JPH0799226B2 - 弁の開度指示装置 - Google Patents

弁の開度指示装置

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JPH0799226B2
JPH0799226B2 JP63066801A JP6680188A JPH0799226B2 JP H0799226 B2 JPH0799226 B2 JP H0799226B2 JP 63066801 A JP63066801 A JP 63066801A JP 6680188 A JP6680188 A JP 6680188A JP H0799226 B2 JPH0799226 B2 JP H0799226B2
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opening
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ring
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愼次 武田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は農水産設備、水処理設備、建築設備、プラント
設備、上水道等の管路に用いられて好適な弁の開度指示
装置に関する。
[従来の技術] 従来の弁として、流体流路を備える弁箱と、弁箱に対し
回転はするが自軸方向には移動しない状態で結合され、
弁箱内に位置する部分に弁体用おねじ部を備える弁棒
と、弁棒の上記おねじ部に螺着されるめねじ部を備え、
弁箱に対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状
態で支持され、弁箱の流体流路を開閉する弁体と、弁棒
の弁箱外に位置する部分に固定される操作部材とを有し
てなるものが用いられている。
上記従来の弁にあっては、弁の開閉操作時に、弁棒およ
び操作部材が上下動をしないため、外観から弁開度を知
ることができない。
そこで従来、実開昭57−134478号公報に記載されるよう
に、上記の如くの弁の開度指示装置として、弁外部にお
ける弁棒まわりに配設される開度指示カバーと、開度指
示カバーの内部に配設されて弁棒軸方向に延在する案内
ピンと、弁棒の弁箱外に位置する部分に設けられるおね
じ部に螺着されるとともに、上記案内ピンにスライド可
能に係合する開度指示リングとを有するものが提案され
ている。この弁の開度指示装置によれば、弁棒の回転に
よる弁の開度変化に応じて、開度指示リングが案内ピン
に沿って上下動し、開度指示カバーに設けた目盛に対す
る上記開度指示リングの相対位置による弁開度を知るこ
とができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の弁の開度指示装置にあって
は、弁棒の弁箱外に位置する部分に固定されている操作
ハンドル等の操作部材の下側に、開度指示カバーおよび
開度指示リングを配置している。したがって、オペレー
タ等が斜め上方等から開度指示リングによる開度指示状
態を読取ろうとする時、操作部材がオペレータの視界か
ら開度指示リングを遮ぎり、その読取りを困難とする。
本発明は、開度指示装置の開度指示状態を容易に読取り
可能とすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、流体流路を備える弁箱と、弁箱に対し回転は
するが自軸方向には移動しない状態で結合され、弁箱内
に位置する部分に弁体用おねじ部を備える弁棒と、弁棒
の上記おねじ部に螺着されるめねじ部を備え、弁箱に対
して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状態で指示
され、弁箱の流体流路を開閉する弁体と、弁棒の弁箱外
に位置する部分に固定される操作部材とを有してなる弁
の開度指示装置において、弁箱外における弁棒まわりに
配設され、内面にめねじ部を備える固定リングと、操作
部材を弁棒軸方向にて弁箱側から反弁箱側に貫通する如
くに設けられ、弁箱側端部に上記固定リングのめねじ部
に螺合するおねじ部を備え、かつ反弁箱側端部に開度イ
ンジケータ部を備える昇降子と、を有するようにしたも
のである。
[作用] 本発明によれば、弁の開閉時、操作部材にて弁棒を回転
させると、操作部材を貫通している昇降子が操作部材と
もに回転せしめられる。この時、昇降子は固定リングに
対して螺動するから、操作部材の貫通孔にガイドされて
昇降し、操作部材の反弁箱側端部に備えられている開度
インジケータ部が例えば操作部材上端面に対してなすレ
ベル変化等により弁開度を知ることができる。
ここで、本発明にあっては、操作部材の反弁箱側(上
側)に開度インジケータ部を配置することとなる。した
がって、オペレータが弁の斜め上方等から開度インジケ
ータ部による開度指示状態を読取ろうとする時、操作部
材がオペレータの視界から開度インジケータ部を遮ぎる
ことがなく、容易に読取り可能とする。
又、本発明においては、開度指示装置を構成する固定リ
ング、昇降子のねじ部のピッチは弁棒に設けられる弁体
用おねじ部のピッチに比して細かく設定でき、装置全体
をコンパクトにすることができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図の要部を示す斜視図、第3図(A)は固定リングを示
す半断面図、第3図(B)は第3図(A)の平面図、第
4図(A)は昇降リングを示す半断面図、第4図(B)
は第4図(A)の平面図である。
弁10は、弁箱11と、弁棒12と、弁体13と、操作ハンドル
(操作部材)14とを有している。
弁箱11は、ハウジング15とボンネット16とを固定ボルト
17にて共締めすることにて構成されている。18はハウジ
ング15とボンネット16の間に挟持される弁棒受板であ
る。ハウジング15は、流体流路15Aを構成するととも
に、弁室15Bを形成している。ハウジング15とボンネッ
ト16の間にはOリング19が介装されている。
弁棒12は、中間フランジ部12Aをボンネット16と弁棒受
け板18の間に保持され、弁箱11に対し回転はするが自軸
方向には移動しない状態で結合されている。弁棒12は、
弁箱11の内部(ハウジング15の弁室15B)に位置する下
端部に弁体用おねじ部12Bを備えている。弁棒12とボン
ネット16の間にはOリング20が介装される。
弁体13は、弁棒12の上記おねじ部12Bに螺着されるめね
じナット(めねじ部)21を一体に備える。また、弁体13
は、ハウジング15の弁室15Bに臨む内面における、弁棒
軸方向に沿って設けられる案内溝22にスライド可能に係
合する係合突部23を備える。これにより、弁体13は、弁
箱11に対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状
態で結合される。すなわち、弁体13は弁棒12の回転時に
弁棒軸方向に上下動、ハウジング15の流体流路15Aを開
閉する。
操作ハンドル14は、弁棒12の外部に位置する上端部にナ
ット24にて固定される。
しかして、弁10は以下の如く開度指示装置30を有してい
る(第1図、第2図参照)。
すなわち、ボンネット16の上端面における弁棒12のまわ
りには、固定リング31が同軸的に嵌着されている。固定
リング31は、ボンネット16に係合する回り止めフランジ
32を備えるととともに、内面にめねじ部33を備える(第
3図参照)。
弁棒12と上記固定リング31の内面に挟まれる円筒状空間
には昇降リング34が昇降可能に配設されている。昇降リ
ング34は弁棒12、固定リング31と同軸的に配置され、固
定リング31のめねじ部33に螺合するおねじ部35を備え
る。
昇降リング34の上端面の周方向4位置には昇降ピン36の
下端部が螺着されている。他方、操作ハンドル14の周方
向4位置には弁棒軸方向に沿って延びるガイド孔37が設
けられ、各昇降ピン36は上記ガイド孔37を弁箱側から反
弁箱側に貫通する如くに設けられる。
昇降ピン36において、操作ハンドル14の上端面から突出
する反弁箱側上端部には、開度インジケータ板38がナッ
ト39にて固定される。
なお、上記昇降リング34と昇降ピン36は一体となって本
発明の昇降子を構成する。
また、操作ハンドル14の上端外周部には開度指示カバー
40が螺着されている。開度指示カバー40は、昇降ピン36
および開度インジケータ板38を覆う透明プラスチック製
のカップ状体からなり、開度表示目盛もしくは表示記号
を備えている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、弁10の開閉時、操作ハンドル14に
て弁棒12を回転させると、操作ハンドル14のガイド孔37
を貫通している昇降ピン36がハンドル14とともに回転せ
しめられる。この時、昇降ピン36と一体の昇降リング34
が固定リング31に対して螺動するから、昇降ピン36はハ
ンドル14のガイド孔37にガイドされて昇降し、ハンドル
14の反弁箱側端部において昇降ピン36に設けられている
開度インジケータ板38がハンドル14の上端部に設けられ
ている開度指示カバー40の開度表示目盛等に対してレベ
ル変化する。したがって、オペレータはこの開度インジ
ケータ板38のレベル変化により弁開度を知ることができ
る。
ここで、上記実施例にあっては、操作ハンドル14の反弁
箱側(上側)に開度インジケータ板38を配置することと
なる。したがって、オペレータが弁10の斜め上方等から
開度インジケータ板38による開度指示状態を読取ろうと
する時、操作ハンドル14がオペレータの視界から開度イ
ンジケータ板38を遮ぎることがなく、容易に読取り可能
とする。
また、上記実施例にあっては、開度指示装置30を構成す
る固定リング31と昇降リング34の螺合ねじ部33、35が破
損を生じたり、開度指示装置30の開度指示の調整を行な
う時、弁棒12を弁箱11から取外すことなく、開度指示装
置30を弁棒12のまわりから容易に取外し保守できる。す
なわち、この場合には、弁棒12からハンドル14を取外す
際に、開度指示装置30の全体をハンドル14とともに弁棒
12から分離できる。
また、上記実施例にあっては、ボンネット16の上端外周
部とハンドル14の下端内周部の間にOリング41を設け、
固定リング31、昇降リング34の収容空間に対する防塵等
のためのシール性を確保している。
なお、本発明の実施において、上記開度指示カバー40を
設けず、昇降ピン36の上端部に設けられている開度イン
ジケータ板38等のインジケータ部が、操作部材の上端面
から突出するレベルにて弁開度を判読するものであって
もよい。
また、本発明の実施において、開度指示装置を構成する
固定リング、昇降子のねじ部のピッチは弁棒に設けられ
る弁体用おねじ部のピッチに比して例えば1/3〜1/10に
細かく設定される。
また、本発明の実施において、操作部材はハンドルに限
らず、ボックススパナが着脱できるキャップ等であって
もよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、開度指示装置の開度指
示状態を容易に読取りできる。
又、本発明においては、開度指示装置を構成する固定リ
ング、昇降子のねじ部のピッチは弁棒に設けられる弁体
用おねじ部のピッチに比して細かく設定でき、装置全体
をコンパクトにすることができて経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図の要部を示す斜視図、第3図(A)は固定リングを示
す半断面図、第3図(B)は第3図(A)の平面図、第
4図(A)は昇降リングを示す半断面図、第4図(B)
は第4図(A)の平面図である。 10、50……弁、 11、51……弁箱、 12、52……弁棒、 12B……おねじ部、 13……弁体、 14、53……操作ハンドル(操作部材)、 15A……流体流路、 21……めねじナット(めねじ部)、 22……案内溝、 23……係合突部、 30……開度指示装置、 31……固定リング、 33……めねじ部、 34……昇降リング、 35……おねじ部、 36……昇降ピン、 37……ガイド孔、 38……開度インジケータ板(開度インジケータ部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流路を備える弁箱と、弁箱に対し回転
    はするが自軸方向には移動しない状態で結合され、弁箱
    内に位置する部分に弁体用おねじ部を備える弁棒と、弁
    棒の上記おねじ部に螺着されるめねじ部を備え、弁箱に
    対して弁棒軸方向に移動はするが回転はしない状態で支
    持され、弁箱の流体流路を開閉する弁体と、弁棒の弁箱
    外に位置する部分に固定される操作部材とを有してなる
    弁の開度指示装置において、弁箱外における弁棒まわり
    に配設され、内面にめねじ部を備える固定リングと、操
    作部材を弁棒軸方向にて弁箱側から反弁箱側に貫通する
    如くに設けられ、弁箱側端部に上記固定リングのめねじ
    部に螺合するおねじ部を備え、かつ反弁箱側端部に開度
    インジケータ部を備える昇降子と、を有することを特徴
    とする弁の開度指示装置。
JP63066801A 1988-03-19 1988-03-19 弁の開度指示装置 Expired - Fee Related JPH0799226B2 (ja)

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