JPH0796828A - 自動変速機搭載車のリターダ制御装置 - Google Patents

自動変速機搭載車のリターダ制御装置

Info

Publication number
JPH0796828A
JPH0796828A JP26414693A JP26414693A JPH0796828A JP H0796828 A JPH0796828 A JP H0796828A JP 26414693 A JP26414693 A JP 26414693A JP 26414693 A JP26414693 A JP 26414693A JP H0796828 A JPH0796828 A JP H0796828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retarder
temperature
automatic transmission
hydraulic oil
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26414693A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahide Koishi
尚英 小石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Corp filed Critical JATCO Corp
Priority to JP26414693A priority Critical patent/JPH0796828A/ja
Publication of JPH0796828A publication Critical patent/JPH0796828A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リターダ装置作動の際にも自動変速機の作動
油の温度を適正範囲に安定に保持する。 【構成】 リターダオイルクーラ22の冷却水がエンジ
ン冷却を兼ねてラジエータ20で放熱され、自動変速機
3の作動油冷却器21がラジエータ内に設置されてい
る。 自動変速機を制御する変速制御ユニット43は、
油温センサ15で検出する作動油の温度に応じて高温の
ときにはリターダ装置7の制動力を低くし、荷重センサ
40で検出する積載量に応じて軽いほど制動力を高くす
るように、リターダ駆動装置16へリターダ制御指令を
出力する。これにより、リターダ装置作動中も自動変速
機の作動油温度が適正範囲に安定して保持され、また積
載量の変動による作動油の温度変化も防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機を搭載した
車両におけるリターダ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば大型車両などでは、長距離
走行におけるドライバーの疲労軽減快適性向上のため自
動変速機搭載が普及しているが、あわせて走行速度にお
ける高性能化や高速道路など走行環境の変化に伴ない、
車両構造的にもブレーキにかかる負担が大きくなってい
るため、その対策としてエンジンブレーキや排気ブレー
キなどとは別に、所定の補助制動作用を及ぼすようにし
たリターダ装置が用いられている。
【0003】従来、図6に示すように、リターダスイッ
チ17により作動されるリターダ装置7には、そのオイ
ルを冷却するリターダオイルクーラ22が付設されてお
り、このリターダオイルクーラ22を流れる冷却水はエ
ンジン冷却を兼ねている。すなわち、冷却水はラジエー
タ20から管路31によりエンジン1内を通り、管路3
2を経てリターダオイルクーラに至り、それから管路3
3によりラジエータ20に戻って循環されるようになっ
ている。こうしてリターダ装置7の作動によるそのオイ
ルの熱は冷却水に運ばれてラジエータ20で放熱され
る。また、自動変速機3の作動油も冷却を必要とし、そ
の作動油冷却器21がラジエータ20内に設けられ、上
記冷却水と熱交換するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、リターダ装置
7におけるオイルの発熱は制動エネルギーの変換された
ものであるから、リターダ装置7による制動力が大きい
ほど上記冷却水の温度は上昇する。そのため、従来のリ
ターダ装置では、ラジエータ20へ運ばれる熱量も増大
し、ラジエータ部の作動油冷却器21で放熱する自動変
速機3の作動油の温度も上昇することになり、自動変速
機の高効率運転の適正温度が安定に保持されないという
問題がある。したがって本発明は、上記従来の問題点に
鑑み、リターダ装置作動の際にも自動変速機の作動油の
温度が適正範囲に安定に保持される自動変速機搭載車の
リターダ制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に記載
の本発明は、リターダ装置の冷却水の放熱を行なうラジ
エータに、自動変速機の作動油の冷却器を付設した自動
変速機搭載車において、前記作動油の温度を検出する温
度検出手段と、リターダ装置を、温度検出手段で検出さ
れた作動油温度に応じて作動油温度が高いほどその制動
力を低減させるように制御するリターダ制御手段とを有
するものとした。また、請求項2に記載の発明は、さら
に車両の積載量を検出する荷重検出手段を備え、リター
ダ制御手段が温度検出手段で検出された作動油温度に応
じてその作動油温度が高いほど、さらに荷重検出手段で
検出された積載量が大きいほど、その制動力を低減させ
るようにリターダ装置を制御するものとした。
【0006】
【作用】請求項1のものでは、温度検出手段が自動変速
機の作動油の温度を検出し、リターダ制御手段がその作
動油温度に応じてリターダ装置の制動力を変化させる。
すなわち、作動油温度が高いほどその制動力を低減さ
せ、これにより制動力を低くすることによって発熱量が
減り、したがって自動変速機の作動油もラジエータ部で
十分に冷却されて、適正温度に安定して保持される。ま
た、請求項2のものでは、さらに荷重検出手段で検出さ
れた積載量に応じてリターダ制御手段が積載量の重いほ
どリターダ装置の制動力を変化させる。これにより積載
量にかかわらず自動変速機作動油が適正温度に保持され
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す。 トルクコン
バータ2を介して自動変速機3がエンジン1と接続され
ており、自動変速機3の出力がプロペラシャフト4で駆
動車軸5のデファレンシャルギア6に伝達されるように
なっている。自動変速機3は、その変速機構部11と、
変速制御ユニット13からの制御指令を受けて変速機構
部11を駆動する油圧制御装置12を備えている。そし
て油圧制御装置12はセレクトレバー8に連結され、そ
のセレクトされたポジションと変速制御ユニット13か
らの制御指令に基づいて所要の変速段を実現する。 と
くに図示しないが、油圧制御装置12においては、マニ
ュアルバルブを備え、このマニュアルバルブがマニュア
ルプレートを介して上記のセレクトレバー8と連結され
ている。
【0008】また、プロペラシャフト4と車体側との間
には、流体式のリターダ装置7が付設され、リターダ駆
動装置16により作動されてプロペラシャフト4に対す
る制動力を生じるようになっている。変速制御ユニット
13は、図示省略したセンサ群からのエンジンスロット
ル開度や車速信号などに基づいて、内部に備えるマイク
ロコンピュータで演算処理を行ない、油圧制御装置12
へ変速段切り換えのための前記制御指令を送る。
【0009】変速制御ユニット13はさらに、リターダ
スイッチ17がオンされているとき、リターダ駆動装置
16にリターダ制御指令を送り、リターダ装置7を制御
作動させる。リターダ駆動装置16は、上記リターダ制
御指令にしたがって、リターダ装置7をスリップ制御し
プロペラシャフト4に制動力を付与する。図2は、リタ
ーダ装置7により付与される制動力を示し、その制御に
より複数段階、例えば最も低い第1レベルから最も高い
第5レベルまで異なる制動力が得られる。
【0010】リターダ装置にはそのオイルを冷却するリ
ターダオイルクーラが付設されている。このリターダオ
イルクーラを流れる冷却水は従来と同じくエンジン冷却
を兼ねており、ラジエータ20から管路31によりエン
ジン内を通り、管路32を経てリターダオイルクーラに
至り、それから管路33によりラジエータ20に戻って
循環されるようになっている。また、自動変速機の作動
油を冷却するため、作動油冷却器21がラジエータ20
内に設けられ、自動変速機3と配管35、36により接
続されている。そして自動変速機3にはその作動油の温
度を検出する油温センサ15が付設され、検出信号が変
速制御ユニット13へ入力されている。
【0011】変速制御ユニット13は、作動油の温度に
前述したリターダ装置の各制動力レベルを対応させた、
図3に示すようなマップを内部メモリに備えている。こ
のマップでは、作動油の温度が高いときには制動力の低
いレベル、温度が低いときには制動力の高いレベルを対
応させてある。そして、リターダスイッチ17がオンさ
れている間、油温センサ15により検出された自動変速
機の作動油の温度に応じた制動力を発揮させるように、
リターダ駆動装置16にリターダ制御指令を出力する。
【0012】実施例は以上のように構成されているか
ら、走行中にリターダスイッチ17をオンさせると通常
のリターダ機能が発揮され、例えば長坂路での有効な補
助制動力が得られる。そしてリターダ装置の作動による
そのオイルの熱はリターダオイルクーラを通る冷却水に
運ばれてラジエータ20で放熱される。ここで、リター
ダ装置のため上記冷却水の温度が上昇すると、前述のよ
うにラジエータ20部の作動油冷却器21で放熱する自
動変速機作動油の温度も上昇するので、変速制御ユニッ
ト13では内部メモリのマップに基づいてレベル2〜1
が選択されてリターダ駆動装置16にリターダ制御指令
が送出され、リターダ装置は低い制動力を付与するよう
に作動される。リターダ装置のオイルの熱は制動エネル
ギーの変換されたものであるから、制動力を低くするこ
とによって発熱量が減り、したがって自動変速機作動油
もラジエータ20部で十分に冷却される。
【0013】また、油温センサ15で検出された作動油
の温度が低いときには、変速制御ユニット13ではレベ
ル4〜5など高いレベルが選択されて、リターダ装置は
高い制動力を付与するように作動される。これにより、
自動変速機の作動油は適正温度に安定して保持され、高
効率に運転される。
【0014】次に図4には、第2の実施例を示す。ここ
では、あらたに車両の積載量を検出する荷重センサ40
が設けられ、油温センサ15からの信号とともに、この
荷重センサ40の検出信号が変速制御ユニット43に入
力されるようになっている。変速制御ユニット43は、
図5に示すような、作動油の温度とともに積載量に対応
させた制動力レベルを示すマップを内部メモリに備えて
いる。このマップでは、作動油の温度が高いときには制
動力の低いレベル、温度が低いときには制動力の高いレ
ベルを対応させてあるとともに、積載量が軽いほど制動
力レベルが高く、重いほど制動力レベルが低くなるよう
に設定されている。その他の構成は、前実施例と同様で
ある。
【0015】この実施例は以上のように構成されている
から、変速制御ユニット43では荷重センサ40からの
検出信号に基づいて、積載量が軽いときは内部メモリの
マップから例えばレベル4〜5が選択されてリターダ駆
動装置16にリターダ制御指令が送出され、リターダ装
置は高い制動力を付与するように作動される。また、荷
重センサ40で検出した積載量が重いときには、変速制
御ユニット43ではレベル2〜1など低いレベルが選択
されて、リターダ装置は低い制動力を付与するように作
動される。すなわち、一般に積載量が多いときにはリタ
ーダ装置での発熱量も大きくなり冷却水温度も上昇しや
すく、自動変速機の作動油が高温となってしまうが、こ
れに対して、本実施例では積載量に見合ってその発熱を
抑さえる方向に制動力が制御されるから、自動変速機の
作動油は適正温度に安定して保持される。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、ラジエータに自
動変速機の作動油の作動油冷却器を付設した自動変速機
搭載車において、作動油の温度に応じてその作動油温度
が高いほどリターダ装置の制動力を低減させるようにし
たから、制動力を低くすることによって発熱量が減り、
作動油もラジエータ部で十分に冷却される。これによ
り、自動変速機はその作動油が適正温度に安定して保持
され、高効率に運転されるという効果を有する。また、
リターダ装置の制動力をさらに車両の積載量に応じてそ
の積載量が大きいほど低減させるようにした場合には、
積載量の変動による自動変速機作動油の温度変化も防止
されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】実施例におけるリターダ装置により付与される
制動力を示す図である。
【図3】作動油の温度と制動力レベルの関係を示すマッ
プ図である。
【図4】第2の実施例を示す図である。
【図5】作動油の温度および積載量と制動力レベルの関
係を示すマップ図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 自動変速機 4 プロペラシャフト 5 駆動車軸 6 デファレンシャルギア 7 リターダ装置 8 セレクトレバー 11 変速機構部 12 油圧制御装置 13 変速制御ユニット(制御手段) 15 油温センサ 16 リターダ駆動装置 17 リターダスイッチ 20 ラジエータ 21 作動油冷却器 22 リターダオイルクーラ 31、32、33 管路 35、36 配管 40 荷重センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターダ装置の冷却水の放熱を行なうラ
    ジエータに、自動変速機の作動油の冷却器を付設した自
    動変速機搭載車において、前記作動油の温度を検出する
    温度検出手段と、前記リターダ装置を、前記温度検出手
    段で検出された作動油温度に応じて該作動油温度が高い
    ほどその制動力を低減させるように制御するリターダ制
    御手段とを有することを特徴とする自動変速機搭載車の
    リターダ制御装置。
  2. 【請求項2】 リターダ装置の冷却水の放熱を行なうラ
    ジエータに、自動変速機の作動油の冷却器を付設した自
    動変速機搭載車において、前記作動油の温度を検出する
    温度検出手段と、車両の積載量を検出する荷重検出手段
    と、前記リターダ装置を、前記温度検出手段で検出され
    た作動油温度に応じて該作動油温度が高いほど、さらに
    前記荷重検出手段で検出された積載量が大きいほど、そ
    の制動力を低減させるように制御するリターダ制御手段
    とを有することを特徴とする自動変速機搭載車のリター
    ダ制御装置。
JP26414693A 1993-09-28 1993-09-28 自動変速機搭載車のリターダ制御装置 Withdrawn JPH0796828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26414693A JPH0796828A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 自動変速機搭載車のリターダ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26414693A JPH0796828A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 自動変速機搭載車のリターダ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0796828A true JPH0796828A (ja) 1995-04-11

Family

ID=17399104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26414693A Withdrawn JPH0796828A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 自動変速機搭載車のリターダ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0796828A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042551A1 (fr) * 1997-03-26 1998-10-01 Komatsu Ltd. Regulateur automatique de ralentisseur
EP1662178A3 (de) * 2004-11-26 2008-07-02 Zf Friedrichshafen Ag Kühlkreislauf bei Getrieben mit integriertem Retarder und getrenntem Ölhaushalt für Getriebe und Retarder
CN102407836A (zh) * 2011-10-12 2012-04-11 王福贵 载重车刹车冷却水自动控制装置
JP2020199828A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 日野自動車株式会社 制動制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042551A1 (fr) * 1997-03-26 1998-10-01 Komatsu Ltd. Regulateur automatique de ralentisseur
EP1662178A3 (de) * 2004-11-26 2008-07-02 Zf Friedrichshafen Ag Kühlkreislauf bei Getrieben mit integriertem Retarder und getrenntem Ölhaushalt für Getriebe und Retarder
CN102407836A (zh) * 2011-10-12 2012-04-11 王福贵 载重车刹车冷却水自动控制装置
JP2020199828A (ja) * 2019-06-07 2020-12-17 日野自動車株式会社 制動制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101541601B (zh) 车辆的冷却用风扇的控制装置
KR950005758B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 변속 제어장치
US7029413B2 (en) Neutral control for vehicular automatic transmission
US7641589B2 (en) Motor vehicle equipped with a service brake and with a parking brake
US4579208A (en) Automatic transmission for automotive vehicles
US7972238B2 (en) Working vehicle
US6723023B2 (en) Vehicle auxiliary braking system
US20060155452A1 (en) Method for operating a drive train of a motor vehicle
JPH0796828A (ja) 自動変速機搭載車のリターダ制御装置
JPH11278065A (ja) 車両の冷却装置
US6986554B2 (en) Power dissipation management system
JP4157087B2 (ja) 無段変速機搭載車の暖房性能補償装置
JPH0587236A (ja) 車両のクリープ制御装置
JPS62286847A (ja) 車両用無段変速機の制御方法
SE502152C2 (sv) Förfarande och anordning för retarderstyrd påverkan av växlingspunkter i växlingssystem för mekaniska stegväxellådor i motorfordon
JP2008045659A (ja) 油圧制御装置
JP2788766B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH06228986A (ja) 作業車両の冷房装置
JP2002070995A (ja) 変速機用流体の制御装置
US6159128A (en) Automatic transmission control system
KR0174190B1 (ko) 자동 변속기용 유압 흐름 컨트롤 장치
JP2833400B2 (ja) 自動変速機の作動液過熱防止装置
JP2684692B2 (ja) 直結クラッチの制御装置
JPS5980561A (ja) ロツクアツプクラツチ付トルクコンバ−タ装着車両のロツクアツプ制御装置
JPH10157580A (ja) クレーン車の油圧リターダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128