JPH0798396A - 受動混合器 - Google Patents

受動混合器

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JPH0798396A
JPH0798396A JP6094084A JP9408494A JPH0798396A JP H0798396 A JPH0798396 A JP H0798396A JP 6094084 A JP6094084 A JP 6094084A JP 9408494 A JP9408494 A JP 9408494A JP H0798396 A JPH0798396 A JP H0798396A
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JP
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housing
wet well
water
fluid
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JP6094084A
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English (en)
Inventor
Per Frederick Peterson
パー・フレデリック・ピーターソン
Virgil Edwin Schrock
バージル・エドウィン・シュロック
Douglas Boyd Mcdonald
ダグラス・ボイド・マクドナルド
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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    • G21C15/00Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
    • G21C15/24Promoting flow of the coolant
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
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    • B01F23/20Mixing gases with liquids
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一の温度の液体30のプール28に上記第
一の温度より高い第二の温度の流体74を導入したとき
の上記プール内での温度成層を低減する自動混合器を提
供する。 【構成】 プールに流体を導入するためにプールの中へ
伸びるベント管路66、およびプールの中に配置された
ジェットポンプ76を含む。ジェットポンプのハウジン
グ78は一端に入口80を有し、反対側の端に出口82
を有する。噴射ノズル84がベント管路から流体を受け
るようにベント管路と流れが通じるように配置されると
共に、ハウジング入口の中に配置されて、ハウジングの
中に縦方向に流体を噴射する。これにより、入口からハ
ウジングの中を出口へ液体をポンプ輸送し、液体をプー
ル内で循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に原子炉に関するも
のであり、更に詳しくは原子炉の中の水プールの受動混
合に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉プラントには、格納容器が含まれ
ている。格納容器は原子炉圧力容器を取り囲み、原子炉
圧力容器と共にドライウェルを形成する。ドライウェル
内には通常、窒素のような非凝縮性ガスが含まれてい
る。圧力容器の中では、通常の原子炉炉心が水中に沈め
られている。炉心は水を加熱して、蒸気を発生する。蒸
気は圧力容器から排出されて、例えば発電用に蒸気ター
ビン−発電機に動力を供給する。
【0003】通常、格納容器の中の圧力容器を環状のサ
プレッションプールすなわちウェットウェルが取り囲ん
でいる。サプレッションプールは、仮定された事故の
間、ヒートシンク等の種々の機能を果たす。たとえば、
設計対象の一つの型の事故は、冷却材喪失事故(LOC
A:loss−of−coolant acciden
t)である。この冷却材喪失事故では、圧力容器から蒸
気がドライウェルに漏れ出る。冷却材喪失事故(LOC
A)に続いて、原子炉は停止されるが、停止後のある時
間の間は残留崩壊熱を発生し続ける。通常の一つの安全
系では、ドライウェル内に放出された蒸気が複数の水平
ベントを通ってウェットウェルに流されて、冷却、凝縮
され、また格納容器自体の中での許容できないほどの大
きな圧力増大が防止される。
【0004】たとえばLOCAの後の交流給電安全系に
対する必要性を少なくするかまたは無くすために、新し
い原子炉プラントが開発されつつある。簡略化沸騰水炉
(SBWR:Simplified Boiling
Water Reactor)と呼ばれる一つの設計で
は、LOCAの間に格納容器から熱を除去するために受
動格納容器冷却系(PCCS:Passive Con
tainment Cooling System)が
設けられる。受動格納容器冷却系(PCCS)の一例
は、米国特許第5,059,385号に開示されてい
る。この例では、ウェットウェルすなわちサプレッショ
ンプールは密閉されて、格納容器の中のドライウェルか
ら隔てられており、重力駆動冷却系(GDCS)プール
が格納容器内でウェットウェルの上に配置され、ドライ
ウェルに通じている。隔離プールがGDCSプールの上
に配置される。隔離プールには、PCCS凝縮器と呼ば
れる熱交換器が含まれている。熱交換器の入口はドライ
ウェルと流れが通じるように配置されており、出口は収
集器室に結合されている。収集器室から、ベントパイプ
がウェットウェルの中に伸び、凝縮液回収導管がGDC
Sプールの中に伸びる。PCCS凝縮器はLOCAの後
に、格納容器のドライウェルからの受動熱除去を行う。
ドライウェル中に放出された蒸気は、入口を通ってPC
CS凝縮器に流入し、そこで凝縮される。ドライウェル
内の非凝縮性ガス、たとえば窒素が蒸気とともにPCC
S凝縮器に流入する。PCCS凝縮器に有効な動作を行
わせるため、窒素を蒸気から分離しなければならない。
収集器室は凝縮液から非凝縮性ガスを分離する。分離さ
れた非凝縮性ガスはウェットウェル内に排出され、凝縮
液はGDCSプールに流される。
【0005】この系はドライウェルとウェットウェルと
の間の圧力差に頼る。したがって、GDCSプールの中
の凝縮液回収導管の端に水トラップ(水封じ)を設ける
ことにより、PCCS凝縮器をバイパスするような凝縮
液回収導管を介した格納容器からウェットウェルへの流
体の逆流が制限される。したがって、この系は、ドライ
ウェルからウェットウェルに凝縮不能なガスが送られ、
かつドライウェルからの蒸気がPCCS凝縮器の中で凝
縮されるように構成される。圧力容器から放出される速
度より早い速度で凝縮器が蒸気を凝縮するようになるま
で、非凝縮性ガスは密閉されたウェットウェルの中にと
どまる。このような蒸気の凝縮が起きたとき、PCCS
凝縮器の作用によりウェットウェルの圧力がドライウェ
ルの圧力より低くなる。これにより、ウェットウェルに
接合された通常の真空破壊弁が開き、ウェットウェルの
中に貯蔵された非凝縮性ガスがドライウェルに戻ること
ができる。しかし、これらのガスは再びPCCS凝縮器
に導入されて、その冷却効率を下げることがある。やが
て、ドライウェル内の蒸気放出が再びPCCSの凝縮速
度を超えて、その圧力がウェットウェルの圧力より高く
なり、これにより真空破壊弁が閉じて、上記のサイクル
が繰り返されて、非凝縮性ガスがPCCS凝縮器からウ
ェットウェル内に再び排出される。
【0006】受動格納容器冷却系(PCCS)はドライ
ウェルまたは原子炉圧力容器の中に発生した蒸気を除去
するだけなので、PCCSは全体の圧力を制限するだけ
である。崩壊熱によって発生するすべての蒸気をPCC
Sが除去できるとき、格納容器の圧力は準定常状態にな
る。準定常状態の圧力は比較的高く、たとえば高強度
の、したがってより高価な格納容器の壁を設けることに
よって適切に収容される。更に、有効な動作のためベン
トパイプは水平ベントより上のウェットウェルプールの
最上部内に排出しなければならないので、PCCS凝縮
器が非凝縮性ガスを出すたびごとに、ウェットウェルプ
ールの最上層の漸増加熱が生じる。したがって、ウェッ
トウェルプール内で温度成層(thermal str
atification)がウェットウェルプール内に
生じる。温度成層は、LOCAの後にウェットウェルプ
ール内で効率的に熱を吸収し全体的な圧力上昇を減少さ
せる能力を低下させる。温度成層はまた格納容器の全体
的な圧力も増大させる。これは、ウェットウェルプール
の表面温度の上昇とともに、ウェットウェルのガス空間
内の蒸気の分圧が大きくなるからである。電動ポンプの
ような外部から動力を供給されるポンプを使用すること
により、ウェットウェルプール内での混合を促進して温
度成層を少なくすることができるが、停電によってポン
プが動作しなくなる欠点がある。
【0007】
【発明の概要】本発明は、第一の温度の流体のプールの
中に第一の温度より高い第二の温度の流体を導入したと
きの該プール内での温度成層を低減する受動混合器を提
供する。ベント管路が、プールの中に流体を導入するた
めにプールの中へ伸びる。ジェットポンプがプールの中
に配置される。ジェットポンプは、プールの液体の一部
を柱状に囲むハウジングを含む。ハウジングは一端に入
口を有し、反対側の端に出口を有する。噴射ノズルがベ
ント管路と流れが通じるように配置され、かつハウジン
グ入口の中に配置されて、流体をハウジングの中に縦方
向に噴射して入口からハウジングの中を出口へ液体をポ
ンプ輸送することにより、液体をプール内で循環させ
る。実施例では、ベント管路が原子炉プラント内の凝縮
器からヒートシンクとして設けられたウェットウェルプ
ール内に非凝縮性ガスを導入する。ジェットポンプは駆
動エネルギーとして注入されたガスを使用してプール内
で液体を受動的に循環させる。
【0008】実施例による本発明、ならびに上記以外の
目的および利点について、付図を参照して以下、更に詳
細に説明する。
【0009】
【実施例の記載】図1に、縦方向の中心軸12を有する
環状の原子炉建屋10の一例が簡略化して示されてい
る。建屋10には、原子炉圧力容器16をそなえた通常
の受動格納容器冷却系(PCCS)14が含まれてい
る。原子炉圧力容器16内には、原子炉炉心18が炉水
20の中に沈められている。炉心18は通常の方法で炉
水20を加熱して、蒸気20aを発生する。蒸気20a
は主蒸気管路22を介して圧力容器16から通常の方法
で排出される。たとえば電力を発生するために、主蒸気
管路22は通常の蒸気タービン−発電機(図示しない)
に結合される。
【0010】圧力容器16から半径方向外側に間隔を置
いて、かつ圧力容器16とほぼ同軸に、環状の格納容器
24が配置されている。これにより、ドライウェルまた
はプレナム26が形成される。ドライウェル26の中に
は、窒素のような非凝縮性ガスが入っている。格納容器
24は、圧力容器16および炉心18を安全に収容する
ため高圧に耐えるような寸法と構成の鋼鉄ライナを有す
る通常のコンクリート構造である。
【0011】格納容器24の中に、密閉された環状のサ
プレッションプールすなわちウェットウェルプール28
が配置されている。サプレッションプール内には通常の
ように部分的に水30が入っており、その上にウェット
ウェルプレナムまたは空間32が形成される。ウェット
ウェルプール28はヒートシンク等の種々の通常の機能
を果たす。ウェットウェルプール28には、たとえばド
ライウェル26に接合された通常の水平ベント34が含
まれる。水平ベント34は、たとえば冷却材喪失事故
(LOCA)の直後に圧力容器16から放出された蒸気
を直接、ウェットウェルプール28に導入する。ベント
34を通してウェットウェルプール28に導入された蒸
気はウェットウェルプール28の中で適当に冷却され
る。
【0012】ウェットウェルプール28は通常、少なく
とも一部が炉心18より上の高さに配置される。冷却材
喪失事故(LOCA)の後の炉心18の冷却を確実に行
うために選択的に重力でウェットウェルプール水30を
圧力容器16に排出させる手段がウェットウェルプール
28に含まれている。このような手段は通常、出口管路
36を含み、出口管路36には通常の弁38が設けられ
ている。弁38を必要なとき自動または手動で開くため
に、弁38には通常の制御器40が動作接続されてい
る。LOCAに続いてウェットウェルプレナム32の圧
力がドライウェル26の圧力を超えたとき、ウェットウ
ェルプレナム32からドライウェル26に選択的に通気
するための手段も設けられている。このような手段は、
ウェットウェルプレナム32と流れが通じるように配置
された一つ以上の通常の真空破壊弁42を含む。ドライ
ウェル26の圧力がウェットウェルプレナム32の圧力
以上であるとき、真空破壊弁42は常時閉状態にある。
ウェットウェルプレナム32からドライウェル26に通
気するため、ウェットウェルプレナム32の圧力がドラ
イウェル26の圧力より適当に大きくなったとき、真空
破壊弁42が圧力で自動的に開く。
【0013】原子炉建屋10には、格納容器24内に配
置されて、ドライウェル26に通じる通常の重力駆動冷
却系(GDCS)プール44も含まれている。GDCS
プール44は炉心18およびウェットウェルプール28
より上の高さに配置されている。GDCSプール44の
中には、水46が含まれている。LOCAの後に通常の
ように炉心18を冷却するため、重力でGDCSプール
水46を圧力容器16に選択的に流出させる手段も設け
られている。このような手段は、GDCSプール44と
圧力容器16との間に流れが通じるよう配置された出口
管路48および弁50を含む。弁50は通常の方法で制
御器40に動作結合されている。これにより、必要なと
きに弁50を開くことにより、重力によりGDCSプー
ル水46を圧力容器16に流入させることができる。
【0014】通常の構成で原子炉建屋10の中には、通
常の環状の隔離プール52が、格納容器24より上に、
かつGDCSプール44より上の高さに配置される。隔
離プール52の中には、隔離水56の中に沈められたP
CCS凝縮器とも呼ばれる、好ましくは垂直に伸びる熱
交換器54が配置されている。隔離プール52は、格納
容器24および建屋10の外側の大気に至る一つ以上の
ベント58を含み、これにより隔離プール水56より上
の空間を通気させて、PCCS凝縮器54を使用すると
きに空間から熱を排出する。
【0015】凝縮器54は通常のものであり、入口管路
60を含んでいる。入口管路60はドライウェル26と
直接流れが通じており、入口管路60の開放端がドライ
ウェル26の中に配置されている。これにより、LOC
Aの後に、圧力容器16からドライウェル26内に放出
された蒸気とともに非凝縮性ガスを凝縮器54が受け入
れる。LOCAの場合には、蒸気がドライウェル26内
に放出され、蒸気の圧力はウェットウェルプレナム32
内の圧力より大きくなる。したがって、蒸気は入口管路
60に流入し、もとからドライウェル26の中にあった
非凝縮性ガスを一緒に運ぶ。次に、蒸気は隔離プール水
56によってPCCS凝縮器54の管内で冷却され、蒸
気から放出された熱はベント58を介して大気に放出さ
れる。また、蒸気の凝縮液は凝縮器54から一つ以上の
出口管路62を介して排出される。
【0016】本発明の一実施例では、通常の収集器室、
または単に収集器64が凝縮器の出口管路62と流れが
通じるように配置されている。収集器64は、ウェット
ウェルプール28と流れが通じるように配置されたガス
ベント管路またはベントパイプ66を有する。収集器6
4は凝縮液ドレン(排流)管路68も有し、凝縮液ドレ
ン管路68はGDCSプール44と流れが通じるように
通常の方法で配置されている。ドレン管路68は通常の
U字形の遠端70を有する。遠端70は、GDCSプー
ル44内のプール水46の中に配置され、これにより、
通常の水トラップまたはループ状水封じが形成され、こ
れも70で表してある。ループ状水封じ70により、収
集器64からGDCSプール44内への凝縮液の排出が
可能となり、またLOCAの後にドライウェル26の中
の蒸気および非凝縮性ガスが通常知られているようにド
レン管路68を逆向きに上向きに収集器64へ向って流
れてPCCS凝縮器54をバイパスしてベント管路66
を通ってウェットウェルプール28に入るような逆流が
制限される。
【0017】通常の動作で、LOCAの後にドライウェ
ル26内に放出された蒸気は入口管路60およびPCC
S凝縮器54を通して流れる。PCCS凝縮器54は蒸
気から熱を除去して凝縮液を形成する。形成された凝縮
液は、出口管路62を介して収集器64に送られる。P
CCS凝縮器54を通って蒸気とともに運ばれる非凝縮
性ガスは凝縮液から分離されて、収集器64に入る。分
離された非凝縮性ガスおよび凝縮されない蒸気は、ベン
ト管路66を介してウェットウェルプール28内に送ら
れ、ウェットウェルプール28から上昇し、ウェットウ
ェル水30より上のウェットウェルプレナム32内に蓄
積される。収集器64からの凝縮液はドレン管路68を
通してGDCSプール44内に排出される。ウェットウ
ェルプレナム32内に非凝縮性ガスが蓄積されるにつれ
て、その中の圧力が増大し、やがて蒸気が圧力容器16
から放出される速度より早い速度でPCCS凝縮器54
が蒸気を凝縮するようになる。このようなときには、ド
ライウェル26内の圧力はウェットウェルプレナム32
内の圧力より下がる。これにより、真空破壊弁42が開
いて、非凝縮性ガスがドライウェル26に戻される。し
かし、このガスは次に再びPCCS凝縮器54に流入す
ることができ、その有効性を低下させる。やがて、ドラ
イウェル26内に放出される蒸気により、その中の圧力
はウェットウェルプレナム32の圧力より再び高くな
る。そのとき、真空破壊弁42が閉じて、上記のサイク
ルが繰り返され、非凝縮性ガスはPCCS凝縮器54か
らウェットウェルプレナム32内に送られて、その中に
再び蓄積されて圧力を上昇させる。
【0018】非凝縮性ガスをウェットウェルプレナム3
2に継続的に戻すというこの動作により、格納容器24
の中の全体圧力が比較的高くなる。更に、PCCS凝縮
器54からウェットウェルプレナム32内に非凝縮性ガ
スが送られるたびにウェットウェルプール水30の最上
層の漸増加熱が行われること、そして真空破壊弁42を
通して少量の蒸気が漏れてウェットウェルプレナム32
に入ることによっても、格納容器24内の圧力がゆっく
り上昇する。
【0019】ベント管路66はそのガスを、ウェットウ
ェルプール28の上表面より下で、かつ最も上の位置の
水平ベント34より上で通常のように排出する。これに
より、ドライウェル26とウェットウェルプール28と
の間に適当な駆動圧力が得られ、受動格納容器冷却系
(PCCS)14の有効な動作が行われる。ウェットウ
ェルプール28は格納容器24の中のヒートシンクを提
供する。水30は比較的低い公称の第一の温度になって
いる。したがって水30は、第一の温度より高い比較的
高い第二の温度になっているベント管路66から注入さ
れたガスから熱を吸収することができる。注入された高
温ガスは混合することなく、その浮力により最も熱く最
も軽い流体をプール表面へ動かす。その結果、ウェット
ウェルプール28の中で温度成層が生じる。その最高の
温度は上表面に隣接して存在し、最低の温度はプールの
底に隣接して存在する。したがって、ベント管路66の
注入点より下のウェットウェルプール28の比較的低温
の部分は注入されたガスを冷却するために有効に使用さ
れない。したがって、ウェットウェルプレナム32の中
の圧力が上昇するので、これを収容するためプール28
のまわりに適当に強い壁を設け、適当に強い格納容器2
4を設けなければならない。
【0020】本発明の一つの目的によれば、ウェットウ
ェルプール28の中に受動混合器72が配置されて、プ
ールの中の水30を受動的に循環させることにより、温
度成層を低減し、ベント管路66からプールの中に注入
される高温ガスをより有効に冷却し、熱吸収のためにウ
ェットウェルプール28をより効果的に利用する。ウェ
ットウェルプール28の中の受動混合器72が図2に更
に詳しく示されている。混合器72は、ウェットウェル
プール28内に流体74を導入するためのベント管路6
6を含む。この実施例の流体74は収集器64(図1参
照)から排出されるガスである。このガスには、第一に
窒素のような非凝縮性ガス、第二にPCCS凝縮器54
の中で凝縮されなかった蒸気が含まれている。流体74
は、ヒートシンクとして使用されているプール液体すな
わち水30の第一の温度より高い第二の温度になってい
る。ベント管路66はウェットウェルプール28の中で
下向きに伸び、プール28の底28aに適当に取り付け
られた閉じた遠端66aを有することが好ましい。混合
器72はまた、プール28の中に沈められて配置され
て、ベント管路66からの流体によって動力が与えられ
る混合ノズルまたはジェットポンプ76を含む。更に詳
しく述べるとジェットポンプ76は、プール28内で水
30を柱状に横方向に囲むための管状ハウジング78を
含む。ハウジング78は、その一端、好ましくは下端に
入口80を有し、入口はたとえば入口開口が鐘形である
管状パイプの形状になっている。またハウジング78は
反対側の端、好ましくは図2の姿勢のハウジング78の
最上部に出口82を有する。
【0021】混合器72はまた、ベント管路66から流
体74を受けるためにベント管路66と流れが通じるよ
うに配置された噴射ノズル84を含む。噴射ノズル84
の近端はベント管路66に固定接合される。噴射ノズル
84の遠端すなわちノズル端はハウジング入口80の中
に配置され、流体74を縦方向上向きにハウジング78
の中に噴射する。これにより、水30がハウジング入口
80からハウジング78の中をハウジング出口82へポ
ンプ輸送されて、プール28の中の水30を循環させ、
プール28の中の温度成層を低減する。
【0022】本発明の動作方法では中空のハウジング7
8は、ハウジングの入口80および出口82で柱状の水
の下部および上部を拘束されない状態に維持しながら、
ウェットウェルプール28の中で柱状の水を横方向に保
持する役目を果たす。ベント管路66と流れが通じるよ
うに配置された噴射ノズル84は、ハウジング78の中
の液体(水)に対して縦方向に流体74を噴射する役目
を果たす。これにより、柱状の水が下部から上部へポン
プ作用で上向きに送られ、水30をプール28の中で循
環させる。
【0023】ジェットポンプ76のハウジング78は更
に、噴射ノズル84からの流体74をハウジング入口8
0からの水30と混合するために、噴射ノズル84のす
ぐ下流に配置された一定の最小流れ断面積ののど部86
を含む。ハウジング78はまた、発散する円錐形の流路
すなわちディフューザ88も含む。ディフューザ88
は、のど部86から伸びて、ハウジング出口82と流れ
が通じている。ディフューザ88は、のど部86の中で
混合された流体74と水30を拡散することにより、そ
れらから圧力を取り戻す。
【0024】ジェットポンプ76は、噴射された流体7
4からの運動エネルギーおよび運動量を利用して通常の
ように動作して、ハウジング78を通って水30をポン
プ輸送する。したがって、ジェットポンプ76は有効な
動作のため、垂直、水平、またはそれらの中間の傾斜し
た向き等の任意の向きに配置することができる。しか
し、本発明の実施例では、ハウジング78はウェットウ
ェルプール28の中にほぼ垂直に配置される。ハウジン
グ入口80はプールの底28aに隣接して配置され、ハ
ウジング出口82はプールの水30の上表面30aに隣
接して、ハウジング入口80より上の高さに配置され
る。このようにして、比較的冷たい水30がプールの底
28aからハウジング入口80に引き込まれ、上向きに
流され、そこでのど部86内へ噴射された比較的高温の
流体74と混合され、それと一緒にプール上表面30a
に上昇する。ハウジング78のこの配置方向は、プール
の底28aに隣接した比較的低温の水30の比較的大き
な密度、および入って来る比較的高温の流体74によっ
て加熱されウェットウェルプール28内のハウジング7
8の中の比較的小さい密度の水を利用して、自然循環お
よびうず流を増強する。
【0025】図2に示される本発明の実施例の流体74
はガスである。このガスには、凝縮されなかった蒸気と
ともに最初はドライウェル26の中に入っていた非凝縮
性ガスが主として含まれている。したがってハウジング
78は、ディフューザ88からハウジング出口82まで
垂直上方に伸びる管状の、一定流れ断面積の立上り管9
0を含むことが好ましい。ノズル84から噴射されたガ
ス状流体74は、それと混合された水30の中に泡を形
成する。この泡はハウジング78の中の水柱の中で、そ
の自然の浮力により上昇し、立上り管90を通って上向
きに流れる。これは、通常知られている空気揚水効果に
より、水30をハウジング入口80を通して上方に引き
込んで、ハウジング78の中を流れさせる付加的なポン
プ作用を生じる。立上り管90は、ハウジング78の中
のポンプ作用を増強するために、上昇する泡の空気揚水
効果を最大にする適当な高さとすることができる。
【0026】この実施例の流体74はLOCAの後にド
ライウェル26内に放出された凝縮されない蒸気を含み
得るので、ハウジング78の中で比較的低温のプール水
30と混合されたとき、この蒸気は凝縮する。蒸気の凝
縮によって圧力の減少が生じる。この圧力の減少による
付加的なポンプ作用により、ハウジング78の中を水3
0がポンプ輸送される。したがって、ジェットポンプ7
6のポンプ効率を増強するために、ノズル84からハウ
ジング78内に流体74が噴射されるまで流体74の比
較的高い温度を維持することが望ましい。図2に示され
る実施例では、ベント管路66はウェットウェルプレナ
ム32を通って下向きにウェットウェルプール28の中
に伸びる。ベント管路66の遠端66aはプールの底2
8aで支持される。したがって、ベント管路66を通し
て流される流体74の冷却を低減するために、少なくと
もベント管路66に接合された噴射ノズル84から上流
では、ベント管路66を通常の熱絶縁体層92で取り囲
むことが好ましい。ベント管路66が比較的低温のプー
ル水30と接触して配置されて熱絶縁されていない場合
は、ベント管路に流入する蒸気の凝縮を促進して、熱損
失を生じ、その潜在的なポンプ効率を低下させて、温度
成層を増大させることがある。
【0027】図2に示される実施例では、ハウジング出
口82を予めプール上表面30aより下に沈めるように
定めることにより、立上り管90を通して上向きに送ら
れる泡の浮力により最大のポンプ作用が得られるように
する。空気揚水効果による圧力ゲインまたはポンプ作用
は、立上り管90の垂直高さとともに大きくなる。ただ
し立上り管の高さは、噴射ノズル84の潜水深さおよび
立上り管出口すなわちハウジング出口82の潜水深さに
よって拘束される。ドライウェル26からPCCS凝縮
器54およびベント管路66を通してウェットウェルプ
ール28内に流体を導入できるようにするために克服し
なければならないウェットウェルプール28とドライウ
ェル26との間の圧力差は、ノズルの潜水深さによって
決まる。予想される最低のプール液位でジェットポンプ
76の有効なポンプ作用を維持するため、立上り管出口
の潜水深さを充分に大きくして、動作中に露出しないよ
うにするべきである。
【0028】したがって、ベント管路66を通って流体
74を導入するためにドライウェル26からウェットウ
ェルプール28への有効な駆動圧力が得られるように、
噴射ノズル84は最も高い水平ベント34より適当な高
さH1 だけ上の位置に維持するべきである。LOCAの
後に放出された蒸気20aとそれと一緒に運ばれる非凝
縮性ガスは最初は水平ベント34によりウェットウェル
プール28に導入され、残りの蒸気20aと非凝縮性ガ
スはその後、PCCS凝縮器54を通して流れて受動冷
却が行われることが理解されよう。ノズル潜水深さ、水
平ベント34に対するノズルの高さH1 、および立上り
管の潜水深さは、ジェットポンプ76のポンプ効果が最
適になるように、用途に応じて決めることができる。
【0029】ハウジング出口82はプール水30に沈ん
だままになっていることが好ましいが、ガスボイド率、
すなわち立上り管90の中の水30に対する泡の体積百
分率の著しい影響のため、立上り管90が部分的に露出
したときでも、ジェットポンプ76によって充分なポン
プ作用が行われ得る。しかし、露出した立上り管の割合
が増加するにつれて、ジェットポンプ76のポンプ効果
が小さくなり、ついには水蒸気がウェットウェルプレナ
ム32に直接出始め、ジェットポンプ76の有効性が相
当制限される。
【0030】図3はこれの発生を示し、ウェットウェル
プール水30の正規液位がハウジング出口82より上の
破線で示され、正規より低い液位が実線で示され、立上
り管90が部分的に露出している。したがって、立上り
管90のハウジング出口82より下で、ウェットウェル
プール28の予想最低水位に沈んだままになるような適
当な高さに一列に配置された複数のバイパス孔94を、
ハウジング78に更に設けてもよい。このようにする
と、バイパス孔94は、プール水30が主ハウジング出
口82より下の高さに下降した場合、ガス状流体74お
よび水30の混合物を直接ウェットウェルプール28内
に排出するための立上り管90からの補助出口を形成す
る。
【0031】再び図2を参照して説明する。更に、噴射
ノズル84より下で、最も上の水平ベント34より上に
一列に配置された複数のベント孔96を、ベント管路6
6に設けることが好ましい。ベント孔96はベント管路
66からウェットウェルプール28への流体74の二次
出口を形成する。噴射ノズル84が主出口である。動作
中に噴射ノズル84が万一つまった場合、ベント孔96
により流体74をウェットウェルプール28に排出する
ことができるので、もちろんジェットポンプ76の動作
なしにPCCS凝縮器54の動作を継続することができ
る。ベント孔96は、噴射ノズル84がつまらない場
合、ノズル84により噴射される流体74の与圧を制限
する役目も果たす。余りに大きな圧力差と速度で流体7
4がのど部86に噴射されれば、吐出ジェット流がプー
ル表面30aまで突き抜けて、流体74がウェットウェ
ルプレナム32に直接放出され、ジェットポンプ76の
効率を大幅に下げることがある。したがって、ノズル8
4を通る流体74の注入圧力差を制限することによりジ
ェットポンプ76の有効な動作を維持するように、ベン
ト孔96を適当な大きさと高さとすることができる。前
に説明したように、水平ベント34は噴射ノズル84よ
り下にとどまっていなければならない。また、凝縮器5
4を介して正常な動作が行われるようにドライウェル2
6とウェットウェルプール28との間に適当な圧力差が
得られるようにするため、水平ベント34は同様にベン
ト孔96より下に配置される。
【0032】したがって、上記のように混合器72は、
PCCS凝縮器54からウェットウェルプール28に排
出される流体74を使用してジェットポンプ76を駆動
することによりプール水30を循環させるように受動的
に動作する。このように、比較的高温の流体がウェット
ウェルプール28に導入されるので、ウェットウェルプ
ール28の中の温度成層は大幅に低減されるか、または
無くなる。ウェットウェルプール28の中に一つの受動
混合器72が図示されているが、ウェットウェルプール
28全体の中で有効な循環を確実に行うため必要に応じ
て適当な数の受動混合器72を使用することができる。
【0033】比較的高温の流体が供給される液体プール
で温度成層を無くすために別の実施例の受動混合器72
を使用することができる。前述の実施例では流体74と
して非凝縮性ガスと凝縮されない蒸気の両方を用いて、
空気揚水効果によりジェットポンプ76のポンプ効率を
向上させているが、別の実施例では流体74としてジェ
ットポンプ76を駆動するために適当な圧力を有する液
体を用いることができる。
【0034】本発明の好ましい実施例と考えられるもの
を説明してきたが、ここに開示した内容から熟練した当
業者には本発明の他の変形は明らかなはずである。した
がって、本発明の趣旨と範囲内に入るこのようなすべて
の変形を包含するように特許請求の範囲を記述してあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による受動混合器を設けたウ
ェットウェルプール内へ非凝縮性ガスを排出する受動格
納容器冷却系(PCCS)をそなえた原子炉建屋の概略
立断面図である。
【図2】図1に示されるウェットウェルプール内の受動
混合器の拡大側面図である。
【図3】本発明の別の実施例による受動混合器を示す側
面図である。
【符号の説明】
16 圧力容器 18 炉心 24 格納容器 26 ドライウェル 28 ウェットウェルプール 28a ウェットウェルプールの底 30 ウェットウェルプール水 32 ウェットウェルプレナム 34 水平ベント 44 重力駆動冷却系(GDCS)プール 52 隔離プール 54 受動格納容器冷却系(PCCS)凝縮器 62 凝縮器出口管路 64 収集器 66 ベント管路 68 凝縮液ドレン管路 70 ループ状水封じ 72 受動混合器 74 流体 76 ジェットポンプ 78 ハウジング 80 ハウジング入口 82 ハウジング出口 84 噴射ノズル 86 のど部 88 ディフューザ 90 立上り管 92 熱絶縁体 94 バイパス孔 96 ベント孔
フロントページの続き (72)発明者 バージル・エドウィン・シュロック アメリカ合衆国、カリフォルニア州、オリ ンダ、オーチャード・ロード、258番 (72)発明者 ダグラス・ボイド・マクドナルド アメリカ合衆国、カリフォルニア州、プレ ザントン、フィオリオ・サークル、1905番

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の温度の液体(30)のプール(2
    8)の中に上記第一の温度より高い第二の温度の流体
    (74)を導入したときの該プール内での温度成層を低
    減するための混合器(72)であって、 上記流体を上記プール(28)に導入するために上記プ
    ール(28)の中へ伸びるベント管路(66)、ならび
    に上記プール(28)の中に配置されたジェットポンプ
    (76)をそなえ、 上記ジェットポンプ(76)が、(a)上記プール(2
    8)の中で上記液体の一部を柱状に囲み一端に入口(8
    0)を有すると共に反対側の端に出口(82)を有する
    ハウジング(78)、および(b)上記ベント管路(6
    6)と流れが通じるように配置されて上記ベント管路
    (66)から上記流体を受けると共に、上記ハウジング
    入口(80)の中に配置されて上記ハウジング(78)
    の中へ縦方向に上記流体を噴射して、上記ハウジング入
    口(80)から上記ハウジング(78)を通って上記ハ
    ウジング出口(82)へ上記液体をポンプ輸送すること
    により上記プール(28)の中で上記液体を循環させる
    噴射ノズル(84)を含み、 上記ハウジングが更に、上記噴射ノズル(84)からの
    上記流体を上記ハウジング入口(80)からの上記液体
    と混合するために上記噴射ノズル(84)より下流側に
    配置された最小流れ断面積ののど部(86)、および上
    記の混合された液体と流体を拡散させてそれらから圧力
    を回復させるために上記のど部(86)から伸び、上記
    ハウジング出口(82)と流れが通じているディフュー
    ザ(88)を含んでいること、を特徴とする混合器。
  2. 【請求項2】 上記ハウジング(78)が上記プール
    (28)の中にほぼ垂直に配置され、上記ハウジング入
    口(80)が上記プール(28)の底(28a)に隣接
    して配置され、上記ハウジング出口(82)が上記ハウ
    ジング入口(80)より上の高さに配置されている請求
    項1記載の混合器。
  3. 【請求項3】 上記流体がガスであり、上記ハウジング
    (78)が、上記ディフューザ(88)から上記ハウジ
    ング出口(82)へと上方に伸びる管状の立上り管(9
    0)を更に含み、上記立上り管(90)は上記液体と混
    合された上記ガスによって形成される泡を上方に導くこ
    とにより上記ハウジング(78)を通る上記液体に対し
    て付加的なポンプ作用を行う請求項2記載の混合器。
  4. 【請求項4】 上記プールがウェットウェルプール(2
    8)であり、上記液体が水であり、請求項3に記載の上
    記混合器(72)と組み合わせて、 炉水の中に沈められて上記炉水を加熱して蒸気を発生す
    る炉心(18)を収容した原子炉圧力容器(16)、 上記圧力容器(16)から外側に間隔を置いて配置さ
    れ、非凝縮性ガスの入っているドライウェル(26)を
    形成する格納容器(24)、 上記格納容器(24)の中に配置され、部分的に上記水
    で充たされてその上にウェットウェルプレナム(32)
    が形成される密閉された上記ウェットウェルプール(2
    8)、 上記炉心(18)および上記ウェットウェルプール(2
    8)より上の高さで上記格納容器(24)内に配置され
    た重力駆動冷却系(GDCS)プール(44)であっ
    て、その中のGDCSプール水を重力により上記圧力容
    器(16)内に選択的に導入する手段を含む重力駆動冷
    却系(GDCS)プール(44)、 上記GDCSプール(44)より上の高さに配置された
    隔離プール(52)であって、その中の水の中に沈めら
    れた凝縮器(54)および上記格納容器(24)の外側
    の大気に至るベント(58)を含み、上記凝縮器(5
    4)が、冷却材喪失事故(LOCA)の後に上記圧力容
    器(16)から上記ドライウェル内に放出された蒸気と
    ともに上記非凝縮性ガスを受けるために上記ドライウェ
    ル(26)と流れが通じるように配置された入口管路
    (60)を有するとともに、出口管路(62)を有して
    いる隔離プール(52)、および上記凝縮器(54)の
    中で上記蒸気が冷却されたときに生じる凝縮液および上
    記凝縮器(54)を通って上記蒸気と一緒に運ばれる上
    記非凝縮性ガスを集めて分離するために上記凝縮器出口
    管路と流れが通じるように配置された収集器(64)で
    あって、上記非凝縮性ガスを上記ウェットウェルプール
    (28)に導入するために上記ウェットウェルプール
    (28)と流れが通じるように配置された上記ベント管
    路(66)、および上記GDCSプール(44)と流れ
    が通じるように配置されたドレン管路(68)を含み、
    該ドレイン管路が、上記凝縮液を上記GDCSプール
    (44)へ排出できるように、また上記ドレン管路(6
    8)を通って上記収集器(64)に向かう上向きの逆流
    を制限するためにループ状水封じ(70)を形成するよ
    うに上記GDCSプール(44)の中に配置されたU字
    形の遠端を有している収集器(64)、をそなえている
    装置。
  5. 【請求項5】 上記ベント管路(66)が上記ウェット
    ウェルプレナム(32)を通って上記ウェットウェルプ
    ール(28)の中まで下向きに伸びており、上記ベント
    管路(66)に流入した上記ガスの冷却を低減するため
    の熱絶縁体(92)が、上記ベント管路(66)に接合
    された上記噴射ノズル(84)の少なくとも上流側で上
    記ベント管路(66)を取り囲んでいる請求項4記載の
    装置。
  6. 【請求項6】 上記噴射ノズル(84)より下方に配置
    された複数のベント孔(96)が上記ベント管路(6
    6)に設けられている請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記ドライウェル(26)と上記ウェッ
    トウェルプール(28)との間に流れが通じるように配
    置され、かつ上記ベント孔(96)および上記噴射ノズ
    ル(84)より下方に配置された複数のベント(34)
    が更に設けられている請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記ハウジング出口(82)が上記ウェ
    ットウェルプール(28)の中の上記液体の上表面より
    下方の位置に予め沈められている請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記プール水の高さが上記ハウジング出
    口(82)より下に下がった場合に上記立上り管(9
    0)から上記プール(28)内に直接上記ガスおよび水
    を排出するために、上記立上り管(90)に上記ハウジ
    ング出口(82)より下に配置された複数のバイパス孔
    (94)が、上記ハウジング(78)に更に設けられて
    いる請求項7記載の装置。
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