイドレールで２つのキャリッジを移動自在に支持して
いる。そして、一方のキャリッジには、原稿ガラス１３
上の読み取り位置Ａに向けた光源１４と第１ミラー１５
を搭載し、他方のキャリッジには、第２ミラー１６と第
３ミラー１７とを搭載している。また、第３ミラー１７
の反射面と対向する位置に反射光を収束して結像する結
像レンズ１８と、その結像を読み取る光電変換素子１９
を取り付けている。
【００１２】一方、自動給紙装置１１には、原稿載置面
２０上に添わせて給紙コロ２１を設けているとともに、
原稿載置面２０の上面から装置本体１０の原稿ガラス１
３上の読み取り位置Ａを経て、排紙トレイ１２に至る搬
送路２２を設けている。この搬送路２２には、上下一対
をなす分離コロ２３ａと送りコロ２３ｂを設けており、
その搬送方向前方には、搬送ローラ２４を設けている。
更に、読み取り位置Ａの手前側には、搬送ローラ２５を
設けており、読み取り位置Ａより搬送方向前方には、搬
送ローラ２４を設けている。更に、読み取り位置Ａの手
前側には、搬送ローラ２５を設けており、読み取り位置
Ａより搬送方向前方には、搬送ローラ対２６と排紙ロー
ラ対２７を設けている。
２０上に添わせて給紙コロ２１を設けているとともに、
原稿載置面２０の上面から装置本体１０の原稿ガラス１
３上の読み取り位置Ａを経て、排紙トレイ１２に至る搬
送路２２を設けている。この搬送路２２には、上下一対
をなす分離コロ２３ａと送りコロ２３ｂを設けており、
その搬送方向前方には、搬送ローラ２４を設けている。
更に、読み取り位置Ａの手前側には、搬送ローラ２５を
設けており、読み取り位置Ａより搬送方向前方には、搬
送ローラ２４を設けている。更に、読み取り位置Ａの手
前側には、搬送ローラ２５を設けており、読み取り位置
Ａより搬送方向前方には、搬送ローラ対２６と排紙ロー
ラ対２７を設けている。
【００１３】ところで、装置本体１０の読み取り位置Ａ
付近には、図３に示す如く、原稿ガラス１３上面に添わ
せたシート上の白色部材３１とその白色部材３１上を被
うシート上の黒色部材３２とよりなる押え板３３を設け
ており、搬送ローラ２５の手前には、搬送路２２内の原
稿の有無を検知する検知センサ３４を設けている。次
に、自動給紙装置１１を用いる場合には、原稿載置面２
０上に原稿を載置して、図４に示す如く、ホストコンピ
ュータからインターフェース３６を介してＣＰＵ３７に
指令を送る。次いで、ＣＰＵ３７は、ＲＯＭ３８のデー
タに基づいてモータ駆動回路３９に信号を送ってモータ
４０を駆動するとともに、光源点灯装置４１に信号を送
って光源１４を点灯する。次いで、モータ４０により駆
動する給紙コロ２１・分離コロ２３ａ及び送りコロ２３
ｂで原稿を１枚ずつ搬送路２２に送り込み、読み取り位
置Ａを通って搬送ローラ２５，２６，２７で読み取り、
後の原稿を排紙トレイ１２上に排出する。
付近には、図３に示す如く、原稿ガラス１３上面に添わ
せたシート上の白色部材３１とその白色部材３１上を被
うシート上の黒色部材３２とよりなる押え板３３を設け
ており、搬送ローラ２５の手前には、搬送路２２内の原
稿の有無を検知する検知センサ３４を設けている。次
に、自動給紙装置１１を用いる場合には、原稿載置面２
０上に原稿を載置して、図４に示す如く、ホストコンピ
ュータからインターフェース３６を介してＣＰＵ３７に
指令を送る。次いで、ＣＰＵ３７は、ＲＯＭ３８のデー
タに基づいてモータ駆動回路３９に信号を送ってモータ
４０を駆動するとともに、光源点灯装置４１に信号を送
って光源１４を点灯する。次いで、モータ４０により駆
動する給紙コロ２１・分離コロ２３ａ及び送りコロ２３
ｂで原稿を１枚ずつ搬送路２２に送り込み、読み取り位
置Ａを通って搬送ローラ２５，２６，２７で読み取り、
後の原稿を排紙トレイ１２上に排出する。
【００１４】そして、この間に、画像処理部４２を介し
て画像読取部４３で搬送される原稿上の画像を読み取り
位置Ａで読み取る。即ち、読み取り位置Ａで光源１４か
らの光を原稿ガラス１３上の原稿に照射し、その反射光
を第１ミラー１５，第２ミラー１６，第３ミラー１７で
順次照射して、結像レンズ１８で光電変換素子１９に結
像して、原稿上の画像を読み取る。
て画像読取部４３で搬送される原稿上の画像を読み取り
位置Ａで読み取る。即ち、読み取り位置Ａで光源１４か
らの光を原稿ガラス１３上の原稿に照射し、その反射光
を第１ミラー１５，第２ミラー１６，第３ミラー１７で
順次照射して、結像レンズ１８で光電変換素子１９に結
像して、原稿上の画像を読み取る。
【００１５】また、自動給紙装置１１を用いない場合
は、自動給紙装置１１を支軸を中心として上方へ回動
し、原稿を原稿ガラス１３上に載置して、その先端が搬
送ローラ２５の下側に入り込むようにし、画像読み取り
部４３で搬送される原稿上の画像を読み取る。即ち、光
源１４と第１ミラー１５を搭載したキャリッジと、第２
ミラー１６と第３ミラー１７を搭載したキャリッジと
を、原稿面と平行方向に移動して画像を読み取り、読み
取り後の原稿は、画像処理部４２から信号をＣＰＵ３７
に送り、ＣＰＵ３７からの指令により搬送ローラ２５，
２６，２７を駆動して、排紙トレイ１２上に排出する。
なお、４４は後述する計算を行う計算部であり、４５は
計算部４４で求めた値を記憶するＲＡＭであり、４６・
４７は各々ＲＡＭ、各種センサー処理部である。
は、自動給紙装置１１を支軸を中心として上方へ回動
し、原稿を原稿ガラス１３上に載置して、その先端が搬
送ローラ２５の下側に入り込むようにし、画像読み取り
部４３で搬送される原稿上の画像を読み取る。即ち、光
源１４と第１ミラー１５を搭載したキャリッジと、第２
ミラー１６と第３ミラー１７を搭載したキャリッジと
を、原稿面と平行方向に移動して画像を読み取り、読み
取り後の原稿は、画像処理部４２から信号をＣＰＵ３７
に送り、ＣＰＵ３７からの指令により搬送ローラ２５，
２６，２７を駆動して、排紙トレイ１２上に排出する。
なお、４４は後述する計算を行う計算部であり、４５は
計算部４４で求めた値を記憶するＲＡＭであり、４６・
４７は各々ＲＡＭ、各種センサー処理部である。
【００１６】次に、本発明の機能を達成するための仕様
としては、画像読取装置に色情報を認識する能力を有す
ることが要求されるので、色情報を認識するために光を
Ｒ（赤）、Ｇ（緑）及びＢ（青）の３原色に分解して読
み取る必要があるが、その方式としては、次の構成を採
ればよい。 フィルターによる色分解方式 図２の結像レンズ１８の前に３色のフィルターを設置
し、１ライン乃至は１ページ毎に３色フィルターの切換
を実施する方式。 蛍光灯切換えによる色分解方式 図２の光源１４に赤色管、緑色管及び青色管の３本の蛍
光灯を用い、１ライン乃至は１ページ毎に蛍光灯の点滅
を行って色分解を実施する方式。 カラー光電変換素子による色分解方式 光電変換素子１９自体にＲ．Ｇ．Ｂ．各色に分解する機
能を有する素子を用いる方式。
としては、画像読取装置に色情報を認識する能力を有す
ることが要求されるので、色情報を認識するために光を
Ｒ（赤）、Ｇ（緑）及びＢ（青）の３原色に分解して読
み取る必要があるが、その方式としては、次の構成を採
ればよい。 フィルターによる色分解方式 図２の結像レンズ１８の前に３色のフィルターを設置
し、１ライン乃至は１ページ毎に３色フィルターの切換
を実施する方式。 蛍光灯切換えによる色分解方式 図２の光源１４に赤色管、緑色管及び青色管の３本の蛍
光灯を用い、１ライン乃至は１ページ毎に蛍光灯の点滅
を行って色分解を実施する方式。 カラー光電変換素子による色分解方式 光電変換素子１９自体にＲ．Ｇ．Ｂ．各色に分解する機
能を有する素子を用いる方式。
【００１７】次に、本実施例の画像読取装置の基本動作
を説明する。本実施例の原稿を載置して原稿を読取る画
像読取装置では、実読取動作の前にプリスキャン処理を
行い、原稿全体のレイアウトの確認を実施する。このプ
リスキャン処理を行う際、バックグラウンドのみ印刷さ
れている画像領域を指定し、バックグラウンド印字の除
去のための前処理として、多値フルカラーでの読取り、
印字色、濃度の情報を記憶する。ここでの記憶情報は、
多値レベル信号の平均値、Ｒ0 バー，Ｇ0 バー，Ｂ0
バーと、多値レベル信号の標準偏差、σR0, σG0，σ
B0である。なお、指定する画像領域は、オペレータの指
示に基づくが、上記情報の確からしさを向上させるため
に、できるだけ広範囲であるのが望ましい。
を説明する。本実施例の原稿を載置して原稿を読取る画
像読取装置では、実読取動作の前にプリスキャン処理を
行い、原稿全体のレイアウトの確認を実施する。このプ
リスキャン処理を行う際、バックグラウンドのみ印刷さ
れている画像領域を指定し、バックグラウンド印字の除
去のための前処理として、多値フルカラーでの読取り、
印字色、濃度の情報を記憶する。ここでの記憶情報は、
多値レベル信号の平均値、Ｒ0 バー，Ｇ0 バー，Ｂ0
バーと、多値レベル信号の標準偏差、σR0, σG0，σ
B0である。なお、指定する画像領域は、オペレータの指
示に基づくが、上記情報の確からしさを向上させるため
に、できるだけ広範囲であるのが望ましい。
【００１８】そして、以上の記憶情報を基に、次の
（１）式の演算式に基づき、Ｍax（Ｘ0），Ｍ
in（Ｘ0 ）を算出する。
（１）式の演算式に基づき、Ｍax（Ｘ0），Ｍ
in（Ｘ0 ）を算出する。
【００１９】
【数１】
【００２０】次に、実読取動作時、読取られた多値画像
デジタルデータＲX ，Ｇx ，Ｂx に対し、Ｍ
ax（Ｘ0 ），Ｍin（Ｘ0 ）と大小比較を実施し、次の
（２）式の条件を満足する場合のみ、Ｒx ＝Ｇx ＝Ｂx
＝０に変換する。これにより、定型用紙にバックグラウ
ンド印字を行う際、入力データのみを自動的に抽出する
ことができる。
デジタルデータＲX ，Ｇx ，Ｂx に対し、Ｍ
ax（Ｘ0 ），Ｍin（Ｘ0 ）と大小比較を実施し、次の
（２）式の条件を満足する場合のみ、Ｒx ＝Ｇx ＝Ｂx
＝０に変換する。これにより、定型用紙にバックグラウ
ンド印字を行う際、入力データのみを自動的に抽出する
ことができる。
【００２１】
【数２】
【００２２】ここで、本実施例のスキャン処理の操作フ
ローを図５，６のフローチャートを用いて簡単に説明す
る。まず、ｏ→ｉ及びｏ→ｊに設定し（処理Ｓ1 ）、エ
リア処理を行って（処理Ｓ2 ）、ｉ＋１→ｉに設定する
（処理Ｓ3 ）。次いで、ｉラインデータを入力し（処理
Ｓ4 ）、ライン処理を行って（処理Ｓ5 ）、ｊ＋１→ｊ
に設定する（処理Ｓ6 ）。次いで、読取られた多値画像
デジタルデータＲj ，Ｇj ，Ｂj と、Ｍax（Ｒj ）、Ｍ
in（Ｒj ）、Ｍax（Ｇj ）、Ｍin（Ｇj ）、Ｍ
ax（Ｂj ）、Ｍin（Ｂj ）との大小比較を行い、Ｍ
in（Ｒj ）≦Ｒj ≦Ｍax（Ｒ j ）で、かつＭin（Ｇj ）
≦Ｇj ≦Ｍax（Ｇj ）で、かつＭin（Ｂj ）≦Ｂj ≦Ｍ
ax（Ｂj ）である場合（処理Ｓ7 〜Ｓ12）は、Ｒj ＝Ｇ
j ＝Ｂj ＝０に変換する（処理Ｓ13）。そして、ライン
処理とエリア処理を行って（処理Ｓ14，Ｓ15）を行っ
て、スキャン処理を終了する。
ローを図５，６のフローチャートを用いて簡単に説明す
る。まず、ｏ→ｉ及びｏ→ｊに設定し（処理Ｓ1 ）、エ
リア処理を行って（処理Ｓ2 ）、ｉ＋１→ｉに設定する
（処理Ｓ3 ）。次いで、ｉラインデータを入力し（処理
Ｓ4 ）、ライン処理を行って（処理Ｓ5 ）、ｊ＋１→ｊ
に設定する（処理Ｓ6 ）。次いで、読取られた多値画像
デジタルデータＲj ，Ｇj ，Ｂj と、Ｍax（Ｒj ）、Ｍ
in（Ｒj ）、Ｍax（Ｇj ）、Ｍin（Ｇj ）、Ｍ
ax（Ｂj ）、Ｍin（Ｂj ）との大小比較を行い、Ｍ
in（Ｒj ）≦Ｒj ≦Ｍax（Ｒ j ）で、かつＭin（Ｇj ）
≦Ｇj ≦Ｍax（Ｇj ）で、かつＭin（Ｂj ）≦Ｂj ≦Ｍ
ax（Ｂj ）である場合（処理Ｓ7 〜Ｓ12）は、Ｒj ＝Ｇ
j ＝Ｂj ＝０に変換する（処理Ｓ13）。そして、ライン
処理とエリア処理を行って（処理Ｓ14，Ｓ15）を行っ
て、スキャン処理を終了する。
【００２３】このように、本実施例（請求項１）では、
入力データと該入力データ以外の情報が混在し、かつ該
入力データと該入力データ以外のデータの区分けを色差
の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行って、
該入力データのみを自動的に抽出できるように構成して
いる。このため、データ印字とバックグラウンド印字の
濃度差が小さくて従来方式ではドロップアウトができな
い場合でも、使用者側で単色乃至複数色の色を容易にド
ロップアウトさせることができるとともに、任意のドロ
ップアウトカラーを選択して自動的にバックグラウンド
除去を行うことができ、しかもバックグラウンド印字色
が黒の場合でもデータ入力時、異なった色（赤とか青
等）での記載を入力者に義務付けることにより、バック
グラウンド除去を行うことができる。
入力データと該入力データ以外の情報が混在し、かつ該
入力データと該入力データ以外のデータの区分けを色差
の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを行って、
該入力データのみを自動的に抽出できるように構成して
いる。このため、データ印字とバックグラウンド印字の
濃度差が小さくて従来方式ではドロップアウトができな
い場合でも、使用者側で単色乃至複数色の色を容易にド
ロップアウトさせることができるとともに、任意のドロ
ップアウトカラーを選択して自動的にバックグラウンド
除去を行うことができ、しかもバックグラウンド印字色
が黒の場合でもデータ入力時、異なった色（赤とか青
等）での記載を入力者に義務付けることにより、バック
グラウンド除去を行うことができる。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、定型用紙にバックグラ
ウンド印字を行う際、使用者側で単色乃至複数色の色を
容易にドロップアウトさせることができるという効果が
ある。
ウンド印字を行う際、使用者側で単色乃至複数色の色を
容易にドロップアウトさせることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に則した画像読取装置全体の
外観を示す斜視図である。
外観を示す斜視図である。
【図２】図１に示す画像読取装置内部を示す断面図であ
る。
る。
【図３】図１，２に示す装置本体付近の詳細を示す図で
ある。
ある。
【図４】本発明の一実施例に則した画像読取装置のシス
テム構成を示すブロック図である。
テム構成を示すブロック図である。
【図５】本発明の一実施例に則したスキャン処理の操作
フローを示すフローチャートである。
フローを示すフローチャートである。
【図６】本発明の一実施例に則したスキャン処理の操作
フローを示すフローチャートである。
フローを示すフローチャートである。
１０ 装置本体 １１ 自動給紙装置 １２ 排紙トレイ １３ 原稿ガラス １４ 光源 １５ 第１ミラー １６ 第２ミラー １７ 第３ミラー １８ 結像レンズ １９ 光電変換素子 ２０ 原稿載置面 ２１ 給紙コロ ２２ 搬送路 ２３ａ 分離コロ ２３ｂ 送りコロ ２４，２５ 搬送ローラ ２６，２７ 搬送ローラ対 ３１ 白色部材 ３２ 黒色部材 ３３ 押え板 ３４ 検知センサ ３６ インターフェース ３７ ＣＰＵ ３８ ＲＯＭ ３９ モータ駆動回路 ４０ モータ ４１ 光源点灯装置 ４２ 画像処理部 ４３ 画像読取部 ４４ 計算部 ４５ ＲＡＭ ４６ 各種センサー処理部 ４７ ＲＡＭ
Claims (1)
- 【請求項１】原稿を載置して原稿の画像を読み取る画像
読取装置において、入力情報と該入力情報以外の情報が
混在し、かつ該入力情報と該入力情報以外の情報の区分
けを色差の違いに基づいて認識できる原稿の読み取りを
行って、該入力情報のみを自動的に抽出する入力情報自
動抽出手段を有することを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241910A JPH0799559A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241910A JPH0799559A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 画像読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0799559A true JPH0799559A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17081369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5241910A Pending JPH0799559A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0799559A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009193429A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Mitsubishi Electric Corp | 画像読取装置 |
| JP2010244331A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 画像読取装置 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5241910A patent/JPH0799559A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009193429A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Mitsubishi Electric Corp | 画像読取装置 |
| US7936488B2 (en) | 2008-02-15 | 2011-05-03 | Mitsubishi Electric Corporation | Image reading apparatus |
| JP2010244331A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 画像読取装置 |
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