JPH079762Y2 - 計量異状警報装置付穀類自動計量機 - Google Patents

計量異状警報装置付穀類自動計量機

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JPH079762Y2
JPH079762Y2 JP1989047401U JP4740189U JPH079762Y2 JP H079762 Y2 JPH079762 Y2 JP H079762Y2 JP 1989047401 U JP1989047401 U JP 1989047401U JP 4740189 U JP4740189 U JP 4740189U JP H079762 Y2 JPH079762 Y2 JP H079762Y2
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shutter
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JP1989047401U
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Inventor
秋人 武田
哲夫 唐岩
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セイレイ工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、貯溜タンク下部の供給口をシャッタにより全
開・一部開・全閉にして穀類を自動的に計量し袋詰めす
る穀類自動計量機に関するものである。
(ロ) 従来の技術 上記のように、貯溜タンク下部の供給口をシャッタによ
り全開・一部開・全閉にして穀類を自動的に計量し袋詰
めする穀類自動計量機は、従来、例えば、特開昭59-174
486号公報によって周知であり、また、このような穀類
自動計量機で袋詰めされたものの重量に過不足を生じた
場合に警報を発するようにすることも実開昭63-37516号
公報により公開されている。
ところで、このような穀類の自動計量においては、シャ
ッタの全閉直後に作業者が不用意にそのシャッタを開く
などの誤った操作をした場合、或は計量秤上に載置した
袋が傾いて倒れようとするのを修正したり、袋詰め中の
穀類をすくいとって選別状態を確かめる場合において計
量秤に触れたとき、計量機を設置した床面が平らでなく
振動して計量機が誤作動を起こした場合等には、シャッ
タが全閉したときその袋詰めされた重量が袋詰め設定重
量の範囲内でない場合があり、このため作業者は計量秤
から袋を降ろす際に確認する必要が生じ煩わしいのであ
る。
また、計量する穀類(材料)が米麦のように種類の異な
るものや、粒形の大小、乾燥度合いの相違によって供給
口から落下流量に変化が生じ袋詰めされた量の正確性を
期すのに難点がある。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は、このような従来のものの作業時における煩わ
しさから開放され安心して作業が行なえるものにすると
ともに、計量する穀類(材料)の種類、粒形の大小、乾
燥度合いの相違による落下流量の変化に対応できるもの
にして計量精度をよくすることができる穀類自動計量機
を提供せんがため考案に至ったものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記のような穀類自動計量機を提供
せんがため、貯溜タンク下部の供給口部に設けたシャッ
タと、該貯溜タンクの下部側に取着せる支持体に上端部
を枢着した係合部材から成り、該係合部材を設定重量の
計量により関連作動する往復動部材に連結して係合部材
と前記シャッタとの係合離脱により前記供給口を全開・
一部開・全閉に切換えて貯溜タンク内の穀類を袋詰めす
る穀類自動計量機において、一部開による小出し時の供
給口の開口面積を広狭調節可能にし、かつ、前記全閉時
の袋詰め重量が袋詰め設定重量の範囲内であると正常音
を発し、そうでない場合は異状音を発する構成にしたの
である。
(ホ) 作用 このように構成したので、シャッタを全開に操作する
と、そのシャッタに係合部材が係合して全開状態を保持
し貯溜タンク内の穀粒は供給口から落下し袋内に供給さ
れ、袋内の穀類が設定重量近くに達すると、往復動部材
は往動してその係合を解きシャッタから離脱するからシ
ャッタはその重みによって下動するが、そのとき係合部
材は復動して下動するシャッタに係合し供給口を一部開
の状態に保持するようになって、少量ずつ供給口から小
出しして落下させ、袋内に設定重量のものが袋詰めされ
ると往復動部材は往動してシャッタから離脱するように
なり、シャッタは供給口を全閉にする。
このように供給口はシャッタによって全開・一部開・全
閉になって貯溜タンク内のものを順次袋詰めするのであ
るが、計量する穀類(材料)の相違によって供給口から
落下流量が変化する。即ち、落下流量が大に変化すると
袋詰めされた量が「過」となるから、その場合は一部開
による供給口の開口面積を狭く調節して計量精度をよく
し、逆の場合は開口面積を広く調節して計量能率を上げ
るようにする。そして、シャッタが全閉したときその袋
詰めされた重量が袋詰め設定重量と比較してその範囲内
であると正常であるという音を発するようになり、過不
足が生じると異状であるという音を発して作業者に袋詰
めされたものが正常であるか否かを知らせるのである。
(ヘ) 実施例 以下、本考案を実施例図によって具体的に説明する。こ
の例図に示す穀類自動計量機は、第2図に示すように米
選機(S)に一体的に付設されて選別後の良玄米を貯溜
タンク(1)に一旦貯えたものを順次袋詰めするもので
ある。
すなわち、籾摺機から矢印(イ)のように投入される玄
米は米選機(S)の機体内に内装された回転選別胴によ
って選別されて小米は出口(7)から取出され、この小
米の除去されたあとの良玄米が貯溜タンク(1)に貯え
られながらシャッタ(3)の全開・一部開・全閉によっ
て計量秤(8)上に載置する袋に袋詰め設定重量(G)
ずつ袋詰めされるようになっている。なお(9)はオー
バーフロー樋である。
そこで、第3図〜第5図によってシャッタ(3)による
供給口(2)の全開・一部開・全閉について記載する
と、貯溜タンク(1)の下部には供給口(2)が開口
し、シャッタ(3)は扇形の両支持板(10)の間に断面
円弧状の曲面をもつ底面(11)を有し、その両支持板
(10)の上端部が貯溜タンク(1)下部側の一方側に突
設する突出体(12)に軸支されたハンドル(13)と一体
となって上端部を軸にし供給口(2)の下側を移動して
供給口(2)を開閉し、前記底面(11)には放射状に3
つのアームを突出しその各アームの先端部を屈曲して保
持部(14)(15)(16)を形成した調節具(T)の中心
部(O)を回動可能に軸支し、この各保持部(14)(1
5)(16)と調節具(T)の中心部(O)との寸法
(x)(y)(z)をそれぞれ異にしてある。
(4)は前記貯溜タンク(1)の下部側の他方側に取着
した支持体で、この支持体(4)にはソレノイド(17)
が内蔵され、その往復動部材(6)はソレノイド(17)
に通電されたときバネ(18)に抗して往動し、通電され
ないときはバネ(18)力により復動する構成にしてあ
る。
前記の支持体(4)には係合部材(5)の上端部が枢着
され、その係合部材(5)の一部は前記往復動部材
(6)に連結されるとともに、シャッタ(3)側の中程
部と下端部に係合部(19)(20)が形設されて前記の往
復動部材(6)が復動したときシャッタ(3)側の調節
具(T)に係合部(19)または(20)を係合し、往動に
よりその係合を解いて離脱するようになっている。
そして、中間部の係合部(19)に調節具(T)が係合す
るとシャッタ(3)は供給口(2)を全開の状態に保持
し、下端部の係合部(20)に調節具(T)が係合すると
きは一部開の状態に保持され、調節具(T)の各係合部
(19)(20)からの離脱により全閉の状態になるのであ
る。
また、前記の調節具(T)を回動して3つのうちの保持
部(14)を選択しこの保持部(14)に係合部材(5)の
各係合部(19)(20)を係合させるようにすると供給口
(2)の一部開による小出し時の開口面積(a)はシャ
ッタ(3)の閉側との間隔(C)が大きくなって開口面
積(a)が広くなり、保持部(16)を係合させるように
するとその開口面積(a)は狭く調節され、また保持部
(15)を係合させると開口面積(a)は中間のものにな
るように調節可能になっている。
これによって、ハンドル(13)を押し下げシャッタ
(3)を上動させながらバネ(18)に抗して調節具
(T)を中程部の係合部(18)に係合させるとシャッタ
(3)は仮想線(ロ)から落下し計量秤(8)上に載置
された袋内に供給され、袋内の良玄米が袋詰め設定重量
(G)近くに達すると、ソレノイド(17)に瞬間的に通
電され往復動部材(6)は(ハ)の如く往動してその係
合を解いたのちバネ(18)力により(ニ)のように復動
する。そのときシャッタ(3)はその重みによって下動
し復動する係合部材(5)下端部の係合部(20)に調節
具(T)が係合して第1図の実線で示すようにシャッタ
(3)は供給口(2)を一部開の状態に保持し小出しす
るようになり少量ずつ落下させるのである。
そして計量秤(8)が袋詰め設定重量(G)のものを計
量するとソレノイド(17)に通電されて往復動部材
(6)は往動し係合部材(5)を仮想線(ホ)のように
して調節具(T)から係合部(20)を離脱させシャッタ
(3)は仮想線(ヘ)のようになって供給口(2)を全
閉にするのである。
この場合、供給口(2)を一部開にして小出しするとき
にその供給口(2)の開口面積(a)の広狭調節は、調
節具(T)を回動して保持部(14)に係合部(20)を係
合させるようにすると間隔(C)は大きくなって開口面
積(a)は広くなり、保持部(16)を係合させると間隔
(C)は小になって開口面積(a)が狭くなり、また保
持部(15)の係合はその中間の開口面積(a)になるよ
うになって調節される。
この小出し時の供給口(2)の開口面積(a)の広狭調
節は、計量する穀類(材料)の供給口(2)からの落下
流量を勘案して調節し計量精度をよくするのである。
このようにして、シャッタ(3)が全開・一部開・そし
て全閉し計量によって順次袋詰めされるのであるが、こ
のとき、穀類自動計量機は第1図のフローチャートに示
す如く、シャッタ(3)全閉後制御ボックスに電気的に
接続された計量秤(8)で計量された袋詰め重量(g)
は、その制御ボックスに入力された袋詰め設定重量
(G)と比較演算されて袋詰め設定重量(G)の範囲内
であると制御ボックスに接続された正常音を発するブザ
ーから正常である旨が発せられるようになり、前記の比
較演算によって過不足があるときは別の異状音を発する
ブザーから異状である旨が発せられて作業者にそのこと
を知らせるのである。
(ト) 考案の効果 本考案は、以上詳述したように、貯溜タンク下部の供給
口部に設けたシャッタと、該貯溜タンクの下部側に取着
せる支持体に上端部を枢着した係合部材から成り、該係
合部材を設定重量の計量により関連作動する往復動部材
に連結して係合部材と前記シャッタとの係合離脱により
前記供給口を全開・一部開・全閉に切換えて貯溜タンク
内の穀類を袋詰めする穀類自動計量機において、一部開
による小出し時の供給口の開口面積を広狭調節可能にし
たから、計量する穀類(材料)の種類、粒形の大小、乾
燥度合いの相違による供給口からの落下流量の変化に対
応できるものになり、穀類(材料)の条件相違に基づく
流量変化を所定量に緒性可能になって計量精度をよく
し、また、全閉時の袋詰め重量が袋詰め設定重量の範囲
内であると正常音を発し、そうでない場合は異状音を発
する構成にしたので、袋詰めされたものが正常であるか
否かを知らせるようになるから、シャッタの全閉直後に
作業者が不用意にそのシャッタを開くなどの誤った操作
をした場合や、計量秤上に載置した袋が傾いて倒れよう
とするのを修正したりしたとき、また、袋詰め中の穀類
をすくいとって選別状態を確かめる場合において計量秤
に触れたときや、計量機を設置した床面が平らでなく振
動して計量機が誤作動を起した場合等に、その袋詰めさ
れた重量が袋詰め設定重量の範囲内でない場合があっ
て、従来、袋詰めされたものが疑わしい場合にそれを別
途計算して確認する必要があったが、その煩わしさから
開放され安心して能率よく作業が行えるようになったの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、そ
の、第1図は本案要部をフローチャートで示し、第2図
は自動計量機を籾摺機に付設した概略の全体斜視図、第
3図はシャッタ部の側面図、第4図は調節具の抽出図、
第5図は供給口部の横断平面視図である。 1……貯溜タンク、2……供給口 3……シャッタ、4……支持体 5……係合部材、6……往復動部材 G……袋詰め設定重量、g……袋詰め重量 a……開口面積

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯溜タンク(1)下部の供給口(2)部に
    設けたシャッタ(3)と、該貯溜タンク(1)の下部側
    に取着せる支持体(4)に上端部を枢着した係合部材
    (5)から成り、該係合部材(5)を設定重量の計量に
    より関連作動する往復動部材(6)に連結して係合部材
    (5)と前記シャッタ(3)との係合離脱により前記供
    給口(2)を全開・一部開・全閉に切換えて貯溜タンク
    (1)内の穀類を袋詰めする穀類自動計量機において、
    一部開による小出し時の供給口(2)の開口面積(a)
    を広狭調節可能にし、かつ、前記全閉時の袋詰め重量
    (g)が袋詰め設定重量(G)の範囲内であると正常音
    を発し、そうでない場合は異状音を発する構成にしてあ
    ることを特徴とする計量異状警報装置付穀類自動計量
    機。
JP1989047401U 1989-04-21 1989-04-21 計量異状警報装置付穀類自動計量機 Expired - Lifetime JPH079762Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59174486A (ja) * 1983-03-14 1984-10-02 株式会社 サタケ シヤツタ閉鎖装置
JPS6193032A (ja) * 1984-10-12 1986-05-12 株式会社クボタ 袋詰検査方法
JPS6337516U (ja) * 1986-08-25 1988-03-10
JPS63107901U (ja) * 1986-12-27 1988-07-12

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