JPH0798397A - 圧力抑制系 - Google Patents

圧力抑制系

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JPH0798397A
JPH0798397A JP6092780A JP9278094A JPH0798397A JP H0798397 A JPH0798397 A JP H0798397A JP 6092780 A JP6092780 A JP 6092780A JP 9278094 A JP9278094 A JP 9278094A JP H0798397 A JPH0798397 A JP H0798397A
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JP
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pool
plenum
gdcs
pressure
vapor
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Withdrawn
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JP6092780A
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English (en)
Inventor
Douglas M Gluntz
ダグラス・マーヴィン・グランツ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C9/00Emergency protection arrangements structurally associated with the reactor, e.g. safety valves provided with pressure equalisation devices
    • G21C9/004Pressure suppression
    • G21C9/012Pressure suppression by thermal accumulation or by steam condensation, e.g. ice condensers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原子炉圧力容器(16)を取り囲み、ドライ
ウェル(26)を形成する格納容器(24)を含む圧力
抑制系(14)を提供する。 【構成】 密閉されたウェットウェルプール(28)が
格納容器内に配置され、密閉されたGDCSプール(4
4)が格納容器内でウェットウェルプールより上に配置
される。LOCAの後にドライウェルから蒸気とともに
運ばれる非凝縮性ガスを、入口(80)を介して受ける
ためのプレナム(47)がGDCSプールに含まれる。
流入する蒸気を凝縮し、非凝縮性ガスを捕捉するため
に、GDCSプレナム(47)の中に凝縮器(82)が
配置される。動作方法では、LOCAの後に、GDCS
プールから排流し、ドライウェルに放出された蒸気をG
DCSプレナムに導入し、蒸気を冷却することにより蒸
気と共に運ばれた非凝縮性ガスをGDCSプレナムの中
に捕捉することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に原子炉に関するも
のであり、更に詳しくは原子炉の中の圧力格納容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉プラントの格納容器は原子炉圧力
容器を取り囲み、原子炉圧力容器と共にドライウェルを
形成する。ドライウェルには通常、窒素のような非凝縮
性ガスが含まれている。圧力容器の中では、通常の原子
炉炉心が水中に沈められている。炉心は水を加熱して蒸
気を発生し、蒸気は圧力容器から排出されて、例えば発
電のために蒸気タービン−発電機に動力を供給する。
【0003】通常、格納容器の中の圧力容器を環状のサ
プレッションプールすなわちウェットウェルが取り囲ん
でいる。サプレッションプールは、仮定された事故の
際、ヒートシンク等の種々の機能を果たす。たとえば、
設計対象の一つの型の事故は、冷却材喪失事故(LOC
A)である。この冷却材喪失事故では、圧力容器からの
蒸気が圧力容器からドライウェルに漏れ出る。したがっ
て、LOCAに続いて原子炉は停止されるが、停止後の
ある時間の間は加圧蒸気および残留崩壊熱が発生し続け
る。通常の一つの安全系では、蒸気をウェットウェルに
排出して冷却し凝縮することにより、圧力容器を減圧し
て、格納容器自体内での許容できないほどの大きな圧力
増大を防止する。そして、ドライウェルに漏れる蒸気
も、たとえば水平出口を有する通常のベント(ven
t)を通ってドライウェルからウェットウェルへ導入さ
れる。
【0004】たとえばLOCAの後の交流給電安全系に
対する必要性を少なくするかまたは無くすために、改良
された原子炉プラントが開発されつつある。簡略化沸騰
水炉(SBWR:Simplified Boilin
g Water Reactor)と呼ばれる一つの設
計では、LOCAの際に格納容器から熱を除去するため
に受動格納容器冷却系(PCCS:Passive C
ontainmentCooling System)
が設けられている。PCCSの一例が米国特許第505
9385号に開示されおり、この例では、ウェットウェ
ルすなわちサプレッションプールが密閉されて、格納容
器の中でドライウェルから隔てられており、重力駆動冷
却系(GDCS)プールが格納容器の中のウェットウェ
ルの上に配置され、かつドライウェルに通じている。隔
離プールが格納容器の外側で、GDCSプールの上に配
置される。隔離プールの中には、熱交換器(受動格納容
器冷却系〔PCCS〕凝縮器)が配置されている。熱交
換器の入口はドライウェルと流れが通じるように配置さ
れており、出口は収集室に結合されている。収集室か
ら、ベントパイプがウェットウェルの中に伸び、また凝
縮液回収導管がGDCSプールの中に伸びる。PCCS
凝縮器はLOCAの後に、格納容器のドライウェルから
の受動熱除去を行う。ドライウェル中に放出された蒸気
は、入口を通ってPCCS凝縮器に流入し、そこで凝縮
される。ドライウェル内の非凝縮性ガス、たとえば窒素
が、蒸気と共にPCCS凝縮器に流入する。PCCS凝
縮器に有効な動作を行わせるため、窒素を蒸気から分離
しなければならない。収集室は凝縮液から非凝縮性ガス
を分離する。分離された非凝縮性ガスはウェットウェル
内に流出し、凝縮液はGDCSプールに導入される。
【0005】この系はドライウェルとウェットウェルと
の間の圧力差に頼る。したがって、GDCSプールの中
の凝縮液回収導管の端に水トラップを設けることによ
り、PCCS凝縮器をバイパスする恐れのある凝縮液回
収導管を介した格納容器からウェットウェルへの加熱流
体の逆流が抑制される。したがって、この系は、ドライ
ウェルからウェットウェルに非凝縮性ガスを送り、ドラ
イウェルからの蒸気をPCCS凝縮器の中で凝縮するよ
うに構成される。圧力容器から放出される速度より速い
速度で凝縮器が蒸気を凝縮するまで、非凝縮性ガスは密
閉されたウェットウェルの中にとどまる。このことが生
じた時、PCCS凝縮器はドライウェルの圧力をウェッ
トウェルの圧力より下げる効果を有する。これにより、
ウェットウェルに結合された通常の真空破壊弁が開き、
ウェットウェルの中に貯蔵された非凝縮性ガスがドライ
ウェルに戻ることができ、その後、このサイクルが反復
する。
【0006】更に、水平ベントを通って導入される漏れ
蒸気により、ドライウェル内の非凝縮性ガスも直接ウェ
ットウェルの中に運び込まれる。蒸気はウェットウェル
内の水中で放出され、その中で凝縮する。一方、非凝縮
性ガスはプール水を通って上昇して、プール水より上に
ある密閉されたウェットウェルの空間内に保持される。
ウェットウェルの空間内に非凝縮性ガスがたまるにつれ
て、それに応じてその中の圧力が増大する。したがっ
て、ドライウェルの中に漏れる高圧蒸気により、そして
特に密閉されたウェットウェル自体の中では非凝縮性ガ
スの累積により、格納容器全体の圧力はLOCAの後、
比較的高いままになる。これは、より強く、したがって
より高価な格納容器の壁を設けるなどの方法により適切
に対処しなければならない。
【0007】
【発明の概要】本発明による圧力抑制系は、原子炉圧力
容器を取り囲み、かつ中に非凝縮性ガスが入っているド
ライウェルを画成する格納容器を含む。密閉されたウェ
ットウェルプールが格納容器の内側に配置され、密閉さ
れた重力駆動冷却系(GDCS)プールが格納容器の中
でウェットウェルプールより上に配置される。GDCS
プールは、冷却材喪失事故(LOCA)の後にドライウ
ェルからの蒸気と共に運ばれる非凝縮性ガスを入口を通
して受けるためのプレナムを含む。GDCSプレナム内
に凝縮器が配置されて、その中に導入(channel
ing)される蒸気を凝縮し、その中に非凝縮性ガスを
捕捉する。動作方法では、LOCAの後にGDCSプー
ルから排流するステップ、およびLOCAの後にドライ
ウェル内に放出された蒸気をそれと一緒に運ばれる非凝
縮性ガスと共に冷却用のGDCSプレナム内に導入する
ことにより、該プレナムの中にガスを捕集するステップ
を含む。
【0008】本発明ならびに上記以外の目的および利点
について、好ましい実施例を示す付図を参照して以下に
更に詳細に説明する。
【0009】
【実施例の説明】図1に、縦方向の中心軸12を有する
環状の原子炉建屋10の一例が概略図示されている。建
屋10には、本発明の一実施例による圧力抑制系14が
含まれている。圧力抑制系14は原子炉圧力容器16を
含み、原子炉圧力容器16内では原子炉炉心18が炉水
20の中に沈められている。炉心18は通常の方法で炉
水20を加熱して、炉蒸気20aを発生する。蒸気20
aは主蒸気管路22を介して圧力容器16から通常の方
法で排出され、主蒸気管路22は例えば電力を発生する
ために通常の蒸気タービン−発電機(図示しない)に結
合される。
【0010】圧力容器16から半径方向外側に間隔を置
いて、かつ圧力容器16とほぼ同軸に環状の格納容器2
4が配置されている。これにより、ドライウェルまたは
プレナム26が形成される。ドライウェル26の中に
は、矢印27で概略図示する窒素のような非凝縮性ガス
が通常の方法で入っている。格納容器24は、圧力容器
16および炉心18を安全に収容するため高圧に耐える
ような寸法と構成の鋼鉄ライナをそなえた通常のコンク
リート構造体である。
【0011】格納容器24の中に、密閉された環状のサ
プレッションプールすなわちウェットウェルプール28
が配置されている。ウエットウェルプールには通常のよ
うに部分的に水30が入っており、その上にウェットウ
ェルプレナムまたは空間32が形成される。ウェットウ
ェルプール28はヒートシンク等の種々の通常の機能を
果たす。ウェットウェルプール28には、たとえば通常
のドライウェル・ウェットウェル間ベント34が含まれ
る。ベント34は、たとえば冷却材喪失事故(LOC
A)の際に圧力容器16から放出された蒸気をウェット
ウェルプール28内に水平方向に吐出する。ベント34
を通ってウェットウェルプール28に導入された蒸気は
それと一緒に非凝縮性ガス27の一部を運び、ウェット
ウェルプール28の中で冷却される。このとき、非凝縮
性ガス27は上昇して、ウェットウェルプレナム32の
中に蓄積される。
【0012】ウェットウェルプール28は通常、少なく
とも一部が炉心18より上の高さに配置される。ウェッ
トウェルプール28には、LOCAの後の炉心18の冷
却を確実に行うために選択的に重力でウェットウェルプ
ール水30を圧力容器16に流出させる手段が含まれて
いる。このような手段は通常、出口管路36を含み、出
口管路36には通常の弁38が設けられている。必要な
とき自動または手動で開くために、弁38は通常の制御
器40に動作接続されている。LOCAに続いてウェッ
トウェルプレナム32の圧力がドライウェル26の圧力
を超えたとき、ウェットウェルプレナム32からドライ
ウェル26へ選択的に通気するための手段も設けられて
いる。このような手段には、ウェットウェルプレナム3
2と流れが通じるように配置された一つ以上の通常の真
空破壊弁42が含まれている。ドライウェル26の圧力
がウェットウェルプレナム32の圧力以上であるとき、
真空破壊弁42は常閉状態にある。ウェットウェルプレ
ナム32の圧力がドライウェル26の圧力より適当に大
きくなったとき、真空破壊弁42が圧力で自動的に開
き、ウェットウェルプレナム32からドライウェル26
へ圧力を逃がす。
【0013】系14には、格納容器24内に配置された
通常の重力駆動冷却系(GDCS)プール44も含まれ
ている。GDCSプール44は炉心18およびウェット
ウェルプール28より上の高さに配置されている。GD
CSプール44の中には、部分的に水46が充たされ、
その上にGDCSプレナム47が形成される。通常のよ
うにLOCAの後に炉心18を冷却するために重力でG
DCSプール水46を圧力容器16に選択的に導出また
は排出させる手段も設けられている。このような手段に
は、GDCSプール44と圧力容器16との間に流れが
通じるように配置された出口管路48および弁50が含
まれている。弁50は通常の方法で制御器40に動作結
合され、制御器40は必要なときに弁50を開いて、重
力によりGDCSプール水46を圧力容器16に流入さ
せることができる。
【0014】通常の受動格納容器冷却系(PCCS)の
一部として、原子炉建屋10の中に通常の環状の隔離プ
ール52が、格納容器24より上で、GDCSプール4
4より上の高さに配置される。隔離プールすなわちPC
CSプール52の中には、隔離プール水56の中に沈め
られた好ましくは垂直に伸びる熱交換器(PCCS凝縮
器とも呼ばれる)54が含まれている。隔離プール52
には、格納容器24および建屋10の外側の大気に至る
一つ以上のベント58が含まれている。これにより、P
CCS凝縮器54を使用するとき、隔離プール水56の
上方の空間が通気され、空間から熱が排出される。
【0015】PCCS凝縮器54は通常のものであり、
入口管路60を含んでいる。入口管路60はドライウェ
ル26と直接流れが通じており、入口管路60の開放端
がドライウェル26の中に配置されている。これによ
り、LOCAの後に、圧力容器16からドライウェル2
6内に放出される蒸気とともに非凝縮性ガス27をPC
CS凝縮器54が受け入れる。LOCAの場合には、蒸
気がドライウェル26内に放出され、蒸気の圧力はウェ
ットウェルプレナム32内の圧力より大きくなる。した
がって、蒸気は入口管路60にも流入し、もとからドラ
イウェル26の中にあった非凝縮性ガス27を一緒に運
ぶ。次に、蒸気は隔離プール水56によってPCCS凝
縮器54の管内で通常通り冷却される。蒸気から放出さ
れた熱はベント58を介して大気に放出される。また、
蒸気の凝縮液はPCCS凝縮器54から一つ以上の出口
管路62を介して排出される。
【0016】通常の収集室または収集器64が凝縮器の
出口管路62と流れが通じるように配置されている。収
集器64はガス抜き用のベント管路66をそなえてお
り、このベント管路66はウェットウェルプール28と
流れが通じるように通常の方法で配置されている。収集
器64は凝縮液ドレン(排流)管路68もそなえてお
り、凝縮液ドレン管路68はGDCSプール44と流れ
が通じるように通常の方法で配置されている。ドレン管
路68は通常のU字形の遠端70を有する。遠端70
は、GDCSプール44の外部にあってもよいが、GD
CSプール44内でプール水46の中に配置することが
好ましい。これにより、通常の水トラップまたはループ
状水封じが形成され、これも70で表してある。ループ
状水封じ70により、収集器64からGDCSプール4
4内への凝縮液の排出が可能となり、またドレン管路6
8を通って上向きに収集器64に向かう逆流が制限され
る。
【0017】通常の動作で、LOCAの後にドライウェ
ル26内に放出された蒸気はベント34を介してウェッ
トウェルプール28内に導入されて凝縮され、また入口
管路60を介してPCCS凝縮器54に導入されて熱が
除去される。形成された凝縮液は、出口管路62を介し
て収集器64に送られる。PCCS凝縮器54を通って
蒸気とともに運ばれる非凝縮性ガス27は分離されて収
集器64に入る。分離された非凝縮性ガス27は、ベン
ト管路66を介してウェットウェルプール28内に送ら
れ、ウェットウェル水30より上のウェットウェルプレ
ナム32内に蓄積される。収集器64からの凝縮液はド
レン管路68を通してPCCSプール44内に排出され
る。ベント34を通してウェットウェルプール28に送
り込まれた非凝縮性ガス27はその中を上昇し、これも
ウェットウェルプレナム32の中に蓄積される。
【0018】ウェットウェルプレナム32内に非凝縮性
ガス27が蓄積されるにつれて、その中の圧力が増大
し、やがて蒸気が圧力容器16から放出される速度より
早い速度でPCCS凝縮器54が蒸気を凝縮するように
なる。このようなときには、ドライウェル26内の圧力
はウェットウェルプレナム32内の圧力より下がる。こ
れにより、真空破壊弁42が開いて、非凝縮性ガス27
の一部がウェットウェルプレナム32からドライウェル
26に戻される。しかし、このガス27は次に再びPC
CS凝縮器54に流入することができ、その有効性を低
下させる。やがて、ドライウェル26内に放出される蒸
気により、その中の圧力はウェットウェルプレナム32
の圧力より再び高くなる。そのとき、真空破壊弁42が
閉じて、サイクルが繰り返される。非凝縮性ガス27は
PCCS凝縮器54からウェットウェルプレナム32内
に送られ、その中に再び蓄積されて圧力が上昇する。
【0019】非凝縮性ガス27をウェットウェルプレナ
ム32に継続的に戻すというこの動作により、格納容器
24、特にウェットウェルプレナム32の中の全体圧力
が比較的高くなる。更に、PCCS凝縮器54からウェ
ットウェルプレナム32内に非凝縮性ガス27が送られ
るたびに、ウェットウェルプール水30の最上層の漸増
加熱が行われる。そして、真空破壊弁42を通して少量
の蒸気が漏れてウェットウェルプレナム32に入ること
によっても、ウェットウェルプレナム32の圧力が上昇
し、これにより格納容器24内の圧力がゆっくり上昇す
る。
【0020】ウェットウェルプール28、ドライウェル
26、および格納容器24の中の圧力を制限するため
に、非凝縮性ガス27を蓄積するための充分な空間が確
保されるように、ウェットウェルプレナム32のサイズ
が予め決められる。しかし、LOCAの後にGDCSプ
ール44からその水46の全部ではないにしても殆どが
排流されるので、それにより生じた余分の空間は本発明
による圧力抑制系14で有利に利用して、ウェットウェ
ルプレナム32の他に、LOCAの後に非凝縮性ガス2
7を蓄積し得る空間を構成する。従来のGDCSプール
は最上部が開いているか、最上部にドライウェル26と
直接流れが通じているベントを含んでいるので、LOC
Aの際のGDCSプールの排流の後、GDCSプールの
空になった容積は単にドライウェル26の延長部を構成
し、ドライウェル26とほぼ同じ圧力のドライウェルガ
ス混合物で再び充たされる。本発明に従って、排流され
たGDCSプール44を有効に使用して圧力を抑制する
ために、GDCSプール44は図1に示すように密閉さ
れ、最上部72、底部74、外側の側壁76、および内
側の側壁78を有する。内側の側壁78は内向きにドラ
イウェル26に対向し、その下端78aでプール底部7
4に適当に封止接合され、その最上端78bでプール最
上部72に封止接合される。このようにして、密閉され
たGDCSプール44はドライウェル26から隔離さ
れ、更に後で説明するようにその中に非凝縮性ガス27
を捕集するように構成することができる。図1に示す実
施例では、複数の同じGDCSプール44が使用され、
希望に応じて2個、3個、又はそれ以上設けることがで
きる。
【0021】このようにGDCSプール44がドライウ
ェル26から隔離されているので、LOCAに続いてそ
の水46が排流された後、本発明に従ってGDCSプレ
ナム47の拡大された空間を使用して、格納容器24の
中に、ドライウェル26内の圧力を抑制するためにドラ
イウェル26からの非凝縮性ガス27を蓄積する付加的
な容積を設けることができる。図1はLOCAの前の、
最高液位まで充たされたGDCSプール44を示してい
る。また、図2は出口管路48の最低液位まで排流され
たGDCSプール44の一つを示す。図2に示す垂直高
さHは、満杯状態(破線で示す)と排液後の空の状態と
の間で、GDCSプール44内に生じる付加的な容積を
表す。
【0022】更に詳しく述べると圧力抑制系14には、
内側の側壁78の最上部を通る、開口として例示した一
つ以上のプレナム入口80も含まれている。プレナム入
口80のサイズは、LOCAの後にドライウェル26か
らGDCSプレナム47内に直接、蒸気20aおよび非
凝縮性ガス27を導入するように予め決められている。
また、凝縮器または熱交換器82として例示された手段
がプレナム47の内側に配置される。これにより、GD
CSプール44の排流の後にプレナム入口80を通って
導入された蒸気20aが凝縮され、蒸気20aおよび非
凝縮性ガス27の付加的な部分が引き込まれる。これに
より、入口80を通ってプレナム47に入る一方向の前
進流すなわち入力流が得られ、ドライウェル26からの
蒸気20aと一緒に運ばれる非凝縮性ガス27がプレナ
ム47の中に捕捉される。したがって、プレナム47の
中に非凝縮性ガス27が蓄積されることにより、ドライ
ウェル26の中の圧力が抑制される。
【0023】プレナム入口80を介してプレナム47に
入る蒸気20aは熱いので、蒸気20aを冷却するため
の凝縮器82を使うことにより、蒸気20aは凝縮す
る。これに伴い、圧力が部分的に減少するので、ドライ
ウェル26からプレナム47に蒸気/ガスの混合物が絶
えず引き込まれる。これにより、プレナム47の中に非
凝縮性ガスが蓄積され、凝縮蒸気がGDCSプール44
の底部に落下する。したがって、蒸気20aの凝縮によ
って生じる部分真空により蒸気20aがプレナム47に
引き込まれるにつれて、非凝縮性ガスの一部がドライウ
ェル26から除かれ、プレナム47の中に捕集される。
非凝縮性ガス27をドライウェル26に戻すためにすぐ
に利用できる出口経路が形成されないようにすることに
より、蒸気20aが入口80を通して導入される限り、
非凝縮性ガスはプレナム47の中に永久的に捕捉され
る。このようにして、ドライウェル26とウェットウェ
ルプレナム32の両方の中の圧力が低下すなわち抑制さ
れる。
【0024】実施例では、ウェットウェルプレナム32
の空間の容積は約3300立方メートルであり、からの
GDCSプレナム47の空間の容積は約1000立方メ
ートルである。GDCSプレナム47を使用して格納容
器24の中のウェットウェルプレナム32を増強するこ
とにより、非凝縮性ガス27を蓄積するために利用でき
る総空間は約30%だけ増加する。これに対応して、こ
の空間内の非凝縮性ガス27の圧力が約30%だけ減少
する。したがって、格納容器24はより低い圧力に対し
て設計することができる。これにより、コストが低減さ
れるか、または圧力余裕を大きくすることができて、動
作の安全性が改善される。
【0025】GDCSプール44およびプレナム47を
完全に密閉し、LOCAの後に重力でプール水46を圧
力容器16に排流することにより、その付加的な空間の
容積を使用して圧力を抑制することができる。プレナム
入口80により、LOCAの後にドライウェル26の中
に放出される蒸気20aを直接プレナム47に導入さ
せ、ドライウェル26から蒸気20aと一緒にプレナム
の中に運ばれる非凝縮性ガス27をプレナム47の中に
捕捉して蓄積することにより、ドライウェル26および
ウェットウェルプレナム32の中の圧力が抑制される。
プレナム47の中でドライウェル26から導入する蒸気
20aを凝縮することにより、ドライウェル26からそ
の中に蒸気20aおよび非凝縮性ガス27の付加的な部
分が引き込まれ、これによりプレナム47からプレナム
入口80を通って戻る非凝縮性ガス27の漏れが防止さ
れる。プレナム47の中で蒸気20aの適当な凝縮が行
われている間は、蒸気20aと非凝縮性ガス27の継続
的な流入が生じる。
【0026】プレナム入口80を除いて、GDCSプー
ル44またはプレナム47への流路は、プール44から
水46を最初に排流するために使用される出口管路48
だけである。プレナム47の中で非凝縮性ガス27を効
率的に捕捉するため、第2のU字形の水トラップまたは
ループ状水封じ84として例示した手段を設けることに
より、プレナム47から出口管路48を通る非凝縮性ガ
ス27の漏れを防止する。出口管路48は内側の側壁7
8を通ってプールの底部74に近接して配置され、水ト
ラップ84がこれに接合される。非凝縮性ガス27が漏
れないように有効なガスシールを構成するために、水ト
ラップ84は適当な垂直範囲を有する。一旦プール44
が排流されれば、水トラップ84を除く出口管路48は
それからの直接の出口流路を形成し、それ自体が破損し
た場合にドライウェル26へ戻る排出流路を構成する。
水トラップ84を設けたことにより、プール44を排流
したとき水トラップ84はプール44からの水で充たさ
れたままになり、これにより、それを介した非凝縮性ガ
ス27の漏れを防止するための有効なガスシールが得ら
れる。水トラップ84はGDCSプール44の外側に配
置することもできるが、図示するようにGDCSプール
44の内側に配置することが好ましい。
【0027】凝縮器82は任意の望ましい形状をとるこ
とができる。またプレナム47の中の蒸気20aを凝縮
するために凝縮器82を通る冷却流体を供給するため、
任意の適当な供給源を使用することができる。プレナム
47の中の蒸気20aを冷却するためにPCCS凝縮器
54からの比較的冷たい凝縮液を使用するように、凝縮
器82をドレン管路68に接合することが好ましい。こ
のようにして、凝縮器54の中の受動的に生成された凝
縮液はその出口管路62およびドレン管路68を通して
実質的に空になったGDCSプール44(図2参照)に
導入され、プールの中の蒸気20aをやはり受動的に凝
縮する。凝縮器82はLOCAの前は最初GDCSプー
ル44の中に沈められているが、LOCAの後のプール
44の排流の後はプレナム47の中の拡大された空間に
露出する。自然循環によってプレナム入口80を通して
導入される蒸気20aは凝縮器82を横切って流れ、そ
れにより冷却される。その凝縮液は重力によりプール底
部74に落下する。
【0028】図3には、拡大したGDCSプレナム47
の中の凝縮器82の実施例が示されている。この実施例
では、ドレン管路68の遠端のU字形水封じ70に、垂
直に伸びる立上り管86が含まれている。立上り管86
は、ドレン管路68からの凝縮液を上向きに凝縮器82
内に排出するパイプの形になっている。図3に示すよう
にPCCS凝縮器54(図1参照)からの凝縮液はプレ
ナム47の中で蒸気20aを凝縮するために使用される
ことが好ましいので、凝縮器82には複数の流れ拡散器
を含めることが好ましい。流れ拡散器は、たとえば立上
り管86と流れが通じるように配置された浅いトレイ8
8の形になっており、立上り管86から凝縮液を受けて
凝縮液を拡散することにより、凝縮のためにプレナム4
7に導入された蒸気20aとの接触表面積を大きくす
る。図3に示す実施例では凝縮器82は受動的であるの
で、数個のトレイ88を用いて凝縮を増強し、その中の
望ましくない熱的層形成を最小にすることが好ましい。
淀んだプールの最上部に熱湯を加えると、その中に最上
部が最も高温となり、底部が最も低温となる熱的層が形
成されることが従来知られている。熱的層形成は、必ず
プールの水の上表面に沿って流れる蒸気20aを凝縮す
る能力をさせるので望ましくない。
【0029】図3に示すようにトレイ群88は、その上
を流れる蒸気20aの凝縮に利用できる表面積を最大に
するために比較的浅い高さの水を入れるように短い側壁
を有する実質的に平らな板である。トレイ群88には、
立上り管86の最上部に配置された最上部トレイ88a
が含まれている。最上部トレイ88aは最初に立上り管
86から凝縮液を受けて、凝縮液で適当に充たされる。
次に、最上部トレイ88aからあふれた凝縮液は下方に
流れてトレイ群88の中の次の、より低いトレイに至
り、最後に最下部トレイ88bに流れる。最下部トレイ
88bについて図示されているように、凝縮液のあふれ
はトレイ群88の各トレイの外周からあふれることによ
り生じるが、本発明の実施例ではトレイ群88の各トレ
イの液の深さをより正確に制御するために転送管90が
それぞれ用いられる。図3に示す実施例では、最下部ト
レイ88bは転送管90が無く、孔があいていない。最
下部トレイ88bより上のトレイ群88の各トレイに
は、垂直に貫通して伸びるそれぞれ一つの転送管90が
含まれている。各管90は上部入口を有する。トレイ8
8の液の高さを制御するために、上部入口はトレイから
上方に所定の間隔だけ離されている。管90の入口はト
レイ88からのあふれ流体を受ける。このあふれ流体は
管90を通って下方に流れ、管90の下部出口から、そ
の下に配置されたトレイ群88の次の、より低いトレイ
に流れる。このようにして、まず最上部のトレイ88a
が立上り管86からの凝縮液を受け、最上部トレイ88
aからのあふれが次の、より低いトレイ88に落下し、
更に次の、より低いトレイ88に落下するというように
して、最後に重力で最下部トレイ88bに落下し、最下
部トレイ88bの側面からあふれて、残留プール水46
に加わる。
【0030】図3に示す実施例では、トレイ群88は立
上り管86に固定的に接合し、立上り管86により支持
することが好ましい。このように、ループ状水封じ70
は二つの目的のため使用される。すなわち第1には、ド
レン管路68を通る逆流を防止するための水トラップを
形成するためである。第2には、トレイ群88を支持す
るためである。トレイ群88を希望に応じて代わりの方
法で支持できることはもちろんである。
【0031】凝縮器82は垂直に散在するトレイ88の
形になっているが、本発明の代替実施例では、凝縮器8
2は灯心、網の目、つい立て、板、パイプアレー、棒ア
レー、みぞアレー、霧吹きノズル、霧吹きコーンのよう
な他の通常の形とすることができ、またプレナム47の
中で蒸気20aを凝縮するため表面積が最大になるよう
に立上り管86から受けた凝縮液を拡散するのに役立つ
他の構成とすることができる。
【0032】もちろん、LOCAの前の正規動作の間
は、GDCSプール44はその正規の高水位まで充たさ
れ、凝縮器82はその中に沈められる。必要なとき、L
OCAの後にGDCSプール44は圧力容器16に排流
することができる。これにより、凝縮器82が露出し、
プレナム47の空間容積が増大し、プレナム47の中に
は、本発明に従って、非凝縮性ガス27を受けて捕捉す
ることができる。排流後のGDCSプレナム47に非凝
縮性ガス27の一部を捕捉することにより、ウェットウ
ェルプレナム32内に蓄積される非凝縮性ガスは少なく
なり、その中の圧力が小さくなる。また、プレナム47
の中に非凝縮性ガス27を捕捉して、それのドライウェ
ル26への帰還を防止することにより、ドライウェル2
6内のピーク圧力も低下する。更に、PCCS凝縮器5
4を通して蒸気20aを導入するためにPCCSはドラ
イウェル26とウェットウェルプレナム32との間の圧
力差で動作するので、ウェットウェルに対するドライウ
ェルの圧力に固有の限界が設けられ、ウェットウェルプ
レナム32の圧力の低下に対応してドライウェル26の
圧力が低下する。
【0033】本発明の好ましい実施例と考えられるもの
を説明してきたが、ここに開示した内容から熟練した当
業者には本発明の他の変形は明らかなはずである。した
がって、本発明の趣旨と範囲内に入るこのようなすべて
の変形を包含するように特許請求の範囲を記述してあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による圧力抑制系をそなえた
原子炉建屋の概略立断面図である。
【図2】図1の原子炉建屋の一部の拡大図であり、格納
容器内のウェットウェルプールより上に配置され、本発
明による蒸気凝縮器を含むGDCSプールを示す拡大図
である。
【図3】本発明の一実施例による蒸気凝縮器を示す、図
2のGDCSプールの拡大図である。
【符号の説明】
14 圧力抑制系 16 圧力容器 18 炉心 24 格納容器 26 ドライウェル 27 非凝縮性ガス 28 ウェットウェルプール 32 ウェットウェルプレナム 34 ベント 44 GDCSプール 47 GDCSプレナム 48 出口管路 50 弁 52 PCCSプール 54 PCCS凝縮器 68 凝縮液ドレン管路 70 ループ状水封じ 74 GDCSプール底部 80 プレナム入口 82 凝縮器 84 水トラップ 86 立上り管 88 トレイ群 88a 最上部トレイ 88b 最下部トレイ 90 転送管

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力抑制系(14)に於いて、 炉水の中に沈められて上記炉水を加熱して蒸気を発生す
    るための炉心(18)を収容した原子炉圧力容器(1
    6)、 上記圧力容器(16)から外側に間隔を置いて配置され
    た格納容器(24)であって、非凝縮性ガス(27)の
    入っているドライウェル(26)を形成する格納容器
    (24)、 上記格納容器(24)の中に配置され、部分的に水で充
    たされてその上にウェットウェルプレナム(32)が形
    成される密閉されたウェットウェルプール(28)であ
    って、冷却材喪失事故(LOCA)の後に上記ドライウ
    ェル(26)に放出される蒸気を上記非凝縮性ガス(2
    7)と共に上記ドライウェル(26)から上記ウェット
    ウェルプール(28)に通すために、上記ドライウェル
    (26)と流れが通じるように配置されたドライウェル
    ・ウェットウェル間ベント(34)を有するウェットウ
    ェルプール(28)、 上記炉心(18)および上記ウェットウェルプール(2
    8)より上の高さで上記格納容器(24)内に配置さ
    れ、部分的に水で充たされてその上に重力駆動冷却系
    (GDCS)プレナム(47)が形成される密閉された
    重力駆動冷却系(GDCS)プール(44)、 上記LOCAの後に重力により上記GDCSプールの水
    を上記圧力容器(16)内に選択的に排流するための排
    流手段(48、50)、 上記LOCAの後に上記ドライウェル(26)からの上
    記蒸気および非凝縮性ガスを直接、上記GDCSプレナ
    ム(47)に導入するための入口(80)、および上記
    GDCSプール(44)の排流後に上記入口(80)を
    通って導入される上記蒸気を凝縮するために上記GDC
    Sプレナム(47)の内側に配置された凝縮手段(8
    2)であって、上記蒸気を凝縮することにより上記入口
    (80)を介して上記蒸気および非凝縮性ガスの付加的
    な部分を引き込んで上記GDCSプレナム(47)に入
    る一方向の前進流を形成し、上記ドライウェル(26)
    から上記蒸気と共に運ばれる上記非凝縮性ガスを上記G
    DCSプレナム内に捕捉して蓄積することにより上記ド
    ライウェル(26)の中の圧力を抑制する凝縮手段(8
    2)を含むことを特徴とする圧力抑制系(14)。
  2. 【請求項2】 上記排流手段(48、50)を介した前
    記GDCSプレナム(47)からの上記非凝縮性ガスの
    漏れを防止するための漏れ防止手段(84)が更に設け
    られている請求項1記載の圧力抑制系。
  3. 【請求項3】 上記GDCSプール(44)より上の高
    さで上記格納容器(24)より上に配置された隔離プー
    ル(52)であって、その中の隔離水の中に凝縮器(5
    4)が沈められて、上記蒸気および非凝縮性ガスを受け
    るため上記ドライウェル(26)と流れが通じるように
    配置されている隔離プール(52)、および上記凝縮器
    (54)と上記凝縮手段(82)との間に流れが通じる
    ように配置されたドレン管路(68)であって、上記蒸
    気を上記凝縮器(54)の中で凝縮することによって形
    成される凝縮液を上記凝縮手段(82)に導入すること
    により、上記入口(80)を通して上記GDCSプレナ
    ム(47)に導入された上記蒸気を凝縮させるためのド
    レン管路(68)を更に含んでいる請求項2記載の圧力
    抑制系。
  4. 【請求項4】 上記ドレン管路(68)が最初排流の前
    に上記GDCSプール(44)に沈められたU字形の水
    封じ(70)を含み、上記水封じ(70)が、上記GD
    CSプレナム(47)に導入される上記蒸気を凝縮する
    ための上記凝縮手段(82)に上記ドレン管路(68)
    からの上記凝縮液を排出する細長い立上り管(86)を
    有している請求項3記載の圧力抑制系。
  5. 【請求項5】 上記排流手段が上記GDCSプール(4
    4)の底部(74)に近接して配置された出口管路(4
    8)を含み、上記漏れ防止手段が、上記出口管路(4
    8)を介した上記GDCSプレナム(47)からの非凝
    縮性ガスの漏れを防止するために上記GDCSプール
    (44)の中の上記出口管路(48)の端に配置された
    U字形の水トラップ(84)を含んでいる請求項4記載
    の圧力抑制系。
  6. 【請求項6】 上記GDCSプレナム(47)の内側の
    上記凝縮手段(82)が、上記立上り管(86)と流れ
    が通じるように配置された複数の流れ拡散器(88)を
    含み、上記流れ拡散器は上記立上り管から上記凝縮液を
    受けて上記凝縮液を拡散することにより、凝縮のために
    上記GDCSプレナム(47)に導入される上記蒸気と
    の接触表面積を大きくする機能を有する請求項5記載の
    圧力抑制系。
  7. 【請求項7】 上記流れ拡散器が、垂直に間隔を置いて
    配置された複数のトレイ(88)を含み、上記トレイ群
    (88)の最上部トレイ(88a)が最初に上記立上り
    管(86)から上記凝縮液を受け、上記最上部トレイ
    (88a)から上記凝縮液を下方に上記トレイ群(8
    8)の中の次の、より低いトレイに流し、最後に上記ト
    レイ群(88)の最下部トレイ(88b)に流すように
    構成されている請求項6記載の圧力抑制系。
  8. 【請求項8】 上記最下部トレイ(88b)より上の上
    記トレイ群(88)の各トレイには垂直に貫通して伸び
    る転送管(90)が含まれ、各管(90)は上記トレイ
    からのあふれ流体を受けるため上記トレイから上方に所
    定の間隔だけ離された上部入口、および上記管(90)
    を通ってその下に配置された上記トレイ群(88)のよ
    り低いトレイに上記あふれ流体を流す出口を有している
    請求項7記載の圧力抑制系。
  9. 【請求項9】 上記トレイ群(88)が上記立上り管
    (86)に固定的に接合され、上記立上り管(86)に
    よって支持される請求項8記載の圧力抑制系。
  10. 【請求項10】 圧力容器(16)とその外側に間隔を
    置いて配置された格納容器(24)との間にドライウェ
    ル(26)が形成され、上記圧力容器(16)に原子炉
    炉心(18)が含まれ、上記格納容器(24)が、上側
    にプレナム(32)のある密閉されたウェットウェルプ
    ール(28)、および上記ウェットウェルプール(2
    8)より上に配置された、上側にプレナム(47)があ
    る密閉された重力駆動冷却系(GDCS)プール(4
    4)を含んでいるような格納容器(24)の中の圧力を
    抑制するための方法に於いて、 冷却材喪失事故(LOCA)の後に上記GDCSプール
    の水を重力で上記圧力容器(16)に排流するステッ
    プ、 上記LOCAの後に上記ドライウェル(26)内に放出
    された蒸気を、上記ドライウェル(26)の中に入って
    いた非凝縮性ガスと共に直接上記GDCSプレナム(4
    7)に導入するステップ、および上記ドライウェル(2
    6)から上記蒸気とともに運び込まれた上記非凝縮性ガ
    スを上記GDCSプレナム(47)の中に捕捉して蓄積
    することにより、上記ドライウェル(26)内の圧力を
    抑制するステップを含むことを特徴とする圧力抑制方
    法。
  11. 【請求項11】 上記ドライウェル(26)から導入さ
    れた上記蒸気を上記GDCSプレナム(47)の中で凝
    縮することにより上記蒸気および上記非凝縮性ガスの付
    加的な部分を上記ドライウェル(26)から引き込み、
    これにより上記GDCSプレナム(47)からの上記非
    凝縮性ガスの漏れを防止するステップを含む請求項10
    記載の圧力抑制方法。
  12. 【請求項12】 上記格納容器(24)より上の隔離プ
    ール(52)に受動格納容器冷却系(PCCS)凝縮器
    (54)が配置され、上記PCCS凝縮器(54)は、
    上記蒸気および非凝縮性ガスを受けるため上記ドライウ
    ェル(26)と流れが通じていると共に、上記非凝縮性
    ガスを排出するため上記ウェットウェルプール(28)
    と流れが通じていて、更に上記PCCS凝縮器(54)
    の中で上記蒸気を冷却することにより形成された凝縮液
    を排流するため上記GDCSプール(44)と流れが通
    じており、上記方法が、上記PCCS凝縮器(54)か
    らの上記凝縮液を使用することにより、上記ドライウェ
    ル(26)から直接、上記GDCSプレナム(47)に
    導入された上記蒸気を凝縮するステップも含んでいる請
    求項11記載の圧力抑制方法。
JP6092780A 1993-05-03 1994-05-02 圧力抑制系 Withdrawn JPH0798397A (ja)

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US08/055,997 US5353318A (en) 1993-05-03 1993-05-03 Pressure suppression system
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