JPH0798631B2 - エスカレータ等の欄干 - Google Patents

エスカレータ等の欄干

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JPH0798631B2
JPH0798631B2 JP12781690A JP12781690A JPH0798631B2 JP H0798631 B2 JPH0798631 B2 JP H0798631B2 JP 12781690 A JP12781690 A JP 12781690A JP 12781690 A JP12781690 A JP 12781690A JP H0798631 B2 JPH0798631 B2 JP H0798631B2
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handrail
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正人 山下
憲郎 松尾
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Fujitec Co Ltd
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Fujitec Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エスカレータあるいは電動道路等(以下、エ
スカレータ等と称す)に係り、特にハンドレールが反転
する円弧状部分の欄干構造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、エスカレータ等は第2図乃至第5図に示すよう
な構成になっている。即ち、図中1は乗客を運ぶために
無端状に配列されたステップ、2は同じく無端状に取り
付けられたハンドレール、3は欄干パネル、4はデッ
キ、5はハンドレールフレームで、欄干パネル3とデッ
キ4とハンドレールフレーム5とで欄干6を構成してい
る。7は欄干6の強度保持をする本体枠、Fは建屋床、
8はハンドレール2を上下から挾圧して駆動する挾圧ロ
ーラ、9は挾圧ローラをチェン10を介して駆動する駆動
手段である。そして、ハンドレール2の反転領域では第
4図及び第5図に示すようにハンドレルフレーム5のU
字状溝に回動自在に設けられた案内ローラ5aが円弧状部
全周に亘って配設されていたり、第6図及び第7図に示
すように、案内ローラ5aの代りにところどころに樹脂ガ
イド5bを配設したり、又円弧状部全周に亘って樹脂ガイ
ド(形状は樹脂ガイド5bと異なるものもある)を配設し
たりするものがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような構造のものでは次のような欠点があ
る。
即ち、 円弧状部全周に亘って案内ローラを配設する場合は、
案内ローラの数が多くなるので、製作コストが高くな
る。
円弧状部全周に亘って樹脂ガイドを配設すれば全周ロ
ーラに比べコストが極めて低く抑えられるが、今度は イ摺動抵抗が大きくなる ロハンドレールの温度が高くなり、ハンドレールをつか
む乗客に不快感を与える。
ハ摺動音が発生する。
ニ樹脂ガイドの経年変化(表面の摩耗,変質など)によ
り摺動抵抗が増大する。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、コストはそ
れほど高くなく、かつ摺動抵抗もそれ程大きくならない
きわめて効果的なエスカレータ等の欄干を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、無端状に配列されて回動するステップ、該ス
テップと同期的に回動するハンドレール、ステップの両
側に設けられた欄干、該欄干の終端に設けられた円弧状
のハンドレールフレーム、該ハンドレールフレームの円
周上にハンドレールを案内する部材が備えられたエスカ
レータ等の欄干において、前記部材を欄干下部から円周
上の15゜〜65゜の角度の間では案内ローラ,それ以上の
角度では樹脂ガイドにするものである。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、案内ロールによってきわめて効
果的にハンドレールを案内することができる。
〔実施例〕
以下、本発明について図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例にかかる案内ローラ5aの配設
状態を示す配置図で、ハンドレール2aを案内する案内ロ
ーラ5aは欄干下部から円周上の15゜〜65゜の角度の間に
およそ4個配設され、それ以外の円弧状部には樹脂ガイ
ド(必ずしも樹脂ガイド5bのような形状でなくてもよ
い)が配設されている。つまり、本発明は円弧状部のあ
る特定範囲にのみ案内ローラを設け、廉価で高性能な反
転部のハンドレールガイドが得られるものである。
次に、本発明に関する理論と実験データについて説明す
る。
第8図に示す上部反転部において、円弧状部を介してハ
ンドレールを引張る場合、ハンドレールの張力Tは T=eμθ・T0 …… となる。
ただし、μは摩擦係数,T0は反転部に入る前の張力,θ
は巻付き角(rad)を示す。
ところで、たとえば樹脂ガイドとして超高分子量ポリエ
チレンを使用した場合の動摩擦係数μは荷重及び移動速
度に対して第9図及び第10図のように変動するため、エ
スカレータのハンドレールの移動速度30m/minでは、お
よそμ=0.3になると推定され、式にμ=0.3及び各巻
付き角θ≒0.26(15゜),1.13(65゜),2(115゜),2.8
8(165゜),3.14(180゜)を代入した各位置でのハンド
レールの張力Tはそれぞれ1.08T0,1.41T0,1.83T0,2.37T
0,2.57T0となる。
ここで、ハンドレルーの張力Tが大きい程、向心力が大
きくなるので、当然摩擦力は大きくなる。又、樹脂ガイ
ドの摩擦係数は面圧(向心力)が大きくなる程大きくな
るので、前述との相乗効果により向心力の大きい部分は
抵抗が非常に大きくなるため、張力Tの大きい部分に案
内ローラ5aを配設するのが最も効果的であることがわか
る。
一方、樹脂ガイドは経年変化すると摩擦係数が極端に上
がる性質があり、面圧が高い部分程経年変化しやすいこ
とを考え合わせると、張力Tの大きい部分には案内ロー
ラ5aを配設した方が良いと言える。
次に、第11図は上部反転部の第8図におけるA,B,C及び
Dの範囲に案内ローラ5a,それ以外の範囲には樹脂ガイ
ドを配設した場合と、全周樹脂ガイドとした場合と、全
周案内ローラ5aを配設した場合のそれぞれの摺動抵抗の
測定をした実験データを示し、ここで、摺動抵抗とは第
12図に示す挾圧ローラ8を開放した状態で、ハンドレー
ル2に対し矢印方向に力を加え、ハンドレール2が動き
始める力T(Kg)と定義している。
この実験データからわかるとおり、 全周樹脂ガイドと比べて全周案内ローラの方が摺動抵
抗は約半分ですんでいる。
全周案内ローラと比べて、C範囲あるいはD範囲だけ
案内ローラを配置する場合でも摺動抵抗はそれ程増加し
ない。
C範囲だけでなくD範囲にもローラを配置する方が理
論上摺動抵抗が大巾に低下するはずであるが、実際には
差がほとんど表われない。
ことがわかった。
特に、前述の、については、ハンドレール2の自重が
向心力を弱める方向に働いていることと、ハンドレール
2の剛性のために、反転部両端でハンドレール2が外側
にふくれ上がり、案内部材との間に隙間が生じるためと
考えられる。実際に現場に据付けられたエスカレータの
反転部(全周樹脂ガイド)の樹脂ガイドを調査しても、
反転部両端においてハンドレール2が強く当たった形跡
はほとんど認められなかった。
したがって、コスト面,性能機能面を総合的に判断する
とC範囲にのみ案内ローラ5aを配設するのが最も経済的
であると言える。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、最も性能面で効果の
ある領域のみ案内ローラを配置するため、極めて経済的
にエスカレータ等の欄干を構成でき、据付・保守の面に
おいても作業性・信頼性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる案内ローラの配設状
態を示す配置図、第2図はエスカレータの上部付近の側
面図、第3図は第2図のII−II線矢視図、第4図は第2
図の部分内部構造図、第5図は第2図のIV−IV線矢視
図、第6図は第4図に相当するその他の例を示す内部構
造図、第7図は第5図に相当するその他の例を示す矢視
図、第8図は本発明の効果を説明する説明図、第9図及
び第10図は超高分子量ポリエチレンの動摩擦係数の特性
を示す特性図、第11図は本発明の実験データを示す図、
第12図は摺動抵抗の定義を示す図である。 1……ステップ 2……ハンドレール 6……欄干 5……ハンドレールフレーム 5a……案内ローラ 5b……樹脂ガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に配列されて回動するステップ、該
    ステップと同期的に回動するハンドレール、前記ステッ
    プの両側に設けられた欄干、該欄干の終端に設けられた
    円弧状のハンドレールフレーム、該ハンドレールフレー
    ムの円周上に前記ハンドレールを案内する部材が備えら
    れたエスカレータ等の欄干において、 前記部材は前記欄干下部から円周上の15゜〜65゜の角度
    の間では案内ローラ、65゜〜180゜の角度の間では樹脂
    ガイドからなる部材であることを特徴とするエスカレー
    タ等の欄干。
JP12781690A 1990-05-16 1990-05-16 エスカレータ等の欄干 Expired - Fee Related JPH0798631B2 (ja)

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