JPH0796722B2 - 増毛法および増毛用具 - Google Patents

増毛法および増毛用具

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JPH0796722B2
JPH0796722B2 JP8178091A JP8178091A JPH0796722B2 JP H0796722 B2 JPH0796722 B2 JP H0796722B2 JP 8178091 A JP8178091 A JP 8178091A JP 8178091 A JP8178091 A JP 8178091A JP H0796722 B2 JPH0796722 B2 JP H0796722B2
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敏文 中西
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ヘアドクター株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、増毛法および当該増毛
法に使用する増毛用具に関するものであり、特に増毛用
毛髪を自毛に結び付けることにより増毛していく方法、
およびその際に用いる増毛用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な増毛法としては、表面に植毛を
施したかつらを装着する方法や頭皮に接着剤などを用い
て直接植毛する方法があるが、これらは脱毛がかなり進
行した場合に使用されることが多く、脱毛の初期段階は
あまり利用されない。これは、かつらを装着するための
自毛挾持部材によって自毛が引っ張られて毛根を傷める
ことになり、また接着剤により地肌を傷めて黒点が残っ
たり、頭皮における皮膚呼吸が妨げられて脱毛が進行す
ることなどのためである。
【0003】そして、この初期段階では、自毛は細く,
短いものになっていくが毛髪本数の減少はまだ少なく、
この残っている自毛を利用して増毛すること、すなわち
この自毛に増毛用毛髪を結び付けて増毛することが行な
われている。
【0004】例えば、特開平2−264007号公報において
は、一本の自毛の毛根部付近に二つ折りした増毛用毛髪
を輪結びにより結び付け、かつこの結び付けた部分を接
着剤で固定して増毛する方法が開示されており、この方
法によれば一本の自毛に複数本の増毛用毛髪を接続する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−264007号公報に記載の方法においては、増毛用毛髪
を自毛に結び付けてからこの結び付けた部分に接着剤を
塗布して両者を固定しているため、その作業に手間がか
かり、また時間が経てば接着剤の劣化や地肌からの油分
による固定力の低下や,洗髪やブラッシングによる摩擦
や引っ張りなどによって増毛用毛髪が自毛から外れてし
まうといった問題点を有していた。
【0006】そこで、本発明では、地肌に近い部分に結
び目を設けた自毛の、当該結び目と地肌との間に増毛用
毛髪を結び付けて、当該増毛用毛髪が前記結び目より先
に移動しないようにして、接着剤などの固着用の部材を
用いることなしに、長期にわたって増毛用毛髪が自毛か
ら外れないようにした増毛法、およびこの増毛法に使用
する増毛用具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、地肌に近い部
分に結び目を設けた自毛の、当該結び目と地肌との間に
増毛用毛髪を結び付けて、当該増毛用毛髪が前記結び目
より先に移動しないようにした増毛法であり、前記増毛
用毛髪を自毛へ結び付ける際には、例えば先ず当該増毛
用毛髪を外周面に結び付けた筒状部材に自毛を通し、次
に当該増毛用毛髪を当該筒状部材から外して自毛を取り
囲む状態にし、次にこの結び目のループを小さくすると
いった方法を用いている。
【0008】また、この増毛法を行なうときの手間を軽
くするため、内部に自毛を通すことができる筒状部材の
外周面に、増毛用毛髪を当該筒状部材の長手方向に移動
可能な状態で結び付けた増毛用具を用いている。
【0009】
【作用】このように、増毛用毛髪を外周面に結び付けた
筒状部材に自毛を通した状態で、所定数の増毛用毛髪を
筒状部材を外した後で、この結び目のループを小さくす
る、すなわち増毛用毛髪の端部を引っ張ることにより
(増毛用毛髪を)自毛に結び付けようにしているため、
誰にでも簡単に行なうことができる。
【0010】そして、いったん自毛に結び付けられた増
毛用毛髪は(接着剤などで固定されていないので)洗髪
やブラッシングになどで移動することもあるが、この移
動は自毛自身に形成した結び目のところで確実に規制さ
れ、増毛用毛髪が自毛から外れることはない。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を、図1ないし図5を参照し
て説明する。図1ないし図5において、1は、頭皮の地
肌である。2は、地肌1から伸びた自毛であり、地肌1
から長さLの位置に結び目2aを形成している。このL
の長さは3mmから5mmにしている。3は、増毛用毛髪で
あり、人工毛を使用している。4は、増毛用具であり、
貫通孔4bを有する筒状部材4aで形成され、その外周
面には複数の増毛用毛髪3が所定の結び目で結び付られ
ている。また、それぞれの増毛用毛髪3は、ずらすこと
により増毛用具4の長手方向に移動可能となっている。
【0012】ここで、本発明の基本的な増毛法を、図
2,図3を用いて説明する。すなわち、 1本または複数本の増毛用毛髪3を二つに折って折曲
部3aを形成する。 双方の端部3bを折曲部3a内に通して第1の輪3c
を形成する。 双方の端部3bを第1の輪3c内に通して第2の輪3
dを形成する。 第2の輪3d内に自毛2を通していき、この第2の輪
3dがを地肌1と結び目2aとの間になるようにする。 増毛用毛髪3の端部を引っ張る。 といった順番で増毛用毛髪3を自毛2に結び付けてい
る。
【0013】このとき、第1の輪3cがあるため第2の
輪3dが弛むことはなく、また増毛用毛髪3を引けば引
くほど第1の輪3cがより強く締まり、第2の輪3dと
自毛2とのの結び付きも一段と強くなる。
【0014】そして、第2の輪3dの上方への移動は、
自毛2の結び目2aによって規制され、外観上は一本の
自毛2の地肌1の部分から複数本の毛髪が生えているの
と同様の状態となる。また、図示した結び付け方法に代
えて各種の方法を使用するようにしてもよく、必要に応
じて一本の自毛2に複数の増毛用毛髪3を結び付けるよ
うにしてもよい。
【0015】次に、増毛用具4を用いた増毛法を、図
4,図5を用いて説明する。すなわち、 ′筒状部材4aの外周面に、増毛用毛髪3それぞれの
第2の輪3dを結び付ける。 ′筒状部材4aの貫通孔4bに自毛2を入れる。 ′増毛用毛髪3を筒状部材4aから外して、第2の輪
3d内に自毛2を通した状態にする。 ′増毛用毛髪3を引っ張る。 といった順番で、筒状部材4aの増毛用毛髪3を自毛2
に結び付けている。
【0016】なお、筒状部材4aに増毛用毛髪3を結び
付ける作業は、前記の方法(図2,図3参照)で形成し
た第2の輪3d内に筒状部材4aを通してから増毛用毛
髪3を引っ張ることにより完了し、少しの練習により15
秒で一つの割合で行うことができる。
【0017】また、増毛用毛髪3を人工の毛に代えて人
毛を使用することができるが、人毛は水分を多く含んで
いるため結び付けた部分が弛みやすく、かつ強度が一般
的に人工毛より低いので、耐久性を考慮する点で人工毛
を用いることが望ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、増毛用毛髪を自毛に結び付け
るとともに、自毛に形成した結び目により増毛用毛髪が
自毛から抜けるのを規制するようにしているので、接着
剤を使用せずに簡単な作業で増毛できるとともに、接着
剤による地肌への影響を考慮する必要がなく、また、接
着剤の劣化等により増毛用毛髪が自毛から滑り抜けると
いった問題がなく、長期間増毛した状態を維持すること
ができる。
【0019】さらに、本発明の増毛用用具を使用するこ
とにより、増毛用毛髪の結び目の部分を自毛に対して、
より容易かつ迅速に通すことができ、作業時間の短縮を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の増毛法を施した状態を説明する正面図
である。
【図2】第1の輪を形成した状態の増毛用毛髪を示す斜
視図である。
【図3】第2の輪を形成した状態の増毛用毛髪を示す斜
視図である。
【図4】本発明の増毛用用具を用いた増毛法において、
自毛を筒状部材に入れた状態を示す斜視図である。
【図5】図4の状態から増毛用毛髪を筒状部材から外し
た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・・地肌 2 ・・・自毛 2a ・・・結び目 3 ・・・増毛用毛髪 3a ・・・折曲部 3b ・・・端部 3c ・・・第1の輪 3d ・・・第2の輪 4 ・・・増毛用具 4a ・・・筒状部材 4b ・・・貫通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地肌に近い部分に結び目を設けた自毛
    の、当該結び目と地肌との間に増毛用毛髪を結び付け
    て、当該増毛用毛髪が前記結び目より先に移動しないよ
    うにしたことを特徴とする増毛法。
  2. 【請求項2】 前記増毛用毛髪の自毛への結び付けを、
    先ず当該増毛用毛髪を外周面に結び付けた筒状部材に自
    毛を通し、次に当該増毛用毛髪を当該筒状部材から外し
    て自毛を取り囲む状態にし、次にこの結び目のループを
    小さくすることにより行なうようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の増毛法。
  3. 【請求項3】 前記増毛用毛髪を結び付ける際の結び目
    を、二つ折りした増毛用毛髪の折曲部にその端部を通
    し、このときに生じる輪の中に再び当該端部を通すこと
    により形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    増毛法。
  4. 【請求項4】 内部に自毛を通すことができる筒状部材
    の外周面に、増毛用毛髪を当該筒状部材の長手方向に移
    動可能な状態で結び付けたことを特徴とする増毛用具。
  5. 【請求項5】 前記増毛用毛髪を結び付ける際の結び目
    として、二つ折りした増毛用毛髪の折曲部にその端部を
    通したときに生じる第1の輪の中に再び当該端部を通す
    ことにより形成した第2の輪を用いることを特徴とする
    請求項4記載の増毛用具。
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