JPH0799327B2 - カメラの焦点距離較正方法及び装置 - Google Patents
カメラの焦点距離較正方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0799327B2 JPH0799327B2 JP5008997A JP899793A JPH0799327B2 JP H0799327 B2 JPH0799327 B2 JP H0799327B2 JP 5008997 A JP5008997 A JP 5008997A JP 899793 A JP899793 A JP 899793A JP H0799327 B2 JPH0799327 B2 JP H0799327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focal length
- camera
- vanishing point
- calibration
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
の3次元位置や方向を計算するにあたって必要な、カメ
ラの焦点距離較正方法に関し、特に最小の誤差で焦点距
離を得るための、カメラの焦点距離較正方法及び装置に
関する。
法は、例えば、「1991年12月、日本ロボット学会
誌、第9巻 第7号 813〜829頁」に示されるよ
うに、カメラから取得された画像によって、工業製品の
自動検査・組立や移動ロボットの制御などを目的とする
際に、基本となるカメラパラメータ(焦点距離,視点の
3次元位置,カメラ座標系の3次元方向など)のうち、
最も基本となるカメラの焦点距離の較正方法として用い
られている。このカメラの焦点距離較正方法について、
図4を参照して説明する。
考える。Z軸がカメラの光軸と一致するようにXYZ座
標系をとり、原点0をレンズの中心とみなし、平面Z=
fを画像面とする。fはレンズの中心と撮像面との距離
であり、「焦点距離」と呼ぶ。
の画像を入力する。正方格子51は画像面上に投影さ
れ、投影像52を生ずる。この投影像52の直線部分の
エッジを画像処理によって検出し、直線を最小2乗法に
よって当てはめる。
図4にあるように、画像上の点Pi の「Nベクトル」と
は、視点から点Pi へ向う単位ベクトルである。
る。それは
なる撮像角度に対する複数の焦点距離と各々の焦点距離
に対する分散を得る。測定をn回行ったとし、得られた
焦点距離と分散をfi ,V[fi ],i=1,・・・,
nとすると、最も確からしい
によると、カメラから入力された画像によりカメラの焦
点距離を求めるには、 1.式(1)により焦点距離fを求め、 2.式(2)により分散V[f]を求め、 3.異なる撮像角度に対して手順1、2を行い、 4.式(3)、(4)により最も確からしい
手間がかかる。また、求められた焦点距離がどの程度信
頼できるか明らかでない。さらに、較正用パターンとし
て正方格子を用いているが、これは信頼性の高い焦点距
離を得るためには最適なものではない。
方格子を用い、1回の測定により、正方格子を用いる方
法よりも、信頼性の高い焦点距離を得ることのできる、
カメラの焦点距離較正方法を提供することにある。
距離をその信頼区間と共に得ることができる較正方法を
提供することにある。
方法を実施するカメラの焦点距離較正装置を提供するこ
とにある。
れた焦点距離較正用パターンをカメラで撮像して得られ
る画像からカメラの焦点距離を得る、カメラの焦点距離
較正方法において、平面上に描かれた2組の斜交した平
行線からなる較正用格子パターンをカメラで撮像し、入
力画像から、撮像された前記2組の平行線の消失点を計
算し、前記消失点から焦点距離を計算することを特徴と
する。
離較正用パターンをカメラで撮像して得られる画像から
カメラの焦点距離を得る、カメラの焦点距離較正装置に
おいて、平面上に描かれた2組の斜交した平行線からな
る較正用格子パターンと、この較正用格子パターンを撮
像するカメラと、入力画像から、撮像された前記2組の
平行線の消失点を計算する消失点演算手段と、前記消失
点から焦点距離を計算する焦点距離演算手段とを備える
ことを特徴とする。
に描かれた格子パターンから焦点距離を求める方法と、
信頼性の高い焦点距離を得るための格子パターンの構成
と撮像方法について、図5,図6,図7,図8,図9を
参照して述べる。
行線Li ,i=1,・・・,Nと、N′本の平行線
Li ′,i=1,・・・,N′がある。このとき、画像
上のLi,Li ′の射影をli ,li ′とする。
点の
の長さ(単位は画素)、
fは焦点距離の推定値であり、適当な値を用いればよ
い。
収束していれば
べたが、これとは別に、「モーメント行列」を用いる方
法もある。「モーメント行列」Mは、
ときの最小固有値に対応する固有ベクトルになる。この
方法で注意すべきことは、重みの式に求めるべき
の計算においては、重みに含まれる
定値を用いれば十分である。このときにも、「くりこみ
法」の場合と同様に、最大固有値λu と対応する
計算する。
ーメント行列」を用いる方法で得られる3つの固有ベク
トル、
する
クトルであり、中間固有値に対応する
li ′に対しても行い、
7に示すように、3次元空間中で、斜方格子の交わる角
度をαとする。求められた2つの消失点の
義する。
a)%の信頼区間は
点である。(例えばλ5 =1.96)。また、κは「解
像度定数」と呼ばれる定数であり、
呼ばれる定数であり、各エッジ点の平均的ズレ(標準偏
差)を画素の単位で表したものである。γは「エッジ密
度」すなわち単位長さ当たりのエッジ点の数(単位は画
素の逆数)である。κは通常κ=1として差し支えな
い。
くするような、平行線の配置について述べる。φi を
中心点の
にあれば、θi ,θi ′はそれぞれ図8にあるθ,θ′
で近似できる。したがって、
ターンの配置について考える。rを視点と格子パターン
の中心の距離、lを格子パターンの大きさ、dを各々の
格子の間隔とする。
り、これは空間中のそれぞれの平行線の方向ベクトルに
なっているので、θとθ′で、カメラによる撮像方向
と、較正用パターンが描かれている平面の関係を規定で
きる。
メラにより取得された画像上での、格子の交わる角度を
γとすると、
は、
最適配置は、
る。
る、すなわち最も信頼性の高い焦点距離を得るための較
正用パターンとして、2組の平行線の交わる角度が式
(31)のαであるものを用いる。さらに、較正用パタ
ーンに対するカメラの撮像方向としては、図8に示す
θ,θ′が、式(32)の値を持つようにすればよい。
しかし、このように配置するよりも、撮像した画像中の
格子線の交わる角度γが、上に示したように、90度に
なるようにパターンを配置するほうが簡単である。
て説明する。図2に、本発明における較正用格子パター
ンの例を示す。図2を参照すると、較正用格子パターン
の例は、向かい合う辺の中点を結ぶ線分を有する菱形で
ある。この較正用格子パターンは、焦点距離の分散を最
小にするために、式(31)に示されるように2sin
-1√(3/10)度の角度を有するものである。
ると、入力画像4は、90度の角度を有するように撮像
される。
である。図1を参照すると、本発明の実施例は、データ
入力装置1と、プログラム制御により動作するデータ処
理装置2と、ディスプレイ装置等の出力装置3とから構
成される。
11と、その較正用格子パターン11を撮像する手段で
あり、かつ、焦点距離を求めるべきカメラ12とを備え
る。
力された画像から、画像処理によって格子線のエッジを
求めるエッジ検出手段21と、消失点のNベクトル及び
そのNベクトルの分散を計算する消失点算出手段22
と、消失点のNベクトルから焦点距離を計算する焦点距
離算出手段23と、消失点のNベクトルと、Nベクトル
の分散と、焦点距離の値から焦点距離の分散を計算する
分散算出手段24と、焦点距離の分散から焦点距離の信
頼区間を計算する信頼区間算出手段25とを備える。
本実施例の動作について説明する。
格子パターン11の入力画像4は、出力装置3とエッジ
検出手段21に供給される。
画像処理により、直線のエッジを検出し、各エッジの方
向ベクトルと、中心点のNベクトルと、画素単位の長さ
が計算される。
がって、仮の焦点距離fを用いて直線の
固有値λm と対応する
(19)により、
焦点距離算出手段23で算出された
より焦点距離算出手段23で算出された
線のエッジを抽出したが、これは入力画像を見て人間が
行っても良い。また、消失点の算出には「くりこみ法」
を用いたが、これは式(10)、(11)に示した「モ
ーメント行列」の方法を用いても実施することができ
る。
ラの焦点距離較正方法及び装置では、平面上に描かれた
斜方格子を用いることによって、従来のように複数の測
定をすることなく、1回の測定によって、正方格子を用
いるよりも信頼性の高い焦点距離と、さらに焦点距離の
信頼区間を得ることができる。
である。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】平面上に描かれた焦点距離較正用パターン
をカメラで撮像して得られる画像からカメラの焦点距離
を得る、カメラの焦点距離較正方法において、 平面上に描かれた2組の斜交した平行線からなる較正用
格子パターンをカメラで撮像し、 入力画像から、撮像された前記2組の平行線の消失点を
計算し、 前記消失点から焦点距離を計算することを特徴とするカ
メラの焦点距離較正方法。 - 【請求項2】前記較正用斜方格子パターンにおける2組
の平行線が2sin-1√(3/10)の角度を有し、カ
メラによる入力画像において2組の平行線が直角に交わ
ることを特徴とする請求項1記載のカメラの焦点距離較
正方法。 - 【請求項3】「くりこみ法」により消失点を計算するこ
とを特徴とする、請求項1又は2記載のカメラの焦点距
離較正方法。 - 【請求項4】「モーメント行列の方法」により消失点を
計算することを特徴とする、請求項1又は2記載のカメ
ラの焦点距離較正方法。 - 【請求項5】平面上に描かれた焦点距離較正用パターン
をカメラで撮像して得られる画像からカメラの焦点距離
を得る、カメラの焦点距離較正装置において、 平面上に描かれた2組の斜交した平行線からなる較正用
格子パターンと、 この較正用格子パターンを撮像するカメラと、 入力画像から、撮像された前記2組の平行線の消失点を
計算する消失点演算手段と、 前記消失点から焦点距離を計算する焦点距離演算手段と
を備えることを特徴とするカメラの焦点距離較正装置。 - 【請求項6】前記焦点距離演算手段が、 前記消失点演算手段により求められた消失点から、焦点
距離を計算する焦点距離算出手段と、 焦点距離の分散を計算する分散算出手段と、 焦点距離の分散から焦点距離の信頼区間を計算する信頼
区間算出手段とを有することを特徴とする請求項5記載
のカメラの焦点距離較正装置。 - 【請求項7】前記較正用斜方格子パターンにおける2組
の平行線が2sin-1√(3/10)の角度を有し、カ
メラによる入力画像において2組の平行線が直角に交わ
ること特徴とする請求項5又は6記載のカメラの焦点距
離較正装置。 - 【請求項8】前記消失点演算手段が、 画像処理により入力画像から格子線を抽出するエッジ検
出手段と、 前記エッジ検出手段により得られる格子線から消失点を
求める消失点演算手段とを有することを特徴とする請求
項5又は6又は7記載のカメラの焦点距離較正装置。 - 【請求項9】前記消失点演算手段が、「くりこみ法」に
より消失点を計算することを特徴とする、請求項5又は
6又は7記載のカメラの焦点距離較正装置。 - 【請求項10】前記消失点演算手段が、「モーメント行
列の方法」により消失点を計算することを特徴とする、
請求項5又は6又は7記載のカメラの焦点距離較正装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5008997A JPH0799327B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | カメラの焦点距離較正方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5008997A JPH0799327B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | カメラの焦点距離較正方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221832A JPH06221832A (ja) | 1994-08-12 |
JPH0799327B2 true JPH0799327B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=11708333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5008997A Expired - Fee Related JPH0799327B2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | カメラの焦点距離較正方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0799327B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100711206B1 (ko) * | 2005-05-04 | 2007-04-24 | 한국과학기술연구원 | 체크보드 형태의 교차점 자동 추출 방법 |
JP2010048553A (ja) * | 2006-12-19 | 2010-03-04 | Panasonic Corp | 複眼測距装置の検査方法およびそれに用いるチャート |
US8102516B2 (en) | 2008-02-26 | 2012-01-24 | Panasonic Corporation | Test method for compound-eye distance measuring apparatus, test apparatus, and chart used for the same |
WO2021113810A1 (en) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | Mashgin, Inc. | System and method for identifying items |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP5008997A patent/JPH0799327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06221832A (ja) | 1994-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20200096317A1 (en) | Three-dimensional measurement apparatus, processing method, and non-transitory computer-readable storage medium | |
KR100386090B1 (ko) | 동심원 패턴을 이용한 카메라 내부변수 보정시스템 및카메라 보정방법 | |
CN102472609A (zh) | 位置和姿势校准方法及设备 | |
JP2011179907A (ja) | 位置姿勢計測装置、位置姿勢計測方法およびプログラム | |
KR20130138247A (ko) | 신속 3d 모델링 | |
WO2020031950A1 (ja) | 計測校正装置、計測校正方法、及びプログラム | |
CN102289803A (zh) | 图像处理设备、图像处理方法及程序 | |
CN107680139A (zh) | 一种远心双目立体视觉测量系统的通用性标定方法 | |
WO2023273108A1 (zh) | 单目测距方法、装置及智能装置 | |
CN104794718A (zh) | 一种单图像ct机房监控摄像机标定的方法 | |
Svoboda et al. | Matching in catadioptric images with appropriate windows, and outliers removal | |
CN111105467A (zh) | 一种图像标定方法、装置及电子设备 | |
JP3696336B2 (ja) | カメラのキャリブレーション方法 | |
CN113658279A (zh) | 相机内参和外参估算方法、装置、计算机设备及存储介质 | |
JPH0799327B2 (ja) | カメラの焦点距離較正方法及び装置 | |
CN116563370A (zh) | 基于单目计算机视觉的测距方法和测速方法 | |
JP2005275789A (ja) | 三次元構造抽出方法 | |
JP2011022084A (ja) | 三次元姿勢測定装置および三次元姿勢測定方法 | |
JP3207023B2 (ja) | 画像計測装置の校正方法 | |
JP2003331263A (ja) | カメラ画像−実空間座標対応付けマップ生成方法、カメラ画像−実空間座標対応付けマップ生成装置、プログラムおよび記録媒体 | |
JPH04264207A (ja) | 多視点ステレオ画像計測方法 | |
JPH076769B2 (ja) | 物体計測装置 | |
JPH0835828A (ja) | 3次元計測装置のキャリブレーション方法 | |
JP4332629B2 (ja) | 量子化誤差を軽減する距離計測方法及び距離計測システム | |
CN117611680A (zh) | 光平面标定方法、装置和电子设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20031211 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031212 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |